【越美国境】金ヶ丸谷源流から三周ヶ岳

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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【越美国境】金ヶ丸谷源流から三周ヶ岳

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2020年11月22日(日)
【山 域】越美国境 三周ヶ岳周辺
【天 候】晴れ時々曇り
【コース】夜叉ヶ池登山口7:15---10:00 P1144m---10:40金ヶ丸谷12:35---13:35三周ヶ岳13:55---
     14:45夜叉ヶ池15:00---16:05登山口

 紅葉シーズンが終わったせいか、まだ時間が早いのか、登山口の駐車場には車の影はなかった。
出発の準備をしていると1台の車がやってきた。この時間から登るのなら三周ヶ岳まで行くのだろう。
こちらも最終目的「地」は同じだが、目的が違う。
 大カツラの裏側から急斜面に取り付いた。浮き石が多く、いつもと違って石を落とすと駐車場の車を直撃
する恐れがあるので、細心の注意を払いながら静かに足を踏み出して行った。ある意味、ここが本日最大の
核心部だったかもしれない。

 この尾根は、やぶこぎネットが誇るヤブコギストのokuちゃん推奨のルートだ。なるほど、ヤブも薄く、歩
くのになんの支障もない。以前から話を聞いていて、いつかは辿ろうと思っていた尾根だが、SHIGEKIさんに
先を越されてしまった。
 しばらく登ると雑木林がブナ林に変わった。振り返ると上谷山から手倉山への山稜が朝日に輝いている。
越美国境稜線越しの太陽がようやく姿を現わし始めた。
 okuちゃんの話の通り、ブナ林の中にはしっかりした踏み跡が続いている。この尾根にはコンクリート製の
国有林の境界標石がある。この踏み跡は標石を設置した時の名残なのだろう。

PB220005_1.JPG

 いつの間にか、岩谷キャンプ場からの尾根に合流していた。左の斜面を見ると、大きなトチが何本も立つ緩
やかな谷状の地形がある。ここは2年前、わしたかさんと雪の三周を登った後、滑り降りたところだ。
広大な緩斜面に何本もの巨木が立つ、実にいい場所だった。


PB220021_1.JPG

 ここから越美国境稜線の1144mピークまでは勝手知ったる尾根なのだが、雪のない時に歩いたことはない。
ヤセ尾根の尾根芯には潅木がはびこって歩けないので、左側斜面の獣道を利用する。
ここでまだ新しそうな手拭いを拾った。okuちゃんのものか、はたまた最近後追いしたSHIGEKIさんのものか。
いずれかの可能性が高いので、一応回収しておいた。(その後、SHIGEKIさんのものと判明した)

PB220068_1.JPG

 積雪期には雪のドームとなる1144mピークは潅木の中。気持ちのいい山頂の片鱗すら窺うことがことができ
ない。潅木越しに三周ヶ岳の巨体が横たわる。今日は国境稜線を辿るのではなく、一旦金ヶ丸谷へ下って源頭を
遡ろうというのが大きな目的である。
 金ヶ丸谷の滝場を避けるために少し国境稜線を進み、適当なところから谷に飛び込んだ。目論見通り、滝も
なんにもない、溝のような谷だ。ちょっと急な登山道といった印象で、ヤブを漕いで尾根を下るよりはるかに
効率がいい。3mほどの滝が出てきたところで左手の斜面へトラバース。このあたりまで来ると、尾根の斜面に
もほとんどヤブはなく、好きなところを歩くことができる。


PB220136_1.JPG
PB220130_1.JPG

 ほどなく金ヶ丸谷の本流に到着。谷は大きく開け、まわりには豊かなブナ林が広がる。まさにパラダイスだ。
金ヶ丸谷は2度遡行している。テント泊を要する長い谷だが、原生の森に包まれ、ゆったりと蛇行しながら流れ
る、奥美濃を代表する名溪である。
22年前に初めて遡行した時は、このパラダイスの印象が残っていない。もっとヤブっぽかったのかもしれない。
11年前の2回目は、時間が押して余裕がなかったのか。
今日はたっぷり時間がある。まだ11時にもなっていないが、ここでランチタイムにする以外の選択肢はない。
無雪期の三周ヶ岳の山頂は、はっきり言って面白い場所ではないし、今日は風も強い。風もなく、ぽかぽかと
暖かいこのブナと清流の別天地で時間を費やすのは当然のことである。
ビールとメシの後は体が重いのはわかっているが、山頂までは標高差300m足らず。1時間も頑張れば着くだろう。
しかしこんな場所が山頂まで1時間ばかりのところにあるというのは驚きである。


PB220110_1.JPG

 豊かな時間を堪能して源流を目指す。念のため渓流シューズも持って来たが、登山靴でも十分歩ける谷だ。
心配のタネは稜線の登山道手前のヤブのみである。
 国境JPへ向かう谷のひとつ手前の谷へ入り、高度を上げて行く。小さな滝が出てきたところで斜面に逃げて、
ひたすら上を目指す。幸いなことに、ほとんどヤブはなかった。最後にササをひと泳ぎすれば登山道だ。
高速道路とまではいかないが、県道レベルの歩きやすさだろう。ここまで来て三周ヶ岳の山頂を踏まなければ、
その方がオシャレかもしれないが、とりあえず踏んでおこう。

PB220160_1.JPG

 何度となく訪れた三周ヶ岳の山頂。積雪期なら毎回新鮮な感動を与えてくれるのだが、潅木に囲まれた今は
どうということもない。
 夜叉ヶ池への道は、踏み跡はハッキリしているものの、ササが被っている箇所も多く、手を使わずに歩くこ
とは不可能だ。跳ねたササが目を直撃して一瞬ウっとなる。当たる瞬間にちゃんと目を閉じているのだから、
人間の反射神経は素晴らしい。
 ササの背の低いところでは胸のすくような展望が得られる縦走路だ。見渡す山並みはすべて葉を落としたブ
ナで、曇り空の下の霧氷を見るようなグレーの樹林が延々と続いている。

パノラマ2_1_1.jpg

 午後3時ともなると、池のまわりに人影はなかった。
ここしばらくは積雪期しか訪れていなかったので、池の水面を見るのは11年振りだ。
木道で整備され、管理された池には、夜叉ヶ池が本来持つ幽邃さは感じられない。
ここから登山口までは1時間ばかり。ブナの尾根と美しい谷を楽しみながら、のんびり下ろう。


                   山日和
SHIGEKI
記事: 1031
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【越美国境】金ヶ丸谷源流から三周ヶ岳

投稿記事 by SHIGEKI »

山日和さん こんばんは。


【日 付】2020年11月22日(日)
【山 域】越美国境 三周ヶ岳周辺
【天 候】晴れ時々曇り
【コース】夜叉ヶ池登山口7:15---10:00 P1144m---10:40金ヶ丸谷12:35---13:35三周ヶ岳13:55---
     14:45夜叉ヶ池15:00---16:05登山口
20201106-20201106_160113.jpg
サスガッスね~ 三周ヶ岳をしっかり捉えられてます。


 大カツラの裏側から急斜面に取り付いた。浮き石が多く、いつもと違って石を落とすと駐車場の車を直撃
する恐れがあるので、細心の注意を払いながら静かに足を踏み出して行った。ある意味、ここが本日最大の
核心部だったかもしれない。

その後の薄いとは言え、ヤブは気になりませんでしたか~


 この尾根は、やぶこぎネットが誇るヤブコギストのokuちゃん推奨のルートだ。なるほど、ヤブも薄く、歩
くのになんの支障もない。

実は不肖S、去年もヤブオフでokuちゃんと話してこのルート辿ろうとしました。

12月で雪もなく楽勝のつもりが、林道封鎖で1時間余り林道歩きを余儀なくされ、夜叉往復としたのでした。

氷の池に足跡でハートを書いて帰ってきたのでした。

で、今年は11月初めに歩きましたが、薄いのは判っているのですが、延々続くこの薄いヤブにはチト嫌気がさしました。

『歩くのになんの支障もない。』って流石ヤブコギの導師様ですわ。 


以前から話を聞いていて、いつかは辿ろうと思っていた尾根だが、SHIGEKIさんに
先を越されてしまった。

まさか、導師様の先を何て恐れ多い、せめて半分位は後追いしたいと思ってます。 :mrgreen:


 okuちゃんの話の通り、ブナ林の中にはしっかりした踏み跡が続いている。

やっぱ、okuちゃんの登山道レベルの踏み跡と山日和さんのそれは同類ですね~

しっかりした踏み跡は、ほんの少しでヤブに消えたようにも感じましたが・・・

いつの間にか、岩谷キャンプ場からの尾根に合流していた。左の斜面を見ると、大きなトチが何本も立つ緩
やかな谷状の地形がある。ここは2年前、わしたかさんと雪の三周を登った後、滑り降りたところだ。
広大な緩斜面に何本もの巨木が立つ、実にいい場所だった。
20201106-PB061141.jpg
これこれ!!この冬の目標とさせて頂きます~


 ここから越美国境稜線の1144mピークまでは勝手知ったる尾根なのだが、雪のない時に歩いたことはない。
ヤセ尾根の尾根芯には潅木がはびこって歩けないので、左側斜面の獣道を利用する

そうなんですよね。鈴鹿などでは尾根芯は歩けるはずが、ここは放射状に枝が茂っているのですね。

これが鬱陶しい。確かに左側に逃げるのが多かったですね。okuちゃんの言う通り。


ここでまだ新しそうな手拭いを拾った。okuちゃんのものか、はたまた最近後追いしたSHIGEKIさんのものか。
いずれかの可能性が高いので、一応回収しておいた。(その後、SHIGEKIさんのものと判明した)

我が菩提寺で毎年頂いているものです。毎回山へは5枚位持参愛用しています。

ありがとうございます。


積雪期には雪のドームとなる1144mピークは潅木の中。気持ちのいい山頂の片鱗すら窺うことがことができ
ない。潅木越しに三周ヶ岳の巨体が横たわる。

そうそう、ピークまで来て このヤブか~ と右手の凹地で一服しました。

 金ヶ丸谷の滝場を避けるために少し国境稜線を進み、適当なところから谷に飛び込んだ。目論見通り、滝も
なんにもない、溝のような谷だ。ちょっと急な登山道といった印象で、ヤブを漕いで尾根を下るよりはるかに
効率がいい。3mほどの滝が出てきたところで左手の斜面へトラバース。このあたりまで来ると、尾根の斜面に
もほとんどヤブはなく、好きなところを歩くことができる。

不肖Sはひとつ手前の谷を降ったようです。

その右岸尾根はさもゆったり歩けるような地形でしたが、左の谷へ降りるしかなかったです。

ほどなく金ヶ丸谷の本流に到着。谷は大きく開け、まわりには豊かなブナ林が広がる。まさにパラダイスだ。

ホンマ 嬉しかったですね~

テン泊装備でこなかったことを悔やみました。

源流泊の下見でした。
20201106-20201106_125555.jpg
豊かな時間を堪能して源流を目指す。念のため渓流シューズも持って来たが、登山靴でも十分歩ける谷だ。
心配のタネは稜線の登山道手前のヤブのみである。

不肖Sは、ラバーの渓流靴で歩き通しました。

 国境JPへ向かう谷のひとつ手前の谷へ入り、高度を上げて行く。小さな滝が出てきたところで斜面に逃げて、
ひたすら上を目指す。幸いなことに、ほとんどヤブはなかった。最後にササをひと泳ぎすれば登山道だ。

FBのルート拝見しました。不肖Sが夜中に辿ったルートもたぶんここだったと思います。

高速道路とまではいかないが、県道レベルの歩きやすさだろう。ここまで来て三周ヶ岳の山頂を踏まなければ、
その方がオシャレかもしれないが、とりあえず踏んでおこう。

不肖Sの場合、オシャレと言うか山頂を気にしないと言いながら、たんにへたばってるだけだったりします。

何度となく訪れた三周ヶ岳の山頂。積雪期なら毎回新鮮な感動を与えてくれるのだが、潅木に囲まれた今は
どうということもない。

この冬の積雪は期待できそうですね。


午後3時ともなると、池のまわりに人影はなかった。
ここしばらくは積雪期しか訪れていなかったので、池の水面を見るのは11年振りだ。
木道で整備され、管理された池には、夜叉ヶ池が本来持つ幽邃さは感じられない。
ここから登山口までは1時間ばかり。ブナの尾根と美しい谷を楽しみながら、のんびり下ろう。

まさしく、口ベタな不肖Sが言った時の気持ちをマンマ代弁して頂きました。

それにしても、最近ますます筆の滑りがお見事ですね~

        SHIGEKI
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【越美国境】金ヶ丸谷源流から三周ヶ岳

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん こんばんは

  この尾根は、やぶこぎネットが誇るヤブコギストのokuちゃん推奨のルートだ。
  なるほど、ヤブも薄く、歩くのになんの支障もない。


例のルートですね。
okuさん推奨はわかるんだけど、歩くのになんの支障もないってホンマでっか。
SHIGEKIさんの印象とえらい違うみたいやけど。

  ここから越美国境稜線の1144mピークまでは勝手知ったる尾根なのだが、
  雪のない時に歩いたことはない。


ワシは勝手知ったるとまではいかないが、冬専は同じく。

  ヤセ尾根の尾根芯には潅木がはびこって歩けないので、左側斜面の獣道を利用する。
  ここでまだ新しそうな手拭いを拾った。
  okuちゃんのものか、はたまた最近後追いしたSHIGEKIさんのものか。
  いずれかの可能性が高いので、一応回収しておいた。
  (その後、SHIGEKIさんのものと判明した)


ヤブメンが落とし物をしても、他のヤブメンの誰かが拾ってくれますなあ。

  積雪期には雪のドームとなる1144mピークは潅木の中。
  気持ちのいい山頂の片鱗すら窺うことがことができない。


何度もランチ場所でお世話になった1144mPですが、
無雪期は「ここが? ムムムム!」ですか。

  潅木越しに三周ヶ岳の巨体が横たわる。
  今日は国境稜線を辿るのではなく、
  一旦金ヶ丸谷へ下って源頭を遡ろうというのが大きな目的である。


なるほど、目の付けどころはさすが山日和さん。

  ほどなく金ヶ丸谷の本流に到着。
  谷は大きく開け、まわりには豊かなブナ林が広がる。まさにパラダイスだ。


昔、金ヶ丸谷遡行でテン泊したあたりですか?

  金ヶ丸谷は2度遡行している。
  テント泊を要する長い谷だが、原生の森に包まれ、
  ゆったりと蛇行しながら流れる、奥美濃を代表する名溪である。
  22年前に初めて遡行した時は、このパラダイスの印象が残っていない。
  もっとヤブっぽかったのかもしれない。


狭い谷に延々と引き回されていたポリテープ回収の印象が強烈に残ってます。

  心配のタネは稜線の登山道手前のヤブのみである。
  国境JPへ向かう谷のひとつ手前の谷へ入り、高度を上げて行く。
  小さな滝が出てきたところで斜面に逃げて、ひたすら上を目指す。
  幸いなことに、ほとんどヤブはなかった。最後にササをひと泳ぎすれば登山道だ。


昔登った谷筋よりも北寄りの(三周山頂寄りの)谷を登ったんですね。

  ここまで来て三周ヶ岳の山頂を踏まなければ、
  その方がオシャレかもしれないが、とりあえず踏んでおこう。


ここまで来て三周ヶ岳山頂を踏まないと、「アホちゃうか」って言われまっせ。
近場のいつでも行ける山頂と話が違うからね。 :mrgreen:

  何度となく訪れた三周ヶ岳の山頂。
  積雪期なら毎回新鮮な感動を与えてくれるのだが、
  潅木に囲まれた今はどうということもない。


刺激が足りないと、もっと薬を、ヤクをくれえ……て、なるんやな。

  午後3時ともなると、池のまわりに人影はなかった。
  ここしばらくは積雪期しか訪れていなかったので、池の水面を見るのは11年振りだ。
  木道で整備され、管理された池には、夜叉ヶ池が本来持つ幽邃さは感じられない。


あっちもこっちも、あっけらかんと明るみにさらされて行きます。
保護という名の開発?

  ここから登山口までは1時間ばかり。
  ブナの尾根と美しい谷を楽しみながら、のんびり下ろう。


あとは、風呂は杣山まで行かずに、帰宅方向で敦賀リラポートかな。
お疲れさまでした。

ちょっと話しは変わりますが、
ご存知かもしれませんが、
道の駅「越前おおの荒島の郷」は2021年4月22日開駅予定だそうです。
どうやら巨大な駅になるみたい。
https://urala.today/98776/
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1181585
https://www.city.ono.fukui.jp/kurashi/d ... setsu.html

よい山旅を!
               洞吹(どうすい)
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【越美国境】金ヶ丸谷源流から三周ヶ岳

投稿記事 by 山日和 »

SHIGEKIさん、どうもです。

サスガッスね~ 三周ヶ岳をしっかり捉えられてます。

まあ、稜線に出てから10分もかからんし :lol:

その後の薄いとは言え、ヤブは気になりませんでしたか~

ちょっとしたヤブ漕ぎを楽しむ程度だと思いましたが :mrgreen:

実は不肖S、去年もヤブオフでokuちゃんと話してこのルート辿ろうとしました。

12月で雪もなく楽勝のつもりが、林道封鎖で1時間余り林道歩きを余儀なくされ、夜叉往復としたのでした。

氷の池に足跡でハートを書いて帰ってきたのでした。


で、今年は11月初めに歩きましたが、薄いのは判っているのですが、延々続くこの薄いヤブにはチト嫌気がさしました。

『歩くのになんの支障もない。』って流石ヤブコギの導師様ですわ。 

延々と続いた記憶がないんだけど・・・ :mrgreen:

>okuちゃんの話の通り、ブナ林の中にはしっかりした踏み跡が続いている。

やっぱ、okuちゃんの登山道レベルの踏み跡と山日和さんのそれは同類ですね~

しっかりした踏み跡は、ほんの少しでヤブに消えたようにも感じましたが・・・


okuちゃんと一緒にしたらあきません。彼の高速道路は獣道ですから。 :lol:

PB220034_1.JPG

>いつの間にか、岩谷キャンプ場からの尾根に合流していた。左の斜面を見ると、大きなトチが何本も立つ緩
やかな谷状の地形がある。ここは2年前、わしたかさんと雪の三周を登った後、滑り降りたところだ。
広大な緩斜面に何本もの巨木が立つ、実にいい場所だった。

これこれ!!この冬の目標とさせて頂きます~


積雪期はこんな感じ
積雪期はこんな感じ

ブナ林で言えば、こっちの尾根の方が格段にいいと思います。最下部の植林が惜しい。

>ヤセ尾根の尾根芯には潅木がはびこって歩けないので、左側斜面の獣道を利用する

そうなんですよね。鈴鹿などでは尾根芯は歩けるはずが、ここは放射状に枝が茂っているのですね。

これが鬱陶しい。確かに左側に逃げるのが多かったですね。okuちゃんの言う通り。

なぜか、大抵の場合登り方向に向かって尾根芯の左側に獣道がありますね。

PB220060_1.JPG

>ここでまだ新しそうな手拭いを拾った。okuちゃんのものか、はたまた最近後追いしたSHIGEKIさんのものか。
いずれかの可能性が高いので、一応回収しておいた。(その後、SHIGEKIさんのものと判明した)

我が菩提寺で毎年頂いているものです。毎回山へは5枚位持参愛用しています。

ありがとうございます。


拾っておいてよかったですわ。1割頂きます。 :mrgreen:

>積雪期には雪のドームとなる1144mピークは潅木の中。気持ちのいい山頂の片鱗すら窺うことがことができ
ない。潅木越しに三周ヶ岳の巨体が横たわる。

そうそう、ピークまで来て このヤブか~ と右手の凹地で一服しました。


ここでスカッとした展望が得られるか、美しいブナ林の中かだといいんですけどねえ。 :oops:

PB220100_1.JPG

不肖Sはひとつ手前の谷を降ったようです。

その右岸尾根はさもゆったり歩けるような地形でしたが、左の谷へ降りるしかなかったです。


下から見た感じでは、その谷の方がよかったかも。

>ほどなく金ヶ丸谷の本流に到着。谷は大きく開け、まわりには豊かなブナ林が広がる。まさにパラダイスだ。

ホンマ 嬉しかったですね~

テン泊装備でこなかったことを悔やみました。


ここで泊まったら、さぞいい夢を見られることでしょう。 :lol:

PB220129_1.JPG

FBのルート拝見しました。不肖Sが夜中に辿ったルートもたぶんここだったと思います。

「夜中に辿った」ってのがいいですね~ :D

不肖Sの場合、オシャレと言うか山頂を気にしないと言いながら、たんにへたばってるだけだったりします。

初めての山頂なら執念も出るでしょうけどねえ。

この冬の積雪は期待できそうですね。

いや、ホンマにそう願いたいものです。

まさしく、口ベタな不肖Sが言った時の気持ちをマンマ代弁して頂きました。

それにしても、最近ますます筆の滑りがお見事ですね~


「口ベタ」!! どの口が言ってます?  :mrgreen:

                       山日和
アバター
山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【越美国境】金ヶ丸谷源流から三周ヶ岳

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、どうもです。最近お見限りですね。

例のルートですね。
okuさん推奨はわかるんだけど、歩くのになんの支障もないってホンマでっか。
SHIGEKIさんの印象とえらい違うみたいやけど。


ホンマです。ヤブ漕ぎの範疇には入らないと思いますが。 :lol:

>ここから越美国境稜線の1144mピークまでは勝手知ったる尾根なのだが、
  雪のない時に歩いたことはない。

ワシは勝手知ったるとまではいかないが、冬専は同じく。

取付きから少し登ったところで「温泉は何時からや?」ってな会話をしたのを思い出します。 :mrgreen:

年賀状にもなった積雪期のP1144手前の尾根
年賀状にもなった積雪期のP1144手前の尾根

ヤブメンが落とし物をしても、他のヤブメンの誰かが拾ってくれますなあ。

そうそう。グーさんに帽子を、兔夢ちゃんにスリングを回収してもらいました。 :D

何度もランチ場所でお世話になった1144mPですが、
無雪期は「ここが? ムムムム!」ですか。


積雪期には好展望の実にいいピークなんだけどねえ。

>潅木越しに三周ヶ岳の巨体が横たわる。
 今日は国境稜線を辿るのではなく、一旦金ヶ丸谷へ下って源頭を遡ろうというのが大きな目的である。

なるほど、目の付けどころはさすが山日和さん。


シャープでしょ。って、okuちゃんのパクリですが。 :lol:

>ほどなく金ヶ丸谷の本流に到着。
 谷は大きく開け、まわりには豊かなブナ林が広がる。まさにパラダイスだ。

昔、金ヶ丸谷遡行でテン泊したあたりですか?

テン泊したのはもう少し下流だったと思います。時間もあり、結構狭い場所に仕方なくツェルトを張った記憶が・・・
こんなにいいところがあれば当然ここで泊ってたはずなんですが・・・

PB220106_1.JPG

狭い谷に延々と引き回されていたポリテープ回収の印象が強烈に残ってます。

そうでしたねえ。「なんじゃこれは」って、ムカムカしながら歩いてましたね。 :evil:

昔登った谷筋よりも北寄りの(三周山頂寄りの)谷を登ったんですね。

そうですね。あの時は県境JPに近い谷を上がりましたね。

ここまで来て三周ヶ岳山頂を踏まないと、「アホちゃうか」って言われまっせ。
近場のいつでも行ける山頂と話が違うからね。 :mrgreen:


いやいや、それがオシャレなんですよ。山頂には用はない、なんてね。 :lol:

刺激が足りないと、もっと薬を、ヤクをくれえ……て、なるんやな。

マトリにマークされてるかも。 :mrgreen:

PB220177_1.JPG

>木道で整備され、管理された池には、夜叉ヶ池が本来持つ幽邃さは感じられない。

あっちもこっちも、あっけらかんと明るみにさらされて行きます。
保護という名の開発?


開発ではないんですが、登山者が増え過ぎたんでしょうねえ。
池の畔でテン泊した頃はよかった。

あとは、風呂は杣山まで行かずに、帰宅方向で敦賀リラポートかな。
お疲れさまでした。

いやいや、定番のそまやまですよ。
洞吹さん、情報が遅れてるようですね。リラポートは2月から閉館してます。
敦賀市の指定管理者の問題で揉めたようです。

ちょっと話しは変わりますが、
ご存知かもしれませんが、
道の駅「越前おおの荒島の郷」は2021年4月22日開駅予定だそうです。
どうやら巨大な駅になるみたい。


おおっ、もう半年を切りましたね。楽しみです。 :D

               山日和
oku
記事: 240
登録日時: 2011年3月07日(月) 22:52

Re: 【越美国境】金ヶ丸谷源流から三周ヶ岳

投稿記事 by oku »

山日和さん こんばんは

> 【日 付】2020年11月22日(日)
> 【山 域】越美国境 三周ヶ岳周辺
> 【天 候】晴れ時々曇り
> 【コース】夜叉ヶ池登山口7:15---10:00 P1144m---10:40金ヶ丸谷12:35---13:35三周ヶ岳13:55---
>      14:45夜叉ヶ池15:00---16:05登山口

冬枯れの金ヶ丸谷源流ですね♪
この日広野か野坂かで後者になっていました。

>  大カツラの裏側から急斜面に取り付いた。浮き石が多く、いつもと違って石を落とすと駐車場の車を直撃
> する恐れがあるので、細心の注意を払いながら静かに足を踏み出して行った。ある意味、ここが本日最大の
> 核心部だったかもしれない。

他の人の車があると気を使いますよね。ここは。

>  この尾根は、やぶこぎネットが誇るヤブコギストのokuちゃん推奨のルートだ。なるほど、ヤブも薄く、歩
> くのになんの支障もない。以前から話を聞いていて、いつかは辿ろうと思っていた尾根だが、SHIGEKIさんに
> 先を越されてしまった。
沢をすべてかっ飛ばしてあの源流部に行けちゃうといういいコースです(笑)

>  いつの間にか、岩谷キャンプ場からの尾根に合流していた。左の斜面を見ると、大きなトチが何本も立つ緩
> やかな谷状の地形がある。ここは2年前、わしたかさんと雪の三周を登った後、滑り降りたところだ。
> 広大な緩斜面に何本もの巨木が立つ、実にいい場所だった。

ここは自分も好きな場所です。半日コースでのちょっと遊びに行くこともできますし。

>  ここから越美国境稜線の1144mピークまでは勝手知ったる尾根なのだが、雪のない時に歩いたことはない。
> ヤセ尾根の尾根芯には潅木がはびこって歩けないので、左側斜面の獣道を利用する。
尾根芯は少しうっとうしいですね。自分も基本左側です。
いっそ1000mライントラバースでもって思いますが。

>  金ヶ丸谷の滝場を避けるために少し国境稜線を進み、適当なところから谷に飛び込んだ。目論見通り、滝も
> なんにもない、溝のような谷だ。ちょっと急な登山道といった印象で、ヤブを漕いで尾根を下るよりはるかに
> 効率がいい。3mほどの滝が出てきたところで左手の斜面へトラバース。このあたりまで来ると、尾根の斜面に
> もほとんどヤブはなく、好きなところを歩くことができる。

到着!って気持ちになりますね。

>  ほどなく金ヶ丸谷の本流に到着。谷は大きく開け、まわりには豊かなブナ林が広がる。まさにパラダイスだ。
> 金ヶ丸谷は2度遡行している。テント泊を要する長い谷だが、原生の森に包まれ、ゆったりと蛇行しながら流れ
> る、奥美濃を代表する名溪である。
> 22年前に初めて遡行した時は、このパラダイスの印象が残っていない。もっとヤブっぽかったのかもしれない。
たぶん、ヤブは昔より薄くなっていると思います。
5月頃に県境あたり(ちょっと岐阜県側入っていたかもですが)歩いたのですが、
びっくりするぐらいヤブが薄かった印象です。

> 無雪期の三周ヶ岳の山頂は、はっきり言って面白い場所ではないし、今日は風も強い。風もなく、ぽかぽかと
> 暖かいこのブナと清流の別天地で時間を費やすのは当然のことである。
このあたりの雰囲気本当にいいですね。

>  ササの背の低いところでは胸のすくような展望が得られる縦走路だ。見渡す山並みはすべて葉を落としたブ
> ナで、曇り空の下の霧氷を見るようなグレーの樹林が延々と続いている。
夜叉ヶ池に向かう途中、後ろ振り返れば山深い奥美濃の森が一面。
飽きずに何度も歩いています(^^;

> ここから登山口までは1時間ばかり。ブナの尾根と美しい谷を楽しみながら、のんびり下ろう。

メジャーな登山道とはいっても、下山するまでブナ林のなか気持ちよく歩けますね。
だいたい最後まで気持ちよく歩けるいいところだと思います。

oku
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山日和
記事: 3582
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【越美国境】金ヶ丸谷源流から三周ヶ岳

投稿記事 by 山日和 »

okuちゃん、どうもです。

冬枯れの金ヶ丸谷源流ですね♪
この日広野か野坂かで後者になっていました。

冬枯れ一歩手前の森も味がありますね。

他の人の車があると気を使いますよね。ここは。

そうそう。でも自分の車はもっと気になります。まだ買って半年だし。 :mrgreen:

沢をすべてかっ飛ばしてあの源流部に行けちゃうといういいコースです(笑)

3時間ぐらいで金ヶ丸谷の源流に行けるって、すごいですよね。
池ノ又谷からの根洞谷源流への乗越しルートもなかなかだけど。

ここでハマりそうにならなかった?(^^ゞ
ここでハマりそうにならなかった?(^^ゞ

> 広大な緩斜面に何本もの巨木が立つ、実にいい場所だった。

ここは自分も好きな場所です。半日コースでのちょっと遊びに行くこともできますし。


ここへちょっと遊びに行くってのがokuちゃんらしいわ。 :lol:

尾根芯は少しうっとうしいですね。自分も基本左側です。
いっそ1000mライントラバースでもって思いますが。


いつも道のないところを歩いて思うんだけど、大抵の場合、獣道は登りに向かって左側に付いてるような気がします。
そんなことない?

> 22年前に初めて遡行した時は、このパラダイスの印象が残っていない。もっとヤブっぽかったのかもしれない。

たぶん、ヤブは昔より薄くなっていると思います。
5月頃に県境あたり(ちょっと岐阜県側入っていたかもですが)歩いたのですが、
びっくりするぐらいヤブが薄かった印象です。

これはどこの山でも言えることですね。新庄の山だって、30年前はヤブだらけだったでしょう。

PB220136_1_1.JPG

>風もなく、ぽかぽかと暖かいこのブナと清流の別天地で時間を費やすのは当然のことである。

このあたりの雰囲気本当にいいですね。


実にケッコーです。 :lol:

夜叉ヶ池に向かう途中、後ろ振り返れば山深い奥美濃の森が一面。
飽きずに何度も歩いています(^^;


いいですよね。足だけで歩ければもっといいけど。 :mrgreen:


PB220169_1.JPG

メジャーな登山道とはいっても、下山するまでブナ林のなか気持ちよく歩けますね。
だいたい最後まで気持ちよく歩けるいいところだと思います。


この道も、美濃側の道も素晴らしいですよね。人がいなければね。 (^^ゞ

                 山日和
oku
記事: 240
登録日時: 2011年3月07日(月) 22:52

Re: 【越美国境】金ヶ丸谷源流から三周ヶ岳

投稿記事 by oku »

山日和さん こんにちは

>いつも道のないところを歩いて思うんだけど、大抵の場合、獣道は登りに向かって左側に付いてるような気がします。
>そんなことない?
ですが、
東西に伸びる尾根は北側に道しっかりついているイメージあります。
北に延びる(下る)尾根はポコになっているところ以外だいたい道続いているイメージです。
 風なのか、踏み跡作ってくれる方々が無駄なアップダウン避けているのか??

>これはどこの山でも言えることですね。新庄の山だって、30年前はヤブだらけだったでしょう。
30年前は、、、まだ自分は若くて変な山歩いていませんでした(笑)

oku
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