【鈴鹿】藤原岳南東斜面「羽瀬尾」を探る 福岡野につづく道7
Posted: 2011年9月25日(日) 09:21
【日 付】2011年9月24日(土)
【山 域】鈴鹿
【コース】藤原P7:20---10:02展望丘---(羽瀬尾探索)---13:32藤原小屋---14:32藤原P
【メンバー】単独
治田鉱山のひとつに多志田銀山がある。この中でも江戸時代に産銀量からして中核をなしたのが藤原岳の南東斜面にある羽瀬尾銀山になる。5月に尾根の探索に行き、奇跡的に水抜きが見つかり場所は特定できた。この時は、青川から中尾経由で登ったのでタイムオーバーになってしまった。そこで、今回は大貝戸道を登り時間短縮し探索時間を作ろうと考えた。
大貝戸道を歩くのは30年ぶりだ、上りでは坂本谷の祠から、下りは聖宝寺道を使うことはあったが何となく歩く気がしなかった。立派なトイレ付の駐車場に車を止める。昔は無かった石の鳥居をくぐり歩いていくと二合目には不動明王が鎮座している。こんなん無かったよなと思いながら整備された道を上る。所々見覚えのある個所はある。なにせ公共交通機関を使って登っていた学生時代だから、駅に近いこの道は帰りによく使った。植林地のつづら折れの直線道が続くあたりから飽きてきた。どうも朝一からメジャーな登山道というのは、時間に追われるようでしっくりこない。
たまらず、8合目からは冬道を歩く。ここは鹿の踏み跡だらけで、人の歩かなくなった登山道は獣達にとってはとても歩きやすい道のようだ。9合目をすぎて廃道と記されている道に入る。道はしっかりしていて歩きやすい。小谷にはピンクのテープがつけられている。この地点から踏み跡はあやしくなるが、このまま道をトラバースすれば採石場上部の袴腰に向かい、小谷を渡った先の小尾根を上れば展望丘手前の丘に着く。目的地は展望丘方面なので小尾根を上る。苔に覆われたカレンフェルトの尾根だ、展望もすばらしく静寂の丘で一息つく。藤原岳のテーブルランドの良さを凝縮したような場所だ。ようやく山モードの時間の流れになってきた。丘を越え登り返して展望丘に着いた。冬道を通り廃道から展望丘に向かうルートが昔のルートのようだ。尾根を素直にたどればこのルートになる。展望丘手前の丘に昔の小屋跡らしきものがあったので、ここに向かったのかもしれない。
展望丘から南東斜面に向かう。袴腰まで上ってきている採石場の道が見える。地根苦で枯れた笹も元気を取り戻しつつあるようだ、もう5年もすれば立派なヤブにもどりそうな勢いだった。南東斜面の立木のある場所を探し下っていく。急な斜面を下っていくと途中から尾根らしくなってくる。さらに下っていくと広々とした斜面に出た。小屋や床屋(銀を吹いた場所)があった所だろう。とにかく傾斜のある尾根なので、ここぐらいしか広い場所はない。カラミがないか探すが見つからない。ここには、数本のアガリコが残っており人のかかわりが垣間見えた。
多志田谷の水音が近づくにしたがって急な下草のない地肌の見えた斜面と立木のみになってくる。広い斜面以降は獣道すらない。人の通っていない地肌なので慎重に立木の位置を確認しながら下りていく。滑り出すとどこまでも行きそうな感じだ。これ以上は下りられないなと思い、引き返そうとすると谷の上部にモミノキの大木が見える。トラバースできる位置だが、立木が無く地肌の斜面なので、再び上り返し立木をひろいながらたどり着いた。モミノキの大木の下は多志田谷で隣に源頭部の滝が流れている。
[attachment=1]IMG_4205.jpg[/attachment]
滝の位置からして口十枚の坑口の目印として残されたモミノキのようだ。
以前に「福岡野につづく道5 新説多志田道と幻の多志田滝」
http://www.ejanaika.com/patio/read.cgi? ... past&no=91
で草木を多志田谷側にトラバースする道を見つけ孫太夫尾から多志田滝に降りた時にもモミノキの大木が道の目印として残されていた。
少し上り返し休憩する。県境稜線を見上げながらぼんやりと時間をすごす。さて行くかと立ち上がると、かわいいヒルがズボンについていたので、ポイと投げ捨てた。今シーズンもヒルの被害は無くすみそうだ。
岩場を探りながら歩くがそれらしきものはない。江戸時代の急な斜面の坑口だから水抜きでもないかぎりふさがっているのは当然かなどと上っていくと。袴腰側の斜面の岩の上にモミノキの大木を発見。上りかえして探るが何もない。この上部で前回水抜きの穴を発見した。このモミノキは、ここから上部に続く羽瀬尾銀山の目印のようだ。羽瀬尾にモミノキの大木は、滝の隣とここの二本しかなかったので、まず間違いないだろう。江戸時代の鉱山跡が目印の大木という形で残っていることに驚いた。
精錬所のあった福岡野から桃ノ木尾と孫太尾根までは牛道を使い。草木の手前からは、トラバース道と孫太夫尾の人足道を使い羽瀬尾に至る古道が目印の大木でつながったことに感慨を覚えた。
【山 域】鈴鹿
【コース】藤原P7:20---10:02展望丘---(羽瀬尾探索)---13:32藤原小屋---14:32藤原P
【メンバー】単独
治田鉱山のひとつに多志田銀山がある。この中でも江戸時代に産銀量からして中核をなしたのが藤原岳の南東斜面にある羽瀬尾銀山になる。5月に尾根の探索に行き、奇跡的に水抜きが見つかり場所は特定できた。この時は、青川から中尾経由で登ったのでタイムオーバーになってしまった。そこで、今回は大貝戸道を登り時間短縮し探索時間を作ろうと考えた。
大貝戸道を歩くのは30年ぶりだ、上りでは坂本谷の祠から、下りは聖宝寺道を使うことはあったが何となく歩く気がしなかった。立派なトイレ付の駐車場に車を止める。昔は無かった石の鳥居をくぐり歩いていくと二合目には不動明王が鎮座している。こんなん無かったよなと思いながら整備された道を上る。所々見覚えのある個所はある。なにせ公共交通機関を使って登っていた学生時代だから、駅に近いこの道は帰りによく使った。植林地のつづら折れの直線道が続くあたりから飽きてきた。どうも朝一からメジャーな登山道というのは、時間に追われるようでしっくりこない。
たまらず、8合目からは冬道を歩く。ここは鹿の踏み跡だらけで、人の歩かなくなった登山道は獣達にとってはとても歩きやすい道のようだ。9合目をすぎて廃道と記されている道に入る。道はしっかりしていて歩きやすい。小谷にはピンクのテープがつけられている。この地点から踏み跡はあやしくなるが、このまま道をトラバースすれば採石場上部の袴腰に向かい、小谷を渡った先の小尾根を上れば展望丘手前の丘に着く。目的地は展望丘方面なので小尾根を上る。苔に覆われたカレンフェルトの尾根だ、展望もすばらしく静寂の丘で一息つく。藤原岳のテーブルランドの良さを凝縮したような場所だ。ようやく山モードの時間の流れになってきた。丘を越え登り返して展望丘に着いた。冬道を通り廃道から展望丘に向かうルートが昔のルートのようだ。尾根を素直にたどればこのルートになる。展望丘手前の丘に昔の小屋跡らしきものがあったので、ここに向かったのかもしれない。
展望丘から南東斜面に向かう。袴腰まで上ってきている採石場の道が見える。地根苦で枯れた笹も元気を取り戻しつつあるようだ、もう5年もすれば立派なヤブにもどりそうな勢いだった。南東斜面の立木のある場所を探し下っていく。急な斜面を下っていくと途中から尾根らしくなってくる。さらに下っていくと広々とした斜面に出た。小屋や床屋(銀を吹いた場所)があった所だろう。とにかく傾斜のある尾根なので、ここぐらいしか広い場所はない。カラミがないか探すが見つからない。ここには、数本のアガリコが残っており人のかかわりが垣間見えた。
多志田谷の水音が近づくにしたがって急な下草のない地肌の見えた斜面と立木のみになってくる。広い斜面以降は獣道すらない。人の通っていない地肌なので慎重に立木の位置を確認しながら下りていく。滑り出すとどこまでも行きそうな感じだ。これ以上は下りられないなと思い、引き返そうとすると谷の上部にモミノキの大木が見える。トラバースできる位置だが、立木が無く地肌の斜面なので、再び上り返し立木をひろいながらたどり着いた。モミノキの大木の下は多志田谷で隣に源頭部の滝が流れている。
[attachment=1]IMG_4205.jpg[/attachment]
滝の位置からして口十枚の坑口の目印として残されたモミノキのようだ。
以前に「福岡野につづく道5 新説多志田道と幻の多志田滝」
http://www.ejanaika.com/patio/read.cgi? ... past&no=91
で草木を多志田谷側にトラバースする道を見つけ孫太夫尾から多志田滝に降りた時にもモミノキの大木が道の目印として残されていた。
少し上り返し休憩する。県境稜線を見上げながらぼんやりと時間をすごす。さて行くかと立ち上がると、かわいいヒルがズボンについていたので、ポイと投げ捨てた。今シーズンもヒルの被害は無くすみそうだ。
岩場を探りながら歩くがそれらしきものはない。江戸時代の急な斜面の坑口だから水抜きでもないかぎりふさがっているのは当然かなどと上っていくと。袴腰側の斜面の岩の上にモミノキの大木を発見。上りかえして探るが何もない。この上部で前回水抜きの穴を発見した。このモミノキは、ここから上部に続く羽瀬尾銀山の目印のようだ。羽瀬尾にモミノキの大木は、滝の隣とここの二本しかなかったので、まず間違いないだろう。江戸時代の鉱山跡が目印の大木という形で残っていることに驚いた。
精錬所のあった福岡野から桃ノ木尾と孫太尾根までは牛道を使い。草木の手前からは、トラバース道と孫太夫尾の人足道を使い羽瀬尾に至る古道が目印の大木でつながったことに感慨を覚えた。