【西美濃】雪につられて大ダワめざすも、散々ダワ(@_@。
Posted: 2020年2月10日(月) 16:36
【日付】2020年2月9日(日)
【山域】西美濃/大ダワ(途中撤退)
【ルート】夜叉龍神社~co850(ピストン)
【天候】小雪~晴れ~曇り(循環模様で)
【メンバー】T氏、biwaco
2月に入り、やっとこさ雪が来た。大寒波というわけじゃないけれど、待ちくたびれたものには心が騒ぐ自然からのプレゼントである。
webマップを立ち上げ、あちこちのエリアを覗く。併せて積雪マップとweb天気予報も。どうやら日曜日が最適かな?
高島や野坂方面は空模様が怪しい。鈴鹿もいいが雪は少なそう。奥越までよう行かんし…。西美濃の予報は晴れマークだ。となれば江美国境辺り、R303沿いがいいかも!
夜叉龍神社から大ダワ――何度もプランに上げながら、未踏のままなのだ。別のルートから土蔵~猫ヶ洞にはスノー衆で付いて行った。というわけで、今回は大ダワ~土蔵と周回してみましょう。
なんとも安易なプランニングである。積雪とヤブ、体調と体力の状態でどこまで行けるかが決まる。こんな希望的手前勝手的なことがまかり通るなら、アクシデントは起こる余地もないのだ。
珍しく暗いうちに家を出る。草津からのT氏が運転してくれるから楽チンだ。夜叉龍神社に7時半過ぎ。
登山路のない尾根には、取付き点を見つけるのがポイントになる。うっすらと雪が載ったヤブっぽい急斜面に入り込むが、なかなか尾根芯に出ない。
尾根に出ればヤブもなくなるやろ…との希望的観測は、やはり無残に打ち砕かれ、濃く浅く、稀に見通し用なりながら、どこまでもヤブは続く。ユズリハやシキミ、名を知らない低雑木にササが混じる。 足元の雪は10~20cmほど。「人は通すがヤブも押さえず」でヤブと雪のダブルラッセルという最悪状態。
尾根に出て「さあ、ここからは雪原歩きだ!」とスノーシューを履く。が、50mも進むとまたヤブに突入。
横向きに枝を張る木が通せんぼするように尾根を占領している。枝を跨いだり、踏みつけたり、リュックを降ろして潜ったり…。それでもダメならいったん下りながら巻いたり…。スノーシューってヤブコギの道具だった?
想定の2~3倍の時間を掛けて標高点・788の小鞍部に11:40。もう3時間半も歩いている。そろそろランチにしないと。斜面を見上げてco850mの台地まで行ってみることに。 北風を避けて尾根の南側でランチ。座り込むと、いきなり小雪が舞いだす。温かいものが欲しいが、軽量化のためガスコンロはなしで、保温ボトルのお湯で定番のなめこ汁と助六寿司。秘蔵のアワワは、さすがに開封する気になれず持ち帰る。
ランチは30分で切り上げ下山を決断。せめて大ダワまでは…と思っていたのだが、積雪も多くなり、目の前の急斜面(に見える)を越える自信がない。行ったとしたら闇下どころか「お泊り」になりかねない。
「スノーシューの使い初めや。今日はこのくらいにしといたろ!」と捨て台詞を残して往路の踏み跡を辿る。なんか、再近こんなんばっかりのような気がするけど…。
それでも、奥美濃の主峰―蕎麦粒山の薄化粧した雄姿、烏帽子、黒津や涌谷、南の金糞岳など湖北、奥美濃の山々を眺めながらのヤブ尾根歩きは、記憶に残るものだった。 下りは早いやろ…と思ってたのに、そうはいかない。雑木の枝がピシパシ顔を打つし、履き換えたチェーンスパイクに雪から出た枝が引っ掛かる。モナカ雪が足の裏の団子になってバランスが取れない。それより、登りの疲れで足も心肺も、もう限界で余力は残っていないのだ。
最後の急斜面は命綱替わりの雑木に助けられて、神社裏の林道に無事着地。15:45。闇下の心配は無用だった。目的の3分の1も達成していないが、こんな山遊びもありかな?と自分に言い聞かせる。
帰路は、まず「藤橋の湯」で温まり、アワワで夕食。ガマンしたお昼の分まで味わう至福のヒトトキなのだ。
池田周りで関ヶ原ICから名神。
~びわ爺
【山域】西美濃/大ダワ(途中撤退)
【ルート】夜叉龍神社~co850(ピストン)
【天候】小雪~晴れ~曇り(循環模様で)
【メンバー】T氏、biwaco
2月に入り、やっとこさ雪が来た。大寒波というわけじゃないけれど、待ちくたびれたものには心が騒ぐ自然からのプレゼントである。
webマップを立ち上げ、あちこちのエリアを覗く。併せて積雪マップとweb天気予報も。どうやら日曜日が最適かな?
高島や野坂方面は空模様が怪しい。鈴鹿もいいが雪は少なそう。奥越までよう行かんし…。西美濃の予報は晴れマークだ。となれば江美国境辺り、R303沿いがいいかも!
夜叉龍神社から大ダワ――何度もプランに上げながら、未踏のままなのだ。別のルートから土蔵~猫ヶ洞にはスノー衆で付いて行った。というわけで、今回は大ダワ~土蔵と周回してみましょう。
なんとも安易なプランニングである。積雪とヤブ、体調と体力の状態でどこまで行けるかが決まる。こんな希望的手前勝手的なことがまかり通るなら、アクシデントは起こる余地もないのだ。
珍しく暗いうちに家を出る。草津からのT氏が運転してくれるから楽チンだ。夜叉龍神社に7時半過ぎ。
登山路のない尾根には、取付き点を見つけるのがポイントになる。うっすらと雪が載ったヤブっぽい急斜面に入り込むが、なかなか尾根芯に出ない。
尾根に出ればヤブもなくなるやろ…との希望的観測は、やはり無残に打ち砕かれ、濃く浅く、稀に見通し用なりながら、どこまでもヤブは続く。ユズリハやシキミ、名を知らない低雑木にササが混じる。 足元の雪は10~20cmほど。「人は通すがヤブも押さえず」でヤブと雪のダブルラッセルという最悪状態。
尾根に出て「さあ、ここからは雪原歩きだ!」とスノーシューを履く。が、50mも進むとまたヤブに突入。
横向きに枝を張る木が通せんぼするように尾根を占領している。枝を跨いだり、踏みつけたり、リュックを降ろして潜ったり…。それでもダメならいったん下りながら巻いたり…。スノーシューってヤブコギの道具だった?
想定の2~3倍の時間を掛けて標高点・788の小鞍部に11:40。もう3時間半も歩いている。そろそろランチにしないと。斜面を見上げてco850mの台地まで行ってみることに。 北風を避けて尾根の南側でランチ。座り込むと、いきなり小雪が舞いだす。温かいものが欲しいが、軽量化のためガスコンロはなしで、保温ボトルのお湯で定番のなめこ汁と助六寿司。秘蔵のアワワは、さすがに開封する気になれず持ち帰る。
ランチは30分で切り上げ下山を決断。せめて大ダワまでは…と思っていたのだが、積雪も多くなり、目の前の急斜面(に見える)を越える自信がない。行ったとしたら闇下どころか「お泊り」になりかねない。
「スノーシューの使い初めや。今日はこのくらいにしといたろ!」と捨て台詞を残して往路の踏み跡を辿る。なんか、再近こんなんばっかりのような気がするけど…。
それでも、奥美濃の主峰―蕎麦粒山の薄化粧した雄姿、烏帽子、黒津や涌谷、南の金糞岳など湖北、奥美濃の山々を眺めながらのヤブ尾根歩きは、記憶に残るものだった。 下りは早いやろ…と思ってたのに、そうはいかない。雑木の枝がピシパシ顔を打つし、履き換えたチェーンスパイクに雪から出た枝が引っ掛かる。モナカ雪が足の裏の団子になってバランスが取れない。それより、登りの疲れで足も心肺も、もう限界で余力は残っていないのだ。
最後の急斜面は命綱替わりの雑木に助けられて、神社裏の林道に無事着地。15:45。闇下の心配は無用だった。目的の3分の1も達成していないが、こんな山遊びもありかな?と自分に言い聞かせる。
帰路は、まず「藤橋の湯」で温まり、アワワで夕食。ガマンしたお昼の分まで味わう至福のヒトトキなのだ。
池田周りで関ヶ原ICから名神。
~びわ爺