【日高・胆振】2泊3日で遠方の百名山2座(幌尻岳、後方羊蹄山)の強行軍
Posted: 2022年7月09日(土) 15:56
【 日 付 】2022年7月4日(月)~6日(水)
【 山 域 】北海道日高山脈、胆振国
【メンバー】単独
【 天 候 】概ね曇り
【 ルート 】※[ ]は飛行機、車など
○4日[8:20中部空港→10:05新千歳→11:10レンタカーで出発→13:55イドンナップ山荘]14:10→18:10新冠ポロシリ山荘(泊)
○5日4:20新冠ポロシリ山荘→5:00渡渉ポイント→6:35雪渓ポイント→7:50幌尻岳頂上8:00→8:45雪渓ポイント→9:50渡渉ポイント→10:30新冠ポロシリ山荘11:10→15:25イドンナップ山荘[→19:10苫小牧(泊)]
○6日[5:05苫小牧→7:35真狩登山口駐車場]7:45→11:20火口→12:00羊蹄山頂上12:05→15:05駐車場[15:30→17:30新千歳(レンタカー返却等)19:25→21:05中部空港]
北海道の未踏の日本百名山は2座。それをつぶしに行ってきた。
幌尻岳は、百名山最難関とも言われるが、計画を立てようとしてその理由が分かった。遠く不便で、メインの額平川コースは腰までの渡渉を繰り返す必要がある。それは魅力でもあるが、一番問題なのは、幌尻山荘と登山口までのバスの予約が困難なことだ。さらに、せっかく予約できても天候が崩れるとバスが欠航となるのである。
そんな中、確実に登れるのは新冠コースだ。田中陽希が登ったこのコースの問題は、林道歩きが片道19.5㎞もあることだが、それに耐えれば確実に登れる。厳しい登山となるので、単独行である。
名古屋を8時20分の飛行機で立ち、登山口のイドンナップ山荘から林道歩きを始めたのは14時過ぎ。宿泊する新冠ポロシリ山荘には18時過ぎに着いた。山荘に着く30分ぐらい前から雨が降り始めたが、汗まみれで雨具を着る意味がない。夜中はザーザー降りだった。宿泊者は10人程度だったが、その何倍も泊まれる。 翌朝は曇り空。4時20分ぐらいにスタートしてしばらく行くと、このコースで唯一の大き目の渡渉がある。飛び石で渡れるとの情報もあったが、雪解けと雨で増水しゴーゴーと音を立てており無理。大きなビニール袋を履いて、ザブザブと渡った。 そこからは急登。途中の雪渓ポイントはもう雪上歩行はなくなっていた。山荘の予約をしたときに、アイゼン、ピッケルは必携と釘を刺されたが、やっぱりそんなことはなかった。 しばらく登ると高山帯に入り、お花畑も広がる。しかし、ガスに巻かれて展望はなかった。登頂は8時前で一番乗り。 展望がきくならさらに先まで行くつもりだったが、これではダメだと、すくに下山した。山荘には10時半頃に戻った。
小屋予約時は2泊するように言われたが、このまま19.5kmの林道歩きをし、その夜は苫小牧で泊まった。
翌日、名古屋に帰る日だが、その前に北海道で唯一の未登となった日本百名山、後方羊蹄山 に登ることにした。宿泊していた苫小牧からナビの案内で支笏湖横を車で走ると、なんと国道が通行止め。ナビはあてにならない。グーグルマップでは通行止めが反映されており、そこからはスマホで登山口に向かった。しかしそのせいで、1時間程度無駄になった。
真狩登山口 を7時45分に出発。昨日、5万歩近く歩いて体が火照っているのか、暑くて仕方がない。どんどん汗をかき、Tシャツのみならず、ズボンまでベタベタになった。大量に水を飲み、非常に疲れた。この山、登山道はハイキングコースのようだが、体力的には楽な山ではなかった。
噴火口が近づくと、お花畑が広がり、良い雰囲気だ。 噴火口までたどり着いて、もう頂上と思ったら、そこからも30分以上、岩場の歩きにくい火口周りを歩かなければならなかった。あまり遅くなると帰りの飛行機、その前のレンタカーの返却手続きなどに遅れそうなので、急いで進んだ。 12時に登頂。頂上は狭く、長居するようなところでもなく、写真を撮ってすぐに下山。 クタクタになって3時過ぎに車に戻った。本来なら温泉に行きたいところだが、その時間もなく、車中で全身着替え、荷物をスーツケースなどに整理しなおして新千歳に向かった。
百名山を踏破するという目的だけのハードな山行が終わった。
【 山 域 】北海道日高山脈、胆振国
【メンバー】単独
【 天 候 】概ね曇り
【 ルート 】※[ ]は飛行機、車など
○4日[8:20中部空港→10:05新千歳→11:10レンタカーで出発→13:55イドンナップ山荘]14:10→18:10新冠ポロシリ山荘(泊)
○5日4:20新冠ポロシリ山荘→5:00渡渉ポイント→6:35雪渓ポイント→7:50幌尻岳頂上8:00→8:45雪渓ポイント→9:50渡渉ポイント→10:30新冠ポロシリ山荘11:10→15:25イドンナップ山荘[→19:10苫小牧(泊)]
○6日[5:05苫小牧→7:35真狩登山口駐車場]7:45→11:20火口→12:00羊蹄山頂上12:05→15:05駐車場[15:30→17:30新千歳(レンタカー返却等)19:25→21:05中部空港]
北海道の未踏の日本百名山は2座。それをつぶしに行ってきた。
幌尻岳は、百名山最難関とも言われるが、計画を立てようとしてその理由が分かった。遠く不便で、メインの額平川コースは腰までの渡渉を繰り返す必要がある。それは魅力でもあるが、一番問題なのは、幌尻山荘と登山口までのバスの予約が困難なことだ。さらに、せっかく予約できても天候が崩れるとバスが欠航となるのである。
そんな中、確実に登れるのは新冠コースだ。田中陽希が登ったこのコースの問題は、林道歩きが片道19.5㎞もあることだが、それに耐えれば確実に登れる。厳しい登山となるので、単独行である。
名古屋を8時20分の飛行機で立ち、登山口のイドンナップ山荘から林道歩きを始めたのは14時過ぎ。宿泊する新冠ポロシリ山荘には18時過ぎに着いた。山荘に着く30分ぐらい前から雨が降り始めたが、汗まみれで雨具を着る意味がない。夜中はザーザー降りだった。宿泊者は10人程度だったが、その何倍も泊まれる。 翌朝は曇り空。4時20分ぐらいにスタートしてしばらく行くと、このコースで唯一の大き目の渡渉がある。飛び石で渡れるとの情報もあったが、雪解けと雨で増水しゴーゴーと音を立てており無理。大きなビニール袋を履いて、ザブザブと渡った。 そこからは急登。途中の雪渓ポイントはもう雪上歩行はなくなっていた。山荘の予約をしたときに、アイゼン、ピッケルは必携と釘を刺されたが、やっぱりそんなことはなかった。 しばらく登ると高山帯に入り、お花畑も広がる。しかし、ガスに巻かれて展望はなかった。登頂は8時前で一番乗り。 展望がきくならさらに先まで行くつもりだったが、これではダメだと、すくに下山した。山荘には10時半頃に戻った。
小屋予約時は2泊するように言われたが、このまま19.5kmの林道歩きをし、その夜は苫小牧で泊まった。
翌日、名古屋に帰る日だが、その前に北海道で唯一の未登となった日本百名山、後方羊蹄山 に登ることにした。宿泊していた苫小牧からナビの案内で支笏湖横を車で走ると、なんと国道が通行止め。ナビはあてにならない。グーグルマップでは通行止めが反映されており、そこからはスマホで登山口に向かった。しかしそのせいで、1時間程度無駄になった。
真狩登山口 を7時45分に出発。昨日、5万歩近く歩いて体が火照っているのか、暑くて仕方がない。どんどん汗をかき、Tシャツのみならず、ズボンまでベタベタになった。大量に水を飲み、非常に疲れた。この山、登山道はハイキングコースのようだが、体力的には楽な山ではなかった。
噴火口が近づくと、お花畑が広がり、良い雰囲気だ。 噴火口までたどり着いて、もう頂上と思ったら、そこからも30分以上、岩場の歩きにくい火口周りを歩かなければならなかった。あまり遅くなると帰りの飛行機、その前のレンタカーの返却手続きなどに遅れそうなので、急いで進んだ。 12時に登頂。頂上は狭く、長居するようなところでもなく、写真を撮ってすぐに下山。 クタクタになって3時過ぎに車に戻った。本来なら温泉に行きたいところだが、その時間もなく、車中で全身着替え、荷物をスーツケースなどに整理しなおして新千歳に向かった。
百名山を踏破するという目的だけのハードな山行が終わった。