【鈴鹿】松ノ木谷からイワクラ尾根、大岩谷を下降
Posted: 2024年7月10日(水) 22:20
【日 付】2024年7月6日(土)
【山 域】鈴鹿南部 入道ヶ岳周辺
【天 候】晴れ
【コース】大石橋8:15---8:30入渓点--8:55-松ノ木谷出合---11:00イワクラ尾根---11:45大岩谷ランチ場12:30
---13:15白滝下---14:00大石橋
今日は一日曇り空の予報だったが、早朝から強い陽射しが照り付けている。下界では体温を超えるような猛暑
になるらしい。
小岐須キャンプ場から狭い林道を進み、大石橋脇の定位置に車を止めた。先客はバイクが一台。山登りだろうか。
大岩谷沿いの林道に入る。大きなガケ崩れの場所はもう直すつもりもないだろう。
終点から左岸に渡り、最後の堰堤を越せば入渓点に到着だ。
きれいな淵を見ながら谷は90度右折して、左岸を岩壁に守られた美しいナメから1mも無いような落差で、小さな
滝には不似合いなほど巨大な釜に水流を落としている。
この不意を突いたように現れる美しい風景は、鈴鹿でも一番好きな景観のひとつである。
5mの斜瀑を左端から越えると紺屋谷の出合に着く。うっかり歩いていると紺屋谷に引き込まれてしまいそうに
なる。
右の大岩谷へ進むと幅広の3m滝が出迎えてくれる。白い花崗岩で構成されたこの谷の中で、突然変異のようにこ
こだけが黒い水成岩でできている。
巨体な釜の左岸をへつって直登すると、すぐに右から松ノ木谷が合流する。出合はまったく平凡な渓相で、本流
共々面白そうには見えないが、少し進むとどちらの谷も本領を発揮し始める。
松ノ木谷には大滝と呼べる規模の滝は皆無で、ほとんどが5m内外の小さなものばかりである。
しかしナメ滝、斜瀑、トユ状、直瀑とバラエティに富んでおり、それぞれにそれなりの釜を備えているので見た
目にも楽しく飽きることがない。これまで3度、イワクラ尾根から下降したことがあるが、下降の目線と遡行して
行く時の目線はまったく違うので、初めて訪れるような新鮮さを覚える。
今の自分では難しそうな滝は無理せず巻いて行くが、バリバリの沢屋ならすべて直登可能だろう。
源頭部に近い680mの二俣では歩いたことのない左俣を選んだ。出だしから岩盤が発達して期待できそうだった
が、如何せん上流から流れてきた倒木と土石で荒れ模様。すっきりした遡行は望めない。
まあ、これは本流を取っても大差ないだろう。
最後は越えられないチョックストンに阻まれて右岸の尾根に逃げた。急だがヤブ無しの快適な尾根がイワクラ
尾根へと導いてくれる。しかし谷から離れた途端にムッとした熱気が体にまとわりつき始めた。
尾根上の風の通る場所でランチタイムをと思っていたが、どうにもそんな適地は得られそうにない。
宮妻峡への分岐のある最低鞍部から大岩谷源流へ下る。と言っても、谷芯は大荒れで歩けないので、左岸の尾根
を辿って大岩谷へ下り立った。
谷筋へ出ただけで空気感がまったく違う。風がなくてもひんやりした空気が漂っているのだ。
ならば後はいい場所を選ぶだけである。しばらく下って、ナメ滝が連続する涼しげな場所に腰を降ろした。
谷の中でランチタイムを取るのは久し振りだ。今日はもう登らなくていいので気楽である。
左右から支流を合わせて広いナメ床に出ると、そこは15m滝の落ち口になっている。左岸のよく踏まれた巻き
道を辿るが、常緑樹の落ち葉は非常にスリッピーなので、チェーンスパイクは欠かせない。
いくつかの美しいナメ滝を気分良く下って行くと、大岩谷のハイライトである白滝の落ち口に着いた。
落差40mと言われている大滝だが、下から見ると2段25m~30mという感じである。
花崗岩の岩盤を滑り落ちる流れは豪壮ではないが実に美しく、鈴鹿を代表する名瀑だと思う。
ここも左岸の巻き道を伝って滝の正面に下り立った。マイナスイオンを体いっぱいに浴びて滝を見上げれば、
今日が酷暑日だということを忘れてしまう。
白滝の下流にも2つばかりの小滝があり、それが終われば朝見た風景、松ノ木谷の出合だ。
ここからは流れをカットして谷沿いの道を歩く。ただ、最後の(最初の)お気に入りのナメだけはもう一度味わい
たい。大岩谷を巡る沢旅は、このナメに始まりこのナメに終わるのだ。
下山すれば今日もパナスタが待っている。
山日和
【山 域】鈴鹿南部 入道ヶ岳周辺
【天 候】晴れ
【コース】大石橋8:15---8:30入渓点--8:55-松ノ木谷出合---11:00イワクラ尾根---11:45大岩谷ランチ場12:30
---13:15白滝下---14:00大石橋
今日は一日曇り空の予報だったが、早朝から強い陽射しが照り付けている。下界では体温を超えるような猛暑
になるらしい。
小岐須キャンプ場から狭い林道を進み、大石橋脇の定位置に車を止めた。先客はバイクが一台。山登りだろうか。
大岩谷沿いの林道に入る。大きなガケ崩れの場所はもう直すつもりもないだろう。
終点から左岸に渡り、最後の堰堤を越せば入渓点に到着だ。
きれいな淵を見ながら谷は90度右折して、左岸を岩壁に守られた美しいナメから1mも無いような落差で、小さな
滝には不似合いなほど巨大な釜に水流を落としている。
この不意を突いたように現れる美しい風景は、鈴鹿でも一番好きな景観のひとつである。
5mの斜瀑を左端から越えると紺屋谷の出合に着く。うっかり歩いていると紺屋谷に引き込まれてしまいそうに
なる。
右の大岩谷へ進むと幅広の3m滝が出迎えてくれる。白い花崗岩で構成されたこの谷の中で、突然変異のようにこ
こだけが黒い水成岩でできている。
巨体な釜の左岸をへつって直登すると、すぐに右から松ノ木谷が合流する。出合はまったく平凡な渓相で、本流
共々面白そうには見えないが、少し進むとどちらの谷も本領を発揮し始める。
松ノ木谷には大滝と呼べる規模の滝は皆無で、ほとんどが5m内外の小さなものばかりである。
しかしナメ滝、斜瀑、トユ状、直瀑とバラエティに富んでおり、それぞれにそれなりの釜を備えているので見た
目にも楽しく飽きることがない。これまで3度、イワクラ尾根から下降したことがあるが、下降の目線と遡行して
行く時の目線はまったく違うので、初めて訪れるような新鮮さを覚える。
今の自分では難しそうな滝は無理せず巻いて行くが、バリバリの沢屋ならすべて直登可能だろう。
源頭部に近い680mの二俣では歩いたことのない左俣を選んだ。出だしから岩盤が発達して期待できそうだった
が、如何せん上流から流れてきた倒木と土石で荒れ模様。すっきりした遡行は望めない。
まあ、これは本流を取っても大差ないだろう。
最後は越えられないチョックストンに阻まれて右岸の尾根に逃げた。急だがヤブ無しの快適な尾根がイワクラ
尾根へと導いてくれる。しかし谷から離れた途端にムッとした熱気が体にまとわりつき始めた。
尾根上の風の通る場所でランチタイムをと思っていたが、どうにもそんな適地は得られそうにない。
宮妻峡への分岐のある最低鞍部から大岩谷源流へ下る。と言っても、谷芯は大荒れで歩けないので、左岸の尾根
を辿って大岩谷へ下り立った。
谷筋へ出ただけで空気感がまったく違う。風がなくてもひんやりした空気が漂っているのだ。
ならば後はいい場所を選ぶだけである。しばらく下って、ナメ滝が連続する涼しげな場所に腰を降ろした。
谷の中でランチタイムを取るのは久し振りだ。今日はもう登らなくていいので気楽である。
左右から支流を合わせて広いナメ床に出ると、そこは15m滝の落ち口になっている。左岸のよく踏まれた巻き
道を辿るが、常緑樹の落ち葉は非常にスリッピーなので、チェーンスパイクは欠かせない。
いくつかの美しいナメ滝を気分良く下って行くと、大岩谷のハイライトである白滝の落ち口に着いた。
落差40mと言われている大滝だが、下から見ると2段25m~30mという感じである。
花崗岩の岩盤を滑り落ちる流れは豪壮ではないが実に美しく、鈴鹿を代表する名瀑だと思う。
ここも左岸の巻き道を伝って滝の正面に下り立った。マイナスイオンを体いっぱいに浴びて滝を見上げれば、
今日が酷暑日だということを忘れてしまう。
白滝の下流にも2つばかりの小滝があり、それが終われば朝見た風景、松ノ木谷の出合だ。
ここからは流れをカットして谷沿いの道を歩く。ただ、最後の(最初の)お気に入りのナメだけはもう一度味わい
たい。大岩谷を巡る沢旅は、このナメに始まりこのナメに終わるのだ。
下山すれば今日もパナスタが待っている。
山日和
小岐須キャンプ場から狭い林道を進み、大石橋脇の定位置に車を止めた。先客はバイクが一台。山登りだろうか。