【鈴鹿】献血キャンペーン第2弾 大岩谷から入道ヶ岳
Posted: 2019年7月01日(月) 20:03
【日 付】2019年6月29日(土)
【山 域】鈴鹿 入道ヶ岳周辺
【天 候】曇り
【コース】大石橋---紺屋谷出合---白滝上---イワクラ尾根---入道ヶ岳---南尾根分岐---大石橋
最近の天気は直前になるまでわからない。一週間前の予報で計画を立てるのは困難だ。
当日の天気や気分次第でどうにでもできるのが単独の気楽さである。
新名神の鈴鹿山麓ルートが開通して、朝明や湯の山といった登山口へのアプローチが飛躍的に良くなった。
小岐須渓谷もまたしかりで、鈴鹿パーキングエリアに併設されたスマートインターを出れば15分もかからない
という便利さだ。
パーキングで雲のかかる山を眺めながら朝食を摂る。雲は多いがそれほど悪化することはなさそうだ。
真夏には賑わうキャンプ場の駐車場にも車の影はなかった。林道を大石橋まで進んで定位置に駐車。
このあたりからヒルには注意しないといけない。しゃがんで用足ししている時に襲われたこともあるのだ。
前日の大雨で増水しているのではと思っていたが、水量は意外に少なかった。
堰堤を越えていつものところから入渓。エメラルドグリーンの淵から右へカーブすると滝とも言えない落ち込
みから始まるナメ床は大好きな場所である。いつもと変わらない姿で迎えてくれた。
続く8mの斜瀑も楽しいところ。ここは下りてくればウォータースライダーを楽しめる。
左から紺屋谷が合流するが、広い河原の左寄りを歩いているとそのまま紺屋谷に吸い込まれてしまうので注
意が必要である。本流には出合からすぐに谷幅一杯に流れ落ちる黒い5m滝が現われる。久し振りに滝登りシー
ンの撮影をとスマホをセットしたが、向きが悪かったのか半分ぐらい自分の姿が写っていなかった。
谷の両岸が迫ってくると、5mほどの前衛滝の奥に白い布のような流れが見えた。大岩谷最大の白滝である。
二段に分かれて白い花崗岩を滑るように落ちる優美な滝で、公称40mということになっている。
ここは左岸に巻き道があるが、ご多聞に漏れず常緑樹の落ち葉がズルズルでチェーンスパイクの活躍が必要に
なるところだ。最近はチェーンスパイクが一番仲のいい友達になったようである。
白滝の落ち口から始まるのが私が七ツ釜と呼んでいる(実際には五つしかないが)瀑流帯だ。
それぞれに小さな釜を持った小滝が連続する、この谷の中でもっとも癒されるセクションだ。
そして最後を飾るのが15mの斜瀑。初めて来た時は左側を直登したものだが、今はその気力もない。おとなしく
左岸から巻き上がった。
大岩谷の核心部と言える部分はこれにて終了である。一ノ谷を左に見送って、あとは毛細血管のように広がる
谷の源流部に広がる落ち着いた癒しの谷を楽しむだけ・・・・のはずだったが、他の谷同様荒れは隠せず、流倒
木が目立つ谷筋は殺伐とした印象すら受けてしまうのだ。
倒木で埋もれた谷をフィールドアスレチックのように越えながら虚しさのようなものを感じてしまうのはやむを
得ないことだろう。諸行無常、盛谷必衰ということもないのだろうが、まあ残念ではある。
イワクラ尾根直下の源頭は特にひどく、完全に谷そのものが土砂崩れで流されてしまっていた。
どうも体調がすぐれないようで、この鞍部への登りで呼吸数が異様に速くなり、体を一歩一歩持ち上げるのが
やっとという状態だ。隣の松ノ木谷を下りて最短ルートで下山しようか考えたりもしたが、まずは昼飯を食って
からだ。
仏岩と対峙する岩場で鎌ヶ岳や雲母峰を眺めながらのランチタイム。いつしか薄日も差してきて、日陰を探さ
ないと暑い。
渓流シューズを脱いでズボンをまくると、やっぱりやられていた。しかしこれぐらいは織り込み済みである。
夏の鈴鹿でこれを恐れていては歩けないのだ。
重いからだを引きずって入道ヶ岳へ向かう。たいした距離ではないのだが、小さなアップダウンが堪える。
奥宮まで来て山頂を眺めると(こちらの方が標高は高い)、寄る気のなかった山頂につい惹かれてしまうのは山屋
の性だろうか。
ところがもうすぐ山頂というところであれよあれよという感じでガスが湧き始め、視界が閉ざされてしまった。
山頂にはハングライダーのような大きな荷物の人がひとり。しかしよく考えてみると飛んで終わりだからここに
いるはずはないのだ。その人は先に池ヶ谷の方へ下山して行った。
この人に会わなければ6月の4回の山行で会った人がゼロという記録を達成できたのだが。
下山は南尾根を辿ろうと山頂から登山道を外れた。しかしアセビの密生に行く手を阻まれてしまい、結局池ヶ
谷の登山道に合流することになってしまった。数年前、下からこの尾根を辿った時にはそんな記憶はなかったの
だが。
池ヶ谷の登山道は源流部こそ植林帯だが、少し下れば豊かな二次林の中を美しい流れを愛でながらの楽しい道
となる。本流が滝の連続する核心部となるあたりで左山腹を延々とトラバースして、先ほどの南尾根に出た。
登山道はここからまっすぐ谷へ下っているが、せっかくなので南尾根を辿ってみよう。
前回南尾根を歩いた時はここまで谷道を進んできたので、ここから先は未踏地帯だ。
771mピーク南側のコルからの尾根は踏み跡も明瞭、まったくヤブ無しの快適な尾根だった。これなら池ヶ谷
の険しい谷沿いの登山道よりよほど安全で早い。
最後の急傾斜は尾根芯を忠実に行くとガケの恐れがあるので、少し右へ振って登山道へ出れば万全だろう。
ほどなく登山口のすぐ上で登山道に合流すると、山頂を先に出た人が下りて来るところだった。
山日和
【山 域】鈴鹿 入道ヶ岳周辺
【天 候】曇り
【コース】大石橋---紺屋谷出合---白滝上---イワクラ尾根---入道ヶ岳---南尾根分岐---大石橋
最近の天気は直前になるまでわからない。一週間前の予報で計画を立てるのは困難だ。
当日の天気や気分次第でどうにでもできるのが単独の気楽さである。
新名神の鈴鹿山麓ルートが開通して、朝明や湯の山といった登山口へのアプローチが飛躍的に良くなった。
小岐須渓谷もまたしかりで、鈴鹿パーキングエリアに併設されたスマートインターを出れば15分もかからない
という便利さだ。
パーキングで雲のかかる山を眺めながら朝食を摂る。雲は多いがそれほど悪化することはなさそうだ。
真夏には賑わうキャンプ場の駐車場にも車の影はなかった。林道を大石橋まで進んで定位置に駐車。
このあたりからヒルには注意しないといけない。しゃがんで用足ししている時に襲われたこともあるのだ。
前日の大雨で増水しているのではと思っていたが、水量は意外に少なかった。
堰堤を越えていつものところから入渓。エメラルドグリーンの淵から右へカーブすると滝とも言えない落ち込
みから始まるナメ床は大好きな場所である。いつもと変わらない姿で迎えてくれた。
続く8mの斜瀑も楽しいところ。ここは下りてくればウォータースライダーを楽しめる。
左から紺屋谷が合流するが、広い河原の左寄りを歩いているとそのまま紺屋谷に吸い込まれてしまうので注
意が必要である。本流には出合からすぐに谷幅一杯に流れ落ちる黒い5m滝が現われる。久し振りに滝登りシー
ンの撮影をとスマホをセットしたが、向きが悪かったのか半分ぐらい自分の姿が写っていなかった。
谷の両岸が迫ってくると、5mほどの前衛滝の奥に白い布のような流れが見えた。大岩谷最大の白滝である。
二段に分かれて白い花崗岩を滑るように落ちる優美な滝で、公称40mということになっている。
ここは左岸に巻き道があるが、ご多聞に漏れず常緑樹の落ち葉がズルズルでチェーンスパイクの活躍が必要に
なるところだ。最近はチェーンスパイクが一番仲のいい友達になったようである。
白滝の落ち口から始まるのが私が七ツ釜と呼んでいる(実際には五つしかないが)瀑流帯だ。
それぞれに小さな釜を持った小滝が連続する、この谷の中でもっとも癒されるセクションだ。
そして最後を飾るのが15mの斜瀑。初めて来た時は左側を直登したものだが、今はその気力もない。おとなしく
左岸から巻き上がった。
大岩谷の核心部と言える部分はこれにて終了である。一ノ谷を左に見送って、あとは毛細血管のように広がる
谷の源流部に広がる落ち着いた癒しの谷を楽しむだけ・・・・のはずだったが、他の谷同様荒れは隠せず、流倒
木が目立つ谷筋は殺伐とした印象すら受けてしまうのだ。
倒木で埋もれた谷をフィールドアスレチックのように越えながら虚しさのようなものを感じてしまうのはやむを
得ないことだろう。諸行無常、盛谷必衰ということもないのだろうが、まあ残念ではある。
イワクラ尾根直下の源頭は特にひどく、完全に谷そのものが土砂崩れで流されてしまっていた。
どうも体調がすぐれないようで、この鞍部への登りで呼吸数が異様に速くなり、体を一歩一歩持ち上げるのが
やっとという状態だ。隣の松ノ木谷を下りて最短ルートで下山しようか考えたりもしたが、まずは昼飯を食って
からだ。
仏岩と対峙する岩場で鎌ヶ岳や雲母峰を眺めながらのランチタイム。いつしか薄日も差してきて、日陰を探さ
ないと暑い。
渓流シューズを脱いでズボンをまくると、やっぱりやられていた。しかしこれぐらいは織り込み済みである。
夏の鈴鹿でこれを恐れていては歩けないのだ。
重いからだを引きずって入道ヶ岳へ向かう。たいした距離ではないのだが、小さなアップダウンが堪える。
奥宮まで来て山頂を眺めると(こちらの方が標高は高い)、寄る気のなかった山頂につい惹かれてしまうのは山屋
の性だろうか。
ところがもうすぐ山頂というところであれよあれよという感じでガスが湧き始め、視界が閉ざされてしまった。
山頂にはハングライダーのような大きな荷物の人がひとり。しかしよく考えてみると飛んで終わりだからここに
いるはずはないのだ。その人は先に池ヶ谷の方へ下山して行った。
この人に会わなければ6月の4回の山行で会った人がゼロという記録を達成できたのだが。
下山は南尾根を辿ろうと山頂から登山道を外れた。しかしアセビの密生に行く手を阻まれてしまい、結局池ヶ
谷の登山道に合流することになってしまった。数年前、下からこの尾根を辿った時にはそんな記憶はなかったの
だが。
池ヶ谷の登山道は源流部こそ植林帯だが、少し下れば豊かな二次林の中を美しい流れを愛でながらの楽しい道
となる。本流が滝の連続する核心部となるあたりで左山腹を延々とトラバースして、先ほどの南尾根に出た。
登山道はここからまっすぐ谷へ下っているが、せっかくなので南尾根を辿ってみよう。
前回南尾根を歩いた時はここまで谷道を進んできたので、ここから先は未踏地帯だ。
771mピーク南側のコルからの尾根は踏み跡も明瞭、まったくヤブ無しの快適な尾根だった。これなら池ヶ谷
の険しい谷沿いの登山道よりよほど安全で早い。
最後の急傾斜は尾根芯を忠実に行くとガケの恐れがあるので、少し右へ振って登山道へ出れば万全だろう。
ほどなく登山口のすぐ上で登山道に合流すると、山頂を先に出た人が下りて来るところだった。
山日和
大岩谷そして 白滝 歩いたはずだが記憶の彼方なり・・・・