【湖西】雪の大谷山(△813.9)

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アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

【湖西】雪の大谷山(△813.9)

投稿記事 by アオバ*ト »

【山行日】2020年12月27日(日)
【山域】湖西・大谷山(△813.9)
【天候】晴れ時々くもり
【メンバー】タイラ、アオバ*ト
【ルート】ピックランド駐車場7:15、石庭登山口ゲート7:50、
第一展望台11:00、第二展望台11:45、第三展望台12:20、
大谷山山頂12:45、カレンフェルトの丘13:20、尾根合流点14:00、
ゲート15:20、駐車場15:50

 冬型気圧配置がいったん緩んだ今年最後の日曜日、マキノの石庭集落の端から、
スノーシューをはいて、大谷山を目指しました。雪が積もったら、真っ先に気になる
マキノの大好きな山、大谷山。標高1,000mにも満たない里山ですが、雪が積もると、
山頂の真っ白なドームと琵琶湖の大絶景のセットが、絶叫せずにはいられません。
でも、果たして今日は山頂に届くだろうか、そんな気持ちで駐車場を後にしました。

 まだ薄暗いマキノピックランドの駐車場に着いたのは7時前。
一台だけ軽のバンが止まっていた。どうやら山ヤさんではなさそうだ。ヤッタ!いちばん乗りだ。
上機嫌で冬靴に足を入れてゲイターを巻く。メタセコイヤの並木道に出て振り返ると朝陽が登ってきた。
16093068631330(朝陽2).jpg
農業公園の中を通り、石庭の集落の端の登山口に向かう。集落の女性の方が庭先で声を掛けて下さる。
たくさん積もったけど、水分の多い濡れ雪で、ずいぶん解けてしまった。気をつけて。
それでも、シカ避け柵沿いの農道に出合うところで除雪は途切れて、早速スノーシューをはいた。
降雪後、暖かい日が何日か続いていたから、確かに雪のコンディションはあまり良いとは言えない。
農道の雪は目が粗くてザラメが凍ったようだった。これじゃ、山頂はやっぱり無理かなぁと、少し落胆する。
シカ避け柵のゲートは下部が雪に埋もれていた。雪が積もったらゲートが埋もれて開かなくなることをすっかり忘れていた。
でもランチ場設営用にスコップを持ってきていたので、雪かきして中に入れた。お寺の奥の尾根から上がることにならなくて良かった。
登山口付近のジメジメした植林帯は、雪が解けて地面が露出していたが、50mも歩かないうちに雪はなんとか繋がった。
やっぱりスノーシューは楽しい。山頂に届くかどうかわからないけど、白い雪をミシミシ踏んで無心に登る。
何よりも誰のトレースも無いっていうのがすばらしい。雪は50センチかそこらだろうか。掘割の道がまだはっきりと分かる。
だんだん雪質は良くなってきて、掘割の中ならそれほど沈まずとも歩ける。
掘割を歩いたり、埋もれながら掘割の上を歩いたり、ショートカットしたりして高度を上げていく。
登るにつれて樹林の合間から、雪化粧したマキノの町並みと朝陽に光る琵琶湖の湖面が見えた。湖北の山々は少しかすんでいた。

 標高680付近、尾根は広くなってイモジャ谷の源流とからみ合い、えもいわれぬ美しい地形を作り出す。
そしてやっと最初の展望台。距離にしたらまだ半分だけど、ここからが楽しい。
16093101336344(ブナ林1).jpg
嬉々として、たおやかにカーブを描く雪のブナの森をさまよう。
谷へ下って行くルートと分かれて第二展望台。
そしていちばん大絶景の第三展望台。見慣れた眺めなのに、やっぱり今日も絶叫せずにいられなかった。
16091564959952(琵琶湖).jpg
ここで店開きして、ゆっくり日向ぼっこしながらランチタイムしたい、もう頂上に行かなくたってかまわない、
そんな風に思えてしまうほど、極上の展望台だ。でも、こんなにすばらしいスノーシュー日和、次はいつやってくるかわからない。
写真を撮ってひと休みしたら、先へ進む。距離にしたらもう少しなのに、疲れて来たのか遠く感じる。
少しの間植林帯を潜り抜けるところで、右太腿が攣ってきてチンタラとしか登れなくなった。あとちょっとなのになぁ。
やっとこさ植林帯を抜け出ると、右手木々の枝の間から真っ白なドームが目に入ってきた。一瞬言葉を失ってしまった。
16091565946623(直下).jpg
今まででいちばんすごいかもしれない。登るにつれて、目の前いっぱいにドームが迫る。いったい写真をどう撮ったらいいのかわからなかった。
16091566907484(ドーム).jpg
ケモノの足跡も、風の痕跡も、雨の雫も、なんの穢れもない真っ白な雪のドーム。ただ、誰かがすぐ後ろに付いて来ているのがわかった。
このまま先頭で、真っ白な雪原を踏んで汚してしまうのを一瞬躊躇する。立ち止まって振り返る。
「踏む前に写真、どうぞ。」「大丈夫ですよ。僕たちは地元で、いつでも来れるから。」と返されて、ありがたくいちばん乗りで山頂標にタッチ。
16091567840215(山名標).jpg
ぐるりを眺めて、静かに感動に浸る。360度のパノラマ。マキノの町並みと琵琶湖が美し過ぎた。
一言二言、彼らと言葉を交わす。高島トレイルの整備をされていらっしゃるとのこと。雪が積もったので下見に来られたと。
下りはどちらからと聞かれて、このまま来た道帰りますと言うと、
「白庭平(正式名称よくわかりません、わたしはカレンフェルトの丘と呼んでました)から降りるのもいいですよと勧められて、
お二人が山頂ランチされているうちに先行させて頂いた。
16091569558567(小ピーク).jpg
貸し切り大雪原の雪稜。あきらめなくて良かったねと、タイラさんとしみじみと語り合う。
16091573203308(カレンフェルトの丘へ).jpg
 雪の時のカレンフェルトの丘は初めてだ。もちろんカレンフェルトも、道標も、道型もすっかり埋もれていた。
ここから下る小尾根は、ブナ林がとても美しい。沢に降りて渡渉してトラバースして乗越してまた下りて登って合流点。
雪の時は、この一連の作業が難しいような気がして、いままで使ったことがなかった。
整備のお二人は、わたしたちが下った登山道の小尾根よりひとつ西の広い尾根を下って来られたようで、
トラバースしているときに、早くも姿が見えた。
わたしたちが、モタモタしていると、道はもう少し上に付いていますよとアドバイスして下さった。 

 あとは、来た道を戻るだけだ。まだ2時だし、ゆっくり下ればいいのだけど、
今日はどうしても早く帰りたい理由があった。休みもそこそこに、半分滑りながら下る。
暖かいのはいいけど、スノーシューの歯が役に立たない残雪期の雪みたいだった。
今日は、もうこれ以上はないっていうくらいすばらしい光景に出会えた。
でも、ゆっくりランチもお茶会もできなかった。そのかわり、最後のご褒美。
帰り道、函館山の「鴫野」に寄って、おいしいお蕎麦を頂くことができました。
いつもは闇下のくせに、今日は闇下になりたくなかった理由はこれでした。

アオバ*ト
sato
記事: 417
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【湖西】雪の大谷山(△813.9)

投稿記事 by sato »

アオバトさま

こんにちは。
お久しぶりです。今さらのお話ですが、オフ会ではご挨拶しそびれすみませんでした。
日曜日は、純白の大谷山を味わわれてきたのですね。
わたしも、雪が積もると「山頂の真っ白なドームと琵琶湖の大絶景」を求めて出かけたくなります。
茜色に染まった朝の石庭(「いしば」って、いきなりは読めませんよね)の情景・・・
もこもこの雪ではなく、うっすらと積もった雪が、年の瀬の山村の朝の刹那の輝きを際だたせているように感じます。
うつくしい光景から旅が始まったのですね。

そうそう、シカ避け柵のゲート。雪が積もったら開けるのが大変です。
アオバトさんはいつもスコップでランチ場を設営しているのですか!?楽しんでいらっしゃいますね。

植林地帯をえっちらおっちらと登り、滑らかに白く輝く世界に踏み込んだ時のよろこび!
わたしは、この辺からまっすぐに進めなくなります(笑)。
第一展望台、第二展望台、第三展望台という名称があるのでしょうか。
認識していませんでしたが、第三展望台からの眺めには、絶叫はしませんが(笑)、
わたしもぽけっと見入ってしまいます。


山頂への最後の登りは、ためらいとときめきの至福のひと時ですね。
あまりにも美しい雪面を前にすると、足跡をつけるのを躊躇ってしまいますよね。
粟柄越から大谷山周辺にかけても夢のように美しい大雪原の稜線が続きますね。
ホワイトアウトになるとドキドキですが。

「白庭平」という呼び名はわたしも知りませんでした。「カレンフェルトの丘」も素敵です。「おか」という響きがこころを掴みます。
ここから下った、イモジャ谷源頭の情景も大好きです。四季折々、訪れる度、こころに沁みいる表情に出会えます。

豊かなお山の時間を過ごされ、さらにご褒美?
「鴫野」のおそばでしたか。わたしは頂いたことがありませんが、夫からも、地元の方々からも、美味しいと聞いています。
今津のそば粉を使っているのでしたっけ?

今、窓の外を眺めながら、コメントを書いているのですが、どんどんと積もっていく雪に、
最初はうれしかったのですが、そろそろ止んでくださいという気分です。
朝、雪かきをしたのですが、また、雪かきをしなければ。

マキノの山にまた是非いらしてください。ばったりお会いできるかなと楽しみにしております。
来年も、笑顔で豊かな山旅を重ねていけますようお祈りいたします。

sato
グー(伊勢山上住人)
記事: 2223
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
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Re: 【湖西】雪の大谷山(△813.9)

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

20201227-38.jpg


アオバ*トさん、こんにちは。
satoさんのあとに書き込むのは、ちょっと気後れしますが・・・・

アオバ*トさんにとって今年1年は充実したいい年だったのではないでしょうか?
来年の天井桟敷「桜を見る会」も期待してください。
(ルートは案内しますが「晴れ」だけはアオバ*トさんが持ってきてくださいね。)

【湖西】雪の大谷山(△813.9)

グーもナズナさんに案内してもらって行ったことがあります。

雪が積もったら、真っ先に気になるマキノの大好きな山、大谷山。
山頂の真っ白なドームと琵琶湖の大絶景のセットが、絶叫せずにはいられません。


ほほう! 三重県人のアオバ*トさんが真っ先に気になる山ですか。
御池は気になりませんか?

集落の女性の方が庭先で声を掛けて下さる。
たくさん積もったけど、水分の多い濡れ雪で、ずいぶん解けてしまった。気をつけて。


地元の方からのこういう声掛けはほっこりして嬉しいですね。

やっぱりスノーシューは楽しい。山頂に届くかどうかわからないけど、白い雪をミシミシ踏んで無心に登る。

スノーシューは楽しいですね。
山日和さんのスノー衆に参加するとまた世界が広がりますよ。
山日和さんにセッセと媚を売りましょう。

最初の展望台。第二展望台。大絶景の第三展望台。
見慣れた眺めなのに、やっぱり今日も絶叫せずにいられなかった。


う~ん。記憶に残っていません。別ルートだったのだろうか?
好展望は赤坂山から大谷山の間はズーっと感動して歩いていました。

登るにつれて、目の前いっぱいにドームが迫る。
ケモノの足跡も、風の痕跡も、雨の雫も、なんの穢れもない真っ白な雪のドーム。


感動の景色ですね。
グーの行った時は暴風の吹き荒れた日で、這って山頂に立ち、這って山頂から下りました。

今日は、もうこれ以上はないっていうくらいすばらしい光景に出会えた。

今冬は幸先のいいスタートが切れました。
残雪期までたくさんの素敵な雪山を楽しめるといいですね。


                    グー(伊勢山上住人)
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【湖西】雪の大谷山(△813.9)

投稿記事 by アオバ*ト »

   
 satoさん、こんばんは。(もう、じきに新しい年ですが)
レスありがとうございます。

>お久しぶりです。今さらのお話ですが、オフ会ではご挨拶しそびれすみませんでした。
こちらこそ、ごぶさたしています。オフ会では、たぶん私がお先に失礼してしまいました、すみません。


>日曜日は、純白の大谷山を味わわれてきたのですね。
わたしも、雪が積もると「山頂の真っ白なドームと琵琶湖の大絶景」を求めて出かけたくなります。

 雪が積もったら、何故か行きたくなるのはマキノなんです。


>茜色に染まった朝の石庭(「いしば」って、いきなりは読めませんよね)の情景・・・
もこもこの雪ではなく、うっすらと積もった雪が、年の瀬の山村の朝の刹那の輝きを際だたせているように感じます。
うつくしい光景から旅が始まったのですね。

最初にこの写真を貼った理由を、こんなにもわかって下さるなんて、とてもうれしいです。
satoさんて、私が自分の心の中でなんとなく感じていても、それを上手く言葉にできないことを、
なんてすてきな言葉で綴って下さるのでしょう。


>アオバトさんはいつもスコップでランチ場を設営しているのですか!?楽しんでいらっしゃいますね。
ランチの時、足が楽なように掘り炬燵のように、足置き場を掘るだけのものです。
テーブルや風よけまで作ったりはしないです。


>植林地帯をえっちらおっちらと登り、滑らかに白く輝く世界に踏み込んだ時のよろこび!
わたしは、この辺からまっすぐに進めなくなります(笑)。

私もまっすぐに進めなくなりますが、後ろからはルートを間違ってると思われて、
「そっちじゃないよ」とかよく言われます。(笑)


>第一展望台、第二展望台、第三展望台という名称があるのでしょうか。
いや、ないです。私が勝手に呼んでいるだけです。(笑)


>山頂への最後の登りは、ためらいとときめきの至福のひと時ですね。
あまりにも美しい雪面を前にすると、足跡をつけるのを躊躇ってしまいますよね。

ほんとうに、あまりに白くて、まん丸で神々しくて、自分の足で汚してしまってもいいのかと、ためらいます。


>「白庭平」という呼び名はわたしも知りませんでした。「カレンフェルトの丘」も素敵です。
 「白庭平」とおっしゃったのか、「白庭台」だったのか。どこかで「白石平」と聞いたこともあるような。
「白庭台」だったら、なんか住宅街の名前みたいですね。私としては、平と言うほども広くないし、「丘」がいいかなと。


>「おか」という響きがこころを掴みます。
それにしても、satoさんの言葉に対する感性って、すてき過ぎる~。

>ここから下った、イモジャ谷源頭の情景も大好きです。
四季折々、訪れる度、こころに沁みいる表情に出会えます。

私も大好きな場所です。グリーンシーズンは、いつもここでランチしていました。
小尾根の掘割の道もすてきですが、源流をそのまま登って行きたくもなりますよね。


>「鴫野」のおそばでしたか。わたしは頂いたことがありませんが、
夫からも、地元の方々からも、美味しいと聞いています。
今津のそば粉を使っているのでしたっけ?

地元産のそば粉のみを使用した二八蕎麦と、HPに書かれてあるので、おそらく今津町のそば畑で収穫されたのでしょう。


>今、窓の外を眺めながら、コメントを書いているのですが、どんどんと積もっていく雪に、
最初はうれしかったのですが、そろそろ止んでくださいという気分です。
朝、雪かきをしたのですが、また、雪かきをしなければ。

今も、satoさんのお家の周りでは、しんしんと雪が降り積もっているのでしょうね。
雪遊びするだけなら大歓迎の雪も、生活する身としたら、大変なことだろうと察します。
暮れのあわただしいときに、心のこもったコメント、ありがとうございました。
とてもうれしかったです。
雪かきも危険を伴いますよね。どうぞ気をつけて。


>マキノの山にまた是非いらしてください。ばったりお会いできるかなと楽しみにしております。
来年も、笑顔で豊かな山旅を重ねていけますようお祈りいたします。

今シーズンは、きっとたくさんマキノの山へ通うと思います。
どこかで、バッタリお会いできることを心より楽しみにしております。
来年も、どうぞよろしくお願いします。

 アオバ*ト
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【湖西】雪の大谷山(△813.9)

投稿記事 by アオバ*ト »

 グーさん、新年おめでとうございます。
きのう、滑り込みセーフでレス返ししようと思ったのですが、寝落ちしてしまいました。
こちらは、風が強いですが、ぽかぽかとても良いお天気です。
きっと、グーさんとこも、良いお天気でしょう。
大雪の日本海側とこんなにもお天気が違うのですね。

>アオバ*トさんにとって今年1年は充実したいい年だったのではないでしょうか?
来年の天井桟敷「桜を見る会」も期待してください。
(ルートは案内しますが「晴れ」だけはアオバ*トさんが持ってきてくださいね。)
うーん、そう言われれば、そうかもしれないです。
グーさんとナズナさんともご一緒できましたし、どこにも行かずに悶々としてたのは、5月の連休だけでしたし。
今年の桜の天井桟敷、楽しみにしてます。持ち物分担、プレッシャーですが~。

>グーもナズナさんに案内してもらって行ったことがあります。
ここを、ナズナさん知らないわけないですもんねぇ。

>ほほう! 三重県人のアオバ*トさんが真っ先に気になる山ですか。
御池は気になりませんか?

わたしは、スノーシューを始めたのが余呉トレイルクラブだったので、
なんか雪が降ったら、余呉とか高島に自然に足が向いてしまいます。
中でも、琵琶湖の眺めの美しい高島トレイルのマキノエリアがいちばん好きです。
 御池岳は、いろんな方の記録や写真を拝見して、すごく憧れています。
でも、私の足では辿り着いてもきっとすぐ帰って来なくちゃいけないだろうと思うので、
テント背負って行こうかなとか、やっぱり無理かなとか考えるばっかりで、今に至っています。

>地元の方からのこういう声掛けはほっこりして嬉しいですね。
そうですね、地元の方に声をかけて頂いたり、お話を伺うことができると、とてもうれしいです。

>スノーシューは楽しいですね。
山日和さんのスノー衆に参加するとまた世界が広がりますよ。
山日和さんにセッセと媚を売りましょう。

山日和さんのスノー衆は、最後にとんでもないアトラクションがあったりして、難易度高そうです~。

>う~ん。記憶に残っていません。別ルートだったのだろうか?
好展望は赤坂山から大谷山の間はズーっと感動して歩いていました。

石庭から登ると、最初の展望台の辺りから尾根が広がって、
イモジャ源流のほうに引き寄せられると、気が付かないこともあるかもしれないですね。
稜線はもう、すばらしいの一言ですね。

>グーの行った時は暴風の吹き荒れた日で、這って山頂に立ち、這って山頂から下りました。
ぜひぜひお天気の良い日に、ナズナさんとまたお出かけくださいな。

>今冬は幸先のいいスタートが切れました。
残雪期までたくさんの素敵な雪山を楽しめるといいですね。

そうですね。とっても楽しみです。
では、今年もどうぞよろしくお願いします。
16091701181190(光と影).jpg
 アオバ*ト
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【湖西】雪の大谷山(△813.9)

投稿記事 by 山日和 »

アオバ*トさん、こんばんは。

 冬型気圧配置がいったん緩んだ今年最後の日曜日、マキノの石庭集落の端から、
スノーシューをはいて、大谷山を目指しました。雪が積もったら、真っ先に気になる
マキノの大好きな山、大谷山。標高1,000mにも満たない里山ですが、雪が積もると、
山頂の真っ白なドームと琵琶湖の大絶景のセットが、絶叫せずにはいられません。
でも、果たして今日は山頂に届くだろうか、そんな気持ちで駐車場を後にしました。


この日は絶好のスノーシュー日和。あちこちでみなさん楽しまれたようですね。
実は私、雪の大谷山はまだ登ったことないんですよ。 :mrgreen:
赤坂山すら未踏です。

降雪後、暖かい日が何日か続いていたから、確かに雪のコンディションはあまり良いとは言えない。
農道の雪は目が粗くてザラメが凍ったようだった。これじゃ、山頂はやっぱり無理かなぁと、少し落胆する。


暖かい日が続けば融けた雪が締まって行くはずですけどね。早朝の冷え込みで沈み込みも少ないのでは?

シカ避け柵のゲートは下部が雪に埋もれていた。雪が積もったらゲートが埋もれて開かなくなることをすっかり忘れていた。
でもランチ場設営用にスコップを持ってきていたので、雪かきして中に入れた。お寺の奥の尾根から上がることにならなくて良かった。


なるほど、そういうことがあるんですね。しかし用意が良くてよかったですね。 :D

 標高680付近、尾根は広くなってイモジャ谷の源流とからみ合い、えもいわれぬ美しい地形を作り出す。
そしてやっと最初の展望台。距離にしたらまだ半分だけど、ここからが楽しい。
嬉々として、たおやかにカーブを描く雪のブナの森をさまよう。
谷へ下って行くルートと分かれて第二展望台。
そしていちばん大絶景の第三展望台。見慣れた眺めなのに、やっぱり今日も絶叫せずにいられなかった。


この道は一度だけ、15年ほど前に歩いただけですが、いい道だなあと思いました。
雪の時期の風景もまた格別なんでしょうねえ。

ここで店開きして、ゆっくり日向ぼっこしながらランチタイムしたい、もう頂上に行かなくたってかまわない、
そんな風に思えてしまうほど、極上の展望台だ。でも、こんなにすばらしいスノーシュー日和、次はいつやってくるかわからない。

気持ちはわかります。私もすぐに店開きしたくなります。 :lol:

今まででいちばんすごいかもしれない。登るにつれて、目の前いっぱいにドームが迫る。いったい写真をどう撮ったらいいのかわからなかった。
ケモノの足跡も、風の痕跡も、雨の雫も、なんの穢れもない真っ白な雪のドーム。


素晴らしいですね。雪の寒風に一度だけ登ったことがありますが、大谷山は確かに白いドームでした。

ぐるりを眺めて、静かに感動に浸る。360度のパノラマ。マキノの町並みと琵琶湖が美し過ぎた。

この景色があれば、他には何にも要りませんよね。
この日は風もなく、のんびりとこの風景を満喫できたのでは?

 雪の時のカレンフェルトの丘は初めてだ。もちろんカレンフェルトも、道標も、道型もすっかり埋もれていた。
ここから下る小尾根は、ブナ林がとても美しい。沢に降りて渡渉してトラバースして乗越してまた下りて登って合流点。
雪の時は、この一連の作業が難しいような気がして、いままで使ったことがなかった。


このあたり、どこをどう歩いても良さそうな、魅力的な地形ですね。
雪があれば道にこだわる必要もないし。
 
帰り道、函館山の「鴫野」に寄って、おいしいお蕎麦を頂くことができました。
いつもは闇下のくせに、今日は闇下になりたくなかった理由はこれでした。


いつも闇下なんですか?
回避するためには、下山後の予定を入れとく方がいいですね。 :mrgreen:

                    山日和
アオバ*ト
記事: 283
登録日時: 2019年9月23日(月) 08:40

Re: 【湖西】雪の大谷山(△813.9)

投稿記事 by アオバ*ト »

 山日和さん、こんばんは。
レスありがとうございます。

>実は私、雪の大谷山はまだ登ったことないんですよ。
赤坂山すら未踏です。

山日和さんでも、登ったことない山あるんですねと思う反面、
山日和さんのシブ~い山の趣味から推察させて頂くと、それほど驚かないです。
赤坂山で琵琶湖を眺める山日和さんは、あまり想像できないかもです。(笑)
でも、大谷山も、赤坂山も、人さえいなければ、足跡さえなければ、
なかなかいい山ではないかと思います。
あ、道があるのがいけないんでしたね。(笑)
積雪期の大谷山は登ってくる人少ないみたいですよ。
わたしでもいちばん乗りできたくらいですから。

>暖かい日が続けば融けた雪が締まって行くはずですけどね。早朝の冷え込みで沈み込みも少ないのでは?
農道の雪は表面がクラストしてて中がスカスカでした。でも、登るにつれて、雪質変わって、けっこう歩き易かったです。

>なるほど、そういうことがあるんですね。しかし用意が良くてよかったですね。
はい~、スコップ持ってて良かったです~。
でも、こんなに降り続いたら、もうこの柵のゲートからは入れないかもしれないですね。


>この道は一度だけ、15年ほど前に歩いただけですが、いい道だなあと思いました。
雪の時期の風景もまた格別なんでしょうねえ。
16095738048470(690イモジャ源流).jpg
標高690辺りで出合うイモジャ谷源流はこんな感じです。写真はあまりパッとしませんが、
実際はもっといい感じです。

わたしは、標高730の分岐点から、グリーンシーズンはカレンフェルトの丘に上がる古道を、
雪の時はこの展望コースを上がるのですが、どちらも味わい深いです。
ここも近江坂のひとつなのですよね。ところどころ掘割の道が残っていますね。
16095739996872(掘割の道).jpg
この写真は、もう少し標高の低いところですが。

>気持ちはわかります。私もすぐに店開きしたくなります。
ここ、マジで極上のランチ場です。

>素晴らしいですね。雪の寒風に一度だけ登ったことがありますが、大谷山は確かに白いドームでした。
はい、とてもすばらしいですが、あまりに他のものが何も無さ過ぎて、不思議な感じがしました。
写真を撮っても絵になってないですね。

>この景色があれば、他には何にも要りませんよね。
この日は風もなく、のんびりとこの風景を満喫できたのでは?
16095548939790(山頂より).jpg
そうですね。何も要らない!もっとこの風景を眺めていたい!と思ったんですが、
鴫野のお蕎麦も捨てがたかったです。

>このあたり、どこをどう歩いても良さそうな、魅力的な地形ですね。
satoさんも、ここお気に入りだそうですね。ここは、いちめん緑になる頃も大好きです。
(カレンフェルトの丘から小尾根を下ってイモジャ源流に降りるところ、標高700辺り)

>雪があれば道にこだわる必要もないし。
いや~、言われてみれば、ほんとにそうですね。

>いつも闇下なんですか?
いつでもってわけじゃないですけどね、ここにレポアップする山行の時は、闇下とか闇下寸前とか多かったですね。

>回避するためには、下山後の予定を入れとく方がいいですね。
あはは、それはいい考えです~。

 アオバ*ト

 
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