【若狭】轆轤山から三十三間山 海を眺める雪山歩き
Posted: 2025年2月19日(水) 20:20
【日 付】2025年2月16日(土)
【山 域】若狭 三十三間山
【天 候】晴れのち曇り
【メンバー】sato、山日和
【コース】倉見登山口8:15---10:20反射板10:40---11:15轆轤山---11:35鞍部13:05---14:05三十三間山14:25---
15:00夫婦松---16:05登山口
三十三間山。京都の三十三間堂の棟木に使う材木をこの山から伐り出したことに由来する山名である。
この山に登ったのは一度きり。20年近く前の無雪期だけだ。
積雪期に隣の三重嶽と湖北武奈ヶ嶽を結ぶ稜線から見るこの山には、大きな雪庇が延々と続いていた。
一度は歩かなくてはと思いながら、なかなか足が向かなかった山でもある。
さすがに人気の山らしく、倉見の登山口には数台の車が止まっていた。と思っていたら、そのほとんどが
小浜山の会のメンバーだった。定番コースの三十三間山から轆轤(ろくろ)山への周回だと聞く。
時計回りの周回が通常のようだが、こちらは逆張りして反時計回りの周回を選ぶ。
その方が静かな山を味わえるだろうし、後ろから来る登山者にプレッシャーを受けることもない。
1週間前の記録を見ると、駐車場からすぐにスノーシューが履けるような状態だったが、うそのように雪が
融けてしまっている。
登山道の入口に背を向けて国道へ歩き出した。2日前までは雨だった予報は変わり、頭上には青空が広がって
いる。
国道を少し戻ったところから林道に入る。この林道歩きが実に長いのだが、緩い傾斜の道を一定のペースで
歩くのが今の自分にはいいウォーミングアップになる。
途中に黒龍大明神番衆大神があり、包み込むように根を張ったケヤキの奇木が抱える巨岩が信仰の対象にな
っているようだ。二拍手してその岩の周りを一周すれば願いごとが叶うという。
林道上に雪が残り始め、スタート地点から300mほど標高を上げたところでようやく林道を離れた。植林の
中を登るとまた林道を横切る。
ショートカットして尾根を直登すると反射板の立つ広場に出た。ここが林道終点のようだ。
ここからは比良の武奈ヶ岳と安曇川左岸の白倉岳がよく見えた。
ようやく雪が繋がりそうなのでスノーシューを装着。背中が少し軽くなった。
植林と雑木林のミックスの広い尾根を上がって行くと、やがて樹林が切れて広大な雪原が続くようになった。
ほどなく轆轤山山頂に到着。このあたりから三十三間山まではいわゆる風衝草原の山稜が続き、ほとんど無木立
の雪尾根が続く。尾根の東側には先週の高温続きで落ちてしまった雪庇の残骸と大きなクラックが口を開けていた。
そして360度遮るもののない痛快な展望が開けている。振り返れば比良と百里ヶ岳から駒ヶ岳・二の谷山へ続く
高島トレイルの山稜。三方や上中の町の広がりの奥に日本海と三方五湖の一部が見える。
遠くにツンととんがっているのは青葉山だ。そして右手には湖北武奈ヶ嶽から三重嶽への長い稜線が横たわる。
残念なのは日差しがなくなり、真っ白なはずの雪尾根がグレーになってしまったことだ。幸い雲が高いので遠望
は利いている。
轆轤山から下った鞍部に風がない場所があったので、早めのランチタイムとする。
眼下には嶺南牧場と若狭カントリークラブが見える。狭い平地の向こうにはすぐに海が広がっている。
まさに「海を眺める雪山歩き」というところだろうか。
登山口で会った時計回り組のパーティーが後ろを通過して行った。
ビールのせいもあり、いつもながら食後は体が重い。大パーティーの通過で雪面はトレースだらけになっている
が、できるだけ外して歩く。スノーシューを履いていればほとんど沈まない快適な雪質だ。
この稜線はまっすぐではなく、微妙にうねりながら続いているのがいい。
間近になった三十三間山を見ながら進むと、この雪尾根に不似合いな異物が現れた。風車建設のための風況
観測塔である。この素晴らしい草原の尾根に風車が林立するのは想像するのもおぞましい。
計画見直しの話もあったのだが、その後どうなっているのだろうか。
最後のわずかな急登の後、三十三間山頂に到着。草原は山頂手前までで、ここから北側は樹林帯が続いている。
こじんまりしたブナ林の奥に山頂標識が顔を出しているが、これは先週satoさんと旦那さんのツアーパーティー
がピンポイントで掘り出したらしい。展望のない山頂ではあるが、本日の最高到達点だ。
ブナの木立の間から歩いてきた稜線が一望できる。
踏まれていない場所の方が少ないような尾根を引き返して、倉見への下降点へ。
しばらくの間は感じのいい雑木の尾根だがほどなく植林に入る。夫婦松の手前からは雪が切れてスノーシューを
脱いだ。
雪がなくなれば、実によく整備された登山道であることがわかる。尾根自体は急なのだが、緩い傾斜で歩けるよ
うに道が付けられていた。
最後は谷へ下りてさわやかな流れのほとりを歩いて行くと、風神の滝という見応えのある滝が現れた。
あんな大事故の後でも沢の流れを見ると血が騒いでしまうのは不思議なものだ。
林道に出ると少し足が痛みだしたが、ホノケ山の時とは比べものにならないぐらいマシだ。少しずつでも前進
できているのだろう。
それほど大きな期待をしていたわけではなかった轆轤山と三十三間山だが、これほどいい山だとは思わなかった。
今度はもっとたっぷり雪がある時に訪れたいものだ。
山日和
【山 域】若狭 三十三間山
【天 候】晴れのち曇り
【メンバー】sato、山日和
【コース】倉見登山口8:15---10:20反射板10:40---11:15轆轤山---11:35鞍部13:05---14:05三十三間山14:25---
15:00夫婦松---16:05登山口
三十三間山。京都の三十三間堂の棟木に使う材木をこの山から伐り出したことに由来する山名である。
この山に登ったのは一度きり。20年近く前の無雪期だけだ。
積雪期に隣の三重嶽と湖北武奈ヶ嶽を結ぶ稜線から見るこの山には、大きな雪庇が延々と続いていた。
一度は歩かなくてはと思いながら、なかなか足が向かなかった山でもある。
さすがに人気の山らしく、倉見の登山口には数台の車が止まっていた。と思っていたら、そのほとんどが
小浜山の会のメンバーだった。定番コースの三十三間山から轆轤(ろくろ)山への周回だと聞く。
時計回りの周回が通常のようだが、こちらは逆張りして反時計回りの周回を選ぶ。
その方が静かな山を味わえるだろうし、後ろから来る登山者にプレッシャーを受けることもない。
1週間前の記録を見ると、駐車場からすぐにスノーシューが履けるような状態だったが、うそのように雪が
融けてしまっている。
登山道の入口に背を向けて国道へ歩き出した。2日前までは雨だった予報は変わり、頭上には青空が広がって
いる。
国道を少し戻ったところから林道に入る。この林道歩きが実に長いのだが、緩い傾斜の道を一定のペースで
歩くのが今の自分にはいいウォーミングアップになる。
途中に黒龍大明神番衆大神があり、包み込むように根を張ったケヤキの奇木が抱える巨岩が信仰の対象にな
っているようだ。二拍手してその岩の周りを一周すれば願いごとが叶うという。
林道上に雪が残り始め、スタート地点から300mほど標高を上げたところでようやく林道を離れた。植林の
中を登るとまた林道を横切る。
ショートカットして尾根を直登すると反射板の立つ広場に出た。ここが林道終点のようだ。
ここからは比良の武奈ヶ岳と安曇川左岸の白倉岳がよく見えた。
ようやく雪が繋がりそうなのでスノーシューを装着。背中が少し軽くなった。
植林と雑木林のミックスの広い尾根を上がって行くと、やがて樹林が切れて広大な雪原が続くようになった。
ほどなく轆轤山山頂に到着。このあたりから三十三間山まではいわゆる風衝草原の山稜が続き、ほとんど無木立
の雪尾根が続く。尾根の東側には先週の高温続きで落ちてしまった雪庇の残骸と大きなクラックが口を開けていた。
そして360度遮るもののない痛快な展望が開けている。振り返れば比良と百里ヶ岳から駒ヶ岳・二の谷山へ続く
高島トレイルの山稜。三方や上中の町の広がりの奥に日本海と三方五湖の一部が見える。
遠くにツンととんがっているのは青葉山だ。そして右手には湖北武奈ヶ嶽から三重嶽への長い稜線が横たわる。
残念なのは日差しがなくなり、真っ白なはずの雪尾根がグレーになってしまったことだ。幸い雲が高いので遠望
は利いている。
轆轤山から下った鞍部に風がない場所があったので、早めのランチタイムとする。
眼下には嶺南牧場と若狭カントリークラブが見える。狭い平地の向こうにはすぐに海が広がっている。
まさに「海を眺める雪山歩き」というところだろうか。
登山口で会った時計回り組のパーティーが後ろを通過して行った。
ビールのせいもあり、いつもながら食後は体が重い。大パーティーの通過で雪面はトレースだらけになっている
が、できるだけ外して歩く。スノーシューを履いていればほとんど沈まない快適な雪質だ。
この稜線はまっすぐではなく、微妙にうねりながら続いているのがいい。
間近になった三十三間山を見ながら進むと、この雪尾根に不似合いな異物が現れた。風車建設のための風況
観測塔である。この素晴らしい草原の尾根に風車が林立するのは想像するのもおぞましい。
計画見直しの話もあったのだが、その後どうなっているのだろうか。
最後のわずかな急登の後、三十三間山頂に到着。草原は山頂手前までで、ここから北側は樹林帯が続いている。
こじんまりしたブナ林の奥に山頂標識が顔を出しているが、これは先週satoさんと旦那さんのツアーパーティー
がピンポイントで掘り出したらしい。展望のない山頂ではあるが、本日の最高到達点だ。
ブナの木立の間から歩いてきた稜線が一望できる。
踏まれていない場所の方が少ないような尾根を引き返して、倉見への下降点へ。
しばらくの間は感じのいい雑木の尾根だがほどなく植林に入る。夫婦松の手前からは雪が切れてスノーシューを
脱いだ。
雪がなくなれば、実によく整備された登山道であることがわかる。尾根自体は急なのだが、緩い傾斜で歩けるよ
うに道が付けられていた。
最後は谷へ下りてさわやかな流れのほとりを歩いて行くと、風神の滝という見応えのある滝が現れた。
あんな大事故の後でも沢の流れを見ると血が騒いでしまうのは不思議なものだ。
林道に出ると少し足が痛みだしたが、ホノケ山の時とは比べものにならないぐらいマシだ。少しずつでも前進
できているのだろう。
それほど大きな期待をしていたわけではなかった轆轤山と三十三間山だが、これほどいい山だとは思わなかった。
今度はもっとたっぷり雪がある時に訪れたいものだ。
山日和
土曜日は福井の方もお天気が良さそうでしたよね。行き先を変更して三十三間山とか?と言っていました。却下されましたが、お会いしたらびっくりでしたね