【鈴鹿】20200111初めての奥の畑から雨乞岳
Posted: 2020年1月13日(月) 22:02
グーは奥の畑にまだ行ったことがない。
「鳴野橋まで車が入れるようなら行きましょう」
除雪の心配ご無用。雪の気配の全くない暖冬です。
【 日 付 】 令和2年1月11日(土)
【 山 域 】 鈴鹿
【 天 候 】 曇り のち 快晴
【 ルート】 鳴野橋7:30---8:50奥の畑分岐---11:10清水の頭---
12:10南雨乞岳13:40---14:00雨乞岳---17:10駐車地
【メンバー】 ナズナさん グー
鈴鹿で人気の名所は数あるが、グーはまだ奥の畑に行ったことがない。
ナズナさんに案内をお願いしたら「林道歩きが長いから鳴野橋まで車で進める雪なら」
との条件だった。しかし、年末寒波も来ず。全く雪の無い拍子抜けの寒中です。
鳴野橋には先客が3台。すでに出発して姿はない。我々も準備をして出発する。
今冬初めての冬靴での車道歩きはロボット歩き。足首が固定されて歩き難い。
桜地蔵に安全祈願をする。洞吹さんのお供え物は無かった。
大峠への分岐を過ぎ、ツルベ谷出合を見下ろす木々に赤のペンキで矢印がある。
ここからも大峠へのルートがあるのだろうか?
奥の畑谷の出合には本谷である藤切谷に落差のある2段の滝がかかっている。
水量は1:1のように見える。両谷の流域面積はどれほどの違いなのだろうか?
千草街道ルートから分かれ奥の畑に入る。岩ぐらを削ったしっかりした道だ。
やがて広々としたところになった。休憩。なかなかのんびりできるいい所です。
本当に畑があったのだろうか?段々畑の石垣を想像していたが見当たらない。
畑にできそうな平坦(ちょっとは斜めってはいるが)はずいぶん長い範囲で続く。
栗のイガがいっぱい落ちている。栗の木は植えたのだろうか?
畑だったとしたら芋かな?豆かな?しかし、人より猪・鹿・猿の方が多いよな。
茶碗など住居の形跡は見つからなかった。甲津畑から通うのは遠いよな。
どのように利用されていたのだろうか?炭窯跡はあったけれど。
新緑の頃、紅葉の頃にも訪れたいと思うが、ヒルがいるそうだ。
「稜線の鞍部まで標高差は100mちょっとですよね?」
「もう少しありますよ。清水の頭には行かないのですか?」
「行きますよ。稜線に登ってから西へ戻って」
ナズナさんは清水の頭の西方へヤブを漕ぎながら登っていたようです。
グーの選んだコースは少々急登ですがヤブもなく快適に登れるコースでした。
登り始めの東側に立木が無く雨乞岳北西斜面を飾る霧氷が美しく眺められた。
「いい所ですね~」
稜線に出ると少し風が吹ていた。清水の頭の風陰で休憩する。
「ここでランチにしますか?」
「適地が無いからもう少し行きましょう」
くるぶし上だった笹が胸の高さまでになった。
ナズナさんの露払いの後ろを歩くが首筋に雪が入った。「冷たい~」
南雨乞岳の上はランチに適した広さがある。ちょうど風も止んだ。
御在所と鎌を正面に眺めながらの好展望のランチ場です。
無風快晴。ポカポカお日様に暖められダウンも着ずに快適ランチです。
ランチを終えるとちょうど山頂に見えていた二人の姿がこちらに下ってきた。
途中ですれ違い、挨拶を交わす。我々とは反対回りで歩かれるという。
立派なカメラを首に下げていた。かなり通いなれているように見受けられた。
笹が顔の高さまでになった。ナズナさんは時々笹に埋まっている。
前を歩いているナズナさんがコースを外したようだ。
笹の下には踏み跡があるが、笹をかき分けないことには見えない。
山頂直下ではついに踏み跡を見失った。適当に登る。
ただ、ここの笹も弱ってきているように感じる。
あと5年もしたら御池のように笹枯れの草原になるのではないだろうか?
山頂から杉峠へ下るルートには霧氷がまだ残っていてくれた。
北を眺めるとイブネ・御池もうっすらと雪が乗っているだけだ。
遠くに白く見えているのは能郷白山・御岳山だろうか?
蓮如上人一夜泊り竈でお茶タイムをした後のナズナさんの足は速い。
必死に追いかける。石ころを踏む冬靴の安定は悪く歩き難い。
「ふ~」明るいうちに車まで戻りました。
2・3分遅れて山頂下ですれ違ったお二人も到着。
「ヘッデンぎりぎりですね」と笑い合った。
グー(伊勢山上住人)