ページ 11

【大峯】巌双門・双門の滝・狼平

Posted: 2025年12月22日(月) 21:58
by ふ~さん
一年でもっとも日没が早い時期だ。暗い中、弥山川に沿うトレースを追う。斜めになった岩が濡れていて、しかも落ち葉が積もっている。渓谷沿いの橋や鉄製階段、橋の木桁は抜け落ちたり、朽ち果てている。ロープも痛んでいるし、鎖も緩んでいる。

長い年月の間に設置と再設置を繰り返してきた痕跡をたどって歩く。こうした人工物は基本的に、風雨や落石、大雨、台風による土砂流出で、常に劣化のリスクにさらされている。加えて、ここが大峯の行場だったと聞けば、実際に歩かずとも、ルートの険悪さは十分に伝わってくる。

ここの管理者さんは誰なんだろう。宗教法人や地元行政、それと看板から判断すると林野庁(環境省)も絡んでいるのか。ただ、維持管理・整備は実質的に行われておらず、すべて自己責任の世界らしい。

ルーファイが難しいという人もいるが、沢登りや岩登りを経験する人にとっては、難易度はそれなりだ。
IMG_2321.JPG
さっそく目の前に現れた釜滝の迫力に、否応なしに気分が高揚する。仙人嵓のテラスに立ち、念願の双門の滝を拝んだ。次に、巌双門を探して高度を落としていく。

この目で見た時の感動たるや・・・思わず声が漏れるほどだった。息をこらして、しばし立ち尽くした。口をついて出てくるのは賛辞ばかり。岩を穿った壮大な門は、悠久の時を超えて立ち現れた神秘そのものだった。
IMG_2326.JPG
IMG_2328.JPG
立ち去りがたい気持ちに見切りをつけ、前進。 再び川沿いに降り、ガレた広河原を行く。標高1500メートルを越えて本流を捨て、左岸支流に入った。狼平をめざそう。丁寧にルーファイして、避難小屋前へ。

張り詰めていた気持ちが解け、一気にリラックスモードに切り替わった。帰路、おまけで頂仙岳に登ってみる。それから金引尾根分岐に立った。
IMG_2338.JPG
葉を落としたブナの疎林に息を飲む。樹の根元周りの苔に、陽が斜めに射してきらきら光る。善行を積んできた私へのごほうびとしては出来すぎだ。

金引橋に向かって降りる、降りる。最後は熊渡にゴールして仲間とグータッチで締めくくった。

Re: 【大峯】巌双門・双門の滝・狼平

Posted: 2025年12月23日(火) 17:17
by biwaco
ふ~さん、ご無沙汰です~
生存証明の年末山納め報告ですね(^_-)
コリもせずヤバイところ彷徨っていますね。弥仙川って。やっぱり「へ〇たい」さんの遊び場ですよね :shock:

私、もう記憶の片隅にしかないのですが、山友3人で行ったことがあるんです。もう何十年も前のことですが。
そのころは今より遡行者も多かったのかもしれません。対岸から双門の滝を眺め、川原小屋を越えて狼平へ辿り着き、終わりかと思ったら宿泊予定の弥山小屋までの登りがきつかった!
PCもSNSもなかった時代で、フィルム写真も段ボール箱の底に眠ったまま。終活で探し出すしか日の目は見れないみたいです。
仙人嵓のテラスに立ち、念願の双門の滝を拝んだ。次に、巌双門を探して高度を落としていく。
たしか、急崖を登ったのにまた急崖をヒヤヒヤしながら下るんでしたね?
この目で見た時の感動たるや・・・思わず声が漏れるほどだった。息をこらして、しばし立ち尽くした。口をついて出てくるのは賛辞ばかり。岩を穿った壮大な門は、悠久の時を超えて立ち現れた神秘そのものだった。
絶賛!の絶景佳観ですね(^_-)-☆ でもその記憶が飛んでるのが悲しいです。凄すぎて私の脳髄には記憶保存できなかったのかも?
張り詰めていた気持ちが解け、一気にリラックスモードに切り替わった。
油断大敵!気が緩んだ時がケガの元ですよ(^_-)
葉を落としたブナの疎林に息を飲む。樹の根元周りの苔に、陽が斜めに射してきらきら光る。善行を積んできた私へのごほうびとしては出来すぎだ。
「誤褒美」の変換ミス? ア、それでひらかなにしてるのね(^_-)

伊那の桑沢山は地図探してみてどうにか辿り着きましたが、爺の生存エリアではありませんでした(笑)
御家族様と良いお正月を迎え善行をお罪ください~?

          ~びわ爺

Re: 【大峯】巌双門・双門の滝・狼平

Posted: 2025年12月23日(火) 23:08
by ふ~さん
Biwacoさん。

返信ありがとうございます。私はいつだって、メジャーで、きらびやかな世界に出入りしていますが、私と違ってびわじいは、いつもへ〇たい指定遊戯区域で遊んできましたね。

今回は、健全な登山者が迷い込むと「ここは異界です」という無言の圧を感じるようなところではありません。変人結界を越えていませんから。

善行ポイントは十分ためこんでいますので、びわじいに無利子でお貸しすることはできます。ご遠慮なくおっしゃってください。

それにしても、何十年も前に双門を歩かれたとは…!
当時は遡行者も多かったとのことですが、今はもう“選ばれし高貴(好奇)なものだけしか入山しない!?”

貴君が歩かれた双門の記憶は、それはまるで、脳内の書庫の奥深くにしまわれた、古文書のようなものですね。私もよく物忘れをします。頑張って記憶のページを開こうとすると、「記憶容量が不足しています」とエラーメッセージが浮かび上がり、昭和の時代に置き去りにされた脳みそを呪う日常です。

川原小屋を越えて狼平、そして弥山小屋までの登りのキツさ・・・これはもう、修行というより「前世のカルマ清算コース」です。私も登りながら、「何の罪を償っているんだっけ」と自問し続けました。

そして、あの壮大な門を前にした時の感動。貴殿の記憶が飛んだのは、脳がその光景をセーブしようとした結果、容量オーバーで強制終了したのだと思われます。私の脳もよく落ちます。主に下山後の乾杯のビールで。

ブナの疎林、苔の輝き、斜めに差す光。その描写は、自然が自ら筆をとり、やんごとなき私のために一篇の詩をしたためたのです。

さて、油断大敵とのお言葉、胸に刻みます。山でも人生でも、気が緩んだ瞬間に足を滑らせるのは同じ。ただ最近は家の廊下で滑りそうになる頻度の方が高く、もはや山より日常の方がスリリングです。

  ふ~さん

Re: 【大峯】巌双門・双門の滝・狼平

Posted: 2025年12月24日(水) 07:41
by ハリマオ
超久々にやぶこぎねっとを開いたらピンク色の「ふ~さん」発見。生きてたんですか?
あんた本物?

Re: 【大峯】巌双門・双門の滝・狼平

Posted: 2025年12月24日(水) 16:37
by 山日和
ふ~さん、こんばんは。すっかりお見限りでしたね。 :mrgreen:

一年でもっとも日没が早い時期だ。暗い中、弥山川に沿うトレースを追う。

遠路はるばる弥山川までお越しでしたか。

長い年月の間に設置と再設置を繰り返してきた痕跡をたどって歩く。こうした人工物は基本的に、風雨や落石、大雨、台風による土砂流出で、常に劣化のリスクにさらされている。加えて、ここが大峯の行場だったと聞けば、実際に歩かずとも、ルートの険悪さは十分に伝わってくる。

私が歩いたのは1979年なので、もう46年も前の話です。
ハッキリ覚えているところと記憶もおぼろなところがタペストリーになってます。
byキャロル・キング :lol:

ルーファイが難しいという人もいるが、沢登りや岩登りを経験する人にとっては、難易度はそれなりだ。

そうでしょうね。普通の登山道のつもりで行ったらえらい目に遭いそうです。

この目で見た時の感動たるや・・・思わず声が漏れるほどだった。息をこらして、しばし立ち尽くした。口をついて出てくるのは賛辞ばかり。岩を穿った壮大な門は、悠久の時を超えて立ち現れた神秘そのものだった。

ところがここはあんまり覚えてない・・・・・

立ち去りがたい気持ちに見切りをつけ、前進。 再び川沿いに降り、ガレた広河原を行く。

スタートが確か10時を過ぎてて、しかも腕時計を忘れて取りに戻ったので、足を攣りながらハシゴを登り切って平流に出た時には宵闇が迫ってました。(11月の末近い頃でした)
そこに河原小屋(今はもうないのかな?)が目の前に現れて、一も二もなく宿泊を決めたのでした。あまりの寒さに小屋の中で焚火して煙がもうもうと充満したのを思い出します。

標高1500メートルを越えて本流を捨て、左岸支流に入った。狼平をめざそう。丁寧にルーファイして、避難小屋前へ。
張り詰めていた気持ちが解け、一気にリラックスモードに切り替わった。帰路、おまけで頂仙岳に登ってみる。それから金引尾根分岐に立った。


八経までは行かずでしたか。私は狼平に荷物を置いて空身で登山道を行きましたが、今から思えばそのまま谷を詰めればよかった。
まだ本格的に沢を始める前夜の話です。

葉を落としたブナの疎林に息を飲む。樹の根元周りの苔に、陽が斜めに射してきらきら光る。善行を積んできた私へのごほうびとしては出来すぎだ。

善行はともかく、このあたりの樹林の美しさは言葉を失いますね。

金引橋に向かって降りる、降りる。最後は熊渡にゴールして仲間とグータッチで締めくくった。

当時はまだこのルートがなかったので、栃尾辻から川合へ下って、連れを待たせて走って車を回収しに行きました。
当時はまだ23歳。若かったですわ。
ラジオで相撲中継を聞きながら下山したのを覚えています。当然闇下でした。 :mrgreen:

                 山日和

Re: 【大峯】巌双門・双門の滝・狼平

Posted: 2025年12月24日(水) 22:40
by ふ~さん
ハリマオさま。

いやぁ、冬を迎えても冬眠しないクマみたいなもので、いまだ山野をふらふら徘徊しておりますわ。

そういえば、なんで昔ピンクのフォント・カラーなんぞ選んだのか、自分でも謎です。赤子の頃(つい昨日のことですが)は青か黒の決まった色の服しか着ないジミーズだったのにね。

それが、世を変革するほどの、ほとばしる才能が開花して以来、どうも“常識”とか“殻”とか“天井”とか、そういうものを片っ端からぶち破りたくなる性分になりまして。ピンクはその副作用でしょう。山日和さんも好きな色らしいし、まあ良しとしましょう。

それにしても、まさかマオさんから直々におてまみ頂くとは、いやはや光栄の極み。
私はマオさん家の前を通るたびに、いつもピンポンダッシュしたくなりますが、いつも土壇場で良識に負けて 門柱に向かってお辞儀する表敬にとどめております。

私がホンモノかどうかはDNA鑑定の結果を待たないといけません。いずれ 検察側による本人性立証の追及を待たねばなりませんが、まあお互いに純正である確率は高いでしょうな。

ふ~さん

Re: 【大峯】巌双門・双門の滝・狼平

Posted: 2025年12月24日(水) 23:23
by ふ~さん
山日和さん。

あ~ら、旦那さん。お見限りとはつれないじゃないですか。恋するものは盲目というじゃないですか。

山さんの歩いた1979年は、山日和さん誕生の年ではなかったでしょうか。その年、堀内孝雄の「君のひとみは10000ボルト」が流行りましたね!それを言うなら「山日和のひとみは1億ボルト」くらいでしょうか。思わずヤブ・メンもヤブ・ガールズもビリッと来ちゃいますね。

そうそう、当時「マイ・ライフ」をヒットさせたのは、ビリッ・ジョエルでしたかね。なるほど、キャロル・キングの『タペストリー』とは「通」ですね。山日和さんなら、青春を取り戻そうとしても、決して「イッツ・トゥー・レイト」なんてことはないですし。もうひとこと書かせていただければ、「You've Got a Friend」は私のall-time favoriteですね~。

さてさて、河原小屋が現役だった頃をご存知で?それはスゴイじゃないですか。しかも、お泊まりあそばされたとは。おまけに、煙をもうもうさせたとは。まさか、いつかのように(孔雀又)、沢用のスパッツを炎上させたなんてことはないですよね。

泊まりとなると小屋で寒い思いをするのかと怖じ気づいて、今回は狼平で打ち切ってしまいましたが、当初の案は避難小屋泊。翌日に弥山・八経を巡って下山の予定でしたが、天候の関係で2度延期。今回を逃すと来年回し……それを避けての日帰り山行でした。ホントは一泊して山に浸りたかった~。

それにしても、山さんは栃尾辻から川合経由とは、実にロングですね。さすが無駄な体力があり余っていますね、賛辞に値しますよ!で、当時は23歳とな。山さんにもそんな時代があったのか……まさに「体力おばけ」でしたね。

相撲を聞きながらでしたか。調べてみると、当時は北の湖・若乃花・輪島・三重ノ海の4横綱。これは話題性抜群でしたね。山日和さん、このリプの中に「時代」の香りをたっぷり詰めこんでくれましたね。まさに時代の語り部!感謝です。

ふ~さん