【両白山地】ヤブが出た日照岳から滑降

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skywalk
記事: 522
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

【両白山地】ヤブが出た日照岳から滑降

投稿記事 by skywalk »

【 日 付 】2024年4月6日(土)
【 山 域 】 両白山地
【メンバー】単独
【 天 候 】薄曇り
【 ルート 】東登山口7:45>谷道>・1160m東西尾根・1534m>日照山12:04>・1160m手前から谷道>東北登山口

4月の最初の週末は花見登山に行こうと考えていましたが、4月の上旬は私の登山カレンダーも空白になっていて、これといった行き先が思い浮かびません。そこで山スキーをもう一本オマケにいくことにしました。前泊なしの日帰りでいけそうなところで大日ヶ岳のもう少し北にある日照岳に行ってみることにしました。
4月6日(土)朝4時20分に鈴鹿の自宅を出発。7時半過ぎには登山口に到着して45分に出発しました。送電線の巡視路を少し登り巡視路が消えたところで沢を渡り右岸の谷を登り始めました。雪に埋まった谷を昇登りつめ東西の尾根に出ると雪はなくヤブが出ています。2週間前のレポをみると山頂から登山口までスキーで下れたと書かれていましたが、
4月になってから気温は急上昇したし水曜日にはタップリの雨も降ったからこの程度は想定済みです。
P1534mで本尾根に出れば十分な雪が残っているでしょう。
ヤブ尾根には桧の巨木が沢山生えていて尾根筋だけ雪が消えている感じだ。
IMGP0522.JPG
頭に✖マークのあるコンクリ杭が1160mの基準点のようだ。
基準点から100mほど登ったところで桧尾根は終わり落葉樹林に出ると雪面が繋がった。
前方にP1534mと本尾根が見えてきたらそこを目指すだけだ。
最後に急登をこなして本尾根に出た。倒木の大きな根っこが目印になりそうだ。
後は緩やかな本尾根を登っていくだけと思っていたらここにも針葉樹林があってその中は藪が出ている。雪面の側を登っていくと段々狭くなっていきとうとう尾根芯のヤブを歩くことになった。藪の部分はさほど長くないと思うが、気分的に長く感じる。スキーで滑降するときにこのヤブをうまく巻けるかな。
IMGP0527.JPG
藪を抜けた後は滑降に支障なさそうだ。
左から破線尾根が近づいてきた。20年ほど前のGWにここを登ったら背丈を越える笹ヤブで敗退しそうになりながら登った記憶がよみがえる。それに比べれば今日のヤブなど何でもない。
日照山頂が見えた。手前のゴツゴツ曲がりくねった木がシンボルツリーらしい。
IMGP0531.JPG
12時4分、山頂に立つと御前峰もくっきり見えるし
三方崩山も手に取るように見える。
IMGP0533.JPG
尾根の奥には西日照岳から別山まで見えているが、西峰まで行くつもりはない。平坦な尾根で繋がっているので遊ぶのにはいいが、時間がもったいない。
山名板は木の上の方にかけられていた。何mも雪が積もるところなので冬なら丁度いい高さなのだろうが、気が付くのに時間が掛った。
穏かな日だったので山頂でツナデニッシュとコーヒーでランチにした。
ランチを終えたらスキーブーツに履き替えスキーを付けた。
さぁダウンヒルの始まりだ。下に見えるダム湖の辺りまで下るわけだが、どれだけ滑れるかな。
IMGP0536.JPG
先ずは山頂の斜面を下ってみる。思いのほか良く滑っていい具合だ。
本尾根はさほど急なところもなく余裕で滑れる。
IMGP0540.JPG
ヤブ尾根のところまで来た。南向きの右斜面は雪が落ちていてうまく巻けそうにない。日影の左斜面をへつるようにして巻き下ってみた。「ヨッシャー」うまく下れた。
P1534mから東西尾根を滑る。下り初めの急斜面だけ気を付けて下ればあとは問題なし。
桧尾根まで来たら観念して板を外して尾根を下った。
・1160mの手前左の小谷を下れそうだ。山スキーの場合ここを滑って下の大谷に出るようだ。小谷を慎重に下り大谷に出たら雪質も良く快適な滑りだった。日当りの悪い谷の雪質は安定していて安心して滑れた。結局、板を外したのは桧尾根の標高差100m分だけで殆んどスキーで降りてこられた。
登山口近くの小沢を渡るところで板を外し国道に出ると今朝の登山口とちょっと違っていた。こちらが本来の登山口のようだが、国道を少し歩いて南に戻ると今朝の駐車地に着いた。どちらも国道横のチェーン脱着場みたいなところで赤テープや巡視路のサインがついているところもそっくりだった。結果良ければすべてよしだが、やはり北側の登山口から登った方が登り易そうだ。次回に来るときは国道のトンネルを確認してから車を止めよう。
これで今シーズンの山スキーは本当のファイナルとなったので今後は花見登山に専念できそうだ。
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【両白山地】ヤブが出た日照岳から滑降

投稿記事 by 山日和 »

skywalkさん、こんばんは。
今シーズン最後の山スキー宣言してからの方が回数多いんじゃないですか。 :mrgreen:

前泊なしの日帰りでいけそうなところで大日ヶ岳のもう少し北にある日照岳に行ってみることにしました。

おっと、ちょうど1週間前の土曜日に登ってましたよ。

7時半過ぎには登山口に到着して45分に出発しました。送電線の巡視路を少し登り巡視路が消えたところで沢を渡り右岸の谷を登り始めました。

短いスノーシェッドの手前からですかね。ここで別の登山者が準備をしていました。私はもっと手前の碑があるところからでした。

ヤブ尾根には桧の巨木が沢山生えていて尾根筋だけ雪が消えている感じだ。

前週はなんとか雪が繋がってましたが。

後は緩やかな本尾根を登っていくだけと思っていたらここにも針葉樹林があってその中は藪が出ている。雪面の側を登っていくと段々狭くなっていきとうとう尾根芯のヤブを歩くことになった。藪の部分はさほど長くないと思うが、気分的に長く感じる。スキーで滑降するときにこのヤブをうまく巻けるかな。

あらまあ、主尾根に乗ってもヤブが出てましたか。1週間でえらい違いですねえ。

左から破線尾根が近づいてきた。20年ほど前のGWにここを登ったら背丈を越える笹ヤブで敗退しそうになりながら登った記憶がよみがえる。それに比べれば今日のヤブなど何でもない。

下りはこの尾根を使いました。雪庇はもう落ちてたけど、ちょっとナイフエッジ風のところもあり面白いルートですね。
GWはさすがにまともに歩けないでしょう。

日照山頂が見えた。手前のゴツゴツ曲がりくねった木がシンボルツリーらしい。

そうそう、晴れた日なら雪面から青空に突き出す印象的な木です。

12時4分、山頂に立つと御前峰もくっきり見えるし
三方崩山も手に取るように見える。

この展望がないと登る意味がないですよね。

尾根の奥には西日照岳から別山まで見えているが、西峰まで行くつもりはない。平坦な尾根で繋がっているので遊ぶのにはいいが、時間がもったいない。

行かない方がもったいないと思いますよ。日照岳最高点までの広い雪原はまさにパラダイス。
最高点の奥からは白山から別山の稜線がぐっと距離を縮めて迫ります。
この雪原でのんびりランチタイムを楽しんだり散歩してたら2時間も経ってました。 :lol:

IMG_5150_1.JPG

先ずは山頂の斜面を下ってみる。思いのほか良く滑っていい具合だ。
本尾根はさほど急なところもなく余裕で滑れる。


ちょうどいい傾斜なんでしょうね。私が登った日もミニスキーの人がいました。

・1160mの手前左の小谷を下れそうだ。山スキーの場合ここを滑って下の大谷に出るようだ。小谷を慎重に下り大谷に出たら雪質も良く快適な滑りだった。日当りの悪い谷の雪質は安定していて安心して滑れた。結局、板を外したのは桧尾根の標高差100m分だけで殆んどスキーで降りてこられた。

谷の方が滑るにはいいですよね。歩きでも雪が詰まっていれば快適に下れるのでそっちへ誘われます。

登山口近くの小沢を渡るところで板を外し国道に出ると今朝の登山口とちょっと違っていた。こちらが本来の登山口のようだが、国道を少し歩いて南に戻ると今朝の駐車地に着いた。どちらも国道横のチェーン脱着場みたいなところで赤テープや巡視路のサインがついているところもそっくりだった。結果良ければすべてよしだが、やはり北側の登山口から登った方が登り易そうだ。次回に来るときは国道のトンネルを確認してから車を止めよう。

このあたりは雪さえあればどこでも大差ない感じですね。
福島保木トンネル手前からの1本北側の尾根も、ヒノキの代わりにブナが並ぶ、なかなかいいルートです。

これで今シーズンの山スキーは本当のファイナルとなったので今後は花見登山に専念できそうだ。

ようやく終わりましたか。 :mrgreen:

                 山日和
skywalk
記事: 522
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【両白山地】ヤブが出た日照岳から滑降

投稿記事 by skywalk »

山日和さん、こんばんは。
今シーズン最後の山スキー宣言してからの方が回数多いんじゃないですか。 :mrgreen:
そうでしたっけ。それは鈴鹿とか美濃とかフィールドごとの締め宣言じゃないですか。

おっと、ちょうど1週間前の土曜日に登ってましたよ。
あれ、そうでしたか。レポがあれば参考になったかも。

短いスノーシェッドの手前からですかね。ここで別の登山者が準備をしていました。私はもっと手前の碑があるところからでした。
国道を歩いて帰ってきたら「文化街道」の立派な碑がありました。最近白川郷のほうに行ってないのであの辺りはうろ覚えで適当に登ってしまいました。でも東西尾根にでるところはほとんど同じで助かりました。

前週はなんとか雪が繋がってましたが。
4月になったら一気に気温が上がってきましたね。

あらまあ、主尾根に乗ってもヤブが出てましたか。1週間でえらい違いですねえ。
これは私も想定外で焦りました。でも何とか巻き降りることができたので良かったです。

下りはこの尾根を使いました。雪庇はもう落ちてたけど、ちょっとナイフエッジ風のところもあり面白いルートですね。
GWはさすがにまともに歩けないでしょう。

最初は薄い踏み跡もあって順調でしたが、屈曲点のピークの前後が濃い笹薮で急ブレーキがかかりました。以来ここはトラウマになって鬼門にしていました。

そうそう、晴れた日なら雪面から青空に突き出す印象的な木です
多雪地帯では曲がった気も多いですが、ガクガクと曲がった木は見たことがないです。

この展望がないと登る意味がないですよね。
鬼門にして避けていたのが悔やまれます。もっと登っておけばよかった。

行かない方がもったいないと思いますよ。日照岳最高点までの広い雪原はまさにパラダイス。
最高点の奥からは白山から別山の稜線がぐっと距離を縮めて迫ります。
この雪原でのんびりランチタイムを楽しんだり散歩してたら2時間も経ってました。 :lol:

時間や体力があれば行きたいところですが・・・今回で時間配分も分かったので次回はチャレンジしたいと思います。

ちょうどいい傾斜なんでしょうね。私が登った日もミニスキーの人がいました。
国道からヒョイと登れるし山スキーにとってはもってこいの山だと思います。野伏が岳なんかよりずっといいと思うのですが、
皆さんあちらへ行かれますね。宣伝不足かな。

谷の方が滑るにはいいですよね。歩きでも雪が詰まっていれば快適に下れるのでそっちへ誘われます。
ヤマレコを見ても歩きの人は往復ルートで下山されていますが、雪崩を避けたいということでしょうか。

このあたりは雪さえあればどこでも大差ない感じですね。
福島保木トンネル手前からの1本北側の尾根も、ヒノキの代わりにブナが並ぶ、なかなかいいルートです。

美味しいヤブ山だ。

ようやく終わりましたか。 :mrgreen:
はい、もう早起きしなくて済むし、ゆっくり足休めできます。
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【両白山地】ヤブが出た日照岳から滑降

投稿記事 by biwaco »

skywalk さん、ご無沙汰です~

大日ヶ岳に続いて日照岳で残雪スキー三昧でしたか~
大日ヶ岳へは翌31日に行ってたんですが、skyさんのトレースは気が付きませんでした(^_-)
ひるがの登山口…というので、どのあたりだろう?と思いましたが、北側のカマス谷のほうからなんですね。水道山ってどこかな?

私は慎重・軟弱にゴンドラ利用で、山頂から天狗山をピストンしてきました。山頂や稜線から眺めていましたが、あのうねうねと東に延びる尾根は長いですね! ・934から破線で・1273に繋がるルートでしょうか。
主稜線からは眺望がよさそうですね。でも、土曜日は黄砂が残っていたのでは? 翌日も午前中はスッキリしませんでしたが、お昼ごろからは白山も姿を見せてくれました。
大日ヶ岳は初めての登頂でした(ゴンドラで手抜き?ですけど)。これまで石徹白側から何度かチャレンジしましたが途中撤退ばかりで、これが最後と文明の利器を使わせてもらいました。(^_-)

そして1週間後には日照岳…とは、なんとタフな!と驚きます。
少し前、山日和さんのレポもありましたね。御母衣ダムから突き上げる急登の連続のようで、私にはとても足が向きません。
4月に入って気温がウナギ登りで、もう1500m以上でないと雪は消えてしまいましたね。ヤブヤブの急登をスキー担いで這い上がるskyさんの姿を思い浮かべて、余力を少しでも分けてほしくなりました。
ダム湖を見下ろしながら滑り降りるのはスリル満点で爽快でしょうね♪ わたしは怖くてとてもムリですけど(>_<)
最後はトンネルが見える北側に下ればいいのですね。行き慣れない山は、いつも取り付き点を見つけるのに悩みます。

やっとファイナルですね。これで心残りなく花見山行やオフ会を迎えられますね(^_-)
                      ~びわ爺
skywalk
記事: 522
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【両白山地】ヤブが出た日照岳から滑降

投稿記事 by skywalk »

biwacoさん、こんにちは。
大日ヶ岳へは翌31日に行ってたんですが、skyさんのトレースは気が付きませんでした(^_-)
ひるがの登山口…というので、どのあたりだろう?と思いましたが、北側のカマス谷のほうからなんですね。水道山ってどこかな?

あっ、そうでしたか。トレース以外にも派手に目に付くものを残しておけばよかったな。
ひるがの登山口は別荘地の一番奥に水道の貯水池があってそこが・934mの登山口になっています。ルートとしては一番メジャーで登りやすい所です。

私は慎重・軟弱にゴンドラ利用で、山頂から天狗山をピストンしてきました。
私は天狗山へ行ったことがないのでゴンドラ利用でピストンするのも悪くないな思っています。
東尾根は1273mからはダラダラべったりの尾根でスキーもあまり滑らずクロカン歩きでのんびり楽しめます。ブナの森がずっと続いて雰囲気もいいですよ。

主稜線からは眺望がよさそうですね。でも、土曜日は黄砂が残っていたのでは? 翌日も午前中はスッキリしませんでしたが、お昼ごろからは白山も姿を見せてくれました。
黄砂の影響かどうかわかりませんが、午前中御前峰は霞み気味でしたし御嶽などは見えませんでした。

これまで石徹白側から何度かチャレンジしましたが途中撤退ばかりで、これが最後と文明の利器を使わせてもらいました。(^_-)
ウイングヒルスキー場から登る人は結構いるようですが、biwaさんのことですから水後川コースとか変態コースを選んだのでしょうね。

そして1週間後には日照岳…とは、なんとタフな!と驚きます。
最近体力回復に時間がかかるようになりましたが、一週間休めば何とかなります。普段から毎週登っているのでそのくらいのペースがいいようです。休みすぎると却って調子が上がりません。

少し前、山日和さんのレポもありましたね。御母衣ダムから突き上げる急登の連続のようで、私にはとても足が向きません。
確かに急登が多いですが、雪質が良かったせいかあまりきつくはなかったです。

ヤブヤブの急登をスキー担いで這い上がるskyさんの姿を思い浮かべて、余力を少しでも分けてほしくなりました。
ヤブは出ていましたが、絡みついてくるようなヤブではないので歩いて上り下りするだけなら全然問題ないレベルです。

ダム湖を見下ろしながら滑り降りるのはスリル満点で爽快でしょうね♪ わたしは怖くてとてもムリですけど(>_<)
本尾根の1534mまでは展望も良く快適です。途中のヤブ尾根が無ければもっと良かったけど。

最後はトンネルが見える北側に下ればいいのですね。行き慣れない山は、いつも取り付き点を見つけるのに悩みます。
最初からトンネル側の谷を登ったつもりだったんですけど、登り口の様子がそっくりで気が付きませんでした。尾根に出るところはあまり変わらなくてラッキーでした。

やっとファイナルですね。これで心残りなく花見山行やオフ会を迎えられますね(^_-)
これで早起きする必要もなく遠距離運転で気を遣うこともなくのんびり花見を楽しめます。足休めもできるのでたっぷり充電したいと思います。
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