【鈴鹿】西岨から鷹ノ巣へ 矢原川を挟んだバリルートを行く
Posted: 2025年12月17日(水) 23:17
【日 付】2025年12月7日(日)
【山 域】鈴鹿 仙ヶ岳周辺
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】坂本棚田駐車場8:00---8:25尾根取付き---9:40西岨---11:30下降点---11:40法印のコバ13:00---
13:45鷹ノ巣---15:20野登寺参道---16:30駐車地
以前から気になっていた鈴鹿の矢原川右岸尾根に出かけた。この尾根は西岨(にしそば)という変わった名前の
ピークを経て、不動明王から仙ヶ岳南尾根となって仙ヶ岳東峰へと延びる尾根である。
この尾根のポイントは不動明王手前の岩場が通過できるかどうかだ。
やぶこぎネットでは記録があるが、かなり危なっかしい。
岩場の手前から一旦矢原川へ下り、対岸の尾根を上がって鷹ノ巣のピークを踏むというプランと両睨みでスタート
した。一応ヘルメットとハーネス、エイトカン、ロープ持参で万全を期す。
坂本棚田の駐車場に車を止めて出発。冬枯れの棚田の風景は朝日を浴びて黄金色に光っていた。
棚田の間を抜けて矢原川の方へ下って行くと、今度は茶畑の間の道を抜けて尾根の末端に到着。
緩やかな尾根は踏み跡も明瞭で、かなりの人が歩いているようだ。
344m標高点まで上がると意外に風が冷たい。今日は気温が上がって快晴無風のつもりだったが、予想外の寒さ
である。石谷川を挟んだ対岸には鬼ヶ牙の岩峰が聳つ。
西岨のピークまで比較的穏やかな尾根が続いた。
平凡な西岨の山頂からが本日のメインディッシュの始まりである。
小さなアップダウンが続く尾根には岩場が現れるがしっかりした踏み跡があり、岩場をかわしながら前進できる。
誰が名付けたのかおっぱい山というツインピーク(と言ってもまったく風采の上がらない山頂だが)から一旦大き
く下るが、花崗岩質のザレた急斜面は滑りやすく気が抜けない。
最低鞍部に立つと岩場が立ちはだかった。弱点を縫いながら踏み跡が続く。
技術的に難しいところはないが、落ちればアウトなので油断できない。
左腕が腱板断裂の影響で思い切った動作ができないので余計に慎重にならざるを得ないのがもどかしい。
ひとしきり登ったところで少し段差の大きい岩が現れた。ホールドが乏しく、ここまで思ったより時間が掛かっ
ているので、無理をせず矢原川へ下ることに決定。
右斜面をトラバースしている踏み跡を辿ると小さな尾根に乗った。急だが立ち木がふんだんにあるので歩きやすい。
途中で左手の谷へ下りるとほどなく矢原川本流の流れが見えた。
下り立ったところはちょうど法印のコバだった。渇水期の矢原川の細い流れに日が当たってきらめいている。
このすぐ下は不動上滝の落ち口である。
流れにはあちこちで落葉が溜まって美しい模様を描き出している。
食後の登りはしんどいが、風のないここでランチにしない手はない。流れのほとりに腰を降ろすとしよう。
尾根上はビールを飲む気も起こらない寒さだったがここは別天地だ。
食後は重い体をよっこらしょと持ち上げて、向かい側の尾根に取り付いた。
50mほどの急登を我慢すれば鷹ノ巣末端からの尾根に乗った。この尾根にも明瞭な踏み跡がある。
前方から単独の登山者が下りてきた。「こんなところで人に会うとはと驚いていたが、こちらも同様である。
しばらくは平和な尾根道が続き、やがて岩場が現れるが大したことはなく通過。
登り切ったところが786mの鷹ノ巣のピークだ。谷を挟んで仙ノ石と仙ヶ岳南尾根の岩だらけの稜線が間近に見える。
ひと頑張りで仙ヶ岳と野登山を結ぶ仙鶏尾根に到達。
ここからは一般登山道だが、この尾根は一般向きとは言えないぐらい厳しいコースだ。
新調されたのか真新しい固定ロープが整備されているのが一般登山道の印だ。強烈な下りはこのロープがないと
なかなか厳しいだろう。この尾根も風化が進んでいるようだ。
平和な道と岩場が交互に現れ、アップダウンが堪える。
下山予定の778mピークまで来た。北には鎌ヶ岳の尖峰が天を衝くように聳えている。
ここから矢原川の二俣へ下る尾根は、仕事は速いが植林オンリーの面白くない道である。
下りてからも林道歩きがある。ここは野登方面へ登り返して、鶏足山野登寺(けいそくざんやとうじ)の参道を下る
方が趣きがあって退屈しないだろう。
植林の暗い道を鞍部まで急降下して40mほど我慢すれば林道に出る。
途中で分岐する道を左に取り、野登寺の入口から参道を下る。歩く人も少ないのか、落葉の下は石がゴロゴロして
歩きにくい道である。あまり整備されていないようだ。
しばらく下って先ほどの林道と出合う。少し林道を歩けば再び参道の分岐となる。
ここからの参道は打って変わって道幅の広いいい道がゆったりと蛇行しながら続く。非常に雰囲気のある道だ。
路傍には丁石の代わりか何体ものお地蔵さまがひっそりと祀られていた。
下り切って谷を渡るあたりの風景も美しく、当初予定の尾根を選ばなかったことに満足する。
坂本の集落は大きな家が多い。家以外のところのあちこちに立派な石垣があるのは何の跡だろうか。
集落の間の急な坂道を下って行くと、バイクで犬の散歩をしている人に会った。
この急坂を歩いて散歩させるのは大変だろうが、首輪が引っ張られて横を向きながら走らされる犬も大変だ。
美しい棚田の向こうには対照的に近代的な新名神の姿が宙に浮かんでいた。
山日和
【山 域】鈴鹿 仙ヶ岳周辺
【天 候】晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】坂本棚田駐車場8:00---8:25尾根取付き---9:40西岨---11:30下降点---11:40法印のコバ13:00---
13:45鷹ノ巣---15:20野登寺参道---16:30駐車地
以前から気になっていた鈴鹿の矢原川右岸尾根に出かけた。この尾根は西岨(にしそば)という変わった名前の
ピークを経て、不動明王から仙ヶ岳南尾根となって仙ヶ岳東峰へと延びる尾根である。
この尾根のポイントは不動明王手前の岩場が通過できるかどうかだ。
やぶこぎネットでは記録があるが、かなり危なっかしい。
岩場の手前から一旦矢原川へ下り、対岸の尾根を上がって鷹ノ巣のピークを踏むというプランと両睨みでスタート
した。一応ヘルメットとハーネス、エイトカン、ロープ持参で万全を期す。
坂本棚田の駐車場に車を止めて出発。冬枯れの棚田の風景は朝日を浴びて黄金色に光っていた。
棚田の間を抜けて矢原川の方へ下って行くと、今度は茶畑の間の道を抜けて尾根の末端に到着。
緩やかな尾根は踏み跡も明瞭で、かなりの人が歩いているようだ。
344m標高点まで上がると意外に風が冷たい。今日は気温が上がって快晴無風のつもりだったが、予想外の寒さ
である。石谷川を挟んだ対岸には鬼ヶ牙の岩峰が聳つ。
西岨のピークまで比較的穏やかな尾根が続いた。
平凡な西岨の山頂からが本日のメインディッシュの始まりである。
小さなアップダウンが続く尾根には岩場が現れるがしっかりした踏み跡があり、岩場をかわしながら前進できる。
誰が名付けたのかおっぱい山というツインピーク(と言ってもまったく風采の上がらない山頂だが)から一旦大き
く下るが、花崗岩質のザレた急斜面は滑りやすく気が抜けない。
最低鞍部に立つと岩場が立ちはだかった。弱点を縫いながら踏み跡が続く。
技術的に難しいところはないが、落ちればアウトなので油断できない。
左腕が腱板断裂の影響で思い切った動作ができないので余計に慎重にならざるを得ないのがもどかしい。
ひとしきり登ったところで少し段差の大きい岩が現れた。ホールドが乏しく、ここまで思ったより時間が掛かっ
ているので、無理をせず矢原川へ下ることに決定。
右斜面をトラバースしている踏み跡を辿ると小さな尾根に乗った。急だが立ち木がふんだんにあるので歩きやすい。
途中で左手の谷へ下りるとほどなく矢原川本流の流れが見えた。
下り立ったところはちょうど法印のコバだった。渇水期の矢原川の細い流れに日が当たってきらめいている。
このすぐ下は不動上滝の落ち口である。
流れにはあちこちで落葉が溜まって美しい模様を描き出している。
食後の登りはしんどいが、風のないここでランチにしない手はない。流れのほとりに腰を降ろすとしよう。
尾根上はビールを飲む気も起こらない寒さだったがここは別天地だ。
食後は重い体をよっこらしょと持ち上げて、向かい側の尾根に取り付いた。
50mほどの急登を我慢すれば鷹ノ巣末端からの尾根に乗った。この尾根にも明瞭な踏み跡がある。
前方から単独の登山者が下りてきた。「こんなところで人に会うとはと驚いていたが、こちらも同様である。
しばらくは平和な尾根道が続き、やがて岩場が現れるが大したことはなく通過。
登り切ったところが786mの鷹ノ巣のピークだ。谷を挟んで仙ノ石と仙ヶ岳南尾根の岩だらけの稜線が間近に見える。
ひと頑張りで仙ヶ岳と野登山を結ぶ仙鶏尾根に到達。
ここからは一般登山道だが、この尾根は一般向きとは言えないぐらい厳しいコースだ。
新調されたのか真新しい固定ロープが整備されているのが一般登山道の印だ。強烈な下りはこのロープがないと
なかなか厳しいだろう。この尾根も風化が進んでいるようだ。
平和な道と岩場が交互に現れ、アップダウンが堪える。
下山予定の778mピークまで来た。北には鎌ヶ岳の尖峰が天を衝くように聳えている。
ここから矢原川の二俣へ下る尾根は、仕事は速いが植林オンリーの面白くない道である。
下りてからも林道歩きがある。ここは野登方面へ登り返して、鶏足山野登寺(けいそくざんやとうじ)の参道を下る
方が趣きがあって退屈しないだろう。
植林の暗い道を鞍部まで急降下して40mほど我慢すれば林道に出る。
途中で分岐する道を左に取り、野登寺の入口から参道を下る。歩く人も少ないのか、落葉の下は石がゴロゴロして
歩きにくい道である。あまり整備されていないようだ。
しばらく下って先ほどの林道と出合う。少し林道を歩けば再び参道の分岐となる。
ここからの参道は打って変わって道幅の広いいい道がゆったりと蛇行しながら続く。非常に雰囲気のある道だ。
路傍には丁石の代わりか何体ものお地蔵さまがひっそりと祀られていた。
下り切って谷を渡るあたりの風景も美しく、当初予定の尾根を選ばなかったことに満足する。
坂本の集落は大きな家が多い。家以外のところのあちこちに立派な石垣があるのは何の跡だろうか。
集落の間の急な坂道を下って行くと、バイクで犬の散歩をしている人に会った。
この急坂を歩いて散歩させるのは大変だろうが、首輪が引っ張られて横を向きながら走らされる犬も大変だ。
美しい棚田の向こうには対照的に近代的な新名神の姿が宙に浮かんでいた。
山日和
2回程大岩の左から通りました。