【尾瀬】会津の山旅ー1 田代山から帝釈山へ

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tsubo
記事: 193
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

【尾瀬】会津の山旅ー1 田代山から帝釈山へ

投稿記事 by tsubo »

【 日 付 】2023年10月17日
【 山 域 】尾瀬
【メンバー】tsubo
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】猿倉登山口ー田代山ー帝釈山ー田代山ー猿倉登山口

10月19日に安達太良山の麓の岳温泉で大学時代の山のサークルの同期会がある。
うちから福島県までは遠いしお金がかかる。同期会だけで行くのはもったいない。
どこかついでの山に行こう。
福島県の山の地図を眺める。安達太良山に近いのは磐梯山や吾妻連峰だ。どちらも大学時代や卒業してからも行ったことがある。
地図を眺めてここだ!と思ったのは尾瀬に近い南会津の田代山帝釈山。
東京にいた20代の頃に登りたいと思った。だが、交通の便が悪い。当時は免許を持っていなかったから車で行くことは考えられなかった。
それに登山口までの林道が悪く、何時間も歩かなくては行けないようだった。
それでも山上に広がる湿原に憧れていた。

そうだ!田代山帝釈山に行こう。
交通手段をあれこれ考え検索して決めたのは郡山からレンタカーを借りること。
同期会の集合場所は郡山駅の前だから、郡山で借りるのが便利だろう。
登山口まで30分ほどの湯ノ花温泉の民宿に泊まることにした。

10月16日
紀勢線の名古屋行き特急南紀は新宮駅を6時20分発が始発だ。
早めにうちを5時に出た。助手席の相方はうつらうつらしている。
50分ほどで新宮駅に着く。
「帰りは土曜日の16時半くらいの電車だからお迎えよろしくね。」
7月から新しい車両になった南紀に乗り込む。
さあ、東北への山旅が始まる。
4時過ぎに起きたのに、南紀でも乗り継いだ東海道新幹線でも東北新幹線でも眠くならなかった。

郡山駅に13時17分に着く。レンタカーの予約は14時だ。帰りの切符を買ってからレンタカーの店に向かった。
格安レンタカーのガッツレンタカー。中古のフィットを3日間借りる。保険を付けても15000円でおつりが来た。
スマホのナビに従って湯ノ花温泉に向かった。

湯ノ花温泉には4つの共同浴場がある。
宿の人に勧められた「弘法の湯」に入る。ここだけはシャワーがついていて地元の方が一人入っていた。
帰り道に「天神湯」に入る。ここは混浴だが、電気がついていないから誰もいないだろう。
少し熱めの湯舟とそのお湯を引いた小さな湯舟がある。電気を消したままゆったりと温泉に浸かった。

10月17日
5時に目が明く。
昨夜は少し雨が降ったようだ。
6時からの朝食を食べて6時半に出発。
道は途中から未舗装になるが、それほど荒れてはいない。ゆっくりと時速20キロ以下で走る。以前一緒に山に行った友人から、時速20キロ以下で走れば落石を踏んでもパンクしないと聞いたのだ。それがお守りになっている。

登山口に着いた時にはまだ車はなかった。出発しようとしたときに1台の車が来た。ちょっとほっとした。
歩き始めてしばらくすると、先の車の人たちが登ってきた。4人だ。腕章をつけた人もいた。
道を譲った時に最後尾の人とちょっと話をした。役場の人と森林組合の人たちだそうだ。
トイレの掃除に来たと言っていた。トイレ掃除を4人でするのかしらと思った。

小田代を過ぎて、広い湿原に出た。木道を辿ると田代山の看板があった。だが、どう見てもそこが一番高いとは思えなかった。
木道は一方通行で一周するようになっていた。
木道の先には山頂部分を雲に覆われた山が寝そべっていた。どうやら会津駒らしい。
日光の山は晴れてよく見えた。

木道の周回の途中で帝釈山方面の看板がある。そちらに行くと小屋とトイレがあった。
トイレには先に出会った若い役場の人がいた。
「便槽の掃除に来たんです。溜まった便槽をヘリで運ぶんです。そして予備の便槽に換えました。」
見ると、トイレは2階にあってその下の中が見えた。トイレの下には四角い便槽がある。それを取り換えたのだ。
取り換えた便槽は外に置いてあった。ヘリで運べるようにワイヤーロープが付けられていた。滅多に見られるものではない。

2.JPG
3.JPG


「もう使えますよ。」と言われてトイレに入ってみる。
大きなスリッパが置いてあって、靴を履いたままスリッパを履いてトイレに入るようになっていた。
「きれいなトイレでしょう。」
役場の人は誇らしそうに言った。

帝釈山への道は針葉樹が多く紅葉は見られなかった。
途中でヘリの音がした。便槽を取り換えに来たヘリだ。
少しの間田代山の上にいたが、すぐに引き返して行った。

山頂に着く。木々の間から日光や尾瀬の山が見えたが北のほうは曇っていた。

7.JPG

帝釈山から見える田代山の山頂はかなり平坦だった。ある写真で見ると、プリンみたいな形の山のようだ。

4.JPG

民宿で作ってもらったおにぎり弁当を食べてから来た道を戻る。
田代山に着くと、朝は雲に隠れていた会津駒の山頂が見えた。
田代山の木道を歩く。朝、半周した残りの部分を歩く。
朝よりすっきりした青空が広がっている。
うれしくなって山頂の木道をもう1周した。
ああ、気持ちがいいところだ。私はこういう湿原のある山が好きだ。

5.JPG
6.JPG

下山して前沢曲家集落を見てから桧枝岐に向かう。
民宿「松源」の山人(やもーど)料理と呼ばれている夕食はおいしかった。
他のお客さんとの会話も弾む。
隣の方の部屋でまた飲んで話してから自分の部屋に戻り布団に入ると、一瞬で眠りに落ちた。
sato
記事: 422
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【尾瀬】会津の山旅ー1 田代山から帝釈山へ

投稿記事 by sato »

tsuboさま

こんばんは。
先週は、大学時代のお山のサークルの同期会、そして会津の山旅を楽しんでいらっしゃったのですね。
和歌山から福島は遠いですね。特急にふたつの新幹線を乗り継いでやっとたどり着くのですね。
新宮駅までも50分かかるのですね。送り迎えをしてくれた相方さんには感謝ですね。

同窓会までの三日間で、浮かんだお山のひとつが田代山帝釈山でしたか。
田代湿原は、私も地図で日光白根山から続いていく稜線を辿っていた時、目が吸い寄せられていきました。
山上の何とも不思議で魅力的な地形。そこには大きな湿原が。山上の池、湿原に惹かれます。
いつか訪れたいなぁ、と眺めていました。
拠点は湯ノ花温泉なのですね。誰もいないからと混浴に入るtsuboさん、さすがです。

登山口までは、長い林道を走らなければならないのですね。途中から未舗装ですか。
パンク恐怖症の私はくじけそう。若い頃は、未舗装の林道も多く、あまり気にせず走っていましたが、
何度かえらい目に遭い、歩けるなら歩こうと思ってしまいます。

田代湿原は、ほんとうに素晴らしいですね。緑の季節も捨てがたいですが、草紅葉の湿原が大好きです。
林道は怖いけれど訪れたい気持ちが増しました。上の池は弘法沼でしょうか。
小屋は弘法大師堂の隣にあるのでしょうか。
ここは、弘法大師の伝説が残る湿原のかなぁ、と地図を見て気になっていました。

小屋にはトイレがあり、トイレの下はこういう構造になっているのですね。
山のトイレは、お掃除をしないと溜まっていく一方。でも、そのお掃除は誰がどのようにするのか。
考えたら大変なことですね。
私が学生だった頃、山小屋のトイレに入るのには気合が要りました。最近は洋式できれいなトイレが多く有難いです。
ここまでしなくても、と思ってしまうほど。白山のトイレもきれいでしたね。

二日目のお宿は桧枝岐の民宿ですか。遠くに出かけた時は、民宿もいいですね。
訪れた地の風土をより味わえる気がします。他のお客さんと仲良くなれるのもtsuboさんの魅力。
tsuboさんの飲みっぷりによろこんでいらっしゃったのでは(笑)

素敵なお山、いいお宿に出会えてよかったですね。
次は、尾瀬の山でしょうか?燧ケ岳?
そう、母も先週、電車とバスを乗り継いで沼山峠から尾瀬沼を日帰りで楽しんできました。
尾瀬も好きで毎年のようにひとりで訪れているようです。

と書いて、ヤブこぎネットを開いたら、tsuboさんの新たなレポが。
次は、山荘泊で会津駒ケ岳でしたか。またまた素敵な旅でしたね。

sato
tsubo
記事: 193
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

Re: 【尾瀬】会津の山旅ー1 田代山から帝釈山へ

投稿記事 by tsubo »

satoさま
おはようございます。返信ありがとうございます。

この山は稜線をたどると、黒岩山から西に行くと尾瀬沼へ、南に行くと鬼怒沼から日光へと繋がっていますね。
日光の山が近く大きく見えたとき、satoさんは夏に日光の山に登ったんだなあと思いました。

新宮駅までも50分かかるのですね。送り迎えをしてくれた相方さんには感謝ですね。

始発の特急は勝浦ではなく新宮なのでちょっと遠くなります。勝浦なら無料で車を止めて置ける駐車場があるのですが、新宮駅の近くだと有料で高くついてしまいます。相方も早起きしてくれて助かりました。

同窓会までの三日間で、浮かんだお山のひとつが田代山帝釈山でしたか。
田代湿原は、私も地図で日光白根山から続いていく稜線を辿っていた時、目が吸い寄せられていきました。
山上の何とも不思議で魅力的な地形。そこには大きな湿原が。山上の池、湿原に惹かれます。
いつか訪れたいなぁ、と眺めていました。
拠点は湯ノ花温泉なのですね。誰もいないからと混浴に入るtsuboさん、さすがです。

田代山の湿原は若いころからの憧れでした。
尾瀬に初めて行った時にあの湿原や尾瀬沼のとりこになってしまい、1年間で5回尾瀬に行きました。
尾瀬のガイドブックを見てこのあたりの山に興味を持ちましたが、当時は免許もなく交通の便の悪い山は行きにくかったです。
混浴…この年になったらねえ~~~(笑)
ここの温泉は小さい湯舟があるだけ。薄暗い中で浸かる温泉は風情があって、ああ入って良かったなあと思いました。

田代湿原は、ほんとうに素晴らしいですね。緑の季節も捨てがたいですが、草紅葉の湿原が大好きです。
林道は怖いけれど訪れたい気持ちが増しました。上の池は弘法沼でしょうか。
小屋は弘法大師堂の隣にあるのでしょうか。
ここは、弘法大師の伝説が残る湿原のかなぁ、と地図を見て気になっていました。


私も尾瀬で草紅葉の湿原を見て、素晴らしいなあと思いました。
この山は6月のオサバグサの季節が人気のようですが、私は静かな草紅葉の時に訪れることができて良かったなあと思いました。
小屋は弘法大師堂が避難小屋になっていて畳が敷いてありました。
この小屋に泊って早朝の湿原を歩いてもいいだろうなと思いました。
弘法大師との関係を調べたら、「田代山は、1912年7月30日に開山されたと伝えられています。この日、高野山の2人の高僧が地元の神主が伴って、まだ登山道のない田代山に登り、弘報大師の像を山頂に祭ったことによります。」と出ていました。

二日目のお宿は桧枝岐の民宿ですか。遠くに出かけた時は、民宿もいいですね。
訪れた地の風土をより味わえる気がします。他のお客さんと仲良くなれるのもtsuboさんの魅力。
tsuboさんの飲みっぷりによろこんでいらっしゃったのでは(笑)

民宿に一人で泊るのは久しぶりです。
若いころは時々民宿に泊まる旅をしました。旅館とは違った雰囲気があります。
湯ノ花温泉の宿泊者は私一人でしたが、桧枝岐の民宿では宿のご主人や他のお客さんとの会話も楽しかったです。

お母様も尾瀬がお好きなんですね。私も今東京に住んでいたら毎年行っているかも知れません。
いろいろな楽しみ方ができますね。
この後の山は御池からの燧ヶ岳か会津駒かずいぶん迷いましたが、会津駒にしました。

オフ会までに書き上げようと思って続けてレコを書き上げました。
昨日は午後久しぶりに雨が降って休めたので会津駒、一気に書き上げました。
心置きなくオフ会に参加できます。

tsubo
Kasaya
記事: 927
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【尾瀬】会津の山旅ー1 田代山から帝釈山へ

投稿記事 by Kasaya »

tsuboさん 今晩は
多分初めましてだと思います。
現在宇都宮に在住のkasayaです。
田代山は私のホームゲレンデみたいなところです。ようこそお越しくださいました。

10月19日に安達太良山の麓の岳温泉で大学時代の山のサークルの同期会がある。
うちから福島県までは遠いしお金がかかる。同期会だけで行くのはもったいない。

大学のサークルの同期会は察するところ、毎回色々なところでされているようですね。
私も山のサークルにいましたが、そういうのはないですね。幹事さんは大変ですね。
それにしてもずっと続いているのがすごい。

地図を眺めてここだ!と思ったのは尾瀬に近い南会津の田代山帝釈山。
東京にいた20代の頃に登りたいと思った。だが、交通の便が悪い。当時は免許を持っていなかったから車で行くことは考えられなかった。
それに登山口までの林道が悪く、何時間も歩かなくては行けないようだった。
それでも山上に広がる湿原に憧れていた。

此処の林道は長いですからね。でも田代山の頂上はいいでしょう。

登山口まで30分ほどの湯ノ花温泉の民宿に泊まることにした。
いつも日帰りで行くのでここには泊ったことがありません。

湯ノ花温泉には4つの共同浴場がある。
宿の人に勧められた「弘法の湯」に入る。ここだけはシャワーがついていて地元の方が一人入っていた。

ここは私もお気に入りです。今年は4-5回訪れたと思います。

帰り道に「天神湯」に入る。ここは混浴だが、電気がついていないから誰もいないだろう。
天神の湯は4つあるうちで一番小さな湯です。洗い場もしっかりしておらず、一度入っただけかなあ。
私の時も誰もいませんでしたが、混浴なのでちょっとだけドキドキしました。(期待で?)

道は途中から未舗装になるが、それほど荒れてはいない。ゆっくりと時速20キロ以下で走る。以前一緒に山に行った友人から、時速20キロ以下で走れば落石を踏んでもパンクしないと聞いたのだ。それがお守りになっている。
未舗装ですが今のところ、ここでパンクしたことはありません。最近山中でパンクしてJAFを呼ぶのに手間取ったことがあり
それ以来、より慎重に運転はしていますが。


小田代を過ぎて、広い湿原に出た。木道を辿ると田代山の看板があった。だが、どう見てもそこが一番高いとは思えなかった。
木道は一方通行で一周するようになっていた。

ここってどこが一番高いんでしょう。丁度真ん中だから看板を付けてるのかなあといった感じです。

木道の先には山頂部分を雲に覆われた山が寝そべっていた。どうやら会津駒らしい。
池塘と会津の山.jpg
これは一昨年の6月に田代山から見た会津駒方面の写真です。晴れているとこんな感じです。

木道の周回の途中で帝釈山方面の看板がある。そちらに行くと小屋とトイレがあった。
取り換えた便槽は外に置いてあった。ヘリで運べるようにワイヤーロープが付けられていた。滅多に見られるものではない。

そんなところは見たことがありません

大きなスリッパが置いてあって、靴を履いたままスリッパを履いてトイレに入るようになっていた。
「きれいなトイレでしょう。」
役場の人は誇らしそうに言った。

此処のトイレは比較的新しくできたものです。それだけに役場の人も気合が入っているのでしょうか。
スリッパを履くようになったのは最近ではないのかなあ。
私も先日行って、大きなスリッパが置いてありびっくりしました。

うれしくなって山頂の木道をもう1周した。
ああ、気持ちがいいところだ。私はこういう湿原のある山が好きだ。

分かります。そんな気持ち。それにもう一周したって大して労力がいるわけもないし。
でも実際に2周したことはありません。池塘のある方にちょっとだけ進んでまた戻るのが常です。

田代山を堪能していただいたようで良かったです。
ここはアプローチの林道の長さを厭わなければ、簡単に登れる山なのでちょくちょく行っています。
帝釈山まで行くときもあれば、田代山で湿原を見ながら待ったりすることもあります。
平たい山はいいですねえ。
kasaya
tsubo
記事: 193
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

Re: 【尾瀬】会津の山旅ー1 田代山から帝釈山へ

投稿記事 by tsubo »

kasayaさん、初めまして。おはようございます。
返信ありがとうございます。
私は今年の春から書かせていただいている新米です。

現在宇都宮に在住のkasayaです。
田代山は私のホームゲレンデみたいなところです。ようこそお越しくださいました。

うらやましいです!

大学のサークルの同期会は察するところ、毎回色々なところでされているようですね。
私も山のサークルにいましたが、そういうのはないですね。幹事さんは大変ですね。
それにしてもずっと続いているのがすごい。

大学は仙台でした。以前は泉ヶ岳という仙台市民の人気のハイキングコースの山の麓のホテルでしましたが、廃業になってしまいました。それで、お手軽登山とセットで泊れるところということで岳温泉になりました。
50代の時に久しぶりに同期会をして、それから還暦の年にありました。本当は2年前に開催予定でしたがコロナで延期になりました。
幹事は毎回変わります。例えば工学部出身とか文科系出身とか。今回は6人のメッチェン(女子)が幹事でした。
代表は長野に住むKさんで、私は登山担当。他には会計とか宴会の進行役とか分担しました。
もう年なので次は2年後に開催と決まりました。

地図を眺めてここだ!と思ったのは尾瀬に近い南会津の田代山帝釈山。
東京にいた20代の頃に登りたいと思った。だが、交通の便が悪い。当時は免許を持っていなかったから車で行くことは考えられなかった。
それに登山口までの林道が悪く、何時間も歩かなくては行けないようだった。
それでも山上に広がる湿原に憧れていた。
此処の林道は長いですからね。でも田代山の頂上はいいでしょう。

昔から湿原のある山は好きでした。田代山は以前テレビのグレートトラバース3で見て、さらに憧れが強くなっていました。

湯ノ花温泉には4つの共同浴場がある。
宿の人に勧められた「弘法の湯」に入る。ここだけはシャワーがついていて地元の方が一人入っていた。
ここは私もお気に入りです。今年は4-5回訪れたと思います。

帰り道に「天神湯」に入る。ここは混浴だが、電気がついていないから誰もいないだろう。
天神の湯は4つあるうちで一番小さな湯です。洗い場もしっかりしておらず、一度入っただけかなあ。
私の時も誰もいませんでしたが、混浴なのでちょっとだけドキドキしました。(期待で?)

ははは。
湯ノ花温泉、素朴でいい温泉ですね。
翌日は桧枝岐の燧の湯に入りましたが、私は何もない湯ノ花温泉の雰囲気が好きです。300円と格安なのもいいですね。

小田代を過ぎて、広い湿原に出た。木道を辿ると田代山の看板があった。だが、どう見てもそこが一番高いとは思えなかった。
木道は一方通行で一周するようになっていた。
ここってどこが一番高いんでしょう。丁度真ん中だから看板を付けてるのかなあといった感じです。

どう見ても一番高くないところですね!(笑)

木道の先には山頂部分を雲に覆われた山が寝そべっていた。どうやら会津駒らしい。
池塘と会津の山.jpg
これは一昨年の6月に田代山から見た会津駒方面の写真です。晴れているとこんな感じです。

会津駒にはまだ雪が残っていますね!

「きれいなトイレでしょう。」
役場の人は誇らしそうに言った。
此処のトイレは比較的新しくできたものです。それだけに役場の人も気合が入っているのでしょうか。
スリッパを履くようになったのは最近ではないのかなあ。
私も先日行って、大きなスリッパが置いてありびっくりしました。

こんなスリッパのあるトイレは初めてです。
便槽の取り換えは年に3回やるそうです。今年は今回が最後だそうです。

うれしくなって山頂の木道をもう1周した。
ああ、気持ちがいいところだ。私はこういう湿原のある山が好きだ。
分かります。そんな気持ち。それにもう一周したって大して労力がいるわけもないし。
でも実際に2周したことはありません。池塘のある方にちょっとだけ進んでまた戻るのが常です。

進行方向が決まっているので、戻るのはためらわれました。まあ、ほとんど人がいなかったからかまわなかったんだろうけど。
kasayaさんは何度も来られるでしょうが、私は最初で最後かなと思うので存分に楽しませていただきました。

田代山を堪能していただいたようで良かったです。
ここはアプローチの林道の長さを厭わなければ、簡単に登れる山なのでちょくちょく行っています。
帝釈山まで行くときもあれば、田代山で湿原を見ながら待ったりすることもあります。
平たい山はいいですねえ。

林道は思ったほどの悪路ではありませんでした。
もう登ることはないと思うけど、あのだだっぴろい山頂の湿原は魅力的ですね。
着いた途端、山上の天国かと思いました。
でも、すれ違った人は何もないと言っていましたが・・・(笑)

tsubo
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