【野坂山地】大岩大権現から激ヤブ漕いで岩籠山へ
Posted: 2025年10月28日(火) 23:35
【日 付】2025年10月25日(土)
【山 域】野坂山地 岩籠山周辺
【天 候】晴れのち曇りのち雨
【メンバー】sato、山日和
【コース】新疋田駅9:10---9:25大岩大権現---10:55三角点追分---11:55インディアン平原12:45---12:55岩籠山
---13:10ブナ林13:45---15:15国道---15:35新疋田駅
JR北陸本線の新疋田駅が本日のスタート地点だが、各停しか止まらない無人駅とは思えない数の車が駐車していた。
40台分ほどあるスペースは8割がた駐車車両で埋まっている。
これが全部登山者のはずはないので、土曜日なのにここからJRを利用する客がこれだけいるということだろうか。
駅前は「つるしん」のハッピを着た人で賑わっていた。どうやら地元の信用金庫の職員がボランティアで清掃活動をして
いるようだ。地元密着の金融機関ならではの仕事ぶりである。
新しい住宅地を通って坂を上がって行くと浄水場があり、その横に大岩大権現がある。
赤い鳥居をくぐるとご神体となっている巨岩と対面する。案内板によると、慶応2年(1866年)の大雨で当地で山津波が
起こり、その時にこの大岩の存在が大木・落石を防ぎ、水の流れを変え、麓の疋田地区への山津波の直撃を防いだことに
より、疋田の人々が大岩大権現と呼んで祀ったのだという。センブリの可憐な白い花が彩りを添えていた。
車道の終点から山道に入る。明瞭な踏み跡が続いているが、意外に植林臭くない。標高が低いので典型的な里山の常緑
樹の林だ。
この尾根道を特徴付けているのはアカガシである。かなりの巨木もあり、尾根上と右手の谷側斜面にはずっとアカガシ
の森が続いていた。
北からの尾根と合流すると植林が現れるが、同時にブナも目立つようになり雰囲気は悪くない。
629.1mの三角点追分手前まで露岩が点在する中、しっかりとした踏み跡が続くが、ピークの手前で尾根芯がヤブっぽく
なるので右斜面を巻き気味に登る。ピークからも右側の斜面にテープがあり、鞍部まで導かれた。
ここから様相が変わってきた。尾根芯はかなり密度の濃いヤブで歩けそうもない。右斜面に逃げると自然林の中に踏み
跡が続いていた。
インディアン平原から北に延びる台地の一角に上がれば、平原までは一投足、と思っていたらそこからが核心部だった。
この尾根は積雪期に2度歩いているが、無雪期に訪れるのは初めてである。
足元には薄い踏み跡らしきものがあるようなないような状態で、ツゲとササ?の密ヤブにイバラがミックスされた最悪の
状態だ。振り返ればススキと草原の広がる気持良さそうな尾根なのだが、実態はまともに歩けないヤブである。
ようやくインディアン平原の一般道に出るまで、三角点追分から1時間も要してしまった。
おかげでちょうどいいランチタイムとなったが風が強い。南側のモニュメント岩の陰に風の弱いところを見つけてザック
を降ろす。
今日は終日曇りを覚悟していたのだが、朝から晴れ間が広がっていた。敦賀湾もすっきりと見え、野坂と湖北の山々も望
むことができる。頭を雲の中に隠した台形の山は横山岳か。標高1000m以上の場所は雲に包まれているようだ。
食後、ススキの海の中を岩籠山の山頂へ。山頂手前の鞍部にはブナの巨木があり、10数年前にスノー衆で小雪舞う中で
ランチタイムを楽しんだことを思い出す。
下山は駄口コースを選んだ。先ほどのヤブ漕ぎを思えば間違っても来たルートを戻ろうとは思わないのだ。
ほとんど無木立のインディアン平原から急降下すると、まったく違う樹林の世界が広がる。
この口無谷右俣の奥の左俣源頭から奥の右俣源頭へ続く濃密なブナ林は、野坂山地の中でも上位にランクされる素晴らし
い森だろう。
大きなブナの根方に腰を降ろしてコーヒーブレイクを楽しもう。なんならここまで我慢してランチタイムにした方が落ち
着いてよかったかもしれない。
ブナ林をじっくり味わいながらP708mから一旦下ってP677m手前の分岐へ。この急な斜面はスノー衆でみんなシリセー
ドで滑り降りたところだ。
主尾根を外れて駄口への尾根に入ると急に林相が貧弱になるが、その代わりに開けた展望と引き換えだ。
正面には東谷山が美しい姿を見せており、これから下る五位川がはるか下に見える。
三角点奥野を過ぎて駄口の登山口へ下る道を見送り、北東へ続く尾根を進む。ヤブもなく歩きやすい雑木林の尾根だ。
ほどなく林道に出ると工場の敷地の横を通って国道に出た。凍結の恐れがある冬には大型トラックが疾走するのにビビり
ながら歩く道だが、このあたりは歩道が広いのでありがたい。
少し進んだところで脇道に入り、深坂越の古道入口を過ぎると深坂の集落沿いを歩くようになる。
家屋には旧街道の面影は残っていないが、落ち着いた佇まいを見せる集落を見ながら歩くのも悪くない。
天気予報通り雨が降り始め、新疋田の駅に着いたところで本降りとなった。ギリギリセーフというところか。
無人の駅舎に入ると撮り鉄の聖地になっているらしく、壁には無数の写真が貼り付けられていた。
改札を出てみると、敦賀方面からカーブしたホームは鉄道写真を撮るには絶好のアングルだ。
タイミングが合わず、駅を通過する列車は残念ながら見ることができなかった。
山日和
【山 域】野坂山地 岩籠山周辺
【天 候】晴れのち曇りのち雨
【メンバー】sato、山日和
【コース】新疋田駅9:10---9:25大岩大権現---10:55三角点追分---11:55インディアン平原12:45---12:55岩籠山
---13:10ブナ林13:45---15:15国道---15:35新疋田駅
JR北陸本線の新疋田駅が本日のスタート地点だが、各停しか止まらない無人駅とは思えない数の車が駐車していた。
40台分ほどあるスペースは8割がた駐車車両で埋まっている。
これが全部登山者のはずはないので、土曜日なのにここからJRを利用する客がこれだけいるということだろうか。
駅前は「つるしん」のハッピを着た人で賑わっていた。どうやら地元の信用金庫の職員がボランティアで清掃活動をして
いるようだ。地元密着の金融機関ならではの仕事ぶりである。
新しい住宅地を通って坂を上がって行くと浄水場があり、その横に大岩大権現がある。
赤い鳥居をくぐるとご神体となっている巨岩と対面する。案内板によると、慶応2年(1866年)の大雨で当地で山津波が
起こり、その時にこの大岩の存在が大木・落石を防ぎ、水の流れを変え、麓の疋田地区への山津波の直撃を防いだことに
より、疋田の人々が大岩大権現と呼んで祀ったのだという。センブリの可憐な白い花が彩りを添えていた。
車道の終点から山道に入る。明瞭な踏み跡が続いているが、意外に植林臭くない。標高が低いので典型的な里山の常緑
樹の林だ。
この尾根道を特徴付けているのはアカガシである。かなりの巨木もあり、尾根上と右手の谷側斜面にはずっとアカガシ
の森が続いていた。
北からの尾根と合流すると植林が現れるが、同時にブナも目立つようになり雰囲気は悪くない。
629.1mの三角点追分手前まで露岩が点在する中、しっかりとした踏み跡が続くが、ピークの手前で尾根芯がヤブっぽく
なるので右斜面を巻き気味に登る。ピークからも右側の斜面にテープがあり、鞍部まで導かれた。
ここから様相が変わってきた。尾根芯はかなり密度の濃いヤブで歩けそうもない。右斜面に逃げると自然林の中に踏み
跡が続いていた。
インディアン平原から北に延びる台地の一角に上がれば、平原までは一投足、と思っていたらそこからが核心部だった。
この尾根は積雪期に2度歩いているが、無雪期に訪れるのは初めてである。
足元には薄い踏み跡らしきものがあるようなないような状態で、ツゲとササ?の密ヤブにイバラがミックスされた最悪の
状態だ。振り返ればススキと草原の広がる気持良さそうな尾根なのだが、実態はまともに歩けないヤブである。
ようやくインディアン平原の一般道に出るまで、三角点追分から1時間も要してしまった。
おかげでちょうどいいランチタイムとなったが風が強い。南側のモニュメント岩の陰に風の弱いところを見つけてザック
を降ろす。
今日は終日曇りを覚悟していたのだが、朝から晴れ間が広がっていた。敦賀湾もすっきりと見え、野坂と湖北の山々も望
むことができる。頭を雲の中に隠した台形の山は横山岳か。標高1000m以上の場所は雲に包まれているようだ。
食後、ススキの海の中を岩籠山の山頂へ。山頂手前の鞍部にはブナの巨木があり、10数年前にスノー衆で小雪舞う中で
ランチタイムを楽しんだことを思い出す。
下山は駄口コースを選んだ。先ほどのヤブ漕ぎを思えば間違っても来たルートを戻ろうとは思わないのだ。
ほとんど無木立のインディアン平原から急降下すると、まったく違う樹林の世界が広がる。
この口無谷右俣の奥の左俣源頭から奥の右俣源頭へ続く濃密なブナ林は、野坂山地の中でも上位にランクされる素晴らし
い森だろう。
大きなブナの根方に腰を降ろしてコーヒーブレイクを楽しもう。なんならここまで我慢してランチタイムにした方が落ち
着いてよかったかもしれない。
ブナ林をじっくり味わいながらP708mから一旦下ってP677m手前の分岐へ。この急な斜面はスノー衆でみんなシリセー
ドで滑り降りたところだ。
主尾根を外れて駄口への尾根に入ると急に林相が貧弱になるが、その代わりに開けた展望と引き換えだ。
正面には東谷山が美しい姿を見せており、これから下る五位川がはるか下に見える。
三角点奥野を過ぎて駄口の登山口へ下る道を見送り、北東へ続く尾根を進む。ヤブもなく歩きやすい雑木林の尾根だ。
ほどなく林道に出ると工場の敷地の横を通って国道に出た。凍結の恐れがある冬には大型トラックが疾走するのにビビり
ながら歩く道だが、このあたりは歩道が広いのでありがたい。
少し進んだところで脇道に入り、深坂越の古道入口を過ぎると深坂の集落沿いを歩くようになる。
家屋には旧街道の面影は残っていないが、落ち着いた佇まいを見せる集落を見ながら歩くのも悪くない。
天気予報通り雨が降り始め、新疋田の駅に着いたところで本降りとなった。ギリギリセーフというところか。
無人の駅舎に入ると撮り鉄の聖地になっているらしく、壁には無数の写真が貼り付けられていた。
改札を出てみると、敦賀方面からカーブしたホームは鉄道写真を撮るには絶好のアングルだ。
タイミングが合わず、駅を通過する列車は残念ながら見ることができなかった。
山日和
でも金曜日から崩れそうですね。土曜日が気になりますね。