あっと思った瞬間、体は重力の法則に従って落ちていた。ほんの2秒か3秒の間だっただろう。
滑落から途中で自由落下に変わったのがわかった。目の前を流れる景色わ見ながら、なんとか止めなく
てはと手を伸ばしていたが、手は虚空を掴むだけだった。
衝撃と共に体が止まった。どうやら助かったようだ・・・
【日 付】2019年12月29日(日)
【山 域】大峰山脈 山上ヶ岳・稲村ヶ岳
【天 候】晴れ
【コース】清浄大橋7:45---9:30レンゲ峠9:40---10:20山上ヶ岳10:50---11:15レンゲ峠---12:00山上辻12:55
---13:25稲村ヶ岳13:40---14:05山上辻---14:50 Ca1420ピーク---16:55清浄大橋
今年は極端に雪が少ない。と言うより「無い」と言った方が正しいだろう。
恒例の山納め。雪山を楽しめないならせめて霧氷をと向かったのが山上ヶ岳である。
いつもなら凍結路でひやひやしながら走る道も、今日はまったくのドライ路面。駐車地の清浄大橋にも
雪のかけらもない。ひょっとしたらと思ってスノーシューを持って来たが、これでは出番がなさそうだ。
林道から川瀬谷の登山道に入った。まったく雪がないのでペースも上がる。天気予報で高気圧に覆われ
て晴れのはずだが、どんよりした空の下、大きく開けた川瀬谷は寒々とした印象だ。気温だけは低いので、
いつもミニ氷瀑が見られるところにはしっかり氷瀑ができていた。
レンゲ峠への登りにかかるころからようやく雪の上を歩くようになる。見上げると、木という木すべてが
白い花を咲かせていた。してやったりと、ひとりほくそ笑む。
レンゲ峠まで上がると、待望の青空が迎えてくれた。蒼穹の空に純白の霧氷は最高の取り合わせだ。
しかし、さっきまでの日の当たらない凍てついた森に咲く霧氷の花も捨てがたいなと思う。すべてを白日
の下に晒したような、あっけらかんとした霧氷と、どこか秘めた思いを抱えたように凛として佇む日陰の
霧氷の森。それぞれ違った魅力を感じるから山は面白い。
山上ヶ岳への道も凍結は無く、チェーンスパイクを履く必要もなく歩いて行ける。スノーシューにセッ
トしていたストックを忘れてしまったが、これなら無くても困らないだろう。ストックを使わずにバラン
スを保持して歩く練習にもなる。
この尾根の最大の魅力は、振り返り見る稲村ヶ岳や弥山の雄姿だ。霧氷の付きがイマイチで茶色い部分
も見られるが、ここから見る稲村ヶ岳の霧氷は素晴らしい。
山上ヶ岳の広大な台地に登り着く。申し訳程度に積もった雪は笹を覆い尽くすこともなく、冬とは思え
ない景観だ。大峰山寺の大伽藍は、いつもなら雪の中に荘厳な雰囲気を漂わせているのだが、今日はなに
か開放的な佇まいに感じられた。
台高方面の展望所からは、台高山脈の山々が一望できるのだが、まったく白い部分が無い。
あまりに順調に登ってきたので、ここでランチにするには時間が早過ぎる。あまり早く家に帰ってもし
ょうがないので、稲村ヶ岳方面に向かってみよう。季節を問わず、何度も登っている山なので特別山頂に
立ちたいとは思わないが、ブナ林の中でランチタイムを楽しむにはいいだろう。
山上ヶ岳はツガなどの針葉樹が優勢だが、稲村ヶ岳方面はブナの純林が多く、林相だけを取ればこちらの
方が好みなのだ。しかし山上ヶ岳が女人禁制で女性が登れない分、稲村ヶ岳に登山者が集中してしまうの
である。
レンゲ峠まで戻って山上辻へ向かう。この道を歩くのは25年振りだろうか。
この尾根道は、尾根芯を歩くところがほとんどなく、尾根の北側か南側をトラバースするように付けられ
ている。この北側のトラバース道は、日当たりが悪いため凍結している箇所が多い。チェーンスパイクを
履いて慎重に通過。緊張させられた場所が2ヶ所あった。積雪がたっぷりの時なら地獄の滑り台の連続で、
とても通過することはできないだろう。その場合は尾根通しに歩くことになる。
尾根の南側に出ると、これまでと雰囲気は一変した。道の上にほとんど雪はなく、小春日和の様相であ
る。
ここで驚愕の事実が判明した。ビールを・・・車の中に・・・忘れて・・・きて・・・しまった・・・。
モチベーションが一気にガタガタと崩れて行く音が聞こえた。
稲村小屋の前では多くの人が思い思いにランチタイムを楽しんでいた。本当は人の多いこんなところで
食べたくないのだが、ここから先では一応食事禁止ということになっている。
登山道から少し外れたところで食べてもいいのだが、なぜか順法精神を発揮してしまい、ベンチに腰を降
ろした。よりによって、今日は今シーズン初の鍋ランチである。こんな日にビールがないなんて。
「こんな夜に、お前に乗れないなんて~♪」という気分である。
隣のベンチでは女性4人パーティーが賑やかに鍋ランチの最中だ。自分にとって一番似つかわしくない場所
でランチタイムにしてしまった。
食事の間も次々と登山者が行き来している。コーヒーを飲みながら思案した。このまま下るのもなんだ
かなあという気分である。時刻はまだ1時前。とりあえず大日あたりまで行ってみるか。
稲村小屋付近のブナ林は見事で、私の好きな場所のひとつだ。日差しで霧氷はかなり落ち始めているが、
まだまだ楽しませてくれた。
大日岳のトラバースは踏み固められた道ができていて、何の苦労もない。
稲村ヶ岳の山頂手前で、展望台の方から賑やかな声が聞こえてきて、もう山頂へ行かずに引き返そうかと
思ったが、意を決して上がった。7人ほどのパーティーと単独者がいたが、ちょうど下山にかかるところ
だったので、最終的には静かな山頂を楽しむことができた。
天気は下り坂に向かっているようで、真っ青だった空は雲の面積の方が広くなっていた。
下りはキレットへ直接下りるバリルートを進み始めたが、シャクナゲに阻まれて退散。登山道に合流し
て小屋へ戻る。
通い慣れた法力峠への登山道は、峠の手前までは風情のあるトラバース道だが、下半部が植林で面白み
がない。途中から清浄大橋へダイレクトに下る尾根を辿ってみよう。
峠まで半分ぐらい登山道を進んだところで尾根に上がった。尾根上は植林なので、そのまま道を歩いて
も大差ないかもしれないが、やはり知らないルートを開拓したいという思いが勝ってしまうのだ。
下生えもなく、まあまあ歩きやすい尾根だが、地形図通りの急降下が始まった。ところどころ岩嵓が出て
くるのは想定済みだ。大きな岩壁はないので、左右どちらかから巻くことができる。
そして、冒頭の瞬間が訪れた。
少し下に平坦な場所が見えたので、そこまで移動してひと息入れよう。
体は横倒しになって木に引っ掛かって止まっていた。平坦地から見上げると、3mほどの垂直の岩壁があり、
その前に直径5センチばかりの木が立っていた。あの岩の上からまともに落ちて、あの木で止まったのか。
5mほど落ちたようだ。まずは自分の置かれた状況を把握しよう。右太ももの外側を強打したようで、かな
り痛い。左足は無事だ。頭も打った記憶がある。両手で頭を探る。幸い出血はないようだ。
両手は手袋をしていなかったので擦過傷だらけである。あごの下も少しケガをしているようだが出血はな
かった。こういう時は一服のタバコが最上の精神安定剤だ。
右足は痛いながらもどうにか歩けるので、骨折はしていないようだ。チェーンスパイクを履いて慎重に
下りよう。
痛む右足をかばいながら、牛歩のごとくのろのろと高度を落として行く。稲村小屋を2時に出たので、法
力峠経由ならもう下山している時間だろう。
傾斜が緩んで歩くのがだいぶ楽になった。尾根の形が谷に吸収される頃、下の方に木橋が見えた。もう
大丈夫だ。結局稲村小屋から3時間近くかかって清浄大橋に戻った。
終わり良ければすべて良しとはとても言えない山納めだったが、これを読んだ人には「山日和でもこん
なことがあるんだ」と、以って他山の石としてほしいとの思いで恥を晒すことにした。
来年は安全登山を心掛けたいものである。
山日和
【大峰】終わり良ければ・・・山上ヶ岳から稲村ヶ岳
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
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【メンバー】
【 天 候 】
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※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
Re: 【大峰】終わり良ければ・・・山上ヶ岳から稲村ヶ岳
山日和さん こんにちは
あっと思った瞬間、体は重力の法則に従って落ちていた。
ほんの2秒か3秒の間だっただろう。
滑落から途中で自由落下に変わったのがわかった。
目の前を流れる景色わ見ながら、なんとか止めなくてはと手を伸ばしていたが、
手は虚空を掴むだけだった。
衝撃と共に体が止まった。どうやら助かったようだ・・・
うおーい、びっくりさせるぜ。
「年の暮れは大峰かあ」と思って読み始めたとたん、ギョッとして固まったがな。
命に別状がないから、このレポが上がってるんだろうけど。
今年は極端に雪が少ない。と言うより「無い」と言った方が正しいだろう。
恒例の山納め。雪山を楽しめないならせめて霧氷をと向かったのが山上ヶ岳である。
今年は、去年の冬みたいな寒波が来てないしね。
山上ヶ岳は昔、山日和さんに雪中テン泊初体験に連れて行ってもらった思い出もあるし、
それからは、よく冬の日帰り登山に行きました。
ここで驚愕の事実が判明した。
ビールを・・・車の中に・・・忘れて・・・きて・・・しまった・・・。
モチベーションが一気にガタガタと崩れて行く音が聞こえた。
これは痛い。
残念至極、痛恨の極みでしょう。
その気持ちは良く分かるんだけど、「またやってんの?」とも言いたくなるし。
なぜビールをザックの中にパッキングしておかずに、
ザックの外に出ているのか……それがわからん。
よりによって、今日は今シーズン初の鍋ランチである。
こんな日にビールがないなんて。
「こんな夜に、お前に乗れないなんて~♪」という気分である。
隣のベンチでは女性4人パーティーが賑やかに鍋ランチの最中だ。
自分にとって一番似つかわしくない場所でランチタイムにしてしまった。
山日和さんの憮然とした顔が見えるようですな。
このまま下るのもなんだかなあという気分である。
時刻はまだ1時前。とりあえず大日あたりまで行ってみるか。
ここまでが事件の伏線になっているのだな。
尾根上は植林なので、そのまま道を歩いても大差ないかもしれないが、
やはり知らないルートを開拓したいという思いが勝ってしまうのだ。
下生えもなく、まあまあ歩きやすい尾根だが、地形図通りの急降下が始まった。
ところどころ岩嵓が出てくるのは想定済みだ。
大きな岩壁はないので、左右どちらかから巻くことができる。
そして、冒頭の瞬間が訪れた。
ワシもだいぶ昔、山日和さんといっしょに登ったとき、
大日の下りのルンゼで滑落しかけたのを覚えてる。
このときは、すぐ下にうまいぐあいに横から突き出ていた木の枝に飛びついて、
事なきを得たけれど。
無事と惨事は紙一重だからね。
少し下に平坦な場所が見えたので、そこまで移動してひと息入れよう。
体は横倒しになって木に引っ掛かって止まっていた。
平坦地から見上げると、3mほどの垂直の岩壁があり、
その前に直径5センチばかりの木が立っていた。
あの岩の上からまともに落ちて、あの木で止まったのか。
5mほど落ちたようだ。まずは自分の置かれた状況を把握しよう。
右太ももの外側を強打したようで、かなり痛い。左足は無事だ。
頭も打った記憶がある。両手で頭を探る。幸い出血はないようだ。
両手は手袋をしていなかったので擦過傷だらけである。
あごの下も少しケガをしているようだが出血はなかった。
こういう時は一服のタバコが最上の精神安定剤だ。
やらかしちまったときは、とにかく冷静になることが一番でしょうね。
ワシも単独時に小事故的な怪我は何度かしてるけど、
自分で自分に「落ち着け、落ち着け」と言い聞かせながら、
座り込んでお茶を一口二口飲んだりして。
終わり良ければすべて良しとはとても言えない山納めだったが、
これを読んだ人には「山日和でもこんなことがあるんだ」と、
以って他山の石としてほしいとの思いで恥を晒すことにした。
来年は安全登山を心掛けたいものである。
いやあ、とにかくちゃんと自力で帰って来られる程度の怪我ですんで、
よかったですよ。
木に引っかかって止まったのは、運がいいほうに向いていたんでしょうね。
ほんとに「無事と惨事は紙一重」だから。
これからもご安全に!
洞吹(どうすい)
あっと思った瞬間、体は重力の法則に従って落ちていた。
ほんの2秒か3秒の間だっただろう。
滑落から途中で自由落下に変わったのがわかった。
目の前を流れる景色わ見ながら、なんとか止めなくてはと手を伸ばしていたが、
手は虚空を掴むだけだった。
衝撃と共に体が止まった。どうやら助かったようだ・・・
うおーい、びっくりさせるぜ。
「年の暮れは大峰かあ」と思って読み始めたとたん、ギョッとして固まったがな。
命に別状がないから、このレポが上がってるんだろうけど。
今年は極端に雪が少ない。と言うより「無い」と言った方が正しいだろう。
恒例の山納め。雪山を楽しめないならせめて霧氷をと向かったのが山上ヶ岳である。
今年は、去年の冬みたいな寒波が来てないしね。
山上ヶ岳は昔、山日和さんに雪中テン泊初体験に連れて行ってもらった思い出もあるし、
それからは、よく冬の日帰り登山に行きました。
ここで驚愕の事実が判明した。
ビールを・・・車の中に・・・忘れて・・・きて・・・しまった・・・。
モチベーションが一気にガタガタと崩れて行く音が聞こえた。
これは痛い。
残念至極、痛恨の極みでしょう。
その気持ちは良く分かるんだけど、「またやってんの?」とも言いたくなるし。
なぜビールをザックの中にパッキングしておかずに、
ザックの外に出ているのか……それがわからん。
よりによって、今日は今シーズン初の鍋ランチである。
こんな日にビールがないなんて。
「こんな夜に、お前に乗れないなんて~♪」という気分である。
隣のベンチでは女性4人パーティーが賑やかに鍋ランチの最中だ。
自分にとって一番似つかわしくない場所でランチタイムにしてしまった。
山日和さんの憮然とした顔が見えるようですな。
このまま下るのもなんだかなあという気分である。
時刻はまだ1時前。とりあえず大日あたりまで行ってみるか。
ここまでが事件の伏線になっているのだな。
尾根上は植林なので、そのまま道を歩いても大差ないかもしれないが、
やはり知らないルートを開拓したいという思いが勝ってしまうのだ。
下生えもなく、まあまあ歩きやすい尾根だが、地形図通りの急降下が始まった。
ところどころ岩嵓が出てくるのは想定済みだ。
大きな岩壁はないので、左右どちらかから巻くことができる。
そして、冒頭の瞬間が訪れた。
ワシもだいぶ昔、山日和さんといっしょに登ったとき、
大日の下りのルンゼで滑落しかけたのを覚えてる。
このときは、すぐ下にうまいぐあいに横から突き出ていた木の枝に飛びついて、
事なきを得たけれど。
無事と惨事は紙一重だからね。
少し下に平坦な場所が見えたので、そこまで移動してひと息入れよう。
体は横倒しになって木に引っ掛かって止まっていた。
平坦地から見上げると、3mほどの垂直の岩壁があり、
その前に直径5センチばかりの木が立っていた。
あの岩の上からまともに落ちて、あの木で止まったのか。
5mほど落ちたようだ。まずは自分の置かれた状況を把握しよう。
右太ももの外側を強打したようで、かなり痛い。左足は無事だ。
頭も打った記憶がある。両手で頭を探る。幸い出血はないようだ。
両手は手袋をしていなかったので擦過傷だらけである。
あごの下も少しケガをしているようだが出血はなかった。
こういう時は一服のタバコが最上の精神安定剤だ。
やらかしちまったときは、とにかく冷静になることが一番でしょうね。
ワシも単独時に小事故的な怪我は何度かしてるけど、
自分で自分に「落ち着け、落ち着け」と言い聞かせながら、
座り込んでお茶を一口二口飲んだりして。
終わり良ければすべて良しとはとても言えない山納めだったが、
これを読んだ人には「山日和でもこんなことがあるんだ」と、
以って他山の石としてほしいとの思いで恥を晒すことにした。
来年は安全登山を心掛けたいものである。
いやあ、とにかくちゃんと自力で帰って来られる程度の怪我ですんで、
よかったですよ。
木に引っかかって止まったのは、運がいいほうに向いていたんでしょうね。
ほんとに「無事と惨事は紙一重」だから。
これからもご安全に!
洞吹(どうすい)
Re: 【大峰】終わり良ければ・・・山上ヶ岳から稲村ヶ岳
山日和 さんが書きました: ↑2019年12月31日(火) 10:46 あっと思った瞬間、体は重力の法則に従って落ちていた。ほんの2秒か3秒の間だっただろう。
滑落から途中で自由落下に変わったのがわかった。
おっしゃる通りですね。落ちているときはまさに自由落下の感じです。
原因は山日和さんでもわからないでしょう。なんでもなく意識に上らないときに原因が発生し緊急になって初めて意識に上るのですから。
しかも不思議と恐怖感がありませんね。恐らく緊急事態では恐怖すら意識に上らないのでしょう。
目の前を流れる景色わ見ながら、なんとか止めなくてはと手を伸ばしていたが、手は虚空を掴むだけだった。
衝撃と共に体が止まった。どうやら助かったようだ・・・
たぶん直後は痛みも感じなかったのではないですか。痛みの感覚も意識には上らなかったと思います。
しばらくして落ち着いてから痛みが出てきたと思います。
【山 域】大峰山脈 山上ヶ岳・稲村ヶ岳
この日は大峰でしたか。珍しいですね。
レンゲ峠への登りにかかるころからようやく雪の上を歩くようになる。見上げると、木という木すべてが
白い花を咲かせていた。してやったりと、ひとりほくそ笑む。
霧氷の付きがイマイチで茶色い部分も見られるが、ここから見る稲村ヶ岳の霧氷は素晴らしい。。
いいですね。この日は南が正解だったようです。
ここで驚愕の事実が判明した。ビールを・・・車の中に・・・忘れて・・・きて・・・しまった・・・。
モチベーションが一気にガタガタと崩れて行く音が聞こえた。
私は食事すらめんどくさいですので、しんどいのにビールまで担ぎ上げる人の気がしれません。
稲村小屋の前では多くの人が思い思いにランチタイムを楽しんでいた。本当は人の多いこんなところで
食べたくないのだが、ここから先では一応食事禁止ということになっている。
登山道から少し外れたところで食べてもいいのだが、なぜか順法精神を発揮してしまい、
山日和さんにとっては順法精神はあたり前田のクラッカーでは?
ベンチに腰を降ろした。よりによって、今日は今シーズン初の鍋ランチである。こんな日にビールがないなんて。
「こんな夜に、お前に乗れないなんて~♪」という気分である。
隣のベンチでは女性4人パーティーが賑やかに鍋ランチの最中だ。自分にとって一番似つかわしくない場所
でランチタイムにしてしまった。
そうですかね。私から見れば山日和さんなんか人だかりの中にいてもよさそうに見えますが。
ちょうど下山にかかるところだったので、最終的には静かな山頂を楽しむことができた。
天気は下り坂に向かっているようで、真っ青だった空は雲の面積の方が広くなっていた。
私も下るころには南の方に雲が出てきているなと思っていました。
尾根上は植林なので、そのまま道を歩いて
も大差ないかもしれないが、やはり知らないルートを開拓したいという思いが勝ってしまうのだ。
私も最近そんな気持ちが起きるようになってきました。もう遅いですが。
まずは自分の置かれた状況を把握しよう。右太ももの外側を強打したようで、かな
り痛い。左足は無事だ。頭も打った記憶がある。両手で頭を探る。幸い出血はないようだ。
こういう時は一服のタバコが最上の精神安定剤だ。
御意。私も北アルプスで落ちた時は、まず近くの石に座って落ち着けと言いつつ水を一口飲みました。
顎をうって口の中が出血していてしみましたが。
終わり良ければすべて良しとはとても言えない山納めだったが、これを読んだ人には「山日和でもこん
なことがあるんだ」と、以って他山の石としてほしいとの思いで恥を晒すことにした。
来年は安全登山を心掛けたいものである。
なんかデジャヴのような気がしますが。
山日和さん以上に私なぞはもっと気を付けなければと戒めます。
Re: 【大峰】終わり良ければ・・・山上ヶ岳から稲村ヶ岳
山日和さま
こんばんは。
冒頭の文を読んで何が起こったのだろうとびっくりしました。
「どうやら助かったようだ」にほっとして、レポを読み進めることが出来ました。
山納めは山上ヶ岳だったのですね。有名な山ですが私は訪れることが出来ない山。
山頂は鬱蒼としたイメージだったのですが、明るいのですね。山上のお寺や行場、興味深いです。
稲村岳はシロヤシオが多いのでしたっけ?ブナ林も素晴らしいのですね。
どんなルートを辿られたのかなと、地図を見ているのですが、この地方は尾根を「尾」と呼ぶのですね。
谷も面白い名称が多いですね。どんな尾根や谷なのだろうと想像してしまいます。
山を歩く上で、事故はいつでもどこでも起こりうると実感しています。どんなに注意しているつもりでも事故は起こりうる。
太ももを打撲してしまったものの、自力下山出来たのが不幸中の幸いでしたね。
事故にあった後、いかに冷静に保てるかが大切だと思います。
パニック状態になると、次の行動が命取りになることもあると思います。私は水を飲んで、飴をなめて、息を整えました。
ひとりの山歩きは、ひとりでこそ味わえる自由と愉しさ、寂しさがあるけれど、不測の事態に陥った時、ひとりで対処しなければならない。
だからといって、グループの山歩きが安全ともいえない。グループだからこそのリスクもある。
山日和さんのレポを読んで、私もあらためて安全登山という言葉の重さをかみしめました。
おととし、あんなに大変な思いをしたのに、今年の夏、不注意で草に覆われた林道の路肩から落ちるという大失態をしてしまったし・・・。
未だ、肩に擦りむいた傷跡が残っています。
今年は、半分諦めていた沢歩きを再び愉しむことが出来るようになりました。
ありがとうございました。
怪我をする前よりも、山の世界が広がった年でした。
これから、雪山のシーズン、気を引き締めるところは引き締めて、山を愉しみたいです。
sato
こんばんは。
冒頭の文を読んで何が起こったのだろうとびっくりしました。
「どうやら助かったようだ」にほっとして、レポを読み進めることが出来ました。
山納めは山上ヶ岳だったのですね。有名な山ですが私は訪れることが出来ない山。
山頂は鬱蒼としたイメージだったのですが、明るいのですね。山上のお寺や行場、興味深いです。
稲村岳はシロヤシオが多いのでしたっけ?ブナ林も素晴らしいのですね。
どんなルートを辿られたのかなと、地図を見ているのですが、この地方は尾根を「尾」と呼ぶのですね。
谷も面白い名称が多いですね。どんな尾根や谷なのだろうと想像してしまいます。
山を歩く上で、事故はいつでもどこでも起こりうると実感しています。どんなに注意しているつもりでも事故は起こりうる。
太ももを打撲してしまったものの、自力下山出来たのが不幸中の幸いでしたね。
事故にあった後、いかに冷静に保てるかが大切だと思います。
パニック状態になると、次の行動が命取りになることもあると思います。私は水を飲んで、飴をなめて、息を整えました。
ひとりの山歩きは、ひとりでこそ味わえる自由と愉しさ、寂しさがあるけれど、不測の事態に陥った時、ひとりで対処しなければならない。
だからといって、グループの山歩きが安全ともいえない。グループだからこそのリスクもある。
山日和さんのレポを読んで、私もあらためて安全登山という言葉の重さをかみしめました。
おととし、あんなに大変な思いをしたのに、今年の夏、不注意で草に覆われた林道の路肩から落ちるという大失態をしてしまったし・・・。
未だ、肩に擦りむいた傷跡が残っています。
今年は、半分諦めていた沢歩きを再び愉しむことが出来るようになりました。
ありがとうございました。
怪我をする前よりも、山の世界が広がった年でした。
これから、雪山のシーズン、気を引き締めるところは引き締めて、山を愉しみたいです。
sato
Re: 【大峰】終わり良ければ・・・山上ヶ岳から稲村ヶ岳
洞吹さん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくです。
うおーい、びっくりさせるぜ。
「年の暮れは大峰かあ」と思って読み始めたとたん、ギョッとして固まったがな。
命に別状がないから、このレポが上がってるんだろうけど。
新年の挨拶ができてよかったですわ。
今年は、去年の冬みたいな寒波が来てないしね。
山上ヶ岳は昔、山日和さんに雪中テン泊初体験に連れて行ってもらった思い出もあるし、
それからは、よく冬の日帰り登山に行きました。
家から近いし、手軽に楽しめるので何度も行ってます。
これは痛い。
残念至極、痛恨の極みでしょう。
その気持ちは良く分かるんだけど、「またやってんの?」とも言いたくなるし。
なぜビールをザックの中にパッキングしておかずに、
ザックの外に出ているのか……それがわからん。
それなんですよねえ。家を出る前にカバンに放り込んで、ザックに入れるのを忘れるというパターン・・・
山日和さんの憮然とした顔が見えるようですな。
ビールがあればまだしも、味気ない鍋でした。
ワシもだいぶ昔、山日和さんといっしょに登ったとき、
大日の下りのルンゼで滑落しかけたのを覚えてる。
このときは、すぐ下にうまいぐあいに横から突き出ていた木の枝に飛びついて、
事なきを得たけれど。
無事と惨事は紙一重だからね。
あれは私も鮮明に覚えてます。あっと思ったら、洞吹さんが上から滑ってきてビックリしました。
よく腕が木に巻き付いたもんです。
やらかしちまったときは、とにかく冷静になることが一番でしょうね。
ワシも単独時に小事故的な怪我は何度かしてるけど、
自分で自分に「落ち着け、落ち着け」と言い聞かせながら、
座り込んでお茶を一口二口飲んだりして。
その通りです。動揺してると正しい判断をするのが難しい。
まずは自分を落ち着かせることが大事ですね。
いやあ、とにかくちゃんと自力で帰って来られる程度の怪我ですんで、
よかったですよ。
木に引っかかって止まったのは、運がいいほうに向いていたんでしょうね。
ほんとに「無事と惨事は紙一重」だから。
ホンマです。木の下もすぐに止まるような緩斜面じゃなかったんで、引っ掛からなかったら2~30mは行ってたと思います。
ラッキーとしか言いようがありません。
山日和
うおーい、びっくりさせるぜ。
「年の暮れは大峰かあ」と思って読み始めたとたん、ギョッとして固まったがな。
命に別状がないから、このレポが上がってるんだろうけど。
新年の挨拶ができてよかったですわ。
今年は、去年の冬みたいな寒波が来てないしね。
山上ヶ岳は昔、山日和さんに雪中テン泊初体験に連れて行ってもらった思い出もあるし、
それからは、よく冬の日帰り登山に行きました。
家から近いし、手軽に楽しめるので何度も行ってます。
これは痛い。
残念至極、痛恨の極みでしょう。
その気持ちは良く分かるんだけど、「またやってんの?」とも言いたくなるし。
なぜビールをザックの中にパッキングしておかずに、
ザックの外に出ているのか……それがわからん。
それなんですよねえ。家を出る前にカバンに放り込んで、ザックに入れるのを忘れるというパターン・・・
山日和さんの憮然とした顔が見えるようですな。
ビールがあればまだしも、味気ない鍋でした。
ワシもだいぶ昔、山日和さんといっしょに登ったとき、
大日の下りのルンゼで滑落しかけたのを覚えてる。
このときは、すぐ下にうまいぐあいに横から突き出ていた木の枝に飛びついて、
事なきを得たけれど。
無事と惨事は紙一重だからね。
あれは私も鮮明に覚えてます。あっと思ったら、洞吹さんが上から滑ってきてビックリしました。
よく腕が木に巻き付いたもんです。
やらかしちまったときは、とにかく冷静になることが一番でしょうね。
ワシも単独時に小事故的な怪我は何度かしてるけど、
自分で自分に「落ち着け、落ち着け」と言い聞かせながら、
座り込んでお茶を一口二口飲んだりして。
その通りです。動揺してると正しい判断をするのが難しい。
まずは自分を落ち着かせることが大事ですね。
いやあ、とにかくちゃんと自力で帰って来られる程度の怪我ですんで、
よかったですよ。
木に引っかかって止まったのは、運がいいほうに向いていたんでしょうね。
ほんとに「無事と惨事は紙一重」だから。
ホンマです。木の下もすぐに止まるような緩斜面じゃなかったんで、引っ掛からなかったら2~30mは行ってたと思います。
ラッキーとしか言いようがありません。
山日和
Re: 【大峰】終わり良ければ・・・山上ヶ岳から稲村ヶ岳
kandoさん、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
おっしゃる通りですね。落ちているときはまさに自由落下の感じです。
原因は山日和さんでもわからないでしょう。なんでもなく意識に上らないときに原因が発生し緊急になって初めて意識に上るのですから。
しかも不思議と恐怖感がありませんね。恐らく緊急事態では恐怖すら意識に上らないのでしょう。
原因は「足が滑った」ですね。慎重に足場に置いたつもりが、木の根の滑りやすいところだったと思います。
恐怖感はありませんでした。「いつ止まるんだろう」とだけ思ってました。
たぶん直後は痛みも感じなかったのではないですか。痛みの感覚も意識には上らなかったと思います。
しばらくして落ち着いてから痛みが出てきたと思います。
いやー、痛かったですよ。右の太ももを強打したのはわかりました。
右足を引きずりながら、下の平坦地まで移動しました。
いいですね。この日は南が正解だったようです。
そのようです。
私は食事すらめんどくさいですので、しんどいのにビールまで担ぎ上げる人の気がしれません。
あらまあ、ビールがないと登る気がしませんが。ランチタイムも大きな楽しみのひとつです。
山日和さんにとっては順法精神はあたり前田のクラッカーでは?
オレがこんなに強いのは~
そうですかね。私から見れば山日和さんなんか人だかりの中にいてもよさそうに見えますが。
kandoさんは私のことを誤解しているようですね。
>尾根上は植林なので、そのまま道を歩いても大差ないかもしれないが、やはり知らないルートを開拓したいという思いが勝ってしまうのだ。
私も最近そんな気持ちが起きるようになってきました。もう遅いですが。
人間、いくつになっても欲は尽きないものです。
御意。私も北アルプスで落ちた時は、まず近くの石に座って落ち着けと言いつつ水を一口飲みました。
顎をうって口の中が出血していてしみましたが。
どこでどれぐらい落ちたんですか?
なんかデジャヴのような気がしますが。
山日和さん以上に私なぞはもっと気を付けなければと戒めます。
そんなデジャヴがありましたっけ?
まあ、お互い安全登山に精進しましょう~。
山日和
おっしゃる通りですね。落ちているときはまさに自由落下の感じです。
原因は山日和さんでもわからないでしょう。なんでもなく意識に上らないときに原因が発生し緊急になって初めて意識に上るのですから。
しかも不思議と恐怖感がありませんね。恐らく緊急事態では恐怖すら意識に上らないのでしょう。
原因は「足が滑った」ですね。慎重に足場に置いたつもりが、木の根の滑りやすいところだったと思います。
恐怖感はありませんでした。「いつ止まるんだろう」とだけ思ってました。
たぶん直後は痛みも感じなかったのではないですか。痛みの感覚も意識には上らなかったと思います。
しばらくして落ち着いてから痛みが出てきたと思います。
いやー、痛かったですよ。右の太ももを強打したのはわかりました。
右足を引きずりながら、下の平坦地まで移動しました。
いいですね。この日は南が正解だったようです。
そのようです。
私は食事すらめんどくさいですので、しんどいのにビールまで担ぎ上げる人の気がしれません。
あらまあ、ビールがないと登る気がしませんが。ランチタイムも大きな楽しみのひとつです。
山日和さんにとっては順法精神はあたり前田のクラッカーでは?
オレがこんなに強いのは~
そうですかね。私から見れば山日和さんなんか人だかりの中にいてもよさそうに見えますが。
kandoさんは私のことを誤解しているようですね。
>尾根上は植林なので、そのまま道を歩いても大差ないかもしれないが、やはり知らないルートを開拓したいという思いが勝ってしまうのだ。
私も最近そんな気持ちが起きるようになってきました。もう遅いですが。
人間、いくつになっても欲は尽きないものです。
御意。私も北アルプスで落ちた時は、まず近くの石に座って落ち着けと言いつつ水を一口飲みました。
顎をうって口の中が出血していてしみましたが。
どこでどれぐらい落ちたんですか?
なんかデジャヴのような気がしますが。
山日和さん以上に私なぞはもっと気を付けなければと戒めます。
そんなデジャヴがありましたっけ?
まあ、お互い安全登山に精進しましょう~。
山日和
Re: 【大峰】終わり良ければ・・・山上ヶ岳から稲村ヶ岳
satoさん、あけましておめでとうございます。
今年もよろしくです。
冒頭の文を読んで何が起こったのだろうとびっくりしました。
「どうやら助かったようだ」にほっとして、レポを読み進めることが出来ました。
びっくりさせてすみません。レポを書いてるぐらいだから大丈夫です。
山納めは山上ヶ岳だったのですね。有名な山ですが私は訪れることが出来ない山。
山頂は鬱蒼としたイメージだったのですが、明るいのですね。山上のお寺や行場、興味深いです。
残念ながらそうなんですね。中腹以外は鬱蒼とした感じはないです。
5月から9月までの開山中はやかましいですが。
稲村岳はシロヤシオが多いのでしたっけ?ブナ林も素晴らしいのですね。
どんなルートを辿られたのかなと、地図を見ているのですが、この地方は尾根を「尾」と呼ぶのですね。
谷も面白い名称が多いですね。どんな尾根や谷なのだろうと想像してしまいます。
オオヤマレンゲも有名ですね。「尾」というのはイメージが湧く感じでしょう。
仏生ヶ岳の大黒上尾とか、明星ヶ岳の中尾なんかはいい尾根です。
稲村ではミオス尾というバリルートがありますが、以前から狙っていながら未踏です。
山を歩く上で、事故はいつでもどこでも起こりうると実感しています。どんなに注意しているつもりでも事故は起こりうる。
太ももを打撲してしまったものの、自力下山出来たのが不幸中の幸いでしたね。
事故にあった後、いかに冷静に保てるかが大切だと思います。
その通りですね。出血がなかったのが冷静を保てた大きな要因でしょう。
出血がひどければパニック状態に陥るかもしれません。自分で歩けたのが一番です、
ひとりの山歩きは、ひとりでこそ味わえる自由と愉しさ、寂しさがあるけれど、不測の事態に陥った時、ひとりで対処しなければならない。
だからといって、グループの山歩きが安全ともいえない。グループだからこそのリスクもある。
そうなんですよね。力のあるメンバーが揃っていても、事故とは無縁ではありません。
おととし、あんなに大変な思いをしたのに、今年の夏、不注意で草に覆われた林道の路肩から落ちるという大失態をしてしまったし・・・。
未だ、肩に擦りむいた傷跡が残っています。
即入院して、長期間リハビリするような、あんな大事故で自力下山したのも凄いですけどね。
satoさんの精神力には敬服します。
お互い注意しないとね。
今年は、半分諦めていた沢歩きを再び愉しむことが出来るようになりました。
ありがとうございました。
怪我をする前よりも、山の世界が広がった年でした。
これから、雪山のシーズン、気を引き締めるところは引き締めて、山を愉しみたいです。
簡単な沢ならもう大丈夫ですね。
今年もお付き合いよろしくです。
山日和
今年もよろしくです。
冒頭の文を読んで何が起こったのだろうとびっくりしました。
「どうやら助かったようだ」にほっとして、レポを読み進めることが出来ました。
びっくりさせてすみません。レポを書いてるぐらいだから大丈夫です。
山納めは山上ヶ岳だったのですね。有名な山ですが私は訪れることが出来ない山。
山頂は鬱蒼としたイメージだったのですが、明るいのですね。山上のお寺や行場、興味深いです。
残念ながらそうなんですね。中腹以外は鬱蒼とした感じはないです。
5月から9月までの開山中はやかましいですが。
稲村岳はシロヤシオが多いのでしたっけ?ブナ林も素晴らしいのですね。
どんなルートを辿られたのかなと、地図を見ているのですが、この地方は尾根を「尾」と呼ぶのですね。
谷も面白い名称が多いですね。どんな尾根や谷なのだろうと想像してしまいます。
オオヤマレンゲも有名ですね。「尾」というのはイメージが湧く感じでしょう。
仏生ヶ岳の大黒上尾とか、明星ヶ岳の中尾なんかはいい尾根です。
稲村ではミオス尾というバリルートがありますが、以前から狙っていながら未踏です。
山を歩く上で、事故はいつでもどこでも起こりうると実感しています。どんなに注意しているつもりでも事故は起こりうる。
太ももを打撲してしまったものの、自力下山出来たのが不幸中の幸いでしたね。
事故にあった後、いかに冷静に保てるかが大切だと思います。
その通りですね。出血がなかったのが冷静を保てた大きな要因でしょう。
出血がひどければパニック状態に陥るかもしれません。自分で歩けたのが一番です、
ひとりの山歩きは、ひとりでこそ味わえる自由と愉しさ、寂しさがあるけれど、不測の事態に陥った時、ひとりで対処しなければならない。
だからといって、グループの山歩きが安全ともいえない。グループだからこそのリスクもある。
そうなんですよね。力のあるメンバーが揃っていても、事故とは無縁ではありません。
おととし、あんなに大変な思いをしたのに、今年の夏、不注意で草に覆われた林道の路肩から落ちるという大失態をしてしまったし・・・。
未だ、肩に擦りむいた傷跡が残っています。
即入院して、長期間リハビリするような、あんな大事故で自力下山したのも凄いですけどね。
satoさんの精神力には敬服します。
お互い注意しないとね。
今年は、半分諦めていた沢歩きを再び愉しむことが出来るようになりました。
ありがとうございました。
怪我をする前よりも、山の世界が広がった年でした。
これから、雪山のシーズン、気を引き締めるところは引き締めて、山を愉しみたいです。
簡単な沢ならもう大丈夫ですね。
今年もお付き合いよろしくです。
山日和
Re: 【大峰】終わり良ければ・・・山上ヶ岳から稲村ヶ岳
山日和さん あけましておめでとうございます。
今年もよろしくおねがいします。
今年は極端に雪が少ない。と言うより「無い」と言った方が正しいだろう。
今年は極端に雪の便りがないですね。
少し下に平坦な場所が見えたので、そこまで移動してひと息入れよう。
体は横倒しになって木に引っ掛かって止まっていた。平坦地から見上げると、3mほどの垂直の岩壁があり、
その前に直径5センチばかりの木が立っていた。あの岩の上からまともに落ちて、あの木で止まったのか。
5mほど落ちたようだ。まずは自分の置かれた状況を把握しよう。右太ももの外側を強打したようで、かな
り痛い。左足は無事だ。頭も打った記憶がある。両手で頭を探る。幸い出血はないようだ。
両手は手袋をしていなかったので擦過傷だらけである。あごの下も少しケガをしているようだが出血はな
かった。こういう時は一服のタバコが最上の精神安定剤だ。
木が立っていて良かったですね
良く落ち着いて対処できましたね
痛み取れましたか?
山は何が起きるか分かりませんよね
私も昨年 南アルプス烏帽子での下山口で 目に日焼け止め入り
傷がつき運転できなくなり主人と息子に大鹿村まで迎えに
来てもらいました。
終わり良ければすべて良しとはとても言えない山納めだったが、これを読んだ人には「山日和でもこん
なことがあるんだ」と、以って他山の石としてほしいとの思いで恥を晒すことにした。
来年は安全登山を心掛けたいものである。
今年は安全登山に心がけます。
バーチャリ
今年もよろしくおねがいします。
今年は極端に雪が少ない。と言うより「無い」と言った方が正しいだろう。
今年は極端に雪の便りがないですね。
少し下に平坦な場所が見えたので、そこまで移動してひと息入れよう。
体は横倒しになって木に引っ掛かって止まっていた。平坦地から見上げると、3mほどの垂直の岩壁があり、
その前に直径5センチばかりの木が立っていた。あの岩の上からまともに落ちて、あの木で止まったのか。
5mほど落ちたようだ。まずは自分の置かれた状況を把握しよう。右太ももの外側を強打したようで、かな
り痛い。左足は無事だ。頭も打った記憶がある。両手で頭を探る。幸い出血はないようだ。
両手は手袋をしていなかったので擦過傷だらけである。あごの下も少しケガをしているようだが出血はな
かった。こういう時は一服のタバコが最上の精神安定剤だ。
木が立っていて良かったですね
良く落ち着いて対処できましたね
痛み取れましたか?
山は何が起きるか分かりませんよね
私も昨年 南アルプス烏帽子での下山口で 目に日焼け止め入り
傷がつき運転できなくなり主人と息子に大鹿村まで迎えに
来てもらいました。
終わり良ければすべて良しとはとても言えない山納めだったが、これを読んだ人には「山日和でもこん
なことがあるんだ」と、以って他山の石としてほしいとの思いで恥を晒すことにした。
来年は安全登山を心掛けたいものである。
今年は安全登山に心がけます。
バーチャリ
Re: 【大峰】終わり良ければ・・・山上ヶ岳から稲村ヶ岳
バーチャリさん、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくです。
今年は極端に雪の便りがないですね。
どうなるんでしょうねえ。スノー衆の開催も危ぶまれます。
木が立っていて良かったですね
良く落ち着いて対処できましたね
痛み取れましたか?
山は何が起きるか分かりませんよね
助かりました。ラッキーというよりほかありません。
痛みはだいぶ引きましたが、まだ少し張りが残っています。
私も昨年 南アルプス烏帽子での下山口で 目に日焼け止め入り
傷がつき運転できなくなり主人と息子に大鹿村まで迎えに
来てもらいました。
なにが起こるかわかりませんねえ。
今年は安全登山に心がけます。
お互い気を付けましょう。
山日和
本年もよろしくです。
今年は極端に雪の便りがないですね。
どうなるんでしょうねえ。スノー衆の開催も危ぶまれます。
木が立っていて良かったですね
良く落ち着いて対処できましたね
痛み取れましたか?
山は何が起きるか分かりませんよね
助かりました。ラッキーというよりほかありません。
痛みはだいぶ引きましたが、まだ少し張りが残っています。
私も昨年 南アルプス烏帽子での下山口で 目に日焼け止め入り
傷がつき運転できなくなり主人と息子に大鹿村まで迎えに
来てもらいました。
なにが起こるかわかりませんねえ。
今年は安全登山に心がけます。
お互い気を付けましょう。
山日和