【湖北】金糞岳花房尾:奥山で撤退も極上の雪稜散歩

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シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

【湖北】金糞岳花房尾:奥山で撤退も極上の雪稜散歩

投稿記事 by シュークリーム »

左:白倉岳 右:金糞岳
左:白倉岳 右:金糞岳
このレポ,書き上げてから1週間ほどほったらかしていたんですが,せっかくなのでアップします。まあ,読み飛ばしてくださいませ。

金糞岳北尾根を登った記録を検索してみると2018年2月24日となっている。もう3年も経つのだ。そのすぐ後にわりばしさんが花房尾〜中津尾の周回をした。その時からずっとこのコースが頭の片隅に残っている。頂上まで行けないまでも,この長大な稜線を味わってみたい。

【 日 付 】2021年2月12日(金)
【 山 域 】江美国境
【メンバー】単独
【 天 候 】曇時々晴
【 ルート】 高山キャンプ場 8:26 --- 12:03 奥山 12:56 --- 14:36 駐車地

夜間も気温があまり下がらなかったせいか,途中の道の凍結もなくやすやすと高山キャンプ場に到達した。目の前に花房尾の末端が降りてきている。初見の稜線。いつも,期待と不安が入り混じる。

出発したのが8時半頃。上まで行ける時間ではないが,行けるだけ行ってみよう。目的はスノーシュー散歩なのだ。とりつきの標高差100mは急登を覚悟していたが,杣道がつづら折りに登っている。北尾根と同じヤブ尾根と思いこんでいたのだが,意外としっかりした道がある。それでもいつものように登り始めは体が重い。
登山口付近
登山口付近
よく歩き込まれて掘割状になった杣道には雪が残っているので,50mほど登ったあたりでスノーシューを履くことにする。背中に背負っているよりはずっとマシだし,ヒールリフターのおかげでつぼ足で歩くよりは楽なのである。

前日のものだろうつぼ足のトレースが残っている。尾根に乗ったあたりからはワカンに変わった。登山道の周りは最初は杉の植林だが,500mあたりまで登るとミズナラ林に変わってくる。ふと気がつくと針葉樹もいつのまにか杉がなくなり,ヒノキになっている。標高を300mあげるのに1時間かかっている。自分の体力と緩やかな傾斜を考えるとこんなもんだろう。
標高800m付近
標高800m付近
標高800mあたりからは尾根が広くなり,ミズナラとブナの混交林となる。いつもスノー衆で山日和さんに連れて来てもらうような稜線の雰囲気だ。雪が適度に締まっているので,トレースをはずして自分のフットプリントを刻んでいく。スノーシュー歩きの醍醐味だ。
極上の稜線歩き
極上の稜線歩き
左側には己高山。ここは未踏なので機会があれば登ってみたいものだ。900mあたりからは右側に伊吹山の白い頂上部が見えてくる。気持ち良くゆるゆると散歩していると突然,はるか向こうに雄大な二つのピークが見えてきた。左が白倉岳,右側が金糞岳だ。ここは奥山1056.5m。花房尾はここから一旦50mほど標高を下げ,そのあと金糞岳に向かってゆるゆると300m,標高を上げていくことになる。300mといっても,距離が長いのでどう少なく見積もっても2時間はかかりそう。ここまでですでに3時間半かかっているだ。
伊吹山
伊吹山
奥山
奥山
答えは明白。ここで撤退することだ。と決まれば,この絶好の展望台に腰を据えて,絶景を肴に昼食にしよう。無風で暖かく,朝曇っていた空も青空がのぞいている。じっとしていてもちっとも寒くない。このまま居眠りでもしてしまいそうだ。
花房尾上部
花房尾上部
下山はきた道をそのまま戻る。広い尾根をトレースを外しながら降りていく。登りで3時間半かかった行程を1時間半で下ってしまった。まだ時間も早いので姉川温泉でゆっくりして帰ろうか。
                         @シュークリーム@
アバター
わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 【湖北】金糞岳花房尾:奥山で撤退も極上の雪稜散歩

投稿記事 by わりばし »

おはようございます、シュークリームさん。

金糞岳北尾根を登った記録を検索してみると2018年2月24日となっている。もう3年も経つのだ。そのすぐ後にわりばしさんが花房尾〜中津尾の周回をした。その時からずっとこのコースが頭の片隅に残っている。頂上まで行けないまでも,この長大な稜線を味わってみたい。

3年も前でしたか。
なかなか歩きごたえのある尾根です。


出発したのが8時半頃。上まで行ける時間ではないが,行けるだけ行ってみよう。目的はスノーシュー散歩なのだ。とりつきの標高差100mは急登を覚悟していたが,杣道がつづら折りに登っている。北尾根と同じヤブ尾根と思いこんでいたのだが,意外としっかりした道がある。

高山の手前まで杣道が続いていますよね。
雪の状態はどうでしたか?


標高800mあたりからは尾根が広くなり,ミズナラとブナの混交林となる。いつもスノー衆で山日和さんに連れて来てもらうような稜線の雰囲気だ。雪が適度に締まっているので,トレースをはずして自分のフットプリントを刻んでいく。スノーシュー歩きの醍醐味だ。

花房尾は展望がきくので、歩いていて気持ちいいです。
湖北の山々が手に取るようにわかります。


左側には己高山。ここは未踏なので機会があれば登ってみたいものだ。900mあたりからは右側に伊吹山の白い頂上部が見えてくる。気持ち良くゆるゆると散歩していると突然,はるか向こうに雄大な二つのピークが見えてきた。左が白倉岳,右側が金糞岳だ。ここは奥山1056.5m。花房尾はここから一旦50mほど標高を下げ,そのあと金糞岳に向かってゆるゆると300m,標高を上げていくことになる。300mといっても,距離が長いのでどう少なく見積もっても2時間はかかりそう。ここまでですでに3時間半かかっているだ。

逆コースという手もありますよ。
こちらの方が、早いかもしれません。
白倉の雄大さと白さを堪能できるコースです。
また行ってくださいな。

                     わりばし


biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【湖北】金糞岳花房尾:奥山で撤退も極上の雪稜散歩

投稿記事 by biwaco »

シュークリ先生、こんにちは(^^)/
春の陽気の今日はどちらへお出かけでしょうか?
クロオさんは花房山、シュー先生は花房尾、びわ爺はマスクで鼻塞いでます。(^_-)
とりつきの標高差100mは急登を覚悟していたが,杣道がつづら折りに登っている。北尾根と同じヤブ尾根と思いこんでいたのだが,意外としっかりした道がある
このルートはちゃんとした登山路で、無雪期も長いけど楽しく登れます。
雪が適度に締まっているので,トレースをはずして自分のフットプリントを刻んでいく。スノーシュー歩きの醍醐味だ。
ですね~♪ これがヤミツキになる麻薬的魅力なんですね~。
左側には己高山。ここは未踏なので機会があれば登ってみたいものだ。
己高山からも、2日後にシューさんが歩いている白倉岳への稜線が真っ正面に見えてましたよ。
ここは奥山1056.5m。花房尾はここから一旦50mほど標高を下げ,そのあと金糞岳に向かってゆるゆると300m,標高を上げていくことになる。300mといっても,距離が長いのでどう少なく見積もっても2時間はかかりそう。ここまでですでに3時間半かかっているだ。
高山キャンプ場の標高は250mほどなんで、雪道を800mも登ったわけですね。3時間半は早い方でしょう。
びわ爺は5年前の秋に雪も無いのに奥山まで3時間余、あと白倉岳まで2時間もかかりました。
奥山から白倉岳~金糞岳(2016年10月)
奥山から白倉岳~金糞岳(2016年10月)
答えは明白。ここで撤退することだ。と決まれば,この絶好の展望台に腰を据えて,絶景を肴に昼食にしよう。
正解でしょう! 見晴らしも悪くないし、天気も良さそうだし。
でも、山中での居眠りは御法度ですよ。
ちなみに、白倉~金糞間は40分、鳥越峠登山口まで40分、そこからデポしたチャリでキャンプ場に下りました。参考まで。
登りで3時間半かかった行程を1時間半で下ってしまった。まだ時間も早いので姉川温泉でゆっくりして帰ろうか。
走って降りたの? 慌てて転ばないように。お疲れさまでした。(^_-)

            ~びわ爺
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【湖北】金糞岳花房尾:奥山で撤退も極上の雪稜散歩

投稿記事 by シュークリーム »

わりばしさん,こんばんは。お返事が遅くなってすみません。

3年も前でしたか。
なかなか歩きごたえのある尾根です。


そうですね。楽しい尾根ですね。もう少し若かったら周回にチャレンジするところなんですが,だんだん体力に自信がなくなって。

高山の手前まで杣道が続いていますよね。
雪の状態はどうでしたか?


朝のうちは締まっていたんですが,午後になるとだいぶ緩んできました。

花房尾は展望がきくので、歩いていて気持ちいいです。
湖北の山々が手に取るようにわかります。


そうですね。出発がもう少し早かったらもっと先まで行けたんですが,なにせ出発が遅かった。

逆コースという手もありますよ。
こちらの方が、早いかもしれません。
白倉の雄大さと白さを堪能できるコースです。
また行ってくださいな。


私もそう思います。頂上まで行って仕舞えば帰りは下り基調なんで,なんとか歩ききれるかなという感じですね。
と言っても,あんまり自信ないですけど。
                         @シュークリーム@
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【湖北】金糞岳花房尾:奥山で撤退も極上の雪稜散歩

投稿記事 by シュークリーム »

びわ爺,こんばんは。お返事が遅くなってすみません。

シュークリ先生、こんにちは(^^)/
春の陽気の今日はどちらへお出かけでしょうか?
クロオさんは花房山、シュー先生は花房尾、びわ爺はマスクで鼻塞いでます。(^_-)


今週末は上谷山だったようで。いい山ですよね。
レポ楽しみにしています。


高山キャンプ場の標高は250mほどなんで、雪道を800mも登ったわけですね。3時間半は早い方でしょう。
びわ爺は5年前の秋に雪も無いのに奥山まで3時間余、あと白倉岳まで2時間もかかりました。


いやあ,わりばしさんは2時間半で歩いていました。周回しようと思ったらもう少しペースを上げないとね。

正解でしょう! 見晴らしも悪くないし、天気も良さそうだし。
でも、山中での居眠りは御法度ですよ。


奥山はいい展望台ですよね。
つい怠けごごろが出て沈没しちゃいました。


ちなみに、白倉~金糞間は40分、鳥越峠登山口まで40分、そこからデポしたチャリでキャンプ場に下りました。参考まで。

なるほど,無雪期だったらチャリデポできますもんね。今度私もやってみようかな?

走って降りたの? 慌てて転ばないように。お疲れさまでした。(^_-)

ありがとうございます。
                         @シュークリーム@
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