【加越国境】大長山と赤兎山をめぐる沢2題 滝波川と中の俣谷
Posted: 2024年7月17日(水) 23:22
【日 付】2024年6月29日(土)
【山 域】加越国境 大長山周辺
【天 候】晴れ時々曇り
【メンバー】sato、山日和
【コース】林道駐車地7:35---7:50入渓点---10:20二俣---12:35加越国境稜線---13:35小原峠15:00---15:45登山口
---16:20駐車地
オープン前の小原の林道ゲート前には10台ほどの車が待機していた。午前7時のオーブンと同時に料金を払って
動き出す。この林道を走るためには500円×人数分の料金が必要だ。
林道を奥へ進んで行く車は100%、終点の登山口から小原峠へ向かう。そして、赤兎山や大長山を目指すのである。
終点の手前に駐車して谷へ下りる我々は少数派、と言うより希少派だ。
草に埋もれて原型を留めない廃林道を辿って谷に下り立った。昨日の雨で水量はやや多めだろうか。
大雨の後は水が冷たく、出発時にはむせかえるような暑さだったのに、谷間はひんやりとして寒いぐらいだ。
入渓していきなり度肝を抜かれたのは、巨大な岩が両岸からもたれかかってトンネルを作っている情景だった。
トンネルを潜って進むとこれまた巨岩と岩壁に挟まれたゴルジュの奥に小滝がかかる風景に圧倒される。
ここは左から巻いて抜けると、これまでの凄まじい渓相は何だったのかと思うような平流に変わってしまった。
突然堰堤が2つ連続して現れ、これにもどうやって資材を運んだのかと驚かされたが、右岸を巻き上がると
廃林道があって納得。
ここから先は小滝やナメが時折現れる程度の穏やかな流れが続いた。
ようやく滝らしい滝が現れるが、周囲は伐採跡のようで潤いのない風景なのが残念だ。
1110mの二俣に着いた。大長山へダイレクトに上がるなら左俣だが、この先の連瀑帯の通過にやや不安があった
のと、何よりゲートが17時に閉まってしまうので、遅くとも4時には下山せねばならない。
ほとんど水の流れていない右俣に入る。一見して入る気の起こらない渓相だが、記録で見たナメ天国を信じよう。
水がまったくなくなり、おいおい大丈夫かと思わされたが、やがて待望のナメ滝が出迎えてくれた。
これまてが冴えなかっただけに、延々と続くナメ滝に歓喜の声が上がる。
雨でヌメりが取れたのだろう、とにかくフリクションが抜群に効いて不安がない。その上、ナメの要所要所に
クライミングウォールのホールドのように設えられた突起があるので楽に登ることができるのである。
チョックストーンを抱えた8m滝は登れそうもないので右岸から巻く。その巻きに取ったルンゼ状のナメ滝も、
傾斜は強いがこれまで同様にホールドがうまく配置されていた。
落ち口を過ぎて下降点を探るが、覗き込むとさらに滝が続いているようだ。その滝の上まで巻いて谷に復帰。
落ち口から見るとこちらも美しいナメ滝だった。
先日の千束川のように最後まで岩盤が続けば素晴らしいのだが、さすがに息切れしてもっさりとした源頭部に
突入。激ヤブというほどではないが、それなりのヤブをかき分けながら大長山と小原峠の間の登山道に飛び出した。
そろそろランチタイムという時間だったが、腰を降ろす適当な場所がない。このあたりは道幅以上に開けたと
ころがまったくないのだ。とにかく小原峠に向かって場所探しがてら歩くしかない。
元々の狙いは大長山のニッコウキスゲだったが、今回はパスである。
その代わり、そろそろ盛りを迎え始めたササユリと、満開のゴゼンタチバナが歓迎してくれた。
適当な場所がないまま、結局小原峠まで来てしまった。越前禅定道の通るこの峠の雰囲気は素晴らしい。
まわりを豊かなブナ林に囲まれた実に峠らしい峠である。
加越国境の峠を少し加賀側に入るとお地蔵さんと不動明王が安置された祠がある。4年前に訪れた時には色褪せて
壊れかけていた祠がきれいに新調されており、柔和な顔のお地蔵さまもうれしそうに見えた。
遅いランチタイムを取っていると、赤兎山の方から次々に登山者が下りて来る。その中に名古屋のふわく山の会
の総勢なんと48人という大パーティーの一団があった。
通風山さんの所属する会で、通風山さんの噂話でしばし盛り上がった。
ここから登山口までは通常なら30分ばかりである。ところが靴下を履こうとしたところで足が攣ってしまい、
靴下を履くことができない。結局裸足で登山靴を履いて歩くハメになってしまった。
途中でまた足が攣ってストップ、登りのコースタイムよりも時間がかかってようやく林道終点の登山口に着いた。
しかし車はここにはない。ゲートのタイムリミットが迫っている。
駐車地までの林道歩きは思ったより長かったが、側溝に健気に咲くササユリや、実を付けたサンカヨウの群落を
愛でたりで退屈はしなかった。
【日 付】2024年7月13日(土)
【山 域】加越国境 赤兎山周辺
【天 候】晴れのち曇り
【メンバー】sato、山日和
【コース】三ッ谷林道駐車地7:00---7:30入渓点---10:15ゴルジュ---11:55加越国境稜線---12:20ランチ場14:00---
14:30赤兎山---15:05小原峠15:15---16:00林道終点16:15---17:00駐車地
先々週、福井県側の滝波川から大長山を目指した。谷そのものも目的ではあったが、大長山のニッコウキスゲ
を見るのが最大の目的だった。結果的には右俣を選んで山頂をパスしたために見ることができなかった。
あれから2週間を経て、今度は石川県側から赤兎山を目指した。
ネット情報では先週が最盛期だったようだが、ニッコウキスゲは待ってくれているだろうか。
市ノ瀬の手前で三ッ谷の林道に入る。昨日までの雨のせいか道は水溜まりだらけで、増水が少し心配になる。
林道分岐に駐車してスタート。三ッ谷はここで西俣、中の俣、東俣の3本の谷に分かれる。
中の俣谷沿いの支線の林道は取水堰堤で終わり、そこから左岸沿いのかすかな踏み跡を辿って上流に進んだ。
水量はやや多そうだが、遡行に支障をきたすほどでもなさそうである。
堰堤を越えて入渓、広い谷は荒れ河原の様相だが行程は捗る。
ちょっと沢らしくなってきたと思ったら、目の前に高い堰堤が立ちはだかった。左岸から大きく高巻くと、
今度こそ沢登りのスタートか。
左岸から落ちる美しい滝を見送り、2mほどの落差を持つ大きな淵を右岸から越える。
その後も1mばかりの落差の小滝やナメばかりだが、河畔はサワグルミ主体の自然林となって、奥美濃の神又谷
を思わせる美しい森である。谷そのものに変化が少なくてもこういう森の中であれば退屈はしない。
しかしこの森はすぐに終わり、大半が伐採跡のやたら明るい河原歩きになってしまった。
休憩していると、単独者が通過して行った。こんなマイナーな谷で人に会うとはまったく予想外だ。
向こうもそう思っているだろうが、ろくに挨拶もせずに足早に姿を消してしまった。
ウォータースライダーのようなナメの連続を楽しんだ後、15mほどの美しい斜瀑が現れたと思ったらこれも
支流の滝だ。
突然行く手が極端に狭まる気配が見えた。ゴルジュである。その幅は両手を広げれば壁についてしまいそうな
ぐらいの狭さだ。ただ両岸の壁が低いので圧迫感はさほどでもない。
胸あたりまで浸かる覚悟で進入したが、流木があったりうまい具合に水中にフットホールドがあったりして、
ひざ上を濡らすだけで通過することができた。
その後は少しナメが続いただけで、沢登りは実質的に終了してしまった。
ヤブっぽくなってきた谷をひたすら登る。千束川や滝波川のように源頭近くまで岩盤の谷なら面白いのだが。
最後は軽いヤブ漕ぎで裏赤兎山と避難小屋の間のコルに飛び出した。
避難小屋の方へ登って行くと大展望が開け、登山者が数名寛いでいた。
白山から別山、石徹白の山々へと続く山並みの先には、枇杷倉、松鞍、木無、荒島と続き、その奥には越美国境
の滝波、平家、そして鋭利な三角錐の屏風山の姿を望むことができる。
見下ろす中ノ俣谷は、ここから見ると自然林の中を流れているように感じるのだが、実際の風景とのギャップが
大きかったことに驚く。
ランチ場所を探して避難小屋まで行ってみたが、結局ここへ戻って来た。
まわりに人がいるランチタイムはいつ以来だろうか。ここで沢装束というのは珍しいようで、どこから登って来
たのか等々、矢のように質問を受ける。
食後は少しヤブの中に入ってニッコウキスゲを愛でる。やはり先週が絶頂だったようだが、少ないとはいえ
それなりの花が咲いていた。ササユリは枯れかかった花が多くてやや寂しい感じだ。
キンコウカとイワイチョウがアクセントを添えている。
赤池湿原も静かでよかった。花の賑わいの少なさは人の賑わいと引き換えだろう。
先週のレポの写真を見るとニッコウキスゲは満開状態だったが、人を写さないのが難しいかもしれない。
7度目の赤兎山頂から小原峠への下りは雨後の人出で泥道になっているところが多く、滑らないように気を遣わ
された。
小原峠。先々週訪れた時は、2週間後にまたここに立っているとは思わなかった。
4年前にも下った越前禅定道はやや草深くなっていたが、ブナ林に入るとヤブがなくなり歩きやすくなった。
豊かなブナ林の中をゆるやかに下って行く古道の佇まいは素晴らしい。
工事現場となって殺伐とした雰囲気の林道終点に下り立った。後は長い林道歩きを残すだけだ。
さてと歩き出すと、林道のガケの上の方で声がした。動物の鳴き声のようだが、なにかわからない。
急いでホイッスルを吹き鳴らすと声はしなくなった。クマがあんなにか細い声を出すとは思えないが、なんだった
のだろう。それでも後ろから来るのではないかと時々振り返りながら林道を歩いた。
中の俣谷は、沢登りの興味という意味ではほとんど皆無かもしれないが、赤兎山へのバリエーションルートとして
捉えれば興味深いコースだと言える。
ニッコウキスゲ鑑賞のために選んだルートだったが、それなりに楽しむことができた。
山日和
【山 域】加越国境 大長山周辺
【天 候】晴れ時々曇り
【メンバー】sato、山日和
【コース】林道駐車地7:35---7:50入渓点---10:20二俣---12:35加越国境稜線---13:35小原峠15:00---15:45登山口
---16:20駐車地
オープン前の小原の林道ゲート前には10台ほどの車が待機していた。午前7時のオーブンと同時に料金を払って
動き出す。この林道を走るためには500円×人数分の料金が必要だ。
林道を奥へ進んで行く車は100%、終点の登山口から小原峠へ向かう。そして、赤兎山や大長山を目指すのである。
終点の手前に駐車して谷へ下りる我々は少数派、と言うより希少派だ。
草に埋もれて原型を留めない廃林道を辿って谷に下り立った。昨日の雨で水量はやや多めだろうか。
大雨の後は水が冷たく、出発時にはむせかえるような暑さだったのに、谷間はひんやりとして寒いぐらいだ。
入渓していきなり度肝を抜かれたのは、巨大な岩が両岸からもたれかかってトンネルを作っている情景だった。
トンネルを潜って進むとこれまた巨岩と岩壁に挟まれたゴルジュの奥に小滝がかかる風景に圧倒される。
ここは左から巻いて抜けると、これまでの凄まじい渓相は何だったのかと思うような平流に変わってしまった。
突然堰堤が2つ連続して現れ、これにもどうやって資材を運んだのかと驚かされたが、右岸を巻き上がると
廃林道があって納得。
ここから先は小滝やナメが時折現れる程度の穏やかな流れが続いた。
ようやく滝らしい滝が現れるが、周囲は伐採跡のようで潤いのない風景なのが残念だ。
1110mの二俣に着いた。大長山へダイレクトに上がるなら左俣だが、この先の連瀑帯の通過にやや不安があった
のと、何よりゲートが17時に閉まってしまうので、遅くとも4時には下山せねばならない。
ほとんど水の流れていない右俣に入る。一見して入る気の起こらない渓相だが、記録で見たナメ天国を信じよう。
水がまったくなくなり、おいおい大丈夫かと思わされたが、やがて待望のナメ滝が出迎えてくれた。
これまてが冴えなかっただけに、延々と続くナメ滝に歓喜の声が上がる。
雨でヌメりが取れたのだろう、とにかくフリクションが抜群に効いて不安がない。その上、ナメの要所要所に
クライミングウォールのホールドのように設えられた突起があるので楽に登ることができるのである。
チョックストーンを抱えた8m滝は登れそうもないので右岸から巻く。その巻きに取ったルンゼ状のナメ滝も、
傾斜は強いがこれまで同様にホールドがうまく配置されていた。
落ち口を過ぎて下降点を探るが、覗き込むとさらに滝が続いているようだ。その滝の上まで巻いて谷に復帰。
落ち口から見るとこちらも美しいナメ滝だった。
先日の千束川のように最後まで岩盤が続けば素晴らしいのだが、さすがに息切れしてもっさりとした源頭部に
突入。激ヤブというほどではないが、それなりのヤブをかき分けながら大長山と小原峠の間の登山道に飛び出した。
そろそろランチタイムという時間だったが、腰を降ろす適当な場所がない。このあたりは道幅以上に開けたと
ころがまったくないのだ。とにかく小原峠に向かって場所探しがてら歩くしかない。
元々の狙いは大長山のニッコウキスゲだったが、今回はパスである。
その代わり、そろそろ盛りを迎え始めたササユリと、満開のゴゼンタチバナが歓迎してくれた。
適当な場所がないまま、結局小原峠まで来てしまった。越前禅定道の通るこの峠の雰囲気は素晴らしい。
まわりを豊かなブナ林に囲まれた実に峠らしい峠である。
加越国境の峠を少し加賀側に入るとお地蔵さんと不動明王が安置された祠がある。4年前に訪れた時には色褪せて
壊れかけていた祠がきれいに新調されており、柔和な顔のお地蔵さまもうれしそうに見えた。
遅いランチタイムを取っていると、赤兎山の方から次々に登山者が下りて来る。その中に名古屋のふわく山の会
の総勢なんと48人という大パーティーの一団があった。
通風山さんの所属する会で、通風山さんの噂話でしばし盛り上がった。
ここから登山口までは通常なら30分ばかりである。ところが靴下を履こうとしたところで足が攣ってしまい、
靴下を履くことができない。結局裸足で登山靴を履いて歩くハメになってしまった。
途中でまた足が攣ってストップ、登りのコースタイムよりも時間がかかってようやく林道終点の登山口に着いた。
しかし車はここにはない。ゲートのタイムリミットが迫っている。
駐車地までの林道歩きは思ったより長かったが、側溝に健気に咲くササユリや、実を付けたサンカヨウの群落を
愛でたりで退屈はしなかった。
【日 付】2024年7月13日(土)
【山 域】加越国境 赤兎山周辺
【天 候】晴れのち曇り
【メンバー】sato、山日和
【コース】三ッ谷林道駐車地7:00---7:30入渓点---10:15ゴルジュ---11:55加越国境稜線---12:20ランチ場14:00---
14:30赤兎山---15:05小原峠15:15---16:00林道終点16:15---17:00駐車地
先々週、福井県側の滝波川から大長山を目指した。谷そのものも目的ではあったが、大長山のニッコウキスゲ
を見るのが最大の目的だった。結果的には右俣を選んで山頂をパスしたために見ることができなかった。
あれから2週間を経て、今度は石川県側から赤兎山を目指した。
ネット情報では先週が最盛期だったようだが、ニッコウキスゲは待ってくれているだろうか。
市ノ瀬の手前で三ッ谷の林道に入る。昨日までの雨のせいか道は水溜まりだらけで、増水が少し心配になる。
林道分岐に駐車してスタート。三ッ谷はここで西俣、中の俣、東俣の3本の谷に分かれる。
中の俣谷沿いの支線の林道は取水堰堤で終わり、そこから左岸沿いのかすかな踏み跡を辿って上流に進んだ。
水量はやや多そうだが、遡行に支障をきたすほどでもなさそうである。
堰堤を越えて入渓、広い谷は荒れ河原の様相だが行程は捗る。
ちょっと沢らしくなってきたと思ったら、目の前に高い堰堤が立ちはだかった。左岸から大きく高巻くと、
今度こそ沢登りのスタートか。
左岸から落ちる美しい滝を見送り、2mほどの落差を持つ大きな淵を右岸から越える。
その後も1mばかりの落差の小滝やナメばかりだが、河畔はサワグルミ主体の自然林となって、奥美濃の神又谷
を思わせる美しい森である。谷そのものに変化が少なくてもこういう森の中であれば退屈はしない。
しかしこの森はすぐに終わり、大半が伐採跡のやたら明るい河原歩きになってしまった。
休憩していると、単独者が通過して行った。こんなマイナーな谷で人に会うとはまったく予想外だ。
向こうもそう思っているだろうが、ろくに挨拶もせずに足早に姿を消してしまった。
ウォータースライダーのようなナメの連続を楽しんだ後、15mほどの美しい斜瀑が現れたと思ったらこれも
支流の滝だ。
突然行く手が極端に狭まる気配が見えた。ゴルジュである。その幅は両手を広げれば壁についてしまいそうな
ぐらいの狭さだ。ただ両岸の壁が低いので圧迫感はさほどでもない。
胸あたりまで浸かる覚悟で進入したが、流木があったりうまい具合に水中にフットホールドがあったりして、
ひざ上を濡らすだけで通過することができた。
その後は少しナメが続いただけで、沢登りは実質的に終了してしまった。
ヤブっぽくなってきた谷をひたすら登る。千束川や滝波川のように源頭近くまで岩盤の谷なら面白いのだが。
最後は軽いヤブ漕ぎで裏赤兎山と避難小屋の間のコルに飛び出した。
避難小屋の方へ登って行くと大展望が開け、登山者が数名寛いでいた。
白山から別山、石徹白の山々へと続く山並みの先には、枇杷倉、松鞍、木無、荒島と続き、その奥には越美国境
の滝波、平家、そして鋭利な三角錐の屏風山の姿を望むことができる。
見下ろす中ノ俣谷は、ここから見ると自然林の中を流れているように感じるのだが、実際の風景とのギャップが
大きかったことに驚く。
ランチ場所を探して避難小屋まで行ってみたが、結局ここへ戻って来た。
まわりに人がいるランチタイムはいつ以来だろうか。ここで沢装束というのは珍しいようで、どこから登って来
たのか等々、矢のように質問を受ける。
食後は少しヤブの中に入ってニッコウキスゲを愛でる。やはり先週が絶頂だったようだが、少ないとはいえ
それなりの花が咲いていた。ササユリは枯れかかった花が多くてやや寂しい感じだ。
キンコウカとイワイチョウがアクセントを添えている。
赤池湿原も静かでよかった。花の賑わいの少なさは人の賑わいと引き換えだろう。
先週のレポの写真を見るとニッコウキスゲは満開状態だったが、人を写さないのが難しいかもしれない。
7度目の赤兎山頂から小原峠への下りは雨後の人出で泥道になっているところが多く、滑らないように気を遣わ
された。
小原峠。先々週訪れた時は、2週間後にまたここに立っているとは思わなかった。
4年前にも下った越前禅定道はやや草深くなっていたが、ブナ林に入るとヤブがなくなり歩きやすくなった。
豊かなブナ林の中をゆるやかに下って行く古道の佇まいは素晴らしい。
工事現場となって殺伐とした雰囲気の林道終点に下り立った。後は長い林道歩きを残すだけだ。
さてと歩き出すと、林道のガケの上の方で声がした。動物の鳴き声のようだが、なにかわからない。
急いでホイッスルを吹き鳴らすと声はしなくなった。クマがあんなにか細い声を出すとは思えないが、なんだった
のだろう。それでも後ろから来るのではないかと時々振り返りながら林道を歩いた。
中の俣谷は、沢登りの興味という意味ではほとんど皆無かもしれないが、赤兎山へのバリエーションルートとして
捉えれば興味深いコースだと言える。
ニッコウキスゲ鑑賞のために選んだルートだったが、それなりに楽しむことができた。
山日和
九頭竜川に注ぐ滝波川流域の最奥の村小原は、ずっと気になりつつそのままになっていたので楽しみでした。