【敦賀】「湖国より海の見える山上の平原へ白い丘と静寂の森を越えて」国境~岩籠山

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アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

【敦賀】「湖国より海の見える山上の平原へ白い丘と静寂の森を越えて」国境~岩籠山

投稿記事 by アオバ*ト »

【山行日】2021年2月6日(土)
【山域】敦賀・国境~岩籠山
【天候】晴れ
【メンバー】MKさん、Kちゃん、タイラ、アオバ*ト
【ルート】国境スノーパーク7:10、県境稜線8:35、点標西近江11:10、
インディアン平原12:45、岩籠山12:55、インディアン平原13:15~13:45、
大岩大権現15:50~16:20、新疋田駅16:30

  KちゃんもMKさんも、よくこんなことするって思いついたねと言う。
思いついたのは、わたしじゃない。わたしはただの二番煎じ。でも、知った瞬間からとりこになった。
矢も楯もたまらなくなって歩いたのは2018年の2月。
心に思い描いていたとおりのたおやかな大雪原と美しい雪稜のすばらしい縦走路だった。
小さなアップダウンを繰り返しながら、右へ左へ緩やかに弧を描き、白い丘と美しい樹林の森の連なりを越えて、
海の見える山上の平原へと続いてゆく。このすてきな雪の縦走路を再び歩きたくて、みんなにも見せてあげたくて、
ずっとこの日がくるのを待っていた。

 ゲレンデトップのリフト係りのおじさんが、「どこまで行くんや?遭難するなよ。」と送り出してくれる。
朝陽のシャワーを全身に浴びて、明るいブナ林の中を切り返しながら登って行く。
振り返ると、くすんだ奥琵琶湖に竹生島がぼおっと浮かんでいた。
16127997617512(奥琵琶湖) - コピー.jpg
琵琶湖を背にして分水嶺を越えて日本海の海の見える山を目指す。なんてすてきなんだろう。
しかし、お天気良すぎて、雪が重いのなんの。
 小さな白いドームの展望台を越えて稜線に出る。
一週間前に自分たちが歩いてきた雪稜が再び白く新しくなって横たわっていた。
電波塔と乗鞍岳を懐かしく遠望して、きょうはここから北へ向かう。

 かわいらしいブナのプロムナードをくぐり抜けて送電線の鉄塔の下に躍り出る。
すてきな旅を予感させる眺めが大画面で迫ってきた。
西には葦谷山の稜線から野坂岳が圧巻だった。奥には西方ケ岳。東の隅は夕暮山の反射板で緩やかな尾根が黒河川へ延びていた。
主役のお姫さまは、反射板の脇の舞台袖にまだかくれているのだった。
 ゆるやかに波打つ雪の斜面を駆け降りて小さな丘に登る。
丸くてかわいらしい白い丘に、雪にかくれきれずに飛び出した木々の枝がアクセントを添える。
16127999026373(光と影) - コピー.jpg
ぐるりは360°のパノラマ。先は長いというのに、こんなのがたて続けに現れて、立ち止まっては写真ばかり撮って全然先へ進めない。
3つ目の丘からたおやかに広がる黒河川源流の大雪原は、もうもう言葉で言い尽くせないすばらしさ。
16128000050974(森) - コピー.jpg
16133114484650(森2) - コピー.jpg
前回来た時も、今回も、ここでテントを張りたい誘惑に駆られて、足早に通り過ぎてしまうのが本当になごり惜しかった。

 4つ目の大きな三角点の丘からは、ちょっと思いもよらぬ方向へ急斜面を下って行くことになる。
ここは前回間違えたから、よく覚えている。
納得いかない様子で地形図とにらめっこしている3人を置きざりにして急斜面を駆け降りる。
こっちだよ!ただまっすぐに続いている稜線じゃなくて、ふくらんだり、狭まったり、とつぜんあっち向いたり。
そんな等高線で描かれる連なりを時々地形図と照らし合わせながら進んで行くことが、本当に楽しかった。

 徐々に足がだんだん疲れてきて、丘を巻くことを考え始める。まだまだ先は長いのだ。
アップダウンも少しずつきつくなり、コルからの登り返しが堪える。
しかしながら、645のコルあたりからブナ林が美しくなる。
そして白いブナの枝の間から見え隠れする湖北の山々が美しかった。
16128002607850(湖北の山並) - コピー.jpg
ブナ林に癒されつつ急坂を上り詰めて、大きくカーブして点標西近江へ向かう。
地形図を見ると、断崖のような谷が最後に緩くなって尾根と出合う。
カーブする箇所がもっさりとした雪庇で飾られているのが印象的だった。
先に三角点に着いた3人の歓声が聞こえてきた。
小高くなった稜線の雪庇の向こうに遮るもののない、湖北の山々の大展望が広がっていた。
ここから稜線は延々と続く西近江展望台となる。
何度も立ち止まりながら、嬉々として雪を蹴散らして駆けていく皆の後姿を追う。

 個性的な形のブナが現れて、駄口との分岐にさしかかる。
駄口からは誰かのトレースがあるかもしれないよ、と話していた通り、何人かのスノーシューのトレースがあった。
こんなにいいお天気、きっと誰か上がって来ているだろうと思っていた。
誰かのトレースがあってもなくても、いよいよ佳境に入る。
崩壊地横の極上斜面を駆け降りて、美しいブナの鞍部に滑り込む。
ここのブナ林はいつ来ても、何度来ても、なんて美しいのだろうと思う。
まるで絵の中から現れ出てきたような美しさだ。
16128004141600(ブナ林) - コピー.jpg
美しさに見とれつつ一服。駄口から登って来られた単独のお兄さんと言葉を交わす。
2パーティほど先に上がられているようだ。
もう一登りして再び鞍部に降りて、最後の壁のような斜面を登ってインディアン平原に飛び出す。
 ザックを置いて山頂まで往復して、
たくさんの足跡だけを残して誰もいなくなった大平原のクジラ岩の傍らに腰かけてお昼にする。
16128007515242(インディアン平原) - コピー.jpg
インディアン平原から眺める敦賀湾がこんなに青くて美しいのは初めて見た。
16128006812451(敦賀湾) - コピー.jpg
 スキー場の駐車場が閉まるまであと3時間ちょっと。
大丈夫だとは思うけれど、途中から使ったことのない尾根を下るので、気がはやる。
再び、誰のトレースもない広い雪稜を下って行く。
美しい敦賀の海と町が目の前にさらに大きくなって飛び込んでくる。
湖北の山々は、わたしたちがどんなにせっせと歩いても、どこまでもどこまでもついて来るのだった。

  最後の大きな三角点ピーク△629で右折してしばらく東へ進んだのち、・294へ向けて下る。
照葉樹の雑木が多くなり、だんだん里山を感じさせる雰囲気となる。
岩が露出してきた頃、スノーシューを外して軽アイゼンを付けたが、
落ち葉やら雪やらが団子のようにくっついて何の役にも立たなかった。
標高180の下の急坂を難儀して降りた後、尾根と並行する巻き道を見つける。
きっと里へ下りて行く道だと思って辿って行くと、大岩権現の傍らに、ちょん!と降りることができた。
大きな岩に手を合わせて、無事に降りて来られたことを感謝する。
境内で店開きさせてもらい、やっと皆でしみじみとお茶会。
何かをやり遂げたと言うより、もう終わってしまったのかという寂しさが大きかった。

 高台の団地の中を通り、新疋田駅に向かう。Kちゃんが、歩いてきたとこ見えるかなと言う。
立ち止まって山手を見上げる。もうここからは見えない。舞台の幕が降りても、まだそこにじっとすわっていたかった。

 アオバ*ト
biwaco
記事: 1422
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【敦賀】「湖国より海の見える山上の平原へ白い丘と静寂の森を越えて」国境~岩籠山

投稿記事 by biwaco »

アオバトさん、ご無沙汰です(^^♪

今回のルート、たしかyamaneko先生だったか、いつか書いてましたね。
地形図を見るとオモシロそう! co800m前後のウネウネ稜線をクネクネと北進して岩籠りのインディアンと雪祭りの大宴会!って、いいじゃないですか(^_-)
果たしてどうなった?
このすてきな雪の縦走路を再び歩きたくて、みんなにも見せてあげたくて、ずっとこの日がくるのを待っていた。
3年目の○気…じゃなくて披露宴? 参列させていただきますね(^_-)
 ゲレンデトップのリフト係りのおじさんが、「どこまで行くんや?遭難するなよ。」と送り出してくれる。
ここのリフトは、登山者も乗せてくれるんですね? 助かりますね!
西には葦谷山の稜線から野坂岳が圧巻だった。奥には西方ケ岳。東の隅は夕暮山の反射板で緩やかな尾根が黒河川へ延びていた。
主役のお姫さまは、反射板の脇の舞台袖にまだかくれているのだった。
北の国へ向かうホワイトロード。青空とのコンビネーションが絶妙ですね(^^♪
4つ目の大きな三角点の丘からは、ちょっと思いもよらぬ方向へ急斜面を下って行くことになる。
ここは前回間違えたから、よく覚えている。
納得いかない様子で地形図とにらめっこしている3人を置きざりにして急斜面を駆け降りる。
「こっち、こっちー! あたしについといで~!」
ちょっと得意げな表情が思い浮かびます。調子に乗って、転ばないように(゜o゜)
確かにここのルーファイは要注意ですね。へたすればとんでもない方へ下ってしまいます。でも、コンターではそんなに急斜面とは見えませんが、現場は微妙に違うもんね(゜o゜)
小高くなった稜線の雪庇の向こうに遮るもののない、湖北の山々の大展望が広がっていた。
ここから稜線は延々と続く西近江展望台となる。
周りの三角点標は3、4等が多いですね。やはり測量は1等三角点から始めて行くんでしょうか? するとやはりこの一帯の盟主は野坂岳(1等)になりますね! 岩籠山(点名/嵐山)でも3等ですから野坂の孫? 辿ってきた4等の西近江や中山は曾孫となりますか(^_-)
 個性的な形のブナが現れて、駄口との分岐にさしかかる。
駄口からは誰かのトレースがあるかもしれないよ、と話していた通り、何人かのスノーシューのトレースがあった。
駄口は国道沿いにレストラン「しのはら」があるところでしたっけ? 何年か前、岩籠山のスノー衆の時、駐車したような記憶が…?
 ザックを置いて山頂まで往復して、たくさんの足跡だけを残して誰もいなくなった大平原のクジラ岩の傍らに腰かけてお昼にする。
日本海を見おろしながらのランチタイム。クジラ料理は出ましたか?
再び、誰のトレースもない広い雪稜を下って行く。
  最後の大きな三角点ピーク△629で右折してしばらく東へ進んだのち、・294へ向けて下る。
なるほど、駄口へは下らないんだ。新疋田の駅にデポ車が待っている? それとも列車移動かな?
遠くから日本海の懐まで、お疲れさまでした。

         ~びわ爺
yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【敦賀】「湖国より海の見える山上の平原へ白い丘と静寂の森を越えて」国境~岩籠山

投稿記事 by yamaneko0922 »

この日、このあたりは抜群の好天に恵まれましたね。当日の滋賀県の天気がどうだったかはわかりませんが、滋賀県は曇りであるのに対して、この江越国境より北側が天気が快晴になる予報でした。

repを拝見して驚いたのですが、この日、私は乗鞍岳〜岩篭山への縦走にするかどうか当日の朝まで悩んでおりました。こちらにしていたら皆さんにお会いすることが出来たかと思うと少し残念です。私自身の計画ではマキノからバスを使うので、野口から乗鞍岳の南尾根から辿り、岩籠山からはアオバトさんと同じように、新疋田駅までは尾根を下ろうと考えておりました。

私が以前、この稜線を歩いたのは一昨年の晩秋のことでした。実に魅力溢れるところで、当然ながら雪の季節にも再訪したいと思っていたのでした。

アオバトさんも先日辿られた乗鞍岳への稜線から、延々と岩籠山へと続く尾根を目で追ったのではないでしょうか。私も目で追いながら、この稜線を辿ることも考えていたのでした。悩んだ結果、選んだのはもう一つの稜線でしたが。

>4つ目の大きな三角点の丘からは、ちょっと思いもよらぬ方向へ急斜面を下って行くことになる。
ここは前回間違えたから、よく覚えている


△786.5ですね。ここは私も間違えました。尾根の先に見えるブナの林をめがけて下降したくなりますよね。
無雪期はここは鬱陶しい藪がなだらかなピークに広がっているところですが、今はきっと雪原が広がっていたことでしょう。
昨年は縦走の会を見送ったのはこのピークの藪が埋もれていないことを懸念して縦走の機会を見送ったのでした。

この日は終始、皆さんが歩かれた長い稜線を眺めながら歩くことになりましたが、乗鞍岳の「地の果てのような」電波塔を何度も眺めては、アオバトさんのrepを思い出しておりました。
三国岳手前の送電線より乗鞍岳を眺めて.jpg

まさか、この稜線上におられるたとは。
芦谷山より.jpg

ところで、biwa爺さん 私のrepを憶えて下さっており、有難うございます。以下ですね。

https://yabukogi.net/viewtopic.php?f=4& ... 乗鞍岳#p27880
山猫 🐾
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【敦賀】「湖国より海の見える山上の平原へ白い丘と静寂の森を越えて」国境~岩籠山

投稿記事 by アオバ*ト »

びわ爺さま、こんばんは!
いつもながら愉快なコメントくださり、ありがとうございます。
今回のルート、たしかyamaneko先生だったか、いつか書いてましたね。
山猫さんの無雪期のレポ、印象的で、心に残っております。
地形図を見るとオモシロそう! co800m前後のウネウネ稜線をクネクネと北進して
岩籠りのインディアンと雪祭りの大宴会!って、いいじゃないですか(^_-)
果たしてどうなった?
びわ爺さまのおっしゃるとおり、とっても楽しいルートです。
インディアンたち?は、たくさんの足跡だけ残して、
わたしたちが海を眺めている間に、足音もなく駄口へ降りて行かれたようです。
3年目の○気…じゃなくて披露宴? 参列させていただきますね(^_-)
披露宴?はもう開催する予定はございませんが、
山上アオバ*トカフェは毎度開いておりますので、ぜひいつでもお越しください。
ここのリフトは、登山者も乗せてくれるんですね? 助かりますね!
リフト代を支払えば、おそらく乗せて頂けるのではないでしょうか。でも歩いてもゲレンデトップまで10分くらいかと・・・。
北の国へ向かうホワイトロード。青空とのコンビネーションが絶妙ですね(^^♪
そうですね。ここはぜひぜひお天気の良い日を選んでお出かけください。
「こっち、こっちー! あたしについといで~!」
ちょっと得意げな表情が思い浮かびます。調子に乗って、転ばないように(゜o゜)
確かにここのルーファイは要注意ですね。へたすればとんでもない方へ下ってしまいます。
でも、コンターではそんなに急斜面とは見えませんが、現場は微妙に違うもんね(゜o゜)
帰ってから、あらためて地形図を見て思ったのですが、ここ、わざと間違えても面白いかも、というか、
間違って西の尾根に入っても、谷の源流部に降りて登り返したら、すぐ戻れますね。
周りの三角点標は3、4等が多いですね。やはり測量は1等三角点から始めて行くんでしょうか? 
するとやはりこの一帯の盟主は野坂岳(1等)になりますね! 岩籠山(点名/嵐山)でも3等ですから野坂の孫?
 辿ってきた4等の西近江や中山は曾孫となりますか(^_-)
岩籠山の点名が「嵐山」なんて、いままで知りませんでした~。
駄口は国道沿いにレストラン「しのはら」があるところでしたっけ? 
何年か前、岩籠山のスノー衆の時、駐車したような記憶が…?
駄口のレストラン「しのはら」さんて、なんか有名ですね。
積雪期は、ここから上がって来られる方が多いですね。
日本海を見おろしながらのランチタイム。クジラ料理は出ましたか?
クジラ料理といえば、クジラの竜田揚げ、また食べたいなぁ。
なるほど、駄口へは下らないんだ。新疋田の駅にデポ車が待っている? それとも列車移動かな?
遠くから日本海の懐まで、お疲れさまでした。
疋田の高台の団地の奥に、ひっそりと大きな岩が祀られてありまして、その傍へ下りたいなと思っておりました。
車は新疋田駅にデポしてありました。
わたしの家からは遠いですが、岩籠山は大好きで、何度も通っておりました。

 アオバ*ト
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【敦賀】「湖国より海の見える山上の平原へ白い丘と静寂の森を越えて」国境~岩籠山

投稿記事 by アオバ*ト »

山猫さん、こんばんは。
乗鞍のレポに引き続き、コメント下さり、ありがとうございます。

 私が白谷の尾根から乗鞍岳に行ったのは、1月31日。
帰宅してから、グーさんが三日前の28日に同じ尾根を登られたことを知り、「あ!」と思い、
また一週間後の2月6日、岩籠山の縦走から帰宅すると、
山猫さんから私の乗鞍岳レポに、美しい青の写真とともにメッセージ。
再び「あ!」と思いました。そしてメッセージの最後の一言、
「私も今朝、ようやくこの展望台地を訪れてまいりました。」
「今朝」っていつ?6日って、今日?
同じ日に、時間のずれこそはあれ、山猫さんは白谷から、私は国境から、それぞれ同じ稜線に向かったのだと、
理解するのに少し時間がかかりましたが、耳の奥で音叉が共鳴して鳴っているような気がしました。

 とまあ、ここまでは良かったのですが、今回のコメントを頂戴し、
「ん?」と頭の中が混乱してしまいました。
この日、このあたりは抜群の好天に恵まれましたね。当日の滋賀県の天気がどうだったかはわかりませんが、
滋賀県は曇りであるのに対して、この江越国境より北側が天気が快晴になる予報でした。
repを拝見して驚いたのですが、この日、私は乗鞍岳〜岩篭山への縦走にするかどうか当日の朝まで悩んでおりました。
こちらにしていたら皆さんにお会いすることが出来たかと思うと少し残念です。
私自身の計画ではマキノからバスを使うので、野口から乗鞍岳の南尾根から辿り、
岩籠山からはアオバトさんと同じように、新疋田駅までは尾根を下ろうと考えておりました。
私が以前、この稜線を歩いたのは一昨年の晩秋のことでした。実に魅力溢れるところで、
当然ながら雪の季節にも再訪したいと思っていたのでした。
あれ、山猫さんの書かれている「この日」って、いつ?
私たちが岩籠山縦走した6日とは違うような。
6日は山猫さんは白谷から芦原岳へ向かわれたはず。「もうひとつの稜線」て?
と不思議に思い、山猫さんのヤマレコを探し出して納得しました。
13日に、野坂~赤坂を縦走されていらっしゃったのですね。
13日には、私は菅並から妙理山に登っていましたので、いくら足の速い山猫さんでも、
空を飛ばない限りは追いつかないですよね。
しかし、しかし、13日は、妙理山の尾根からも、乗鞍岳の稜線は見えておりまして、
2週連続、お互い違う場所から同じところを眺めていたわけですね。これは何とも驚きです。
6日の乗鞍岳
6日の乗鞍岳
13日の乗鞍岳
13日の乗鞍岳
△786.5ですね。ここは私も間違えました。尾根の先に見えるブナの林をめがけて下降したくなりますよね。
無雪期はここは鬱陶しい藪がなだらかなピークに広がっているところですが、今はきっと雪原が広がっていたことでしょう。
無雪期は猛烈なヤブという△786.5は、完全に雪に覆われていたわけではないですが、
楽しんで歩くには十分の積雪量でした。びわ爺さまへのレスにも書かせて頂いたのですが、
ここを下って行く時は、なだらかな西の尾根を降りて沢を横断しても楽しいかもしれないですね。
雪が積もっていればどこでも歩けますよね。
この日は終始、皆さんが歩かれた長い稜線を眺めながら歩くことになりましたが、
乗鞍岳の「地の果てのような」電波塔を何度も眺めては、アオバトさんのrepを思い出しておりました。
そうだったのですか。私は、この美しい雪原の下にはどんなヤブがこっそり隠れているのだろうと、
山猫さんのヤブこぎ縦走レポを思い返しつつ、雪と戯れていました。

ではでは、またどこかでサプライズな出来事を楽しみにしつつ。
 アオバ*ト
yamaneko0922
記事: 539
登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
お住まい: 京都市左京区

Re: 【敦賀】「湖国より海の見える山上の平原へ白い丘と静寂の森を越えて」国境~岩籠山

投稿記事 by yamaneko0922 »

失礼いたしました。

>とまあ、ここまでは良かったのですが、今回のコメントを頂戴し、
「ん?」と頭の中が混乱してしまいました。


私の拙速な誤解です。下山後にアオバトさんのrepを拝見し、同じ土曜日の日に・・・と勘違いしてしまったのです。
かつてアメリカの国家試験の受験日を一週間勘違いしていたことを思い出しました。本当の試験日は前の週・・・

>6日は山猫さんは白谷から芦原岳へ向かわれたはず。「もうひとつの稜線」て?
と不思議に思い、山猫さんのヤマレコを探し出して納得しました。

お手数をおかけしました m(_ _)m
ヤマレコのレコをご来訪いただき恐縮です。

>13日には、私は菅並から妙理山に登っていましたので、いくら足の速い山猫さんでも、
空を飛ばない限りは追いつかないですよね。

空を飛んで妙理に行けば良かった :shock:

>しかし、しかし、13日は、妙理山の尾根からも、乗鞍岳の稜線は見えておりまして、
2週連続、お互い違う場所から同じところを眺めていたわけですね。これは何とも驚きです。

フォロー有難うございます。
冥利に尽きます :mrgreen:
山猫 🐾
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【敦賀】「湖国より海の見える山上の平原へ白い丘と静寂の森を越えて」国境~岩籠山

投稿記事 by アオバ*ト »

山猫さま

たびたびお呼びたてしてすみません。
実は、修正申告しなければいけない事柄が判明いたしまして、
山猫さんの勘違いをあははと笑ってばかりいられないのでした。
私が妙理山から乗鞍岳を遠望したのは13日ではなくて、
11日の祝日であったことに今ごろ気がつきました。
勘違いの連鎖というか、
よっぽど同じ日に同じものを眺めたと思い込みたかったのでしょうか。
山猫さんには、空を飛ぶだけでなく時空を飛び越えていただかないと、
お会いすることはできないのでした。

以上修正申告でした。
収受印は不要でございます。読み流してくださいませ。

ところで、自分の勘違いは棚にあげて申し訳ないのですが、

>かつてアメリカの国家試験の受験日を一週間勘違いしていたことを思い出しました。本当の試験日は前の週・・・

それで、どうなったのですかとツッコミたいのですが、そのうち誰かがオフ会で
ツッコんでくれるのを奥ゆかしく待ってます。

16137361818980(妙理山より).jpg

 アオバ*ト
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