局ヶ岳-独り天を突く伊勢の槍
Posted: 2022年1月20日(木) 00:39
【日 付】 2022年1月4日(火曜)
【天 候】 晴れ時々くもり
【山 域】 高見山地
【メンバー】 kitayama-walkほか1名
【コース】 9:30局ヶ岳神社(駐車地)-9:40新・旧登山道分岐-9:50新登山口(滝の道登山口)
-10:15炭焼窯跡-10:20新道合流点-11:00旧小峠-11:10小峠-11:30▲局ヶ岳12:30
-12:45小峠-13:35ケヤキの巨樹-13:45林道出合-14:00新・旧登山道分岐-
14:05局ヶ岳神社(駐車地)
<プロローグ>
松坂にある伊勢三山のうち、年末に堀坂山と白猪山を登った。残り1座は局ヶ岳である。この山
はピラミダルな山容をもっていることから、周囲の山に登れば、北アルプスの槍ヶ岳のように目立
つ山である。しかし、南側から見ると「山」の字にも見える。過去2016年11月に登ったことがある
が、昨年制定された「まつさか香肌イレブン」の第1座ということもあって、再度登ってみること
にした。登山道は、南側から旧道、新道、椿の滝道、北側の仁柿峠から本コースと健脚コースの5
本ある。前回は、旧道を登り、新道を下ったが、今回は、椿の滝道を登り、旧道を下ることにした。
<局ヶ岳神社登山口~椿の滝登山口>
伊勢道と尾鷲道の分岐する勢和多紀ICから国道368号に入り、国道166号に入ると櫛田川に沿っ
て西進していくと、右手に「局ヶ岳登山口」と書かれた大きな案内板がある。ここから北上してい
くが、幅の狭い道をどんどんと登っていくと、終点で局ヶ岳神社の駐車場に着いた。ここの駐車場
は3段になっていて、10台あまり駐車できそうだが、すでに三重ナンバーの車が5台駐まってい
た。局ヶ岳神社の右手からコンクリート舗装された道を上っていくと直ぐに「局ヶ岳登山道」とい
う案内と登山届投函箱があり、しばらく行くと新登山道と旧登山道の分岐点があった。前回がここ
から右手にとって旧登山道を登った。今回は時計回りに周回するということで左に進んだ。アスフ
ァルト舗装された車道を進んでいくと、「局ヶ岳登山口」という案内板と「局ヶ岳登山道100分2300m
新登山口(飯高)ルート」という案内板があった。この説明板は、前回のときとは新調されていて、
以前の椿の滝コースを新登山道(飯高ルート)としているようである。この新調された説明板には、
南側から見ると、「お局さんが十二単をまとっているように見えるため、局ヶ岳と呼ばれるように
なった」という説明があった。
<新登山口~小峠>
新登山口(飯高)ルートと呼ばれるようになった椿の滝コースは、平成14年に整備された新しい
登山道で、つづら折れになった比較的緩やかな登りである。登山道には新しい案内標識(おそらく、
「まつさか香肌イレブン」の制定に伴って作られたと思われる)がたくさん掲出されていた。登山
道の幅もあり、ゆったりとした登りは快適である。やがて傾斜が急になってくると登山道はジグザ
クを切って登りやすくなっている。傾斜が緩やかになるとトラバース道となり、やがて炭焼窯跡を
通過し、新道と合流した。それから再び傾斜が急になってくるとまた登山道はジグザグを切って登
っていく。傾斜が緩やかになってくるとまたトラバース道となり、しばらく行くと旧小峠の標柱が
あった。そのまま進んで行くと左から上がってきた尾根と合流したが、いきなり風が強くなってき
た。予報では西の風が7~8mということであった。急に体感温度が下がり寒くなったが、間もなく
旧登山道が上がってきた小峠に着いた。小峠であることを示す標識はなく、局ヶ岳まで300mとい
う新しい標識だけである。もっとも、右から上がってくる旧道は確認することができる。
<小峠~局ヶ岳山頂>
小峠を通過すると、また傾斜が急になってきたかと思うと、周囲はこれまでの樹林帯から自然林
に変わってきた。ちょっとした岩場を通過すると、登山道は少し左側から回り込むように緩やかに
登っていき、再び細尾根になったが、さほどのこともなく山頂に着いた。局ヶ岳山頂は小さな広場
になっていて、ベンチがひとつあり、その傍らに三等三角点が隠れるようにあった。例の立派な山
名プレートが新調されていて、その向こう(西)には縦走路に続く栗ノ木岳と三峰山があり、その
北(右)には学能堂山、倶留尊山、大洞山、尼ヶ岳が連なっていた。北方向は、無粋な電波反射板
があるが、それでも矢頭山、堀坂山、白猪山などを望むことができた。南に転じると、迷岳、仙千
代ヶ峰、七洞岳などが確認することができた。山頂はかなりの強風が吹いて寒いものの、馬酔木の
樹木が風を遮ってくれて、豚しゃぶ鍋を堪能することができた。また「まつさか香肌イレブン第1
座局ヶ岳」と記された山名をプレートもしっかりと確認した。
<局ヶ岳山頂~旧道登山口~局ヶ岳神社>
局ヶ岳山頂でちょっと寒かったが、1時間の鍋ランチタイムを愉しんだ後、下山となるが、まず
は小峠まで戻る。小峠で旧道から登ってきたペアに出会ったが、旧道は退屈ではあるが、風は全く
ないということであった。樹林帯の中を淡々と下っていく旧道は、さして危険箇所もない。やがて
谷沿いの右岸を下っていくと、左手に大きな樹木が目に止まった。近づいてみるとケヤキの大木で
あった。登山道に戻り、さらに下っていくとポンと林道に降り立った。コンクリート舗装された道
を下っていくとショートカットの登山道があり、ここを進んで行くと、新・旧登山道分岐点に出て、
局ヶ岳神社駐車に戻ってきた。
【天 候】 晴れ時々くもり
【山 域】 高見山地
【メンバー】 kitayama-walkほか1名
【コース】 9:30局ヶ岳神社(駐車地)-9:40新・旧登山道分岐-9:50新登山口(滝の道登山口)
-10:15炭焼窯跡-10:20新道合流点-11:00旧小峠-11:10小峠-11:30▲局ヶ岳12:30
-12:45小峠-13:35ケヤキの巨樹-13:45林道出合-14:00新・旧登山道分岐-
14:05局ヶ岳神社(駐車地)
<プロローグ>
松坂にある伊勢三山のうち、年末に堀坂山と白猪山を登った。残り1座は局ヶ岳である。この山
はピラミダルな山容をもっていることから、周囲の山に登れば、北アルプスの槍ヶ岳のように目立
つ山である。しかし、南側から見ると「山」の字にも見える。過去2016年11月に登ったことがある
が、昨年制定された「まつさか香肌イレブン」の第1座ということもあって、再度登ってみること
にした。登山道は、南側から旧道、新道、椿の滝道、北側の仁柿峠から本コースと健脚コースの5
本ある。前回は、旧道を登り、新道を下ったが、今回は、椿の滝道を登り、旧道を下ることにした。
<局ヶ岳神社登山口~椿の滝登山口>
伊勢道と尾鷲道の分岐する勢和多紀ICから国道368号に入り、国道166号に入ると櫛田川に沿っ
て西進していくと、右手に「局ヶ岳登山口」と書かれた大きな案内板がある。ここから北上してい
くが、幅の狭い道をどんどんと登っていくと、終点で局ヶ岳神社の駐車場に着いた。ここの駐車場
は3段になっていて、10台あまり駐車できそうだが、すでに三重ナンバーの車が5台駐まってい
た。局ヶ岳神社の右手からコンクリート舗装された道を上っていくと直ぐに「局ヶ岳登山道」とい
う案内と登山届投函箱があり、しばらく行くと新登山道と旧登山道の分岐点があった。前回がここ
から右手にとって旧登山道を登った。今回は時計回りに周回するということで左に進んだ。アスフ
ァルト舗装された車道を進んでいくと、「局ヶ岳登山口」という案内板と「局ヶ岳登山道100分2300m
新登山口(飯高)ルート」という案内板があった。この説明板は、前回のときとは新調されていて、
以前の椿の滝コースを新登山道(飯高ルート)としているようである。この新調された説明板には、
南側から見ると、「お局さんが十二単をまとっているように見えるため、局ヶ岳と呼ばれるように
なった」という説明があった。
<新登山口~小峠>
新登山口(飯高)ルートと呼ばれるようになった椿の滝コースは、平成14年に整備された新しい
登山道で、つづら折れになった比較的緩やかな登りである。登山道には新しい案内標識(おそらく、
「まつさか香肌イレブン」の制定に伴って作られたと思われる)がたくさん掲出されていた。登山
道の幅もあり、ゆったりとした登りは快適である。やがて傾斜が急になってくると登山道はジグザ
クを切って登りやすくなっている。傾斜が緩やかになるとトラバース道となり、やがて炭焼窯跡を
通過し、新道と合流した。それから再び傾斜が急になってくるとまた登山道はジグザグを切って登
っていく。傾斜が緩やかになってくるとまたトラバース道となり、しばらく行くと旧小峠の標柱が
あった。そのまま進んで行くと左から上がってきた尾根と合流したが、いきなり風が強くなってき
た。予報では西の風が7~8mということであった。急に体感温度が下がり寒くなったが、間もなく
旧登山道が上がってきた小峠に着いた。小峠であることを示す標識はなく、局ヶ岳まで300mとい
う新しい標識だけである。もっとも、右から上がってくる旧道は確認することができる。
<小峠~局ヶ岳山頂>
小峠を通過すると、また傾斜が急になってきたかと思うと、周囲はこれまでの樹林帯から自然林
に変わってきた。ちょっとした岩場を通過すると、登山道は少し左側から回り込むように緩やかに
登っていき、再び細尾根になったが、さほどのこともなく山頂に着いた。局ヶ岳山頂は小さな広場
になっていて、ベンチがひとつあり、その傍らに三等三角点が隠れるようにあった。例の立派な山
名プレートが新調されていて、その向こう(西)には縦走路に続く栗ノ木岳と三峰山があり、その
北(右)には学能堂山、倶留尊山、大洞山、尼ヶ岳が連なっていた。北方向は、無粋な電波反射板
があるが、それでも矢頭山、堀坂山、白猪山などを望むことができた。南に転じると、迷岳、仙千
代ヶ峰、七洞岳などが確認することができた。山頂はかなりの強風が吹いて寒いものの、馬酔木の
樹木が風を遮ってくれて、豚しゃぶ鍋を堪能することができた。また「まつさか香肌イレブン第1
座局ヶ岳」と記された山名をプレートもしっかりと確認した。
<局ヶ岳山頂~旧道登山口~局ヶ岳神社>
局ヶ岳山頂でちょっと寒かったが、1時間の鍋ランチタイムを愉しんだ後、下山となるが、まず
は小峠まで戻る。小峠で旧道から登ってきたペアに出会ったが、旧道は退屈ではあるが、風は全く
ないということであった。樹林帯の中を淡々と下っていく旧道は、さして危険箇所もない。やがて
谷沿いの右岸を下っていくと、左手に大きな樹木が目に止まった。近づいてみるとケヤキの大木で
あった。登山道に戻り、さらに下っていくとポンと林道に降り立った。コンクリート舗装された道
を下っていくとショートカットの登山道があり、ここを進んで行くと、新・旧登山道分岐点に出て、
局ヶ岳神社駐車に戻ってきた。