【湖北】八草トンネルから雪の八草峠へ初見参
Posted: 2020年12月28日(月) 14:34
【日付】2020年12月23日(水)
【山域】湖北/八草峠
【ルート】八草トンネル西口~県境尾根・816~八草峠~旧国道~co550ヘアピン~北西支尾根~R303
【天候】雨のち曇り~薄日
【メンバー】単独
雪が残っている間に「山納め」しとこ!
アクセスが簡単な土蔵岳か八草峠へと、木之本からトンネル西口へ。国道両サイドには除雪した雪が数十㎝。なんと、杉野の人家辺りから降り出した雨がいっそう強くなってきた。一気にモチベーションがダウン。
旧道に車を停め、地図を広げて目標選定。雨は上がったが、8時前だ。もう土蔵岳までは無理だろう…と八草峠にロックオン。
旧国道は下りに使うことにし、スノーシューを履いていざ出陣。 左に入って登谷との間の尾根を登る。いつものことながら出だしの急斜面に辟易しながら尾根芯に。植林のスギが多いが上部はミズナラやブナの林。足元の小うるさい雑木は、散り残った枯葉はシロモジに似ている。
尾根が広がると雑木のヤブと倒木を避けるミニルーファイが必要。ガシガシと進む体力はない。数十㎝から1m以上の積雪。急斜面はエイっ!と気合を入れて雪を踏み固めながら一歩づつ突破する。この歳でソロのラッセルは堪えるなあ…。 なんとか県境稜線の・816ピーク。3時間以上もかかった。雪が載ったモンスター杉が林立。時々顔を出す日溜まりを探してランチにする。
県境尾根を南下すれば八草峠へ出られる。ちょうど12時にランチを終え、後半戦スタート。実を言えば、今日が「筆おろし」の新品ストックが壊れてしまった。残る1本杖で未踏の県境尾根を回り込み日暮れまでに下山できるのか、考えると不安になる。突入か、リターンか? いつもの葛藤の末、足は峠へ向いている。
・816ピークからの尾根分岐に古い赤テープを見つけると、やはりホッとする。それまで目印など人工物は皆無だったのでなおさらだ。なにかストックの替わりに…と足元を見ると雪の上に格好のサイズの倒木が! 神か仏か幻か、日頃の不信心を反省し手に取る。
八草峠(740m)直前の・807ピークまで稜線の標高は800m前後で、小さいとはいえアップダウンの繰り返し。植林帯になると、頭上からの雪爆弾が気になる。まともに食らえば首が危ない! やっと晴れ間が出てきたというのに、奥美濃の雪山を堪能する余裕も無く、峠近くの旧国道に降り立ったのは15時前になってしまった。
ここからが長そうだ。重い雪を敷き詰めた旧国道をひたすら歩く。降りたての軽い雪なら…、いっそ締まった雪面なら…、などと愚痴りながら攣り始めた足を騙し騙し、曲がりくねった道を進む。
今日もまた、赤みを増す太陽との競走だ。日の裏林道との分岐の次のヘアピンから北西に延びる尾根にショートカット。 心配無用の広い植林の尾根。現れた単独先行者の壺足のトレースが導いてくれる。その足跡もやがて左へ消えて行ったが、そのまま尾根芯を下る。
街路照明に照らされたR303が目に入る。しかし、その手前に雪崩防止の鉄柵が立ち塞がる。柵から道路までは10mほどあり、ここは降りられない。柵の内側を反対側まで移動して、橋の横の斜面を滑り降りて国道に着地。17時半、すっかり暗い。久し振りの闇下だ。 そんなにロングルートでもないのに、想定外に時間がかかった。(歳のせいなんだろうけど)、重い残雪のせいにしておこう。
~2020年も無事に終えられてありがたや~/びわ爺
【山域】湖北/八草峠
【ルート】八草トンネル西口~県境尾根・816~八草峠~旧国道~co550ヘアピン~北西支尾根~R303
【天候】雨のち曇り~薄日
【メンバー】単独
雪が残っている間に「山納め」しとこ!
アクセスが簡単な土蔵岳か八草峠へと、木之本からトンネル西口へ。国道両サイドには除雪した雪が数十㎝。なんと、杉野の人家辺りから降り出した雨がいっそう強くなってきた。一気にモチベーションがダウン。
旧道に車を停め、地図を広げて目標選定。雨は上がったが、8時前だ。もう土蔵岳までは無理だろう…と八草峠にロックオン。
旧国道は下りに使うことにし、スノーシューを履いていざ出陣。 左に入って登谷との間の尾根を登る。いつものことながら出だしの急斜面に辟易しながら尾根芯に。植林のスギが多いが上部はミズナラやブナの林。足元の小うるさい雑木は、散り残った枯葉はシロモジに似ている。
尾根が広がると雑木のヤブと倒木を避けるミニルーファイが必要。ガシガシと進む体力はない。数十㎝から1m以上の積雪。急斜面はエイっ!と気合を入れて雪を踏み固めながら一歩づつ突破する。この歳でソロのラッセルは堪えるなあ…。 なんとか県境稜線の・816ピーク。3時間以上もかかった。雪が載ったモンスター杉が林立。時々顔を出す日溜まりを探してランチにする。
県境尾根を南下すれば八草峠へ出られる。ちょうど12時にランチを終え、後半戦スタート。実を言えば、今日が「筆おろし」の新品ストックが壊れてしまった。残る1本杖で未踏の県境尾根を回り込み日暮れまでに下山できるのか、考えると不安になる。突入か、リターンか? いつもの葛藤の末、足は峠へ向いている。
・816ピークからの尾根分岐に古い赤テープを見つけると、やはりホッとする。それまで目印など人工物は皆無だったのでなおさらだ。なにかストックの替わりに…と足元を見ると雪の上に格好のサイズの倒木が! 神か仏か幻か、日頃の不信心を反省し手に取る。
八草峠(740m)直前の・807ピークまで稜線の標高は800m前後で、小さいとはいえアップダウンの繰り返し。植林帯になると、頭上からの雪爆弾が気になる。まともに食らえば首が危ない! やっと晴れ間が出てきたというのに、奥美濃の雪山を堪能する余裕も無く、峠近くの旧国道に降り立ったのは15時前になってしまった。
ここからが長そうだ。重い雪を敷き詰めた旧国道をひたすら歩く。降りたての軽い雪なら…、いっそ締まった雪面なら…、などと愚痴りながら攣り始めた足を騙し騙し、曲がりくねった道を進む。
今日もまた、赤みを増す太陽との競走だ。日の裏林道との分岐の次のヘアピンから北西に延びる尾根にショートカット。 心配無用の広い植林の尾根。現れた単独先行者の壺足のトレースが導いてくれる。その足跡もやがて左へ消えて行ったが、そのまま尾根芯を下る。
街路照明に照らされたR303が目に入る。しかし、その手前に雪崩防止の鉄柵が立ち塞がる。柵から道路までは10mほどあり、ここは降りられない。柵の内側を反対側まで移動して、橋の横の斜面を滑り降りて国道に着地。17時半、すっかり暗い。久し振りの闇下だ。 そんなにロングルートでもないのに、想定外に時間がかかった。(歳のせいなんだろうけど)、重い残雪のせいにしておこう。
~2020年も無事に終えられてありがたや~/びわ爺