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【湖北】「沢の流れ、雪の花びら、石楠花の蕾」 奥土倉谷より猫ケ洞

Posted: 2020年2月07日(金) 01:13
by アオバ*ト
【日付】2020年2月2日(日)
【山域】湖北・奥土倉谷~猫ケ洞
【メンバー】Tさん、Kちゃん、アオバ*ト
【天候】晴れ
【ルート】
奥土倉谷出合7:50、奥の二俣(尾根取付)8:50、稜線12:30、猫ケ洞13:20、ランチ場13:30~14:20、奥の二俣16:50、駐車地17:40

 奥土倉谷出合の少し手前の路肩の広くなっているところに駐車して、車から降りて沢を眺める。
今週は雨がたくさん降って、暖かい日も続いて先に積もった雪も解けたろうから、水量は多いだろうなと思っていた。
稜線の雪はきのう一尺ばかりも積もっただろうか。とにかく先週より沢水も多いし、きっと稜線の雪も多いだろう。
「先週」というのは、実はTさんとわたしは先週もここに来たのだった。
 Kちゃんと、登山靴で行くか長靴で行くか作戦会議する。沢で泣くか、稜線に上がってから泣くか、どうする?
迷った挙句、女子ふたりは長靴で行くことにした。上で難儀したら引き返してきたらいいさ。
Tさんはこのあいだの夜叉ケ池での長靴ワカンに懲りたのか、今日は登山靴。
 三人で嬉々として堰堤を越えて沢沿いの道に入って行く。少しばかり雪の積もった谷は、なかなか絵になる美しさ。
堰堤越えてしばらく進むと右岸の土手から黄土色に染まった湧水がゴボゴボとすごい勢いで湧いていた。
先週初めて見たときは、一瞬、温泉が湧いているのかと間抜けなことを思ったが、湧いているのはお湯ではなく生ぬるい水だった。
そのすぐ下には、「杉野川」と彫られた石の標があった。
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 5,6回渡渉しただろうか。Tさんはよく登山靴で飛び石で渡れるね~。わたしたちには真似できないよ~と感心しながら、
女子二人はわざと深いところを選んで、長靴ぎりぎりまで浸かって水と戯れて、あっという間に奥の二俣に着いた。
沢DSC08178.jpg
 右股のこの先の先週取り付いた土蔵岳への最短植林尾根は末端が岩っぽくて難儀したけど、今日使う猫ケ洞への尾根は取り付き易かった。
この尾根は12月に山日和さんとsatoさんが下りに使われていたことを思い出し、もう一度レポを拝読、
稜線直下にシャクナゲジャングルありと確認してきた。今日は雪で隠れているんじゃないかと淡い期待を抱きつつ。
登り始めの多少のヤブは許容範囲。Kちゃんが、なんで二週も続けて来る気になったのかと聞いてきた。
なんかさ、下では沢歩いて、上ではスノーシューって楽しくない?
それにさ、シャクナゲのヤブを突破した先にすばらしい場所が広がっていたりしたら、なんか嬉しくない?
そんなことを話しながら、Tさんの後を追いかけた。だんだん地面が雪混じりになり、急傾斜になり、アイゼン付けたいなと思いながらも、
もうちょっと登ると緩くなるからとTさんに騙され続けて、木の枝を掴んで四駆で登る。
ユズリハのヤブを潜り抜けてブナ林に包まれた頃、スノーシューをはいた。
DSC08201尾根.jpg
やっぱり長靴にスノーシューは機動性に欠ける。ストラップを締め付けすぎると血流が止まりそうで、緩すぎると外れるし、
乱暴に歩くと上から雪が入るし、もどかしいこと極まりない。
 しかしながら、午前中は曇り予報だったのに、もう青空が広がっている。ブナの枝の先にぼんぼりのような雪の花がいっぱい付いて、
こんなことは予想していなかった。霧氷もいいけど、こんなのも可愛い。
いいね、いいねを繰り返して登っていくと、半ば雪に覆われた大きなグラが現れた。なかなかカッコいいじゃん。
グラDSC08204.jpg
 左から巻いて、稜線はもうすぐだと嬉しくなるが、いよいよシャクナゲの要塞が立ちはだかった。
雪でうまい具合に覆われているのではとの淡い期待もはかなく、雪はうわべだけで踏み抜き地獄が待っていた。
Tさんから左から巻けないかとの指令が飛ぶが、巻ける感じがしない。もうこれは、真ん中から突っ込みますよ!
切り込み隊長アオバ*ト行きます。やみくもに行くと踏み抜いて足を取られる。勘を働かせて枝から枝へ渡り歩く。
ジャングルの先にたおやかな稜線の広がりを見た瞬間の爽快感といったら半端なかった。
シャクナゲDSC08214.jpg
 先週、土蔵岳から廻ってきたときは、シャクナゲジャングルを二つ越えて猫に来た。今日は猫の直下の稜線に上がって来たから、
その二つとも通過しなくても済むと錯覚していたところに、再び巨大なシャクナゲジャングル。
いくら突破したら爽快感があるとはいえ、こんなのは一つあったら十分だ。一瞬、もう帰ろっかと言いたかったが、
しかしここで帰ったらレポも書けない。仕方なく再び突っ込んでいった。
 先週はほとんど感じられなかった猫ケ洞の直下の壁のようだという斜面は、今日は少し形成されつつあった。
スノーシューを蹴りこんでも、新雪の雪は崩れ落ちるばかりで、すでに登るのに難儀した。
ブナDSC08230.jpg
 猫ケ洞のピークは、雪がまだまだ少ないからなのか、難儀してここまで来た割にはあまりパッとしなかった。
にわかに風が吹いてきて、山名板が高いところでブラブラと揺らいでいた。
少し戻って、ぽかぽか陽の当たるところでお昼にした。暖かすぎて、上から雪のぼんぼりがたくさん落ちてきて首筋を濡らした。
長靴の中に敷き詰めた使い捨てカイロは歩いているときは温かみを感じないのに、歩みを止めて休んでいると、ジンジンと熱がわいてきた。
 帰り道、シャクナゲがたくさん蕾を付けていることに気付く。いっぱい踏みつけてごめん。
春になって人知れずけなげに稜線を美しく紅く彩る君たちのことを思い浮かべる。その頃会いには来られないけれど、
たくさん花を咲かせておくれ。
立ち止まって、ひとしきり美濃の山々を眺めて、二人の後を追う。知らない山ばかりだけど、美しかった。
1580735294275.jpg
DSC08239帰り道.jpg
 ツララもすっかり解けて、カッコよさの半減したグラを巻いて、最後の小場でひと休みしたら、
あとはKちゃんとキャッキャ叫びながら、転がり落ちるように、Tさんを追いかけて、来た道を下った。

 アオバ*ト

Re: 【湖北】「沢の流れ、雪の花びら、石楠花の蕾」 奥土倉谷より猫ケ洞

Posted: 2020年2月09日(日) 14:59
by 山日和
アオバ*トさん、こんにちは。

 奥土倉谷出合の少し手前の路肩の広くなっているところに駐車して、車から降りて沢を眺める。

この時期にここまで車が入れるというのが信じられないですね。

「先週」というのは、実はTさんとわたしは先週もここに来たのだった。

2週連続とは恐れ入りました。 :D

堰堤越えてしばらく進むと右岸の土手から黄土色に染まった湧水がゴボゴボとすごい勢いで湧いていた。

これ、初めて見たら、おっと思いますよね。

 右股のこの先の先週取り付いた土蔵岳への最短植林尾根は末端が岩っぽくて難儀したけど、今日使う猫ケ洞への尾根は取り付き易かった。
この尾根は12月に山日和さんとsatoさんが下りに使われていたことを思い出し、もう一度レポを拝読、

この尾根は歩きやすくていいでしょう。 :D

稜線直下にシャクナゲジャングルありと確認してきた。今日は雪で隠れているんじゃないかと淡い期待を抱きつつ。

この程度の積雪で期待するのは甘い!! :mrgreen:

登り始めの多少のヤブは許容範囲。Kちゃんが、なんで二週も続けて来る気になったのかと聞いてきた。

私も聞きたいです。 :lol:

もうちょっと登ると緩くなるからとTさんに騙され続けて、木の枝を掴んで四駆で登る。

そういう人いるんですよね。あっ、自分の事か。 :mrgreen:

 左から巻いて、稜線はもうすぐだと嬉しくなるが、いよいよシャクナゲの要塞が立ちはだかった。
雪でうまい具合に覆われているのではとの淡い期待もはかなく、雪はうわべだけで踏み抜き地獄が待っていた。
Tさんから左から巻けないかとの指令が飛ぶが、巻ける感じがしない。もうこれは、真ん中から突っ込みますよ!

ここは私のレポを読んでなかったようですね。左の谷へ一旦下って、炭焼窯跡を見ながら谷筋をそのまま上がれば、
楽にブナのコバに出られますよ。

 先週、土蔵岳から廻ってきたときは、シャクナゲジャングルを二つ越えて猫に来た。今日は猫の直下の稜線に上がって来たから、
その二つとも通過しなくても済むと錯覚していたところに、再び巨大なシャクナゲジャングル。
いくら突破したら爽快感があるとはいえ、こんなのは一つあったら十分だ。一瞬、もう帰ろっかと言いたかったが、
しかしここで帰ったらレポも書けない。仕方なく再び突っ込んでいった。

位置関係をちゃんと把握してなかったようですね。これも回避するのは可能です。

 猫ケ洞のピークは、雪がまだまだ少ないからなのか、難儀してここまで来た割にはあまりパッとしなかった。

ここはたっぷり積もらないと、何の感慨も湧かない平凡な山頂です。と言うか、山頂らしくない場所ですよね。

 帰り道、シャクナゲがたくさん蕾を付けていることに気付く。いっぱい踏みつけてごめん。
春になって人知れずけなげに稜線を美しく紅く彩る君たちのことを思い浮かべる。その頃会いには来られないけれど、
たくさん花を咲かせておくれ。

いやいや、その気になれば会いに行けますよ。 :lol:

                    山日和

Re: 【湖北】「沢の流れ、雪の花びら、石楠花の蕾」 奥土倉谷より猫ケ洞

Posted: 2020年2月09日(日) 22:04
by アオバ*ト
 山日和さん、こんばんは。
早々にコメント下さり、ありがとうございます。


この時期にここまで車が入れるというのが信じられないですね。

これは、ラッキーと言うのか、嘆かわしいことなのか、フクザツです。


この尾根は歩きやすくていいでしょう。

はい、御意にござります。
奥土倉谷奥の二俣から猫ケ洞への尾根、
なかなかの急坂と、適度なユズリハのヤブと、愛しのブナり~んと、小場、グラ、シャクナゲジャングルと、変化に富んで、
それぞれ配置も絶妙で、甚く気に入りました。


そういう人いるんですよね。あっ、自分の事か。

もうすぐ楽になるからねと言って同行者を騙す。山日和さんもこのタイプと。しっかり覚えておこう。


ここは私のレポを読んでなかったようですね。左の谷へ一旦下って、炭焼窯跡を見ながら谷筋をそのまま上がれば、
楽にブナのコバに出られますよ。

全くもってさようでございます。
帰ってから、もう一度じっくり拝読させて頂き、そうだったんだ~と思いました。
これから初めて行くところの先達のレポって読んだようで、すんなり頭に入っていないことも多くって。


位置関係をちゃんと把握してなかったようですね。これも回避するのは可能です。

これも、全くもって。ツッコミどころ満載で。
なかなか学習できないタチでして、何度もイタイ目に合うんです。


いやいや、その気になれば会いに行けますよ。

いや~。山日和さんのように、シブい趣味!?ではございませんで~。

 アオバ*ト

Re: 【湖北】「沢の流れ、雪の花びら、石楠花の蕾」 奥土倉谷より猫ケ洞

Posted: 2020年2月10日(月) 13:46
by biwaco
【山域】湖北・奥土倉谷~猫ケ洞
【メンバー】Tさん、Kちゃん、アオバ*ト
アオバトさん、こんにちは(^^♪
んん…?アオバの後に(というか、トの前に)ついているヘンな記号(*みたいな)は何やろ?
と、またヘンなことを気にするから、レスがまた暗中模索のワンデリングを始めそうです(>_<)
「記号」はさておき、やっとこさで雪がやってきたので、同じエリアの近くで遊んできました。1周遅れの9日ですけど。
夜叉龍神社から大ダワへ登って土蔵までの山頂稜線をスノーシューで楽しもうってプラン! 
しかし、結果はそんなに甘く…いや、じつにショッパイもんでした。(@_@。
 Kちゃんと、登山靴で行くか長靴で行くか作戦会議する。沢で泣くか、稜線に上がってから泣くか、どうする?
迷った挙句、女子ふたりは長靴で行くことにした。上で難儀したら引き返してきたらいいさ。
長靴では雪が入り込みませんか? スパッツつければ大丈夫か?
堰堤越えてしばらく進むと右岸の土手から黄土色に染まった湧水がゴボゴボとすごい勢いで湧いていた。
先週初めて見たときは、一瞬、温泉が湧いているのかと間抜けなことを思ったが、湧いているのはお湯ではなく生ぬるい水だった。
やはり温泉でしょう? 生ぬるいなら…。硫黄か鉄分でしょうね。
「土倉鉱泉」開業したら流行るかも(^^♪
 右股のこの先の先週取り付いた土蔵岳への最短植林尾根は末端が岩っぽくて難儀したけど、今日使う猫ケ洞への尾根は取り付き易かった。
しっかり雪が積もって、しっかり締まって、しっかり天気も良くなったら、しっかり体調整えて、行ってみたいもんです。
やっぱり長靴にスノーシューは機動性に欠ける。ストラップを締め付けすぎると血流が止まりそうで、緩すぎると外れるし、乱暴に歩くと上から雪が入るし、もどかしいこと極まりない。
やっぱりね(^_-) 分ってて長靴に拘る気持ちはわかる気もするけど…。
ワー〇マンなら安全靴並みに足先に鉄板を入れた長靴もあるはずですよ(^_-)

切り込み隊長アオバ*ト行きます。やみくもに行くと踏み抜いて足を取られる。勘を働かせて枝から枝へ渡り歩く。
ジャングルの先にたおやかな稜線の広がりを見た瞬間の爽快感といったら半端なかった。
ここさえ抜けたら! と突入します。が、その先にさらに激ヤブが待ってたら…(@_@。 消耗感はハンパないですね!

 猫ケ洞のピークは、雪がまだまだ少ないからなのか、難儀してここまで来た割にはあまりパッとしなかった。
にわかに風が吹いてきて、山名板が高いところでブラブラと揺らいでいた。
少し戻って、ぽかぽか陽の当たるところでお昼にした。
猫ヶ洞まで行けたんですね。少し北に展望地がありますが。
我々は大ダワにすら到達できず、すぐあきらめてそそくさと撤退でした。
写真、真ん中の蕎麦粒山はさすが美濃の主峰ですね!

私も蕎麦粒山や花房山、正面の金糞岳、左対岸の涌谷山などを眺めながら下山しました。
雪解けまでに行ってみたい山ばかりです。
下山後はもちろん、「藤橋の湯」で疲れを癒しました。JAFクーポンで430円と格安ですよ。
               ~びわ爺

Re: 【湖北】「沢の流れ、雪の花びら、石楠花の蕾」 奥土倉谷より猫ケ洞

Posted: 2020年2月11日(火) 00:26
by アオバ*ト
 biwacoさん、こんばんは。
レス下さり、ありがとうございます!

アオバトさん、こんにちは(^^♪
んん…?アオバの後に(というか、トの前に)ついているヘンな記号(*みたいな)は何やろ?
と、またヘンなことを気にするから、レスがまた暗中模索のワンデリングを始めそうです(>_<)
「記号」はさておき、やっとこさで雪がやってきたので、同じエリアの近くで遊んできました。1周遅れの9日ですけど。
夜叉龍神社から大ダワへ登って土蔵までの山頂稜線をスノーシューで楽しもうってプラン! 
しかし、結果はそんなに甘く…いや、じつにショッパイもんでした。(@_@。


このアスタリスクマーク(*)、レスを下さるとき、めんどくさいと思われていたのではないでしょうか?
とくに深い意味はなくて、ただの飾りですので、めんどくさい時は、どうぞ外して打って下さいませ。
biwacoさんも先週末同じエリアで遊んでいらっしゃったのですね。
biwacoさんのレポへは、またあらためてお邪魔させて頂くとしまして、


長靴では雪が入り込みませんか? スパッツつければ大丈夫か?

この程度の雪ならぜんぜん大丈夫ですが、急な斜面をトラバースする時などは山側から長靴の中に雪が入ったりすることもあるので、
長靴とズボンの間に極力スキマができないよう、ふつうのズボンではなく、厚手のハードシェルパンツをはいて長靴の中に裾を入れました。
スパッツは無しです。


やはり温泉でしょう? 生ぬるいなら…。硫黄か鉄分でしょうね。
「土倉鉱泉」開業したら流行るかも(^^♪

ただの黄土色の土から湧いているだけでしょうが、ここだけ黄土色っていうのが、なんとも不気味でした。
「土倉鉱泉」いいネーミングですね。
少しぬるいですが、皆さんどうぞ。毎日絶賛営業中です。


しっかり雪が積もって、しっかり締まって、しっかり天気も良くなったら、しっかり体調整えて、
行ってみたいもんです。


 山日和さんご推薦、猫ケ洞南西尾根、ぜひお出かけください。

やっぱりね(^_-) 分ってて長靴に拘る気持ちはわかる気もするけど…。

ふだんスノーシューの時は、もちろん冬用登山靴なのですが、この日は、増水した沢を歩くのも目的だったので、
あえて長靴で遊んでみました。


ここさえ抜けたら! と突入します。が、その先にさらに激ヤブが待ってたら…(@_@。 消耗感はハンパないですね!

ほんとですね~。あわよくば、町境の尾根まで行って周回と思っていたのですが、絵空事でした。

猫ヶ洞まで行けたんですね。少し北に展望地がありますが。
我々は大ダワにすら到達できず、すぐあきらめてそそくさと撤退でした。
写真、真ん中の蕎麦粒山はさすが美濃の主峰ですね!

私も蕎麦粒山や花房山、正面の金糞岳、左対岸の涌谷山などを眺めながら下山しました。
雪解けまでに行ってみたい山ばかりです。
下山後はもちろん、「藤橋の湯」で疲れを癒しました。JAFクーポンで430円と格安ですよ。


少し北の広いところへ行ってみたかったのですが、時間切れで退散しました。
尖った山は蕎麦粒山だったのですね。
温泉、430円はお安いですね!
皆さま「土倉鉱泉」は毎日タダですよ。ひつこい・・・。

 アオバ*ト

Re: 【湖北】「沢の流れ、雪の花びら、石楠花の蕾」 奥土倉谷より猫ケ洞

Posted: 2020年2月12日(水) 13:28
by yamaneko0922
アオバトさん 

実はこの日、横山岳と土蔵岳~猫ヶ洞のどちらにしようかと最後まで悩みながら結局、横山岳にしてしまいました。ほぼ一年ぶりのラッセルなので、まずは自分のラッセルの感覚とスピードを確かめておきたくて堅実(?)なコースをと思って、横山岳から墓谷山の周回コースにしてしまいました。もう一つは先週の降雪の後のほうがシャクナゲの藪が雪に埋もれてくれるだろうという期待もあり。後からこのrepを見て驚きました。

勿論、猫ヶ洞に辿り着いたところで南西尾根からの往復ではお会い出来る可能性は低かったかもしれませんが、私が横山岳から憧憬の念と共に眺めていた猫ヶ洞にいらしたのでしょうね。山頂付近は着雪と霧氷でかなり白くなっていたのではないでしょうか?

ちなみにその前の週は経ヶ岳と迷ったのは夜叉ヶ池だったのですが、林道を自転車で行こうといった私の提案に家内が難色を示したので、経ヶ岳にしたのでした。

>午前中は曇り予報だったのに、もう青空が広がっている。

かなり早くから青空が広がり始めましたよね。
私も金居原尾根に上がった頃にはすっかり青空が広がっており、嬉しい誤算でした。

>先週、土蔵岳から廻ってきたときは、シャクナゲジャングルを二つ越えて猫に来た。

昨日、私もシャクナゲ・ジャングルを越えて土蔵から猫に行って参りました。

>雪でうまい具合に覆われているのではとの淡い期待もはかなく、雪はうわべだけで踏み抜き地獄が待っていた。

やはり同様でした。


>やみくもに行くと踏み抜いて足を取られる。勘を働かせて枝から枝へ渡り歩く。


積雪が多いとその離れ業も難しいような気がしますが・・・

>猫ケ洞の直下の壁のようだという斜面は、今日は少し形成されつつあった。
スノーシューを蹴りこんでも、新雪の雪は崩れ落ちるばかりで、すでに登るのに難儀した。


壁は出来ていたかと思いますが、少し歩いた途端に足元からドドッと数メートルに渡っていきなり崩落!

ところでbiaw爺さんへのレスにある町境の尾根というのはどこでしょうか?江美国境稜線が大きく曲がるca1000mのピークから南に下るところですか?
猫ヶ洞山頂の西側のシャクナゲの藪を越えるとこのca1000mピークまでは素晴らしい山毛欅の林が続いておりました。その山行の話はまたあらためて。

Re: 【湖北】「沢の流れ、雪の花びら、石楠花の蕾」 奥土倉谷より猫ケ洞

Posted: 2020年2月12日(水) 23:42
by アオバ*ト
 山猫さん、こんばんは。
コメント下さり、ありがとうございます。


実はこの日、横山岳と土蔵岳~猫ヶ洞のどちらにしようかと最後まで悩みながら結局、横山岳にしてしまいました。ほぼ一年ぶりのラッセルなので、まずは自分のラッセルの感覚とスピードを確かめておきたくて堅実(?)なコースをと思って、横山岳から墓谷山の周回コースにしてしまいました。もう一つは先週の降雪の後のほうがシャクナゲの藪が雪に埋もれてくれるだろうという期待もあり。後からこのrepを見て驚きました。

勿論、猫ヶ洞に辿り着いたところで南西尾根からの往復ではお会い出来る可能性は低かったかもしれませんが、私が横山岳から憧憬の念と共に眺めていた猫ヶ洞にいらしたのでしょうね。山頂付近は着雪と霧氷でかなり白くなっていたのではないでしょうか?


こちらからも横山岳はきれいに見えておりまして、この程度の降雪ではこんなヤブ山(猫周辺)には誰も来やしないけど、
横山岳にはきっと誰か登ってるだろうな、今日はきれいだろうなと思って眺めておりました。
よく晴れて目を凝らすと人が見えるんじゃないかと思ったくらいです。
今年もニアミスだったんですね。
猫ケ洞の山頂付近は、そこそこ雪がありました。霧氷は無かったですが、雪のぼんぼりが枝にたくさん付いていました。
2日に行ったのは、どちらかと言うと、雨とそれまでの雪の融雪により増水した沢を長靴で歩くのを楽しみに行った感が強く、
稜線の雪はどうせほとんどないんだからどうでもいいみたいに思っていました。

それにしても、金居原から横山岳と墓谷山周回って、雪が無くてもしんどいのに~。
そしてさらに、横山から猫にたどり着く?わたしには、とても考えられない発想です~。


ちなみにその前の週は経ヶ岳と迷ったのは夜叉ヶ池だったのですが、林道を自転車で行こうといった私の提案に家内が難色を示したので、経ヶ岳にしたのでした。

そうだったのですね。ここの林道は長いですもんね。
わたしたちは、軽トラに乗せてもらってラッキーだったのですが。


かなり早くから青空が広がり始めましたよね。
私も金居原尾根に上がった頃にはすっかり青空が広がっており、嬉しい誤算でした。

もう、とっても得した気分になりました。


昨日、私もシャクナゲ・ジャングルを越えて土蔵から猫に行って参りました。

シャクナゲジャングル越え、流行ったりして。
それにしても、昨日は最高のスノーシュー日和だったのではないでしょうか。



積雪が多いとその離れ業も難しいような気がしますが・・・

おっしゃるとおりで、たぶん私たちが行った時が、なんやかんや言っても楽だったように思います。


壁は出来ていたかと思いますが、少し歩いた途端に足元からドドッと数メートルに渡っていきなり崩落!

2日でもすでに雪庇ができていました。


ところでbiaw爺さんへのレスにある町境の尾根というのはどこでしょうか?江美国境稜線が大きく曲がるca1000mのピークから南に下るところですか?

すみません、これは間違い、思い込みでした。出だしは余呉町と木之本町の町境だと思うのですが、すぐに町境から離れて奥土倉谷の出合に下る尾根です。
biwacoさんにも、お詫び申し上げます。間違ったこと書いてすみません。


猫ヶ洞山頂の西側のシャクナゲの藪を越えるとこのca1000mピークまでは素晴らしい山毛欅の林が続いておりました。その山行の話はまたあらためて。

レポ楽しみに待ってます。

Re: 【湖北】「沢の流れ、雪の花びら、石楠花の蕾」 奥土倉谷より猫ケ洞

Posted: 2020年2月13日(木) 01:59
by バーチャリ
アオバ*ト さん 今晩は


奥土倉谷出合7:50、奥の二俣(尾根取付)8:50、稜線12:30、猫ケ洞13:20、ランチ場13:30~14:20、奥の二俣16:50、駐車地17:40

猫ケ洞2回ほど行ってますがこちらからまだないですね。


 Kちゃんと、登山靴で行くか長靴で行くか作戦会議する。沢で泣くか、稜線に上がってから泣くか、どうする?
迷った挙句、女子ふたりは長靴で行くことにした。上で難儀したら引き返してきたらいいさ。
Tさんはこのあいだの夜叉ケ池での長靴ワカンに懲りたのか、今日は登山靴。

 
長靴は雪を踏みぬいたりしたら雪が入ると思いますが

それにさ、シャクナゲのヤブを突破した先にすばらしい場所が広がっていたりしたら、なんか嬉しくない?


その気持ち良くわかります。


やっぱり長靴にスノーシューは機動性に欠ける。ストラップを締め付けすぎると血流が止まりそうで、緩すぎると外れるし、
乱暴に歩くと上から雪が入るし、もどかしいこと極まりない。

 
登山靴にスパツですよね

 左から巻いて、稜線はもうすぐだと嬉しくなるが、いよいよシャクナゲの要塞が立ちはだかった。
雪でうまい具合に覆われているのではとの淡い期待もはかなく、雪はうわべだけで踏み抜き地獄が待っていた。


悪戦苦闘がされていますね


長靴の中に敷き詰めた使い捨てカイロは歩いているときは温かみを感じないのに、歩みを止めて休んでいると、ジンジンと熱がわいてきた。
 帰り道、シャクナゲがたくさん蕾を付けていることに気付く。いっぱい踏みつけてごめん。


昨年 南木曾や三河では凄かったですが今年はシャクナゲは裏年と思っていましたが
所によるのですね。


立ち止まって、ひとしきり美濃の山々を眺めて、二人の後を追う。知らない山ばかりだけど、美しかった。
ツララもすっかり解けて、カッコよさの半減したグラを巻いて、最後の小場でひと休みしたら、
あとはKちゃんとキャッキャ叫びながら、転がり落ちるように、Tさんを追いかけて、来た道を下った。



お疲れ様でした。
    バーチャリ

Re: 【湖北】「沢の流れ、雪の花びら、石楠花の蕾」 奥土倉谷より猫ケ洞

Posted: 2020年2月13日(木) 22:03
by アオバ*ト
 バーチャリさん、こんばんは!
レスありがとうござります!

猫ケ洞2回ほど行ってますがこちらからまだないですね。

雪の時は坂内の夜叉龍神社から行くのが一般的なのでしょうか。
今年は雪が無いから奥土倉谷からでも入れると思いました。


長靴は雪を踏みぬいたりしたら雪が入ると思いますが

そうですね。大雪の時は長靴はダメですね。これも雪の少ない今年限りの遊びでしょうか。


「それにさ、シャクナゲのヤブを突破した先にすばらしい場所が広がっていたりしたら、なんか嬉しくない?」
その気持ち良くわかります。
でしょう!


登山靴にスパツですよね

フツーはそうですよね。全くもってタワケたことしとります。
同行のKちゃんに、「もうやらないよね」とあきれられてしまいました。


悪戦苦闘がされていますね

ハタから見ると阿呆としか言いようがないですね。


昨年 南木曾や三河では凄かったですが今年はシャクナゲは裏年と思っていましたが
所によるのですね。

どうなんでしょう。お花のことはよくわからないのですが、
とにかくここの子たちは、蕾をたくさんつけて、とてもたくましかったです。

  アオバ*ト