雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2011年10月30(日)
【山 域】鈴鹿南部 グミの木平周辺
【天 候】曇りのち雨
【メンバー】通風山さん、バーチャリさん、とっちゃん、途中からテラさん、山日和
【コース】石水渓7:50---9:25鬼ヶ牙---10:20長坂の頭10:33---11:県境尾根---11:52グミの木平13:31---
     15:13石谷川林道---15:58駐車地

 朝、目が覚めると車の屋根を雨粒が濡らしていた。どうにも冴えない天気だが、決行は昨晩告知済みだ。オフ会の間だ
けでもなんとか小康状態であってくれることを祈って出発。
出発の準備をしていると、TrailWalkerさん、緑水さん、たそがれさんと、ヤブコギメンバーが次々に通過して行った。

 一夜の宴を結んだバンガロー前から尾根に取り付く。前夜のプランでは安楽越からの縦走だったが、急遽第2案の鬼ヶ
牙ルートに変更したのだ。それも一般道ではなく尾根末端からのバリルートだ。
 植林の急登を終えて尾根に乗ってしまえば楽勝・・・ではないのがこのルートである。
しばらくは平凡な尾根が続き、左側には岩登りのゲレンデとなっている岩場を眺めながら進む。空間を切り裂くように新名
神の高い高架道路が走っている。高速道の建設中にはあまりに高い橋脚を見上げて驚いたものだ。

 予定通り岩壁が立ちはだかった。正面突破は不可能。右手を窺うも岩が立ち過ぎて巻くことはできない。左手の岩壁下
に細いバンドがあるが、ホールドが乏しくちょっと恐い。通さんもとっちゃんもロープを車に置いてきたと言う。まったくのフリ
ーでは一歩が厳しいので、いつもザックに入れてある細引きを木に掛けて安全弁とする。足元の下は木が生えているとは
いえ、相当な急傾斜で谷底に落ち込んでいる。頼りなげな細引きでもあるとないのとでは精神的重圧がまったく違うのだ。
 微妙なトラバースをこなして、一度尾根に偵察に上がったがまだ早かった。もう一度下りて安全地帯の樹林をさらにトラバ
ースで進む。岩場を巻き終わって尾根に出た時には30分以上経過していた。
ここからは急にテープ類も現れ、踏み跡も道と言えるレベルとなった。

[attachment=3]P1120261_1.JPG[/attachment]
 最初の岩峰で大展望が広がった。「東峰」の標識があるこのピークは、鬼ヶ牙本峰と岩壁を正面に望む、高度感満点の
岩峰だ。鬼ヶ牙のピーク群の中ではここが一番爽快な場所だろう。
一度下って登り返せば「南峰」の表示のあるピーク。続いて鬼ヶ牙の本峰へ上がる。ここには「鬼ヶ牙 488m」の立派な標
識があるが、明らかに間違っている。488mの標高点はもうひとつ北側の平凡なピークである。
休憩していると10人以上の団体が上がってきた。この山は結構人気の山のようだが、我々のルートから上がる人はほとん
どいないのだろう。さっきのトラバースルートの踏み跡の薄さがそれを物語っている。

[attachment=2]P1120271_1.JPG[/attachment]
 突然通さんの携帯が鳴った。グーさんからのようだ。小太郎谷から上がろうとしたが、現在位置も不明で集合時間に間に
合いそうもないらしい。おまけにちーたろーさんも一緒だそうだ。なにやってんだか。
そう言うこちらも岩壁で時間を食ってしまい余裕がなくなってきた。

 またまた通さん電話が鳴る。またもグーさんかと思いきや、今度はテラさんだった。鬼ヶ牙へ上がってきたが、分岐を反対
に進んでしまって遅れそうだと言う。てっきり我々の後ろを歩いていると思って待とうかとも思ったが、前進していると前から
「テラでーす」とコールが掛かった。テラさんは出発点でたそがれさんと出会ったが、スピードが合わないので先に行ってほ
しいと伝えたとのこと。到着しないとたそがれさんが心配するので遅れることを伝えてもらおうと通さんに電話したということ
だった。
ここからテラさんも加わって5人パーティーとなった。「登りは弱くて」と謙遜しておられたが、なかなかどうして、70才を超えて
いるとは思えない健脚である。

 長坂の頭まで来た。ここまで来れば時間も読める。間に合うかどうかギリギリの線だろう。
空はいよいよ暗くなり、ついに雨が落ち始めた。県境稜線へ向かって黙々と歩く。この尾根もアップダウンや足場の悪いとこ
ろがあってペースは上がらない。
 756mの県境稜線では5人ほどのパーティーが休んでいた。この分岐は安楽方面から来ると、縦走路は左の山腹をトラバ
ースするように左折しておりわかりにくいところだ。うっかり尾根を直進すると鬼ヶ牙への尾根に入ってしまいそうになる。
ここでたんぽぽさんに電話を入れ、間に合いそうもない旨を連絡した。電話の向うではたそがれさんがテラさんのことを心配
していたようで、テラさんも居る事を伝えるとホッとした空気が伝わってきた。

[attachment=1]P1120285_1.JPG[/attachment]
 終始西側山腹に付けられた縦走路をしばらくで小太郎谷源頭の広々とした草原に出る。ここは本当に気持ちのいいところ
だ。しかしのんびりしてはいられない。すぐにミズナシへ向けて登り始める。通さんは足が攣ってしまったようで遅れ始めた。
本当ならグミの木平へは登り切らずにトラバースして行けばいいのだが、変にヤブコギがあったりすると余計に時間を食う。
急がば回れでミズナシのピークまで上がる。ここからはほとんど形を失ったシカ除けネットに沿って下るだけだ。

 眼下の草原に青いタープが張られていた。駆け寄ってきたのはふ~さんだ。グーさん御一行はまだ到着しておらず、代わ
りに受付けをしていた。
時間は11時52分。ちょうど岩場で模索していた分の遅刻だった。みなさん、雨の中お待たせしてすみませんでした。

 オフ会の様子は省略。さあ、お開きというところでやっとグーさん達が到着した。記念撮影を終え、みんな三々五々散って
行った後、最後にタープを撤収。鍋と水とタープを担ぎ上げて、キノコ鍋を振舞ってくれたzippさんに感謝。

 我々の帰路は最短距離と思われたガンサ谷を選んだ。距離は最短でも最速とは限らないのが山である。これがなかなか
骨のある登山道だった。
ガンサ谷は昔の登山地図では「葺谷」と表記されており、「鈴鹿の山と谷」でもそう書かれている。いつからガンサ谷が通名
になったのだろう。
 小太郎谷源頭まで戻って薄い踏み跡のヤセ尾根に入る。あまり歩かれていないようだ。谷への下りもかなり急で、トラロ
ープがうれしかったりする。
左手にミニ連瀑帯を見たところで右の谷側へ下りていく。滝場を避けて付けられたルートのようだ。
下り切って谷筋に出たところですぐ下に堰堤があった。かなりの高さがある。林道もないこんな谷の奥にどうやってこんな大
きな堰堤を作ったのだろう。

 しばらく行くと、ほとんどバリルートと言ってもいいくらいのはっきりしない道になってしまった。左岸をトラバースして進む道
は踏み跡も微か。もはや登山道とは言えない状態である。テープも見かけなくなったのでどこかで外したのかもしれない。
時々河原に下りるが、必ず白い花崗岩の美しいナメ滝がある。いかつい名前とは裏腹にきれいな谷である。
 大きな滝が2つあった。いずれも花崗岩を穿って滑るように流れ落ちる滝で、そこそこの高さもある。高巻き道からはその
全貌を見ることができないのが残念だ。堰堤さえなければ遡行しても楽しい谷だと思う。

[attachment=0]P1120305_1.JPG[/attachment]
 通さんがその昔ビビったという橋があるらしいが、なかなか現れない。「もうないんとちゃうの」とか言いながらかなり下まで
下って来たら、ありました。小谷を渡るところで「く」の字に鉄板が掛けられて手すりも付いている。その下に腐った木の橋が
そのまま残されていた。その頃はその木の橋に番線の手すりしかなく、渡ると撓んで揺れたらしい。私も昔通ったことがある
のだが、まったく記憶に残っていなかった。確かに落ちればタダでは済まないところだ。

 下部はよく整備されて杣道となり、やっと林道終点に出た。ここからの林道歩きが結構長い。ひとりだと退屈な道のりだが、
パーティーだとこれもまた良し。歩いてきた鬼ヶ牙の尾根を振り仰ぎながらああだこうだと論議するのも楽しいものだ。

 大堰堤の駐車スペースに車が1台止まっていた。「ヤブコギ関係者じゃないやろ」「三重ナンバーやん」と言いながら車の横
に差し掛かると、振り向いたその顔は宮指路さんだった。
「どこ行っとったん?」その顛末は宮指路さんのレポをご参照あれ。

 そこから石谷川本流へ下りて橋を渡ると、登りもなくあっという間にバンガロー前にピンポイント。
みなさん、お疲れさまでした。また春にお会いしましょう。

                              山日和
添付ファイル
ガンサ谷のナメ
ガンサ谷のナメ
小太郎谷源頭の草原
小太郎谷源頭の草原
東峰を見下ろす
東峰を見下ろす
岩壁のトラバース
岩壁のトラバース
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通風山
管理人
記事: 942
登録日時: 2011年2月11日(金) 08:12
お住まい: 愛知県常滑市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 通風山 »

山日和さん、こんばんは。
久しぶりのパーティーで相変わらずの健脚振りを見せ付けられました。
時間が押しているので気はあせりますが、最後の檜の植林帯で足がつりそうになってバーチャリさんに先に行ってもらったのはいいけど、南端部からのコースアウトを言ってなかったのでそのまま直進するなと思い、必死で登れども、またまた足がつってしまってイテテテ。
南端部に着けば案の定・・・・・。
幸いクロオさんにエスコートされ、二人の顔が見えたときにはほっとしました。

スタート地点で、ありゃ?ストック持たないの?と思ったけど、コースに入れば納得。
家に帰って草川氏の「鈴鹿の山を歩く」を読めば難渋したポイントは「道が無い」とかいてある。
書いてあるわりには点線が連続して書いてあるところなんざ、血が騒ぎますね。
しかし私の情報も後付ではあきませんな。
ゴソゴソしているときに、シュリンゲを探すうちにサングラスのケースごと、右の奈落のそこに落ちていってしまいました。
近々回収したいので、再度あの地点に行ってきます。

帰路のガンサ谷も上部は荒れてしまって、あまり人が入っていないのがよくわかりますね。
下部のほうが危険箇所が多いのでしょうが、むしろ登山者用というより山仕事のための整備といったほうがいいのかもしれません。
ガンサ谷の美しさをあらためて実感しました。最初は言ったときはびびりにびびってそれどころではありませんでしたからね。よかったよかった。

オフ会は雨の中、20人ほども集まってくれるとは予想以上の参加者で、ありがたいことです。
一年ぶりだったので懐かしい顔も拝見できましたね。
携帯電話がつながると安心できますね。これも運営方の大きい収穫だったかもしれません。

久しぶりのお供で楽しく、バリエーションに富んだコースで大満足の山行きとなりました。
鈴鹿南部はまだまだ面白いところがたくさんありそうで、興味深深です。

ありがとうございました。
ガンサ谷のお風呂
ガンサ谷のお風呂
つう
通風山
緑水
記事: 749
登録日時: 2011年3月14日(月) 02:52

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 緑水 »

おはようございます、大番頭さんに大旦さん。ナニシ天然っう報告レポですね。
時間が切られた催し物まえに入るコースじゃないでしょ、下りでも。単独なら好いけど。


山日和 さんが書きました:【日 付】2011年10月30(日)
【コース】石水渓7:50---9:25鬼ヶ牙---10:20長坂の頭10:33---11:県境尾根---11:52グミの木平13:31---
     15:13石谷川林道---15:58駐車地

【決行は昨晩告知済みだ。オフ会の間だ
けでもなんとか小康状態であってくれることを祈って出発。

前夜のプランでは安楽越からの縦走だったが、急遽第2案の鬼ヶ
牙ルートに変更したのだ。それも一般道ではなく尾根末端からのバリルートだ。
 
上天気ならともかく、雨来るわかってるのに。第二案にするとはだれが煽ったの。
よほど悪い酒飲んだんだね。

 予定通り岩壁が立ちはだかった。正面突破は不可能。右手を窺うも岩が立ち過ぎて巻くことはできない。左手の岩壁下
に細いバンドがあるが、ホールドが乏しくちょっと恐い。通さんもとっちゃんもロープを車に置いてきたと言う。
 
アアア!ココはショルダーで腰に乗って肩に上がり頭を踏んづけてのぼらなネ。
ロープ下ろせば後続はOK、昔はコレがメインルート。
最近は左巻きで木の根つかみ大岩壁の縁を上がるんだよな。

合いそうもないらしい。おまけにちーたろーさんも一緒だそうだ。なにやってんだか。

今度はテラさんだった。鬼ヶ牙へ上がってきたが、分岐を反対
に進んでしまって遅れそうだと言う。心配するので遅れることを伝えてもらおうと通さんに電話したということ
だった。
 
 

この時点で健脚伝令を走らせやなアカンワな、指揮官としてはだれをだすか?。
コレは事故った時にもいえるよ、携帯で119がいまのハヤリらしいですけど。

電話の向うではたそがれさんがテラさんのことを心配
していたようで、テラさんも居る事を伝えるとホッとした空気が伝わってきた。
 

ホンと心配してましたよ、誠実な方だが良くわかりました。

 眼下の草原に青いタープが張られていた。駆け寄ってきたのはふ~さんだ。グーさん御一行はまだ到着しておらず、代わ
りに受付けをしていた。
 
そうなんですか??グーちゃんは仕切りはお任せしてあるって言ってたから。
ふ~さん焦ってたのかな。


● 風の峰、
● 風の峰、
 我々の帰路は最短距離と思われたガンサ谷を選んだ。距離は最短でも最速とは限らないのが山である。これがなかなか
骨のある登山道だった。
ガンサ谷は昔の登山地図では「葺谷」と表記されており、「鈴鹿の山と谷」でもそう書かれている。いつからガンサ谷が通名
になったのだろう。
 
ココは昔から葺谷なんですよ、家老平に上がる小谷といつの間にか入れ替わってる。
 大きな滝が2つあった。いずれも花崗岩を穿って滑るように流れ落ちる滝で、そこそこの高さもある。高巻き道からはその
全貌を見ることができないのが残念だ。堰堤さえなければ遡行しても楽しい谷だと思う。
 
石谷川から、谷芯を通せば一級品ですがなよ。
みなさん、お疲れさまでした。また春にお会いしましょう。 
 

懲りずにね、前夜祭より後夜祭の方が意義深いかも知れませんよ。
ウワサ話より、今日実地話のほうが建設的で健康的だ思いますけど。

グ~ちゃんイッパイ出し物持ってきてたろうにね、次回にはお歌も上手に励んでくださいな。

                           緑水        
                            
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by バーチャリ »

山日和さん 今晩は

>一夜の宴を結んだバンガロー前から尾根に取り付く。前夜のプランでは安楽越からの縦走だったが、急遽第2案の鬼ヶ
牙ルートに変更したのだ。それも一般道ではなく尾根末端からのバリルートだ。

安楽越のつもりでした。

>フリーでは一歩が厳しいので、いつもザックに入れてある細引きを木に掛けて安全弁とする。足元の下は木が生えているとは
いえ、相当な急傾斜で谷底に落ち込んでいる。頼りなげな細引きでもあるとないのとでは精神的重圧がまったく違うのだ。

ほんとにビビつて足が一歩出ませんでした。
ロープが有るのと無いのではえらい違いですね
ロープが神の手におもえました。


>微妙なトラバースをこなして、一度尾根に偵察に上がったがまだ早かった。もう一度下りて安全地帯の樹林をさらにトラバ
ースで進む。岩場を巻き終わって尾根に出た時には30分以上経過していた。

山日和さんが単独だったら問題無くすんなり通れたでしょうけどね。

> 最初の岩峰で大展望が広がった。「東峰」の標識があるこのピークは、鬼ヶ牙本峰と岩壁を正面に望む、高度感満点の
岩峰だ。鬼ヶ牙のピーク群の中ではここが一番爽快な場所だろう。

ここに立たないと見れない
素晴らしい景色でした。

>ここからテラさんも加わって5人パーティーとなった。「登りは弱くて」と謙遜しておられたが、なかなかどうして、70才を超えて
いるとは思えない健脚である。

体力をあれだけ維持して見えるから
立派ですよね。

>756mの県境稜線では5人ほどのパーティーが休んでいた。この分岐は安楽方面から来ると、縦走路は左の山腹をトラバ
ースするように左折しておりわかりにくいところだ。うっかり尾根を直進すると鬼ヶ牙への尾根に入ってしまいそうになる。

ここは一人だったら直進するかも
いやします。

>通さんは足が攣ってしまったようで遅れ始めた。

かなり痛そうでしたが
もう大丈夫ですか?

>本当ならグミの木平へは登り切らずにトラバースして行けばいいのだが、変にヤブコギがあったりすると余計に時間を食う。
急がば回れでミズナシのピークまで上がる。ここからはほとんど形を失ったシカ除けネットに沿って下るだけだ。

そうそうここで左の方に行ったのですが下るのが足りなかったみたいで
焦りました。

>、キノコ鍋を振舞ってくれたzippさんに感謝。

キノコスープの頂いて温まりました
zippさんご馳走様でした。

>小太郎谷源頭まで戻って薄い踏み跡のヤセ尾根に入る。あまり歩かれていないようだ。谷への下りもかなり急で、トラロ
ープがうれしかったりする。

トラロープ 何本か有りましたね。
ロープのお陰助かりました。

>必ず白い花崗岩の美しいナメ滝がある。いかつい名前とは裏腹にきれいな谷である。

綺麗なナメ滝でしたね
夏だつたら沢登もよさそう

>ありました。小谷を渡るところで「く」の字に鉄板が掛けられて手すりも付いている。その下に腐った木の橋が
そのまま残されていた。その頃はその木の橋に番線の手すりしかなく、渡ると撓んで揺れたらしい。私も昔通ったことがある
のだが、まったく記憶に残っていなかった。確かに落ちればタダでは済まないところだ。

残骸が残つていましたが、
手すりが無いと恐い橋ですね。

>そこから石谷川本流へ下りて橋を渡ると、登りもなくあっという間にバンガロー前にピンポイント。
みなさん、お疲れさまでした。また春にお会いしましょう。

登り返しを心配していましたが
苦になりませんでした。

変化に飛んだコースで楽しかったです。
山日和さん 通さん とちゃん有難うございました
皆さんに感謝です。


  バーチャリ                         
Trail Walker
記事: 488
登録日時: 2011年2月20日(日) 19:48

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by Trail Walker »

山日和さんこんばんは、先日はおつかれさまでした。


 
  一夜の宴を結んだバンガロー前から尾根に取り付く。前夜のプランでは安楽越からの縦走だったが、急遽第2案の鬼ヶ
牙ルートに変更したのだ。それも一般道ではなく尾根末端からのバリルートだ。
私、大堰堤から、キャンプ場に抜ける道が有ると聞いて、堰堤辺りで河原に降りて前の尾根に登ったらこの尾根に上がってしまい、岩登りで上がったのですが上がれなくなって戻った事が有ります :cry:
今回キャンプ場から上がったのもその道を確認したかったからですが、見事外れて望仙荘に降りてしまったのでした。
 

 
  予定通り岩壁が立ちはだかった。正面突破は不可能。右手を窺うも岩が立ち過ぎて巻くことはできない。左手の岩壁下
に細いバンドがあるが、ホールドが乏しくちょっと恐い。
まぁえらい所を通過でしたね、バーチャリさんもよくやるねぇ。
 休憩していると10人以上の団体が上がってきた。この山は結構人気の山のようだが、我々のルートから上がる人はほとん
どいないのだろう。さっきのトラバースルートの踏み跡の薄さがそれを物語っている。
 

 私らが帰りに会った団体さんかしらん、わりばしさんは7人だと書いてたけど、私出会った人の数認識出来ないのです、いつも。

 
 
突然通さんの携帯が鳴った。グーさんからのようだ。小太郎谷から上がろうとしたが、現在位置も不明で集合時間に間に
合いそうもないらしい。おまけにちーたろーさんも一緒だそうだ。なにやってんだか。
そう言うこちらも岩壁で時間を食ってしまい余裕がなくなってきた。[/quote]
まぁまぁ人の事は言えないですね :lol:

 

 
 我々の帰路は最短距離と思われたガンサ谷を選んだ。距離は最短でも最速とは限らないのが山である。これがなかなか
骨のある登山道だった。
 
 でしょ!、結構時間かかりましたよ、山さんにガンサから登るなら時間が早すぎると言われてその気になってましたか、弁慶ブナなんて見に行く余裕なかったですわ。
 ガンサ谷は昔の登山地図では「葺谷」と表記されており、「鈴鹿の山と谷」でもそう書かれている。いつからガンサ谷が通名
になったのだろう。
 私はガンサは「岩砂」だよなと思い、確かに岩と真砂の谷だなぁと思って登ってましたけど、これ外れね。「ガンサ」はわりばしさんも書いてるけど「神座=カンザ」のようですね、船石がその神座ではないかという説も?
 
 
 小太郎谷源頭まで戻って薄い踏み跡のヤセ尾根に入る。あまり歩かれていないようだ。谷への下りもかなり急で、トラロ
ープがうれしかったりする。 
 降口は尾根から入るのですね、尾根にトラロープが有るのが見えてましたが谷に復帰して一番長い源頭部に詰め上がったのでした、そのまま上がればミズナシに向かいます。
  左手にミニ連瀑帯を見たところで右の谷側へ下りていく。滝場を避けて付けられたルートのようだ。
そうそうここで連瀑帯に降りて滝を登って行きました、下にも滝が有るみたいでそれの巻道ですね、ここで巻きルートに入らず広いガレ谷を上がると小太郎谷源頭から覗く崩壊地に上がるのかな?、私はここが下降口かなと思ってました。
 
 下り切って谷筋に出たところですぐ下に堰堤があった。かなりの高さがある。林道もないこんな谷の奥にどうやってこんな大
きな堰堤を作ったのだろう。[/quote]

 石積の堰堤が2つ有りましたね、下の堰堤の左岸平地には堰堤に使った残りの石がいくつか散らばっていたような、 ここに索道のアンカーと思われる鉄の丸環が地面に残ってました、もしかすると長坂の尾根を越えて船石林道辺りから上げたのかな?と想像してました。
  しばらく行くと、ほとんどバリルートと言ってもいいくらいのはっきりしない道になってしまった。左岸をトラバースして進む道
は踏み跡も微か。もはや登山道とは言えない状態である。テープも見かけなくなったのでどこかで外したのかもしれない。
時々河原に下りるが、必ず白い花崗岩の美しいナメ滝がある。いかつい名前とは裏腹にきれいな谷である。
 大きな滝が2つあった。いずれも花崗岩を穿って滑るように流れ落ちる滝で、そこそこの高さもある。高巻き道からはその
全貌を見ることができないのが残念だ。堰堤さえなければ遡行しても楽しい谷だと思う。
 道を外してますね、下の石積堰堤までははっきりしたるーとでしたよ。炭焼き窯広場ですね、ここまでが七ツ釜コースのハイキングルートになるのかもしれませんね。
高巻道は新設なのかな、地形図には左岸を通して破線が描かれてますね、実際巻の下部に有る新しい堰堤の所に左岸に上がる朽ちた梯子とそれから上に続く古いトラロープも見えてました。


 
  通さんがその昔ビビったという橋があるらしいが、なかなか現れない。「もうないんとちゃうの」とか言いながらかなり下まで
 

これつうさんから聞いてたので気になってました、でもネットにも画像が有ったので心配はしてなかったですが、意外に入口近くにあって驚きました。


 下部はよく整備されて杣道となり、やっと林道終点に出た。ここからの林道歩きが結構長い。
 
昔からの炭焼き道でもあり、現在ではシキミや榊も植栽されてるから切り出しに使ったり、植林の管理にも使うのでしょう。奥ではかなり分岐が多いので一つ間違うととんでも無い所にあがりそうです、私は末端まで詰めて楽に上がってしまったようです。






 
  大堰堤の駐車スペースに車が1台止まっていた。「ヤブコギ関係者じゃないやろ」「三重ナンバーやん」と言いながら車の横
に差し掛かると、振り向いたその顔は宮指路さんだった。
「どこ行っとったん?」その顛末は宮指路さんのレポをご参照あれ。
宮指路さんだったのですね、私の後を登って来てたのですね、どこに登り着いたのかな~?間違って戻るのに長坂方面に入ったようですね、あそこ直進だから ;)

登りと下りで比較するのにいいレポでした=TW=
巻道にひとつだけ咲いてたイワカガミ
巻道にひとつだけ咲いてたイワカガミ
Trail Walker 
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 山日和 »

通さん、どうもです。お疲れさまでした~。
通さん得意の「引用なし」ですね。(^^)

時間が押しているので気はあせりますが、最後の檜の植林帯で足がつりそうになってバーチャリさんに先に行ってもらったのはいいけど、南端部からのコースアウトを言ってなかったのでそのまま直進するなと思い、必死で登れども、またまた足がつってしまってイテテテ。

それはわかってましたから大丈夫でしたよ。場所は頭に入ってましたから。

南端部に着けば案の定・・・・・。
幸いクロオさんにエスコートされ、二人の顔が見えたときにはほっとしました。


私ととっちゃんが着いてもなかなか姿を見せないのでどうしたのかなと思ってました。

スタート地点で、ありゃ?ストック持たないの?と思ったけど、コースに入れば納得。

今回はストックは頭になかったです。標高差の大きな下りがあるところだけ持って行くことにしてます。

家に帰って草川氏の「鈴鹿の山を歩く」を読めば難渋したポイントは「道が無い」とかいてある。
書いてあるわりには点線が連続して書いてあるところなんざ、血が騒ぎますね。


草川氏の文章ではルンゼを上がるとありましたが、ルンゼなんかあったかいな?
しかしなかなかのアトラクションでした。おかげで時間が押しちゃいましたけど。(^^ゞ

ゴソゴソしているときに、シュリンゲを探すうちにサングラスのケースごと、右の奈落のそこに落ちていってしまいました。
近々回収したいので、再度あの地点に行ってきます。


そんなことがあったんですか。我々に気を遣って言わなかったんですね。気を付けて下さいよ。

[attachment=0]P1120270_1.JPG[/attachment]
帰路のガンサ谷も上部は荒れてしまって、あまり人が入っていないのがよくわかりますね。
下部のほうが危険箇所が多いのでしょうが、むしろ登山者用というより山仕事のための整備といったほうがいいのかもしれません。


下部の道の谷からの距離を考えればそうでしょうね。下部はシキミとサカキ取りの道のようです。

ガンサ谷の美しさをあらためて実感しました。最初は言ったときはびびりにびびってそれどころではありませんでしたからね。よかったよかった。

予想以上にいい渓相でしたね。(初めて行ったみたい^^;) 谷通しで歩くのも楽しいでしょう。

オフ会は雨の中、20人ほども集まってくれるとは予想以上の参加者で、ありがたいことです。
一年ぶりだったので懐かしい顔も拝見できましたね。
携帯電話がつながると安心できますね。これも運営方の大きい収穫だったかもしれません。


小じんまりと、ヤブコギの原点に帰ったようなオフ会でした。
通信手段が確保できる場所というのが会場選びの条件になるかもしれませんね。

久しぶりのお供で楽しく、バリエーションに富んだコースで大満足の山行きとなりました。
鈴鹿南部はまだまだ面白いところがたくさんありそうで、興味深深です。


こちらこそ、久々にご一緒できて楽しかったです。
しかし通さんは仙ヶ岳周辺がホントに好きですね。(^^♪

                        山日和
添付ファイル
P1120270_1.JPG
バーチャリ
記事: 547
登録日時: 2011年3月12日(土) 20:58

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by バーチャリ »

トレヨさん今晩は呼んだ

山日和さん 横からすみません


>キャンプ場から上がったのもその道を確認したかったからですが、見事外れて望仙荘に降りてしまったのでした。
 
私なんか宴会の棟の前で遭難していましたよ


> 予定通り岩壁が立ちはだかった。正面突破は不可能。右手を窺うも岩が立ち過ぎて巻くことはできない。左手の岩壁下
に細いバンドがあるが、ホールドが乏しくちょっと恐い

>まぁえらい所を通過でしたね、バーチャリさんもよくやるねぇ。

上の方で心臓がパクパクでした。
ところがちゃんと山日和さんが細引きを出して頂いたので
そこで一歩一歩慎重に足を運びましたよ~

 バーチャリ
とっちゃん
記事: 325
登録日時: 2011年2月20日(日) 21:02

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by とっちゃん »

山日和さん、こんばんは~。

さっき書いたのが、消えちゃった。

ので、ということもあるかないか知らんけど、省エネモードというのか引用無しで、レスです。つうさん、喜ぶかな?

さて、どのル^-トでヤブオフ歩こうかな?
沢モードの私は、割谷左又~紅葉を期待して仙ケ岳~御所平~ミズナシ~グミの木平~小太郎谷にしたいなぁだったけど、時節柄、賛同を得るも難しく、まぁ、どこからでもいいわ~に転進でした。

鬼ケ牙の末端からのルートは歩いたことなかったので、このルートをとるとの話に、すぐのらせてもらって、ラッキーでした。ただ、このルートで歩くなら、もう少し早よう出発して、時間的に余裕が欲しかったね。皆さんに、ごめんなさいでした。

途中から合流になったテラさん、なんやかんや言いながらも、しっかり歩いておられて感心しきりでした。

下山ルートも、ガンサ谷は初めて歩くので、谷の様子も楽しみでした。稜線のガレから、もっと荒れたイメージを持っていたけど、なかなかよかったね。夏に歩いてみるのも楽しみだわ~。

鬼ケ牙の岩でも、下山でも、臨機応変に対応する、山日和さん。やっぱり、経験がものを言うね。
グループをリードしてもらって、サンキューでした。

☆~~とっちゃん(都津茶女)~☆

最後に編集したユーザー とっちゃん [ 2011年11月02日(水) 00:23 ], 累計 2 回
テラ
記事: 76
登録日時: 2011年2月23日(水) 21:31

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by テラ »

山日和 さんが書きました:【日 付】2011年10月30(日)
【山 域】鈴鹿南部 グミの木平周辺
【天 候】曇りのち雨
【メンバー】通風山さん、バーチャリさん、とっちゃん、途中からテラさん、山日和
【コース】石水渓7:50---9:25鬼ヶ牙---10:20長坂の頭10:33---11:県境尾根---11:52グミの木平13:31---
     15:13石谷川林道---15:58駐車地


 当初の計画では、亀山駅07:45-->08:10池山西、のコミュ・バスで高速道橋脚の下まで行って歩き出し、船石林道を
終点まで行ってから登れば定刻に間に合うつもりだった。
亀山駅前バス停にいたら、「そのバスは休日運休ですよ」と言われ、「あれ~、失敗」。
仕方なくタクシーを呼んで、ついでだからキャンプ場を過ぎ船石林道分岐まで乗った。料金¥4,030.-。
下りるとそこに、たそがれさんが、「鬼ヶ牙・長坂の頭を行く」、と。予定より30分以上早くここに着いたので大丈夫だろうと、
ご一緒する。ただし、すぐに急登になってからは、ついて行けないので先に行ってもらう。

 またまた通さん電話が鳴る。またもグーさんかと思いきや、今度はテラさんだった。鬼ヶ牙へ上がってきたが、分岐を反対
に進んでしまって遅れそうだと言う。てっきり我々の後ろを歩いていると思って待とうかとも思ったが、前進していると前から
「テラでーす」とコールが掛かった。テラさんは出発点でたそがれさんと出会ったが、スピードが合わないので先に行ってほ
しいと伝えたとのこと。到着しないとたそがれさんが心配するので遅れることを伝えてもらおうと通さんに電話したということ
だった。


 鬼ヶ牙本峰を巻いて通過した先で分岐を見過ごし、踏み跡のいい道を直進したら尾根が段々と南に向き、下る。変だなと
展望のいい場所まで行って現在位置を確認。携帯電話を見ると辛うじてアンテナが立つ。とぎれとぎれの電話で、通さんに
「ルートの復帰は大丈夫だが、定刻にはやや遅れそう」な旨、電話して現在位置を聞いたら、通さん隊は鬼ヶ牙本峰にいる。
それなら分岐まで戻っても自分の方が前になる、と一安心。
分岐付近でやや待ったが現れないので、追いつかれるだろうと出かけた。

ここからテラさんも加わって5人パーティーとなった。「登りは弱くて」と謙遜しておられたが、なかなかどうして、70才を超えて
いるとは思えない健脚である。


登りで遅れ緩い下りで追いつく、の繰り返しでやっと本隊にくっついて行く状態。
山道を歩きながら考えた。
55歳時点の体力(スタミナ、筋力、平衡感覚)を100とすると、その後10年間の65歳で10%ダウンの90、
その後は5年間の70歳で10%ダウンで81、それからは2年毎に10%ダウンで72歳で73、74歳で65、か。
こんなところが実感だな、と。

長坂の頭まで来た。ここまで来れば時間も読める。間に合うかどうかギリギリの線だろう。
...ここでたんぽぽさんに電話を入れ、間に合いそうもない旨を連絡した。電話の向うではたそがれさんがテラさんのことを心配
していたようで、テラさんも居る事を伝えるとホッとした空気が伝わってきた。


ご心配をおかけしました。
ルートを外れたロスと、分岐に戻って本隊を待った分だけ、遅刻してしまいました。

                       テラ
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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 山日和 »

緑水さん、どうもです。お疲れさまでした。

おはようございます、大番頭さんに大旦さん。ナニシ天然っう報告レポですね。時間が切られた催し物まえに入るコースじゃないでしょ、下りでも。単独なら好いけど。

時間とメンバーをにらみ合わせて大丈夫と踏んだんですが・・・

上天気ならともかく、雨来るわかってるのに。第二案にするとはだれが煽ったの。よほど悪い酒飲んだんだね。

それは私です。(^^ゞ いい酒でしたけど。

アアア!ココはショルダーで腰に乗って肩に上がり頭を踏んづけてのぼらなネ。ロープ下ろせば後続はOK、昔はコレがメインルート。最近は左巻きで木の根つかみ大岩壁の縁を上がるんだよな。

なるほど~、そういう手がありましたか。でもロープないとダメですね。
左の巻きも掴む木の根が乏しい上に足元が不安定でちょっと恐いです。

[attachment=0]P1120261_1.JPG[/attachment]
この時点で健脚伝令を走らせやなアカンワな、指揮官としてはだれをだすか?。

電話が通じるので走らなくて済みました。でもこちらが電話する前にふ~さんがかけてくれてたのに気が付かず・・・

そうなんですか??グーちゃんは仕切りはお任せしてあるって言ってたから。ふ~さん焦ってたのかな。

本人はそんなつもりしてなかったと思いますが・・・
やむにやまれず「代打オレッ」ってとこでしょう。

ココは昔から葺谷なんですよ、家老平に上がる小谷といつの間にか入れ替わってる。

そうですよね。西尾本にもそのように書かれてます。

石谷川から、谷芯を通せば一級品ですがなよ。

予想外にいい谷でした。

懲りずにね、前夜祭より後夜祭の方が意義深いかも知れませんよ。

そういう手もありますね。でも参加者はもっと減るかも。

                山日和
添付ファイル
P1120261_1.JPG
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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 山日和 »

バーチャリさん、どうもです。

安楽越のつもりでした。

無理やり変更したみたいですみませんでした。m(__)m

ほんとにビビつて足が一歩出ませんでした。
ロープが有るのと無いのではえらい違いですね
ロープが神の手におもえました。


神のヒモですね。(^^ゞ 常にロープは持ってるべきでした。反省です。

山日和さんが単独だったら問題無くすんなり通れたでしょうけどね。

引き返してたかも。(^_^;)

[attachment=0]P1120263_1.JPG[/attachment]
ここに立たないと見れない
素晴らしい景色でした。

鬼ヶ牙の3ピークの中では、360度の展望が利くのはここだけですね。

体力をあれだけ維持して見えるから
立派ですよね。


謙遜されてましたが、大したものだと思います。私がテラさんの年になった時、あれだけ歩けるやろか?

ここは一人だったら直進するかも
いやします。


現在位置を把握してないと直進してしまいますね。

そうそうここで左の方に行ったのですが下るのが足りなかったみたいで
焦りました。


なかなか現われないので、第1回の二の舞かと心配しましたよ。

トラロープ 何本か有りましたね。
ロープのお陰助かりました。


必要なところに付いているのはいいですね。

綺麗なナメ滝でしたね
夏だつたら沢登もよさそう


あの頼りないトラバース道よりははるかに楽しいと思います。

残骸が残つていましたが、
手すりが無いと恐い橋ですね。


下を見ると結構切れ落ちてますからねえ。

登り返しを心配していましたが
苦になりませんでした。


ほとんど登らないうちに峠に出てしまいましたね。

変化に飛んだコースで楽しかったです。
山日和さん 通さん とちゃん有難うございました
皆さんに感謝です。


こちらこそ、ありがとうございました。変化あり過ぎでした?(^^ゞ

                     山日和
添付ファイル
P1120263_1.JPG
biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by biwaco »

こんばんは~
そうかそうか、やっぱりココ行きましたか!
安楽な道ではヤブメンの沽券に触る?
実はプレオフの日、朝イチから体が開けば鬼が牙へアタックしてみようかなんて不埒なこと考えてたんです。
まあ、やめておいて良かったような、残念なような…。
そのうち、暇を見つけて行ってみますね。レポしっかりよんで勉強しときます。

 予定通り岩壁が立ちはだかった。正面突破は不可能。右手を窺うも岩が立ち過ぎて巻くことはできない。左手の岩壁下
に細いバンドがあるが、ホールドが乏しくちょっと恐い。通さんもとっちゃんもロープを車に置いてきたと言う。まったくのフリ
ーでは一歩が厳しいので、いつもザックに入れてある細引きを木に掛けて安全弁とする。足元の下は木が生えているとは
いえ、相当な急傾斜で谷底に落ち込んでいる。頼りなげな細引きでもあるとないのとでは精神的重圧がまったく違うのだ。
 微妙なトラバースをこなして、一度尾根に偵察に上がったがまだ早かった。もう一度下りて安全地帯の樹林をさらにトラバ
ースで進む。岩場を巻き終わって尾根に出た時には30分以上経過していた。
ここからは急にテープ類も現れ、踏み跡も道と言えるレベルとなった。


地形図は枝尾根から、昭文社地図は谷筋からとルートが違ってますけど…。

休憩していると10人以上の団体が上がってきた。この山は結構人気の山のようだが、我々のルートから上がる人はほとん
どいないのだろう。さっきのトラバースルートの踏み跡の薄さがそれを物語っている。


わざわざヤバイ道を選ぶ人は普通の人ではありませんから~(^_-)

 突然通さんの携帯が鳴った。グーさんからのようだ。小太郎谷から上がろうとしたが、現在位置も不明で集合時間に間に
合いそうもないらしい。おまけにちーたろーさんも一緒だそうだ。なにやってんだか。
そう言うこちらも岩壁で時間を食ってしまい余裕がなくなってきた。


似たりよったりですねえ(^^) あっちこっちでウロウロ、ヨロヨロ…

ここからテラさんも加わって5人パーティーとなった。「登りは弱くて」と謙遜しておられたが、なかなかどうして、70才を超えて
いるとは思えない健脚である。


スゴイなあ…。あやかりたいなあ…。(@_@;)

 眼下の草原に青いタープが張られていた。駆け寄ってきたのはふ~さんだ。グーさん御一行はまだ到着しておらず、代わ
りに受付けをしていた。
時間は11時52分。ちょうど岩場で模索していた分の遅刻だった。みなさん、雨の中お待たせしてすみませんでした。


この日、一番乗りはふ~たん隊?
だれか雨中ヤブオフ実況中継やってくれない?

 オフ会の様子は省略。さあ、お開きというところでやっとグーさん達が到着した。記念撮影を終え、みんな三々五々散って
行った後、最後にタープを撤収。鍋と水とタープを担ぎ上げて、キノコ鍋を振舞ってくれたzippさんに感謝。


どうやら一番の功労者はzippさんかな?

 通さんがその昔ビビったという橋があるらしいが、なかなか現れない。「もうないんとちゃうの」とか言いながらかなり下まで
下って来たら、ありました。小谷を渡るところで「く」の字に鉄板が掛けられて手すりも付いている。その下に腐った木の橋が
そのまま残されていた。その頃はその木の橋に番線の手すりしかなく、渡ると撓んで揺れたらしい。私も昔通ったことがある
のだが、まったく記憶に残っていなかった。確かに落ちればタダでは済まないところだ。


そのうち大トロの吊り橋の運命?

 下部はよく整備されて杣道となり、やっと林道終点に出た。ここからの林道歩きが結構長い。ひとりだと退屈な道のりだが、
パーティーだとこれもまた良し。歩いてきた鬼ヶ牙の尾根を振り仰ぎながらああだこうだと論議するのも楽しいものだ。


あれが前歯、隣りが犬歯、いや鬼歯? じゃ、あれは親不知?
親不知は海岸だよ! 
福井県? 
それは東尋坊でしょう?
なら富山?石川? 
だから、親不知でなくて鬼ヶ牙です。
ああ、桃太郎の…
それは岡山でしょうが!もう…

 大堰堤の駐車スペースに車が1台止まっていた。「ヤブコギ関係者じゃないやろ」「三重ナンバーやん」と言いながら車の横
に差し掛かると、振り向いたその顔は宮指路さんだった。
「どこ行っとったん?」その顛末は宮指路さんのレポをご参照あれ。


カモさん、なにやってるんですか、鬼姫でも探してたの?

 そこから石谷川本流へ下りて橋を渡ると、登りもなくあっという間にバンガロー前にピンポイント。
みなさん、お疲れさまでした。また春にお会いしましょう。


着地ピッタリで高得点ゲット!
来春が待ちどうしいですね~(^O^)/

             ~biwaco           
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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 山日和 »

TWさん、どうもです。

今回キャンプ場から上がったのもその道を確認したかったからですが、見事外れて望仙荘に降りてしまったのでした。

あれっ、あんなにハッキリした道を見失ったの? 尾根に上がれば5分とかからず石谷川本流ですよ。
ほんでどこから行ったの? 

まぁえらい所を通過でしたね、バーチャリさんもよくやるねぇ。

バーチャリさんには悪いことしました。

私らが帰りに会った団体さんかしらん、わりばしさんは7人だと書いてたけど、私出会った人の数認識出来ないのです、いつも。

たぶん違うと思いますが。あの天気だからさっさと下りてると思いますよ。

まぁまぁ人の事は言えないですね

そうですねえ。(^^ゞ

 でしょ!、結構時間かかりましたよ、山さんにガンサから登るなら時間が早すぎると言われてその気になってましたか、弁慶ブナなんて見に行く余裕なかったですわ。

昔の記憶では普通の登山道だったように思ったんですが・・・・
記録を見ると12年前でした。

私はガンサは「岩砂」だよなと思い、確かに岩と真砂の谷だなぁと思って登ってましたけど、これ外れね。「ガンサ」はわりばしさんも書いてるけど「神座=カンザ」のようですね、船石がその神座ではないかという説も?

どうでしょう? 西尾本にも書いてますが、あくまで推測の域を出ないですね。 

降口は尾根から入るのですね、尾根にトラロープが有るのが見えてましたが谷に復帰して一番長い源頭部に詰め上がったのでした、そのまま上がればミズナシに向かいます。

なるほど。谷側にもテープが見えてました。問題のない谷でしたか?

そうそうここで連瀑帯に降りて滝を登って行きました、下にも滝が有るみたいでそれの巻道ですね、

なるほどなるほど。

ここで巻きルートに入らず広いガレ谷を上がると小太郎谷源頭から覗く崩壊地に上がるのかな?、私はここが下降口かなと思ってました。

そのようですね。

石積の堰堤が2つ有りましたね、下の堰堤の左岸平地には堰堤に使った残りの石がいくつか散らばっていたような、 ここに索道のアンカーと思われる鉄の丸環が地面に残ってました、もしかすると長坂の尾根を越えて船石林道辺りから上げたのかな?と想像してました。

するどい観察眼ですねえ。(^^)

[attachment=0]P1120297_1.JPG[/attachment]
 道を外してますね、下の石積堰堤までははっきりしたるーとでしたよ。炭焼き窯広場ですね、ここまでが七ツ釜コースのハイキングルートになるのかもしれませんね。高巻道は新設なのかな、地形図には左岸を通して破線が描かれてますね、実際巻の下部に有る新しい堰堤の所に左岸に上がる朽ちた梯子とそれから上に続く古いトラロープも見えてました。

あ、やっぱり・・・。七ツ釜コースというのは石谷川本流の遊歩道だと思いますが。
新しい堰堤の左岸のハシゴは見えました。が、あれは堰堤建設の際のものではないでしょうか?
だって堰堤建設前ならハシゴは要りませんから。

これつうさんから聞いてたので気になってました、でもネットにも画像が有ったので心配はしてなかったですが、意外に入口近くにあって驚きました。

まだかまだかと思いながら歩いてましたが、ほとんど谷の入口に近いところでしたね。

昔からの炭焼き道でもあり、現在ではシキミや榊も植栽されてるから切り出しに使ったり、植林の管理にも使うのでしょう。奥ではかなり分岐が多いので一つ間違うととんでも無い所にあがりそうです、私は末端まで詰めて楽に上がってしまったようです。

本流のツメは楽でしたか?
シキミやサカキは採取禁止の看板がありましたね。この看板は以前からありました。

宮指路さんだったのですね、私の後を登って来てたのですね、どこに登り着いたのかな~?間違って戻るのに長坂方面に入ったようですね、あそこ直進だから

結局ちゃんと登山道を小太郎谷源頭まで上がったようです。
長坂の頭方面には間違って入ったのではないでしょう。

登りと下りで比較するのにいいレポでした=TW=

ホント、そうですね~。
疑問点がよくわかりました。(^^)

                     山日和
添付ファイル
P1120297_1.JPG
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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 山日和 »

とっちゃん、どうもです。お疲れさまでした。

さっき書いたのが、消えちゃった。

それはご愁傷様。

ので、ということもあるかないか知らんけど、省エネモードというのか引用無しで、レスです。つうさん、喜ぶかな?

通さん、前夜祭で言ってましたね。「全文引用の女王?」

沢モードの私は、割谷左又~紅葉を期待して仙ケ岳~御所平~ミズナシ~グミの木平~小太郎谷にしたいなぁだったけど、時節柄、賛同を得るも難しく、まぁ、どこからでもいいわ~に転進でした。

あの天気ではいずれにせよ沢モードではないでしょ。

鬼ケ牙の末端からのルートは歩いたことなかったので、このルートをとるとの話に、すぐのらせてもらって、ラッキーでした。ただ、このルートで歩くなら、もう少し早よう出発して、時間的に余裕が欲しかったね。皆さんに、ごめんなさいでした。

あの岩場での逡巡がなければジャストだったけどね。

下山ルートも、ガンサ谷は初めて歩くので、谷の様子も楽しみでした。稜線のガレから、もっと荒れたイメージを持っていたけど、なかなかよかったね。夏に歩いてみるのも楽しみだわ~。

2回目だったけど、まるで初めてのように目新しくてよかったわ。(^^ゞ

[attachment=0]P1120302_1.JPG[/attachment]
鬼ケ牙の岩でも、下山でも、臨機応変に対応する、山日和さん。やっぱり、経験がものを言うね。
グループをリードしてもらって、サンキューでした。


テキトーにごまかしてるだけですよ。(^_^;)

                       山日和
添付ファイル
P1120302_1.JPG
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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 山日和 »

テラさん、どうもです。お疲れ様でした。

亀山駅前バス停にいたら、「そのバスは休日運休ですよ」と言われ、「あれ~、失敗」。
仕方なくタクシーを呼んで、ついでだからキャンプ場を過ぎ船石林道分岐まで乗った。料金¥4,030.-。


コミュニティバスってのは運行日のチェックが必須ですね。しかし高くつきましたね。今回の出費大賞では?

とぎれとぎれの電話で、通さんに
「ルートの復帰は大丈夫だが、定刻にはやや遅れそう」な旨、電話して現在位置を聞いたら、通さん隊は鬼ヶ牙本峰にいる。
それなら分岐まで戻っても自分の方が前になる、と一安心。
分岐付近でやや待ったが現れないので、追いつかれるだろうと出かけた。


電話の内容からてっきりテラさんは後ろにいると思いこんでました。私ひとり先行して、3人はテラさんを待とうかという案も出ましたよ。

登りで遅れ緩い下りで追いつく、の繰り返しでやっと本隊にくっついて行く状態。
山道を歩きながら考えた。
55歳時点の体力(スタミナ、筋力、平衡感覚)を100とすると、その後10年間の65歳で10%ダウンの90、
その後は5年間の70歳で10%ダウンで81、それからは2年毎に10%ダウンで72歳で73、74歳で65、か。
こんなところが実感だな、と。


いやいや、登山はトータルでなんぼです。結局のところずっと一緒に行動できたわけですから。
55歳から65歳までで10%ダウンで済みましたか。私もそれで済むよう頑張ろ。(^^)

ルートを外れたロスと、分岐に戻って本隊を待った分だけ、遅刻してしまいました。
だいぶ待たれたんですか?道を間違えて引き返したというところばかりに気を取られて、前におられるとは夢にも思いませんでした。

                    山日和
                       

P1120286_1.JPG
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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 山日和 »

biwacoさん、どうもです。前夜だけお疲れさまでした。(^^ゞ

そうかそうか、やっぱりココ行きましたか!
安楽な道ではヤブメンの沽券に触る?


biwacoさんに股間を触られるとマズいですが、沽券ぐらいなら・・・

実はプレオフの日、朝イチから体が開けば鬼が牙へアタックしてみようかなんて不埒なこと考えてたんです。
まあ、やめておいて良かったような、残念なような…。


そりゃ残念でしたね。でも遅刻者がひとり増えなくてよかった。

地形図は枝尾根から、昭文社地図は谷筋からとルートが違ってますけど…。

登山道は2本ありますね。船石林道分岐手前の瀬戸谷からのものと、林道を少し上がったとこから尾根を上がるものと。

わざわざヤバイ道を選ぶ人は普通の人ではありませんから~(^_-)

常に新しいものに惹かれちゃうんですわ。

似たりよったりですねえ(^^) あっちこっちでウロウロ、ヨロヨロ…

グーさんと一緒にしてはいけません。こっちは現在地がわかってますから。(^^♪

スゴイなあ…。あやかりたいなあ…。(@_@;)

毎週登ってれば大丈夫でしょ。あとは摂生ですね。(これが難しい?)(^^ゞ

どうやら一番の功労者はzippさんかな?

zippさんは鍋やら水やら担ぎあげてくれましたからね。グーさんも水2L担いできたけど、水泡に帰したようです。(^_^;)

そのうち大トロの吊り橋の運命?

ここは現役の杣道のようなので大丈夫でしょう。

あれが前歯、隣りが犬歯、いや鬼歯? じゃ、あれは親不知?
親不知は海岸だよ! 
福井県? 
それは東尋坊でしょう?
なら富山?石川? 
だから、親不知でなくて鬼ヶ牙です。
ああ、桃太郎の…
それは岡山でしょうが!もう…


だいぶ飲んでますか~?

カモさん、なにやってるんですか、鬼姫でも探してたの?

まあ、ご本人に聞いて下さい。

着地ピッタリで高得点ゲット!
来春が待ちどうしいですね~(^O^)/


内村航平もビックリ!! ってか、登山道を歩いただけですけど。
次回はぜひお越しくださいね。(*^^)v

                  山日和

P1120319_1.JPG
           
宮指路
記事: 1008
登録日時: 2011年2月27日(日) 21:13

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 宮指路 »

山日和さん、こんばんは

今回のメンバーは豪華でしたね。まるで西遊記のよう

 朝、目が覚めると車の屋根を雨粒が濡らしていた。どうにも冴えない天気だが、決行は昨晩告知済みだ。オフ会の間だけでもなんとか小康状態であってくれることを祈って出発。
当日急に予報が悪くなったようです。

 一夜の宴を結んだバンガロー前から尾根に取り付く。前夜のプランでは安楽越からの縦走だったが、急遽第2案の鬼ヶ牙ルートに変更したのだ。それも一般道ではなく尾根末端からのバリルートだ。
山日和さんのご要望が入りましたか?


 空間を切り裂くように新名神の高い高架道路が走っている。高速道の建設中にはあまりに高い橋脚を見上げて驚いたものだ。

なぜか異常に高いですね。

 予定通り岩壁が立ちはだかった。正面突破は不可能。右手を窺うも岩が立ち過ぎて巻くことはできない。左手の岩壁下に細いバンドがあるが、ホールドが乏しくちょっと恐い。
ここのゲレンデはクライミング用ですか?

通さんもとっちゃんもロープを車に置いてきたと言う。

まさかクライミングもどきをやるとは思っていなかったでしょう

頼りなげな細引きでもあるとないのとでは精神的重圧がまったく違うのだ。
細引きというのはクライミング用ではない一般用の細い紐でしょうか?

 最初の岩峰で大展望が広がった。「東峰」の標識があるこのピークは、鬼ヶ牙本峰と岩壁を正面に望む、高度感満点の岩峰だ。鬼ヶ牙のピーク群の中ではここが一番爽快な場所だろう。

ここは一般道ではないんですね。

ここには「鬼ヶ牙 488m」の立派な標識があるが、明らかに間違っている。488mの標高点はもうひとつ北側の平凡なピークである。

知りませんでした。

 突然通さんの携帯が鳴った。グーさんからのようだ。小太郎谷から上がろうとしたが、現在位置も不明で集合時間に間に合いそうもないらしい。おまけにちーたろーさんも一緒だそうだ。なにやってんだか。
そう言うこちらも岩壁で時間を食ってしまい余裕がなくなってきた


皆さん苦労されていたんですね。

 またまた通さん電話が鳴る。またもグーさんかと思いきや、今度はテラさんだった。鬼ヶ牙へ上がってきたが、分岐を反対に進んでしまって遅れそうだと言う。
鬼ヶ爪を過ぎた辺りに標識の無い分岐がありましたね。私が下って来た時にもしあの分岐で間違えたら帰りがもっと遅くなったでしょう

 756mの県境稜線では5人ほどのパーティーが休んでいた。この分岐は安楽方面から来ると、縦走路は左の山腹をトラバースするように左折しておりわかりにくいところだ。
私はこのトラバース道を反対側から来て、756に向ってしまいました。

うっかり尾根を直進すると鬼ヶ牙への尾根に入ってしまいそうになる。
結局そのパターンをやってしまいました。

 終始西側山腹に付けられた縦走路をしばらくで小太郎谷源頭の広々とした草原に出る。ここは本当に気持ちのいいところだ。

私はここで何を思ったのか逆走してしまいました。

しかしのんびりしてはいられない。すぐにミズナシへ向けて登り始める。通さんは足が攣ってしまったようで遅れ始めた。
それは大変でした。

 眼下の草原に青いタープが張られていた。駆け寄ってきたのはふ~さんだ。グーさん御一行はまだ到着しておらず、代わりに受付けをしていた。
私は小太郎谷源頭で間違えなければギリギリセーフだったかも

我々の帰路は最短距離と思われたガンサ谷を選んだ。距離は最短でも最速とは限らないのが山である。これがなかなか骨のある登山道だった。
谷への下りもかなり急で、トラロープがうれしかったりする。

ここはさすがにここは下りる気がしませんでした。

時々河原に下りるが、必ず白い花崗岩の美しいナメ滝がある。いかつい名前とは裏腹にきれいな谷である。
美しい滝がいくつかありましたね。
3.JPG


 通さんがその昔ビビったという橋があるらしいが、なかなか現れない。「もうないんとちゃうの」とか言いながらかなり下まで下って来たら、ありました。小谷を渡るところで「く」の字に鉄板が掛けられて手すりも付いている。
思い出しました。通さんが言っていた橋ですね。しっかりした橋だったので印象に残りませんでした。


 大堰堤の駐車スペースに車が1台止まっていた。「ヤブコギ関係者じゃないやろ」「三重ナンバーやん」と言いながら車の横に差し掛かると、振り向いたその顔は宮指路さんだった。

まさかここで会うとは思いもよりませんでした。本当にビックリしました。

「どこ行っとったん?」その顛末は宮指路さんのレポをご参照あれ。
「どこ行っとったん?」と言われても仕方がありませんね。面目ない・゚・(ノД`;)・゚・


                                                          宮指路
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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 山日和 »

宮指路さん、こんばんは。

今回のメンバーは豪華でしたね。まるで西遊記のよう

私は孫悟空?

山日和さんのご要望が入りましたか?

要望っちゅうか、半ば強引に持って行きました。(^^ゞ

なぜか異常に高いですね。

あの高さでないとトンネルが掘れなかったんですかね。

ここのゲレンデはクライミング用ですか?

クライミングする人も多いみたいですね。とっちゃんも前日はここで遊んでいたそうです。

まさかクライミングもどきをやるとは思っていなかったでしょう

やったのはクライミングもどきではなく、足場の悪いトラバースですよ。ロープは保険用です。

細引きというのはクライミング用ではない一般用の細い紐でしょうか?

タープを張ったりするのに使う4㎜ほどの細引きです。一応登山用品店で買ったものなので、Wでじわーっと荷重をかける分には
大丈夫です。

ここは一般道ではないんですね。

一般登山道は鬼ヶ牙の本峰(488mの看板のあるところ)までですが、このピークへも道は付いていますね。

>ここには「鬼ヶ牙 488m」の立派な標識があるが、明らかに間違っている。488mの標高点はもうひとつ北側の平凡なピークである。

知りませんでした。


GPSで確認すれば明らかですし、カシミールのデジカメプラグインで撮影位置の推定をしても、完全に違います。

[attachment=0]P1120275_1.JPG[/attachment]
皆さん苦労されていたんですね。

そのようですね~。(^_^;)

鬼ヶ爪を過ぎた辺りに標識の無い分岐がありましたね。私が下って来た時にもしあの分岐で間違えたら帰りがもっと遅くなったでしょう

また「爪」になってますよ。(^^ゞ その分岐が東峰へのルートでしょう。

私はこのトラバース道を反対側から来て、756に向ってしまいました。

P756まで来るのは正解です。

>うっかり尾根を直進すると鬼ヶ牙への尾根に入ってしまいそうになる。
結局そのパターンをやってしまいました。


ということは、一旦安楽越の方へ進んで戻って来たわけですね。

私はここで何を思ったのか逆走してしまいました。

どういう心理状態だったんでしょうね。

私は小太郎谷源頭で間違えなければギリギリセーフだったかも

そうですね。ここで一度地図を広げてみればよかったかも。

>谷への下りもかなり急で、トラロープがうれしかったりする。
ここはさすがにここは下りる気がしませんでした。


下りてみればそうでもないかもですよ。登るのも大変でしょう。

[attachment=1]P1120292_1_1.JPG[/attachment]
美しい滝がいくつかありましたね。

予想外にきれいな谷でした。

思い出しました。通さんが言っていた橋ですね。しっかりした橋だったので印象に残りませんでした。

反対から来たら腐った昔の橋は見えなかったでしょう。

まさかここで会うとは思いもよりませんでした。本当にビックリしました。

ホント、びっくりでしたねえ。
春はオフ会場でお会いしましょう。(*^^)v

                     山日和
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間違い標識
間違い標識
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by わりばし »

おはようございます。山日和さん。

 一夜の宴を結んだバンガロー前から尾根に取り付く。前夜のプランでは安楽越からの縦走だったが、急遽第2案の鬼ヶ
牙ルートに変更したのだ。それも一般道ではなく尾根末端からのバリルートだ。

山日和さんの本領発揮ですね。

 しばらくは平凡な尾根が続き、左側には岩登りのゲレンデとなっている岩場を眺めながら進む。空間を切り裂くように新名
神の高い高架道路が走っている。高速道の建設中にはあまりに高い橋脚を見上げて驚いたものだ。

第二名神から見えるすさまじい赤い岩肌ですね。

 予定通り岩壁が立ちはだかった。正面突破は不可能。右手を窺うも岩が立ち過ぎて巻くことはできない。左手の岩壁下
に細いバンドがあるが、ホールドが乏しくちょっと恐い。通さんもとっちゃんもロープを車に置いてきたと言う。まったくのフリ
ーでは一歩が厳しいので、いつもザックに入れてある細引きを木に掛けて安全弁とする。足元の下は木が生えているとは
いえ、相当な急傾斜で谷底に落ち込んでいる。頼りなげな細引きでもあるとないのとでは精神的重圧がまったく違うのだ。
 微妙なトラバースをこなして、一度尾根に偵察に上がったがまだ早かった。もう一度下りて安全地帯の樹林をさらにトラバ
ースで進む。岩場を巻き終わって尾根に出た時には30分以上経過していた。
ここからは急にテープ類も現れ、踏み跡も道と言えるレベルとなった。

オオ怖。

単独でなかったので気を使われたでしょう。


 最初の岩峰で大展望が広がった。「東峰」の標識があるこのピークは、鬼ヶ牙本峰と岩壁を正面に望む、高度感満点の
岩峰だ。鬼ヶ牙のピーク群の中ではここが一番爽快な場所だろう。

山鬼が出るからという理由で野登寺の里寺を作ったようです。

鬼はいずこへ・・


ここからテラさんも加わって5人パーティーとなった。「登りは弱くて」と謙遜しておられたが、なかなかどうして、70才を超えて
いるとは思えない健脚である。

帰りに少しご一緒させてもらいましたが、本当に健脚です。

私も精進せねば。

 
 下部はよく整備されて杣道となり、やっと林道終点に出た。ここからの林道歩きが結構長い。ひとりだと退屈な道のりだが、
パーティーだとこれもまた良し。歩いてきた鬼ヶ牙の尾根を振り仰ぎながらああだこうだと論議するのも楽しいものだ。

私もたそがれさんの忍者走りに案内してもらって臼杵を見てきました。

 大堰堤の駐車スペースに車が1台止まっていた。「ヤブコギ関係者じゃないやろ」「三重ナンバーやん」と言いながら車の横
に差し掛かると、振り向いたその顔は宮指路さんだった。
「どこ行っとったん?」その顛末は宮指路さんのレポをご参照あれ。

ヤブコギの神が引き合わせたのですね。

 みなさん、お疲れさまでした。また春にお会いしましょう。

春に開催するために雨になったのかもしませんね。   :mrgreen:


                                                         わりばし      
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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 雨のグミの木平に集う---ヤブコギの好き者たち

投稿記事 by 山日和 »

わりばしさん、どうもです。

山日和さんの本領発揮ですね。

本領というか本能というか・・・(^_^;)

第二名神から見えるすさまじい赤い岩肌ですね。

そうですね。第二名神がトンネルに入って行くところはまるで山に吸い込まれてような感じがします。
山間部を走る高速ならなにも感じないでしょうが、あの高い橋脚が立つ平野部からいきなり山の中に入るあの場所は
何度走っても「おっ」と思いますね。

[attachment=0]P1120256_1.JPG[/attachment]
オオ怖。
単独でなかったので気を使われたでしょう。


一番気を遣ったのは「遅刻しないか」ということです。(^^ゞ
まあ、メンバーがメンバーなのでさして不安はなかったですが。

山鬼が出るからという理由で野登寺の里寺を作ったようです。
鬼はいずこへ・・


町にいっぱいいますよね、今でも・・・・(^_^;)

帰りに少しご一緒させてもらいましたが、本当に健脚です。
私も精進せねば。


わりばしさんならあと50年は大丈夫でしょう。
 
私もたそがれさんの忍者走りに案内してもらって臼杵を見てきました。

忍者走りっていうのは、あまり足を上げずに水すましのように前進するという感じでしょうか。

ヤブコギの神が引き合わせたのですね。

マッコリのおかげで山上にプルコギの神も現われてくれたらよかったのに。(^^)

春に開催するために雨になったのかもしませんね。 

なるほど。そうかもしれません。

                  山日和

                                                      
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