【中央アルプス】空木岳から大展望の稜線で檜尾岳へ(完結編)

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skywalk
記事: 521
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

【中央アルプス】空木岳から大展望の稜線で檜尾岳へ(完結編)

投稿記事 by skywalk »

【 日 付 】2023年7月21日(金)~7月22日(土)
【 山 域 】 中央アルプス
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】駒ケ根スキー場>池山尾根>空木岳避難小屋>空木岳>檜尾岳>桧尾根>檜尾橋バス停

夏山遠征第2弾は中央アルプスの空木岳から檜尾岳まで縦走することにしました。昔テントを担いで宝剣岳から空木まで縦走したことがあるのですが、現在の体力では2泊しないと縦走できないので反対周りにして宝剣岳は諦め桧尾岳から下山することにしました。
 7月21日(金)朝5時半に駒ケ根スキー場に来てみると一番上の駐車場も開いていたのでそこに止めてしまったが、考えてみると下山してバスに乗り駒が池センターから歩いてくると暑い中を上まで登らなきゃならない。下に止めた方が良かったか。
ともあれ10分ほどで装備を整え出発した。スキー場の横の樹林を登り標識に従って進む。
広く奇麗なコースを進むと三本木で林道に出会った。林道は整備中で通行止めになっている。林道をショートカットする登山道はさほどの傾斜もなく歩きやすい。
ホタルブクロなど低山で見られる花が出てきた。
林道終点に着くと工事用車両が一台止まっていた。
タカウチ場でコースは池山経由と池山小屋直登コースに分かれる。池山に寄ってもいいが、体力温存のため小屋直登コースを進むことにした。
切絵細工のようなセンジュガンピも咲いていた。
池山小屋手前の分岐の水場ではチョロチョロ水が出ていたので0.5Lだけ給水した。昔縦走してここに下りた時は冷たい水がドバドバ出ていたのに期待外れだった。ここの分岐では左の遊歩道コースを進むのがお勧めで綺麗な白樺林の中を登っていく。
遊歩道は緩く平均した傾斜で登れるのが〇で尻無コースと合流した。
9時にマセナギに着いた。ここまで全く楽に登ってこれた。ここからは徐々に傾斜が増して山道らしくなってくる。
林床は中央アルプスらしくカニコウモリに覆われていた。
ギンリョウソウも時々出てきた。
鎖場と鉄梯子が連続する大地獄は設備がしっかりしているので怖い所はない。
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P7212907.JPG (76.4 KiB) 閲覧された回数 900 回
P7212908.JPG
クルマユリやゴゼンタチバナが出てきて夏山らしくなってきた。
大きな葉っぱに棉あめみたいな花を付けているのは何だろう。
シモツケは草本のシモツケソウのように見えたが、どっちだろう。
ヨナ沢の頭まで来ると空木平分岐まで1kmと出ていた。
空木平分岐まで来た。宿泊予定の空木岳避難小屋もすぐのはずだ。
空木平に入った途端お花畑が出てきた。ニッコウキスゲにハクサンフウロ。
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シナノキンバイにグンナイフウロと夏山のスターを集めた豪華な面々の歓迎を受けた。昔池山尾根を下った時はヒュッテから尾根道を下ったのでそれほど花も見られず寂しい尾根の印象しかなかったので嬉しい誤算だ。
12時20分、避難小屋に着いた。トイレ臭いとか幽霊が出るとか悪い噂を聞いていたが、中は綺麗で快適そうだった。トイレは外トイレで匂いも漏れてこない。
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P7212922.JPG (51.5 KiB) 閲覧された回数 900 回
外で休んでいた60位の男性は今朝のロープウェイで千畳敷に上り縦走して来たという。途中で宝剣岳を越えたランナーに抜かれたともいう。今日は小屋に泊まらず下山するというが、そんな弾丸登山をして何が面白いのか理解に苦しむ。
小屋の前では伏流していた水が沢山湧いていた。表層水なので晴れが続けば枯れてしまうようだ。小屋の周りはお花畑に囲まれていて天国のような場所だ。
特にイブキトラノオの群落は見ものだ。あとはヨツバシオガマにオトギリソウ、ハクサンフウロにミヤマキンポウゲとお馴染さん達だ。
下見のために沢に沿って登山道を遡ると年配の女性が降りてきた。今日は後から来る夫とともに避難小屋に泊まる予定だという。これでお化けの相手をしなくて済みそうだ。ご夫婦は一昨日は中岳のテン場に泊まったそうだが、風雨とも大荒れで眠れなかったそうだ。明日は好天予想なので安心して下山できるだろう。
私も明日は10時間程度のコースタイムなので今日のような調子だと時間が遅くなりそうで心配だ。ゆっくり休んであすに備えよう。(二日目に続く)
他のお花などはこちらで
http://skywalk3.livedoor.blog/archives/21041813.html

7月22日(土)二日目の朝が明けました。今日も絶好の山日和です。
同宿の御夫婦が4時ごろに起きて朝食準備など初めました。私も少し遅れて起きだし定番の即席めんで朝食を作り腹に収めました。テントの撤収作業などないので出発準備も簡単です。ササッと荷物をまとめて4時45分に小屋を出ました。
上流の沢も案外水量がありました。
やがてガレ谷になって周りにはチングルマのお花畑が広がります。
ゲレ谷に沿ったルートを詰めていくと
駒石ヒュッテの上にポンッと飛び出しました。ここから山頂はすぐです。
遠くの稜線まですっきりと見渡せ桧尾避難小屋も僅かに見えます。
小屋を出てちょうど一時間で空木山頂に着きました。ルート図には空木平分岐から1時間と出ているので今日も遅れ気味か。
南駒ヶ岳や宝剣岳方面を眺め渡したら早速木曽殿山荘に激下りにかかりました。
今回のルートでは一番の難所で距離は短いですが、時間はかかります。
山頂付近ではキバナシャクナゲなどが見られます。
空木の北側には険しい岩峰が連なりそこを巻いたり乗り越えたりしていきます。
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最後の岩峰が第一高点です。
高点を越えると後は一気下り。
ミヤマダイコンソウも花は,まだたくさん残ってました。
木曽殿山荘から東川岳へ300m近い登りが控えています。そこまでが今日の踏ん張りところとなります。気温が上がらないうちにここをこなせるのはいい時間配分です。
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木曽殿山荘に着いたらヘリの荷下ろし場で一休みして次の東川岳の登りに備えます。
7時21分、東川岳に着きました。熊沢岳まで緩やかなアップダウンのコースが続いています。後は稜線上の展望を楽しんでいけばいいのです。
ガスが早くも上がってきたぞ。もう少し待って。
巨岩がゴロゴロするところが熊沢岳山頂です。山頂は右端の平らなところです。
左の岩峰にボルダリングで挑戦する余裕はありません。
途中鎖場もありますが、岩が乾いていれば危険はなく簡単に通過できます。
桧尾岳が近づき足元が賑やかになってきました。
形も色も鮮やかなハクサンチドリ
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清楚な白い花が美しいハクサンイチゲ
色の濃いグンナイフウロも咲いている。
ヨツバシオガマも束になって咲いている。

星形ペンタフラムはツマトリソウ
ザレ地にはチシマギキョウがうつむき加減に咲いている。試しに花の中を覗いてみたが、特徴の産毛ははっきりしなかった。3日前の激しい風雨でとれてしまったようだ。
10時11分、最終ピークの桧尾岳に着いた。ガスがかなり上がってきたけど檜尾岳のお花畑を楽しむには支障ない。
木曾駒、空木間では最も花の多い所でコース中のハイライトと言える。宝剣岳を省略したことで美味しいとこどりの好コースとなった。
ハクサンフウロや
オトギリソウなど色とりどりの花が目を楽しませてくれた。
リニューアルオープンした桧尾小屋は素泊まりで5,6千円と利用料もリニューアル。
小屋から少し進んだところの水場には滔々と水が出ていた。
水場の周りもお花畑だ。
小桧尾岳を過ぎると尾根は徐々に下って行く。
下る途中にニッコウキスゲが咲いていたのは意外だった。
シャクナゲのピークは文字通りシャクナゲが多くて分かりやすい。ここを過ぎると急坂も出てきて下りにくくなってきた。尾根上の最終ピーク赤沢の頭からは急坂が続くので少し憂鬱になってきた。
赤沢の頭に着いた。気合を入れなおして斜面を下り始めると急なところが全く出てこない。奇麗な遊歩道のようなところを下って行くだけで嬉しい誤算だった。ここは13年前にも下っているのだが、どんなところか全く忘れていた。下ってみるとダケカンバやブナの巨木も生えていて予想以上にいい感じの尾根だった。
バス道の登山口に降りて道路を少し歩いたところに桧尾橋バス停があった。次の定期便まで20分ほど待ち時間があったが、数分待つと増発便が止まってくれた。週末には次から次に増発便が出るのでダイヤを気にすることはない。ここまで9時間丁度でコースタイムの10時間より早く周回することができた。
空木、檜尾間は花が多い印象は無かったが、実際に歩いてみると花も多くて楽しめた。もちろん雲上の稜線歩きは快適そのものだった。
画像容量がいっぱいになったみたいなので後はこちらで見てね。
http://skywalk3.livedoor.blog/archives/21110590.html
最後に編集したユーザー skywalk [ 2023年8月08日(火) 16:26 ], 累計 2 回
tsubo
記事: 193
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

Re: 【中央アルプス】空木岳から大展望の稜線で檜尾岳へ

投稿記事 by tsubo »

こんにちは。

中央アルプスは好きな山です。
私も4回行きましたが、まだロープウェイは使ったことがありません。

初めて登ったのは2010年の8月、北御所登山口から登り、木曾駒でテント泊。翌日三ノ沢岳をピストンしてから檜尾避難小屋に泊まり、檜尾尾根を下りました。
2011年には桂小場からの往復。2012年には伊奈川林道から、越百山~空木岳の周回。そして2017年に空木岳から木曽駒に縦走して福島Bコースで下りました。
3年続けて行ったのはかなり気に入ったからです。

空木岳から木曽駒の縦走はずっと行きたいと思っていました。
急な下りが苦手な私は池山尾根を下るのはいやなので、空木岳からの縦走にしました。
大地獄、思ったほど地獄ではなかったです。でも、鎖とか鉄はしごがなかったら登りづらかったと思います。ありがたいですね。
ここの避難小屋は出ると有名ですね。
私は駒峰ヒュッテに泊まりました。
また、続きを楽しみにしています。

tsubo
skywalk
記事: 521
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【中央アルプス】空木岳から大展望の稜線で檜尾岳へ

投稿記事 by skywalk »

tsuboさん、こんばんは。
中央アルプスは好きな山です。
私も4回行きましたが、まだロープウェイは使ったことがありません。

歩けるうちは自分の足で登りましょう。私は好き嫌いというよりアクセスの良さで中央アルプス、白山、御岳以外の山はあまりのぼりません。中央アルプスの登り口は木曽福島Bか伊奈川ダムばかりでしたが、伊那川ダムの登り口がだんだん遠くなり擂鉢窪避難小屋が使用禁止になってしまったので行きづらくなりました。

初めて登ったのは2010年の8月、北御所登山口から登り、木曾駒でテント泊。翌日三ノ沢岳をピストンしてから檜尾避難小屋に泊まり、檜尾尾根を下りました。
木曾駒はロープウェイ客で人だらけですが、登山道にはほとんど人がいなくて穴場ともいえます。木曽駒でテン泊三ノ沢岳往復は私の定番でよく出かけます。苦労してたどり着いた三ノ沢岳で出迎えてくれるお花畑が疲れを癒してくれます。

そして2017年に空木岳から木曽駒に縦走して福島Bコースで下りました。
すごい!タフですね。何泊したのかな。

大地獄、思ったほど地獄ではなかったです。でも、鎖とか鉄はしごがなかったら登りづらかったと思います。ありがたいですね。
鎖や鉄梯子が無かったら本当に地獄ですね。

ここの避難小屋は出ると有名ですね。
同泊者がいたせいか出ませんでした。

私は駒峰ヒュッテに泊まりました。
皆さん、高いお金払ってもヒュッテに泊まりますね。私は不眠症もあって営業小屋は苦手です。今回も同泊者が少なくて静かに休めました。続きも書きますね。
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【中央アルプス】空木岳から大展望の稜線で檜尾岳へ

投稿記事 by biwaco »

skywalkさん、こんち~(^_-)
中央ア、白山、御嶽…、私の好みとピッタリで、心強くなりました。もちろん私も、アクセスの関係ですけどね♪
空木~檜尾の周回。私は5年前、逆回りで行きましたが、2泊かけてのヨタヨタ山行になりました。
朝5時半に駒ケ根スキー場に来てみると一番上の駐車場も開いていたのでそこに止めてしまったが、考えてみると下山してバスに乗り駒が池センターから歩いてくると暑い中を上まで登らなきゃならない。下に止めた方が良かったか。
周回の時は悩みますね。(^_-) 私は逆回りだったので、池山尾根の林道終点の駐車場に下り用の自転車デポするつもりで車で登って行くと、途中で通行止め。仕方なく途中にデポして菅の台Pへターンしました。
檜尾橋までバスに乗るのですが、8時を回らないとバスが出ないのと乗客が多いので結局、檜尾登山口のバス停に着いたのは10時を回ってしまいました。そのせいで1泊目の檜尾避難小屋に着いたのは日没になってしまいました。
池山小屋手前の分岐の水場ではチョロチョロ水が出ていたので0.5Lだけ給水した。昔縦走してここに下りた時は冷たい水がドバドバ出ていたのに期待外れだった。
この水場は助かりますね。昨年夏の終わりに空木へ行った時は、豊富な水量でしたが、やはり今夏の猛暑のせいでしょうか?
鎖場と鉄梯子が連続する大地獄は設備がしっかりしているので怖い所はない。
そうですね、コワイのは名前だけ。でも下りの時は気を使いました。単独行は慎重になりますね。
12時20分、避難小屋に着いた。トイレ臭いとか幽霊が出るとか悪い噂を聞いていたが、中は綺麗で快適そうだった。トイレは外トイレで匂いも漏れてこない。
さすがに私とは足腰のモノが違いますね。昨年は空木岳ピストンでしたが、朝7時前にスキー場上の駐車場を出て、小屋到着は18時前になりました。あとで一緒になったトレランの2人は5時間ほどで登ってきたと聞いて、今更ながら滅入ってしまいました。
同宿は4人だけでしたが、小屋は広くて清潔で、幽霊どころか若い単独山ガさんとお話しまでできて、快適でした。
私も明日は10時間程度のコースタイムなので今日のような調子だと時間が遅くなりそうで心配だ。
10時間というからには2泊目は無くて、檜尾橋までのロングランなんでしょうね。
5年前の私は、2日目は空木岳手前の鞍部の木曽殿小屋に昼過ぎに着いて、アワワを戴いたら足に根が生えてしまいました。この小屋も静かな好い小屋で、ご主人とワインを戴きながら消灯まで四方山話を楽しみました。

さて、skyさんの2日目。檜尾避難小屋は新増設されて有人になったらしいですね。ランチ休憩には助かるかも。檜尾尾根も長いですがカラマツ林が暑い日差しを遮ってくれて、快適で下れるかも(^_-)
レポ、楽しみにしてます。
                     ~びわ爺
skywalk
記事: 521
登録日時: 2011年3月07日(月) 21:33

Re: 【中央アルプス】空木岳から大展望の稜線で檜尾岳へ

投稿記事 by skywalk »

biwacoさん、こんにちは。
中央ア、白山、御嶽…、私の好みとピッタリで、心強くなりました。もちろん私も、アクセスの関係ですけどね♪
空木~檜尾の周回。私は5年前、逆回りで行きましたが、2泊かけてのヨタヨタ山行になりました。

逆回りだと終りの方で空木の険しい登りが待っているから木曽殿小屋で休まないときついですね。

周回の時は悩みますね。(^_-) 私は逆回りだったので、池山尾根の林道終点の駐車場に下り用の自転車デポするつもりで車で登って行くと、途中で通行止め。仕方なく途中にデポして菅の台Pへターンしました。
檜尾橋までバスに乗るのですが、8時を回らないとバスが出ないのと乗客が多いので結局、檜尾登山口のバス停に着いたのは10時を回ってしまいました。そのせいで1泊目の檜尾避難小屋に着いたのは日没になってしまいました。

池山尾根の林道を上がる道は通行止めが多いみたいです。
バスが8時の出発って平日だったんですか。しかもそれにも乗れないなんて出だしからお先真っ暗。

この水場は助かりますね。昨年夏の終わりに空木へ行った時は、豊富な水量でしたが、やはり今夏の猛暑のせいでしょうか?
細い鉄パイプが地面に埋めてあって、それが詰まっているような感じでした。

そうですね、コワイのは名前だけ。でも下りの時は気を使いました。単独行は慎重になりますね。
13年前に初めて宝剣岳から縦走しようとしたとき島田娘まで来たら大地獄が通行止めで下りられないと看板が出ていて止む無く
檜尾岳にテン泊して檜尾尾根から下山した覚えがあります。大地獄が崩れてしまうとやはり通れないようです。その後宝剣、空木を縦走したのは6年後のことでした。

さすがに私とは足腰のモノが違いますね。昨年は空木岳ピストンでしたが、朝7時前にスキー場上の駐車場を出て、小屋到着は18時前になりました。あとで一緒になったトレランの2人は5時間ほどで登ってきたと聞いて、今更ながら滅入ってしまいました。
同宿は4人だけでしたが、小屋は広くて清潔で、幽霊どころか若い単独山ガさんとお話しまでできて、快適でした。

たっぷり時間をかけましたね。その山ガさんって尻尾は生えてなかったですか。

10時間というからには2泊目は無くて、檜尾橋までのロングランなんでしょうね。
5年前の私は、2日目は空木岳手前の鞍部の木曽殿小屋に昼過ぎに着いて、アワワを戴いたら足に根が生えてしまいました。この小屋も静かな好い小屋で、ご主人とワインを戴きながら消灯まで四方山話を楽しみました。

御老公様は大名旅でいいですね。私も真似してみたい。

さて、skyさんの2日目。檜尾避難小屋は新増設されて有人になったらしいですね。ランチ休憩には助かるかも。檜尾尾根も長いですがカラマツ林が暑い日差しを遮ってくれて、快適で下れるかも(^_-)
レポ、楽しみにしてます。

後編も前編に追記修正しました。ご一読ください。
tsubo
記事: 193
登録日時: 2023年3月07日(火) 13:27
お住まい: 和歌山県

Re: 【中央アルプス】空木岳から大展望の稜線で檜尾岳へ(完結編)

投稿記事 by tsubo »

こんばんは。続き、楽しみにしていました。

私が駒峰ヒュッテに泊まったのは、何しろ山頂直下という好立地。ご来光を見たいからというのが一番の理由。
私が登ったのも同じ時期ですが、八ヶ岳の右下からご来光が昇りました。
ちなみに2017年は3,500円でした。今は6,000円になっていますね。6,000円だったらどうしたかなあ~~~
檜尾避難小屋も有人有料になったんですね!きれいになったのはいいけど、う~~~ん・・・

南駒ヶ岳や宝剣岳方面を眺め渡したら早速木曽殿山荘に激下りにかかりました。
今回のルートでは一番の難所で距離は短いですが、時間はかかります。
山頂付近ではキバナシャクナゲなどが見られます。
空木の北側には険しい岩峰が連なりそこを巻いたり乗り越えたりしていきます。
最後の岩峰が第一高点です。
高点を越えると後は一気下り。


私も急な下りが苦手なので超慎重に下りました。
急だし、岩が多くて下りにくいですね。

巨岩がゴロゴロするところが熊沢岳山頂です。山頂は右端の平らなところです。
左の岩峰にボルダリングで挑戦する余裕はありません。
途中鎖場もありますが、岩が乾いていれば危険はなく簡単に通過できます。


私の記憶ではこの稜線はけっこう岩場があるのに、鎖があまりない感じでした。
宝剣岳はいっぱいついているのに。

桧尾岳が近づき足元が賑やかになってきました。
形も色も鮮やかなハクサンチドリ
清楚な白い花が美しいハクサンイチゲ
色の濃いグンナイフウロも咲いている。
ヨツバシオガマも束になって咲いている。


ウスユキソウは見ませんでしたか?
中央アルプスで咲いているのは、ヒメウスユキソウ(コマウスユキソウ)だそうです。

檜尾尾根の下り、それほど急ではなく、単調な下りだったような記憶があります。
4時間かかりました。
もう、ここは登りにも下りにも使いたくないと思ったような。
標高差1500mですから、長いですよね。

中央アルプス、今は福島Aコースと上松Bコースは麦草岳手前で倒木などによる荒廃のため通行止めだそうです。ヤマレコ見ると通っている人もいるようだけど。
今度行くとしたら、上松Aコースの往復かなあ。テント背負って行けるかな?
ゲスト

Re: 【中央アルプス】空木岳から大展望の稜線で檜尾岳へ(完結編)

投稿記事 by ゲスト »

tsuboさん、こんにちは。
[color=#FF0000]こんばんは。続き、楽しみにしていました。[/color]
ありがとうございます。別の山に登っていたりしてレポは後回しになりました。

[color=#FF0000]私が駒峰ヒュッテに泊まったのは、何しろ山頂直下という好立地。ご来光を見たいからというのが一番の理由。
私が登ったのも同じ時期ですが、八ヶ岳の右下からご来光が昇りました。
ちなみに2017年は3,500円でした。今は6,000円になっていますね。6,000円だったらどうしたかなあ~~~
檜尾避難小屋も有人有料になったんですね!きれいになったのはいいけど、う~~~ん・・・[/color]
駒が池ヒュッテだったら私もご来光見に行ったかも。
アウトドアブームのせいかコロナ禍のせいか宿泊料などは一気に上がりましたね。山小屋も昔のように詰め込む訳に行かないから仕方ないか。

[color=#FF0000]私も急な下りが苦手なので超慎重に下りました。
急だし、岩が多くて下りにくいですね。[/color]
慎重すぎるくらいでいいですね。でも事故が起こりやすいのは何でもない所が多いようです。常に気を抜かずに行きましょう。

[color=#FF0000]私の記憶ではこの稜線はけっこう岩場があるのに、鎖があまりない感じでした。
宝剣岳はいっぱいついているのに。[/color]
宝剣岳周辺はロープウェイで登ってきた観光客が多いですから。空木まで来るのは本当の登山者ですから相手が違う。

[color=#FF0000]ウスユキソウは見ませんでしたか?
中央アルプスで咲いているのは、ヒメウスユキソウ(コマウスユキソウ)だそうです。[/color]
見たと思います。限がないのでアキノキリンソウと同じでその他の草花に分類してしまいました。ウスユキソウは極楽平付近の群落が奇麗だと思います。

[color=#FF0000]檜尾尾根の下り、それほど急ではなく、単調な下りだったような記憶があります。
4時間かかりました。
もう、ここは登りにも下りにも使いたくないと思ったような。
標高差1500mですから、長いですよね。[/color]
地図を見て赤沢の頭から急坂の下りが続くと思っていたらまるで下りやすくて拍子抜けしました。
標高差1500mは大きいですね。でも北御所登山口から木曾駒に登った人には何でもないでしょう。
私は登りに使ってもいいと思いましたが、夏山縦走自体に限界を感じているのでもう行かないかな。

[color=#FF0000]中央アルプス、今は福島Aコースと上松Bコースは麦草岳手前で倒木などによる荒廃のため通行止めだそうです。ヤマレコ見ると通っている人もいるようだけど。
今度行くとしたら、上松Aコースの往復かなあ。テント背負って行けるかな?[/color]
福島A、上松Bはマイナーコースであまり使われていなかったです。上松Bなど熊もでるし麦草岳から先は上級者向けの難コースでテント担いで行くのは?です。
上松Aは比較的まともですが、木曽前岳の手前で尾根を直登するか玉の窪山荘に向かう分岐に入るか迷います。どちらも途中厭らしいところがありますが、尾根直登の方が安全ですかね。まあ、お気を付けてお出かけください。
白山北縦走路の返信で、またゲスト投稿になってしまいました。怪しげな投稿でごめんなさい。
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