【鈴鹿】献血三昧のヤケギ谷から大岩谷周回
Posted: 2021年8月05日(木) 20:49
【日 付】2021年8月1日(日)
【山 域】鈴鹿 宮指路岳周辺
【天 候】曇り時々晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】屏風岩手前8:30---8:55ヤケギ谷入渓点---11:40ランチ場12:25---13:30宮指路岳
---14:05一ノ谷下降点---15:05大岩谷本流---16:35林道終点---17:05駐車地
skywalkさんのレポに触発されたわけではないが、ヤケギ谷を訪れるのは16年振りである。
正直、あまり記憶がないが、源頭部のゆったりした地形だけはよく覚えている。
屏風岩の手前でバリケードに阻まれてストップ。少し引き返した空き地に駐車した。
通行止めの原因となっている箇所は、落石防止ネットが大きくふくらんで、道幅はギリギリ。軽なら問題なく
通れるだろうが、無理は禁物である。
ヤケギ谷登山道が谷を渡るところから入渓、いきなりのナメ滝に顔がほころぶ。
このところあまり雨も降っていないので水量は少ない。これならヒルの心配もないだろうと高を括っていたら、
早速食い付かれてしまった。satoさんに防虫スプレーをかけてもらうとポロッと落ちた。自分では見えないが、
首に吸い付いたヒルはたっぷり血を吸って丸々と太っていたらしい。危うくノドを食いちぎられるところだった。
肝心の谷はあまり覚えていないこともあって新鮮そのものだった。ナメ状の美しい小滝が多く、改めてヤケギ
谷の良さを見直すことになった。ただ林相は植林と常緑広葉樹が主体なので、あまり明るさは感じない。
おぼろげに記憶に残っていた最初の10m滝は右の岩壁を斜上して越え、二つ目の斜瀑は水流左のガ
リーに足を突っ込んで全身ホールドにしながら這い上がる。安全を期してどちらもロープを出した。
水量が少ないせいもあってさほど苦労はないが、楽しめるセクションだ。
前回の記録を見ると、最初の滝は中段までは上がったが結局巻いていたので今回が初登ということになる。
とにかく暑いので、ひたすら水線を辿ってクールダウンしながら歩くのが楽しい。
全体的に黒っぽい岩で構成されていた谷は、あるところから白い花崗岩に変わった。この岩質の変化が面白く、
谷の印象が一気に明るいものに変わった。
一見、直進方向が本流に見えるが、二俣となって90度右折する地点に岩溝の中を落ちる10m滝がかかっている。
いかにも男性好みの艶めかしい滝である。これはさすがに手が出ないので、躊躇なくチェーンスパイクを履いて
右岸を巻き上がる。落ち葉がよく滑って気の抜けない巻きだった。
さらにその上には多段50mほどの滝がかかる。ここは階段状なので最上段まで快適に登ることができた。
この連瀑帯だけはよく覚えていた。
ここで核心部は終了。ここから先はナメが続いた後、まったくの平流となって、広い谷が蛇行しながらゆるゆ
ると尾根に吸収されて行く。気持ちのいいナメ滝地帯で早めのランチタイムとした。
どんよりとした空からは雷鳴が近付いてきた。16年前も山頂直下で土砂降りの雷雨に遭い、樹林の中で30分ば
かり避難したことを思い出した。
幸い、しばらくすると雷鳴も遠のき、登りらしい登りもないまま宮指路岳と東海展望の鞍部へと詰め上がる。
こんな源頭部ばかりなら沢の詰めは楽なのだが。
宮指路岳の山頂は心なしか切り開かれて、展望が良くなっていた。以前はまったく展望がなかったような気が
するのだが。
県境縦走路を北に進んで、P903mの先から大岩谷支流の一ノ谷へ下降する。滋賀県側の仏谷源頭にもあたるこ
の付近は、三重県側にゆったりとした舟窪地形を始め、豊かな二次林の台地が広がり実にいいところである。
宮指路岳からここまではシロヤシオも多く、花の最盛期に訪れてみたいものだ。
一ノ谷は滝と呼べるものはほとんどなく、何ごとも起こらない平和な谷である。坦々と下降して大岩谷本流に
出合うと雰囲気が一変する。
花崗岩の沢床は底抜けに明るく、広い谷にナメを連続させて、美しいという以外の言葉が見つからない。
足元が切れたと思うと早速15m滝のお目見えである。左岸のしっかりした道を辿って滝下へ下りると、ナメと
小ぶりの釜が連続してまったく飽きさせない。
そして次に目の前の空間が広がったのが、大岩谷最大の白滝である。3段ほどに分かれているが、40mはある
という堂々たる大滝だ。ここも左岸の道を巻き下るが、チェーンスパイクが実に有効だ。
常緑樹の落ち葉はとにかくよく滑るので、落ちたらアウトの場面では装着しないという選択肢はないのである。
左から松ノ木谷を合わせると、いつの間にか谷全体が真っ黒な岩に変わり、谷幅一杯に落ちる5m滝と出合う。
高さはないが、なかなか見応えのある滝で、白滝に大して黒滝と呼ぶ向きもあるようだ。
次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
最後のナメ床とエメラルドグリーンの不釣り合いな大きな釜を持つ小滝もお気に入りの場所。大岩谷を遡行する
時、最初に出迎えてくれる美しい風景である。
ここで沢歩きは終了。林道を歩いている時、ふくらはぎに違和感を覚えた。
念のためスパッツを外してチェックしてみると、出るわ出るわ。右足だけで6匹もヒルが付いていた。
さらに左足にも2匹。車に戻って入念にチェックするとあちこちからヒルが現れた。
今日一日で付かれたヒルは、二人合わせて30匹は超えていただろうか。実際に献血したヤツだけでも10匹は下ら
ない。ヒルをあまり気にしない者同士とは言え、ちょっと食われ過ぎの一日だった。
さらに翌朝、沢靴を洗っていると、いつの間にか手の指の股に一匹食い付いていた。お持ち帰りである。
まさか自分の家で献血するとは思わなかった。
山日和
【山 域】鈴鹿 宮指路岳周辺
【天 候】曇り時々晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】屏風岩手前8:30---8:55ヤケギ谷入渓点---11:40ランチ場12:25---13:30宮指路岳
---14:05一ノ谷下降点---15:05大岩谷本流---16:35林道終点---17:05駐車地
skywalkさんのレポに触発されたわけではないが、ヤケギ谷を訪れるのは16年振りである。
正直、あまり記憶がないが、源頭部のゆったりした地形だけはよく覚えている。
屏風岩の手前でバリケードに阻まれてストップ。少し引き返した空き地に駐車した。
通行止めの原因となっている箇所は、落石防止ネットが大きくふくらんで、道幅はギリギリ。軽なら問題なく
通れるだろうが、無理は禁物である。
ヤケギ谷登山道が谷を渡るところから入渓、いきなりのナメ滝に顔がほころぶ。
このところあまり雨も降っていないので水量は少ない。これならヒルの心配もないだろうと高を括っていたら、
早速食い付かれてしまった。satoさんに防虫スプレーをかけてもらうとポロッと落ちた。自分では見えないが、
首に吸い付いたヒルはたっぷり血を吸って丸々と太っていたらしい。危うくノドを食いちぎられるところだった。
肝心の谷はあまり覚えていないこともあって新鮮そのものだった。ナメ状の美しい小滝が多く、改めてヤケギ
谷の良さを見直すことになった。ただ林相は植林と常緑広葉樹が主体なので、あまり明るさは感じない。
おぼろげに記憶に残っていた最初の10m滝は右の岩壁を斜上して越え、二つ目の斜瀑は水流左のガ
リーに足を突っ込んで全身ホールドにしながら這い上がる。安全を期してどちらもロープを出した。
水量が少ないせいもあってさほど苦労はないが、楽しめるセクションだ。
前回の記録を見ると、最初の滝は中段までは上がったが結局巻いていたので今回が初登ということになる。
とにかく暑いので、ひたすら水線を辿ってクールダウンしながら歩くのが楽しい。
全体的に黒っぽい岩で構成されていた谷は、あるところから白い花崗岩に変わった。この岩質の変化が面白く、
谷の印象が一気に明るいものに変わった。
一見、直進方向が本流に見えるが、二俣となって90度右折する地点に岩溝の中を落ちる10m滝がかかっている。
いかにも男性好みの艶めかしい滝である。これはさすがに手が出ないので、躊躇なくチェーンスパイクを履いて
右岸を巻き上がる。落ち葉がよく滑って気の抜けない巻きだった。
さらにその上には多段50mほどの滝がかかる。ここは階段状なので最上段まで快適に登ることができた。
この連瀑帯だけはよく覚えていた。
ここで核心部は終了。ここから先はナメが続いた後、まったくの平流となって、広い谷が蛇行しながらゆるゆ
ると尾根に吸収されて行く。気持ちのいいナメ滝地帯で早めのランチタイムとした。
どんよりとした空からは雷鳴が近付いてきた。16年前も山頂直下で土砂降りの雷雨に遭い、樹林の中で30分ば
かり避難したことを思い出した。
幸い、しばらくすると雷鳴も遠のき、登りらしい登りもないまま宮指路岳と東海展望の鞍部へと詰め上がる。
こんな源頭部ばかりなら沢の詰めは楽なのだが。
宮指路岳の山頂は心なしか切り開かれて、展望が良くなっていた。以前はまったく展望がなかったような気が
するのだが。
県境縦走路を北に進んで、P903mの先から大岩谷支流の一ノ谷へ下降する。滋賀県側の仏谷源頭にもあたるこ
の付近は、三重県側にゆったりとした舟窪地形を始め、豊かな二次林の台地が広がり実にいいところである。
宮指路岳からここまではシロヤシオも多く、花の最盛期に訪れてみたいものだ。
一ノ谷は滝と呼べるものはほとんどなく、何ごとも起こらない平和な谷である。坦々と下降して大岩谷本流に
出合うと雰囲気が一変する。
花崗岩の沢床は底抜けに明るく、広い谷にナメを連続させて、美しいという以外の言葉が見つからない。
足元が切れたと思うと早速15m滝のお目見えである。左岸のしっかりした道を辿って滝下へ下りると、ナメと
小ぶりの釜が連続してまったく飽きさせない。
そして次に目の前の空間が広がったのが、大岩谷最大の白滝である。3段ほどに分かれているが、40mはある
という堂々たる大滝だ。ここも左岸の道を巻き下るが、チェーンスパイクが実に有効だ。
常緑樹の落ち葉はとにかくよく滑るので、落ちたらアウトの場面では装着しないという選択肢はないのである。
左から松ノ木谷を合わせると、いつの間にか谷全体が真っ黒な岩に変わり、谷幅一杯に落ちる5m滝と出合う。
高さはないが、なかなか見応えのある滝で、白滝に大して黒滝と呼ぶ向きもあるようだ。
次の7m斜瀑ではウォータースライダーのアトラクションを楽しむ。
最後のナメ床とエメラルドグリーンの不釣り合いな大きな釜を持つ小滝もお気に入りの場所。大岩谷を遡行する
時、最初に出迎えてくれる美しい風景である。
ここで沢歩きは終了。林道を歩いている時、ふくらはぎに違和感を覚えた。
念のためスパッツを外してチェックしてみると、出るわ出るわ。右足だけで6匹もヒルが付いていた。
さらに左足にも2匹。車に戻って入念にチェックするとあちこちからヒルが現れた。
今日一日で付かれたヒルは、二人合わせて30匹は超えていただろうか。実際に献血したヤツだけでも10匹は下ら
ない。ヒルをあまり気にしない者同士とは言え、ちょっと食われ過ぎの一日だった。
さらに翌朝、沢靴を洗っていると、いつの間にか手の指の股に一匹食い付いていた。お持ち帰りである。
まさか自分の家で献血するとは思わなかった。
山日和
屏風岩の手前でバリケードに阻まれてストップ。少し引き返した空き地に駐車した。