【日 付】 2022年2月12日(土)
【天 候】 晴れ
【山 域】 越美山地(奥美濃)
【メンバー】yamaneko、kitayama-walk
【コース】 7:00どんどん橋(駐車地)-7:45尾蔵谷右岸尾根-9:10▲丸山(698.1m)-11:20ca
1080m-12:20▲雷倉(1168.1m)13:25-14:05ca1080m-16:00尾蔵谷取付-16:55
どんどん橋(駐車地)
<プロローグ>
久しぶりにyamanekoさんから山行の声がかかった。登る山はお任せするとのことだったので、
これまで登ったことのなかった小津三山の雷倉(1168.6m)を提案した。yamanekoさんは、この
山域の山は未踏というのでご一緒させてもらうことにした。私はといえば、小津権現山にはスノ
ー衆を含めて3回、花房山は2回(うち1回は小津権現山からの縦走)登っているが、雷倉だけ
はちょっと遠いイメージであった。というのは、雷倉は東側の根尾の八谷集落からの入山が一般
的で、揖斐川本流の藤橋側からは、林道歩きも含めてちょっと長いルートになるからだ。今回は、
尾蔵谷右岸尾根(小曽谷左岸尾根)ルートを選択した。
<駐車地~尾蔵谷右岸尾根>
藤橋城のどんどん橋を渡ったところのキャンプ場の広い駐車場は除雪されておらず、白い雪原
となっていたため、どんどん橋手前の路肩に車を駐めた。午前7時にスタートした。最初からスノ
ーシューを履けるのはいい。揖斐川左岸沿いの長い林道歩きだが、スノーモービルのトレースを
追っていく。尾蔵谷まで45分もかかった。尾蔵谷に架かる橋を渡るとすぐに右手の林道に入り、
最初の尾根末端から取り付くことにした。取付きの標高は240mなので標高差930mほどを登るこ
とになる。しばらくは雑木林の中の急登だが、このところの多雪のため、斜面には雪が多く、か
つ重い。yamanekoさんに先頭に立ってもらいラッセルをお願いした。
<尾蔵谷右岸尾根~雷倉山頂>
三角点丸山(698.1m)を過ぎたあたりから、樹間に北方向の眺望が得られるようになる。徳山
ダムの向こうに2つの鋭峰が見える。冠山と若丸山だ。いずれも残雪期に登ったことのある山だ。
さらに左手には金草岳と白倉岳の姿も確認できる。やがて750m付近で林道を横切ることになるが、
このあたりで南側の展望が開け、花房山が大きく見えるようになる。さらに再び尾根伝いに登ると、
冠山の左手に金草岳と白倉岳が白く輝いている。さらに黒津山、蕎麦粒山、小蕎麦粒、ミノマタ、
鏡山、上谷山などが見える。少々ヤブっぽい細尾根を通過すると、ca900mあたりから再び急登と
なり、雪は水分をたくさん含んで重い。思いのほか時間がかかる。ここが一番の難所であった。
ca1000mで花房山、小津権現山、そして金糞岳が見えるようになり、さらに北側には能郷白山と
イソクラが白い姿を現した。やがてca1080mのジャンクションピークにやってきたが、もう11時
20分だ。ここからは緩やかな尾根を200mほど登れば雷倉山頂だ。しかし、意外と距離があり、
山頂までは1時間ほどかかった。
<雷倉山頂>
雷倉山頂は小津三山の中でも最も眺望がよかった。加賀白山が左に荒島岳を従えてドーンと鎮
座している。その右には、何と北アルプスの槍ヶ岳と穂高連峰、乗鞍岳がはっきりと見える。さ
らに右に眼を向けると、御嶽山が大きく映り、中央アルプスの山々が目に入る。それだけではな
い。少し鮮明ではないが、恵那山を引き連れた南アルプスの山々も見える。南西に目をやると、
花房山への縦走路が見え、小津権現山、ブンゲン、貝月山、虎子山、伊吹山、さらに鈴鹿の霊仙
山、御池岳なども見える。西側には、金糞岳、天狗山、黒津山、蕎麦粒山、小蕎麦粒、高丸、三
周ヶ岳、美濃俣丸、笹ヶ峰など越美国境の山々が連なっている。申し分のない大展望が得られた
のは望外のことであった。山頂ではゆっくりとカレーうどんのランチをタイムを楽しみ、往路を
下山した。最後の林道歩きが疲れた足に堪えた(下山午後5時)。
雷倉-未踏の小津三山に登る
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- 記事: 719
- 登録日時: 2011年6月06日(月) 01:33
- お住まい: 京都市中京区
- 連絡する:
雷倉-未踏の小津三山に登る
written by kitayama-walk
Re: 雷倉-未踏の小津三山に登る
こんにちは! 雷倉詣では山猫とラビットの快足道中でしたか(^^)/
雪質はそんなに良くなかったでしょうが、お二人のスタミナならへっちゃらだったでしょうね。
丸山の先からは、記述どおり右下からの林道と並行した尾根歩きで、co1000m近くなるとやっと残雪がつながってきました。
案外、一番歩きやすい時季と状況だったのでしょうね。もう、あんな元気はありませんが、懐かしい思い出です。
古いブログの記録です。ヒマな時にでもどうぞ。
https://biwaco06.exblog.jp/17860464/
~びわ爺
雪質はそんなに良くなかったでしょうが、お二人のスタミナならへっちゃらだったでしょうね。
そうですね。改めて根尾側からの尾根を見てると、いつか行ってみたいルートが浮かんできました。というのは、雷倉は東側の根尾の八谷集落からの入山が一般的で、揖斐川本流の藤橋側からは、林道歩きも含めてちょっと長いルートになるからだ。今回は、尾蔵谷右岸尾根(小曽谷左岸尾根)ルートを選択した。
私の場合、揖斐川左岸の林道に雪がなくなっていたので小曽谷河口の工事現場まで車で入り、南東に延びる△丸山へ向かいました。ほとんど無雪でしたが雑木の芽生え前だったので、それほどヤブには悩みませんでした。尾蔵谷まで45分もかかった。尾蔵谷に架かる橋を渡るとすぐに右手の林道に入り、最初の尾根末端から取り付くことにした。取付きの標高は240mなので標高差930mほどを登ることになる。
丸山の先からは、記述どおり右下からの林道と並行した尾根歩きで、co1000m近くなるとやっと残雪がつながってきました。
この郡界尾根のjctピークは帰路の分岐ポイントなので確認してから山頂へ向かいました。平坦な山頂台地で、南端の雑木に小さな標示プレートがぶらさがっていました。やがてca1080mのジャンクションピークにやってきたが、もう11時20分だ。ここからは緩やかな尾根を200mほど登れば雷倉山頂だ。
私の場合は、定番の助六寿司とアワワセット。周りの大展望を楽しんで、そろそろと足をあげたのはいいが、下り気味の尾根道というのに心臓がバクバクの発作で、台地の端っこで休憩の追加を余儀なくさせられました。このころから不整脈の兆候が出てたんですね。(>_<) co1080mで郡界尾根と別れて北西の尾根に入り、小曽谷右岸の残雪がなくなったヤブと植林の中を工事現場へ下りました。山頂ではゆっくりとカレーうどんのランチをタイムを楽しみ、往路を下山した。最後の林道歩きが疲れた足に堪えた(下山午後5時)。
案外、一番歩きやすい時季と状況だったのでしょうね。もう、あんな元気はありませんが、懐かしい思い出です。
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~びわ爺