【江越国境】上谷山〜三国岳☆下谷山を目指すも想定外の周回に

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yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

【江越国境】上谷山〜三国岳☆下谷山を目指すも想定外の周回に

投稿記事 by yamaneko0922 »

【 日 付 】2021年2月28日
【 山 域 】江越国境(湖北)
【メンバー】山猫、家内
【 天 候 】晴れのち曇り
【 ルート 】田戸の先の除雪終了地点6:56〜8:30尾羽梨〜11:44上谷山11:52〜13:49三国岳〜14:07左千方〜15:31谷山〜17:14奥川並〜18:29安蔵山登山口梯子〜19:12駐車地

先日の横山岳から三国岳まで江美国境を縦走した山行の際に、県道中河内線が田戸まで除雪されていることを知る。果たして除雪がどこまで続いているのかはわからないが、滋賀県側から江越国境を目指す格好の機会に思われた。県道を車で進めるところまで入り、下谷山から上谷山へと周回する山行を考える。

早朝に田戸に到着し、県道を先に進もうとしたが、最初のカープを曲がるとすぐその先で除雪は終了しているのだった。幸い県道の道幅が広く、除雪された道路の余地に車を停めて登山の準備を始めると、高時川の反対の斜面から突然、複数の犬の鳴き声が聞こえた。

県道を振り返ると見覚えがある犬がじっとこちらを見ている。この犬には見覚えがあった。昨年のこの季節、尾羽梨林道の奥で出遭った猟師さんが連れていた犬の一匹に思われる。もしかしてと思って県道を戻ると田戸に車を停めて、その猟師さんが歩いてくるところだった。

猟師さんにご挨拶をすると、他の犬を見かけなかったかと聞かれる。鳴き声がした方の斜面を見ると急峻な斜面に何匹かの猟犬が見える。鹿を追って冷たい水の流れる高時川を対岸に渡ったようだ。昨年は犬達はまだ小さな仔犬であったが、タフな猟犬に成長したらしい。

猟師さんとお別れして林道を進む。最初のdebrisを乗り越えると何故、田戸まで除雪されており、ここで除雪が終了しているのか理解した。なんと県道が大きく崩落しており、その修復の工事が進行しているのだった。果たして県道が復旧するのはいつだろう。しばらくは通行止めが続きそうだ。

崩落箇所を乗り越えて県道を先に進む。広々とした雪原になると気持ち良いが、道路が斜面に近づくと当然ながらいくつもの片斜面が現れる。チェーンスパイクのおかげで足場は安定して乗り越えてゆくことができる。

しかし、尾羽梨の手前で大きく左カープする地点ではぞっとする様なかなりの急峻な片斜面が形成されている。幸いにも鹿のトレースがあり、鹿の足跡に合わせて乗り越えることが出来たが、急斜面の下は高時川の水面まで断崖となっており、ここは限りなく危険度が高いように思われた。
片斜面.jpg

針川まで入って下谷山〜上谷山〜尾羽梨という周回ルートを考えてはいたが、復路でこの林道を通るのは嫌だと家内がいう。急遽、ルートを上谷山〜三国岳へと変更し、安蔵山から奥川並林道へとことを考える。

どうも下谷山は縁がないらしい。2年前のこの時期、下谷山を目指して中河内から歩き始めたところ大黒山の北尾根で登山準備を整えられておられるわしたかさんと偶然にもお遭いし、上谷山にご一緒させて頂いたのであった。

尾羽梨川にかかる橋を渡ると、対岸の植林の尾根に取り付く。ここに植林を作る必要があったのだろうかと思われるほど、植林はすぐにも終わり、歩きやすい自然林が広がる。わしたかさんとの山行では針川から上谷山への尾根に登ったのだが、こちらの尾根の方が下生えのない快適な尾根が続いているように思われる。

やがて針川からの尾根との合流地点が近づくと尾根上は樹高の高いブナの純林となり、ピークから先にはブナの大樹が次々と現れる。ここの山毛欅の樹林は実に素晴らしく、樹々に圧倒されながら尾根を辿る。
山毛欅1.jpg
p1041のピークにかけて急登となるが、ピークが近づき尾根がなだらかになると突如としてブナの樹林は終わり、代わりに広々とした雪原が現れる。このあたりは前回はリョウブの若木が迷路のような藪をなしていたのだが、低木の藪はすっかり雪に埋もれている。

正面には大きく上谷山が姿を現し、純白の雪稜が大きく弯曲しながら山頂へと続いている。
上谷山へ.jpg

遮るもののない稜線からは目の前に三国岳、右手には横山岳から江美国境へと続く稜線、左手には下谷山方面へと至る江越国境稜線の展望を眺めながら、山頂を目指して緩やかに雪稜を登ってゆく。
稜線を振り返る.jpg

山頂には1組の男女がいるのが見える。山頂が近づいたところで、男性が私に声をかける「また来たの!」何と山頂にいらしたのはflatwellさんであった。昼時だったので、ご一緒にランチでもしましょうか・・・という話になったものの、山頂は途端にかなり風が強い。flatwellさんはドローンを携行されたものの、強風でうまく飛ばすことが出来なかったようだ。(flatwellさんは庄部谷山で山日和さんにお遭いした時に私と一緒に登っておられた方)

一週間前に福井からの女性パーティーが作られたベンチが残っており、kitayamaさん、biwa爺さん、keikokuさん達が長いランチ休憩を取られた後も明瞭に残っている。前回はそのあたりは風の影に入ることが出来たのだが、この日は山頂一帯はどこも風がきついようだ。山頂でのランチは諦めてflatwellさん達と山頂でお別れする。

手倉山への稜線への樹木のない雪稜を辿っていると前方から来られたご夫婦の男性の方が私がぶら下げているカメラを見て「それOlympus?」と聞かれる。「はい、そうです」とお答えすると、「すぐそこの稜線で拾ったんだけど、これ落とさんかった?」とカメラのレンズフードを見せて下さる。「確かにそのレンズ・フードをそのジャンクション・ピークの手前で落としたのです・・・ただ、それは丁度一週間前のことなのですが」・・・先週、レンズフードを落としたことに気がつき、あたり一帯を探したのだが、何故か見当たらなかったのだ。

男性によるとレンズ・フードは雪庇の端に辛うじて留まっていたとのこと。それにしても拾って下さった男性と何というタイミングでお遭いしたものだろう、不思議なこともあるものだ。レンズ・フードは私のカメラのレンズにピタリと嵌る。実は新しいものをアマゾンで購入したばかりではあったのだが。

ジャンクション・ピークを過ぎて三国岳への稜線に入ると先ほどまでの強風が嘘のように風がおさまった。上谷山を眺めながら行動食で軽くランチをとる。
上谷山.jpg
家内は三国岳がしきりに遠いと嘆くが、ここから眺める三国岳の山容が大きいためにそう思うのだろう。実際には鞍部に多少のアップダウンはあるものの、緩やかな尾根が続き、地図から判断する限りは1時間半ほどの距離と読む。
三国岳へ.jpg
この長い吊尾根は随所に好展望の広地が現れる。その間には山毛欅の疎林が広がり、気持ちのいいところだ。尾根には少し前のものと思われる12本爪のアイゼンとスノーシューの跡が一つずつある。鞍部を過ぎて三国岳への登りのかかると、今度は背後に上谷山を大きく望みながら緩やかに尾根を登ってゆく。
上谷山を振り返る.jpg

三国岳の山頂が近づくと空には雲が広がり始める。斜面の傾斜は緩やかであるが、家内の歩行速度が遅くなり、どうも調子がおかしい、両脚の付け根、股関節のあたりが痛みはじめたらしく、登りが非常に辛いという。

水曜日に三国岳を訪れた際は左千方との間では樹々には厚い霧氷がついていたのだが、すでに霧氷はすっかり落下していた。

左千方からは水曜日に辿った横山岳から続く江美国境への稜線を確認すると早々に下山の途につく。左千方からの下りはやはり最大の難所だろう。先日は硬くクラストしていたが、雪が緩んでおりスノーシューが滑りやすい。一歩一歩ステップを作りながら時間をかけて慎重に下降する。
左千方より.jpg

斜面を下降しきると途端に平坦となり、まもなくブナの樹林が始まる。ふと気がつくと雪の上に明瞭なスノーシューのトレースが現れる。水曜日に歩いた私自信のものだ。

谷山にかけて壮麗なブナの樹林が続く。ブナの樹影を鑑賞することが出来るのは心の余裕がある時に限られるのだろう。谷山への緩やかな登りでも家内の脚には応えるらしく、かなりのスローペースとなった。

以前、家内と共に左千方に登った下山の途においても全く同じ症状を呈し、そして家内は極度にベースダウンしたのはまさにこのあたりだ。この尾根は余程、家内と相性が悪いのだろうか。前回は奥川並からの林道には雪がなく、家内は車を停めた田戸までは何とか歩くことが出来たのだが、今日は林道は雪が深く、多数の片斜面が形成されているのは間違いない。しかし、このまま尾根を進んで大黒山への登り返しを登るよりは林道の片斜面を越えて行く方がいいと家内がいうので谷山から奥川並に下降することにする。

谷山の山頂は水曜日に来た時には山名標を見落としていたのだが、以前見かけた場所に同様に山名標を確認することが出来る。しかし、記憶にあるよりもかなり低い位置にあるのは積雪の量が多いからだろう。

谷山から遠い琵琶湖の輝きを眺めると、急下降の尾根を降る。やがて尾根は極度なやせ尾根となり、小さいながらもナイフリッジとなる。この尾根は積雪期に幾度か登り降りしてはいるが以前はこんなナイフリッジを通過した憶えがない。これも積雪が多いからなのだろう。

苦あれば楽あり、ナイフリッジを通過するとなだらかな尾根が続き、山毛欅の樹林が続く。水曜日に下降した安蔵山からの尾根は早くから雪が切れたのだが、ほぼ並行に走行している筈のこちらの尾根では雪は全く途切れない。

奥川並に降るためには途中で右手の急斜面を下降する必要があるのだが、なだらかな尾根が続いているので下降点を少し行き過ぎてしまう。家内はスノーシューがない方が痛みがマシだというので、随所で踏み抜きながらもツボ足で下降する。

尾根の末端は以前は杉の倒木が集中して大変だったのだが、処理されたのか、あるいは積雪のせいか、今回はさほど苦労せずに奥川並の廃村に着地する。空はまだかなり明るい。いよいよ最後の林道歩きだ。

ここまで多くの踏み抜きをしたせいもあるのだろう、家内はツボ足で歩くのもしんどくなってきたようだ。ツボ足ではさすがにズボズボとかなり沈み込むので家内は再びスノーシューをつける。奥川並から少し歩くと突然、真新しい足跡が現れる。近くには犬の足跡もある。どうやらこのあたりまで猟師さんがいらしたようだ。

やがてあたりはすっかり暗くなる。ヘッデンの明かりを頼りに、いくつもの片斜面を越えることになるが、猟師さんの足跡があるのは心強い。安蔵山への登り口となる鉄梯子を過ぎるともう一つ、数日前の私の足跡が現れた。駐車地に戻ったのは19時を過ぎたところではあったが、家内の歩行速度からするとこの時間に戻れたのは上出来だろう。家内は痛みをこらえながらよく歩いてくれたことと思う。

※もしも同様のご経験や対処法をご存知の方がいらしたらどうぞ宜しくご教示お願い致します。
山猫 🐾
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【江越国境】上谷山〜三国岳☆下谷山を目指すも想定外の周回に

投稿記事 by アオバ*ト »

 山猫さん、こんばんは。

スノー衆レポ担、お疲れさまでした。
レス返も一段落されたかなと思い、このレポにコメントさせて頂きます。

今シーズンの山猫さんのアクティビティには、驚きの連続です。
世の中すごい人はいっぱいいると思いますが、立て続けにこんなことするって、
これはすご過ぎです。しかしながら、山猫さんについて行かれる奥さまはもっとすごいですね。
私には信じられないような身体能力を持っていらっしゃるようです。
最初のdebrisを乗り越えると何故、田戸まで除雪されており、ここで除雪が終了しているのか理解した。なんと県道が大きく崩落しており、その修復の工事が進行しているのだった。果たして県道が復旧するのはいつだろう。しばらくは通行止めが続きそうだ。
この辺り、長い間行っていないのですが、以前は、尾羽梨の手前だったかが、いつも崩落していて、車で通れたことが滅多にありませんでした。
でも運良く除雪された直後に、菅並から針川まで車で入れた年が2度あり、その時に針川から上谷山へ登りました。
針川まで車で入れないと上谷山の日帰りは無理だと、まわりのみんな思っていました。
尾羽梨の手前で大きく左カープする地点ではぞっとする様なかなりの急峻な片斜面が形成されている。幸いにも鹿のトレースがあり、鹿の足跡に合わせて乗り越えることが出来たが、急斜面の下は高時川の水面まで断崖となっており、ここは限りなく危険度が高いように思われた。
この滑り台を越えて、上谷山に行ったりするのは、きっと後にも先にも、山猫さんご夫妻だけのような気がします。
どうも下谷山は縁がないらしい。
下谷山は、山猫さんには易し過ぎて縁がなかったりして。
やがて針川からの尾根との合流地点が近づくと尾根上は樹高の高いブナの純林となり、ピークから先にはブナの大樹が次々と現れる。ここの山毛欅の樹林は実に素晴らしく、樹々に圧倒されながら尾根を辿る。
ここの(・727)のブナ林には、目を見張るものがありますね。原生林ではないと思うのですが、
下谷山南尾根の華奢なブナと比べると格段に立派です。すごく、森の深さを感じます。
もちろん、華奢なブナは、また別の美しさがあると思うのですが。
・1041の手前の急坂には、すごく大きくて姿かたちの美しいブナが立っていますよね。
山頂が近づいたところで、男性が私に声をかける「また来たの!」何と山頂にいらしたのはflatwellさんであった。
ほんとに、はたから見ると「また来たの!」って感じでしょうが、何日か後に、ルート変えて再訪したくなる気持ちもよくわかります。
この長い吊尾根は随所に好展望の広地が現れる。その間には山毛欅の疎林が広がり、気持ちのいいところだ。尾根には少し前のものと思われる12本爪のアイゼンとスノーシューの跡が一つずつある。鞍部を過ぎて三国岳への登りのかかると、今度は背後に上谷山を大きく望みながら緩やかに尾根を登ってゆく。
上谷山から三国岳の県境稜線は、すばらしいですよね。(正確には、私は三国岳から手倉ジャンクションまで、山猫さんと逆ルートでしか歩いていないですが。)景色もすばらしいですし、地形も変化に富んで、急いで通り過ぎるのがもったいなと思うところです。いたるところすてきなランチ場ありますね。でも、県道滑り台トラバースと上谷山への長い尾根歩きで、奥さま、疲れ切ってしまわれたのですね。私は足の付け根が痛くなることはないですが、あんまり足が疲れると攣りますね。最近は、アミノバイタルとか、アミノ酸によく頼ってます。
左千方からは水曜日に辿った横山岳から続く江美国境への稜線を確認すると早々に下山の途につく。左千方からの下りはやはり最大の難所だろう。先日は硬くクラストしていたが、雪が緩んでおりスノーシューが滑りやすい。一歩一歩ステップを作りながら時間をかけて慎重に下降する。
左千方からの下りは、雪のコンディションによっては、かなり緊張しますよね。でもやっぱり、県道滑り台のほうが怖いかなぁ。
谷山にかけて壮麗なブナの樹林が続く。ブナの樹影を鑑賞することが出来るのは心の余裕がある時に限られるのだろう。
そうですね。御意です。私など、日が暮れかかってきたら、もう必死で、ブナがきれいとか言ってられないです。
今日は林道は雪が深く、多数の片斜面が形成されているのは間違いない。しかし、このまま尾根を進んで大黒山への登り返しを登るよりは林道の片斜面を越えて行く方がいいと家内がいうので谷山から奥川並に下降することにする。
これだけ歩いたら、もう登るのもつらいでしょうし、林道に下りたらまた滑り台乗り越えだし、奥さま、本当に大変だったろうなと思います。
でも、この時は、もうこんなのこりごりと思っても、またしばらくしたら、また山猫さんに付いてどこでも行っちゃうんだろうなと、思います。

 青鳩*
biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【江越国境】上谷山〜三国岳☆下谷山を目指すも想定外の周回に

投稿記事 by biwaco »

yamaneko先生、レス未遂でした(-_-)zzz
この辺りの地名が目に入ると、つい読みふけってしまいます。とくに「想定外」なんてオプションwordが付いてると、もうダメ…(@_@;)
【 ルート 】田戸の先の除雪終了地点6:56〜8:30尾羽梨〜11:44上谷山11:52〜13:49三国岳〜14:07左千方〜15:31谷山〜17:14奥川並〜18:29安蔵山登山口梯子〜19:12駐車地
闇下ですね(@_@;) 最後は奥川並から「滑り台」林道を2時間。まあ、この時期、当然でしょうね。
私も左千方からの帰り、谷山で17時を回ってしまい、小原の駐車地に8時半ごろになりました。10年ほど前ですが、今なら行き倒れ…(>_<)
高時川の反対の斜面から突然、複数の犬の鳴き声が聞こえた。
県道を振り返ると見覚えがある犬がじっとこちらを見ている。
嬉しい再会ですね(^_-) 南極のタロー・ジローみたい。
でも、シカと間違われて咬みつかれませんように。
尾羽梨の手前で大きく左カープする地点ではぞっとする様なかなりの急峻な片斜面が形成されている。
いきなりの核心部ですね!ここはアイ・ピケで慎重に。
どうも下谷山は縁がないらしい。
Dr.yamanekoには上谷山の方がお似合いです。しかし、この変更ルートの方がハードそうですが…(゜o゜)
尾根上は樹高の高いブナの純林となり、ピークから先にはブナの大樹が次々と現れる。
奥方の背中の反り方、ブナとシンクロしてますね!(^_-)
どうせ尾根は合流するなら針川よりも尾羽梨入り口から取りついた方がコスパがいいですね。
kitayamaさん、biwa爺さん、keikokuさん達が長いランチ休憩を取られた後も明瞭に残っている。
堅固なる丁寧建築ですので~(^_-)
こぼしたラーメン汁の汚れもそのまんまだったかも?
男性によるとレンズ・フードは雪庇の端に辛うじて留まっていたとのこと。それにしても拾って下さった男性と何というタイミングでお遭いしたものだろう、不思議なこともあるものだ。
それが大日岳のピッケルに連動したのですから、「不思議」では済まない因果関係があるのかもしれません。(^_-)
三国岳への稜線に入ると先ほどまでの強風が嘘のように風がおさまった。上谷山を眺めながら行動食で軽くランチをとる
「不思議」はこっちの方。いつランチしたんやろ?と気になってましたが、ここでしたか! シャリバテにご注意くださいマセ~(゜o゜)
家内は三国岳がしきりに遠いと嘆くが、ここから眺める三国岳の山容が大きいためにそう思うのだろう。
奥方が「遠い」と嘆かれるのは疲れているからでしょう。(グーさんならお腹が減ってるだけですが…w)
でもここまで来れば回り込むしかないですね。
左千方からの下りはやはり最大の難所だろう。先日は硬くクラストしていたが、雪が緩んでおりスノーシューが滑りやすい。一歩一歩ステップを作りながら時間をかけて慎重に下降する。
ジオラマの下界へ転がり落ちる気がしますね。私はシューは脱いで「エイッ!」と気合を声にしてからヒールキックで下り始めました。
P4020142.JPG
以前、家内と共に左千方に登った下山の途においても全く同じ症状を呈し、そして家内は極度にベースダウンしたのはまさにこのあたりだ。この尾根は余程、家内と相性が悪いのだろうか。
相性が悪いんじゃなくて、あなたが悪い! 「虐待」はいけません(@_@;) 心も体も余裕のある行程で、一緒にブナ林を愛でてください。(^^♪
谷山から遠い琵琶湖の輝きを眺めると、急下降の尾根を降る。やがて尾根は極度なやせ尾根となり、小さいながらもナイフリッジとなる。
このリッジはちょっと慎重になりますね。雪のない時はどうなんでしょう?
安蔵山への稜線をもう少し進み、標高点・810の手前のco810ピークからの尾根を下るってのはいかがでしょう?
駐車地に戻ったのは19時を過ぎたところではあったが、家内の歩行速度からするとこの時間に戻れたのは上出来だろう。家内は痛みをこらえながらよく歩いてくれたことと思う。
ほんとにお疲れさまでした。あ、これ、yamanekoさんにでなくて奥方様への労いですので~(^_-)
もしも同様のご経験や対処法をご存知の方…
「ご教示」はムリですが、同類の憐みとヒヤカシくらいなら<m(__)m>

            ~びわ爺
yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【江越国境】上谷山〜三国岳☆下谷山を目指すも想定外の周回に

投稿記事 by yamaneko0922 »

青鳩*さん コメント有難うございます。

>立て続けにこんなことするって

いえ、今週は30kmコースが続いたので、短めの周回にする筈だったのでした。
この日は県道がもっと先まで除雪されているだろうという読みの甘さがあって・・・

中河内から半明を目指せば良かったと後悔しました。

>しかしながら、山猫さんについて行かれる奥さまはもっとすごいですね。
私には信じられないような身体能力を持っていらっしゃるようです。


それは誤解です。そんな身体能力はありません。10km以上の山行に連れ出すのが大変なのです(~_~;)

>運良く除雪された直後に、菅並から針川まで車で入れた年が2度あり、その時に針川から上谷山へ登りました。

それは確かにluckyでしたね。それこそ、入れなければ下谷山か大黒山に向かうご予定だったのでしょうか?

>下谷山は、山猫さんには易し過ぎて縁がなかったりして。

易しすぎるということはないと思いますが、今年の雪のシーズンは終わってしまったかもしれない・・・と危惧しております。

>ここの(・727)のブナ林には、目を見張るものがありますね。原生林ではないと思うのですが、
下谷山南尾根の華奢なブナと比べると格段に立派です。すごく、森の深さを感じます。


最初に訪れた時にも針川からの登りが終わるといきなりこのブナ林が現れて、圧倒されました。
自分の中ではこの湖北エリアで五指に入るところだと思っております。
p727より.jpg
>もちろん、華奢なブナは、また別の美しさがあると思うのですが。

繊細な樹形に美しさを感じますね。今更ながらに、ブナは樹形の変化が多様であることに思い至ります。

>・1041の手前の急坂には、すごく大きくて姿かたちの美しいブナが立っていますよね。

この樹のことを記し損ねていたのは不覚でした。遠目にもわかるインパクトのある樹が一本ありますからね。
山毛欅2.jpg
>上谷山から三国岳の県境稜線は、すばらしいですよね。(正確には、私は三国岳から手倉ジャンクションまで、山猫さんと逆ルートでしか歩いていないですが。)景色もすばらしいですし、地形も変化に富んで、急いで通り過ぎるのがもったいなと思うところです。

御意です。ここに記述を費やしておりませんでしたが、写真は数多く撮っています。緩やかに蛇行する尾根は三国岳の手前ではしばしば二重尾根になり、複雑な地形になりますね。
二重尾根.jpg
所々に現れる山毛欅の叢林もまた尾根の情景に変化をもたらしてくれるところだと思います。


>県道滑り台トラバースと上谷山への長い尾根歩きで、奥さま、疲れ切ってしまわれたのですね。私は足の付け根が痛くなることはないですが、あんまり足が疲れると攣りますね。最近は、アミノバイタルとか、アミノ酸によく頼ってます。

有難うございます。参考になります。
しかし、もっと長い距離を歩くこともあっても今回のようなことには滅多に起きないので、果たして疲れなのか、よく分からないのです。

>左千方からの下りは、雪のコンディションによっては、かなり緊張しますよね。でもやっぱり、県道滑り台のほうが怖いかなぁ。

間違い無いですね。左千方からの下りで滑っても大事に至る危険はそれほど高くないと思いますが、県道滑り台は一発でアウトですからね。

>この時は、もうこんなのこりごりと思っても、またしばらくしたら、また山猫さんに付いてどこでも行っちゃうんだろうなと、思います。

確かに、この時はプンプンと怒りながら歩いてらしいですが・・・今週末は再び奥越へ出掛ける予定にしております。 :D
家内が明日、友人達と飲みすぎない限り・・・その可能性は結構高いのですが(~_~;)
山猫 🐾
yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【江越国境】上谷山〜三国岳☆下谷山を目指すも想定外の周回に

投稿記事 by yamaneko0922 »

biwa爺さん コメント有難うございます。

>Dr.yamanekoには上谷山の方がお似合いです。しかし、この変更ルートの方がハードそうですが…(゜o゜)

実は下谷山〜上谷山という計画でした。県道を車でもう少し奥まで入れることが前提でしたが。

>どうせ尾根は合流するなら針川よりも尾羽梨入り口から取りついた方がコスパがいいですね。

これが意外と登りやすくて、いい尾根でした。
尾羽梨からp727.jpg
恐らく、夏道もあるのではないかと思いますので、そのうち、出かけてみたいと思います。

>とくに「想定外」なんてオプションwordが付いてると、もうダメ…(@_@;)

そういえば、この前日も想定外の周回をしていたのでした。
biwa爺さんにレスしてもらうために、これからも想定外の山行を心掛けようかな :mrgreen:

>こぼしたラーメン汁の汚れもそのまんまだったかも?

ありました!しっかりと

>奥方が「遠い」と嘆かれるのは疲れているからでしょう。

そういえば前の週、同じ景色を一緒に眺めましたね。
右に三国岳、左に夜叉丸〜三周ヶ岳
右に三国岳、左に夜叉丸〜三周ヶ岳
確かに遠く見えるかもしれませんが💦

>ジオラマの下界へ転がり落ちる気がしますね。私はシューは脱いで「エイッ!」と気合を声にしてからヒールキックで下り始めました。

なかなか上手い表現をされますね。確かにここはスノーシューを諦めた方が良かったかもしれません。
水曜日にスノーシューですんなりと下降出来てしまったこともあり。

>相性が悪いんじゃなくて、あなたが悪い!

普段は大丈夫なんですよ。

>このリッジはちょっと慎重になりますね。雪のない時はどうなんでしょう?

biwa爺さんも夕暮れのナイフリッジを下降したんですね。
去年も一昨年も積雪期に歩いているのですが、単なる細尾根だったような。

>安蔵山への稜線をもう少し進み、標高点・810の手前のco810ピークからの尾根を下るってのはいかがでしょう?

この尾根自体には興味はありますが、谷山からの稜線歩きが長い割に残念ながら林道歩きをほとんど短縮しないのでは?

>ほんとにお疲れさまでした。あ、これ、yamanekoさんにでなくて奥方様への労いですので~(^_-)

家内に変わり、御礼申し上げます。
山猫 🐾
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