【奈良】談山神社から音羽三山縦走

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シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

【奈良】談山神社から音羽三山縦走

投稿記事 by シュークリーム »

音羽山観音寺
音羽山観音寺
【 日 付 】2023年12月19日(火)
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れのち曇り
【 ルート】近鉄津新町駅 6:33 ---🚃--- 8:06 近鉄桜井駅 8:12 ---🚌--- 8:40 談山神社 9:25 --- 9:40 八井内 --- 10:47 大峠 --- 11:10 昼食 11:50 --- 12:10 熊ガ岳 (904m) --- 12:41 経ヶ塚山 (889m) --- 13:00 音羽山 (851m) --- 13:37 音羽山観音寺(善法寺)14:00 --- 13:30下居バス停 13:37 ---🚌--- 14:55 近鉄桜井駅 13:12 ---🚃--- 16:41 近鉄津新町駅
音羽三山
音羽三山
最近,山歩きはしているのだがレポを書き終わるまでに時間が経過してしまい,アップするのを諦めてしまうことが続いている。地元の低山歩きも続けているが,自分の性格なのか何度も登った山は新鮮味に乏しく,イマイチ積極的に行こうという気にはならない。まだ行っていない山を探していると桜井の経ヶ塚山にあたった。ここは近くには行っているのだが,山自体は登ったことがないし,山中にある音羽山観音寺に一度行ってみたいと思っていたのだった。

近鉄津新町を朝6時半頃の電車ででると桜井駅に8時過ぎに着く。南口からバスに乗り,山間部の細い道を走って約30分ほどで談山神社前のバス停に着く。時間は十分にあるので,談山神社に寄っていくことにする。拝観料600円を徴収される。寺院で拝観料をとられるのはよくあるのだが,神社で拝観料を徴収するのは珍しい。最近は神社も経営が厳しいのだろう。
談山神社
談山神社
本殿に上がるとちょうど朝の祝詞をあげている最中だった。せっかくなので後ろで拝聴する。談山神社は藤原鎌足を祭神とする古い歴史を持つ神社である。大化の改新の時に討たれた蘇我入鹿の首が鎌足を追ってこの近くまで飛んできたという伝説がある。

談山神社のシンボルである13重の塔などを見学し,談山神社を辞する。もう人がほとんど歩かなくなった古い参道を下り,八井内の集落から山道に入る。山道は緩やかに高度を上げながら続いている。途中,針道の集落などもあり,この辺り一帯の山村はよく手入れされていて気持ちがいい。かつて司馬遼太郎が奈良の風景は不動産業者のために破壊され尽くしたと書いていたが,ここらあたりの山村にはまだまだ古い奈良の風景が保存されている。
大峠
大峠
舗装された山道がつき,地道の急登を上がると標高800m弱の大峠だった。昔は大宇陀と明日香をつなぐ生活道路だったのだろうか。峠には女坂伝承地と書かれた石碑がある。

ここを左折し,音羽三山の縦走路に入る。道はよく踏まれており,危険な箇所はない。途中,陽だまりを見つけて少し早いが昼食にする。気温は低いが風を避けた陽だまりはポカポカして気持ちがいい。今日の昼食はカップラーメン。手軽に温かいものを食べられるのでこの季節にはいい。締めはいつものように甘酒。手軽に糖分を取ることができ,身体がポカポカと温まってくる。
少し上がると熊ヶ岳904m。見晴らしがきかないのでそのまま通過する。熊ヶ岳から一旦100mほど標高を下げ,100mを登り返すと経ヶ塚山889mである。頂上に経を埋めたという伝説から由来する山名だという。津の経ヶ峰と同様の由来なのだろう。ここも残念ながら展望がきかないので素通り。20分ほどで音羽山851m。ここも展望がきかないので素通りする。
熊ヶ岳
熊ヶ岳
経ヶ塚山
経ヶ塚山
音羽山
音羽山
音羽山からひたすら下り,宝くじ財団主催の桜の植樹帯を抜けると音羽山観音寺に着く。ここは「大和尼寺精進日記」というNHKの番組で有名になった山中の尼寺である。千数百年も前に創建された古い歴史をもつ尼寺らしい。鹿よけの網をくぐって裏口から入る。鐘つき堂の横にベンチが設置してあったので,そこでしばらく休憩。こじんまりした本堂の前にテレビで出てくる住職さんの等身大の写真が立っており,すぐ近くにオハツキイチョウの巨木がある。狭いが,境内はよく整理されていて,住職さんの人柄が偲ばれるようだ。奈良とはいえ標高600mの山中の一軒家で暮らすのは大変だろう。運が良ければ住職さんにお会いできるかと期待していたのだが,境内には人の気配がない。

しばらく休んでから境内を辞する。石段を下りていくと鹿よけのゲートがある。上から見えていたが,開けられるだろうと思ってゲート前まで行ってみると,厳重に鍵がかかっていた。仕方がないので石段を登り返し,裏口から出る。舗装はされているが狭くて急傾斜の山道を下っていく。下りながら気づいたのだが,何箇所かで「火曜日は休業」と書いてある。「なるほど,今日は火曜日なので鍵を閉めていたのか」と気づく。休業中のお寺に裏口から侵入してしまったわけだ。それにしてもお寺の休業日など初めて聞いた。これもテレビ番組で有名になってしまったゆえだろうか。

麓の南音羽の集落などものんびり見ながら下ろうかと思っていたのだが,バスの時刻がギリギリのようなので早足で下り,5分前に下居のバス停に到着。あとはバスと電車を乗り継いて帰るだけだ。
                         @シュークリーム@
グー(伊勢山上住人)
記事: 2227
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【奈良】談山神社から音羽三山縦走

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

20231217-24.jpg


シューさん、こんにちは。お久しぶり。
わりばしさんのレポにシューさんがレスを付けてくれるだろうと眺めていても
ちっともお出ましにならないから、気の利いたことが書けないグーだけど・・・

最近,山歩きはしているのだがレポを書き終わるまでに時間が経過してしまい,

街道・古道歩きに乗り鉄・文楽・キャッツ・・・幅広く楽しまれていますね。

自分の性格なのか何度も登った山は新鮮味に乏しく,イマイチ積極的に行こうという気にはならない。

新鮮味に乏しくても飽きずに北部台高を歩き続けているグーです・・・・・

談山神社に寄っていくことにする。拝観料600円を徴収される。

グーも行ったことはあります。
御破裂山まで登ったっけ? アルツです。

熊ヶ岳904m。見晴らしがきかないのでそのまま通過する。
経ヶ塚山889m。ここも残念ながら展望がきかないので素通り。
音羽山851m。ここも展望がきかないので素通りする。


あらま! 期待して行った三山がことごとく素通りでしたか。残念。
千秋社は「9合目から上には植林をしない」方針だったそうです。
台高の自然林を残してくれた千秋社に感謝です。

音羽山からひたすら下り,音羽山観音寺に着く。
ここは「大和尼寺精進日記」というNHKの番組で有名になった山中の尼寺である。


ドコだろう?と思っていましたが調べることもしませんでした。
地形図に「善法寺」と書いてあるところですか?

「火曜日は休業」
お寺の休業日など初めて聞いた。これもテレビ番組で有名になってしまったゆえだろうか。


へぇ~。拝観料をとるのかな?
檀家の多い寺の住職の息子は高級外車に乗っているそうですが
お布施の少ないお寺は生活していくのが大変だと思います。

あとはバスと電車を乗り継いて帰るだけだ。

車の運転が無いから車窓を眺めながら缶ビールですね。
いい山旅です。


                グー(伊勢山上住人)

私事ですが、仕事の引継ぎが始まりました。
3月決算の今年度の経理処理がすべて終わる5月末で現役引退です。
いよいよサンデー毎日年金族の仲間入り。
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【奈良】談山神社から音羽三山縦走

投稿記事 by シュークリーム »

シューさん、こんにちは。お久しぶり。

グーさん,お久しぶりです。しばらくやぶに投稿していなかったんで,誰もレスしないかと思っていたんですが,レスいただいてありがたいです。

わりばしさんのレポにシューさんがレスを付けてくれるだろうと眺めていても
ちっともお出ましにならないから、気の利いたことが書けないグーだけど・・・

ごめんなさいね。レポを書いていないとヤブ板を覗くのも間遠になってしまって。

街道・古道歩きに乗り鉄・文楽・キャッツ・・・幅広く楽しまれていますね。

現役の時にはできなかったことをやろうと思ったら欲張りすぎちゃって。結構忙しくしています。

新鮮味に乏しくても飽きずに北部台高を歩き続けているグーです・・・・・

それはそれで素晴らしいことだと思います。季節ごとの移り変わりがよくわかるでしょう。

あらま! 期待して行った三山がことごとく素通りでしたか。残念。
千秋社は「9合目から上には植林をしない」方針だったそうです。
台高の自然林を残してくれた千秋社に感謝です。


まあ,景色が良い方がいいのは間違いないですけどね。途中の山村風景とか,テレビで見ていた観音寺の様子とか,いろいろ楽しませてもらいました。

ドコだろう?と思っていましたが調べることもしませんでした。
地形図に「善法寺」と書いてあるところですか?


そうです。グーさんはこの番組は見ていないのかな。ほっこりしてなかなかおもいしろい番組です。


へぇ~。拝観料をとるのかな?
檀家の多い寺の住職の息子は高級外車に乗っているそうですが
お布施の少ないお寺は生活していくのが大変だと思います。


拝観料は取らないと思いますが。
あんな田舎の山中の寺ですから経済的には大変でしょうねえ。
地元の人たちに大事にされている寺なのだという雰囲気はわかりました。


車の運転が無いから車窓を眺めながら缶ビールですね。
いい山旅です。


公共交通機関利用の山旅のいいところですね。電車やバスで行けるところはなるべく車を使わないようにしています。

私事ですが、仕事の引継ぎが始まりました。
3月決算の今年度の経理処理がすべて終わる5月末で現役引退です。
いよいよサンデー毎日年金族の仲間入り。


そうですか。長い間ご苦労様でした。
仕事を辞めると生活のテンポが変わってきますので,気をつけてくださいね。
まあ,グーさんの場合は心配ないと思いますが。
                         @シュークリーム@
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わりばし
記事: 1767
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【奈良】談山神社から音羽三山縦走

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、シュークリームさん。

舗装された山道がつき,地道の急登を上がると標高800m弱の大峠だった。昔は大宇陀と明日香をつなぐ生活道路だったのだろうか。峠には女坂伝承地と書かれた石碑がある。

ということは北畠氏の領域内ですね。

音羽山からひたすら下り,宝くじ財団主催の桜の植樹帯を抜けると音羽山観音寺に着く。ここは「大和尼寺精進日記」というNHKの番組で有名になった山中の尼寺である。千数百年も前に創建された古い歴史をもつ尼寺らしい。鹿よけの網をくぐって裏口から入る。鐘つき堂の横にベンチが設置してあったので,そこでしばらく休憩。こじんまりした本堂の前にテレビで出てくる住職さんの等身大の写真が立っており,すぐ近くにオハツキイチョウの巨木がある。狭いが,境内はよく整理されていて,住職さんの人柄が偲ばれるようだ。奈良とはいえ標高600mの山中の一軒家で暮らすのは大変だろう。運が良ければ住職さんにお会いできるかと期待していたのだが,境内には人の気配がない。

音羽山はどこかで聞いた名前だなと思ったら
教育テレビでしたか。
よく見ていました。
南音羽の集落の人々とのつながりがいい感じでした。
慈瞳さんやまっちゃんは今もいるのだろうか?


                    わりばし
シュークリーム
記事: 2065
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【奈良】談山神社から音羽三山縦走

投稿記事 by シュークリーム »

おはようございます、シュークリームさん。

わりばしさん,ご無沙汰しています。
最近は古道歩きや人里近くの低山歩きが多くなって,ヤブ板への投稿が少なくなってしまいました。わりばしさんは峠道の探索など,ご活躍のようですね。

舗装された山道がつき,地道の急登を上がると標高800m弱の大峠だった。昔は大宇陀と明日香をつなぐ生活道路だったのだろうか。峠には女坂伝承地と書かれた石碑がある。

ということは北畠氏の領域内ですね。


この近くには男坂伝承地もあるようです。女坂,男坂というのは日本書紀の神武東征談に出てくるようですが,史実としてはかなり曖昧なようですね。低山を歩くにしても,このような伝承を頭に入れながら歩くとまた一味違うのでしょうが,私の場合は歩いたあとに勉強させてもらっている状況です。

音羽山はどこかで聞いた名前だなと思ったら
教育テレビでしたか。
よく見ていました。
南音羽の集落の人々とのつながりがいい感じでした。
慈瞳さんやまっちゃんは今もいるのだろうか?


もう少し人里に近いのかと思っていたのですが,標高600m近く,参道は狭く,かなりの急傾斜で,四駆の軽自動車でなんとか登れる感じでした。こんな人里離れたところで,今の住職は30年以上暮らしていらっしゃるのだなと思いました。境内は狭いですが,よく手入れされていて,住職さんの人柄が偲ばれるようでした。人影は見かけなかったので,慈瞳さんやまっちゃんが今もここにいるのかどうかわかりませんでした。
                         @シュークリーム@
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