【鈴鹿北部】残雪の高室山でスノーシューの足試し

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biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

【鈴鹿北部】残雪の高室山でスノーシューの足試し

投稿記事 by biwaco »

【日付】2024年1月29日(月)
【山域】多賀山地/高室山
【ルート】佐目自然公園P7:15-10:35高室山11:15ー11:50ランチ場12:45-佐目集落・十二相神社-15:05駐車場
【天候】晴れ
【メンバー】単独


 先月下旬の大雪で江越美一帯の山は雪に埋まっているようだ。体調は万全とはいえないのだが、そんな「雪だより」を目にすると、いつかココロは北へ向いている。余呉は雪が多すぎてとてもムリ。今ならもっと近くでも雪を楽しめそうだ。
 ということでロックオンしたのは多賀の高室山808m。鈴鹿や湖北の山々の見晴台のようなこの山、自宅から登山口まで1時間ほどで行ける。今季の雪山初歩きにピッタリの足試しゲレンデといえるだろう。天気予報を見ると、週明けの29日が晴れマーク。積雪も落ち着いた頃で絶好の雪山日和になりそうだ。
駐車場
駐車場
 国道306号の佐目トンネル西口手前にある自然公園駐車場に7時過ぎ。山頂までの標高差は600m足らずで、普通の足なら4時間ほどで往復できるピストンルート。そんなに朝早くから登り始める登山者は少ないだろうが、今の私はそうはいかない。通常のコースタイムの2倍は覚悟しておかないと…。
 1台の車もない駐車場は半分凍りついた10㎝ほどの残雪がビッシリ。ガシガシと踏み砕いて端っこに駐車する。
 少し左へ進み十二相神社からの道と合流した辺りから尾根に取り付く。週末の登山者のトレースが凍ったまま残っている。スノーシューは背中のまま、壺足で十分だ。

 この山の山頂付近は台地状になっていて、北側の鍋尻山との間には保月などの集落もあった。対照的に南側は佐目集落の後背に壁のようにそそり立つ急傾斜で、co650mほどの山頂台地までは息を切らせながらの登りだ。
林道に合流
林道に合流
 台地付近でスノーシューを履き、北側から延びて来ている林道を経て右手の尾根へ。ここまで来ると植林は終わり、大小のブナが迎えてくれる。右手(東)には烏帽子岳~三国山や鈴ヶ岳から鈴北岳の稜線が並ぶ。週末の先行者に汚された(?)足跡を避けて、ブナが林立する真っ白な雪原を自分の足で蹂躙していく爽快さ。「俺もまだまだやれるんだゾ!」と傲慢な気になりかけたら、急に強まった西風にたしなめられてしまった。
山頂で(背景は鈴北岳方面)
山頂で(背景は鈴北岳方面)
霊仙山、金糞岳方面
霊仙山、金糞岳方面
 木製の標柱が立つ山頂に到達! 真っ先に腰を降ろして水分補給を…と思っていたことも忘れて360度の景観に目を奪われている。目の前の霊仙山、その左肩に伊吹山が覗く。さらに左に連なるのは金糞岳。逆に東側に連なるのは茶野から鈴ヶ岳、その奥の鈴北岳~御池岳への山塊。さらに北東の遠くには御岳、乗鞍の銀嶺も浮かぶ。
 西側はもちろん真下に広がる琵琶湖と近江平野。遠く霞む比良の山並みも望めた。
 東側の・756倉骨山や北隣りの・777ピークにも立ち寄ってみるつもりだったが、山頂からの眺望だけでもう満腹気分。北寄りの斜面を回り込みながら往路のトレースに戻り、林道分岐から一登りして尾根を下ることにする。
光と影のページェント
光と影のページェント
 夏道が林道経由なのでこの尾根はあまり歩かれないのだろう。踏み跡もないまっさらな小尾根のピーク付近で正午前。さすがに空腹を感じランチタイムにする。微風、暖かい日差しを浴びながらのボッチランチは気楽でいい。今日はガスコンロを持ってきた。インスタントのカップうどんでもやはり熱湯と保温ボトルの湯では出来具合が違う。

 下りは往路の踏み跡を辿るだけなのに、気がついたら西にずれている。ピンクテープはどうやら佐目集落に誘導しているようだ。GPSで確認すると集落まで標高差100mもない。このまま行っちゃえ!
 …と歩き始めた途端、左足に痛みが走る。あ~あ、ついに来たか。最近、休憩後に足が攣ることが多い。ひとまず座り込んで「秘薬」を残り水で流し込む。ついでにスノーシューからチェンスパに履き替える。
明智光秀記念施設から高室山
明智光秀記念施設から高室山
 降り立った小沢のすぐ先に林道が見えている。集落に出て十二相神社に立ち寄り、明智光秀(十兵衛)関連施設を拝観。裏口から駐車地に戻る。

 一年ぶりのスノーシュー歩行。どれくらいできるかお試し山行だったが、自信と不安がないまぜなまま、正解が見えない一日となった。
 後日、ヤブコギフォーラムを覗くと「スノー衆part1」の案内が載っている。しかし、やはり、エントリーは…? 能登半島とは比べようもないが、私のココロも未だに揺れたままだ。

          ~びわ爺
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿北部】残雪の高室山でスノーシューの足試し

投稿記事 by シュークリーム »

びわ爺,ご無沙汰しています。お元気そうで何よりです。

 ということでロックオンしたのは多賀の高室山808m。鈴鹿や湖北の山々の見晴台のようなこの山、自宅から登山口まで1時間ほどで行ける。今季の雪山初歩きにピッタリの足試しゲレンデといえるだろう。天気予報を見ると、週明けの29日が晴れマーク。積雪も落ち着いた頃で絶好の雪山日和になりそうだ。

高室山ですか。福寿草の季節に鍋尻山から歩いたことがあります。たしかに,そんなに急登もなく,気軽に登ることができるいい山ですね。

 国道306号の佐目トンネル西口手前にある自然公園駐車場に7時過ぎ。山頂までの標高差は600m足らずで、普通の足なら4時間ほどで往復できるピストンルート。そんなに朝早くから登り始める登山者は少ないだろうが、今の私はそうはいかない。通常のコースタイムの2倍は覚悟しておかないと…。

以前,上谷山に行った時に,高齢者のご夫婦と思われる二人連れがゆっくりとほぼ一定速度で登っていかれるのを見たことがあります。ゆっくり登れば高齢になっても山には登れるんだといういい見本を見せてもらったような気になりました。びわ爺もゆっくりでいいので,山歩きを続けてください。私にとってもいい目標になります。

ブナが林立する真っ白な雪原を自分の足で蹂躙していく爽快さ。「俺もまだまだやれるんだゾ!」と傲慢な気になりかけたら、急に強まった西風にたしなめられてしまった。

そういえば,今年はまだ雪山に行っていないなあ。スノー衆のための足慣らしにどこかに行ってこよう。

 夏道が林道経由なのでこの尾根はあまり歩かれないのだろう。踏み跡もないまっさらな小尾根のピーク付近で正午前。さすがに空腹を感じランチタイムにする。微風、暖かい日差しを浴びながらのボッチランチは気楽でいい。今日はガスコンロを持ってきた。インスタントのカップうどんでもやはり熱湯と保温ボトルの湯では出来具合が違う。

陽だまりの昼食休憩,いいですねえ。

 一年ぶりのスノーシュー歩行。どれくらいできるかお試し山行だったが、自信と不安がないまぜなまま、正解が見えない一日となった。
 後日、ヤブコギフォーラムを覗くと「スノー衆part1」の案内が載っている。しかし、やはり、エントリーは…? 能登半島とは比べようもないが、私のココロも未だに揺れたままだ。


どんな具合ですか?
私もどうしようか迷いましたが,グーさんも行くようなので,グーさんの速度に合わせれば大丈夫だろうと思って行くことにしました。
                         @シュークリーム@
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿北部】残雪の高室山でスノーシューの足試し

投稿記事 by biwaco »

シュークリさん、こんにちは、今年もよろしく。

紀伊半島西南部の大返路行脚レポ、地図に落としながら拝読しました。
同じ近畿地方なのに大阪の堺以南は白浜さえ行ったことがありません。
20年ほど前に大峰の釈迦岳の山頂で新宮からの青年と母親に出会い、半島南岸はどんなところだろう?と気になったままでした。
「すさみ町」は、以前住んでいた寝屋川市と姉妹都市提携しており、海産物などの斡旋もありました。お返しに寝屋川市はなにを出してたのかな?

田子からは次の機会ですか? 
串本はtsuboさんの町でしたね。あの方もバーチャリさんに負けないくらいすごいバイタリティーですね。
南端の半島や島は見どころいっぱいのようでぜひ一周してみたいですね。1日で回れるかどうか?

クジラの太地を過ぎて那智勝浦で大滝を見に行って…。
もうこの辺は「中返路」というんですね。「かけぬけ道」なんて記述があり、なんだか息が切れそうです。
大杭峠や光ヶ峰、塩見峠とか越えて、やっと新宮ですね! 

ひょっとして津市まで歩き続けるのでしょうか? 
ヤブコギ-ギネス自力走トピを立てたら、おどさん、dr山猫さんらと表彰台を争えそうですね(^_-)


勝手にルートを辿ってみました。(間違いだらけ?)
紀伊半島シュークリさん行脚.jpg

すっかり本題からそれました。レスが置いてけぼりですみません。
高室山ですか。福寿草の季節に鍋尻山から歩いたことがあります。たしかに,そんなに急登もなく,気軽に登ることができるいい山ですね。
北側の保月からは山頂はすぐなんですが、今は雪で車が入れません。反対の佐目からはなかなかの急登で爺泣かせなんですよ。(>_<)
上谷山に行った時に,高齢者のご夫婦と思われる二人連れがゆっくりとほぼ一定速度で登っていかれるのを見たことがあります。ゆっくり登れば高齢になっても山には登れるんだといういい見本を見せてもらったような気になりました。びわ爺もゆっくりでいいので,山歩きを続けてください。私にとってもいい目標になります。
そうなんです。ゆっくり自分のテンポでならそこそこの距離も歩けるんですが、パーティー山行はそんなに迷惑かけられないし…、悩ましいことです。
あと、目標ならヤブメンバーのワンサとおられますから~!(^^)!
陽だまりの昼食休憩,いいですねえ。
ソロ山行のときはガス調理はしないのですが、この日はマッタリ山行のつもりだったんでコンロを持参しました。やはり、雪山ではアツアツ、ふーふーのランチがサイコーですね!(^^)!
どんな具合ですか?
私もどうしようか迷いましたが,グーさんも行くようなので,グーさんの速度に合わせれば大丈夫だろうと思って行くことにしました。
大いに迷ったのですが、今回は自粛することにして山日和さんにメール入れました。左足のヒザ痛もあって、いっそう亀足というよりカタツムリになりそうなんで(^_-) 
辰年のPART1は九頭竜の山で! みなさん、しっかり遊んで来て下さい。後日のレポ読んで、大丈夫そうだったらトレース泥棒しに行きます。好転だといいですね。安全第一で良い一日を~(^^♪

            ~びわ爺
アバター
山日和
記事: 3585
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿北部】残雪の高室山でスノーシューの足試し

投稿記事 by 山日和 »

biwa爺さん、こんばんは。

 ということでロックオンしたのは多賀の高室山808m。鈴鹿や湖北の山々の見晴台のようなこの山、自宅から登山口まで1時間ほどで行ける。今季の雪山初歩きにピッタリの足試しゲレンデといえるだろう。

実は高室山や鍋尻山は未踏なんです。多賀まで来たらつい御池や霊仙の方へ目が行ってしまいます。

 少し左へ進み十二相神社からの道と合流した辺りから尾根に取り付く。週末の登山者のトレースが凍ったまま残っている。スノーシューは背中のまま、壺足で十分だ。

快調な出足ですね。スノーシューは上部でのお楽しみということで。 :D

 この山の山頂付近は台地状になっていて、北側の鍋尻山との間には保月などの集落もあった。対照的に南側は佐目集落の後背に壁のようにそそり立つ急傾斜で、co650mほどの山頂台地までは息を切らせながらの登りだ。

このあたりの山は地形図を眺めていると面白いですね。どうやってこんな地形になったのかと思います。 :?:

ブナが林立する真っ白な雪原を自分の足で蹂躙していく爽快さ。「俺もまだまだやれるんだゾ!」と傲慢な気になりかけたら、急に強まった西風にたしなめられてしまった。

ブナが林立する雪原!! いい響きですね~ :D

木製の標柱が立つ山頂に到達! 真っ先に腰を降ろして水分補給を…と思っていたことも忘れて360度の景観に目を奪われている。目の前の霊仙山、その左肩に伊吹山が覗く。さらに左に連なるのは金糞岳。逆に東側に連なるのは茶野から鈴ヶ岳、その奥の鈴北岳~御池岳への山塊。さらに北東の遠くには御岳、乗鞍の銀嶺も浮かぶ。
 西側はもちろん真下に広がる琵琶湖と近江平野。遠く霞む比良の山並みも望めた。


この山頂は好展望が売り物のようですね。一度は行ってみないと。
雪のない時はどんな感じなんでしょう。

 夏道が林道経由なのでこの尾根はあまり歩かれないのだろう。踏み跡もないまっさらな小尾根のピーク付近で正午前。さすがに空腹を感じランチタイムにする。微風、暖かい日差しを浴びながらのボッチランチは気楽でいい。今日はガスコンロを持ってきた。インスタントのカップうどんでもやはり熱湯と保温ボトルの湯では出来具合が違う。

踏み跡がないってのがやっぱりいいですね。これがヒザラッセルだとそんなこと言ってられないけど。
ガスコンロに鍋なら冷めることもなくてもうひとつよかったですね。

 下りは往路の踏み跡を辿るだけなのに、気がついたら西にずれている。ピンクテープはどうやら佐目集落に誘導しているようだ。GPSで確認すると集落まで標高差100mもない。このまま行っちゃえ!

あらまあ、踏み跡外しちゃったんですか?

 …と歩き始めた途端、左足に痛みが走る。あ~あ、ついに来たか。最近、休憩後に足が攣ることが多い。ひとまず座り込んで「秘薬」を残り水で流し込む。ついでにスノーシューからチェンスパに履き替える。

秘薬は必需品ですが、ランチタイムの休憩前にストレッチすると効果ありますよ。

 一年ぶりのスノーシュー歩行。どれくらいできるかお試し山行だったが、自信と不安がないまぜなまま、正解が見えない一日となった。

まずまずの試運転でしたね。お疲れさまでした。 :D

                      山日和
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿北部】残雪の高室山でスノーシューの足試し

投稿記事 by biwaco »

山日和さん、レスありがとうです~(^^♪
この3連休もなんだかハッキリしないお天気ですね。その替わりにスノー衆は好天になりそうな気配です(^O^)/
実は高室山や鍋尻山は未踏なんです。多賀まで来たらつい御池や霊仙の方へ目が行ってしまいます。
まだ未踏の山があったんですね(^_-) ま、御池や霊仙のフトコロ深さにはとてもかないませんが。多賀はしのやんのルーツですね。彼は光秀の末裔かも?
このあたりの山は地形図を眺めていると面白いですね。どうやってこんな地形になったのかと思います。 :?:
ホンマにそう思います。初めて来たときは不整脈の病み上がりで、保月から車で林道を走り高室山と・777の鞍部まで来ました。こんな山奥に平坦地が広がっていて驚きましたが、ワンサとワラビを採って帰りました。
ブナが林立する雪原!! いい響きですね~ :D
モーツァルトですか? それともベートーベン? 
名曲にも自然の名場面にも癒しと勇気が貰えますね!(^^)!
P1290408.jpg
この山頂は好展望が売り物のようですね。一度は行ってみないと。
雪のない時はどんな感じなんでしょう。
ヤブは少なくて上は草山だと思いますが、やはり雪山の展望台としての方が人気があるようです。
あらまあ、踏み跡外しちゃったんですか?
ちょっと調子に乗ると道を誤る悪い癖(@_@。
結果論ですが、このルートは佐目集落からの登山路のようでした。
秘薬は必需品ですが、ランチタイムの休憩前にストレッチすると効果ありますよ。
以前と比べ、足が攣りやすくなりました。ヒザ痛の関係で着けているサポーターをやめたら少しは血行が良くなった感じです。時々屈伸スクワットでもやって足もアタマも血のめぐりを良くしないと道を外します。(^_-)
まずまずの試運転でしたね。お疲れさまでした。 :D
ずっとローギアでの試運転でしたが、エンジンもタイヤもなんとか無事でした(^_-)
これに力を得て、9日に大黒山へ行ってきました。中河内からイカ谷山経由で登って、北峰からの北西尾根を国道へ下りました。8時-17時の一日仕事でしたが、快い疲れにアワワがうまい(^O^)/

         ~びわ爺
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