2本抱き合わせ【奥美濃】10月の倉見山・岩岳 & 【越美国境】紅葉の金ヶ丸谷源流

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oku
記事: 240
登録日時: 2011年3月07日(月) 22:52

2本抱き合わせ【奥美濃】10月の倉見山・岩岳 & 【越美国境】紅葉の金ヶ丸谷源流

投稿記事 by oku »

レポアップしますといいながら、もう少しすれば12月。
さすがに11月中には、ということで慌ててレポ2件まとめて (^^;

【奥美濃】倉見山・黒津谷・岩岳
日 程: 10月26日
天 候: 雲り
場 所: 倉見山~黒津谷~岩岳
コース: うすずみ温泉駐車場(06:40)~倉見山(08:00)~黒津谷(10:50)~岩岳(13:10)~駐車場(15:40)
 http://maps.gsi.go.jp/#15/35.686142/136 ... c1j0l0u0f0

コースがよくわからない? いつものことですので気にしないでください。

うすずみ温泉駐車場に車を停めさせてもらって出発して、裏手にある登山口からぼちぼち歩きます。
山頂までよく整備された道が続いており、道の両側も特にうっとうしいようなヤブはありません。
山頂から先は、岩岳に続く尾根道へ。先ほどまでのような整備された道ではないですが、普通に歩ける道が続きます。
鞍部を過ぎて右に曲がって少し登り返したあたりで左方向に伸びる緩い傾斜を下ります。
なぜ、わざわざ下るのか?
斜面下るのに理由は必要なさそうな気がするのですが、それでも人にはワケが必要らしいのです。
太陽のせいとか寝言いえば、カツ丼だって引き上げられてしまいます。
横道はさておき、750mあたりの緩斜面と黒津谷のゆるそうな感じが気になっていたのです。
明瞭な尾根道になってP949。北向きに進もうかとも思っていたのですが、このあたり2次林で、それなりに若い林です。
800mラインのトラバースをがんばってまで、という気分にもならなかったので東に下ります。
ちょっとがっかりかもと思ったのですが、それなりに気持ちよく斜面を下っていくと、杉の植林が現れました。
里から見れば山向こうのこんなところにもよく、と感心したのですが、今のタイミングでは特にうれしいもんではありません。

斜面散策はそこそこにして、少し登り返したあと黒津谷の590mに向かって下る尾根を進みます。
獣道になっているところを適当に進んでいけば、目的の出合い。
谷まで降りてみれば、大きな栃の木。斜面よりこのあたりのほうが雰囲気ぐっと良くなっています。
DSCF6001.JPG
右に行くか、左に行くか。600mから700mまでは右、800mから900mまでは左歩きたくなります。
結局岩岳までの距離がちょっとだけ短くなる左へ。穏やかな流れと沢ぐるみの林。
途中1箇所だけ滝が出てきて、その先も同じようなのんびりした沢歩きが続きます。
DSCF6010.JPG
これなら右俣もよさげかもしれませんが、自分のところからでしたらちょっとアプローチに難があります。
稜線にのったあとは南、岩岳方面に向かいます。

当初は、岩岳のピーク踏んでから尾砂谷左岸、P588経由で下ってしまう予定でした。
稜線少しやぶっぽいところを過ぎて岩岳山頂。登り返すのめんどくさいなと思ったのが失敗かもです。
そのまま登山道を下って東板屋。この先長い長い道路歩き。
やってしまったかなと思いつつ、国道157号をとぼとぼ歩いているとうすずみ温泉へのシャトルバスの後ろ姿が。。。
後で分かったのですが、樽見の駅に寄っていたら、少しの待ち時間でバスに乗れたようでした。
多少?かなり?がっくりしながらもとにかく歩きますが、歩いているうちに空が晴れてきました。
尾砂谷の向こう側に今日歩いた倉見山が望めます。やっぱり歩いて正解でした。
DSCF6023.JPG


【越美国境】金ヶ丸谷源流部
日 程: 11月2日
場 所: 金ヶ丸谷源流部
コース: 登山口駐車場(07:50)~P1025(10:05)~鈴谷~金ヶ丸谷(13:40)~夜叉ヶ池~登山口(16:40)
 http://maps.gsi.go.jp/#15/35.691397/136 ... c1j0l0u0f0

こんなメジャー山域なら分かりにくいレポ不要? まぁまぁ。寄り道ありますので。

夜叉ヶ池登山口の駐車場につくと、先客1名いらしていました。
駐車場に車を止めて、桂の木の後ろからこそこそと登り始めます。
P1144の西尾根の西斜面と北斜面に向かうのです。
前回、紅葉前に少し歩いたのですが、それからもう4年も経過していました。
このあたりは言わずとしれた夜叉ヶ池界隈のブナ林です。少し歩くと一面ブナが広がっています。
DSCF6035.JPG
900mあたりで予定通り北側に進路を獲りますが、目の前にはなぜか鹿道。思考レベルが鹿と同じ???
下草の薄い歩きやすい道をそのまま山腹に沿って進みます。
DSCF6046.JPG
ちょっとやぶが出てきたところで尾根に登り返し。
しばらく尾根道を歩いてP1144の北西緩斜面に下ります。とりあえずここの紅葉にも立ち寄らないといけません。
だいたい期待していたぐらいの紅葉の森が広がっていました。
その後は北東に斜面を適当に登って尾根に乗って北に向かってP1025方向に向かいます。
歩いていると前方からガサガサ音がします。こっちが足を止めると目の前には雄鹿。
こっちに気づかず向かってきます。残念ながら丸腰でしたので、手を叩くと漸くこっちに気づいてあわてて茂みの中へ。
P1025を過ぎて北東に斜面を下ります。去年、このあたり歩いたとき、大きめの木を見たのですが、離れた場所からのちら見だけでしたので
トチ?モミジ? 気になっていました。下っていって目的の木についてみるとトチの大木。とりあえず宿題済ませました。

当初予定では、このまま鈴谷の660mあたりまで下って対岸の斜面を登って県境からの北尾根を登り返す予定でした。
鈴谷まで降り立ってみると思っていたよりもいい雰囲気です。
一息ついて目の前の斜面を登ります。えぇ、方向も何も確認せず登ります。
しばらく歩きますが右手の沢がえらく近いです。多少違和感感じつつも進んでいくと、右手方向に水平道が。
とりあえず寄り道してみると、沢向こうにトチの大木が2本寄り添っていて、その根元には明らかに人為的な石組み。
DSCF6115.JPG
近づいてみるとトチの後ろには炭窯跡。鈴谷支流でのちょっとした発見でした。
沢の少し上流はきれいな黄葉。どうしょうかと思ったのですが尾根に戻ります。
が、少し進んで再び沢沿いの黄葉見物。このあと尾根に戻るとき気がつきました。
お日様の位置がヘン。P1025に突き上げる枝尾根を歩いていました。もう今更ですのでそのまま進みます。

P1144からP1025に延びる尾根に乗ったあとは、今度は、県境尾根へ。
県境尾根に乗った後は、東に枝沢を下って金ヶ丸谷へ。
県境あたりは一面落葉でしたが、谷を下るに従い、色とりどりになっていきます。
金ヶ丸谷までくれば辺り一面の紅葉。
ここから先はくどいようですが、紅葉まっさかりの金ヶ丸谷源流部。
足元には穏やかな流れと敷き詰められた落ち葉。時折ブナの倒木。
ピーカンの空の下、紅や黄の彩り。
今年の紅葉、期待はずれだと思っていたのですが、ここでは違いました。
DSCF6187.JPG
DSCF6203.JPG
足が進みません。
とはいえ泊まりともできませんので歩きます。
三周ヶ岳の登山道に合流しますが、たまらない奥美濃の山並が広がっています。
夜叉ヶ池周りは大方落葉していますが、静かな晩秋の静かな水鏡。
あとは登山口まで下るだけです。下っていくと右手すぐ近くに雌鹿。
目が合いますが、逃げる様子もなくゆうゆうと草を啣んでいます。
ゆうゆうぐあいにこっちがびっくりしました。
日が陰って煌きはありませんが、紅葉に彩られた夜叉ヶ池登山道を下って駐車場に到着。

oku
SHIGEKI
記事: 1028
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 2本抱き合わせ【奥美濃】10月の倉見山・岩岳 & 【越美国境】紅葉の金ヶ丸谷源流

投稿記事 by SHIGEKI »

okuちゃん  こんばんは。

約束のrep待ってましたよ~

20191123-P1120236.jpg
レポアップしますといいながら、もう少しすれば12月。
さすがに11月中には、ということで慌ててレポ2件まとめて (^^;

2本まとめてですか!!

地形図でルートを辿るのがたいへんですね~ :mrgreen:

ま、じっくり 辿ってみますわ。

そのまま歩こうとは思いませんちゅうか、体力的にも常識的!?にも無理ですが・・・



【奥美濃】倉見山・黒津谷・岩岳
日 程: 10月26日
天 候: 雲り
場 所: 倉見山~黒津谷~岩岳
コース: うすずみ温泉駐車場(06:40)~倉見山(08:00)~黒津谷(10:50)~岩岳(13:10)~駐車場(15:40)
 http://maps.gsi.go.jp/#15/35.686142/136 ... c1j0l0u0f0

コースがよくわからない? いつものことですので気にしないでください。

あの rep読む限りは気にしますよね~

登ったり下ったりまたまた登ったり下ったり・・・

まずは、地形図どこまでプリントしたらいいかも分からない。

丁寧に状況書いてくれてますので、しっかり!!辿ってみますわ。




【越美国境】金ヶ丸谷源流部
日 程: 11月2日
場 所: 金ヶ丸谷源流部
コース: 登山口駐車場(07:50)~P1025(10:05)~鈴谷~金ヶ丸谷(13:40)~夜叉ヶ池~登山口(16:40)
 http://maps.gsi.go.jp/#15/35.691397/136 ... c1j0l0u0f0

こんなメジャー山域なら分かりにくいレポ不要? まぁまぁ。寄り道ありますので。

金ヶ丸谷の源流部に降りてるんですね!?

こちらも辿ってみますね。

地形図辿れるよう意識して書いてくれましたか!!

ところで、オフ会の話でPMありがとうございました。

返信しようにも受信未設定になってましたよ。

HPにも連絡先ないし・・・

今は大丈夫ですかね??

では まず地形図の山旅を

     SHIGEKI

   
oku
記事: 240
登録日時: 2011年3月07日(月) 22:52

Re: 2本抱き合わせ【奥美濃】10月の倉見山・岩岳 & 【越美国境】紅葉の金ヶ丸谷源流

投稿記事 by oku »

SHIGEKIさん こんばんは

レポ、大変遅くなりました。 

>okuちゃん  こんばんは。
>約束のrep待ってましたよ~
ありがとうございます!

>2本まとめてですか!!
抱き合わせで閲覧数稼ぎを (^^;

>あの rep読む限りは気にしますよね~

>登ったり下ったりまたまた登ったり下ったり・・・

>まずは、地形図どこまでプリントしたらいいかも分からない。

>丁寧に状況書いてくれてますので、しっかり!!辿ってみますわ。

たまに誤字があるところがさらに輪を掛けて orz
リンク先がちょうど降りた二俣です。


>金ヶ丸谷の源流部に降りてるんですね!?
はい。降りています。970,980mあたりの二俣です。
右の支流から降りて、本流を歩きました。


>こちらも辿ってみますね。
>地形図辿れるよう意識して書いてくれましたか!!
意識しましたが、やっぱりどっちも分かりにくいです。うぅ・・

>ところで、オフ会の話でPMありがとうございました。

>返信しようにも受信未設定になってましたよ。

>HPにも連絡先ないし・・・

>今は大丈夫ですかね??
すみません。失礼しました。もう大丈夫です。
メッセージ受信する:「はい」でokです。

oku
 
Kasaya
記事: 925
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 2本抱き合わせ【奥美濃】10月の倉見山・岩岳 & 【越美国境】紅葉の金ヶ丸谷源流

投稿記事 by Kasaya »

okuちゃん こんばんは

タイトルを見て一瞬ドキッとしました。倉見山ってこの日曜日に登ったばかりだし
岩岳とどっちにしようかと思っていたこともありこの二つの山がいきなり表題に現れるとは

【奥美濃】倉見山・黒津谷・岩岳
日 程: 10月26日
でも日程は重なっていなかったようです

コース: うすずみ温泉駐車場(06:40)~倉見山(08:00)~黒津谷(10:50)~岩岳(13:10)~駐車場(15:40)
 
周回もちらっと考えましたが、藪藪ではちょっと腰が引けます。
でも読み進めると、さすがokuちゃん。単なる周回ではなかったですね。

うすずみ温泉駐車場に車を停めさせてもらって出発して、裏手にある登山口からぼちぼち歩きます。
山頂までよく整備された道が続いており、道の両側も特にうっとうしいようなヤブはありません。
この山道はよく整備されていますね。道の両側も藪が濃そうに見えないので、okuちゃんみたいな人なら
問題なく歩きそうだなあと考えながら歩いていました。
山頂から先は、岩岳に続く尾根道へ。先ほどまでのような整備された道ではないですが、普通に歩ける道が続きます。
鞍山頂の先にもちょっとだけ歩いてみました。道は無いものの歩くことには問題はなさそうな感じでした。
でも歩こうという気にはなりませんでしたが。

斜面下るのに理由は必要なさそうな気がするのですが、それでも人にはワケが必要らしいのです。
太陽のせいとか寝言いえば、カツ丼だって引き上げられてしまいます。
何のことだかさっぱり分かりませんが

横道はさておき、750mあたりの緩斜面と黒津谷のゆるそうな感じが気になっていたのです。

ここから先は全く想像しないルートどりでした。周回中に谷に下るとは。体力と好奇心が旺盛ですねえ。

当初は、岩岳のピーク踏んでから尾砂谷左岸、P588経由で下ってしまう予定でした。
この尾根を下れば林道歩きはパスできたのに

尾砂谷の向こう側に今日歩いた倉見山が望めます。やっぱり歩いて正解でした。
仮に周回するなら車2台でやる必要があるなあと思ってましたが、一人で完結ですね。林道歩きも想定内だったようで
いやはや、とても真似できません。
でもこの時期は中腹の紅葉が綺麗でした。
kasaya
添付ファイル
紅葉.jpg
倉見山.jpg
最後に編集したユーザー Kasaya [ 2019年11月27日(水) 08:02 ], 累計 1 回
oku
記事: 240
登録日時: 2011年3月07日(月) 22:52

Re: 2本抱き合わせ【奥美濃】10月の倉見山・岩岳 & 【越美国境】紅葉の金ヶ丸谷源流

投稿記事 by oku »

Kasayaさん こんばんは

>タイトルを見て一瞬ドキッとしました。倉見山ってこの日曜日に登ったばかりだし
>岩岳とどっちにしようかと思っていたこともありこの二つの山がいきなり表題に現れるとは
おっ! いい感じに並んでいますよね。
自分の場合、ちょっと遠征なので欲張ってしまいます。

>でも日程は重なっていなかったようです
かなりの亀レポで・・・

>周回もちらっと考えましたが、藪藪ではちょっと腰が引けます。
>出も読み進めると、さすがokuちゃん。単なる周回ではなかったですね。
うっとうしかったらピストンにすればいいかなと。
といいつつ寄り道も主目的のひとつです。

>この山道はよく整備されていますね。道の両側も藪が濃そうに見えないので、okuちゃんみたいな人なら
>問題なく歩きそうだなあと考えながら歩いていました。
駐車場や途中の案内、山頂標識など、歩きに来た人のことを考えてくれていますよね。
権現山登ったときも思ったのですが、いいコースだなと思います
 by読み手のことを考えていないレポ作成者

>>斜面下るのに理由は必要なさそうな気がするのですが、それでも人にはワケが必要らしいのです。
>>太陽のせいとか寝言いえば、カツ丼だって引き上げられてしまいます。
>何のことだかさっぱり分かりませんが
すみません。オフ会でのSHIGEKIさんとの雑談の続きなのです。

>ここから先は全く想像しないルートどりでした。周回中に谷に下るとは。体力と好奇心が旺盛ですねえ。
一番の目的は、P949の東方向の800m~750m辺りだったのですが、谷のほうがぐっと良かったです。

>この尾根を下れば林道歩きはパスできたのに
道があるしなぁ、につられてしまいました。

>仮に周回するなら車2台でやる必要があるなあと思ってましたが、一人で完結ですね。林道歩きも想定内だったようで
里からの景色がよかったので、元はとった?

>でもこの時期は中腹の紅葉が綺麗でした。
自分のときはまだ緑緑していましたが、紅葉、いい感じですね。
このあたりもぽつぽつ歩き進めてみたいと思います。

oku
アバター
柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 2本抱き合わせ【奥美濃】10月の倉見山・岩岳 & 【越美国境】紅葉の金ヶ丸谷源流

投稿記事 by 柳川洞吹 »

okuさん こんばんは

  コース: うすずみ温泉駐車場(06:40)~倉見山(08:00)~黒津谷(10:50)
  ~岩岳(13:10)~駐車場(15:40)
  コースがよくわからない? いつものことですので気にしないでください。


気にはしておりませんが、
コース、わかりまっせ……と言おうとして、ふと思う。
なんでここに黒津谷が入ってるの?

  うすずみ温泉駐車場に車を停めさせてもらって出発して、
  裏手にある登山口からぼちぼち歩きます。


これはわかりますね。

  山頂から先は、岩岳に続く尾根道へ。
  先ほどまでのような整備された道ではないですが、普通に歩ける道が続きます。


これもわかりますよ。

  鞍部を過ぎて右に曲がって少し登り返したあたりで
  左方向に伸びる緩い傾斜を下ります。


これも場所はわかるけど、なんでここを下る?

  なぜ、わざわざ下るのか?
  斜面下るのに理由は必要なさそうな気がするのですが、
  それでも人にはワケが必要らしいのです。


ここで、わけもなく斜面を下るのは変です。
何かあるに決まってる。
さあ、わけを言うんだ!

  太陽のせいとか寝言いえば、カツ丼だって引き上げられてしまいます。

この期に及んで、まだわけのわからんことを…… :roll:

  横道はさておき、
  750mあたりの緩斜面と黒津谷のゆるそうな感じが気になっていたのです。


そう、素直にならんといかん。
なかなか難しいと思うけど。

  斜面散策はそこそこにして、
  少し登り返したあと黒津谷の590mに向かって下る尾根を進みます。
  獣道になっているところを適当に進んでいけば、目的の出合い。


うーむ、やはり目のつけどころが違うなあ。
なんかありそうな感じの二俣ですなあ。

  谷まで降りてみれば、大きな栃の木。
  斜面よりこのあたりのほうが雰囲気ぐっと良くなっています。


案の定、よくなってきたと。

  右に行くか、左に行くか。
  600mから700mまでは右、800mから900mまでは左歩きたくなります。


ふーむ。
750mでワープしてみるのか?

  結局岩岳までの距離がちょっとだけ短くなる左へ。穏やかな流れと沢ぐるみの林。
  途中1箇所だけ滝が出てきて、その先も同じようなのんびりした沢歩きが続きます。


いい感じで歩けるようですね。

  これなら右俣もよさげかもしれませんが、
  自分のところからでしたらちょっとアプローチに難があります。


ワープはやめましたか。

  当初は、岩岳のピーク踏んでから尾砂谷左岸、P588経由で下ってしまう予定でした。
  稜線少しやぶっぽいところを過ぎて岩岳山頂。
  登り返すのめんどくさいなと思ったのが失敗かもです。


おっ、失敗やと? :P
(他人の不幸は蜜の味 的洞吹、ひょっこり出現)

  そのまま登山道を下って東板屋。この先長い長い道路歩き。
  やってしまったかなと思いつつ、
  国道157号をとぼとぼ歩いているとうすずみ温泉へのシャトルバスの後ろ姿が。。。


こっちへ下りると、うすずみ温泉に戻るのが長いねえ。
ウッヒッヒ、歩け、歩け。 :D

  多少?かなり?がっくりしながらもとにかく歩きますが、
  歩いているうちに空が晴れてきました。
  尾砂谷の向こう側に今日歩いた倉見山が望めます。やっぱり歩いて正解でした。


なんだ、失敗じゃないじゃん。
チコちゃんも「つまんねーやつだなあ」って言ってるよ。 :mrgreen:

  【越美国境】金ヶ丸谷源流部
  こんなメジャー山域なら分かりにくいレポ不要? まぁまぁ。寄り道ありますので。


寄り道ありますか。
楽しい寄り道、期待しちゃいますね。

  夜叉ヶ池登山口の駐車場につくと、先客1名いらしていました。
  駐車場に車を止めて、桂の木の後ろからこそこそと登り始めます。
  P1144の西尾根の西斜面と北斜面に向かうのです。


おう、こんなとこから行きますか。
他人がいたら、そりゃ、こそこそとなるわなー。
見つかったら、「ちょっとお兄さん、登山道はこっちですよ。」って言われそう。

  しばらく尾根道を歩いてP1144の北西緩斜面に下ります。
  とりあえずここの紅葉にも立ち寄らないといけません。
  だいたい期待していたぐらいの紅葉の森が広がっていました。


いい感じのルートのようですね。

  その後は北東に斜面を適当に登って尾根に乗って北に向かってP1025方向に向かいます。

いいんだけど、タイトルに金ヶ丸谷源流とあるのに、
だんだん離れて行くのはどういうこと?

  P1025を過ぎて北東に斜面を下ります。
  下っていって目的の木についてみるとトチの大木。とりあえず宿題済ませました。


なるほど、そういうことね。

  当初予定では、このまま鈴谷の660mあたりまで下って
  対岸の斜面を登って県境からの北尾根を登り返す予定でした。


そっち、美濃俣丸やん。
金ヶ丸谷はどうした?

  鈴谷まで降り立ってみると思っていたよりもいい雰囲気です。
  一息ついて目の前の斜面を登ります。えぇ、方向も何も確認せず登ります。


おーい、どこ行くんやあ。
鈴谷は18年前に山日和さんと遡行して、美濃俣丸に行ってますが、
感じのいい谷でしたね。

  とりあえず寄り道してみると、沢向こうにトチの大木が2本寄り添っていて、
  その根元には明らかに人為的な石組み。
  近づいてみるとトチの後ろには炭窯跡。鈴谷支流でのちょっとした発見でした。


こんなところに……ねえ。

  沢の少し上流はきれいな黄葉。どうしょうかと思ったのですが尾根に戻ります。
  が、少し進んで再び沢沿いの黄葉見物。このあと尾根に戻るとき気がつきました。


いま、どこ?

  お日様の位置がヘン。P1025に突き上げる枝尾根を歩いていました。
  もう今更ですのでそのまま進みます。


そこかいな。

  P1144からP1025に延びる尾根に乗ったあとは、今度は、県境尾根へ。
  県境尾根に乗った後は、東に枝沢を下って金ヶ丸谷へ。


やっと来たゾ、金ヶ丸谷。

  金ヶ丸谷までくれば辺り一面の紅葉。
  ここから先はくどいようですが、紅葉まっさかりの金ヶ丸谷源流部。
  足元には穏やかな流れと敷き詰められた落ち葉。時折ブナの倒木。
  ピーカンの空の下、紅や黄の彩り。
  今年の紅葉、期待はずれだと思っていたのですが、ここでは違いました。


もう21年前の夏、山日和さんと門入から入って金ヶ丸谷から三周へ登りました。
深い森の中を滔々と流れる谷、よかったわあ。
紅葉の時期も素晴らしいでしょうね。

  足が進みません。
  とはいえ泊まりともできませんので歩きます。


できれば、泊まっていきたかったんじゃないですか。

  三周ヶ岳の登山道に合流しますが、たまらない奥美濃の山並が広がっています。
  夜叉ヶ池周りは大方落葉していますが、静かな晩秋の静かな水鏡。
  日が陰って煌きはありませんが、紅葉に彩られた夜叉ヶ池登山道を下って駐車場に到着。


お疲れさまでした。
しかし毎度のことながら、素敵な寄り道がいっぱいですね。
期待を裏切りません。

よい山旅を!
              洞吹(どうすい)
oku
記事: 240
登録日時: 2011年3月07日(月) 22:52

Re: 2本抱き合わせ【奥美濃】10月の倉見山・岩岳 & 【越美国境】紅葉の金ヶ丸谷源流

投稿記事 by oku »

洞吹さん こんにちは


>気にはしておりませんが、
>コース、わかりまっせ……と言おうとして、ふと思う。
>なんでここに黒津谷が入ってるの?
よくわからないレポにお付き合いありがとうございます。

>これも場所はわかるけど、なんでここを下る?

>ここで、わけもなく斜面を下るのは変です。
>何かあるに決まってる。
>さあ、わけを言うんだ!
里から見れば山の反対側、なぁんて期待していたのですが(^^;

>この期に及んで、まだわけのわからんことを…… :roll:
まぁまぁ

>そう、素直にならんといかん。
>なかなか難しいと思うけど。
ずっと素直ですよ♪

>うーむ、やはり目のつけどころが違うなあ。
>なんかありそうな感じの二俣ですなあ。
二俣は副だったのですが、こっちのほうがぐっと良かったです

>案の定、よくなってきたと。
予想以上にいいところでした。

>  右に行くか、左に行くか。
>  600mから700mまでは右、800mから900mまでは左歩きたくなります。

>ふーむ。
>750mでワープしてみるのか?
その発想ありませんでした!

>  結局岩岳までの距離がちょっとだけ短くなる左へ。穏やかな流れと沢ぐるみの林。
>  途中1箇所だけ滝が出てきて、その先も同じようなのんびりした沢歩きが続きます。

>いい感じで歩けるようですね。
期待通りです。

>ワープはやめましたか。
もうちょっと近ければ通いやすいのですが。

>おっ、失敗やと? :P
>(他人の不幸は蜜の味 的洞吹、ひょっこり出現)
うっ(^^;

>こっちへ下りると、うすずみ温泉に戻るのが長いねえ。
>ウッヒッヒ、歩け、歩け。 :D

>なんだ、失敗じゃないじゃん。
>チコちゃんも「つまんねーやつだなあ」って言ってるよ。 :mrgreen:
失敗も成功も解釈しだいなのです  :mrgreen:



>寄り道ありますか。
>楽しい寄り道、期待しちゃいますね。
請うご期待ですよ。 ん?

>おう、こんなとこから行きますか。
>他人がいたら、そりゃ、こそこそとなるわなー。
>見つかったら、「ちょっとお兄さん、登山道はこっちですよ。」って言われそう。
駐車場一番のりを目指しました。

>いい感じのルートのようですね。
ですよ。

>いいんだけど、タイトルに金ヶ丸谷源流とあるのに、
>だんだん離れて行くのはどういうこと?
寄り道第一弾でした。

>なるほど、そういうことね。
ですよ。ですよ。

>そっち、美濃俣丸やん。
>金ヶ丸谷はどうした?
そこまで下らなくて、650mから南に進む予定でした。

>おーい、どこ行くんやあ。
>鈴谷は18年前に山日和さんと遡行して、美濃俣丸に行ってますが、
>感じのいい谷でしたね。
鈴谷って歩いたことないのです。降り立った支流もいい雰囲気でした。

>こんなところに……ねえ。
この支流、意外にいい感じになっていました。

>いま、どこ?
??? でした。

>やっと来たゾ、金ヶ丸谷。
やっと来ました。文句やつなんぞいやしねー金ヶ丸谷

>もう21年前の夏、山日和さんと門入から入って金ヶ丸谷から三周へ登りました。
>深い森の中を滔々と流れる谷、よかったわあ。
>紅葉の時期も素晴らしいでしょうね。
すばらしいです♪
P1144経由で歩くと、この一番いいところを日帰りでもさくっと歩けるのです。
これネットに乗せるのなぁとも思ったのですが、地図を見れば一目瞭然なのでまぁ。

>できれば、泊まっていきたかったんじゃないですか。
ですね~

>お疲れさまでした。
>しかし毎度のことながら、素敵な寄り道がいっぱいですね。
>期待を裏切りません。
ありがとうございます。


oku
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