【 日 付 】2019年12月21日(土曜日)
【 山 域 】 湖北
【メンバー】山猫単独
【 天 候 】曇り
【 ルート 】上丹生バス停9:54〜11.18七七頭ヶ岳11:37〜12:40点標椿坂(p710.3)〜13:45妙理山〜15:20大黒山〜15:45椿坂峠〜16:18椿坂バス停
久しぶりに関西で過ごすことが出来る週末を迎える。この日は家内が車を使うので公共の交通機関を使っての単独行という条件で山行先を考えることになる。七々頭ヶ岳から大黒山への縦走を試みることにする。
京都駅を8時丁度に出発する新快速で木之本に9時23分に到着すると、すぐに菅並の洞寿院行きのバスに接続する。周囲の路面はすっかり濡れている。おそらく今朝方までは雨が降っていたのだろう。蒼空が広がってはいるものの雲の高さが低い。バスが丹生に差し掛かると、正面には横山岳が見える筈ではあるが、横山岳はおろか右手の墓谷山も山頂の上の方はすっかり雲の中だ。午後には天気が晴れることを期待するほかない。
上丹生でバスを降りる。唯一の乗客であった私に運転手は「七々頭ヶ岳ですね。下山はあちら側ですか?」と尋ねる。私との会話でバスの出発が遅れることを懸念する理由もないのだろう。
「いえ、妙理山を越えて、椿坂へ向かう予定です」
「それはえらいハードやな〜」
大黒山まで行く予定という余計なことは言わなかったが・・・
上丹生から七々頭ヶ岳に登るには川沿いに少し北上したところに登山口があるのだが、七々頭ヶ岳から南へと伸びる尾根の末端から取り付くことにする。妙理山を経て大黒山へと延々と続く尾根を歩くのであれば、その末端から歩いてみようというのがその心であるが、単なる阿呆のなせる業と思われても致し方ない。
上丹生からはすぐ北側に旧い小学校の木造校舎が見える。廃校となった丹生小学校の校舎らしい。趣のある木造の校舎を右手に見ながら摺墨への細い道へと入る。杉の植林地の急登・・・取付きを過ぎて尾根が緩やかになるとすぐにも歩きやすい自然林となりが広がる。尾根上には踏み跡もテープ類もなく、ほとんど人が歩くことはないのだろう。p343.7のあたりになるとユズリハなどの灌木が尾根上には密生している。やがて摺墨の方から植林が上がってくると、尾根上には踏み跡とテープが現れた。
上丹生から登ってくる一般登山道と合流すると尾根の勾配はきつくなるが、明瞭な登山道は歩きやすく、俄然、スピードアップする。山頂のあたりは雲に覆われたままであるが、登るにつれて徐々に雲の高さも上がって行くようだ。山頂が近づき、いよいよ雲の中に入っていくかと思いきや、頭上でみるみるうちに雲が薄くなる。樹高の高い山毛欅の梢の彼方に蒼空が見え始めると、青い霧がかかっているかのような幻想的な光景が頭上に広がる。
七々頭ヶ岳の山頂は数多くの倒木、それも山毛欅の樹々の間にある杉の樹が倒れているものが多い。山頂には西林寺という名の小さなお堂がある。お堂の扉は半開のままなので、閉めようと試みるもビクとも動かない。お堂の説明によると中には観音像があるらしいのだが、その姿は見当たらない。
七々頭ヶ岳の山頂から北側にはわずかばかりの範囲ではあるが、樹高の高い山毛欅の美林が広がっている。降り始めてトレッキング・ポールを忘れてきたことに気がつき、再び山頂に取りに戻る。るり池を訪ねようと思っていたのだが、地図をよくよく見るとるり池は山頂から西側の尾根を下ったところにあることを知る。後の行程を考えるとここでるり池に寄り道をしなかったのは正解だったかもしれない。
北側斜面を下るとすぐにも山毛欅の林は植林に変わり、左手に廃林道が現れる。使われなくなって久しいと思われる林道は完全に藪化している。辛うじて薄い踏み跡が林道の藪の中に続いている。しばらくすると林道上の藪はなくなり、なだらかな尾根の上を快適に進むことが出来るようになる。植林地から自然林の林へと変わると明るい尾根の雰囲気は悪くない。
新谷山の北側のピークが近づくと林道は再び薄暗い植林地へと入っていく。林道が大きくカーブする地点に差し掛かると林道から分岐する支線がある。GPSと地図を確認すると妙理山の南尾根、正確には点標「椿坂」へと向かう尾根への分岐に到達したことを知る。
地図に記されていないこの林道も藪化が著しい。先ほどの林道と異なり、藪化した林道には踏み跡も見当たらない。果たして林道がどこへと続いているかわからないので尾根筋を辿り、標高点760mのピークへと登ってみる。しかしピークのすぐ西側からその先の尾根を目指して林道は続いているようだ。尾根芯は濃密な藪で容易に進めるようなものではないので、とりあえず行けるところまでと思って林道を進んでみる。林道が終点にたどり着いたところでGPSを確認すると710.3m峰の三角点であった。点標椿坂と呼ばれる地点だ。
この点標はなぜか尾根上の坂の途中であり、わずかな隆起もない。勿論、山名標も何もなく、三角点の石標も見当たらなかった。林道の終点からは北に伸びる自然林の尾根上にかすかな踏み跡があり、浅い掘割の古道が続いている。落葉した樹々の間からはいよいよ正面に妙理山が大きく迫る。幸いにも樹林の中の藪は大したことはないようだ。しかし、この先に待ち構えている問題は藪ではなかった。
小さな鞍部を過ぎて、妙理山への登りに差し掛かると東側にはわずかに雪を纏った横山岳、その右手には金糞岳を大きく望む。しかし、景色を愉しんでいる余裕はなかった。
程なく尾根上には相当数の倒木が現れる。勿論、それまでも倒木はそれなりの頻度ではあったのだが、この尾根の倒木の数は半端ではない。倒れているのはほとんどが杉の樹であり、必ず尾根の東側から倒れている。尾根上の杉の樹が全て倒れたのではないかと思うほどだ。杉の葉が枯れきっていないところから推測すると昨年の台風21号によるものだろう。一本や二本であれば潜るか跨いで倒木を越えるのにさほど難儀はしないが、数本が折り重なって倒れているのを目にすると倒木を越える気も失せる。
倒木を避けるために尾根の西側斜面をトラバースするが、当然ながら藪漕ぎを余儀無くされる。尾根がある程度の広さがあるならばよいのだが、基本的にこの尾根は細尾根である。低木の幹や枝を掴みながら斜面をトラバースすることになる。
尾根の上部に登るにつれ、尾根は少しづつ広がる。しかし、豪雪のせいであろう、低木の幹は地面とほぼ水平に生えるようになるとますます藪が鬱陶しい。しかし、見上げると妙理山への稜線はもうすぐだ。
稜線に出るとそれまでの尾根の困難が嘘のように下生のない山毛欅の樹林が広がり、樹高の高い山毛欅の樹林は広々として壮麗な回廊を形成する。まるで山の神がくれたご褒美のようである。薄雪が積もるなだらかな尾根を歩いて妙理山の山頂に辿り着く。
樹間からは遠くに大黒山が見える。手前のピークは鯉谷だろう。果たしてあそこまでたどり着くのどれほどの時間を要するのだろうかと思うほど遠くに感じられる。
西尾根の分岐を過ぎると鯉谷への鞍部をめがけて急下降となる。鞍部からの緩やかに尾根にも随所に山毛欅の美林が現れる。なんとも贅沢な尾根だ。樹間からは右手に白く冠雪した江美国境の山々が見える。安蔵山から蛇行しながら伸びる稜線の先を視線で追うと左千方のピークにたどり着く。北の方角で大きな山容を誇るのは上谷山だろう。
鯉谷からは前回、大黒山を縦走した時の記憶が新しい。鯉谷のピークの西側には好展望の送電線鉄塔の広場があるが、立ち寄るのを諦めることにする。妙理山への倒木地獄で時間を消費し過ぎたようだ。おそらく大黒山から椿坂に下ると夕方のバスの時間にギリギリだろう。
鯉谷の北側にも送電線の鉄塔広場があり、目の前に大黒山を望む。とはいえまだまだ近いとはいえない距離感がある。左手には先日辿った乗鞍岳から岩籠山への稜線、そしてその右手には敦賀湾が乳白色の空の色を映している。
大黒山には丈の低い熊笹が繁茂する細い尾根を辿る。大黒山の手前で尾根が広がるようになると、再び樹高の高い山毛欅の樹林が続く。大黒山の山頂にかけて壮麗な樹林の中を登って行くのはこの変化に富んだ山行の最終章に相応しい高揚感を味わう。山頂直下では登山道に再び薄雪が現れる。
大黒山の山頂からは椿坂のバスの時間までおよそ1時間、のんびりしている余裕はない。西尾根をトラバースしながら下る道に入ると、正面に妙理山を大きく望む。北斜面にはうっすらと雪が積もっており、南側から眺めた姿と印象を異にする。
椿坂峠までの急坂に入ると正面には野坂の山々を望みながら下る。左手にひときわ白く冠雪した山が目に入るが、大御影山から三重嶽のあたりだろう。野坂岳の上空のあたりで、空の一角がうっすらと紅をさしたかのように薄紅色に輝いている。
椿坂峠に下ると石組みの奥にお地蔵様がひっそりと鎮座しておられる。かりかけ地蔵との案内が傍にある。かつての北国街道が越えた峠である。実に多くの人が道中の安全を祈願したことだろう。さて椿坂から出るバスの時間が徐々に迫る。ますは急ぎ足で旧国道を下る。
鯉谷からの下山口に達すると前回、大黒山から下山した際の情景を思い出す。椿坂の集落を目の前にしながらバスに間に合わないと諦めたこと、そしてタクシーを呼ぼうとスマホを取り出した瞬間に余呉のスキー場帰りの車が泊まってくれて私を木之本の駅まで乗せていってくれたことを。この日は流石にそのような幸運は出来事は起らなかった。先日の若丹国境尾根で運を使い果たしたのかもしれない。
椿坂のバス停には無事、バスの時刻の6分程前にたどり着く。椿坂の集落は旧北国街道沿いに集落が広がり、旧街道の宿場町の面影を残すところだ。予定時刻の直前になって小さなバスが到着すると余呉駅まで運んでくれる。
余呉駅では次のJRまでは30分ほど待たねばならない。暮れなずむ余呉湖まで散歩してみる。余呉湖の北縁に小さな内湖があり、余呉湖のほとりからは内湖の湖面の向こうに煌々と明かりを灯す余呉駅の彼方に七々頭ヶ岳を望むだった。
十二月ももうすぐ終わりだというのに降雪の気配はない。しかし今回の山行はつくづく積雪がなくて良かったと思う。妙理山の南尾根の倒木地獄は積雪した状態ではさらに難易度が増したことだろう。果たして自分はもう一度この尾根を辿ることがあるだろうか?どなたか行かれる強者がおられたら是非repを。
【湖北】七々頭ヶ岳〜妙理山〜大黒山縦走☆思わぬところに台風の爪痕が
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- 記事: 539
- 登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
- お住まい: 京都市左京区
Re: 【湖北】七々頭ヶ岳〜妙理山〜大黒山縦走☆思わぬところに台風の爪痕が
yamaneko先生、お達者で何よりですね(^^♪
奥様に車を取られて、ロンリーな電車旅も、まあ、いいかも~!
数年前、病み上がりのリハビリに妙理から七七頭ヶ岳を周回したことがありました。そんなに昔の話じゃないのですが、やはり倒木地獄はごく最近の台風の仕業なんでしょうね。
稜線の林道歩きは快適で(平坦なんでね(^^♪)、倒木なんてなくて、体の心配も無用でした。
大黒山にはその後、椿坂集落の国道から尾根を登り、妙理に立ち寄ってから北へ向かいました。ちょっと分岐が分りにくかったですが、無事に鯉谷までくればあとは尾根を辿るだけ。大黒山ピークの北のトンガリまで行って引き返し、椿坂峠へ下りました。
そうだ、そこから駐車地までの国道歩きでヘロヘロになったのを思い出しました。(>_<)
~びわ爺
奥様に車を取られて、ロンリーな電車旅も、まあ、いいかも~!
数年前、病み上がりのリハビリに妙理から七七頭ヶ岳を周回したことがありました。そんなに昔の話じゃないのですが、やはり倒木地獄はごく最近の台風の仕業なんでしょうね。
稜線の林道歩きは快適で(平坦なんでね(^^♪)、倒木なんてなくて、体の心配も無用でした。
大黒山にはその後、椿坂集落の国道から尾根を登り、妙理に立ち寄ってから北へ向かいました。ちょっと分岐が分りにくかったですが、無事に鯉谷までくればあとは尾根を辿るだけ。大黒山ピークの北のトンガリまで行って引き返し、椿坂峠へ下りました。
そうだ、そこから駐車地までの国道歩きでヘロヘロになったのを思い出しました。(>_<)
この中におわしますハズなんですが…。私も拝顔できず仕舞いでした。(@_@;)山頂には西林寺という名の小さなお堂がある。お堂の扉は半開のままなので、閉めようと試みるもビクとも動かない。お堂の説明によると中には観音像があるらしいのだが、その姿は見当たらない。
倒木が全部雪に埋まったら私でも歩けるかも? でも、ホールに落ちたら這い上がれんでしょうなあ…(@_@;)しかし今回の山行はつくづく積雪がなくて良かったと思う。妙理山の南尾根の倒木地獄は積雪した状態ではさらに難易度が増したことだろう。果たして自分はもう一度この尾根を辿ることがあるだろうか?どなたか行かれる強者がおられたら是非repを。
~びわ爺
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- 記事: 539
- 登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
- お住まい: 京都市左京区
Re: 【湖北】七々頭ヶ岳〜妙理山〜大黒山縦走☆思わぬところに台風の爪痕が
biwa爺さん コメント有難うございます。
>数年前、病み上がりのリハビリに妙理から七七頭ヶ岳を周回したことがありました。そんなに昔の話じゃないのですが、やはり倒木地獄はごく最近の台風の仕業なんでしょうね。稜線の林道歩きは快適で(平坦なんでね(^^♪)、倒木なんてなくて、体の心配も無用でした。
このコースは歩かれている方はおられるだろうとは思っておりましたが、病み上がりのリハビリ・ハイクでしたか!
一昨年のヤマレコでも山行記録を見かけたのですが、劇ヤブとは書いてあったものの倒木のことは一切触れていなかったので、その時には倒木はなかったと思うのです。この倒木は藪どころの騒ぎではありませんから。
>倒木が全部雪に埋まったら私でも歩けるかも? でも、ホールに落ちたら這い上がれんでしょうなあ…(@_@;)
少なくとも3mほどの積雪が必要かと。
少なくとも今年は期待出来ないでしょう。
>数年前、病み上がりのリハビリに妙理から七七頭ヶ岳を周回したことがありました。そんなに昔の話じゃないのですが、やはり倒木地獄はごく最近の台風の仕業なんでしょうね。稜線の林道歩きは快適で(平坦なんでね(^^♪)、倒木なんてなくて、体の心配も無用でした。
このコースは歩かれている方はおられるだろうとは思っておりましたが、病み上がりのリハビリ・ハイクでしたか!
一昨年のヤマレコでも山行記録を見かけたのですが、劇ヤブとは書いてあったものの倒木のことは一切触れていなかったので、その時には倒木はなかったと思うのです。この倒木は藪どころの騒ぎではありませんから。
>倒木が全部雪に埋まったら私でも歩けるかも? でも、ホールに落ちたら這い上がれんでしょうなあ…(@_@;)
少なくとも3mほどの積雪が必要かと。
少なくとも今年は期待出来ないでしょう。
山猫
Re: 【湖北】七々頭ヶ岳〜妙理山〜大黒山縦走☆思わぬところに台風の爪痕が
yamanekoさんご無沙汰しております。
数多きyamanekoさんの投稿にレスしようしようと思いながら、いろんな意味で劇的にお会いしてから1年が終わりそうになり慌ててキーボードを打っております。
【 日 付 】2019年12月21日(土曜日)
【 山 域 】 湖北
【メンバー】山猫単独
【 天 候 】曇り
【 ルート 】上丹生バス停9:54〜11.18七七頭ヶ岳11:37〜12:40点標椿坂(p710.3)〜13:45妙理山〜15:20大黒山〜15:45椿坂峠〜16:18椿坂バス停
その前の週に妙理山や大黒山を背に安蔵山~谷山を独りでさまよっていました~。
上丹生から七々頭ヶ岳に登るには川沿いに少し北上したところに登山口があるのだが、七々頭ヶ岳から南へと伸びる尾根の末端から取り付くことにする。妙理山を経て大黒山へと延々と続く尾根を歩くのであれば、その末端から歩いてみようというのがその心であるが、単なる阿呆のなせる業と思われても致し方ない。
そのお気持ちはよく判ります。わたしもそのコースは地形図を見て以前から温めて温めて何かが孵化するぐらい温めております
上丹生から登ってくる一般登山道と合流すると尾根の勾配はきつくなるが、明瞭な登山道は歩きやすく、俄然、スピードアップする。山頂のあたりは雲に覆われたままであるが、登るにつれて徐々に雲の高さも上がって行くようだ。山頂が近づき、いよいよ雲の中に入っていくかと思いきや、頭上でみるみるうちに雲が薄くなる。樹高の高い山毛欅の梢の彼方に蒼空が見え始めると、青い霧がかかっているかのような幻想的な光景が頭上に広がる。
水墨画のような世界ですね~。
程なく尾根上には相当数の倒木が現れる。勿論、それまでも倒木はそれなりの頻度ではあったのだが、この尾根の倒木の数は半端ではない。倒れているのはほとんどが杉の樹であり、必ず尾根の東側から倒れている。尾根上の杉の樹が全て倒れたのではないかと思うほどだ。杉の葉が枯れきっていないところから推測すると昨年の台風21号によるものだろう。一本や二本であれば潜るか跨いで倒木を越えるのにさほど難儀はしないが、数本が折り重なって倒れているのを目にすると倒木を越える気も失せる。
倒木を避けるために尾根の西側斜面をトラバースするが、当然ながら藪漕ぎを余儀無くされる。尾根がある程度の広さがあるならばよいのだが、基本的にこの尾根は細尾根である。低木の幹や枝を掴みながら斜面をトラバースすることになる。
尾根の上部に登るにつれ、尾根は少しづつ広がる。しかし、豪雪のせいであろう、低木の幹は地面とほぼ水平に生えるようになるとますます藪が鬱陶しい。しかし、見上げると妙理山への稜線はもうすぐだ。
まさに御意の御意。今年の1月に歩いた菅並から東妙理の間も途中はひどい倒木の連続で、避けるために藪漕ぎを何度も強いられました(こちらのほうが歩かれてる分マシでしょうが)。
西尾根の分岐を過ぎると鯉谷への鞍部をめがけて急下降となる。鞍部からの緩やかに尾根にも随所に山毛欅の美林が現れる。なんとも贅沢な尾根だ。樹間からは右手に白く冠雪した江美国境の山々が見える。安蔵山から蛇行しながら伸びる稜線の先を視線で追うと左千方のピークにたどり着く。北の方角で大きな山容を誇るのは上谷山だろう。
この稜線はいいですよね~
鯉谷の北側にも送電線の鉄塔広場があり、目の前に大黒山を望む。とはいえまだまだ近いとはいえない距離感がある。左手には先日辿った乗鞍岳から岩籠山への稜線、そしてその右手には敦賀湾が乳白色の空の色を映している。
先月(楽ちんコースで)黒河峠から乗鞍岳を登ろうと思ったら、福井県側の黒河林道も通行止めでした~ (誰かへのプチ情報)
大黒山には丈の低い熊笹が繁茂する細い尾根を辿る。大黒山の手前で尾根が広がるようになると、再び樹高の高い山毛欅の樹林が続く。大黒山の山頂にかけて壮麗な樹林の中を登って行くのはこの変化に富んだ山行の最終章に相応しい高揚感を味わう。山頂直下では登山道に再び薄雪が現れる
笹薮が出てきてブナ林も終わりか~と思ったら、まだまだブナは続くよ~ってなるんですよね、ここ笑笑
椿坂のバス停には無事、バスの時刻の6分程前にたどり着く。椿坂の集落は旧北国街道沿いに集落が広がり、旧街道の宿場町の面影を残すところだ。予定時刻の直前になって小さなバスが到着すると余呉駅まで運んでくれる。
いつもバスを活用されてますよね。単独が多いわたしも、時刻表調べをめんどくさがらず来年こそは利用しようと思います。
十二月ももうすぐ終わりだというのに降雪の気配はない。しかし今回の山行はつくづく積雪がなくて良かったと思う。妙理山の南尾根の倒木地獄は積雪した状態ではさらに難易度が増したことだろう。果たして自分はもう一度この尾根を辿ることがあるだろうか?どなたか行かれる強者がおられたら是非repを。
そうですよ、是非どなたかレポを~
わしたか
数多きyamanekoさんの投稿にレスしようしようと思いながら、いろんな意味で劇的にお会いしてから1年が終わりそうになり慌ててキーボードを打っております。
【 日 付 】2019年12月21日(土曜日)
【 山 域 】 湖北
【メンバー】山猫単独
【 天 候 】曇り
【 ルート 】上丹生バス停9:54〜11.18七七頭ヶ岳11:37〜12:40点標椿坂(p710.3)〜13:45妙理山〜15:20大黒山〜15:45椿坂峠〜16:18椿坂バス停
その前の週に妙理山や大黒山を背に安蔵山~谷山を独りでさまよっていました~。
上丹生から七々頭ヶ岳に登るには川沿いに少し北上したところに登山口があるのだが、七々頭ヶ岳から南へと伸びる尾根の末端から取り付くことにする。妙理山を経て大黒山へと延々と続く尾根を歩くのであれば、その末端から歩いてみようというのがその心であるが、単なる阿呆のなせる業と思われても致し方ない。
そのお気持ちはよく判ります。わたしもそのコースは地形図を見て以前から温めて温めて何かが孵化するぐらい温めております
上丹生から登ってくる一般登山道と合流すると尾根の勾配はきつくなるが、明瞭な登山道は歩きやすく、俄然、スピードアップする。山頂のあたりは雲に覆われたままであるが、登るにつれて徐々に雲の高さも上がって行くようだ。山頂が近づき、いよいよ雲の中に入っていくかと思いきや、頭上でみるみるうちに雲が薄くなる。樹高の高い山毛欅の梢の彼方に蒼空が見え始めると、青い霧がかかっているかのような幻想的な光景が頭上に広がる。
水墨画のような世界ですね~。
程なく尾根上には相当数の倒木が現れる。勿論、それまでも倒木はそれなりの頻度ではあったのだが、この尾根の倒木の数は半端ではない。倒れているのはほとんどが杉の樹であり、必ず尾根の東側から倒れている。尾根上の杉の樹が全て倒れたのではないかと思うほどだ。杉の葉が枯れきっていないところから推測すると昨年の台風21号によるものだろう。一本や二本であれば潜るか跨いで倒木を越えるのにさほど難儀はしないが、数本が折り重なって倒れているのを目にすると倒木を越える気も失せる。
倒木を避けるために尾根の西側斜面をトラバースするが、当然ながら藪漕ぎを余儀無くされる。尾根がある程度の広さがあるならばよいのだが、基本的にこの尾根は細尾根である。低木の幹や枝を掴みながら斜面をトラバースすることになる。
尾根の上部に登るにつれ、尾根は少しづつ広がる。しかし、豪雪のせいであろう、低木の幹は地面とほぼ水平に生えるようになるとますます藪が鬱陶しい。しかし、見上げると妙理山への稜線はもうすぐだ。
まさに御意の御意。今年の1月に歩いた菅並から東妙理の間も途中はひどい倒木の連続で、避けるために藪漕ぎを何度も強いられました(こちらのほうが歩かれてる分マシでしょうが)。
西尾根の分岐を過ぎると鯉谷への鞍部をめがけて急下降となる。鞍部からの緩やかに尾根にも随所に山毛欅の美林が現れる。なんとも贅沢な尾根だ。樹間からは右手に白く冠雪した江美国境の山々が見える。安蔵山から蛇行しながら伸びる稜線の先を視線で追うと左千方のピークにたどり着く。北の方角で大きな山容を誇るのは上谷山だろう。
この稜線はいいですよね~
鯉谷の北側にも送電線の鉄塔広場があり、目の前に大黒山を望む。とはいえまだまだ近いとはいえない距離感がある。左手には先日辿った乗鞍岳から岩籠山への稜線、そしてその右手には敦賀湾が乳白色の空の色を映している。
先月(楽ちんコースで)黒河峠から乗鞍岳を登ろうと思ったら、福井県側の黒河林道も通行止めでした~ (誰かへのプチ情報)
大黒山には丈の低い熊笹が繁茂する細い尾根を辿る。大黒山の手前で尾根が広がるようになると、再び樹高の高い山毛欅の樹林が続く。大黒山の山頂にかけて壮麗な樹林の中を登って行くのはこの変化に富んだ山行の最終章に相応しい高揚感を味わう。山頂直下では登山道に再び薄雪が現れる
笹薮が出てきてブナ林も終わりか~と思ったら、まだまだブナは続くよ~ってなるんですよね、ここ笑笑
椿坂のバス停には無事、バスの時刻の6分程前にたどり着く。椿坂の集落は旧北国街道沿いに集落が広がり、旧街道の宿場町の面影を残すところだ。予定時刻の直前になって小さなバスが到着すると余呉駅まで運んでくれる。
いつもバスを活用されてますよね。単独が多いわたしも、時刻表調べをめんどくさがらず来年こそは利用しようと思います。
十二月ももうすぐ終わりだというのに降雪の気配はない。しかし今回の山行はつくづく積雪がなくて良かったと思う。妙理山の南尾根の倒木地獄は積雪した状態ではさらに難易度が増したことだろう。果たして自分はもう一度この尾根を辿ることがあるだろうか?どなたか行かれる強者がおられたら是非repを。
そうですよ、是非どなたかレポを~
わしたか
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- 記事: 539
- 登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
- お住まい: 京都市左京区
Re: 【湖北】七々頭ヶ岳〜妙理山〜大黒山縦走☆思わぬところに台風の爪痕が
わしたかさんコメント有難うございます。
オフ会でお会い出来ることを期待しておりましたが、あの時以来、お顔を拝見する機会がないのでどうしていらっしゃるかなと思っていた折でした。
>数多きyamanekoさんの投稿にレスしようしようと思いながら、
お忙しいかと思いますが、是非、宜しくお願いします。
>その前の週に妙理山や大黒山を背に安蔵山~谷山を独りでさまよっていました~。
翌日の日曜日、家内とそのコースを行こうかと話していたのですが、家を出るのが遅かったこともあり諦めて鈴鹿北部に行き先変更したところです。安蔵山〜谷山のこと、上谷山にご一緒した時にわしたかさんがお話されておられたのが印象に残っております。
>わたしもそのコースは地形図を見て以前から温めて温めて何かが孵化するぐらい温めております
さすが、鳥屋さん
>今年の1月に歩いた菅並から東妙理の間も途中はひどい倒木の連続で、避けるために藪漕ぎを何度も強いられました
なんと、菅並から東妙理もですか
今回で懲りたので今度、妙理山を訪ねる時には菅並から東妙理を越えてと思っていたのですが・・・
>黒河峠から乗鞍岳を登ろうと思ったら、福井県側の黒河林道も通行止めでした~
貴重な情報、有難うございます。でもピストン往復ですか?あるいはどこから下山する予定だったのでしょう?
>笹薮が出てきてブナ林も終わりか~と思ったら、まだまだブナは続くよ~ってなるんですよね、
山頂直下の急斜面は見上げる角度のせいかもしれませんが、ますます壮麗に思われます。
>いつもバスを活用されてますよね。単独が多いわたしも、時刻表調べをめんどくさがらず来年こそは利用しようと思います。
たまたま縦走コースを考えることが多いからだと思います。菅並からの周回コースもいいかなと思っていたのですが、わしたかさんの先の情報からするとそうしなくて良かったと思います。
オフ会でお会い出来ることを期待しておりましたが、あの時以来、お顔を拝見する機会がないのでどうしていらっしゃるかなと思っていた折でした。
>数多きyamanekoさんの投稿にレスしようしようと思いながら、
お忙しいかと思いますが、是非、宜しくお願いします。
>その前の週に妙理山や大黒山を背に安蔵山~谷山を独りでさまよっていました~。
翌日の日曜日、家内とそのコースを行こうかと話していたのですが、家を出るのが遅かったこともあり諦めて鈴鹿北部に行き先変更したところです。安蔵山〜谷山のこと、上谷山にご一緒した時にわしたかさんがお話されておられたのが印象に残っております。
>わたしもそのコースは地形図を見て以前から温めて温めて何かが孵化するぐらい温めております
さすが、鳥屋さん
>今年の1月に歩いた菅並から東妙理の間も途中はひどい倒木の連続で、避けるために藪漕ぎを何度も強いられました
なんと、菅並から東妙理もですか
今回で懲りたので今度、妙理山を訪ねる時には菅並から東妙理を越えてと思っていたのですが・・・
>黒河峠から乗鞍岳を登ろうと思ったら、福井県側の黒河林道も通行止めでした~
貴重な情報、有難うございます。でもピストン往復ですか?あるいはどこから下山する予定だったのでしょう?
>笹薮が出てきてブナ林も終わりか~と思ったら、まだまだブナは続くよ~ってなるんですよね、
山頂直下の急斜面は見上げる角度のせいかもしれませんが、ますます壮麗に思われます。
>いつもバスを活用されてますよね。単独が多いわたしも、時刻表調べをめんどくさがらず来年こそは利用しようと思います。
たまたま縦走コースを考えることが多いからだと思います。菅並からの周回コースもいいかなと思っていたのですが、わしたかさんの先の情報からするとそうしなくて良かったと思います。
山猫
Re: 【湖北】七々頭ヶ岳〜妙理山〜大黒山縦走☆思わぬところに台風の爪痕が
yamanekoさん、こんにちは。今年もいよいよ終わりですね。
久しぶりに関西で過ごすことが出来る週末を迎える。この日は家内が車を使うので公共の交通機関を使っての単独行という条件で山行先を考えることになる。七々頭ヶ岳から大黒山への縦走を試みることにする。
得意の公共交通機関山行ですね。私にはこれができないです。
京都駅を8時丁度に出発する新快速で木之本に9時23分に到着すると、すぐに菅並の洞寿院行きのバスに接続する。
木之本に9時23分だと、スタートが遅くなりますよね。私ならこの時点で七々頭ヶ岳往復です。
妙理山を経て大黒山へと延々と続く尾根を歩くのであれば、その末端から歩いてみようというのがその心であるが、単なる阿呆のなせる業と思われても致し方ない。
そういう阿呆は私、大好きですよ。
七々頭ヶ岳の山頂は数多くの倒木、それも山毛欅の樹々の間にある杉の樹が倒れているものが多い。
私が一昨年訪れた時には目立ちませんでした。この1、2年の倒木なんでしょうか。
この点標はなぜか尾根上の坂の途中であり、わずかな隆起もない。勿論、山名標も何もなく、三角点の石標も見当たらなかった。林道の終点からは北に伸びる自然林の尾根上にかすかな踏み跡があり、浅い掘割の古道が続いている。落葉した樹々の間からはいよいよ正面に妙理山が大きく迫る。幸いにも樹林の中の藪は大したことはないようだ。しかし、この先に待ち構えている問題は藪ではなかった。
この尾根は地形図だけ見ると、非常に魅力的に思えますね。以前から注目していましたが未踏のままです。
現実には面白くない尾根のようですね。
程なく尾根上には相当数の倒木が現れる。勿論、それまでも倒木はそれなりの頻度ではあったのだが、この尾根の倒木の数は半端ではない。倒れているのはほとんどが杉の樹であり、必ず尾根の東側から倒れている。尾根上の杉の樹が全て倒れたのではないかと思うほどだ。
こりゃ大変だ。これで完全に行く気が失せました。
稜線に出るとそれまでの尾根の困難が嘘のように下生のない山毛欅の樹林が広がり、樹高の高い山毛欅の樹林は広々として壮麗な回廊を形成する。まるで山の神がくれたご褒美のようである。薄雪が積もるなだらかな尾根を歩いて妙理山の山頂に辿り着く。
やっぱり東妙理経由の方がいいか。
樹間からは遠くに大黒山が見える。手前のピークは鯉谷だろう。果たしてあそこまでたどり着くのどれほどの時間を要するのだろうかと思うほど遠くに感じられる。
そう言いながらも、あっという間に駆け抜けるのがyamanekoさんです。
西尾根の分岐を過ぎると鯉谷への鞍部をめがけて急下降となる。鞍部からの緩やかに尾根にも随所に山毛欅の美林が現れる。なんとも贅沢な尾根だ。
このあたりのブナ林は実にいいですね。
鯉谷の北側にも送電線の鉄塔広場があり、目の前に大黒山を望む。とはいえまだまだ近いとはいえない距離感がある。
そんなことはないでしょう~
大黒山の手前で尾根が広がるようになると、再び樹高の高い山毛欅の樹林が続く。大黒山の山頂にかけて壮麗な樹林の中を登って行くのはこの変化に富んだ山行の最終章に相応しい高揚感を味わう。
フィナーレがこれだとうれしいですよね。
大黒山の山頂からは椿坂のバスの時間までおよそ1時間、のんびりしている余裕はない。
急げ急げ。前にもこんなシーンを見たようなデジャブが・・・
椿坂のバス停には無事、バスの時刻の6分程前にたどり着く。椿坂の集落は旧北国街道沿いに集落が広がり、旧街道の宿場町の面影を残すところだ。予定時刻の直前になって小さなバスが到着すると余呉駅まで運んでくれる。
運を使い果たしたって、ちゃんと間に合ってるじゃないですか。
果たして自分はもう一度この尾根を辿ることがあるだろうか?どなたか行かれる強者がおられたら是非repを。
私はパス!!
山日和
久しぶりに関西で過ごすことが出来る週末を迎える。この日は家内が車を使うので公共の交通機関を使っての単独行という条件で山行先を考えることになる。七々頭ヶ岳から大黒山への縦走を試みることにする。
得意の公共交通機関山行ですね。私にはこれができないです。
京都駅を8時丁度に出発する新快速で木之本に9時23分に到着すると、すぐに菅並の洞寿院行きのバスに接続する。
木之本に9時23分だと、スタートが遅くなりますよね。私ならこの時点で七々頭ヶ岳往復です。
妙理山を経て大黒山へと延々と続く尾根を歩くのであれば、その末端から歩いてみようというのがその心であるが、単なる阿呆のなせる業と思われても致し方ない。
そういう阿呆は私、大好きですよ。
七々頭ヶ岳の山頂は数多くの倒木、それも山毛欅の樹々の間にある杉の樹が倒れているものが多い。
私が一昨年訪れた時には目立ちませんでした。この1、2年の倒木なんでしょうか。
この点標はなぜか尾根上の坂の途中であり、わずかな隆起もない。勿論、山名標も何もなく、三角点の石標も見当たらなかった。林道の終点からは北に伸びる自然林の尾根上にかすかな踏み跡があり、浅い掘割の古道が続いている。落葉した樹々の間からはいよいよ正面に妙理山が大きく迫る。幸いにも樹林の中の藪は大したことはないようだ。しかし、この先に待ち構えている問題は藪ではなかった。
この尾根は地形図だけ見ると、非常に魅力的に思えますね。以前から注目していましたが未踏のままです。
現実には面白くない尾根のようですね。
程なく尾根上には相当数の倒木が現れる。勿論、それまでも倒木はそれなりの頻度ではあったのだが、この尾根の倒木の数は半端ではない。倒れているのはほとんどが杉の樹であり、必ず尾根の東側から倒れている。尾根上の杉の樹が全て倒れたのではないかと思うほどだ。
こりゃ大変だ。これで完全に行く気が失せました。
稜線に出るとそれまでの尾根の困難が嘘のように下生のない山毛欅の樹林が広がり、樹高の高い山毛欅の樹林は広々として壮麗な回廊を形成する。まるで山の神がくれたご褒美のようである。薄雪が積もるなだらかな尾根を歩いて妙理山の山頂に辿り着く。
やっぱり東妙理経由の方がいいか。
樹間からは遠くに大黒山が見える。手前のピークは鯉谷だろう。果たしてあそこまでたどり着くのどれほどの時間を要するのだろうかと思うほど遠くに感じられる。
そう言いながらも、あっという間に駆け抜けるのがyamanekoさんです。
西尾根の分岐を過ぎると鯉谷への鞍部をめがけて急下降となる。鞍部からの緩やかに尾根にも随所に山毛欅の美林が現れる。なんとも贅沢な尾根だ。
このあたりのブナ林は実にいいですね。
鯉谷の北側にも送電線の鉄塔広場があり、目の前に大黒山を望む。とはいえまだまだ近いとはいえない距離感がある。
そんなことはないでしょう~
大黒山の手前で尾根が広がるようになると、再び樹高の高い山毛欅の樹林が続く。大黒山の山頂にかけて壮麗な樹林の中を登って行くのはこの変化に富んだ山行の最終章に相応しい高揚感を味わう。
フィナーレがこれだとうれしいですよね。
大黒山の山頂からは椿坂のバスの時間までおよそ1時間、のんびりしている余裕はない。
急げ急げ。前にもこんなシーンを見たようなデジャブが・・・
椿坂のバス停には無事、バスの時刻の6分程前にたどり着く。椿坂の集落は旧北国街道沿いに集落が広がり、旧街道の宿場町の面影を残すところだ。予定時刻の直前になって小さなバスが到着すると余呉駅まで運んでくれる。
運を使い果たしたって、ちゃんと間に合ってるじゃないですか。
果たして自分はもう一度この尾根を辿ることがあるだろうか?どなたか行かれる強者がおられたら是非repを。
私はパス!!
山日和
-
- 記事: 539
- 登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
- お住まい: 京都市左京区
Re: 【湖北】七々頭ヶ岳〜妙理山〜大黒山縦走☆思わぬところに台風の爪痕が
山日和さん レスが遅くなり失礼いたしました。
>yamanekoさん、こんにちは。今年もいよいよ終わりですね。
昨年のうちにと思っておりましたが、年を越してしまいました。アップし損ねた昨年のrepを後ほど頑張ってあげたいと思います。
>得意の公共交通機関山行ですね。私にはこれができないです。
あまり得意ではないですが、車が使えない時に山行先として真っ先に思い浮かべるのが湖北のエリアです。
>そういう阿呆は私、大好きですよ。
有難うございます。師匠にそう仰っていただけると意味のない安心感を覚えます
>私が一昨年訪れた時には目立ちませんでした。この1、2年の倒木なんでしょうか。
これも昨年の台風21号の仕業のようです。
>この尾根は地形図だけ見ると、非常に魅力的に思えますね。以前から注目していましたが未踏のままです。
現実には面白くない尾根のようですね。
御意です。私も地形図からはそのように期待をしておりました。
ユズリハと灌木の藪だけならまだいいのですが、
>やっぱり東妙理経由の方がいいか。
東妙理経由に期待したいところですが、わしたかさんによるとここも倒木が酷いとのこと・・・
でも次回、妙理山に行くことがあれば東妙理山経由で行こうと心に決めているのでした。
山日和師匠から教わった法則;隣の尾根はよく見える
>このあたりのブナ林は実にいいですね。
といことを以前、山日和さんからお伺いしていたので期待しておりましたが、予想に違(たが)わぬ見事な山毛欅林でした。
>そんなことはないでしょう~
空気が霞んでいたせいもあるのでしょうか、この日は歩いても歩いても大黒山が遠く感じられました。しかし妙理山からは山毛欅林のお陰か、視覚的に感じる距離に比べるとかなり早く到着出来たのですが。
>フィナーレがこれだとうれしいですよね。
まさにそうでした・・・勿論、これを期待していたのですが。
>急げ急げ。前にもこんなシーンを見たようなデジャブが・・・
>運を使い果たしたって、ちゃんと間に合ってるじゃないですか。
何しろ前回の大黒山の山行ではわずか数分の差でこのバスに間に合いませんでしたから。
若丹国境尾根もかなりやばかったです・・・どうやら公共交通機関を使っての山行は得意とは言えないですね。
ところで下山後に心置きなくビールが飲めるのがいいところなのですが、このバスの終着の余呉駅には全く何もないのが残念なところです。
どうしたかというと、米原駅で新快速が車両を増設している間に駅のコンビニに買いに行きました。
>yamanekoさん、こんにちは。今年もいよいよ終わりですね。
昨年のうちにと思っておりましたが、年を越してしまいました。アップし損ねた昨年のrepを後ほど頑張ってあげたいと思います。
>得意の公共交通機関山行ですね。私にはこれができないです。
あまり得意ではないですが、車が使えない時に山行先として真っ先に思い浮かべるのが湖北のエリアです。
>そういう阿呆は私、大好きですよ。
有難うございます。師匠にそう仰っていただけると意味のない安心感を覚えます
>私が一昨年訪れた時には目立ちませんでした。この1、2年の倒木なんでしょうか。
これも昨年の台風21号の仕業のようです。
>この尾根は地形図だけ見ると、非常に魅力的に思えますね。以前から注目していましたが未踏のままです。
現実には面白くない尾根のようですね。
御意です。私も地形図からはそのように期待をしておりました。
ユズリハと灌木の藪だけならまだいいのですが、
>やっぱり東妙理経由の方がいいか。
東妙理経由に期待したいところですが、わしたかさんによるとここも倒木が酷いとのこと・・・
でも次回、妙理山に行くことがあれば東妙理山経由で行こうと心に決めているのでした。
山日和師匠から教わった法則;隣の尾根はよく見える
>このあたりのブナ林は実にいいですね。
といことを以前、山日和さんからお伺いしていたので期待しておりましたが、予想に違(たが)わぬ見事な山毛欅林でした。
>そんなことはないでしょう~
空気が霞んでいたせいもあるのでしょうか、この日は歩いても歩いても大黒山が遠く感じられました。しかし妙理山からは山毛欅林のお陰か、視覚的に感じる距離に比べるとかなり早く到着出来たのですが。
>フィナーレがこれだとうれしいですよね。
まさにそうでした・・・勿論、これを期待していたのですが。
>急げ急げ。前にもこんなシーンを見たようなデジャブが・・・
>運を使い果たしたって、ちゃんと間に合ってるじゃないですか。
何しろ前回の大黒山の山行ではわずか数分の差でこのバスに間に合いませんでしたから。
若丹国境尾根もかなりやばかったです・・・どうやら公共交通機関を使っての山行は得意とは言えないですね。
ところで下山後に心置きなくビールが飲めるのがいいところなのですが、このバスの終着の余呉駅には全く何もないのが残念なところです。
どうしたかというと、米原駅で新快速が車両を増設している間に駅のコンビニに買いに行きました。
山猫
Re: 【湖北】七々頭ヶ岳〜妙理山〜大黒山縦走☆思わぬところに台風の爪痕が
yamanekoさん、こんばんは~。
なんと、菅並から東妙理もですか
今回で懲りたので今度、妙理山を訪ねる時には菅並から東妙理を越えてと思っていたのですが・・・
こちらのコースよりかは人が歩いているので、藪の中に倒木を避ける薄い踏み跡やテープはありました。
あれから1年たってるので、さらに歩きやすくはなっているのではないでしょうか。
貴重な情報、有難うございます。でもピストン往復ですか?あるいはどこから下山する予定だったのでしょう?
黒河峠に自転車をデポして、山集落から夕暮山~岩籠山~乗鞍岳と周回する計画でした。
仕方ないので、野坂岳に転進しました
わしたか
なんと、菅並から東妙理もですか
今回で懲りたので今度、妙理山を訪ねる時には菅並から東妙理を越えてと思っていたのですが・・・
こちらのコースよりかは人が歩いているので、藪の中に倒木を避ける薄い踏み跡やテープはありました。
あれから1年たってるので、さらに歩きやすくはなっているのではないでしょうか。
貴重な情報、有難うございます。でもピストン往復ですか?あるいはどこから下山する予定だったのでしょう?
黒河峠に自転車をデポして、山集落から夕暮山~岩籠山~乗鞍岳と周回する計画でした。
仕方ないので、野坂岳に転進しました
わしたか
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- 記事: 539
- 登録日時: 2018年11月20日(火) 06:39
- お住まい: 京都市左京区
Re: 【湖北】七々頭ヶ岳〜妙理山〜大黒山縦走☆思わぬところに台風の爪痕が
わしたかさん こんばんは
>こちらのコースよりかは人が歩いているので、藪の中に倒木を避ける薄い踏み跡やテープはありました。
あれから1年たってるので、さらに歩きやすくはなっているのではないでしょうか。
やはりこの尾根はどうしても気になります。近々、訪れてみたいと思います。
>黒河峠に自転車をデポして、山集落から夕暮山~岩籠山~乗鞍岳と周回する計画でした。
仕方ないので、野坂岳に転進しました
そんな方法があったとは
ご教示有難うございます。黒河林道が通れるようになったら、是非、実行して下さい。
>こちらのコースよりかは人が歩いているので、藪の中に倒木を避ける薄い踏み跡やテープはありました。
あれから1年たってるので、さらに歩きやすくはなっているのではないでしょうか。
やはりこの尾根はどうしても気になります。近々、訪れてみたいと思います。
>黒河峠に自転車をデポして、山集落から夕暮山~岩籠山~乗鞍岳と周回する計画でした。
仕方ないので、野坂岳に転進しました
そんな方法があったとは
ご教示有難うございます。黒河林道が通れるようになったら、是非、実行して下さい。
山猫