【日 付】2021年1月31日(日)
【山 域】奥美濃 ミノマタ周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】藤橋城7:20---10:30 P918m---12:00ミノマタ・五蛇池JP---12:45ミノマタ---12:55ランチ場14:15
---16:00△西杉原---16:50駐車地
天気予報では10時頃から晴れ。とは言え、朝から小雨模様ではなかなかテンションも上がらない。雪の状態も
心配だ。
登山口の藤橋城へ車を走らせる。駐車地に着くと先着の車が一台。こちらの方を何か言いたげに見ている。
「山日和さんですか?」なんと、昨秋に磯谷ベロリ橋で出会ったblackさん一行だった。
どちらも顔を完全に覚えていなかったのはご愛敬。次からは間違いなく識別できるだろう。たぶん。
「どちらへ」と聞いてみたが、ここに駐車して登る山は他にあるはずがない。目的地は同じミノマタ(三角点三ツ又)
である。但し、辿るルートは違う。「山頂で会いましょう」と先発した一行を見送った。
今日のコースは7年前に開催したスノー衆と同じだ。雪が締まっていれば何ということもないコースだが、この
週末で一気に積雪は増えたようだ。
アプローチの八草トンネル越えも完全な積雪路。今シーズン初めてスタッドレスが威力を発揮した。
取付きは意外に雪が少なく、根雪はほとんどなかったような印象だ。尾根に乗って平凡な灌木帯を進む。
空の色は暗く、こっちの気持ちまで陰鬱になってきそうである。とにかく晴れるのを信じるしかない。
遠目には霧氷かと見えた樹林は、ただ枝の上に雪が載っているだけだった。
705m標高点で急登から解放されると、いよいよこの尾根の白眉の登場である。ここから延々と続くブナ林は見事
のひと言。天気が良ければ実に開放的なブナ林散策を楽しめるのだが。
それでもここまでの鬱屈した気分は晴れてきたが、西前の谷の対岸高くに聳えるミノマタの山頂は、やけに遠く見え
た。こういう時は調子が上がらない証拠である。satoさんにラッセルを任せて自分はトレースを辿っているだけなの
に、やたら足が重い。
天狗山から黒津山への稜線を眺めながら918mピークに着く頃には、本当に山頂まで行けるのかと弱気の虫が出始
めた。しかし、ここまで来たら気合を入れて進むしかない。
親谷源頭を囲む、ミノマタ西のJPから五蛇池山、黒津山、天狗山と巡る馬蹄形の尾根は7年前に周回したルートだ。
よく歩いたもんだと感心してしまう。五蛇池の奥に真っ白な鋭鋒が二つ。蕎麦粒山と小蕎麦粒だ。
その美しい姿とようやく姿を現わした青空に勇気づけられて、ミノマタへの尾根に踏み出した。
白い帯となった雪尾根を辿る。もうミノマタが遠く感じることはない。アップダウンはあるものの、どこまでも
続くブナ林は疲れを感じさせない。
いよいよミノマタと五蛇池山を結ぶ稜線に到達した。
北側の展望が一気に開け、能郷白山を始めとする越美国境稜線の展望が全開となり、心躍る風景に眼が釘付けになった。
雪原状となった広大な雪尾根に心が開放される。雪のうねりが生クリームのように滑らかで柔らかい曲線を描いていた。
ふと前方に視線を遣ると、これまでとは違う木の白さが眼に飛び込んで来た。正真正銘の霧氷だ。
まったく期待していなかっただけに喜びもひとしおである。
真っ青な空に煌めく霧氷を愛でながら尾根を進むと、このコースの最大のハイライトであるヤセ尾根が待ち受けて
いる。地形図で見る限りではそれほど痩せているようには思えないのだが、積雪期には美しいナイフリッジを形作っ
ている。スパッと切れ落ちた南側には芸術的とも思えるさまざまな形の雪庇が張り出し、慎重な行動が求められる場
面だ。幸い新雪が柔らかいので、北側斜面寄りに不安なくトレースを刻むことができた。
前方から声がした。ほどなく朝のパーティーが姿を現わす。当初は山頂往復のつもりだったが、我々が逆回りで周回
するのを聞いて、こちらへ踏み出したようである。お互いの行程の情報交換をして、「気を付けて」と別れた。
ミノマタ山頂は狭く、ここもまた雪庇が張り出しているので、迂闊に一番高い場所に立とうとすれば転落必至である。
風があり、適当なランチ場もないので、少し下ったブナ林でランチタイムとした。
正面に越美国境の山々を望む、なんとも贅沢な食堂だ。
間近に見えるのは上谷山と鏡山。その奥には金草岳から冠山、若丸山、能郷白山、屏風山、平家岳、滝波山へと続く
国境の山々。これまで辿ってきた山並みを眺める時、いつも心にはその時々の記憶が蘇り、なんとも言えない甘美で充
実した思いに満たされるのである。
下山の行程はトレースもあり時間が読めるので、大パノラマを肴にのんびりとランチタイムを楽しんだ。
雪山の下山はトレースがある方がありがたいとは限らない。踏まれていない雪面を選んで歩く方が、足を置く場所に
気を遣わなくて済むのだ。記憶の中では平凡な尾根だと思っていたが、こちらもブナ林が続くいい尾根である。
630.4mピーク(三角点西杉原)からはガラッと林相が変わり、ブナの代わりにモミかツガのような針葉樹が目立つ尾根
となった。雪が少なくなったのでスノーシューを脱ぐが、滑りやすくて歩きにくいことこの上ない。
送電鉄塔の下まで来ると、眼下の藤橋城(ニセものの城だが)を中心とした谷あいの集落の広がりが見えた。
その奥に、霧氷に飾られた花房山が残照を浴びて黄金色に輝いていた。
山日和
【奥美濃】ミノマタ 新雪の煌めく雪稜を行く
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
Re: 【奥美濃】ミノマタ 新雪の煌めく雪稜を行く
山日和さん 今日は
天気予報では10時頃から晴れ。とは言え、朝から小雨模様ではなかなかテンションも上がらない。雪の状態も
心配だ。
奥美濃は雨でしたか
私は愛知県の寧比曽岳でしたが富士山 南アルプス 御嶽など見れましたが
今日のコースは7年前に開催したスノー衆と同じだ。雪が締まっていれば何ということもないコースだが、この
週末で一気に積雪は増えたようだ。
はーい 誰か靴を忘れて二人帰られましたよね
今どうされいるのでしょうか?
それでもここまでの鬱屈した気分は晴れてきたが、西前の谷の対岸高くに聳えるミノマタの山頂は、やけに遠く見え
た。こういう時は調子が上がらない証拠である。satoさんにラッセルを任せて自分はトレースを辿っているだけなの
きゃしゃな体ですがsatoさん 元気ですね
羨ましい限りです。
天狗山から黒津山への稜線を眺めながら918mピークに着く頃には、本当に山頂まで行けるのかと弱気の虫が出始
めた。しかし、ここまで来たら気合を入れて進むしかない。
スノー集の時も遠く感じましたが
いよいよミノマタと五蛇池山を結ぶ稜線に到達した。
北側の展望が一気に開け、能郷白山を始めとする越美国境稜線の展望が全開となり、心躍る風景に眼が釘付けになった。
雪原状となった広大な雪尾根に心が開放される。雪のうねりが生クリームのように滑らかで柔らかい曲線を描いていた。
ふと前方に視線を遣ると、これまでとは違う木の白さが眼に飛び込んで来た。正真正銘の霧氷だ。
まったく期待していなかっただけに喜びもひとしおである。
素敵な写真ですね。
こんなに広い尾根でした。
真っ青な空に煌めく霧氷を愛でながら尾根を進むと、このコースの最大のハイライトであるヤセ尾根が待ち受けて
いる。地形図で見る限りではそれほど痩せているようには思えないのだが、積雪期には美しいナイフリッジを形作っ
そうそう覚えていますよ
山日和さんが見守つて下さったのを
風があり、適当なランチ場もないので、少し下ったブナ林でランチタイムとした。
正面に越美国境の山々を望む、なんとも贅沢な食堂だ。
間近に見えるのは上谷山と鏡山。その奥には金草岳から冠山、若丸山、能郷白山、屏風山、平家岳、滝波山へと続く
国境の山々。これまで辿ってきた山並みを眺める時、いつも心にはその時々の記憶が蘇り、なんとも言えない甘美で充
実した思いに満たされるのである。
下山の行程はトレースもあり時間が読めるので、大パノラマを肴にのんびりとランチタイムを楽しんだ。
私なんか蜜の状態に近いぐらいでした
お疲れ様でした
バーチャリ
天気予報では10時頃から晴れ。とは言え、朝から小雨模様ではなかなかテンションも上がらない。雪の状態も
心配だ。
奥美濃は雨でしたか
私は愛知県の寧比曽岳でしたが富士山 南アルプス 御嶽など見れましたが
今日のコースは7年前に開催したスノー衆と同じだ。雪が締まっていれば何ということもないコースだが、この
週末で一気に積雪は増えたようだ。
はーい 誰か靴を忘れて二人帰られましたよね
今どうされいるのでしょうか?
それでもここまでの鬱屈した気分は晴れてきたが、西前の谷の対岸高くに聳えるミノマタの山頂は、やけに遠く見え
た。こういう時は調子が上がらない証拠である。satoさんにラッセルを任せて自分はトレースを辿っているだけなの
きゃしゃな体ですがsatoさん 元気ですね
羨ましい限りです。
天狗山から黒津山への稜線を眺めながら918mピークに着く頃には、本当に山頂まで行けるのかと弱気の虫が出始
めた。しかし、ここまで来たら気合を入れて進むしかない。
スノー集の時も遠く感じましたが
いよいよミノマタと五蛇池山を結ぶ稜線に到達した。
北側の展望が一気に開け、能郷白山を始めとする越美国境稜線の展望が全開となり、心躍る風景に眼が釘付けになった。
雪原状となった広大な雪尾根に心が開放される。雪のうねりが生クリームのように滑らかで柔らかい曲線を描いていた。
ふと前方に視線を遣ると、これまでとは違う木の白さが眼に飛び込んで来た。正真正銘の霧氷だ。
まったく期待していなかっただけに喜びもひとしおである。
素敵な写真ですね。
こんなに広い尾根でした。
真っ青な空に煌めく霧氷を愛でながら尾根を進むと、このコースの最大のハイライトであるヤセ尾根が待ち受けて
いる。地形図で見る限りではそれほど痩せているようには思えないのだが、積雪期には美しいナイフリッジを形作っ
そうそう覚えていますよ
山日和さんが見守つて下さったのを
風があり、適当なランチ場もないので、少し下ったブナ林でランチタイムとした。
正面に越美国境の山々を望む、なんとも贅沢な食堂だ。
間近に見えるのは上谷山と鏡山。その奥には金草岳から冠山、若丸山、能郷白山、屏風山、平家岳、滝波山へと続く
国境の山々。これまで辿ってきた山並みを眺める時、いつも心にはその時々の記憶が蘇り、なんとも言えない甘美で充
実した思いに満たされるのである。
下山の行程はトレースもあり時間が読めるので、大パノラマを肴にのんびりとランチタイムを楽しんだ。
私なんか蜜の状態に近いぐらいでした
お疲れ様でした
バーチャリ
最後に編集したユーザー バーチャリ [ 2021年2月05日(金) 19:04 ], 累計 1 回
Re: 【奥美濃】ミノマタ 新雪の煌めく雪稜を行く
山日和さん、こんにちは
【奥美濃】ミノマタ 新雪の煌めく雪稜を行く
【日 付】2021年1月31日(日)
【山 域】奥美濃 ミノマタ周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】藤橋城7:20---10:30 P918m---12:00ミノマタ・五蛇池JP---12:45ミノマタ---12:55ランチ場14:15---16:00△西杉原---16:50駐車地
今日のコースは7年前に開催したスノー衆と同じだ。雪が締まっていれば何ということもないコースだが、この週末で一気に積雪は増えたようだ。
ミノマタ、スノー衆で連れて行っていただきました。明確にとは言いませんが、かなり覚えています。それまで、ミノマタという地名が、どこのことだか全く分からなかったのですが、強烈に頭に残りました。スノー衆の後すぐに、上谷山経由で登りました。
天気予報では10時頃から晴れ。とは言え、朝から小雨模様ではなかなかテンションも上がらない。雪の状態も心配だ。
花房山に登ろうと思い、7時ごろ道の駅藤橋に着きました。重く曇っていたので、すぐに登る気にならず、大谷川沿いの坂内スキー場と、月曜日にも行った夜叉龍神社に、寄り道しました。
登山口の藤橋城へ車を走らせる。駐車地に着くと先着の車が一台。こちらの方を何か言いたげに見ている。
「山日和さんですか?」なんと、昨秋に磯谷ベロリ橋で出会ったblackさん一行だった。
どちらも顔を完全に覚えていなかったのはご愛敬。次からは間違いなく識別できるだろう。たぶん。
私も、夜叉龍神社前で、ばったり、二人の方に出会いました。二人をお誘いして、花房山登山口に戻ってきたのですが、藤橋城前で、山日和さんの車を確認しました。
705m標高点で急登から解放されると、いよいよこの尾根の白眉の登場である。ここから延々と続くブナ林は見事のひと言。天気が良ければ実に開放的なブナ林散策を楽しめるのだが。
稜線に上がると、気が楽になります。
それでもここまでの鬱屈した気分は晴れてきたが、西前の谷の対岸高くに聳えるミノマタの山頂は、やけに遠く見えた。こういう時は調子が上がらない証拠である。satoさんにラッセルを任せて自分はトレースを辿っているだけなのに、やたら足が重い。
最近、どこへ行っても遠く見えます。トガスも、猫ヶ洞どころか土蔵岳も、とても遠いです。着いたころは、へろへろです。
天狗山から黒津山への稜線を眺めながら918mピークに着く頃には、本当に山頂まで行けるのかと弱気の虫が出始めた。しかし、ここまで来たら気合を入れて進むしかない。
918mまで、3時間10分。結構、掛かりますね。ここまで来たら、行くしかないですよね。
白い帯となった雪尾根を辿る。もうミノマタが遠く感じることはない。アップダウンはあるものの、どこまでも続くブナ林は疲れを感じさせない。
こういうところを歩きたいのだけれど…。
いよいよミノマタと五蛇池山を結ぶ稜線に到達した。
ここは、「ここから五蛇池山に行ける。」と説明してくださったのを、覚えています。
北側の展望が一気に開け、能郷白山を始めとする越美国境稜線の展望が全開となり、心躍る風景に眼が釘付けになった。雪原状となった広大な雪尾根に心が開放される。雪のうねりが生クリームのように滑らかで柔らかい曲線を描いていた。
気持ちのよさそうな尾根です。こういう広い尾根がいいです。花房山は狭いとこばかりでした。
ふと前方に視線を遣ると、これまでとは違う木の白さが眼に飛び込んで来た。正真正銘の霧氷だ。
まったく期待していなかっただけに喜びもひとしおである。
青空と霧氷と展望、これが一番です。スノー衆で、いろいろなところで、たくさん見ました。
真っ青な空に煌めく霧氷を愛でながら尾根を進むと、このコースの最大のハイライトであるヤセ尾根が待ち受けている。地形図で見る限りではそれほど痩せているようには思えないのだが、積雪期には美しいナイフリッジを形作っている。スパッと切れ落ちた南側には芸術的とも思えるさまざまな形の雪庇が張り出し、慎重な行動が求められる場面だ。幸い新雪が柔らかいので、北側斜面寄りに不安なくトレースを刻むことができた。
ここ、雪の少ない時に歩いたら、猛烈なヤブでした。通るのに難儀でした。
ミノマタ山頂は狭く、ここもまた雪庇が張り出しているので、迂闊に一番高い場所に立とうとすれば転落必至である。
スノー衆で、はじめて来たときは、何故、これが山頂なのだろうと思いました。
風があり、適当なランチ場もないので、少し下ったブナ林でランチタイムとした。正面に越美国境の山々を望む、なんとも贅沢な食堂だ。
越美国境の山々、トガスでは半分くらい見ることができました。花房山では全部見えているのでしょうけど、ちょっと遠いです。
間近に見えるのは上谷山と鏡山。その奥には金草岳から冠山、若丸山、能郷白山、屏風山、平家岳、滝波山へと続く国境の山々。これまで辿ってきた山並みを眺める時、いつも心にはその時々の記憶が蘇り、なんとも言えない甘美で充実した思いに満たされるのである。下山の行程はトレースもあり時間が読めるので、大パノラマを肴にのんびりとランチタイムを楽しんだ。
登った山が分かると嬉しくなります。美濃の山もかなり登ることができました。しかしながら、まだまだ、スムーズに山座同定できません。今週は、花房山山頂で撮った写真と地図をずっと見くらべています。
雪山の下山はトレースがある方がありがたいとは限らない。踏まれていない雪面を選んで歩く方が、足を置く場所に気を遣わなくて済むのだ。
下山は、スノーシューを突っ込める積雪があると滑ることが少なくて楽です。
送電鉄塔の下まで来ると、眼下の藤橋城(ニセものの城だが)を中心とした谷あいの集落の広がりが見えた。
その奥に、霧氷に飾られた花房山が残照を浴びて黄金色に輝いていた。
そこを、急いで下山していました。黄金色の花房山、見てみたいものです。
お疲れ様でした。
クロオ
【奥美濃】ミノマタ 新雪の煌めく雪稜を行く
【日 付】2021年1月31日(日)
【山 域】奥美濃 ミノマタ周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】藤橋城7:20---10:30 P918m---12:00ミノマタ・五蛇池JP---12:45ミノマタ---12:55ランチ場14:15---16:00△西杉原---16:50駐車地
今日のコースは7年前に開催したスノー衆と同じだ。雪が締まっていれば何ということもないコースだが、この週末で一気に積雪は増えたようだ。
ミノマタ、スノー衆で連れて行っていただきました。明確にとは言いませんが、かなり覚えています。それまで、ミノマタという地名が、どこのことだか全く分からなかったのですが、強烈に頭に残りました。スノー衆の後すぐに、上谷山経由で登りました。
天気予報では10時頃から晴れ。とは言え、朝から小雨模様ではなかなかテンションも上がらない。雪の状態も心配だ。
花房山に登ろうと思い、7時ごろ道の駅藤橋に着きました。重く曇っていたので、すぐに登る気にならず、大谷川沿いの坂内スキー場と、月曜日にも行った夜叉龍神社に、寄り道しました。
登山口の藤橋城へ車を走らせる。駐車地に着くと先着の車が一台。こちらの方を何か言いたげに見ている。
「山日和さんですか?」なんと、昨秋に磯谷ベロリ橋で出会ったblackさん一行だった。
どちらも顔を完全に覚えていなかったのはご愛敬。次からは間違いなく識別できるだろう。たぶん。
私も、夜叉龍神社前で、ばったり、二人の方に出会いました。二人をお誘いして、花房山登山口に戻ってきたのですが、藤橋城前で、山日和さんの車を確認しました。
705m標高点で急登から解放されると、いよいよこの尾根の白眉の登場である。ここから延々と続くブナ林は見事のひと言。天気が良ければ実に開放的なブナ林散策を楽しめるのだが。
稜線に上がると、気が楽になります。
それでもここまでの鬱屈した気分は晴れてきたが、西前の谷の対岸高くに聳えるミノマタの山頂は、やけに遠く見えた。こういう時は調子が上がらない証拠である。satoさんにラッセルを任せて自分はトレースを辿っているだけなのに、やたら足が重い。
最近、どこへ行っても遠く見えます。トガスも、猫ヶ洞どころか土蔵岳も、とても遠いです。着いたころは、へろへろです。
天狗山から黒津山への稜線を眺めながら918mピークに着く頃には、本当に山頂まで行けるのかと弱気の虫が出始めた。しかし、ここまで来たら気合を入れて進むしかない。
918mまで、3時間10分。結構、掛かりますね。ここまで来たら、行くしかないですよね。
白い帯となった雪尾根を辿る。もうミノマタが遠く感じることはない。アップダウンはあるものの、どこまでも続くブナ林は疲れを感じさせない。
こういうところを歩きたいのだけれど…。
いよいよミノマタと五蛇池山を結ぶ稜線に到達した。
ここは、「ここから五蛇池山に行ける。」と説明してくださったのを、覚えています。
北側の展望が一気に開け、能郷白山を始めとする越美国境稜線の展望が全開となり、心躍る風景に眼が釘付けになった。雪原状となった広大な雪尾根に心が開放される。雪のうねりが生クリームのように滑らかで柔らかい曲線を描いていた。
気持ちのよさそうな尾根です。こういう広い尾根がいいです。花房山は狭いとこばかりでした。
ふと前方に視線を遣ると、これまでとは違う木の白さが眼に飛び込んで来た。正真正銘の霧氷だ。
まったく期待していなかっただけに喜びもひとしおである。
青空と霧氷と展望、これが一番です。スノー衆で、いろいろなところで、たくさん見ました。
真っ青な空に煌めく霧氷を愛でながら尾根を進むと、このコースの最大のハイライトであるヤセ尾根が待ち受けている。地形図で見る限りではそれほど痩せているようには思えないのだが、積雪期には美しいナイフリッジを形作っている。スパッと切れ落ちた南側には芸術的とも思えるさまざまな形の雪庇が張り出し、慎重な行動が求められる場面だ。幸い新雪が柔らかいので、北側斜面寄りに不安なくトレースを刻むことができた。
ここ、雪の少ない時に歩いたら、猛烈なヤブでした。通るのに難儀でした。
ミノマタ山頂は狭く、ここもまた雪庇が張り出しているので、迂闊に一番高い場所に立とうとすれば転落必至である。
スノー衆で、はじめて来たときは、何故、これが山頂なのだろうと思いました。
風があり、適当なランチ場もないので、少し下ったブナ林でランチタイムとした。正面に越美国境の山々を望む、なんとも贅沢な食堂だ。
越美国境の山々、トガスでは半分くらい見ることができました。花房山では全部見えているのでしょうけど、ちょっと遠いです。
間近に見えるのは上谷山と鏡山。その奥には金草岳から冠山、若丸山、能郷白山、屏風山、平家岳、滝波山へと続く国境の山々。これまで辿ってきた山並みを眺める時、いつも心にはその時々の記憶が蘇り、なんとも言えない甘美で充実した思いに満たされるのである。下山の行程はトレースもあり時間が読めるので、大パノラマを肴にのんびりとランチタイムを楽しんだ。
登った山が分かると嬉しくなります。美濃の山もかなり登ることができました。しかしながら、まだまだ、スムーズに山座同定できません。今週は、花房山山頂で撮った写真と地図をずっと見くらべています。
雪山の下山はトレースがある方がありがたいとは限らない。踏まれていない雪面を選んで歩く方が、足を置く場所に気を遣わなくて済むのだ。
下山は、スノーシューを突っ込める積雪があると滑ることが少なくて楽です。
送電鉄塔の下まで来ると、眼下の藤橋城(ニセものの城だが)を中心とした谷あいの集落の広がりが見えた。
その奥に、霧氷に飾られた花房山が残照を浴びて黄金色に輝いていた。
そこを、急いで下山していました。黄金色の花房山、見てみたいものです。
お疲れ様でした。
クロオ
Re: 【奥美濃】ミノマタ 新雪の煌めく雪稜を行く
山日和さま
こんにちは。
うつくしい円を描く山旅・・・。
往復も楽しいけれど、谷を囲む尾根をくるりとまわる雪山旅に憧れます。
ミノマタ、鏡山の、西前の谷、原谷を囲む尾根の雪山旅も、いつか、と思い描いていました。
山日和さんから、ミノマタのお話が出た時はうれしかったです。
ミノマタの西のピークから山頂にかけての痩せ尾根、西前の谷右岸尾根のぽこぽこと続く小ピークが気になっていました。
ここは、うつくしい雪庇が出来るはず、ここは、静謐さを湛えたブナの林が広がっているはず、と。
朝、駐車地に着くと一台の車が。
山日和さんは直ぐに車を降りてごあいさつされたのに、私は履いてきたブーツがずぶ濡れ状態でもたもたしていました。
blackさん、にこにこ笑顔のお二方、失礼いたしました。
どんよりとした天気でしたが、天気予報を信じて歩き始めました。
山日和さんは鬱屈した気分だったのですね。
わたしは、雪を被った木々が鉛色の空に浮き上がる情感漂う風景に、
さみしいような落ち着くような、しんみりとした気分を味わっていました。
雨が降り始めた時は、えっ?と思いましたが。
・705からは、ブナの森が続きましたね。
・918から続くぽこぽこしたピークは、期待はしていましたが、うっとりの連続でした。
歩く楽しさに包まれていました。
1070mの五蛇池ミノマタのジャンクションピークに着いた時の驚きは忘れられません。
予期せぬ風景との出会いでした。青と白の夢のような情景でしたね。
そして、足元から五蛇池山へと続く白い道を見て、
五蛇池山の山頂で、東に延びる白い稜線に目が吸い寄せられ、
わたしはこの白い道を辿ることがあるのだろうか、と思った時の胸の痛みが蘇りました。
山日和さんは、親谷をぐるりと囲む壮大なうつくしい雪山旅を描かれたのですね。
ここからは、ほんとうに、夢のような稜線でした。
「真っ青な空に煌めく霧氷、美しいナイフリッジ、芸術的とも思えるさまざまな形の雪庇・・」
しんとした雪の里山は、こんなにもうつくしい世界を築き上げるのですね。
一期一会の煌めく世界に足を踏み入れる瞬間のよろこびとためらい。
一歩足跡を刻むと、そこからは、山頂へと近づいていく高揚感でいっぱいになりました。
山頂直下のこの煌めく稜線でblackさん達とお会いできたのも、素敵な思い出になりました。
山頂に着いたのは、お昼を回っていましたが、景色に見とれていて、空腹を感じませんでした。
風を避けられて、眺めのいい場所を探してうろうろ。ここという場所が見つかりましたね。
「これまで辿ってきた山並みを眺める時、いつも心にはその時々の記憶が蘇り、
なんともいえない甘美で充実した思いに満たされるのである」
こころに響く言葉。
わたしは、いつか辿るであろう、辿ることはないであろう尾根を眺め、甘美な憧憬の念にも包まれます。
山日和さんは4度目のミノマタでしたっけ。初めて訪れたのは何年前でしょうか。
お聞きしましたが忘れてしまいました。記憶は、風景の先にあるものに呼びかけますね。
下りの尾根も面白かったです。真直ぐにどんどん下る尾根でした。しばらく霧氷も愛でることが出来ました。
最後の急坂は、笑ってしまうほど足元が滑りました。転ばないように歩くのに必死でした。
最後の最後、左にそれなければならないのに、尾根の末端を目指してしまい、
雪崩防止柵?で行き詰まり、登り返しをさせてしまいスミマセン。
残照を浴び、黄金色に輝く、霧氷に飾られた花房山は、
黄金色のお花で飾られた、気品に満ちたお姿でした。
はなぶさやまといううつくしい響きが頭の中に木霊しました。
雪の季節、まっ白な雪原となった花房山の山頂に至る道を思い出しました。
新雪のミノマタを味わうことが出来、しあわせな一日でした。
ありがとうございます。
次は、上谷山、鏡山からミノマタを眺めようと思います。
sato
こんにちは。
うつくしい円を描く山旅・・・。
往復も楽しいけれど、谷を囲む尾根をくるりとまわる雪山旅に憧れます。
ミノマタ、鏡山の、西前の谷、原谷を囲む尾根の雪山旅も、いつか、と思い描いていました。
山日和さんから、ミノマタのお話が出た時はうれしかったです。
ミノマタの西のピークから山頂にかけての痩せ尾根、西前の谷右岸尾根のぽこぽこと続く小ピークが気になっていました。
ここは、うつくしい雪庇が出来るはず、ここは、静謐さを湛えたブナの林が広がっているはず、と。
朝、駐車地に着くと一台の車が。
山日和さんは直ぐに車を降りてごあいさつされたのに、私は履いてきたブーツがずぶ濡れ状態でもたもたしていました。
blackさん、にこにこ笑顔のお二方、失礼いたしました。
どんよりとした天気でしたが、天気予報を信じて歩き始めました。
山日和さんは鬱屈した気分だったのですね。
わたしは、雪を被った木々が鉛色の空に浮き上がる情感漂う風景に、
さみしいような落ち着くような、しんみりとした気分を味わっていました。
雨が降り始めた時は、えっ?と思いましたが。
・705からは、ブナの森が続きましたね。
・918から続くぽこぽこしたピークは、期待はしていましたが、うっとりの連続でした。
歩く楽しさに包まれていました。
1070mの五蛇池ミノマタのジャンクションピークに着いた時の驚きは忘れられません。
予期せぬ風景との出会いでした。青と白の夢のような情景でしたね。
そして、足元から五蛇池山へと続く白い道を見て、
五蛇池山の山頂で、東に延びる白い稜線に目が吸い寄せられ、
わたしはこの白い道を辿ることがあるのだろうか、と思った時の胸の痛みが蘇りました。
山日和さんは、親谷をぐるりと囲む壮大なうつくしい雪山旅を描かれたのですね。
ここからは、ほんとうに、夢のような稜線でした。
「真っ青な空に煌めく霧氷、美しいナイフリッジ、芸術的とも思えるさまざまな形の雪庇・・」
しんとした雪の里山は、こんなにもうつくしい世界を築き上げるのですね。
一期一会の煌めく世界に足を踏み入れる瞬間のよろこびとためらい。
一歩足跡を刻むと、そこからは、山頂へと近づいていく高揚感でいっぱいになりました。
山頂直下のこの煌めく稜線でblackさん達とお会いできたのも、素敵な思い出になりました。
山頂に着いたのは、お昼を回っていましたが、景色に見とれていて、空腹を感じませんでした。
風を避けられて、眺めのいい場所を探してうろうろ。ここという場所が見つかりましたね。
「これまで辿ってきた山並みを眺める時、いつも心にはその時々の記憶が蘇り、
なんともいえない甘美で充実した思いに満たされるのである」
こころに響く言葉。
わたしは、いつか辿るであろう、辿ることはないであろう尾根を眺め、甘美な憧憬の念にも包まれます。
山日和さんは4度目のミノマタでしたっけ。初めて訪れたのは何年前でしょうか。
お聞きしましたが忘れてしまいました。記憶は、風景の先にあるものに呼びかけますね。
下りの尾根も面白かったです。真直ぐにどんどん下る尾根でした。しばらく霧氷も愛でることが出来ました。
最後の急坂は、笑ってしまうほど足元が滑りました。転ばないように歩くのに必死でした。
最後の最後、左にそれなければならないのに、尾根の末端を目指してしまい、
雪崩防止柵?で行き詰まり、登り返しをさせてしまいスミマセン。
残照を浴び、黄金色に輝く、霧氷に飾られた花房山は、
黄金色のお花で飾られた、気品に満ちたお姿でした。
はなぶさやまといううつくしい響きが頭の中に木霊しました。
雪の季節、まっ白な雪原となった花房山の山頂に至る道を思い出しました。
新雪のミノマタを味わうことが出来、しあわせな一日でした。
ありがとうございます。
次は、上谷山、鏡山からミノマタを眺めようと思います。
sato
Re: 【奥美濃】ミノマタ 新雪の煌めく雪稜を行く
バーチャリさん、どうもです。
奥美濃は雨でしたか
私は愛知県の寧比曽岳でしたが富士山 南アルプス 御嶽など見れましたが
朝には晴れると思ってたんですが、少し長引きました。
はーい 誰か靴を忘れて二人帰られましたよね
今どうされいるのでしょうか?
あれはその2年前の天狗山の時ですね。
きゃしゃな体ですがsatoさん 元気ですね
羨ましい限りです。
恐るべきスタミナです。
スノー衆の時も遠く感じましたが
山頂は結構高く、遠くに見えましたよね。
素敵な写真ですね。
こんなに広い尾根でした。
ここは素晴らしい場所でした。
そうそう覚えていますよ
山日和さんが見守つて下さったのを
人によってはスノーシューを脱いで通過しましたね。
このコースの核心部でした。
私なんか蜜の状態に近いぐらいでした
???
山日和
奥美濃は雨でしたか
私は愛知県の寧比曽岳でしたが富士山 南アルプス 御嶽など見れましたが
朝には晴れると思ってたんですが、少し長引きました。
はーい 誰か靴を忘れて二人帰られましたよね
今どうされいるのでしょうか?
あれはその2年前の天狗山の時ですね。
きゃしゃな体ですがsatoさん 元気ですね
羨ましい限りです。
恐るべきスタミナです。
スノー衆の時も遠く感じましたが
山頂は結構高く、遠くに見えましたよね。
素敵な写真ですね。
こんなに広い尾根でした。
ここは素晴らしい場所でした。
そうそう覚えていますよ
山日和さんが見守つて下さったのを
人によってはスノーシューを脱いで通過しましたね。
このコースの核心部でした。
私なんか蜜の状態に近いぐらいでした
???
山日和
Re: 【奥美濃】ミノマタ 新雪の煌めく雪稜を行く
クロオさん、どうもです。
ミノマタ、スノー衆で連れて行っていただきました。明確にとは言いませんが、かなり覚えています。それまで、ミノマタという地名が、どこのことだか全く分からなかったのですが、強烈に頭に残りました。スノー衆の後すぐに、上谷山経由で登りました。
数あるスノー衆の中でも、結構印象に残るものだったと思いますよ。
すぐ後に再訪するとはすごいですね。
花房山に登ろうと思い、7時ごろ道の駅藤橋に着きました。重く曇っていたので、すぐに登る気にならず、大谷川沿いの坂内スキー場と、月曜日にも行った夜叉龍神社に、寄り道しました。
そうでしたか。早朝の天気はモチベーションが上がらない感じでしたからね。
私も、夜叉龍神社前で、ばったり、二人の方に出会いました。二人をお誘いして、花房山登山口に戻ってきたのですが、藤橋城前で、山日和さんの車を確認しました。
なるほど、バラバラの3人がたまたま一緒になったわけですね。
稜線に上がると、気が楽になります。
そこまでがしんどいですよね。最近特に思います。
最近、どこへ行っても遠く見えます。トガスも、猫ヶ洞どころか土蔵岳も、とても遠いです。着いたころは、へろへろです。
御意!!
918mまで、3時間10分。結構、掛かりますね。ここまで来たら、行くしかないですよね。
ここならまだ戻る選択肢もありますが、それは許されません。
>白い帯となった雪尾根を辿る。もうミノマタが遠く感じることはない。アップダウンはあるものの、どこまでも続くブナ林は疲れを感じさせない。
こういうところを歩きたいのだけれど…。
歩いてるじゃないですか~
ここは、「ここから五蛇池山に行ける。」と説明してくださったのを、覚えています。
そうでしたね。
気持ちのよさそうな尾根です。こういう広い尾根がいいです。花房山は狭いとこばかりでした。
それぞれ山の持ち味がありますからね。花房は最後の登りで山頂へ続く平坦な尾根に出た時、その劇的な変化に感激します。
青空と霧氷と展望、これが一番です。スノー衆で、いろいろなところで、たくさん見ました。
まったくです。無氷でガスって展望も無し、おまけに雪が降り出すということもありました。
ここ、雪の少ない時に歩いたら、猛烈なヤブでした。通るのに難儀でした。
そうでしょうねえ。ヤセ尾根は逃げるところがないので苦労します。
スノー衆で、はじめて来たときは、何故、これが山頂なのだろうと思いました。
何故と言われても・・・
越美国境の山々、トガスでは半分くらい見ることができました。花房山では全部見えているのでしょうけど、ちょっと遠いです。
能郷白山より西の国境稜線は少し遠いですね。その代わり、東側の屏風山から滝波山の稜線は近いです。
登った山が分かると嬉しくなります。美濃の山もかなり登ることができました。しかしながら、まだまだ、スムーズに山座同定できません。今週は、花房山山頂で撮った写真と地図をずっと見くらべています。
鍛錬あるのみです。
下山は、スノーシューを突っ込める積雪があると滑ることが少なくて楽です。
雪質も重要なファクターですね。多くてもズボズボだと七転八倒状態になります。
そこを、急いで下山していました。黄金色の花房山、見てみたいものです。
こんどはミノマタの方へどうぞ。夕方下山しないとダメですけどね。
山日和
ミノマタ、スノー衆で連れて行っていただきました。明確にとは言いませんが、かなり覚えています。それまで、ミノマタという地名が、どこのことだか全く分からなかったのですが、強烈に頭に残りました。スノー衆の後すぐに、上谷山経由で登りました。
数あるスノー衆の中でも、結構印象に残るものだったと思いますよ。
すぐ後に再訪するとはすごいですね。
花房山に登ろうと思い、7時ごろ道の駅藤橋に着きました。重く曇っていたので、すぐに登る気にならず、大谷川沿いの坂内スキー場と、月曜日にも行った夜叉龍神社に、寄り道しました。
そうでしたか。早朝の天気はモチベーションが上がらない感じでしたからね。
私も、夜叉龍神社前で、ばったり、二人の方に出会いました。二人をお誘いして、花房山登山口に戻ってきたのですが、藤橋城前で、山日和さんの車を確認しました。
なるほど、バラバラの3人がたまたま一緒になったわけですね。
稜線に上がると、気が楽になります。
そこまでがしんどいですよね。最近特に思います。
最近、どこへ行っても遠く見えます。トガスも、猫ヶ洞どころか土蔵岳も、とても遠いです。着いたころは、へろへろです。
御意!!
918mまで、3時間10分。結構、掛かりますね。ここまで来たら、行くしかないですよね。
ここならまだ戻る選択肢もありますが、それは許されません。
>白い帯となった雪尾根を辿る。もうミノマタが遠く感じることはない。アップダウンはあるものの、どこまでも続くブナ林は疲れを感じさせない。
こういうところを歩きたいのだけれど…。
歩いてるじゃないですか~
ここは、「ここから五蛇池山に行ける。」と説明してくださったのを、覚えています。
そうでしたね。
気持ちのよさそうな尾根です。こういう広い尾根がいいです。花房山は狭いとこばかりでした。
それぞれ山の持ち味がありますからね。花房は最後の登りで山頂へ続く平坦な尾根に出た時、その劇的な変化に感激します。
青空と霧氷と展望、これが一番です。スノー衆で、いろいろなところで、たくさん見ました。
まったくです。無氷でガスって展望も無し、おまけに雪が降り出すということもありました。
ここ、雪の少ない時に歩いたら、猛烈なヤブでした。通るのに難儀でした。
そうでしょうねえ。ヤセ尾根は逃げるところがないので苦労します。
スノー衆で、はじめて来たときは、何故、これが山頂なのだろうと思いました。
何故と言われても・・・
越美国境の山々、トガスでは半分くらい見ることができました。花房山では全部見えているのでしょうけど、ちょっと遠いです。
能郷白山より西の国境稜線は少し遠いですね。その代わり、東側の屏風山から滝波山の稜線は近いです。
登った山が分かると嬉しくなります。美濃の山もかなり登ることができました。しかしながら、まだまだ、スムーズに山座同定できません。今週は、花房山山頂で撮った写真と地図をずっと見くらべています。
鍛錬あるのみです。
下山は、スノーシューを突っ込める積雪があると滑ることが少なくて楽です。
雪質も重要なファクターですね。多くてもズボズボだと七転八倒状態になります。
そこを、急いで下山していました。黄金色の花房山、見てみたいものです。
こんどはミノマタの方へどうぞ。夕方下山しないとダメですけどね。
山日和
Re: 【奥美濃】ミノマタ 新雪の煌めく雪稜を行く
satoさん、どうもです。お疲れさまでした。
うつくしい円を描く山旅・・・。
往復も楽しいけれど、谷を囲む尾根をくるりとまわる雪山旅に憧れます。
いかに美しいラインを引くかはいつも考えています。
ミノマタの西のピークから山頂にかけての痩せ尾根、西前の谷右岸尾根のぽこぽこと続く小ピークが気になっていました。
ここは、うつくしい雪庇が出来るはず、ここは、静謐さを湛えたブナの林が広がっているはず、と。
気になるところが人と違いますね~
どんよりとした天気でしたが、天気予報を信じて歩き始めました。
山日和さんは鬱屈した気分だったのですね。
私の心は空の色と同じです。
・705からは、ブナの森が続きましたね。
・918から続くぽこぽこしたピークは、期待はしていましたが、うっとりの連続でした。
歩く楽しさに包まれていました。
ここからはお気に入りのブナの尾根。やっとモチベーションが上がって来ましたが、体がなかなか付いて行きません。
1070mの五蛇池ミノマタのジャンクションピークに着いた時の驚きは忘れられません。
予期せぬ風景との出会いでした。青と白の夢のような情景でしたね。
そして、足元から五蛇池山へと続く白い道を見て、
五蛇池山の山頂で、東に延びる白い稜線に目が吸い寄せられ、
わたしはこの白い道を辿ることがあるのだろうか、と思った時の胸の痛みが蘇りました。
山日和さんは、親谷をぐるりと囲む壮大なうつくしい雪山旅を描かれたのですね。
このゆったりとした雪の台地、広大な雪尾根は心が一気に解放されます。
五蛇池への長い長い稜線がおいでおいでしているようでした。
私が歩いた時は五蛇池はガスの中で、蕎麦粒はまったく見えませんでした。こんな日に歩いてみたいものです。
ここからは、ほんとうに、夢のような稜線でした。
「真っ青な空に煌めく霧氷、美しいナイフリッジ、芸術的とも思えるさまざまな形の雪庇・・」
しんとした雪の里山は、こんなにもうつくしい世界を築き上げるのですね。
雪の力はすごいですね。無雪期ならウッとなるだけで、なんの感慨も湧かないようなヤブ山のヤセ尾根ですが。
一期一会の煌めく世界に足を踏み入れる瞬間のよろこびとためらい。
一歩足跡を刻むと、そこからは、山頂へと近づいていく高揚感でいっぱいになりました。
山頂直下のこの煌めく稜線でblackさん達とお会いできたのも、素敵な思い出になりました。
あそこですれ違うとは思いませんでした。山頂まで結構苦労しているはずだと思ってたもんで。
よりによって、本日の一番狭いところですれ違いましたね。
山頂に着いたのは、お昼を回っていましたが、景色に見とれていて、空腹を感じませんでした。
風を避けられて、眺めのいい場所を探してうろうろ。ここという場所が見つかりましたね。
そうでしたか。私はペコペコだったけど。
山日和さんは4度目のミノマタでしたっけ。初めて訪れたのは何年前でしょうか。
お聞きしましたが忘れてしまいました。記憶は、風景の先にあるものに呼びかけますね。
最初は10年ほど前かな?ミノマタは4度目です。
最後の急坂は、笑ってしまうほど足元が滑りました。転ばないように歩くのに必死でした。
あんな道でもどんどん下って行くんだから、足首はもう大丈夫でしょう。
残照を浴び、黄金色に輝く、霧氷に飾られた花房山は、
黄金色のお花で飾られた、気品に満ちたお姿でした。
美しい姿でしたね。私と行くと下山が遅いからこういう光景に出会えますね。
次は、上谷山、鏡山からミノマタを眺めようと思います。
早くも次ですか
山日和
うつくしい円を描く山旅・・・。
往復も楽しいけれど、谷を囲む尾根をくるりとまわる雪山旅に憧れます。
いかに美しいラインを引くかはいつも考えています。
ミノマタの西のピークから山頂にかけての痩せ尾根、西前の谷右岸尾根のぽこぽこと続く小ピークが気になっていました。
ここは、うつくしい雪庇が出来るはず、ここは、静謐さを湛えたブナの林が広がっているはず、と。
気になるところが人と違いますね~
どんよりとした天気でしたが、天気予報を信じて歩き始めました。
山日和さんは鬱屈した気分だったのですね。
私の心は空の色と同じです。
・705からは、ブナの森が続きましたね。
・918から続くぽこぽこしたピークは、期待はしていましたが、うっとりの連続でした。
歩く楽しさに包まれていました。
ここからはお気に入りのブナの尾根。やっとモチベーションが上がって来ましたが、体がなかなか付いて行きません。
1070mの五蛇池ミノマタのジャンクションピークに着いた時の驚きは忘れられません。
予期せぬ風景との出会いでした。青と白の夢のような情景でしたね。
そして、足元から五蛇池山へと続く白い道を見て、
五蛇池山の山頂で、東に延びる白い稜線に目が吸い寄せられ、
わたしはこの白い道を辿ることがあるのだろうか、と思った時の胸の痛みが蘇りました。
山日和さんは、親谷をぐるりと囲む壮大なうつくしい雪山旅を描かれたのですね。
このゆったりとした雪の台地、広大な雪尾根は心が一気に解放されます。
五蛇池への長い長い稜線がおいでおいでしているようでした。
私が歩いた時は五蛇池はガスの中で、蕎麦粒はまったく見えませんでした。こんな日に歩いてみたいものです。
ここからは、ほんとうに、夢のような稜線でした。
「真っ青な空に煌めく霧氷、美しいナイフリッジ、芸術的とも思えるさまざまな形の雪庇・・」
しんとした雪の里山は、こんなにもうつくしい世界を築き上げるのですね。
雪の力はすごいですね。無雪期ならウッとなるだけで、なんの感慨も湧かないようなヤブ山のヤセ尾根ですが。
一期一会の煌めく世界に足を踏み入れる瞬間のよろこびとためらい。
一歩足跡を刻むと、そこからは、山頂へと近づいていく高揚感でいっぱいになりました。
山頂直下のこの煌めく稜線でblackさん達とお会いできたのも、素敵な思い出になりました。
あそこですれ違うとは思いませんでした。山頂まで結構苦労しているはずだと思ってたもんで。
よりによって、本日の一番狭いところですれ違いましたね。
山頂に着いたのは、お昼を回っていましたが、景色に見とれていて、空腹を感じませんでした。
風を避けられて、眺めのいい場所を探してうろうろ。ここという場所が見つかりましたね。
そうでしたか。私はペコペコだったけど。
山日和さんは4度目のミノマタでしたっけ。初めて訪れたのは何年前でしょうか。
お聞きしましたが忘れてしまいました。記憶は、風景の先にあるものに呼びかけますね。
最初は10年ほど前かな?ミノマタは4度目です。
最後の急坂は、笑ってしまうほど足元が滑りました。転ばないように歩くのに必死でした。
あんな道でもどんどん下って行くんだから、足首はもう大丈夫でしょう。
残照を浴び、黄金色に輝く、霧氷に飾られた花房山は、
黄金色のお花で飾られた、気品に満ちたお姿でした。
美しい姿でしたね。私と行くと下山が遅いからこういう光景に出会えますね。
次は、上谷山、鏡山からミノマタを眺めようと思います。
早くも次ですか
山日和