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【鈴鹿】新雪、快晴、樹氷の御池テーブルランド二番煎じ(20.2.11) 

Posted: 2020年2月12日(水) 21:49
by kando1945
【 日 付 】20.2.11
【 山 域 】【鈴鹿】新雪、快晴、樹氷の御池テーブルランド 
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】小又谷駐車場6:26-7:15ノタノ坂ー8:58土倉岳分岐ー9:46テーブルランドー10:03東のボタンブチー
      北端ー10:56東のボタンブチー11:44青のドリーネー12:20下降口ー13:57駐車場

  期待するなと何回も忠告されながらどうしても期待してしまいます。 :mrgreen: この日は好天が近畿一円期待されどこに行くか

迷うほどでした。しつこく大峰トッぷリ尾にしていましたが、直前で「快晴の御池岳」のレポを見て、急遽御池岳に変更

しました。期待し、なおかつ直前にじたばたして、忠告通りであれば惨憺たる結果に終わるべきところ望外というより

望み通りの好結果となり、何事もそうですが忠告と言えども絶対ではないことを身をもって体得しました。 :lol: もっとも

スノーシューを置いていくという大きなミスを犯しましたが、それでもおつりがくるほどの好結果でした。 :mrgreen:


  二日前の9日、日曜日、予報は大峰が一番よくトップリ尾リベンジを決めていました。一週間前の不戦敗に懲りて

ゆっくりと準備をし、体も休めて万全のつもりでしたが、何か気分がもう一つのらないなという漠然としたもやもやが

ありました。朝3:00の目覚ましで目が覚めました。いつもならさっと起きて支度をして出発するのですが、何か体が

動きません。デジャヴ。そのうち動き出すだろうと様子を見ましたが回復することなく時間が過ぎます。こんな状態で

出かけたら結果はいいはずがありません。手を伸ばしてタイマーを5:30にセットし直します。体力を維持するため五月山、

箕面を5時間半ほど歩きましたが、不完全燃焼でフラストレーションが溜まりました。 :mrgreen:


  月曜日の午後、スタッフから明日はどこへ行くのですかと聞かれ、日曜日のことを話し、11日は近畿一円素晴らしい

晴天が期待されるのでどこかへ必ず行くつもりで、トップリ尾から御池岳へ変更したのだけれど何か迷いが残っていると

言うと、「木曜日に結果を聞きますね」とからかうような笑顔で言いました。瞬間、私の頭では何が何でも実行あるのみと

決心がつきました。 :lol: とは言うもののもやもやはまだ残っており、これが加齢による意欲減退なのかと不安です。


  夜9時に寝て、ふと目が覚めました。タイマーが鳴った気配はありません。時刻を確認のためにタイマーに手が

延びません。以前こんな状況で時刻を確認したら12時過ぎだったことがあるのです。 :shock: うーんどうしたものかと考えていると

新聞配達のバイクの音がしました。ん、そう言えば最近新聞配達がえらく早く、前も3時ごろにバイクの音がしていたな、

と思いつつもタイマーへ手が延びません。5~6分くらいするとタイマーが鳴りました。 :lol: それからは一気呵成に飛び起き、

朝食を済ませ魔磨きも済ませて4時前に出発、6:30頃に駐車場に到着、6:56スタートです。君ヶ畑の集落を過ぎて

林道へ入ると雪が積もり始め、始めはうっすらでしたが次第に増え、駐車場のちかくでは10cm以上でしたが私より前に

入った車の轍のおかげでスムースに着きました。前車はそのままT字尾根の登山口へ向かい小又谷の駐車場へは私が

一番乗りで、セダンではこの積雪がやや負担で駐車に手間取りました。

小又谷駐車場一番乗り
小又谷駐車場一番乗り
  出発にあたって迷ったのはスノシューを持っていくかどうかです。ここで10cmくらいなら上は大したことない

だろうと置いていったのが痛恨のミスでした。 :oops: ノタノ坂への登りになると数十センチの吹き溜まりがあちこちにできていて

かなり沈むのです。ここでこんなに沈むとすると上はもっと沈むはずです。やはり第一鉄塔を過ぎるともっと吹き溜まりが

深くなりテーブルランドへ届くかなと心配になります。そこから見える東のボタンブチは真っ白ですが、日が照ってきたので

早く行かないとすぐに落ちてしまいそうです。旧ヘリポート分岐からの尾根はますます雪が深くなり、時々ひざ下にまで

来ます。更に土倉岳分岐を過ぎると膝上にまで来ます。気のせいか樹氷の白さが薄れているように見えるし、雲が流れて

くるようにり、急ぎたいのですが、一歩沈みそれを抜いて引き上げ前に出せばこれも沈むの繰り返しです。この時点で

テーブルランドを周遊するのは無理、とにかく登りついて東のボタンブチ付近で写真を撮れれば良しと思いました。 :oops:

土倉岳分岐からの下り
土倉岳分岐からの下り
  登りついてみると最高の景色です。雲が結構流れてくるのが玉に瑕ですが、その合間の青空と雪景色、樹氷は以前

見た最高の時に似ています。おまけに誰もいません。独り占めです。急いでまず東のボタンブチへ向かいますが、

とことどころ股下まで沈み込みますので思うように歩けません。樹林帯に入ると紺碧の青空の下、樹氷に取り囲まれて

まるで天国のようです。東のボタンブチへ着き北を見ると一人奥の畑の方から来ました。見るとスノーシューです。

登りついたテーブルランドの雪景色
登りついたテーブルランドの雪景色
東のボタンブチ付近の林の中
東のボタンブチ付近の林の中
スノーシューならこんな最高の条件でテーブルランド漫歩ができるよな~と恨めしいです。深く沈み込みながらアングルを

探して写真を撮り、スノ-シューのトレースを拝借しながら反時計回りに少し進み、霊仙山、伊吹山を見ます。伊吹山は

雲がかかってもやっています。さっきから足首がどうも冷たいなと思っていたので調べると、スパッツが下に引き降ろされ

めくれてそこに雪が入り込んでいたのです。スパッツの上の締めひもをしっかり締めていたのですが、雪に沈み込んで

足を引き上げるときに雪の壁にこすられて引きずりおろされたのですが、こんなこと初めてでした。


  これからどうするか、もう足がすっかり疲れているのでさっきの林の中で写真を撮りながら降り口へ向かい、

そのまま帰ろうと思いました。降り口に来ると20人弱の同世代の大きな団体が登ってきて昼食休憩に入ろうとして

います。集団の中から素晴らしい景色、本当にきれい、今日登ってきて本当によかったなどと感嘆の声が聞こえてきます。 :lol:

トレースを辿って青のドリーネへ
トレースを辿って青のドリーネへ
さっきのスノーシューの方のトレースがボタンブチへ向かっております。地吹雪を起こすような冷たい強い風も治まり、

流れていた雲も少なくなり、これ以上望めないほどの素晴らしい状況です。このまま帰るわけにはいきません。 :mrgreen:

集団の脇を抜けてトレースを借りながら写真を撮りつつ、青のドリーネまで来ました。満足のできる写真が一杯撮れたし、

陽射しが強いのでかなり樹氷も落ちてきているのでここで引き返します。

青のドリーネ
青のドリーネ
素晴らしい雪景色
素晴らしい雪景色
振り返って名残惜しむ
振り返って名残惜しむ
  ノタノ坂からの登山道は私が先頭でしたので苦労しましたが、帰りはあの大集団が作ってくれたトレースのおかげで

楽々でした。土倉岳からは西南尾根を下りましたが、スノーシューの一人分のトレースだけでした。駐車場に着くと車が

10台増えていて、今日登った人は皆大満足だったと思います。更に私にとっては、最近加齢による弱気がおきて迷うことが

多くなってきましたが、案ずるよりも生むがやすしで気力を振り立たせることが大事だと再確認しました。 :lol:

Re: 【鈴鹿】新雪、快晴、樹氷の御池テーブルランド二番煎じ(20.2.11) 

Posted: 2020年2月14日(金) 06:03
by わりばし
おはようございます、kandoさん。

  期待するなと何回も忠告されながらどうしても期待してしまいます。 :mrgreen: この日は好天が近畿一円期待されどこに行くか
迷うほどでした。しつこく大峰トッぷリ尾にしていましたが、直前で「快晴の御池岳」のレポを見て、急遽御池岳に変更
しました。


私も御池は浮かんだんですが・・土曜日はガスがありそうだったので本谷にしました。

  瞬間、私の頭では何が何でも実行あるのみと決心がつきました。 :lol: とは言うもののもやもやはまだ残っており、これが加齢による意欲減退なのかと不安です。

これって加齢によるものなんですか?
性格じゃないのかなあ・・経験してないからわからんけど。
:mrgreen:

出発にあたって迷ったのはスノシューを持っていくかどうかです。ここで10cmくらいなら上は大したことない
だろうと置いていったのが痛恨のミスでした。 :oops:


あらまあ
今回の寒波で積もった雪でしょうからスノーシューは必要と思いますが。。


  登りついてみると最高の景色です。雲が結構流れてくるのが玉に瑕ですが、その合間の青空と雪景色、樹氷は以前見た最高の時に似ています。おまけに誰もいません。独り占めです。急いでまず東のボタンブチへ向かいますが、とことどころ股下まで沈み込みますので思うように歩けません。樹林帯に入ると紺碧の青空の下、樹氷に取り囲まれてまるで天国のようです。東のボタンブチへ着き北を見ると一人奥の畑の方から来ました。見るとスノーシューです。

いいですねえ。
今年、こんな景色が見られるとは思わなかったですね。
ラッキーです。


スノーシューならこんな最高の条件でテーブルランド漫歩ができるよな~と恨めしいです。深く沈み込みながらアングルを探して写真を撮り、スノ-シューのトレースを拝借しながら反時計回りに少し進み、霊仙山、伊吹山を見ます。伊吹山は雲がかかってもやっています。さっきから足首がどうも冷たいなと思っていたので調べると、スパッツが下に引き降ろされめくれてそこに雪が入り込んでいたのです。スパッツの上の締めひもをしっかり締めていたのですが、雪に沈み込んで足を引き上げるときに雪の壁にこすられて引きずりおろされたのですが、こんなこと初めてでした。

スノーシューのありがたさがわかります。
学生時代はこればっかりでした。


  これからどうするか、もう足がすっかり疲れているのでさっきの林の中で写真を撮りながら降り口へ向かい、 そのまま帰ろうと思いました。降り口に来ると20人弱の同世代の大きな団体が登ってきて昼食休憩に入ろうとしています。集団の中から素晴らしい景色、本当にきれい、今日登ってきて本当によかったなどと感嘆の声が聞こえてきます。 :lol:

エッ
神秘の奥の平も雪が少ないとこうなっちゃいましたか。


IMG_2751.jpg

さっきのスノーシューの方のトレースがボタンブチへ向かっております。地吹雪を起こすような冷たい強い風も治まり、流れていた雲も少なくなり、これ以上望めないほどの素晴らしい状況です。このまま帰るわけにはいきません。 :mrgreen:
集団の脇を抜けてトレースを借りながら写真を撮りつつ、青のドリーネまで来ました。満足のできる写真が一杯撮れたし、陽射しが強いのでかなり樹氷も落ちてきているのでここで引き返します。


よかったですね。
奥の平のドリーネの雪景色は格別です。
青空に恵まれて最高ですやん。

                       わりばし


Re: 【鈴鹿】新雪、快晴、樹氷の御池テーブルランド二番煎じ(20.2.11) 

Posted: 2020年2月15日(土) 21:26
by kando1945
わりばし さんこんばんは。二番煎じのミーハー登山にコメントいただきありがとうございます。

   私も御池は浮かんだんですが・・土曜日はガスがありそうだったので本谷にしました。

ベテランで、しかも古の生活の跡を発掘される渋い山歩きをされるわりばしさんには御池の一般道は似合わないような。 :lol:

     これって加齢によるものなんですか?
   性格じゃないのかなあ・・経験してないからわからんけど。
:mrgreen:

気力が直前で折れることが徐々に増えていますので加齢ではないかと。
私、意外としつこく特定の山へ行きますので、性格ではないと思いたいです。 :mrgreen:
おっしゃる通り経験しないことは理解できませんので、いずれはあ~こういうことだったのかと実感する時が来ると思います。
:mrgreen:

   あらまあ
   今回の寒波で積もった雪でしょうからスノーシューは必要と思いますが
       

返す言葉もありません。少しでも軽くしたいという誘惑に負けました。 :oops:
        
   いいですねえ。
   今年、こんな景色が見られるとは思わなかったですね。
   ラッキーです。


ありがとうございます。スノーシューを忘れたことを差し引いてもおつりが来ました。 :lol:

   スノーシューのありがたさがわかります。
   学生時代はこればっかりでした。


山日和さんもレポでスノーシューをもっていかなかったことを後悔されていたのにです。 :mrgreen:

   よかったですね。
   奥の平のドリーネの雪景色は格別です。
   青空に恵まれて最高ですやん。


ありがとうございます。青のドリーネに踏み跡があり無粋と思っていたのですが、これがないと白一色では
凹み具合が分からないので、あったほうが分かりやすいと思うようになりました。 :mrgreen:
えへへ、今年の運を使い切ってしまったかもです。
:lol:
                     

Re: 【鈴鹿】新雪、快晴、樹氷の御池テーブルランド二番煎じ(20.2.11) 

Posted: 2020年2月16日(日) 18:40
by 宮指路
kanndoさん、こんばんは
土倉岳西南尾根のトレースは私のものでした。登りに使いました。
この日は最高の霧氷日和で、スノーシューを楽しみました。

DSCF1810@.JPG
そう言えば12月29日も私も御池岳に登っていました。
こんな偶然があるもんですね。

                               宮指路

Re: 【鈴鹿】新雪、快晴、樹氷の御池テーブルランド二番煎じ(20.2.11) 

Posted: 2020年2月17日(月) 21:40
by kando1945
宮指路 さん、こんばんは。コメントありがとうございました。

   土倉岳西南尾根のトレースは私のものでした。登りに使いました。

あのトレースは宮指路さんの物でしたか。東のボタンブチから下降点へ行こうとしたとき
登ってきてそのままボタンブチへ向かうスノーシューの人が見えましたが宮指路さんだったかもですね。 :mrgreen:
そのトレースの上でもアイゼンではかなり沈みました。 :oops:


   この日は最高の霧氷日和で、スノーシューを楽しみました。

でしょうね。スノーシューだったら自由に歩けたでしょうね。うらやましい。

   そう言えば12月29日も私も御池岳に登っていました。こんな偶然があるもんですね。

何年か前、御池にやぶこぎのメンバーが4人も登っていた時がありましたね。 :lol:
私にとって雪景色、樹氷は 霊仙山、御池岳、桧塚奥峰が外せません。
お会いした時はよろしくお願い申し上げます。