【鈴鹿】御池岳、ヒキノから(19.10.20)
Posted: 2019年10月23日(水) 08:25
【 日 付 】19.10.20
【 山 域 】鈴鹿、御池岳
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】君ヶ畑巡視路入り口6:21-7:02鞍部ー7:35ヒキノー8:46ノタノ坂ー10:02土倉岳分岐ー10:38東のボタンブチー
11:44土倉岳-12:48小又谷登山口ー13:13駐車地
ふと目が覚めた。3:00にセットしたはずのタイマーが鳴っていない。以前にも何回か、前日夜9時に寝たのに
12時前に小用で目が覚めたこともあります。慌てて時計を見てみると2:51です。昨日8:20ごろ寝たので睡眠は十分です。
着替えて朝食を始めたものの気が乗りません。三峰山以来もう一か月半ほど遠出をしていないし、ただでさえ加齢で気力が落ちてきているのに、
間隔があけば猶更億劫になってしまいます。やはり鈴鹿くらいには行っておかないともう遠出ができなくなるのではと迷った末、御池岳へ
行くことに決めたのでした。しかし気分は萎縮する一方で、六甲へ変更することにしました。
それでも食事をしながら心は揺れます。そう言えば10月6日も同じパターンで六甲に向け4:20に家をバイクで出て、電車を乗り継いで
芦屋川駅に着いて出発が6:29になり、こんなことなら車で鈴鹿へ向かえば今頃は登山口についているじゃないかと後悔したことを思い出し、
また鈴鹿へと気持ちが揺れます。このまま六甲で済ませば、遠出は更に億劫になりそのまま老いさらばえて行くでしょう。ずるずるとそんな
老後に向かいたくないので自分はこれまで頑張ってきたはずでした。やはり意地でも鈴鹿へ行くしかありません。
以前、雪の御池岳を目指し、林道が君ヶ畑の集落を出てすぐに閉ざされていて歩いたとき、500mくらいで巡視路の標識があり橋が
架かっていたことを思い出し、ここからヒキノ経由の尾根の状態を見ておきたいと思っていました。しかし、今日は出発で大いに迷ったので
慣れたノタノ坂経由で登り、T字尾根で下ることにしていましたが、いざ現場に来るとこのルートの状態を知りたい気持ちが勝ちました。
急遽、やや広い路肩に車を止め100m戻って橋を渡ります。問題は小又谷へ降りて、そこからここまでどうやって戻るかです。前に考えたのは
折りたたみ自転車を積んで行き、小又谷の駐車場に車を止め自転車でここまで来てデポして帰りに回収することでした。しかし、今回は
急遽決めたのでこの長い距離を歩くしか仕方ありません。
橋を渡ると右へ20mほどで谷へ入って行きます。結構水量があり荒れていて、すぐの徒渉点がはっきりしません。対岸を見ればすぐわかり
適当に徒渉し、後は左岸を上流へ行きます。鉄網橋が落ちたところで右岸へ渡り上流へ登って行くと二股にきます。道標は左股の左岸を
指示しますが、崩壊地で少し高巻いた後右岸を行きます。そしてしばらくでまた二股にきます。今度は急な中間尾根を登って行くように
見えましたが、すぐに右股の右岸をトラバース気味に登って行きます。やがて水流も無くなり、この谷の源頭の急な坂をジグザグに登って行き、
最後は右岸尾根を乗り越します。この尾根のピークが右に見えますが道は巻くようにこのピークの北の鞍部へ行きます。
てっきり鞍部から北へ延びる尾根を登って行くものと思ったら、この尾根の向かい、東側にあるより大きな並行する
尾根との間の谷へ降りて行きます。以前地図を調べた記憶では尾根は一つのはずだったし、こんな高いところにそこそこの水量のある
こんな大きな谷があるという記憶はありません。しかし、標識も道も谷を北へ登って行くので従います。次の標識は谷を進むのと、
右斜め後ろへと歩いてきた方向の三差路でした。谷は結構荒れていて使われているのか不安で、右の大きな尾根へ向かう右斜め後ろの
明瞭な道を登りかけましたがコンパスを見ると南方向です。北へ行かなければならないので谷を登って行きます。踏み跡も巡視路の標識も
ありましたが、谷はかなり荒れていて現在使われているか不安になります。案の定あるところで倒木などで行けなくなり、迂回の踏み跡も
ないので左右どちらかの尾根に登るしかありません。
右の尾根の方が傾斜は急なので左の尾根へ登って行くと小さな池のある鞍部に登りつきました。尾根上に踏み跡はありません。このまま登って
行けば先で東の大きな尾根に合流しそうなのでこのまま登って行きます。右の谷を確認しながら行きますが、谷はずっと続いています。ここで、
巡視路は向こうの尾根にあり、谷の道は旧い使われていない巡視路ではないかと思いました。しんどいアップダウンの後に明るい緩やかな
快適な尾根を登って行くと明るいピークへ登りつきました。南への快適な尾根上、150mくらいに鉄塔が見えたので行ってみます。
この鉄塔のところへあの谷が突き上げていたようです。そして巡視路の標識が大きな尾根の方へ方向を示していました.
登りついたピークへ戻ってみると見えなかった標識があり「ヒキノ」とありました。三差路で南方向を指示していた標識を信じて東の尾根へ
登って、この尾根を来ればこんなに迷うことはなかったようです。ここからは明瞭な境界尾根で迷うことはありませんでしたが、
アップダウンがきついので、雪の林道歩きの代わりにはなりません。
ノタノ坂からはもう一般道なので書く必要もないでしょう。すっかり疲れたので御池岳は諦め、東のボタンブチで昼飯を食べ
土倉岳西尾根で帰ることにしました。空気が澄んでいるようで御嶽山、乗鞍岳、恵那山などくっきり見えました。
御池岳の紅葉はまだ先のようです。
最後に小又谷登山口から駐車地までの長~い林道歩き、諦めて歩いていると前方から黒っぽい、如何にも登山者が乗りそうな車が
来ます。こんな時刻から登るんかいなと思っていると私の傍で止まり、助手席の窓を開けます。えっ何を聞かれるのかなと運転者を見ると
なんとわりばしさんではないですか。こんなところでお会いするとは。
挨拶して別れて駐車地へ戻り帰路につきます。疲れましたがヒキノの尾根のことが分かったので満足でした。
【 山 域 】鈴鹿、御池岳
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ
【 ルート 】君ヶ畑巡視路入り口6:21-7:02鞍部ー7:35ヒキノー8:46ノタノ坂ー10:02土倉岳分岐ー10:38東のボタンブチー
11:44土倉岳-12:48小又谷登山口ー13:13駐車地
ふと目が覚めた。3:00にセットしたはずのタイマーが鳴っていない。以前にも何回か、前日夜9時に寝たのに
12時前に小用で目が覚めたこともあります。慌てて時計を見てみると2:51です。昨日8:20ごろ寝たので睡眠は十分です。
着替えて朝食を始めたものの気が乗りません。三峰山以来もう一か月半ほど遠出をしていないし、ただでさえ加齢で気力が落ちてきているのに、
間隔があけば猶更億劫になってしまいます。やはり鈴鹿くらいには行っておかないともう遠出ができなくなるのではと迷った末、御池岳へ
行くことに決めたのでした。しかし気分は萎縮する一方で、六甲へ変更することにしました。
それでも食事をしながら心は揺れます。そう言えば10月6日も同じパターンで六甲に向け4:20に家をバイクで出て、電車を乗り継いで
芦屋川駅に着いて出発が6:29になり、こんなことなら車で鈴鹿へ向かえば今頃は登山口についているじゃないかと後悔したことを思い出し、
また鈴鹿へと気持ちが揺れます。このまま六甲で済ませば、遠出は更に億劫になりそのまま老いさらばえて行くでしょう。ずるずるとそんな
老後に向かいたくないので自分はこれまで頑張ってきたはずでした。やはり意地でも鈴鹿へ行くしかありません。
以前、雪の御池岳を目指し、林道が君ヶ畑の集落を出てすぐに閉ざされていて歩いたとき、500mくらいで巡視路の標識があり橋が
架かっていたことを思い出し、ここからヒキノ経由の尾根の状態を見ておきたいと思っていました。しかし、今日は出発で大いに迷ったので
慣れたノタノ坂経由で登り、T字尾根で下ることにしていましたが、いざ現場に来るとこのルートの状態を知りたい気持ちが勝ちました。
急遽、やや広い路肩に車を止め100m戻って橋を渡ります。問題は小又谷へ降りて、そこからここまでどうやって戻るかです。前に考えたのは
折りたたみ自転車を積んで行き、小又谷の駐車場に車を止め自転車でここまで来てデポして帰りに回収することでした。しかし、今回は
急遽決めたのでこの長い距離を歩くしか仕方ありません。
橋を渡ると右へ20mほどで谷へ入って行きます。結構水量があり荒れていて、すぐの徒渉点がはっきりしません。対岸を見ればすぐわかり
適当に徒渉し、後は左岸を上流へ行きます。鉄網橋が落ちたところで右岸へ渡り上流へ登って行くと二股にきます。道標は左股の左岸を
指示しますが、崩壊地で少し高巻いた後右岸を行きます。そしてしばらくでまた二股にきます。今度は急な中間尾根を登って行くように
見えましたが、すぐに右股の右岸をトラバース気味に登って行きます。やがて水流も無くなり、この谷の源頭の急な坂をジグザグに登って行き、
最後は右岸尾根を乗り越します。この尾根のピークが右に見えますが道は巻くようにこのピークの北の鞍部へ行きます。
てっきり鞍部から北へ延びる尾根を登って行くものと思ったら、この尾根の向かい、東側にあるより大きな並行する
尾根との間の谷へ降りて行きます。以前地図を調べた記憶では尾根は一つのはずだったし、こんな高いところにそこそこの水量のある
こんな大きな谷があるという記憶はありません。しかし、標識も道も谷を北へ登って行くので従います。次の標識は谷を進むのと、
右斜め後ろへと歩いてきた方向の三差路でした。谷は結構荒れていて使われているのか不安で、右の大きな尾根へ向かう右斜め後ろの
明瞭な道を登りかけましたがコンパスを見ると南方向です。北へ行かなければならないので谷を登って行きます。踏み跡も巡視路の標識も
ありましたが、谷はかなり荒れていて現在使われているか不安になります。案の定あるところで倒木などで行けなくなり、迂回の踏み跡も
ないので左右どちらかの尾根に登るしかありません。
右の尾根の方が傾斜は急なので左の尾根へ登って行くと小さな池のある鞍部に登りつきました。尾根上に踏み跡はありません。このまま登って
行けば先で東の大きな尾根に合流しそうなのでこのまま登って行きます。右の谷を確認しながら行きますが、谷はずっと続いています。ここで、
巡視路は向こうの尾根にあり、谷の道は旧い使われていない巡視路ではないかと思いました。しんどいアップダウンの後に明るい緩やかな
快適な尾根を登って行くと明るいピークへ登りつきました。南への快適な尾根上、150mくらいに鉄塔が見えたので行ってみます。
この鉄塔のところへあの谷が突き上げていたようです。そして巡視路の標識が大きな尾根の方へ方向を示していました.
登りついたピークへ戻ってみると見えなかった標識があり「ヒキノ」とありました。三差路で南方向を指示していた標識を信じて東の尾根へ
登って、この尾根を来ればこんなに迷うことはなかったようです。ここからは明瞭な境界尾根で迷うことはありませんでしたが、
アップダウンがきついので、雪の林道歩きの代わりにはなりません。
ノタノ坂からはもう一般道なので書く必要もないでしょう。すっかり疲れたので御池岳は諦め、東のボタンブチで昼飯を食べ
土倉岳西尾根で帰ることにしました。空気が澄んでいるようで御嶽山、乗鞍岳、恵那山などくっきり見えました。
御池岳の紅葉はまだ先のようです。
最後に小又谷登山口から駐車地までの長~い林道歩き、諦めて歩いていると前方から黒っぽい、如何にも登山者が乗りそうな車が
来ます。こんな時刻から登るんかいなと思っていると私の傍で止まり、助手席の窓を開けます。えっ何を聞かれるのかなと運転者を見ると
なんとわりばしさんではないですか。こんなところでお会いするとは。
挨拶して別れて駐車地へ戻り帰路につきます。疲れましたがヒキノの尾根のことが分かったので満足でした。