【鈴鹿】奥の畑から雨乞いへ

山行記、山の思い出、限定
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Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

【鈴鹿】奥の畑から雨乞いへ

投稿記事 by Kasaya »

【 日 付 】11年11月25日
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】独り
【 天 候 】快晴
【 ルート 】朝明7:00---7:46根の平峠---8:22コクイ谷出合い---9:16杉峠---9:52奥の畑入り口---11:30清水の頭---12:15雨乞岳
      ---13:07七人山---13:42コクイ谷出合い---鈴鹿の上高地---15:04根の平峠---15:50朝明

今日は長丁場だ。早く出発したかったが、朝が暗いとついぐずぐずして朝明に着いたのは7時ちょっと前だった。既に車が6、7台駐車
している。皆さん出足が速いなあ。駐車料金を払いながら管理人さんと天気について会話する。どの山も上は白いがさすがに
朝明ではまだ雪は降っていないらしい。早朝から人が多いですねえというと、ここは標高が高くて登りやすいから皆さん来るんですよ。
370-80mありますからと仰る。あれ?ここはもっと高いはず。地図を見せて450mある旨伝える。お客さんから標高を時々聞かれる
らしいが随分といい加減に答えていたんだなあ。

 また新しい車が来て管理人さんはそちらに行ったので、自分はそそくさと出発。朝明付近はモミジがきれい。ということは上はもう
紅葉は終わったか。急ぎ足で行くと堰堤のところで休んでいる人が目に入る。見たことのある人。東雲さんだ。声をかけてヤブコギの
kasayaですと答えると合点された様子。紅葉は終わっちゃいましたねえ。朝明は駐車料金がいるのであまり来ないんですよとのこと。
500円をどう見るか。人によりけりだが、自分も無料ならもっと気軽に来るのになあと思う。

 先が長いので会話もそこそこにしてお先に出発。根の平峠まで約45分。まずまずの調子だ。ちょっと速過ぎるかも知れない。小腹が
空いてきたので行動食を食べようと思ってザックを開けるが、あれ?無い!忘れてきたようだ。ガーン。まあ昼飯はあるし予備で
一口羊羹を3個持っている。多少お腹が空いても何とかなるだろうとそのまま進むことにする。タケ谷と上水晶谷の分岐に来るが妙な
ことに気づく。分岐を示す物が何も無い。赤テープも無ければ標識も無い。以前はベタベタト赤テープがたくさんついていたことも
あったがすべてなくなっている。これでは初めて来る人は上水晶への分岐がまったく分からない。おそらく分岐が見つからぬまま
神埼川に出てしまうのではなかろうか。最近整備をしている朝明観光協会の人はどうしてここに看板を置かないのだろう。
念仏ハゲは雪で真っ白
念仏ハゲは雪で真っ白
 訝しくはあるが、左折して杉峠を目指す。コクイ谷出合いで渡渉して登っていくと途中から雨乞い方面が見えてくる。念仏ハゲに雪が
積もって真っ白だ。頂上もうっすらと白い。笹に雪が乗っかっているようだ。もう少しで杉峠というところで上から登山者が降りてきた。
えらい早い時間なのでびっくり。武平峠を6時30分ごろ出たという。そうするとこの時間にはもうここに来られるようだ。コクイ谷経由で
武平峠に戻るという。別れ際、雨乞いは笹で濡れるのでカッパが必要ですよとアドバイスをくれる。まだここから雨乞いに行くわけでは
ないがその気遣いにお礼を述べる。その後杉峠に着くと同じく雨乞いから降りてきた人に出会う。やはりこの人もカッパを着ている。
ホント結構濡れそうだ。話をするとこの人も武平から来たという。スカイラインが開通して武平峠から雨乞いを狙う人が増えたようだ。
自分もそうすればもう少し楽ができたかな?そんな発想はついぞ浮かばなかったが。
薄っすらと雪化粧
薄っすらと雪化粧
 杉峠から奥の畑の分岐までは大分下る。午前中のこの時間にこの道を下るのはいささか違和感がある。登る人ばかりなのだ。
何となくバツの悪さを感じつつ、奥の畑に入ってホッとする。久方ぶりの奥の畑。誰もいない空間。時々ネットでも紹介があるようだが
まだここで誰かに会ったという記憶は無い。谷の入り口からは想像のつかないような広々とした場所がある空間。殆どが樹木に
覆われているが、一部草原のようになっているところがある。テント泊にはもってこいのところかなあ。時刻は若干早いが、行動食も
無いことなのでここで昼食とする。冬の定番メニューの味噌煮込みを食す。ところで食事のためにザックを探っていたらないと思って
いたが、行動食が雨蓋から出てきた。すぐに取り出せるようにこちらにパッキングしていたのだ。こういうことを忘れる自分がちょっと
怖い。ただ急に食料が増えて余裕ができた。
奥の畑の空き地
奥の畑の空き地
 食事の後はユルユルと進む。ここまで大分早足で着たので時間的には大分ゆとりが出てきた。谷が大きく左折するところを過ぎて
さらにいくと小谷が右から合流してくる。清水の頭へ続くと思われる谷。ここを伝って歩いていくと予定通りの場所に飛び出した。
振り返ると奥の畑は木の葉を落とした樹木の下にあり、その広がりは全くうかがい知れない。隠された場所だなあ。そして稜線に目を
やれば澄んだ空気の中で雨乞いへ続く笹尾根がしっかりと見えている。鎌ヶ岳も美しい。うーん。今日はいい天気。そして下から
見えた白いものはもう無い。溶けちゃったんだろうなあ。

 しかし稜線を少し北側に回りこむと溶けたはずの雪が笹に一杯着いていて冷たい。カッパのズボンははいているが手袋はすぐに
グチョグチョ。しょうがないねえ。南雨乞いから北へ向かうが道を外したのか、やけに笹の抵抗が大きい。何度もここを通っているが
笹藪で苦労した覚えが無く、今日の笹薮は元気だ。強引に登っていくと正規ルートを外して左から回り込む形で頂上着。ヤレヤレだ。

 頂上には多くの人。そしてそこから見える東雨乞いも人が多い。快晴の今日は人が多いなあ。見ているとまだどんどん登ってくる。
やっぱり武平からの人が多そう。笹薮の道を東雨乞いまで行くと展望が実に良い。しばらく景色を堪能してまた東に向かう。ここも
笹薮がいやらしいが武平ヘの分岐を過ぎて七人山へ向かうととたんに笹が消える。この極端な植生の変化は何だろう。いきなり
二次林となる。不思議だねえ。しかしこの二次林のほうが好きだな。そしてすぐにピークと思って登り始めると右足に痛み。
急に足が攣った。今まで急いで登ってきたツケが来たようだ。こんな時は秘薬を飲むとすぐに収まるから不思議。そして七人山へ。
誰もいない頂上。木の幹に七人山と大きく書かれているだけの山。そして東には平らな地形が広がりブナが点在する。
うーんいいところだ。オフ会の場所にできそう。こういうところっていいなあ。
7人山のブナ林
7人山のブナ林
 そしてここまで来たらやっぱり古武士のブナは見ておこう。前回見たときにGPSに位置を覚え込ませたので探索は楽。すぐに見つ
かった。裏面がえぐられているこの木だがまだしっかり立っている。そしてこの後は今下ってきた尾根をそのまま下る。緩やかで下り
良い尾根。いい感じだなあと思っていたらすぐに谷に出てしまった。

 コクイ谷の出合い間で歩くと、まだ日が差している場所があるのでそこでティータイムとする。後15分もしたらここも日陰に
なりそうだ。よく歩いてきたなあ。でも意外に早かったなあ。コーヒーを飲める時間が合ってよかったなどと思う。

そして帰ろうか思ったが意外に時間が早いので鈴鹿の上高地へちょっと寄り道。しかしちょっとした丘を登ろうとしたら今度は左足が
攣る。あかんなあ。殆ど限界か?情けないねえ。又秘薬を飲む。そのうち効き目がなくなるぞと思いつつ。神埼川に出ると意外に
水深がある。水の少ない時期と思ったが淵ができている。自然は又変わっていくのだろうか。
鈴鹿の上高地に合ったテント(別荘みたい?)
鈴鹿の上高地に合ったテント(別荘みたい?)
日暮れの早いこの時期に長丁場の計画を予定通り遂行できて、まずまずだったかなと思いつつ帰路に着いた。

Kasaya
最後に編集したユーザー Kasaya [ 2011年11月30日(水) 08:18 ], 累計 1 回
たそがれ
記事: 64
登録日時: 2011年5月15日(日) 22:59

Re: 【鈴鹿】奥の畑から雨乞いへ

投稿記事 by たそがれ »

傘屋さん こんにちは
26日(土)天気がよくなったあの日は、ここでしたか。
ヤブオフの前日、初めて甲津畑から千種街道、奧の畑、清水の頭に入ったのでなんとか地名がわかります。


[quote="Kasaya"]【 日 付 】11年11月25日
【 山 域 】鈴鹿
【メンバー】独り
【 天 候 】快晴
【 ルート 】朝明7:00---7:46根の平峠---8:22コクイ谷出合い---9:16杉峠---9:52奥の畑入り口---11:30清水の頭---12:15雨乞岳
      ---13:07七人山---13:42コクイ谷出合い---鈴鹿の上高地---15:04根の平峠---15:50朝明

今日は長丁場だ。

近江鈴鹿ではなく、三重県から近江に攻め入り戻ってくる、という本当に長い歩き計画ですね。

紅葉は終わったか。急ぎ足で行くと堰堤のところで休んでいる人が目に入る。見たことのある人。東雲さんだ。声をかけてヤブコギの
kasayaですと答えると合点された様子。紅葉は終わっちゃいましたねえ。朝明は駐車料金がいるのであまり来ないんですよとのこと。
500円をどう見るか。人によりけりだが、自分も無料ならもっと気軽に来るのになあと思う。

ヤブコギの重鎮とは傘屋さんだったんですね、納得です。
駐車料金の500円で、自分だと、おいしい朝食・昼食分をコンビニで購入しますね。


 先が長いので会話もそこそこにしてお先に出発。根の平峠まで約45分。まずまずの調子だ。ちょっと速過ぎるかも知れない。小腹が
空いてきたので行動食を食べようと思ってザックを開けるが、あれ?無い!忘れてきたようだ。ガーン。まあ昼飯はあるし予備で
一口羊羹を3個持っている。

これはハイペースですね、意気込みの現れとも言えますが、これはあとでじわじわと足にきます。
行動食も昼食も豪華ですね。なんてみっともない突っ込みをいれますが・・・。
この前、宮妻峡ラウンドをした時、昼食の購入を忘れて、バナナ・みかん・一口羊羹だけで済ませました。
水さえあれば、6時間半歩いてもなんとかなるものだということがわかりました。アホですが。


タケ谷と上水晶谷の分岐に来るが妙な
ことに気づく。分岐を示す物が何も無い。赤テープも無ければ標識も無い。以前はベタベタト赤テープがたくさんついていたことも
あったがすべてなくなっている。これでは初めて来る人は上水晶への分岐がまったく分からない。おそらく分岐が見つからぬまま
神埼川に出てしまうのではなかろうか。最近整備をしている朝明観光協会の人はどうしてここに看板を置かないのだろう。

必要もないものはベタベタ、肝心なところにあるべきものがない。
文句だけ言ってはいけませんが、ここの分岐はキーポイントだし、神崎川まで行くとそれこそ道迷いを誘発します。


スカイラインが開通して武平峠から雨乞いを狙う人が増えたようだ。
自分もそうすればもう少し楽ができたかな?そんな発想はついぞ浮かばなかった。

それでいいですがな、傘屋さん。楽をするよりも貴重な汗を、です。
武平峠起点では、登山とはいいません。言い過ぎました。
 

杉峠から奥の畑の分岐までは大分下る。午前中のこの時間にこの道を下るのはいささか違和感がある。登る人ばかりなのだ。

ここは、朝早くから下っているという優越感を感じてもらわないと。
または、峠でビバークした帰りだぞ、とか。


奥の畑に入ってホッとする。久方ぶりの奥の畑。誰もいない空間。時々ネットでも紹介があるようだが
まだここで誰かに会ったという記憶は無い。谷の入り口からは想像のつかないような広々とした空間。殆どが樹木に覆われているが、
一部草原のようになっているところがある。テント泊にはもってこいのところかなあ。

この記述に同意します。こんなレポがようやくわかるようになりました。
でも、昔はもっともっと雰囲気があったらしいですね。畑も少し荒れたような感じを受けました。


こういうことを忘れる自分がちょっと怖い。

確実に立派に齢を重ねている、ということで。

谷が大きく左折するところを過ぎて
さらにいくと谷が右から合流してくる。清水の頭へ続くと思われる谷。ここを伝って歩いていくと予定通りの場所に飛び出した。

あれあれ、この前の会話と少し違うような。これだと、奧の畑峠にきちんと上がった感じでは。
自分はあのシオジの巨木を見て喜び、それから少し歩いて清水の頭の北尾根を無理矢理登ってしまった。


振り返ると奥の畑は木の葉を落とした樹木の下にあり、その広がりは全くうかがい知れない。隠された場所だなあ。そして稜線に目を
やれば澄んだ空気の中で雨乞いへ続く笹尾根がしっかりと見えている。鎌ヶ岳も美しい。うーん。今日はいい天気。そして下から
見えた白いものはもう無い。溶けちゃったんだろうなあ。

あの稜線は本当に素晴らしいですね。 

しかし稜線を少し北側に回りこむと溶けたはずの雪が笹に一杯着いていて冷たい。カッパのズボンははいているが手袋はすぐに
グチョグチョ。しょうがないねえ。南雨乞いから北へ向かうが道を外したのか、やけに笹の抵抗が大きい。何度もここを通っているが
笹藪で苦労した覚えが無く、今日の笹薮は元気だ。強引に登っていくと正規ルートを外して左から回り込む形で頂上着。ヤレヤレだ。

南雨乞から本峰へはやっぱり少しやっかいな笹藪こぎでした。今年からですか。

 頂上には多くの人。そしてそこから見える東雨乞いも人が多い。快晴の今日は人が多いなあ。見ているとまだどんどん登ってくる。
やっぱり武平からの人が多そう。笹薮の道を東雨乞いまで行くと展望が実に良い。しばらく景色を堪能してまた東に向かう。

奥まった所で山が大きいからか、雨乞岳は人気がありますね。いつも人が一杯です。

急に足が攣った。今まで急いで登ってきたツケが来たようだ。こんな時の秘薬を飲むとすぐに収まるから不思議。

ほらほら、でもこれだけ歩くとやっぱりとも思えます。秘薬がいいのかはともかく。

うーんいいところだ。オフ会の場所にできそう。こういうところっていいなあ。

ほう、こんなひとことや推薦が、通さんを動かしたりして。 

コクイ谷の出合い間で歩くと、まだ日が差している場所があるのでそこでティータイムとする。後15分もしたらここも日陰に
なりそうだ。よく歩いてきたなあ。でも意外に早かったなあ。コーヒーを飲める時間が合ってよかったなどと思う。

ここで終わってほしかったな、傘屋レポとしては。
余韻を残して。


日暮れの早いこの時期に長丁場の計画を予定通り遂行できて、まずまずだったかなと思いつつ帰路に着いた。

お疲れさまでした。またどこかで。
               たそがれ
pana
記事: 190
登録日時: 2011年3月07日(月) 19:16

Re: 【鈴鹿】奥の畑から雨乞いへ

投稿記事 by pana »

kasayaさんこんにわ。@お昼休み中です。
タイトルを見て思わずレスしちゃいました。私の好きなコースやん!!
【 ルート 】朝明7:00---7:46根の平峠---8:22コクイ谷出合い---9:16杉峠---9:52奥の畑入り口---11:30清水の頭---12:15雨乞岳
      ---13:07七人山---13:42コクイ谷出合い---鈴鹿の上高地---15:04根の平峠---15:50朝明
私はいつも滋賀県側からです、kasayaさんのようなロングコースは無理
朝明は駐車料金がいるのであまり来ないんですよとのこと。
500円をどう見るか。人によりけりだが、自分も無料ならもっと気軽に来るのになあと思う。
私も昔は朝明からばっかりでしたが、滋賀県側からのほうが好きです。
観光化されてないからなのかな・・・少し近いかな、我が家から。

  
左折して杉峠を目指す。コクイ谷出合いで渡渉して登っていくと途中から雨乞い方面が見えてくる。念仏ハゲに雪が
積もって真っ白だ。頂上もうっすらと白い。笹に雪が乗っかっているようだ。
念仏ハゲ、ハリマオさんの大滑走のところですね。
スカイラインが開通して武平峠から雨乞いを狙う人が増えたようだ。
自分もそうすればもう少し楽ができたかな?そんな発想はついぞ浮かばなかったが。
週末の峠は車で溢れ返っていたようです。
何となくバツの悪さを感じつつ、奥の畑に入ってホッとする。久方ぶりの奥の畑。誰もいない空間。時々ネットでも紹介があるようだが
まだここで誰かに会ったという記憶は無い。谷の入り口からは想像のつかないような広々とした場所がある空間。殆どが樹木に
覆われているが、一部草原のようになっているところがある。テント泊にはもってこいのところかなあ。
私、ここは鈴鹿で一番好きな場所です。
真冬の雪原もすてきですよ。
秋のテントも奥の畑の主の木の近くで張りました。そのときはマイタケが取れましたよ。鈴鹿ではじめてのマイタケでした(^^)
時刻は若干早いが、行動食も無いことなのでここで昼食とする。冬の定番メニューの味噌煮込みを食す。ところで食事のためにザックを探っていたらないと思って
いたが、行動食が雨蓋から出てきた。すぐに取り出せるようにこちらにパッキングしていたのだ。こういうことを忘れる自分がちょっと
怖い。ただ急に食料が増えて余裕ができた 
名古屋は味噌煮込みなんですね~
食べたいなぁ~♪
食料も多めに確保で嬉しいですね。
食事の後はユルユルと進む。ここまで大分早足で着たので時間的には大分ゆとりが出てきた。谷が大きく左折するところを過ぎて
さらにいくと小谷が右から合流してくる。清水の頭へ続くと思われる谷。ここを伝って歩いていくと予定通りの場所に飛び出した。
谷から離れると大きな窯跡がありませんでしたか~
私いつもここで休憩します。
急登に備えて、エネルギー補給です。
振り返ると奥の畑は木の葉を落とした樹木の下にあり、その広がりは全くうかがい知れない。隠された場所だなあ。そして稜線に目を
やれば澄んだ空気の中で雨乞いへ続く笹尾根がしっかりと見えている。鎌ヶ岳も美しい。うーん。今日はいい天気。
急登はしんどいけど、最高でしょう~♪
眼に浮かびます。
私このコース大好き~♪♪

 
頂分岐を過ぎて七人山へ向かうととたんに笹が消える。この極端な植生の変化は何だろう。いきなり
二次林となる。不思議だねえ。しかしこの二次林のほうが好きだな。そしてすぐにピークと思って登り始めると右足に痛み。
急に足が攣った。今まで急いで登ってきたツケが来たようだ。こんな時は秘薬を飲むとすぐに収まるから不思議。そして七人山へ。
誰もいない頂上。木の幹に七人山と大きく書かれているだけの山。そして東には平らな地形が広がりブナが点在する。
ここはテント泊もいいですよ~
大好きな場所です。

 
コクイ谷の出合い間で歩くと、まだ日が差している場所があるのでそこでティータイムとする。
至福のひとときですね~
ぜいたくやなぁ~♪
日暮れの早いこの時期に長丁場の計画を予定通り遂行できて、まずまずだったかなと思いつつ帰路に着いた。
すてきな山旅のレポありがとうございました。
読んでいてとても楽しかったです♪ 
                    by pana
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 【鈴鹿】奥の畑から雨乞いへ

投稿記事 by 宮指路 »

Kasayaさん、こんばんは

 先が長いので会話もそこそこにしてお先に出発。根の平峠まで約45分。まずまずの調子だ。ちょっと速過ぎるかも知れない。小腹が空いてきたので行動食を食べようと思ってザックを開けるが、あれ?無い!忘れてきたようだ。ガーン。
出かける時に慌てると何かを忘れますね。行動食くらいならそんなにショックではないでしょう。ある人はビールを忘れて愕然としたり、私なんかはラーメンの用意をしておいて肝心のラーメンを忘れて愕然としました。

念仏ハゲに雪が積もって真っ白だ。頂上もうっすらと白い。笹に雪が乗っかっているようだ。

もう鈴鹿の山も冬の装いですね

別れ際、雨乞いは笹で濡れるのでカッパが必要ですよとアドバイスをくれる。まだここから雨乞いに行くわけではないがその気遣いにお礼を述べる。その後杉峠に着くと同じく雨乞いから降りてきた人に出会う。やはりこの人もカッパを着ている。
ホント結構濡れそうだ。

笹に雪が付くと難儀ですね

杉峠から奥の畑の分岐までは大分下る。午前中のこの時間にこの道を下るのはいささか違和感がある。登る人ばかりなのだ。

奥の畑から入るなら甲津畑から登った方が早いでしょうね

何となくバツの悪さを感じつつ、奥の畑に入ってホッとする。久方ぶりの奥の畑。誰もいない空間。時々ネットでも紹介があるようだがまだここで誰かに会ったという記憶は無い。谷の入り口からは想像のつかないような広々とした場所がある空間。殆どが樹木に
覆われているが、一部草原のようになっているところがある。テント泊にはもってこいのところかなあ。

広々としていい場所ですね。

 食事の後はユルユルと進む。ここまで大分早足で着たので時間的には大分ゆとりが出てきた。谷が大きく左折するところを過ぎてさらにいくと小谷が右から合流してくる。清水の頭へ続くと思われる谷。ここを伝って歩いていくと予定通りの場所に飛び出した。

テープとか標識はないんですよね

 しかし稜線を少し北側に回りこむと溶けたはずの雪が笹に一杯着いていて冷たい。カッパのズボンははいているが手袋はすぐにグチョグチョ。しょうがないねえ。南雨乞いから北へ向かうが道を外したのか、やけに笹の抵抗が大きい。

少々油断しましたね。こういう時はゴム手袋があれば便利ですね

 頂上には多くの人。そしてそこから見える東雨乞いも人が多い。快晴の今日は人が多いなあ。見ているとまだどんどん登ってくる。
やっぱり武平からの人が多そう。

スカイラインが開通したのでここぞというばかりに人が多そうですね

笹薮がいやらしいが武平ヘの分岐を過ぎて七人山へ向かうととたんに笹が消える。この極端な植生の変化は何だろう。いきなり二次林となる。不思議だねえ。

地質が違うのか? 笹が元気なのは森が元気な証拠とも言いますね


しかしこの二次林のほうが好きだな。そしてすぐにピークと思って登り始めると右足に痛み。
急に足が攣った。今まで急いで登ってきたツケが来たようだ。こんな時は秘薬を飲むとすぐに収まるから不思議。


私はいまだに山で足が攣ったことがないんですよ

そして七人山へ。
誰もいない頂上。木の幹に七人山と大きく書かれているだけの山。そして東には平らな地形が広がりブナが点在する。
うーんいいところだ。オフ会の場所にできそう。こういうところっていいなあ。

昔、ここで緑水さん達とニフティのオフ会をやったことがあります


 コクイ谷の出合い間で歩くと、まだ日が差している場所があるのでそこでティータイムとする。後15分もしたらここも日陰になりそうだ。
コクイ谷で14時前なら余裕ですね


                                  宮指路
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】奥の畑から雨乞いへ

投稿記事 by Kasaya »

たそがれさん こんばんは

ヤブオフの前日、初めて甲津畑から千種街道、奧の畑、清水の頭に入ったのでなんとか地名がわかります。
確か奥の畑へは行かれたのですよね。

近江鈴鹿ではなく、三重県から近江に攻め入り戻ってくる、という本当に長い歩き計画ですね。
久しぶりだったので歩きたかったのです。
駐車料金の500円で、自分だと、おいしい朝食・昼食分をコンビニで購入しますね。
500円は結構価値ありますよね。それをただ車の駐車代に使ってしまうのはどうしてもためらうのです。

これはハイペースですね、意気込みの現れとも言えますが、これはあとでじわじわと足にきます。
まったくその通りです。

この前、宮妻峡ラウンドをした時、昼食の購入を忘れて、バナナ・みかん・一口羊羹だけで済ませました。
水さえあれば、6時間半歩いてもなんとかなるものだということがわかりました。アホですが。

こういう経験は貴重です。昼飯など無くても歩けるということが身体で分かれば、いざというときの自信につながるのでは。

必要もないものはベタベタ、肝心なところにあるべきものがない。
文句だけ言ってはいけませんが、ここの分岐はキーポイントだし、神崎川まで行くとそれこそ道迷いを誘発します。

ここの標識が無いのは、ちょっとまずいだろうと思います。

武平峠起点では、登山とはいいません。言い過ぎました。 
よくお分かりで。大多数の人は武平からきます。慣れていないとそこからでも大変でしょう

または、峠でビバークした帰りだぞ、とか。
これは余計に恥ずかしいかも

この記述に同意します。こんなレポがようやくわかるようになりました。
でも、昔はもっともっと雰囲気があったらしいですね。畑も少し荒れたような感じを受けました。

畑の痕跡はありましたか?一度じっくりと歩かなくては

確実に立派に齢を重ねている、ということで。
いいフォローありがとうございます。ほんと物忘れが多くなりました。

あれあれ、この前の会話と少し違うような。これだと、奧の畑峠にきちんと上がった感じでは。
なにか話をしましたっけ?やっぱり忘れてます。

あの稜線は本当に素晴らしいですね。 
鈴鹿では笹薮の稜線が少なくなりました。あとは竜ヶ岳ぐらいか?

南雨乞から本峰へはやっぱり少しやっかいな笹藪こぎでした。今年からですか。
今まですんなりと歩けて道を外したことは無かった。今年の藪は結構うるさくて、いつの間にかメインルートを
外したみたいです。笹が少し勢いをつけたのかも

奥まった所で山が大きいからか、雨乞岳は人気がありますね。いつも人が一杯です。
多いですね。でも頂上の横の池には誰も行かないようですね。すぐ側なのに踏み跡は皆無でした。
雨乞い岳の池 ちょっと凍っていた
雨乞い岳の池 ちょっと凍っていた
ほらほら、でもこれだけ歩くとやっぱりとも思えます。秘薬がいいのかはともかく。
攣りやすい体質のようです。特に今回は久しぶりだったので余計に足に来ました。

ここで終わってほしかったな、傘屋レポとしては。
余韻を残して。

この続きを書いてはまずかった?最後をどう終わるかは苦労します。かっこよく決めたいが文才が...

Kasaya
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】奥の畑から雨乞いへ

投稿記事 by Kasaya »

Panaさん こんばんは

タイトルを見て思わずレスしちゃいました。私の好きなコースやん!!
でしょうね。私がこの奥の畑を知ったのはpanaさんのHPでした。すごく良さそうにみえました。

私はいつも滋賀県側からです、kasayaさんのようなロングコースは無理
関西の人がわざわざ朝明からは登らないでしょう。ここは甲津畑からが正解ですね。
余裕ある山行でじっくり歩けますし。

私も昔は朝明からばっかりでしたが、滋賀県側からのほうが好きです。
観光化されてないからなのかな・・・少し近いかな、我が家から。

急峻な地形の三重県側と緩やかに広がる滋賀県側。かなり対照的ですね。どちらもいいです。
そういえば御池は珍しく滋賀県側が急ですね

念仏ハゲ、ハリマオさんの大滑走のところですね。
私もそれを思ってました。本文に書こうかなと思いましたが関係ないのでやめました。

週末の峠は車で溢れ返っていたようです。
御在所、鎌にも一番近いから手っ取り早く登りたい人にはいいでしょうねえ。

私、ここは鈴鹿で一番好きな場所です。
真冬の雪原もすてきですよ。

真冬のここに行きたいと思いますが、その頃はスカイラインは通行止め。朝明から行くのはさすがに厳しいというわけで
まだ行けていない。一念奮起して行ってみようかな

名古屋は味噌煮込みなんですね~
私はいつも寿がき屋の味噌煮込み。ラーメンより少し時間がかかりますが温まります。

谷から離れると大きな窯跡がありませんでしたか~
気づきませんでした。今度探そう!(いつになるやら)

急登はしんどいけど、最高でしょう~♪
眼に浮かびます。
私このコース大好き~♪♪

久しぶりでしたが、今日は良く晴れて見晴らしがよく最高ですねえ。
東雨乞い方面.JPG
ここはテント泊もいいですよ~
大好きな場所です。

ここも久しぶりでしたが、いい場所だと改めて思いました。水場があれば最高ですが。
七人山に広がる疎林
七人山に広がる疎林
至福のひとときですね~
ぜいたくやなぁ~♪

コーヒータイムは欠かせません!

読んでいてとても楽しかったです♪    
奥の畑を紹介してくれたpanaさんに感謝です。

Kasaya
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】奥の畑から雨乞いへ

投稿記事 by Kasaya »

宮指路さん こんばんは

出かける時に慌てると何かを忘れますね。行動食くらいならそんなにショックではないでしょう。ある人はビールを忘れて愕然としたり、私なんかはラーメンの用意をしておいて肝心のラーメンを忘れて愕然としました。
まあ行動食なのでいいかと。問題は持ってきているのに気づかなかったこと!

もう鈴鹿の山も冬の装いですね
今年は雪で遊べるでしょうか

笹に雪が付くと難儀ですね
雪もそうですが、朝露でもかなり濡れた覚えがあります。確か竜ヶ岳。あれも冷たかった。

奥の畑から入るなら甲津畑から登った方が早いでしょうね
全くその通り

テープとか標識はないんですよね
清水の頭を示すテープは無かったですね。GPSで現在位置を確認しました。

少々油断しましたね。こういう時はゴム手袋があれば便利ですね
この時期だから、濡れても大したことは無いのであまり気にしませんでした。真冬なら大変です。

スカイラインが開通したのでここぞというばかりに人が多そうですね
12月になったらいつ通行止めになるか分からないし。
そういえば、まだ開通後は行ってないなあ。

地質が違うのか? 笹が元気なのは森が元気な証拠とも言いますね
明らかに地質が違うのでしょう。

私はいまだに山で足が攣ったことがないんですよ
うらやましい。私はしょっちゅう。特に2-3週間山から遠ざかると攣ることが多いです。
だから攣らない秘訣は毎週山へ行くことです(^_^.)

昔、ここで緑水さん達とニフティのオフ会をやったことがあります
やはりそうですか。人はあまり来ないしいいですよね。


 コクイ谷の出合い間で歩くと、まだ日が差している場所があるのでそこでティータイムとする。後15分もしたらここも日陰になりそうだ。
コクイ谷で14時前なら余裕ですね

おもったより早く来られました。急ぎすぎだったかも

Kasaya
東雲
記事: 1
登録日時: 2011年12月03日(土) 12:29

Re: 【鈴鹿】奥の畑から雨乞いへ

投稿記事 by 東雲 »

Kasayaさんこんにちは。

久しぶりの朝明で著名人にお会いできるとは思いませんでした。
あそこの二つ下の堰堤からの眺めを見逃されたのは残念ですね。
003堰堤より釈迦.jpg
004堰堤より松尾尾根の頭.jpg
雨乞とのことでしたが、まさか奥の畑まで行かれたとは思いませんでした。
後から見えたトレランの方とともにあっという間に姿が見えなくなりました。

今シーズン初の雪ときのこ岩では霧氷が見られました。
015尾根道.jpg
017霧氷.jpg
もみぢは終わりましたが、冬枯れの鈴鹿は落ち着いていいもんですね。

東雲
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】奥の畑から雨乞いへ

投稿記事 by Kasaya »

東雲さん こんにちは
今日はさすがに雨でお休みですか

あそこの二つ下の堰堤からの眺めを見逃されたのは残念ですね。
雨乞いへ向かって気が急いていました。振り返らないと気づかないので上りは大概忘れています。
今回も帰りは堰堤に登ってみました。もちろん雪はありませんでしたが。

雨乞とのことでしたが、まさか奥の畑まで行かれたとは思いませんでした。
普通は行きませんよね。自分で言うのも少し憚られた気がしています。
だからつい言葉を濁してしまいました。

後から見えたトレランの方とともにあっという間に姿が見えなくなりました。
あの人はすごい勢いで走っていきましたが、コクイ谷付近でまた見かけました。7人山方面に向かって登っていきましたが
雨乞いへ行ったのでしょうか。

今シーズン初の雪ときのこ岩では霧氷が見られました。
ある標高以上では雪になっていた感じですねえ。今年は期待できるでしょうか

もみぢは終わりましたが、冬枯れの鈴鹿は落ち着いていいもんですね。
鈴鹿を歩くにはいい季節かもしれません。うるさい藪もヒルもいないし。

ヤブコギにもまた顔をちょくちょく出してください。

Kasaya
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