【台高】赤ゾレ山、明神平、薊岳周回。樹氷天国(19.12.15)
Posted: 2019年12月17日(火) 21:59
【 日 付 】2019.12.15
【 山 域 】【台高】赤ゾレ山、明神平、薊岳周回
【メンバー】単独
【 天 候 】霧のち快晴
【 ルート 】大又林道終点駐車場6:47-8:36赤ゾレ山ー9:57水無山ー11:09前山ー11:51明神岳下桧塚奥峰分岐ー
12:08三ツ塚ー13:28P1334ー13:55薊岳ー14:17P1314-15:17駐車場
15日は晴天が約束されていました。一週前の8日の日曜日は好天が予想され遠出を決めていましたが、
いつから晴れるか予報が微妙に変化し、鈴鹿か台高か心が揺れているうちにテンション急降下、結局近場を
6時間歩きました。しかし、この日の鈴鹿のレポを見るといつものごとく後悔しきりでした。従って15日は
何が何でもどこかに登るつもりでした。狙いは桧塚奥峰に決めていましたが、どんなコースを歩くのか。
昔、気になっていたけれど危険なので避けていたある尾根が、最近やぶこぎで話題になっているのでそこにするか、
それとも他の気になるコースか、また心が揺れます。土壇場で他の気になる二つのコースを一度に確かめる周回に決めました。
今回のコース
大又へ向けて走りながらちらちらと空を見ますが星が全く見えない。あ~鈴鹿の方がよかったかなと後悔が
よぎります。後悔するなと言われますが後悔しない人がいるのだろうか。しかし、今更変更はできません。駐車場に
着くとすでに4台止まっていました。準備していると一台から若い男性が出てきて挨拶して出発して行きました。
私も手早く準備して出発します。駐車場のすぐ上流にある赤ゾレ山への道が前から気になっていたのでここを登りに使い、
下りはさらに上流にある薊岳への直登道を使う予定です。ヤマレコの今年12月8日、同じコースを逆に回ったレポでは、
薊岳へのコースは急登だが整備され歩きやすいとなっていたので下りに使いました。これがどういう結果になるのか。
青い橋を渡ると谷へ入っていく感じで、4mくらいの鉄の手すりが付いた橋があります。その足元は同じ長さの
丸太が二本手すりに平行で、傾斜がついているので濡れていると滑りそうで嫌な感じです。すぐ先でUターンするように
左へ登って行くと急な岩場がありロープがありますが、登りは余り問題ありません。(下りはやや注意)後は植林の
中の急登が延々と続きます。道ははっきりしているので迷うことはなく、ただ辛抱の一言です。上の方で植林の中の
緩い登りのトラバース道を、涸れ沢を3つ過ぎると緩斜面の広い所へ出ます。テープがいくつもあり、左40mくらい
上に見える明瞭な尾根へ誘導します。踏み跡を辿ろうとすると怪しげなところがありますが、上の尾根上に境界
(赤ゾレ山からの登山道)があるのでとにかく尾根を目指して上へ行けばいいのです。
出発時は曇り空で、登る途中から霧になり、またまたせっかく来たのに展望なしかよと後悔しきりでしたが、
なんと尾根周囲の木には霧氷がついているではありませんか。お~今冬初の雪景色が見えるのかと思うと急登で
疲れた足に力が入ります。赤ゾレ山に登りつくと真っ白けです。しかし霧が早く流れていますからどこかで一気に
晴れてきそうな気配です。とりあえず果物を食べて待ちますがすぐには晴れそうにありません。寒いのでこの後を
期待して明神平へ向かいます。登山道は霧氷のトンネルですが霧で絵になりません。どこかで晴れるだろうと
歩きますが一向に晴れません。まさか晴れないことはないだろうと思うも国見山への登りの足は重くなります。
同じような樹氷のトンネルは続きますが水無山へ着いても晴れません。水無山の先の尾根端で北を望むと薄く青空が
見えたり、木梶山の尾根が見えたりしてきました。明らかにもうすぐ一気に晴れてくる雰囲気です。明神平への足取りは
軽くなります。降りつくころには薊岳の尾根も見え始めました。尾根の斜面は真っ白、前山も真っ白、明神岳方面も
真っ白、やった~。写真を撮りまわっていると若い3人組が登ってきて、わ~すばらしい、今日登ってきて本当に
良かったねと感嘆しています。そのとお~~り!と心の中で叫びます。
明神岳へ向けて登り始めますが迷いが生じます。この分だと桧塚奥峰も樹氷がよさそうで行ってみたいのですが、
すでにかなり疲れているし、帰りは未知の薊岳直登道を下るので時間と体力が心配です。しかも、これだけの陽光なら
付いたばかりの樹氷はすぐに落ちてしまいそうです。いろいろ考え安全策をとって桧塚奥峰を諦め、前山付近を
歩き回っていいアングルで写真を撮り、薊岳直登道を確認することにしました。前山へ登って行くときも何度も
振り返りながら写真を撮ります。尾根に着くと南側の斜面も逆光で樹氷がキラキラと輝きます。アングルを求めて
2~30m下ったり登り返し、また北斜面の孤立した木の樹氷を撮りながら三ツ塚分岐へゆるゆる行きます。そこから先も
素晴らしい樹氷の林で写真を撮っても撮っても撮りきれません。どんどん明神岳の方へ行ってしまいます。
桧塚奥峰へのトラバース分岐に来て、なおも欲が出てズルズルと進んでしまいます。明神岳からの桧塚奥峰への
分岐につき、木々の間から遠くに見えるピークの雪がもう一つであることが見えやっと欲が消え戻ることにしました。
戻る途中も何回も写真を撮り、三ツ塚~前山に周りでもまた撮ります。きりがないので薊岳への尾根を進みます。
この尾根上も素晴らしい樹氷のオンパレードでなかなか進みません。3~4人の方とすれ違い、これなら直登道はすぐに
分かるだろうと安心しました。明瞭な歩きやすい道でテープもあり迷うことはありません。ところどころで南方面の
展望がよく、次回登るなら赤ゾレ山経由ではなくこの尾根を登った方がいいと思いました。
前方に平たいピークが見え(P1334)、右へ歩きやすそうな尾根が下っていました。あそこが降り口かなと
思いましたが、ついてみると赤いテープがありましたが駐車場への標識など全くないので先へ進みました。
また前方に小さなピークが見えてきましたが、北への尾根ははっきりせず、ついてみるとやはり赤いテープが
ありましたが標識はありません。尾根はさっきの尾根よりかなり急です。もっと先かと進んでいきますが登りがきつく
足がますます重くなり、時間も一時半を過ぎて下り道がはっきりしないのは精神的に少し不安が出て来ました。
実は薊岳はスルーしようと思っていましたが、もうかなり薊岳に近づいているようでした。
いい展望のところで写真を撮っていると30代の若い男性が登ってこられ、これ幸いと駐車場への降り口を聞くと
初めてだけどスマホのGPSで常に確認しながら歩いていて、今回も降り口ところでGPSで確認してきたとのこと。
私もここではないかと思った最初の赤いテ-プのところだとのこと。一緒に降りましょうかと言っていただき、
お言葉に甘えてお願いしました。一緒に薊岳に行き素晴らしい展望を見て引き返します。P1334に戻り北の尾根を
下り始めるとテープが一杯ついています。少し周りを調べたり、地図を確認すればよかったのですがさぼっていました。
彼に先導していただき、急なところや少し踏み跡が薄いところがありましたが無事林道へ降りつきました。
歩いている最中、彼とはいろいろと話をしましたがなかなか面白かったです。
今日は今冬初の樹氷、しかも素晴らしい樹氷が見られて最高の雪山歩きとなり満足の山行となりました。
【 山 域 】【台高】赤ゾレ山、明神平、薊岳周回
【メンバー】単独
【 天 候 】霧のち快晴
【 ルート 】大又林道終点駐車場6:47-8:36赤ゾレ山ー9:57水無山ー11:09前山ー11:51明神岳下桧塚奥峰分岐ー
12:08三ツ塚ー13:28P1334ー13:55薊岳ー14:17P1314-15:17駐車場
15日は晴天が約束されていました。一週前の8日の日曜日は好天が予想され遠出を決めていましたが、
いつから晴れるか予報が微妙に変化し、鈴鹿か台高か心が揺れているうちにテンション急降下、結局近場を
6時間歩きました。しかし、この日の鈴鹿のレポを見るといつものごとく後悔しきりでした。従って15日は
何が何でもどこかに登るつもりでした。狙いは桧塚奥峰に決めていましたが、どんなコースを歩くのか。
昔、気になっていたけれど危険なので避けていたある尾根が、最近やぶこぎで話題になっているのでそこにするか、
それとも他の気になるコースか、また心が揺れます。土壇場で他の気になる二つのコースを一度に確かめる周回に決めました。
今回のコース
大又へ向けて走りながらちらちらと空を見ますが星が全く見えない。あ~鈴鹿の方がよかったかなと後悔が
よぎります。後悔するなと言われますが後悔しない人がいるのだろうか。しかし、今更変更はできません。駐車場に
着くとすでに4台止まっていました。準備していると一台から若い男性が出てきて挨拶して出発して行きました。
私も手早く準備して出発します。駐車場のすぐ上流にある赤ゾレ山への道が前から気になっていたのでここを登りに使い、
下りはさらに上流にある薊岳への直登道を使う予定です。ヤマレコの今年12月8日、同じコースを逆に回ったレポでは、
薊岳へのコースは急登だが整備され歩きやすいとなっていたので下りに使いました。これがどういう結果になるのか。
青い橋を渡ると谷へ入っていく感じで、4mくらいの鉄の手すりが付いた橋があります。その足元は同じ長さの
丸太が二本手すりに平行で、傾斜がついているので濡れていると滑りそうで嫌な感じです。すぐ先でUターンするように
左へ登って行くと急な岩場がありロープがありますが、登りは余り問題ありません。(下りはやや注意)後は植林の
中の急登が延々と続きます。道ははっきりしているので迷うことはなく、ただ辛抱の一言です。上の方で植林の中の
緩い登りのトラバース道を、涸れ沢を3つ過ぎると緩斜面の広い所へ出ます。テープがいくつもあり、左40mくらい
上に見える明瞭な尾根へ誘導します。踏み跡を辿ろうとすると怪しげなところがありますが、上の尾根上に境界
(赤ゾレ山からの登山道)があるのでとにかく尾根を目指して上へ行けばいいのです。
出発時は曇り空で、登る途中から霧になり、またまたせっかく来たのに展望なしかよと後悔しきりでしたが、
なんと尾根周囲の木には霧氷がついているではありませんか。お~今冬初の雪景色が見えるのかと思うと急登で
疲れた足に力が入ります。赤ゾレ山に登りつくと真っ白けです。しかし霧が早く流れていますからどこかで一気に
晴れてきそうな気配です。とりあえず果物を食べて待ちますがすぐには晴れそうにありません。寒いのでこの後を
期待して明神平へ向かいます。登山道は霧氷のトンネルですが霧で絵になりません。どこかで晴れるだろうと
歩きますが一向に晴れません。まさか晴れないことはないだろうと思うも国見山への登りの足は重くなります。
同じような樹氷のトンネルは続きますが水無山へ着いても晴れません。水無山の先の尾根端で北を望むと薄く青空が
見えたり、木梶山の尾根が見えたりしてきました。明らかにもうすぐ一気に晴れてくる雰囲気です。明神平への足取りは
軽くなります。降りつくころには薊岳の尾根も見え始めました。尾根の斜面は真っ白、前山も真っ白、明神岳方面も
真っ白、やった~。写真を撮りまわっていると若い3人組が登ってきて、わ~すばらしい、今日登ってきて本当に
良かったねと感嘆しています。そのとお~~り!と心の中で叫びます。
明神岳へ向けて登り始めますが迷いが生じます。この分だと桧塚奥峰も樹氷がよさそうで行ってみたいのですが、
すでにかなり疲れているし、帰りは未知の薊岳直登道を下るので時間と体力が心配です。しかも、これだけの陽光なら
付いたばかりの樹氷はすぐに落ちてしまいそうです。いろいろ考え安全策をとって桧塚奥峰を諦め、前山付近を
歩き回っていいアングルで写真を撮り、薊岳直登道を確認することにしました。前山へ登って行くときも何度も
振り返りながら写真を撮ります。尾根に着くと南側の斜面も逆光で樹氷がキラキラと輝きます。アングルを求めて
2~30m下ったり登り返し、また北斜面の孤立した木の樹氷を撮りながら三ツ塚分岐へゆるゆる行きます。そこから先も
素晴らしい樹氷の林で写真を撮っても撮っても撮りきれません。どんどん明神岳の方へ行ってしまいます。
桧塚奥峰へのトラバース分岐に来て、なおも欲が出てズルズルと進んでしまいます。明神岳からの桧塚奥峰への
分岐につき、木々の間から遠くに見えるピークの雪がもう一つであることが見えやっと欲が消え戻ることにしました。
戻る途中も何回も写真を撮り、三ツ塚~前山に周りでもまた撮ります。きりがないので薊岳への尾根を進みます。
この尾根上も素晴らしい樹氷のオンパレードでなかなか進みません。3~4人の方とすれ違い、これなら直登道はすぐに
分かるだろうと安心しました。明瞭な歩きやすい道でテープもあり迷うことはありません。ところどころで南方面の
展望がよく、次回登るなら赤ゾレ山経由ではなくこの尾根を登った方がいいと思いました。
前方に平たいピークが見え(P1334)、右へ歩きやすそうな尾根が下っていました。あそこが降り口かなと
思いましたが、ついてみると赤いテープがありましたが駐車場への標識など全くないので先へ進みました。
また前方に小さなピークが見えてきましたが、北への尾根ははっきりせず、ついてみるとやはり赤いテープが
ありましたが標識はありません。尾根はさっきの尾根よりかなり急です。もっと先かと進んでいきますが登りがきつく
足がますます重くなり、時間も一時半を過ぎて下り道がはっきりしないのは精神的に少し不安が出て来ました。
実は薊岳はスルーしようと思っていましたが、もうかなり薊岳に近づいているようでした。
いい展望のところで写真を撮っていると30代の若い男性が登ってこられ、これ幸いと駐車場への降り口を聞くと
初めてだけどスマホのGPSで常に確認しながら歩いていて、今回も降り口ところでGPSで確認してきたとのこと。
私もここではないかと思った最初の赤いテ-プのところだとのこと。一緒に降りましょうかと言っていただき、
お言葉に甘えてお願いしました。一緒に薊岳に行き素晴らしい展望を見て引き返します。P1334に戻り北の尾根を
下り始めるとテープが一杯ついています。少し周りを調べたり、地図を確認すればよかったのですがさぼっていました。
彼に先導していただき、急なところや少し踏み跡が薄いところがありましたが無事林道へ降りつきました。
歩いている最中、彼とはいろいろと話をしましたがなかなか面白かったです。
今日は今冬初の樹氷、しかも素晴らしい樹氷が見られて最高の雪山歩きとなり満足の山行となりました。