【鈴鹿】鍋尻山、リョウシ しんどかった(20.2.24)

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kando1945
記事: 402
登録日時: 2013年1月02日(水) 09:28

【鈴鹿】鍋尻山、リョウシ しんどかった(20.2.24)

投稿記事 by kando1945 »

【 日 付 】2020.2.24
【 山 域 】【鈴鹿】鍋尻山、リョウシ 
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴【 ルート 】アケンバラ6:16-7:28ダケの畑7:39-8:19鍋尻山ー8:35保月登山口ー9:16アサハギ谷ー
     9:55白谷出合ー11:21リョウシー11:21霊仙山展望台11:42-12:19重谷ー12:36行者谷出合ー
     12:59権現谷林道ー13:24アケンバラ

   この連休は両日ともどこかへ行って花の写真を撮りたかったのですが、23日は期待できず五月山を4時間10分

歩きました。24日は鈴鹿の福寿草を撮るつもりで、御池か鍋尻か迷いましたが確実な鍋尻にしました。ここだけでは

少し軟弱なのでネットを調べると、ここからリョウシ、コザト、霊仙山と周回したレポがあります。羨望のコースですが

さすがにこれは無謀なので、リョウシから行者谷へ降り、水平道でアケンバラへ帰る周回ができるのではないか、

しんどかったら鍋尻山だけでもいいし、白谷出合でリョウシがしんどかったらそのまま林道で帰ればいいとしました。


アケンバラを出発
アケンバラを出発

  6:16にアケンバラを出発するとすぐに急登がはじまり、やや粘土質なので滑りやすく意外と足の負担になります。

尾根に登りつくと岩尾根が始まりますが、いつもならよく見る花が全くありません。右上に見える鍋尻山も雪をか

ぶっています。しまった選択を誤ったかと不安になりますが、頂上付近はだめでも保月の集落内の福寿草は大丈夫だろうと

心を宥めます。岩尾根が終わって植林を通り抜けると傾斜の急な自然林になりますが、落ち葉の下が粘土質で滑りやすく、

道もはっきりしないので、方向を見定めるためにも神経を使い、滑らないように腿に力が入って時間と体力を消耗しました。


近江展望のモルゲンロート
近江展望のモルゲンロート

  ダケの畑に登りついてそのまま頂上へ向かおうとも考えましたが、やはり霊仙山の展望を外すわけにはいきません。

北へ歩いて展望地へ行くと最高峰方面は雲がかかっていますが近江展望は雪をかぶって真っ白に輝いています。これなら

リョウシの霊仙山展望台からは素晴らしい霊仙山の雪景色がとれるなと楽しみが出てきました。頂上方面への急坂は

雪をかぶっており、アイゼンもおいてきたので登山靴をけり込みながらの登りですからますます疲れますが、途中の木のない

所から振り返る雪の霊仙山の素晴らしい景色が励みになります。


登る途中で霊仙山を振り返る
登る途中で霊仙山を振り返る

  頂上では保月から登ってこられた中年のご夫婦がおられ、挨拶して早々に福寿草を見に行きますが、雪をかぶって

だめです。保月集落内の福寿草は大丈夫だろうと急いで下りますが、多くは雪をかぶっており、何とか咲いているところも

つぼみが多く、咲いている花もくしゃくしゃで絵になりません。暖冬なので咲こうとしてもこのような寒気が間欠的に

来るためきれいに咲けないようです。ここなら花の写真が撮れるだろうという当てが外れました。こうなったらリョウシが

最後の希望だけれど、ここまで体力気力を使ってしまったので林道を長々と歩いた後登れるだろうか、いっそのこと

このまま戻ろうかと弱気がもたげました。しかしそれでは情けない。前から気になっていたアサハギ谷と権現谷の出会いの

ヘアピンカーブのところで、保月林道から権現谷林道へのショートカットができないかの確認くらいはしておきたいと

思いなおしました。保月からアサハギ谷へおりて保月林道に出ると、道は雪が残っており、溶けた水が完全に凍結して

歩行者でも滑らないよう注意が必要でした。ヘアピンにきて降りられないか覗くととても降りられそうにはありません。

ところが大回りをして権現谷出合に来て見ると道路端の木にテープが巻いてあり、誰かがショートカットに使った可能性が

出てきました。テープの意味が違うのかもしれませんが。


鍋尻山頂上
鍋尻山頂上

  保月林道からは雪をかぶった霊仙山が良く見えリョウシへ登りたい気持ちが強くなりますが、林道歩きが長いと

気持ちは萎縮してきます。やっと白谷出合へ着きました。そこからのリョウシへの登りはえらい急です。一度登ったことが

あるはずですが、こんなに急だったとは。記憶とはあてにならないものです。展望台からの雪の霊仙山の展望を諦めて

帰るかと弱気も出ますが、いやいやこのままおめおめと帰るわけにはいかないという意地も出て、しばらくの逡巡のあと

足は尾根へむかいます。まだまだ意地が残っていました。登り始めると人が登った足跡があり誰かが同じことを

考えたようです。しかし、この急坂には疲れた足は重く、ただひたすら一歩一歩と動かすのみです。やっと尾根端に

登りついたと思えば、石灰岩の岩ゴロの尾根で踏み跡などなく歩きにくいし、先には小ピークが次から次へと出てきます。

もはや引き返すこともできず先へ進むしかありません。ところどころで見かける福寿草が鍋尻山より意外ときれいに咲いて

いるのが救いです。


白谷出合で見るリョウシへの尾根の取りつき、写真より急です
白谷出合で見るリョウシへの尾根の取りつき、写真より急です

  やっとの思いでリョウシに着き、すぐに展望地へ降りて行きます。その方向へは雪が積もっていますが足跡はなく、

先行者はそのままコザトへ向かったようで、展望台は私の独占のようです。そこから見る雪をかぶった霊仙山の展望は

素晴らしいの一言です。この時期にこの方向から霊仙山を見ることはやぶこぎのメンバーと言えどもめったにないでしょう。


展望台から見る雪の霊仙山 素晴らしい
展望台から見る雪の霊仙山 素晴らしい
福寿草と雪の霊仙山
福寿草と雪の霊仙山

ここで昼食を済ませてリョウシの頂上から北東の尾根を重谷へ降ります。初めてならこんな雪が積もった未知の尾根を

下るのは心配ですが、以前ここを下って何ら危険はなかったので安心して降りて行けます。谷底へ近づくとかなり傾斜が

急になってきました。前はそのまま真っ直ぐ谷へ降りたはずなのに、少し心配なる傾斜です。左を見ると小さな枯れ谷の

先の尾根が傾斜が緩いのでそちらへ移動しますが、少し下るとすぐに傾斜が急になりまた元の尾根に戻り、そのまま

最初の尾根を下るとすんなり谷底へ着地しました。そこには廃林道があり下って行くとすぐに行者谷との出会いに着きます。

すっかり疲れてしまったので、行者谷を遡って水平動でアケンバラへ戻る気力体力はもう残っていませんでした。

行者谷を渡って廃林道を下って行きますが、以前の記憶では谷を歩いたはずです。おかしいなと思いつつ林道を行くと

あるところで崩壊して先がありません。そこから20mほど谷へ下り、後は谷を降りて行きます。全くの枯沢でところどころ

ちょっとした滝がありますが、要所にロープが設置されており何ら問題ありません。一番怖いのは、権現谷林道への

コンクリートの橋です。古くて崩壊しかけており今にも崩れ落ちそうです。今回も橋が無かったら権現谷林道へ登れる

だろうかと心配したほどです。振動を与えないよう慎重に渡り終えて、今回の山登りも無事終わったとホッとしました。

後は立派な林道をゆっくりアケンバラへ歩くだけです。


最後の権現谷林道への橋 怖いですね
最後の権現谷林道への橋 怖いですね
ジオン
記事: 18
登録日時: 2018年5月19日(土) 00:10

Re: 【鈴鹿】鍋尻山、リョウシ しんどかった(20.2.24)

投稿記事 by ジオン »

こんばんは
アケンバラの駐車場に7時過ぎに着きました
大阪ナンバーの車は
kanndo1945さんでしたか、、。
登り始めると人が登った足跡があり誰かが同じことを

考えたようです。しかし、この急坂には疲れた足は重く、ただひたすら一歩一歩と動かすのみです。やっと尾根端に

登りついたと思えば、石灰岩の岩ゴロの尾根で踏み跡などなく歩きにくいし、先には小ピークが次から次へと出てきます。

もはや引き返すこともできず先へ進むしかありません。ところどころで見かける福寿草が鍋尻山より意外ときれいに咲いて

いるのが救いです。
白谷出合からの先行者は私達です。
アケンバラからそのまま権現谷林道を歩き、
福寿草は、素敵でした。
リョウシの展望台に寄らず、コザトに向かいました。
そのまま、尾根を登り、霊仙~西南尾根~笹峠~アケンバラに16時前に下山しました。
鍋尻経由で霊仙のレポも見ましたが、、もちろんカットでそれでも9時間近くかかりました。(;´・ω・)
静かな山域で緊張感が続く登りや降り、、昨日は思い切り、、バテました。(*T_T*)
biwaco
記事: 1423
登録日時: 2011年2月22日(火) 16:56
お住まい: 滋賀県近江八幡市

Re: 【鈴鹿】鍋尻山、リョウシ しんどかった(20.2.24)

投稿記事 by biwaco »

kandoさん、ご無沙汰です(^^)/
老骨に鞭打って、あちこち大活躍ですね!
コロナも取り付くシマなしってところでしょうか~
今回は何とも渋すぎる徘徊ではないですか。可憐なフクちゃんに逢いに行かれたんでしょうね。霊仙をバックにいい画像が撮れたようでなによりです。
6:16にアケンバラを出発するとすぐに急登がはじまり、やや粘土質なので滑りやすく意外と足の負担になります。
尾根に登りつくと岩尾根が始まりますが、いつもならよく見る花が全くありません。
いやに早いスタートですね! 車中泊?
鍋尻山は行ったことありません。隣りの高室山へは車で迷い込んだことありますが。いつか登ってみようと保月の登山口はチェックだけしておきました。

  ダケの畑に登りついてそのまま頂上へ向かおうとも考えましたが、やはり霊仙山の展望を外すわけにはいきません。
ダケの畑って、・696の台地のところかな? 霊仙山は目の前ですね。手前のヤブ尾根は笹峠辺りでしょうか。
暖冬なので咲こうとしてもこのような寒気が間欠的に来るためきれいに咲けないようです。ここなら花の写真が撮れるだろうという当てが外れました。
フクちゃんも焦らされてるんでしょう(^_-)
冷え込みが足らないと開花もしにくいと言いますから、暖冬=満開早いとはいかないんでしょうね。
ヘアピンカーブのところで、保月林道から権現谷林道へのショートカットができないかの確認くらいはしておきたいと思いなおしました。
あの形を見れば当然SCしたくなりますね。送電線の近くに巡視路用の抜け道とか無かったですか?
やっと白谷出合へ着きました。そこからのリョウシへの登りはえらい急です。
ここはリョウシからの下りに使いました。白谷林道からソノドへ登り、回って降りて来た時のことです。
展望台は私の独占のようです。そこから見る雪をかぶった霊仙山の展望は素晴らしいの一言です。この時期にこの方向から霊仙山を見ることはやぶこぎのメンバーと言えどもめったにないでしょう。
ごもっとも! 素晴らしい立ち見席ですね♪
ヤブオフの会場に推薦したいくらいです。シカ肉の「霊仙鍋」でアワワを頂けたら、もうこの世に思い残すこともなくなりそう!(^_-)
行者谷を渡って廃林道を下って行きますが、以前の記憶では谷を歩いたはずです。おかしいなと思いつつ林道を行くとあるところで崩壊して先がありません。そこから20mほど谷へ下り、後は谷を降りて行きます。
ここ、私も入り込みそうになりました。水平軌道跡を作業小屋でUターンして谷の右岸の道型をそのまま進むと引きこまれます。
私は気がついて引き返しましたが、あの崖を谷まで降りたんですか?
一番怖いのは、権現谷林道への コンクリートの橋です。古くて崩壊しかけており今にも崩れ落ちそうです。今回も橋が無かったら権現谷林道へ登れるだろうかと心配したほどです。
確かに古色蒼然、夏には草と雑木で覆われ、とても渡れそうにない橋ですね(^_-) 
橋のすぐ下流側に洞窟内の祠があり、林道からお参り用にステップが切ってあります。いつか橋が壊れたら、いったん河床に降りて行くしかないですね。

行者の谷は数年前のつうさんのレポを見てそそられました。ヤブレポを見ていると、知るはずのない山や谷、ルートのことを教えられ、衰えた体力と短い余生が恨めしくなります。
            ~びわ爺
kando1945
記事: 402
登録日時: 2013年1月02日(水) 09:28

Re: 【鈴鹿】鍋尻山、リョウシ しんどかった(20.2.24)

投稿記事 by kando1945 »

ジオン さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

   アケンバラの駐車場に7時過ぎに着きました

私は最初でした。帰ってきたとき5,6台増えていたのでびっくりしました。
もう何回か来ていますが、私の車だけだった事が多いような印象です。


   大阪ナンバーの車はkanndo1945さんでしたか、、。

福寿草目当てに結構来ています。今回は最悪でした。
頂上付近は雪で仕方ないですが、保月村落内の群生もほとんどダメでした。


   白谷出合からの先行者は私達です。
   アケンバラからそのまま権現谷林道を歩き、

まさかジオンさんたちだったとは。 :o   登り始めは単独の方と思っていましたが
リョウシ付近の雪のある所で足跡が複数あるので単独ではなかったと気が付きました。
:mrgreen:

   福寿草は、素敵でした。

そうです。ここはある方のブログで花があることを知り、今回が3~4回目です。
ここは尾根筋にありバックに遠い山並みを持ってこれますのでいい写真になります。
但しここだけでは物足りないのでコース設定が難しいです。
:lol:

   リョウシの展望台に寄らず、コザトに向かいました。

え~~、ここを外すのは考えられません。リョウシ南尾根で苦労したのですから展望台からの
雪の霊仙山を眺めて癒さなければ。
:mrgreen:

   そのまま、尾根を登り、霊仙~西南尾根~笹峠~アケンバラに16時前に下山しました。

岩が峰の急登を登られましたか。根性ありますね。
ここを下るのは何回もありますが、登るのはとてもとても。私は計画段階で諦めました。


   鍋尻経由で霊仙のレポも見ましたが、、もちろんカットでそれでも9時間近くかかりました。(;´・ω・)

あのレポ凄いですね。若い人なんでしょうか。

   静かな山域で緊張感が続く登りや降り、、昨日は思い切り、、バテました。(*T_T*)

コメントを見てジオンさんは男性と思っていましたが、スノー衆のメンバー表を見直すと
あれ~女性で案外歳が近いじゃないですか、あそこを登ってバテない方がおかしいのでは。
:mrgreen:
kando1945
記事: 402
登録日時: 2013年1月02日(水) 09:28

Re: 【鈴鹿】鍋尻山、リョウシ しんどかった(20.2.24)

投稿記事 by kando1945 »

biwaco さん、こんばんは。コメントありがとうございます。

   老骨に鞭打って、あちこち大活躍ですね!

えへへ、線香花火の最後の輝きでしょうか。後はポトリなんちゃって。 :mrgreen:

   コロナも取り付くシマなしってところでしょうか~

勿論です。ニュースでも言っているように自己免疫を高めてウイルスを撃退するのです。
廻りの同世代にも、そのために五月山へ登れと説教しています。
:lol:

   今回は何とも渋すぎる徘徊ではないですか。可憐なフクちゃんに逢いに行かれたんでしょうね。
   霊仙をバックにいい画像が撮れたようでなによりです。

ありがとうございます。今日テニスで俳句の師匠、T女史に写真をお渡ししたら喜んでいただけました。 :lol:

   いやに早いスタートですね! 車中泊?

いえいえ。3:00起床予定が2:30起床で、ゆっくり朝食を取り、これ以上歯が抜けないよう
しっかり歯磨きを済ませて出かけました。
:mrgreen:

   鍋尻山は行ったことありません。隣りの高室山へは車で迷い込んだことありますが。
   いつか登ってみようと保月の登山口はチェックだけしておきました。

地元なのに鍋尻をスルーはだめでしょう。私ですら6回くらいは登っていると思います。
「いつか」は結局行かなくなります。花を見に行くというような目標を立てると実行しやすいと思いますが。


   フクちゃんも焦らされてるんでしょう(^_-)
   冷え込みが足らないと開花もしにくいと言いますから、暖冬=満開早いとはいかないんでしょうね。

暖冬なら暖冬で一定していればきれいに咲いてくれると思いますが、変化が大きいと
咲いてはみたものの寒気で萎れるということの繰り返しでしょうか。


   ごもっとも! 素晴らしい立ち見席ですね♪
   ヤブオフの会場に推薦したいくらいです。

この展望台からの霊仙、しかも雪をかぶった霊仙です。素晴らしかったです。
もう少し早ければもっと白かったのですが。
:mrgreen:

   ここ、私も入り込みそうになりました。水平軌道跡を作業小屋でUターンして谷の右岸の道型をそのまま進むと引きこまれます。
   私は気がついて引き返しましたが、あの崖を谷まで降りたんですか?

重谷と行者谷の出会いで、枯れた行者谷を渡って行者谷の右岸の廃林道を下流へ歩いたのですが途中で無くなり谷へ降りました。
水平軌道跡はこの林道よりかなり上にあるのですが。


   確かに古色蒼然、夏には草と雑木で覆われ、とても渡れそうにない橋ですね(^_-) 
   橋のすぐ下流側に洞窟内の祠があり、林道からお参り用にステップが切ってあります。
   いつか橋が壊れたら、いったん河床に降りて行くしかないですね。

行者谷を降りてきて、あの橋が落ちていたら林道へ登りつけるか心配していました。 :mrgreen:

   行者の谷は数年前のつうさんのレポを見てそそられました。ヤブレポを見ていると、
   知るはずのない山や谷、ルートのことを教えられ、衰えた体力と短い余生が恨めしくなります。

何をおっしゃる。まだ私よりお若いのに。今日もテニスで50前の若手に挑み、返り打ちに会いました。
来週も挑みますよ。負けてたまるか、根性あるのみです。
:mrgreen:
        
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