【野坂】三国山西尾根を登り、明王ノ禿へ県境を歩く
Posted: 2011年10月10日(月) 20:59
【日 付】 2011/10/9(日)
【山 域】 野坂山地 三国山・赤坂山・湯ノ花谷の頭 (福井県美浜町、滋賀県高島市)
【メンバー】 単独
【天 候】 晴れ
【ルート】 湯ノ花谷駐車地5:50---尾根取り付き6:00---三国山8:20/8:25---明王ノ禿9:35/9:40
---赤坂山10:00/10:05---湯ノ花谷の頭11:00/11:45---猿鹿12:15/12:30---駐車地13:20
今回も、山に登る前に、どうでもええ話をごちゃごちゃと書くぞ。
飛ばしたい人は、いつものように●印のところまでジャンプしてね。
この連休は、奥美濃の板取川・洞戸周辺に行こうと思っていた。
ところが、前夜発をするはずなのに、仕事から帰宅したとたん、あの「へにゃへにゃ病」が出てしまった。
これは、「ああしんど。山はもうどうでもええわ。今晩は家でゆっくりしょ。」という、実に怠惰な思考なのだが、
それだけ疲れているのか、はたまた歳のせいなのか。
しかし、発病のおかげで、
ゆっくり風呂に入って、うまいビールを飲んで、いつのまにかぐっすりと眠るという、
天国のようなひとときを過ごせるのだ。
話は飛んで翌日。
大阪発の東西をブロックしていた宝塚渋滞・瀬田東渋滞も消えた夕方、
やっと重い腰を上げ、山に向かって出発する。
もう奥美濃はやめて、敦賀のほうにした。
ところがだ。
こんどは吹田インター周辺の中環渋滞に巻き込まれ、普段なら5分で着くインターまで30分もかかる始末。
高速に入るとガラガラなのだが、もう疲れた。
なんであんなに周りが混むの。
プンプン。
もう夕食の時間になってしまったので、菩提寺PAの食堂で何か食べることにする。
いまどきは「食堂」じゃなくて、「フードコート」というらしいが、要するに食堂だ。
ここは、普段は夜にトイレを使うだけで、売店や食堂が営業している時間に来ることはまずないが、
店が開いていると賑やかだし、新鮮な気分だ。
昔は高速の食堂は「高い・マズイ」の代名詞のようだったが、最近のSA・PAの食事事情は、見違えるほど改善されている。
これも民営化の成果だろうか。
メニューを眺めるとみんなおいしそうだ。
ウソかホントか、近江牛を使っているという「近江重」750円也をいただくことにしよう。
味付け濃いめの牛丼がお重に入っているようなものだが、
見本写真より脂身が多かったものの、まあまあそれなりにおいしかった。
むふふ、旅の気分が、まるまるもりもりと盛り上がってきたぞ。
[attachment=4]s-R0015169.jpg[/attachment]
●ここから山の話だよ~ん
ここは、3週間前に山日和さんが駐車していた場所だろう。
薄明るくなったところで出発する。
ワシも最後にはピンポでここへ下山してくるつもりだ。
今日は、三国山西尾根の探訪と、三国山~明王ノ禿間の県境ライントレースがメインのミッションで、
それに下りの湯ノ花谷左岸尾根がまったりとした味付けをしてくれるという楽しい企画だ。
折戸谷の林道をしばらく登ると赤坂山の登山口があるが、
その横の広場は工事現場になっていて、重機があったり、事務所のプレハブが建っていた。
ウツロ谷を半ば埋めるように工事用の林道が奥に延びていて、
「奥地保安林保全緊急対策/治山ダム工事」の看板が立っている。
次のドウ谷の少し手前、地形図で見当をつけていた三国山西尾根の末端部まで来ると、
植林の斜面へ誘うように踏み跡が登っていて、ピンクのテープがついていた。
最初はこれに乗ってみることにする。
明らかに山仕事用の切り開きで、ピンクテープを巻いて番号を打った木の枝が地面に挿したものが続いている。
尾根をまっしぐらに直登していくので、しんどいが仕事は早い。
ca560mで尾根は平になり、ca570mで植林が終わって自然林に入った。
とたんに尾根上は灌木の密生で歩きにくくなり、ところどころ山腹についたケモノ道に逃げたりする。
斜めに生えた幹をまたいだり、身体を斜めにしたりしながら665m標高点も過ぎ、無心に藪をこぐ。
三国山まで2時間と踏んでいたのだが、予定時間を少しオーバーしている。
[attachment=3]s-R0015174.jpg[/attachment]
ca810m、林相が変わった。
いままで斜めに生えた木々の間をくぐりぬけてきたのだが、すっきりと直立して歩けるようになった。
あたりはブナが立ち並び、いい雰囲気だ。
すぐ先に大岩が見え、それを左から巻きあがると三国山の山頂に着いた。
[attachment=2]s-R0015177.jpg[/attachment]
本日のミッション1の成果だが、
今まで山頂直下でしばしば「いい感じの尾根だなあ」と眺めていた西尾根は、
頂上直下から見える範囲だけがいい尾根であることが判明した……ということだ。
決してよくない尾根ということではありませんが、あの雰囲気は頂上直下だけなので、騙されないようにね。
藪好きの方には、三国山バリエーションルートのひとつとして、コレクションにどうぞ。
さて、三国山。
まだ朝早いので誰もいません。
ここからは、本日のミッション2、明王ノ禿までの福井・滋賀県境トレース。
登山道は滋賀県側の山腹を通っており、県境には道はありません。
再び藪に身を没し、身体斜め枝またぎで前進する。
ワシと同じように、ここを県境にこだわって通る人もいるようで、ときどき古いテープの残骸が木に巻かれていたりする。
とにかくコンパスで決めた方角へ向かって、藪に身体をねじこんでバリバリと突き進むしかない。
自由に動き回れる環境ではないので、現在位置確認はGPSで、
進行方向決定は地形図とコンパスでというのが効率よかった。
[attachment=1]s-R0015200.jpg[/attachment]
最後のウツロ谷最源頭の斜面に出ると、谷を挟んで向こうに崖の斜面が、そのうえに明王ノ禿が見えるが、
あの崖は上がれるのかな?
ここまで来たら行くしかないので、行け行けどんどんと突き進む。
枯れた谷を渡ると崩壊地は登れる傾斜で、そこを登ると、ポンと明王ノ禿に着いた。
琵琶湖の景色がいいが、ワシは反対側を向いて、今来たルートを目で追う。
いや、疲れたけど、おもしろかった。
ここからしばらくは登山道。
ワイドな景色を見ながら、のんびりと歩く。
階段歩道の土が流れて、土止めの木枠だけがハードル状態に、地面から突き出して並んでいるのがお茶目だ。
展望最高の赤坂山には、さっき着いたばかりらしい女子高生みたいなのが5~6人いて、
「きもちいいー。めっちゃホリデー。わーーー。」
「おりたくないー、ええわー、めっちゃホリデーや。」などと、何度も大声で叫んでいた。
感動をストレートに言葉に出した「めっちゃホリデー」(ホのところにイントネーションがある)が面白くて、
聞いていてもほほえましかったですね。
女子高生はジャージだったが、そこに山ガールファッションに身を包んだ若い女性が1名到着。
但し、彼氏付き。
テレビや雑誌では見ていたけど、山ガールファッションの実物を見たのは初めてなので、チラ見していたら、
彼氏がシャッターを押してほしいと頼んできた。
彼女からスマホを渡され、ここを押すと写りますと説明してくれる。
本物の山ガールとお話しするのも、スマホを手にするのも初めて。
女子高生引率のおっさん以外はみんな若者ばっかりで、将来が楽しみでもあり、華やかな赤坂山でした。
ここからもしばらく登山道が続く。
マキノからのコースは、たくさんの人が次々と登ってくるので賑やかだ。
縦走路に入ると静かになった。
途中で登山道をはずれて、841m標高点ピークに向かう。
このピークのことを、湯ノ花谷の頭と呼んでいる。
ここで昼食休憩、昼寝付き。
ザックを下ろそうとすると、ズボンの右膝に大きなかぎ裂きができているのに気がついた。
これもあっちこっち穴があいているし、そろそろ寿命かな。
昼メシはきょうもビールとおにぎりの簡単メニューだけど、山で食べるものはおいしい。
ねそべると、どこまでも青い空。
そよかぜが気持ちいいし。
めっちゃホリデーや。
[attachment=0]s-R0015267.jpg[/attachment]
食後はそのまま、湯ノ花谷の左岸尾根を下る。
ブナ林の斜面を過ぎ、庭園のような727m標高点ピークで休憩。
ここはいつ来ても猿と鹿を見るので、ここを「猿鹿」と呼ぶことにする。
猿鹿からは巨樹の散見される尾根を下り、
関電の送電鉄塔から整備された巡視路を辿ると、駐車地のまん前に着地した。
洞吹(どうすい)
【山 域】 野坂山地 三国山・赤坂山・湯ノ花谷の頭 (福井県美浜町、滋賀県高島市)
【メンバー】 単独
【天 候】 晴れ
【ルート】 湯ノ花谷駐車地5:50---尾根取り付き6:00---三国山8:20/8:25---明王ノ禿9:35/9:40
---赤坂山10:00/10:05---湯ノ花谷の頭11:00/11:45---猿鹿12:15/12:30---駐車地13:20
今回も、山に登る前に、どうでもええ話をごちゃごちゃと書くぞ。
飛ばしたい人は、いつものように●印のところまでジャンプしてね。
この連休は、奥美濃の板取川・洞戸周辺に行こうと思っていた。
ところが、前夜発をするはずなのに、仕事から帰宅したとたん、あの「へにゃへにゃ病」が出てしまった。
これは、「ああしんど。山はもうどうでもええわ。今晩は家でゆっくりしょ。」という、実に怠惰な思考なのだが、
それだけ疲れているのか、はたまた歳のせいなのか。
しかし、発病のおかげで、
ゆっくり風呂に入って、うまいビールを飲んで、いつのまにかぐっすりと眠るという、
天国のようなひとときを過ごせるのだ。
話は飛んで翌日。
大阪発の東西をブロックしていた宝塚渋滞・瀬田東渋滞も消えた夕方、
やっと重い腰を上げ、山に向かって出発する。
もう奥美濃はやめて、敦賀のほうにした。
ところがだ。
こんどは吹田インター周辺の中環渋滞に巻き込まれ、普段なら5分で着くインターまで30分もかかる始末。
高速に入るとガラガラなのだが、もう疲れた。
なんであんなに周りが混むの。
プンプン。
もう夕食の時間になってしまったので、菩提寺PAの食堂で何か食べることにする。
いまどきは「食堂」じゃなくて、「フードコート」というらしいが、要するに食堂だ。
ここは、普段は夜にトイレを使うだけで、売店や食堂が営業している時間に来ることはまずないが、
店が開いていると賑やかだし、新鮮な気分だ。
昔は高速の食堂は「高い・マズイ」の代名詞のようだったが、最近のSA・PAの食事事情は、見違えるほど改善されている。
これも民営化の成果だろうか。
メニューを眺めるとみんなおいしそうだ。
ウソかホントか、近江牛を使っているという「近江重」750円也をいただくことにしよう。
味付け濃いめの牛丼がお重に入っているようなものだが、
見本写真より脂身が多かったものの、まあまあそれなりにおいしかった。
むふふ、旅の気分が、まるまるもりもりと盛り上がってきたぞ。
[attachment=4]s-R0015169.jpg[/attachment]
●ここから山の話だよ~ん
ここは、3週間前に山日和さんが駐車していた場所だろう。
薄明るくなったところで出発する。
ワシも最後にはピンポでここへ下山してくるつもりだ。
今日は、三国山西尾根の探訪と、三国山~明王ノ禿間の県境ライントレースがメインのミッションで、
それに下りの湯ノ花谷左岸尾根がまったりとした味付けをしてくれるという楽しい企画だ。
折戸谷の林道をしばらく登ると赤坂山の登山口があるが、
その横の広場は工事現場になっていて、重機があったり、事務所のプレハブが建っていた。
ウツロ谷を半ば埋めるように工事用の林道が奥に延びていて、
「奥地保安林保全緊急対策/治山ダム工事」の看板が立っている。
次のドウ谷の少し手前、地形図で見当をつけていた三国山西尾根の末端部まで来ると、
植林の斜面へ誘うように踏み跡が登っていて、ピンクのテープがついていた。
最初はこれに乗ってみることにする。
明らかに山仕事用の切り開きで、ピンクテープを巻いて番号を打った木の枝が地面に挿したものが続いている。
尾根をまっしぐらに直登していくので、しんどいが仕事は早い。
ca560mで尾根は平になり、ca570mで植林が終わって自然林に入った。
とたんに尾根上は灌木の密生で歩きにくくなり、ところどころ山腹についたケモノ道に逃げたりする。
斜めに生えた幹をまたいだり、身体を斜めにしたりしながら665m標高点も過ぎ、無心に藪をこぐ。
三国山まで2時間と踏んでいたのだが、予定時間を少しオーバーしている。
[attachment=3]s-R0015174.jpg[/attachment]
ca810m、林相が変わった。
いままで斜めに生えた木々の間をくぐりぬけてきたのだが、すっきりと直立して歩けるようになった。
あたりはブナが立ち並び、いい雰囲気だ。
すぐ先に大岩が見え、それを左から巻きあがると三国山の山頂に着いた。
[attachment=2]s-R0015177.jpg[/attachment]
本日のミッション1の成果だが、
今まで山頂直下でしばしば「いい感じの尾根だなあ」と眺めていた西尾根は、
頂上直下から見える範囲だけがいい尾根であることが判明した……ということだ。
決してよくない尾根ということではありませんが、あの雰囲気は頂上直下だけなので、騙されないようにね。
藪好きの方には、三国山バリエーションルートのひとつとして、コレクションにどうぞ。
さて、三国山。
まだ朝早いので誰もいません。
ここからは、本日のミッション2、明王ノ禿までの福井・滋賀県境トレース。
登山道は滋賀県側の山腹を通っており、県境には道はありません。
再び藪に身を没し、身体斜め枝またぎで前進する。
ワシと同じように、ここを県境にこだわって通る人もいるようで、ときどき古いテープの残骸が木に巻かれていたりする。
とにかくコンパスで決めた方角へ向かって、藪に身体をねじこんでバリバリと突き進むしかない。
自由に動き回れる環境ではないので、現在位置確認はGPSで、
進行方向決定は地形図とコンパスでというのが効率よかった。
[attachment=1]s-R0015200.jpg[/attachment]
最後のウツロ谷最源頭の斜面に出ると、谷を挟んで向こうに崖の斜面が、そのうえに明王ノ禿が見えるが、
あの崖は上がれるのかな?
ここまで来たら行くしかないので、行け行けどんどんと突き進む。
枯れた谷を渡ると崩壊地は登れる傾斜で、そこを登ると、ポンと明王ノ禿に着いた。
琵琶湖の景色がいいが、ワシは反対側を向いて、今来たルートを目で追う。
いや、疲れたけど、おもしろかった。
ここからしばらくは登山道。
ワイドな景色を見ながら、のんびりと歩く。
階段歩道の土が流れて、土止めの木枠だけがハードル状態に、地面から突き出して並んでいるのがお茶目だ。
展望最高の赤坂山には、さっき着いたばかりらしい女子高生みたいなのが5~6人いて、
「きもちいいー。めっちゃホリデー。わーーー。」
「おりたくないー、ええわー、めっちゃホリデーや。」などと、何度も大声で叫んでいた。
感動をストレートに言葉に出した「めっちゃホリデー」(ホのところにイントネーションがある)が面白くて、
聞いていてもほほえましかったですね。
女子高生はジャージだったが、そこに山ガールファッションに身を包んだ若い女性が1名到着。
但し、彼氏付き。
テレビや雑誌では見ていたけど、山ガールファッションの実物を見たのは初めてなので、チラ見していたら、
彼氏がシャッターを押してほしいと頼んできた。
彼女からスマホを渡され、ここを押すと写りますと説明してくれる。
本物の山ガールとお話しするのも、スマホを手にするのも初めて。
女子高生引率のおっさん以外はみんな若者ばっかりで、将来が楽しみでもあり、華やかな赤坂山でした。
ここからもしばらく登山道が続く。
マキノからのコースは、たくさんの人が次々と登ってくるので賑やかだ。
縦走路に入ると静かになった。
途中で登山道をはずれて、841m標高点ピークに向かう。
このピークのことを、湯ノ花谷の頭と呼んでいる。
ここで昼食休憩、昼寝付き。
ザックを下ろそうとすると、ズボンの右膝に大きなかぎ裂きができているのに気がついた。
これもあっちこっち穴があいているし、そろそろ寿命かな。
昼メシはきょうもビールとおにぎりの簡単メニューだけど、山で食べるものはおいしい。
ねそべると、どこまでも青い空。
そよかぜが気持ちいいし。
めっちゃホリデーや。
[attachment=0]s-R0015267.jpg[/attachment]
食後はそのまま、湯ノ花谷の左岸尾根を下る。
ブナ林の斜面を過ぎ、庭園のような727m標高点ピークで休憩。
ここはいつ来ても猿と鹿を見るので、ここを「猿鹿」と呼ぶことにする。
猿鹿からは巨樹の散見される尾根を下り、
関電の送電鉄塔から整備された巡視路を辿ると、駐車地のまん前に着地した。
洞吹(どうすい)
今回も、山に登る前に、どうでもええ話をごちゃごちゃと書くぞ。