【鈴鹿】ナイトハイクで鈴北岳テント泊 テーブルランド周遊
Posted: 2025年9月10日(水) 23:26
【日 付】2025年9月6日(土)~7日(日)
【山 域】鈴鹿 御池岳周辺
【天 候】晴れ一時曇り
【コース】9/6鞍掛トンネル東口21:15---21:38鞍掛峠---22:54鈴北岳
9/7鈴北岳6:55---8:05丸山---8:35幸助の池8:50---9:50奥ノ平南峰10:05---10:40真ノ谷---11:00カタクリ峠11:10
---11:50コグルミ谷登山口---12:15トンネル東口
土曜日の夜9時の鞍掛トンネル東口駐車場。他に車が止まっているはずもない。
トンネルの照明の光だけが道路に長く延びている。
準備をしていると指に違和感があった。早速ヒルが指の股に吸いついていた。早期発見したので被害は無し。
夏の鈴鹿はヒルを嫌っていては歩けないのだ。
今日は久しぶりの夜間登山である。いつも日付が変わる頃にスタートしていたが、今日は時間に余裕がある。
日の出まで少しは寝られるだろう。
トンネル東口から登るのは初めてだ。御池岳はほとんど滋賀県側からしか登ったことが無い。
急登もなくジグザクを切って付けられた道は、勾配も緩く実に歩きやすい。
20分あまりで鞍掛峠に着いた。祠に納まったお地蔵さまにご挨拶して県境稜線に踏み出した。
稜線では涼しい風が吹き、汗が引いて行く。やはり夏の間の体調不良は酷暑が原因だったのだと改めて思う。
もう少し涼しくなればまたバリバリ歩けるようになるだろう。
今夜は13日目の月らしいが、見上げる空にはほぼ満月に近い月が浮かんでいる。月が明る過ぎて満天の星たち
がはっきり見えないのが残念だが、明るい稜線を歩けるのとトレードオフなので仕方がない。
鈴北岳へ続くこの稜線は広く緩やかで、空が開けているので夜間ハイクにはもってこいの道だ。
11時前に鈴北岳山頂に着いた。風が弱いので山頂のど真ん中にテントを張っても大丈夫だ。朝一の登山者が
来る前に撤収すればいいだろう。
数年前に滋賀県側の御池橋から夜間ハイクで上がったが、その時は到着が2時を過ぎていたので夜明けまで余裕
が無さ過ぎた。
三重県側は雲がモクモクと湧き出しているが、滋賀県側はすっきりと晴れ渡って彦根方面と思しき夜景が美しい。
夜景を楽しむためには当然ながら町、それも大きな都市に近い山を選ばなければならない。
テントを設営してのんびりとビールタイムを楽しむ。今夜は日の出までゆっくり眠れそうである。
外が少し明るくなった。外へ出てみると、三重県側は凄まじいほどの雲海で埋め尽くされていた。
いつも見慣れた雲海は、自分の目線よりずっと下の方にフラットに広がっているのだが、この雲海は荒れ狂う
大海原のようにさまざまな形で遠くの山まで隠してしまっている。
南の方に目をやると、天狗岩のピークと頭陀ヶ平の鉄塔が2本、雲の海から頭を突き出していた。
雲海の上端がオレンジに染まる。思い描いていたご来光とは違ったが、よく見るような凡庸な日の出よりもよほど
印象に残るものとなった。
振り返ると滋賀県側はきれいに晴れ渡っているのが面白い。霊仙山と伊吹山は山頂部だけが頭を出している。
夜は少し寒いぐらいだったが、日が登り始めるとみるみる体感温度が上がり始めた。
寝ている時は4枚着込んでいたが、もう半袖1枚だけで十分だ。
まずは元池へ向かう。意外に水があった。これなら他の池もいい姿を見られるだろうと池めぐりを開始したが、
ウリハダカエデの池やサワグルミの池は水が少なく、美しさももう一つというところである。
丸池もやや寂しい感じだったが、一番がっかりしたのは風池だ。
ここへ来るといつも御池杣人さんを思い出す、と言うより思い出すために来ているのだが、驚くほど干上がって
ヌタ場かと見紛うほどだ。また水をたっぷり湛えた時に来よう。
しかしテーブルランドにこれほどシソの群落があるとは知らなかった。あちこちでシソ可憐な花が満開だ。
考えてみればこんなくそ暑い時期に来たことがなかったのである。
天狗の鼻、ボタンブチを経て幸助の池へ。この池はテーブルランドの中でも一番美しい池だと思う。
頭上は雲が広がってきたので助かるのだが、被写体としてのテーブルランドにとってはあまりよろしくない。
東のボタンブチはカットして奥ノ平南峰へ向かう。石灰岩のカレンフェルトが折り重なるように林立するこの
場所は、御池テーブルランドの中でも一番のお気に入りの場所だ。
ザックを降ろしてテーブルランド南側の展望を楽しみながらコーヒータイムとしよう。
積雪期にここで広大なテーブルランドを見下ろして鍋をつつくのが最高の楽しみだった。
1241m標高点のある奥ノ平からダイレクトに真ノ谷へ下る。ヤブもほとんどなく歩きやすい尾根だ。
最後は間違えて少し下流側に着地してしまった。真ノ谷にはわずかながらも水が流れている。汗にまみれた顔を
洗うと生き返ったようだ。
ゆるゆるとした広い谷をカタクリ峠(天ヶ平)へ。この付近も鈴鹿らしい二次林が広がるすがすがしい場所だ。
あとは一般登山道を下るだけである。
前を歩いていた登山者がカメラを構えている。どうやら前方の木の高いところにリスがいるようだ。
目を凝らしてみると確かにリスらしきものが枝の股のところに座っていた。
新調した30倍ズームのカメラで覗くと、確かにリスがちょこちょこと動いている。人間の気配は感じているはず
だが逃げる素振りもない。それどころか、いろんなポーズを取って、写真を撮ってくれとせがんでいるようだ。
自分が人気者で、人は危害を加えることはないと自覚しているのだろうか。
10数年ぶりのコグルミ谷下部は荒れていた。長命水にも気付かず通り過ぎるありさまで、あっという間に国道
に下り着く。
ここからトンネル東口の駐車場までが最大の核心部だった。
いつの間にか復活した太陽が照りつける中、急勾配の国道を登って行くのは疲れる。
最後にたっぷり汗をかいて駐車場に到着。
この日も結構な人数が登っていたようだが、山中で会ったのは10人ほど。
時間差攻撃を使えば人気の山でも静かな山歩きが楽しめるのだ。
山日和
【山 域】鈴鹿 御池岳周辺
【天 候】晴れ一時曇り
【コース】9/6鞍掛トンネル東口21:15---21:38鞍掛峠---22:54鈴北岳
9/7鈴北岳6:55---8:05丸山---8:35幸助の池8:50---9:50奥ノ平南峰10:05---10:40真ノ谷---11:00カタクリ峠11:10
---11:50コグルミ谷登山口---12:15トンネル東口
土曜日の夜9時の鞍掛トンネル東口駐車場。他に車が止まっているはずもない。
トンネルの照明の光だけが道路に長く延びている。
準備をしていると指に違和感があった。早速ヒルが指の股に吸いついていた。早期発見したので被害は無し。
夏の鈴鹿はヒルを嫌っていては歩けないのだ。
今日は久しぶりの夜間登山である。いつも日付が変わる頃にスタートしていたが、今日は時間に余裕がある。
日の出まで少しは寝られるだろう。
トンネル東口から登るのは初めてだ。御池岳はほとんど滋賀県側からしか登ったことが無い。
急登もなくジグザクを切って付けられた道は、勾配も緩く実に歩きやすい。
20分あまりで鞍掛峠に着いた。祠に納まったお地蔵さまにご挨拶して県境稜線に踏み出した。
稜線では涼しい風が吹き、汗が引いて行く。やはり夏の間の体調不良は酷暑が原因だったのだと改めて思う。
もう少し涼しくなればまたバリバリ歩けるようになるだろう。
今夜は13日目の月らしいが、見上げる空にはほぼ満月に近い月が浮かんでいる。月が明る過ぎて満天の星たち
がはっきり見えないのが残念だが、明るい稜線を歩けるのとトレードオフなので仕方がない。
鈴北岳へ続くこの稜線は広く緩やかで、空が開けているので夜間ハイクにはもってこいの道だ。
11時前に鈴北岳山頂に着いた。風が弱いので山頂のど真ん中にテントを張っても大丈夫だ。朝一の登山者が
来る前に撤収すればいいだろう。
数年前に滋賀県側の御池橋から夜間ハイクで上がったが、その時は到着が2時を過ぎていたので夜明けまで余裕
が無さ過ぎた。
三重県側は雲がモクモクと湧き出しているが、滋賀県側はすっきりと晴れ渡って彦根方面と思しき夜景が美しい。
夜景を楽しむためには当然ながら町、それも大きな都市に近い山を選ばなければならない。
テントを設営してのんびりとビールタイムを楽しむ。今夜は日の出までゆっくり眠れそうである。
外が少し明るくなった。外へ出てみると、三重県側は凄まじいほどの雲海で埋め尽くされていた。
いつも見慣れた雲海は、自分の目線よりずっと下の方にフラットに広がっているのだが、この雲海は荒れ狂う
大海原のようにさまざまな形で遠くの山まで隠してしまっている。
南の方に目をやると、天狗岩のピークと頭陀ヶ平の鉄塔が2本、雲の海から頭を突き出していた。
雲海の上端がオレンジに染まる。思い描いていたご来光とは違ったが、よく見るような凡庸な日の出よりもよほど
印象に残るものとなった。
振り返ると滋賀県側はきれいに晴れ渡っているのが面白い。霊仙山と伊吹山は山頂部だけが頭を出している。
夜は少し寒いぐらいだったが、日が登り始めるとみるみる体感温度が上がり始めた。
寝ている時は4枚着込んでいたが、もう半袖1枚だけで十分だ。
まずは元池へ向かう。意外に水があった。これなら他の池もいい姿を見られるだろうと池めぐりを開始したが、
ウリハダカエデの池やサワグルミの池は水が少なく、美しさももう一つというところである。
丸池もやや寂しい感じだったが、一番がっかりしたのは風池だ。
ここへ来るといつも御池杣人さんを思い出す、と言うより思い出すために来ているのだが、驚くほど干上がって
ヌタ場かと見紛うほどだ。また水をたっぷり湛えた時に来よう。
しかしテーブルランドにこれほどシソの群落があるとは知らなかった。あちこちでシソ可憐な花が満開だ。
考えてみればこんなくそ暑い時期に来たことがなかったのである。
天狗の鼻、ボタンブチを経て幸助の池へ。この池はテーブルランドの中でも一番美しい池だと思う。
頭上は雲が広がってきたので助かるのだが、被写体としてのテーブルランドにとってはあまりよろしくない。
東のボタンブチはカットして奥ノ平南峰へ向かう。石灰岩のカレンフェルトが折り重なるように林立するこの
場所は、御池テーブルランドの中でも一番のお気に入りの場所だ。
ザックを降ろしてテーブルランド南側の展望を楽しみながらコーヒータイムとしよう。
積雪期にここで広大なテーブルランドを見下ろして鍋をつつくのが最高の楽しみだった。
1241m標高点のある奥ノ平からダイレクトに真ノ谷へ下る。ヤブもほとんどなく歩きやすい尾根だ。
最後は間違えて少し下流側に着地してしまった。真ノ谷にはわずかながらも水が流れている。汗にまみれた顔を
洗うと生き返ったようだ。
ゆるゆるとした広い谷をカタクリ峠(天ヶ平)へ。この付近も鈴鹿らしい二次林が広がるすがすがしい場所だ。
あとは一般登山道を下るだけである。
前を歩いていた登山者がカメラを構えている。どうやら前方の木の高いところにリスがいるようだ。
目を凝らしてみると確かにリスらしきものが枝の股のところに座っていた。
新調した30倍ズームのカメラで覗くと、確かにリスがちょこちょこと動いている。人間の気配は感じているはず
だが逃げる素振りもない。それどころか、いろんなポーズを取って、写真を撮ってくれとせがんでいるようだ。
自分が人気者で、人は危害を加えることはないと自覚しているのだろうか。
10数年ぶりのコグルミ谷下部は荒れていた。長命水にも気付かず通り過ぎるありさまで、あっという間に国道
に下り着く。
ここからトンネル東口の駐車場までが最大の核心部だった。
いつの間にか復活した太陽が照りつける中、急勾配の国道を登って行くのは疲れる。
最後にたっぷり汗をかいて駐車場に到着。
この日も結構な人数が登っていたようだが、山中で会ったのは10人ほど。
時間差攻撃を使えば人気の山でも静かな山歩きが楽しめるのだ。
山日和
>準備をしていると指に違和感があった。早速ヒルが指の股に吸いついていた。早期発見したので被害は無し。