【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

投稿記事 by 山日和 »

【日 付】2019年6月22日(土)
【山 域】鈴鹿中部 イハイガ岳周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】割谷橋8:40---10:05ゴルジュ入口---12:30イハイガ岳北コル---13:00イハイガ岳14:35---15:30向山---17:05駐車地

 甲津畑の先で出発の準備をしていると、不意打ちのように雨が降り始めた。話が違うぞ。
思わず顔を見合わせて笑ってしまうような土砂降りに、車の中で10分ほど息をひそめているとやがて雨は
上がった。今のはいったい何だったのだろう。
 本日の沢は鈴鹿でもほとんど記録の見られない甲津畑の奥、和南川の上流に位置する登谷である。
メジャーな山域において記録が少ないというのはあまり面白くないということの裏返しだ。16年前に一度
遡行したことがあるが、最初の滝と源頭の崩壊地以外ほとんど記憶にないのがその証拠と言えるだろう。
しかしそんな悪印象はなかったはずなので、もう一度確かめてみよう。
 入口の橋には割谷橋と刻まれたプレートがある。実は登谷ではなく割谷なのか。
登谷の出典は「鈴鹿の山と谷」だが、その真相はわからない。

P6220013_1.JPG
P6220018_1.JPG
 平凡な河原を歩いて古びた堰堤を巻くと下からいい道が続いていた。前回はどうだったのかまったく覚
えていない。黒い送水管が谷沿いに延び、最初の滝の上が取水口になっていたことだけは鮮明に覚えてい
る。この滝は胸のあたりまで水に浸かれば取り付けそうだったが、水が冷たいのであっさりと巻いた。
今日もヒザ上程度までにしておこう。
靴にヒルならぬ体長1センチにも満たないような小さなカエルが張り付いているのに気が付いて微笑んでし
まった。今日は絶好のヒル日和のようだ。チェックを怠らずにできるだけ献血を避けたいものである。

P6220033_1.JPG
 この谷は黒い水成岩なので、日が当たらないと暗い印象が強い。それに加えて下部は常緑樹林なのでな
おさらである。これが花崗岩の谷なら少々天気が悪くても気分的に明るくなるのだが。それでも記憶の彼
方に飛んでしまっていた渓相はそれほど悪くない。意外に美しいナメが多く、滝の少なさを補ってくれる。

P6220045_1.JPG
 左岸からきれいな滝の落ちる支流の出合で休憩。本流は両岸が切り立ってゴルジュの様相を呈してきた。
深く刻まれた谷の奥には右から小滝が落ちているのが見える。真夏なら全身水に浸かってチャレンジした
いところだ。右から巻き上がるが、谷へ復帰する下りが少し嫌らしく、スリングを繋いでずり下りた。

P6220053_1.JPG
 その先にもゴルジュの突き当りに5mほどの滝が落ちている。右岸をへつって滝の前まで行ってみるが
取り付く島もない。ゴルジュの入口まで戻ってルートを探る。
左のバンドが行けそうにも見えたが、あまりにもホールドが乏しそうでリスクが高い。
チェーンスパイクを履いて右岸の斜面を嫌らしいトラバースで上がると、なんとはっきりした踏み跡が現
われた。これを利用して滝上へ。落ち口から下を見てみると、バンドから上がってくるところはホールド
の無さそうなツルツルの岩だった。無理をしなくて正解だ。

 どうやら登谷の核心部は終了したようで、一転してやさしい渓相へと変わった。
谷の両側には小広い台地が点在し、炭焼窯跡や作業小屋があったような跡も見える。さっきの道はここへ
通じる仕事道だったのだろう。鈴鹿の多くの(特に滋賀県側の)谷ではどこまで遡ってもこういう山仕事の
痕跡を見ることができる。炭を担いで険しい谷沿いの道を歩くのも大変だっただろう。

P6220076_1.JPG
 最後の二俣を左に取るといよいよ源頭である。地形図でみればわかるように、この谷の源頭部は崩壊地
記号が取り巻いている。実際に目にする風景は鈴鹿離れしたもので、崩壊壁の上に残る岩塔を見ていると、
アルブスの沢の源頭部と勘違いしそうだ。谷の右側は黒い砂礫、左側は赤茶けた岩と、谷を挟んではっき
り分かれているのが面白い。
 ツルベ谷へ乗り越す鞍部までは簡単に辿り着いた。問題はここからだ。
イハイガ岳と向山を結ぶこの尾根は何回か歩いたことがある。しかし前に歩いてから10年以上は経ってい
る。その時でも尾根筋の崩壊が進んでかなり際どい状態になっていた記憶がある。あの時よりさらに悪く
なっているはずだ。

P6220089_1.JPG
 砂礫の中に点々と咲く名も知らぬ黄色い花が、まるでアルブスの高山植物のようで愛らしい。
そんな眺めとは裏腹にこれから進む尾根は険悪な表情を見せていた。掴んだら剥がれる脆い岩をだましだ
まし押え込み、足元はチェーンスパイクの爪を効かせて崩れないように忍び足でじりじりと進む。
とにかく岩がボロボロで、思い切って体重をかけることは不可能。足を滑らせればサヨナラである。
穂高のジャンダルムの岩稜の方がよほど安全だと言えるだろう。なんとか安全地帯まで辿り着いて大きく
息を吐いた。緊張で口がカラカラだ。satoさんも確実な足取りでこの難関を切り抜けてくれた。頼もしい
限りである。イハイガ岳の山頂はすぐ上だ。

 沢装束を解いているとスパッツの中のズボンが血に染まっている。しかも両足ともだ。やはりこの付近
はヒルの巣窟。無傷で済むとも思っていなかったが、4か所献血してしまった。
satoも3か所やられたようだが気にする風でもない。夏に鈴鹿へ行く以上はこれもご愛敬である。
 ここからは綿向山が指呼の間で、山頂に多くの人影が見える。東には雨乞岳からタイジョウへの稜線が
長く横たわる。谷の源頭に差し掛かったあたりから晴れ間が出てきて、それなりに眺望を楽しむことがで
きたのが幸いだ。

P6220104_1.JPG
 向山を経て登谷の右岸尾根を下りるためには先ほどの鞍部まで戻らなければならない。
登ってきたルートをそのまま戻るのはご免蒙りたいと言うより不可能である。
樹林帯の安全地帯から少しシビアなトラバースで戻って、右手の小尾根に入ったところで一旦谷に下りる
ことにした。谷底から10mほど上がれば先ほどの鞍部。最低限の労力で済んだ。
鞍部の北側斜面から見た核心部はとても登れそうに見えない。先にここから眺めていたら取付くのをやめ
ていただろう。

 Ca930mの向山を経て北へ伸びる尾根は、典型的な鈴鹿の尾根と言った感じで、平凡だが悪くはないと
いう印象だ。多少ヤブで不明瞭なところがあるものの、概ね歩きやすい尾根と言えるだろう。
向山手前のコルのあたりは洞吹さんやSHIGEKIさんもお気に入りの場所。
久し振りに訪れてみると、それほどでもないと感じたのは感覚のハードルが上がっているせいだろうか。

 Ca770mの尾根がやたら広がったところでは直進せずに、右側の尾根に乗り換える必要があることは学
習済だ。ひのあたりから林相は杉の植林に変わるが、よく手入れされていて明るいのが救いである。
 最後は2番目の鉄塔の先から巡視路を下ると堰堤上の河原へ難なく着地した。
今日はこれからパナスタへ出陣だ。温泉でさっぱりしてからスタジアム入りするつもりだったが下山が遅
くなってしまった。キックオフにギリギリ間に合うだろうか。

                    山日和
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん こんばんは

  本日の沢は鈴鹿でもほとんど記録の見られない甲津畑の奥、和南川の上流に位置する登谷である。
  メジャーな山域において記録が少ないというのはあまり面白くないということの裏返しだ。
  16年前に一度遡行したことがあるが、
  最初の滝と源頭の崩壊地以外ほとんど記憶にないのがその証拠と言えるだろう。
  しかしそんな悪印象はなかったはずなので、もう一度確かめてみよう。


これまた、マイナーな谷ですね。
入口の橋はいやほど通ってたけど。 :mrgreen:
この橋から入った巡視路を何度か使っただけで、谷は知らないので、
谷へのコメはパス。

  最後の二俣を左に取るといよいよ源頭である。
  地形図でみればわかるように、この谷の源頭部は崩壊地記号が取り巻いている。
  実際に目にする風景は鈴鹿離れしたもので、崩壊壁の上に残る岩塔を見ていると、
  アルブスの沢の源頭部と勘違いしそうだ。


ここは見るからに荒々しいけど、なんかいいよねー。
もっとも稜線ばっかりで、谷から見上げたことは一度もないけど。

  ツルベ谷へ乗り越す鞍部までは簡単に辿り着いた。問題はここからだ。
  イハイガ岳と向山を結ぶこの尾根は何回か歩いたことがある。
  しかし前に歩いてから10年以上は経っている。
  その時でも尾根筋の崩壊が進んでかなり際どい状態になっていた記憶がある。
  あの時よりさらに悪くなっているはずだ。
  そんな眺めとは裏腹にこれから進む尾根は険悪な表情を見せていた。
  掴んだら剥がれる脆い岩をだましだまし押え込み、
  足元はチェーンスパイクの爪を効かせて崩れないように忍び足でじりじりと進む。
  とにかく岩がボロボロで、思い切って体重をかけることは不可能。
  足を滑らせればサヨナラである。


ワシは直近では9年前に崩壊地を通過してます。
ここは、下からだと、いやらしい斜面を一段上がってから、
尾根線すぐ下の西側に通常通るラインがあるけど、
この描写は真の尾根ラインそのものを通過して行ったんですか? :roll:

  向山を経て登谷の右岸尾根を下りるためには先ほどの鞍部まで戻らなければならない。
  登ってきたルートをそのまま戻るのはご免蒙りたいと言うより不可能である。
  樹林帯の安全地帯から少しシビアなトラバースで戻って、
  右手の小尾根に入ったところで一旦谷に下りることにした。
  谷底から10mほど上がれば先ほどの鞍部。最低限の労力で済んだ。


シビアなトラバース~右手の小尾根が、ワシの言っている通常ラインの上半分のことかな。
そのまま下ると、最後の落差が大きいグズグズ斜面がいやらしいけど、
そこは右下の谷に降りて、巻いて行ったんですね。

  Ca930mの向山を経て北へ伸びる尾根は、典型的な鈴鹿の尾根と言った感じで、
  平凡だが悪くはないという印象だ。
  多少ヤブで不明瞭なところがあるものの、概ね歩きやすい尾根と言えるだろう。
  向山手前のコルのあたりは洞吹さんやSHIGEKIさんもお気に入りの場所。
  久し振りに訪れてみると、
  それほどでもないと感じたのは感覚のハードルが上がっているせいだろうか。


ここらへんは、ワシの大好きなとこなんです。
とりたてて何があるわけでもないけど、ほとんど人も来ないし静かで落ち着くのよね。
現地で朝寝坊した日でも楽に入れるし。 :D

  Ca770mの尾根がやたら広がったところでは直進せずに、
  右側の尾根に乗り換える必要があることは学習済だ。


知らないと、あっちかな、こっちかなとウロウロしてしまいますね。
ワシも一番最初にここを通ったときは、
「あれっ、どうなってんの?」って思ったこと、よく覚えています。
向山へよく通うようになってからは、岩ヶ谷林道の工事広場から南へ杣道を上がって、
この二重山稜みたいな場所に出てから888mPへ進むのがメインルートです。

  このあたりから林相は杉の植林に変わるが、よく手入れされていて明るいのが救いである。
  最後は2番目の鉄塔の先から巡視路を下ると堰堤上の河原へ難なく着地した。


お疲れさまでした。
このあと観戦があるにしても、なんぼなんでも風呂は入るんでしょ。

よい山旅を!
               洞吹(どうすい)
sato
記事: 417
登録日時: 2019年2月13日(水) 12:55

Re: 【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

投稿記事 by sato »

山日和さま

こんばんは。
イハイガ岳に突き上げる登谷の遡行とお聞きした時、どこの谷なのだろうと思いました。
甲津畑は何度か訪れましたが、全く目に留まっていませんでした。

さぁ出発という時に、予想外の土砂降りの雨。前回同様、笑ってしまいました。

雨上がりのしっとりとした緑の谷の風景は、じんわりとからだにしみいる美しさでした。
こじんまりとしたナメが現れると童心に返ったような気分になりました。

ガラガラの源頭部を登り、尾根の鞍部に出て見上げたイハイガ岳は不思議な光景でした。
ザレザレの斜面と痩せ尾根を見てどのようなルートをとるのだろうと思いました。
飛び出ているすべての岩が脆くて剥がれそうでしたね。
山日和さんがそろそろと登っている間、下で待つ私は、崖の下を眺めながら、
万一滑った時の体の向きを、頭の中でシミレーションしていました(笑)。
ここで滑ったらこう落ちてここで止まるかな、とか。
私は心配性なので最悪のケースに陥った場合をよく想像します。そうすると逆に冷静になるような。
実際登り始めると、岩を掴むのではなく手のひらで押して、というアドバイスのおかげで緊張しましたが
落ち着いて登れました。
登り終えた時、また一歩進めたと感じました。

下りの登谷右岸尾根は、静かで穏やかな空気に包まれ、疲れを感じずに歩けました。

様々な風景に出会えた一日でした。
ありがとうございます。

sato
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、どうもです。

これまた、マイナーな谷ですね。
入口の橋はいやほど通ってたけど。 :mrgreen:

出合は飽きるほど通過してますよね。私も同じくですが。

ここは見るからに荒々しいけど、なんかいいよねー。
もっとも稜線ばっかりで、谷から見上げたことは一度もないけど。

ちょっと鈴鹿らしからぬ異界のような風景がいいですね。ニゴリ谷源頭から見る鎌も好きなところです。
P6220078_1.JPG
 ワシは直近では9年前に崩壊地を通過してます。
ここは、下からだと、いやらしい斜面を一段上がってから、
尾根線すぐ下の西側に通常通るラインがあるけど、
この描写は真の尾根ラインそのものを通過して行ったんですか? :roll:

ほぼ尾根芯に近いところを歩きました。西側にそんな踏み跡がありました?
恐ろしいボロボロの尾根芯を横切らないと西側に行けないと思いますが。

 シビアなトラバース~右手の小尾根が、ワシの言っている通常ラインの上半分のことかな。
そのまま下ると、最後の落差が大きいグズグズ斜面がいやらしいけど、
そこは右下の谷に降りて、巻いて行ったんですね。

あれっ、これだと東側じゃないんですか?
ラインはその通りです。谷に下りた地点は鞍部のすぐそばでした。
P6220106_1.JPG
 ここらへんは、ワシの大好きなとこなんです。
とりたてて何があるわけでもないけど、ほとんど人も来ないし静かで落ち着くのよね。
現地で朝寝坊した日でも楽に入れるし。 :D

前からよく言ってましたもんね。朝寝坊してそのままということもあったような・・・ :mrgreen:

 知らないと、あっちかな、こっちかなとウロウロしてしまいますね。
ワシも一番最初にここを通ったときは、
「あれっ、どうなってんの?」って思ったこと、よく覚えています。

やたら広い場所で、よく見ないと尾根の繋がりがわからないですよね。

お疲れさまでした。
このあと観戦があるにしても、なんぼなんでも風呂は入るんでしょ。

温泉は万博のおゆばです。ここで車を止めてチャリで行けば駐車料金が要らないんで。
ただ、試合前に入るつもりが、下山がキックオフの1時間半前になってしまい、試合終了後
の入浴でした。まあ、観戦で手に汗握ったからよかったんですけどね。 :lol:

                山日和
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

投稿記事 by 山日和 »

satoさん、どうもです。

イハイガ岳に突き上げる登谷の遡行とお聞きした時、どこの谷なのだろうと思いました。
甲津畑は何度か訪れましたが、全く目に留まっていませんでした。

そうでしょうねえ。物好きしか行かないと思います。 :lol:

さぁ出発という時に、予想外の土砂降りの雨。前回同様、笑ってしまいました。

あれは参りましたね。これはいったいどっちのせいなのか・・・ :mrgreen:

雨上がりのしっとりとした緑の谷の風景は、じんわりとからだにしみいる美しさでした。
こじんまりとしたナメが現れると童心に返ったような気分になりました。

もう少し日差しがあればキラキラときれいでしたね。
しかし結構ナメが多かったのはまったく記憶にございません。 :mrgreen:
P6220031_1.JPG
ガラガラの源頭部を登り、尾根の鞍部に出て見上げたイハイガ岳は不思議な光景でした。
ザレザレの斜面と痩せ尾根を見てどのようなルートをとるのだろうと思いました。

鈴鹿離れした風景がいいですね。
DSC_1233_1.JPG
飛び出ているすべての岩が脆くて剥がれそうでしたね。
山日和さんがそろそろと登っている間、下で待つ私は、崖の下を眺めながら、
万一滑った時の体の向きを、頭の中でシミレーションしていました(笑)。
ここで滑ったらこう落ちてここで止まるかな、とか。
私は心配性なので最悪のケースに陥った場合をよく想像します。そうすると逆に冷静になるような。
実際登り始めると、岩を掴むのではなく手のひらで押して、というアドバイスのおかげで緊張しましたが
落ち着いて登れました。
登り終えた時、また一歩進めたと感じました。

とにかく不安定で、ショックを与えないようにそろそろと登りました。
でも落ちた時のシミュレーションをしていたとはビックリです。
普通「落ちたらどうしよう」と思ったら体が動かないものですが・・・
P6220100_1.JPG
下りの登谷右岸尾根は、静かで穏やかな空気に包まれ、疲れを感じずに歩けました。

私はなんとなく疲れてしまいました。歳のせい? :oops:

様々な風景に出会えた一日でした。
ありがとうございます。

変化に富んでいたことだけは間違いないですね。 :D
お疲れさまでした。

               山日和
SHIGEKI
記事: 1028
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

投稿記事 by SHIGEKI »

山日和 さん こんばんは。

昔の合流地点建築中家屋での雨宿りrepはよく覚えてますよ。

その当時から、気になっていて直ぐにでも歩いてみたい谷でした。



【日 付】2019年6月22日(土)
【山 域】鈴鹿中部 イハイガ岳周辺
【天 候】曇りのち晴れ
【メンバー】sato、山日和
【コース】割谷橋8:40---10:05ゴルジュ入口---12:30イハイガ岳北コル---13:00イハイガ岳14:35---15:30向山---17:05駐車地

このルート  駐車地から即谷へ入り、一大崩落地をズリ登り、静寂と平凡?!の山を歩く なんざ 

よほどの鈴鹿に通じた人でもなかなか描けないラインですな :mrgreen:

渋好みで冒険心旺盛なsatoさんにはお喜びのことでしたでしょう :D

実は、あの十数年前のrepに反応しながら不肖S未だこの谷に足を踏み入れてないんですわ~

近すぎて、いつでも行けると思いつつ、いつも通り過ぎてしまうのでした。

いつぞやは、橋のカーブで山行後の洞吹さんに出会ったことも、ん十年まえのことです。


 Ca930mの向山を経て北へ伸びる尾根は、典型的な鈴鹿の尾根と言った感じで、平凡だが悪くはないと
いう印象だ。多少ヤブで不明瞭なところがあるものの、概ね歩きやすい尾根と言えるだろう。
向山手前のコルのあたりは洞吹さんやSHIGEKIさんもお気に入りの場所。

本人が忘れかけていたのに、よくぞ覚えていてくださいました。

ますますこのルート、ヒルが引っ込む頃に行ってみたくなりました。

    では また 忘却のコルで

         SHIGEKI 

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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

投稿記事 by 柳川洞吹 »

山日和さん 再びこんばんは

  ほぼ尾根芯に近いところを歩きました。西側にそんな踏み跡がありました?
  恐ろしいボロボロの尾根芯を横切らないと西側に行けないと思いますが。
  あれっ、これだと東側じゃないんですか?


そだねー。
そんな危ないこと、できませんねー。
方向音痴に陥ってますな。
東側の書き間違いです。
進む方向は正しいけど、頭の中にあるコンパスは赤白間違ってるみたい。 :oops:
そこで問題です。
ぐるっと8の字書いて歩くのと、どっちがましでしょう? :mrgreen:

  温泉は万博のおゆばです。
  ここで車を止めてチャリで行けば駐車料金が要らないんで。


なんと、いろいろ考えますなあ。
エキスポシティの駐車場は試合の日はバカ高になるしね。
おゆばは入ったことないけど、駐車場は無料なの?
そんなことして行く人、他にはなかなかおらんでしょ。
それで、チャリも現地に無料の駐輪場があるのかな。
まさかの放置駐輪? じゃないよね。

  ただ、試合前に入るつもりが、下山がキックオフの1時間半前になってしまい、
  試合終了後の入浴でした。まあ、観戦で手に汗握ったからよかったんですけどね。 :lol:


観戦のあとでもわざわざ温泉に入るんですか。
家まで10分もかからんのに。 :roll:

よい山旅を!
            洞吹(どうすい)
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

投稿記事 by 山日和 »

SHIGEKIさん、どうもです。

昔の合流地点建築中家屋での雨宿りrepはよく覚えてますよ。

その当時から、気になっていて直ぐにでも歩いてみたい谷でした。

SHIGEKIさんの記憶力もまだまだ捨てたもんじゃないですなあ。グーさんに聞かせてあげたい。 :mrgreen:

このルート  駐車地から即谷へ入り、一大崩落地をズリ登り、静寂と平凡?!の山を歩く なんざ 

よほどの鈴鹿に通じた人でもなかなか描けないラインですな :mrgreen:

渋好みで冒険心旺盛なsatoさんにはお喜びのことでしたでしょう :D

そんなたいそうなもんではございません。
ただsatoさんもちょっと変わってるので大変喜んでおられました。 :lol:
P6220020_1.JPG
実は、あの十数年前のrepに反応しながら不肖S未だこの谷に足を踏み入れてないんですわ~

近すぎて、いつでも行けると思いつつ、いつも通り過ぎてしまうのでした。

家から30分もかからないのでは?

>向山手前のコルのあたりは洞吹さんやSHIGEKIさんもお気に入りの場所。

本人が忘れかけていたのに、よくぞ覚えていてくださいました。

ますますこのルート、ヒルが引っ込む頃に行ってみたくなりました。

元鈴專がヒルを恐れてどうするんですか~ :mrgreen:
このあたり
このあたり
    では また 忘却のコルで

おおっ、それいいですねえ。忘却のコバとか忘却台地とかいろいろ使えそう。 :lol:

               山日和
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

投稿記事 by 山日和 »

洞吹さん、どうもです。

そだねー。
そんな危ないこと、できませんねー。
方向音痴に陥ってますな。
東側の書き間違いです。

やっぱりね~。宮指路さんもFBで同じようなこと言ってたんですが、それも反対でしょうねえ。 :lol:

そこで問題です。
ぐるっと8の字書いて歩くのと、どっちがましでしょう? :mrgreen:

:o

なんと、いろいろ考えますなあ。
エキスポシティの駐車場は試合の日はバカ高になるしね。
おゆばは入ったことないけど、駐車場は無料なの?
そんなことして行く人、他にはなかなかおらんでしょ。
それで、チャリも現地に無料の駐輪場があるのかな。
まさかの放置駐輪? じゃないよね。

おゆばの駐車場は入浴すれば3時間無料です。
エキスポシティは試合が始まってから店内で機械処理すれば土曜日は2時間無料になるけど、最初から見たいしね。
スタジアムは無料駐輪場完備。

 観戦のあとでもわざわざ温泉に入るんですか。
家まで10分もかからんのに。 :roll:

だから入らないと駐車料金取られるんですよ。 :mrgreen:

                 山日和
試合は勝ちました(^^♪
試合は勝ちました(^^♪
グー(伊勢山上住人)
記事: 2223
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:10
連絡する:

Re: 【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

投稿記事 by グー(伊勢山上住人) »

20190622-32.jpg


山日和さん、satoさん、おはよう。今日は訳あって有給休暇です。

なんとか安全地帯まで辿り着いて大きく息を吐いた。緊張で口がカラカラだ。

山日和さん、satoさんに新しい世界を見せてあげたいとの企画なのでしょうが、
satoさんには荒涼とした世界は似合いません。

satoさんも確実な足取りでこの難関を切り抜けてくれた。頼もしい

satoさんには「わたし、こんなトコ 歩けない~」って言って欲しかった。

雨上がりのしっとりとした緑の谷の風景は、じんわりとからだにしみいる美しさでした。
こじんまりとしたナメが現れると童心に返ったような気分になりました。


そう。これがsato文学の世界です。神秘と幽玄とメルヘンの世界が似合っています。

緊張しましたが落ち着いて登れました。登り終えた時、また一歩進めたと感じました。

いつまでも少女の心のままで世俗に汚されずにいて欲しかった。

私はなんとなく疲れてしまいました。歳のせい? :oops:

次回からは気疲れしなくても済むような癒し・安らぎの谷や山へ誘ってあげてくださいな。
若狭の谷や山がいいですね。台高の谷や山もよろしくです。


                 グー(伊勢山上住人)
アバター
山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 【鈴鹿】登谷からボロボロの尾根をイハイガ岳へ

投稿記事 by 山日和 »

グーさん、どうもです。やっと梅雨入りですねえ。

山日和さん、satoさんに新しい世界を見せてあげたいとの企画なのでしょうが、
satoさんには荒涼とした世界は似合いません。

satoさんには「わたし、こんなトコ 歩けない~」って言って欲しかった。

グーさんはどうもsatoさんのことを誤解しているようですねえ。
華奢な見かけに似合わず、岩稜もヤブもズルズルのトラバースも深雪のラッセルも厭わない人ですよ。 :lol:

>雨上がりのしっとりとした緑の谷の風景は、じんわりとからだにしみいる美しさでした。
こじんまりとしたナメが現れると童心に返ったような気分になりました。

そう。これがsato文学の世界です。神秘と幽玄とメルヘンの世界が似合っています。

そこだけ読むのは片手落ちというものです。 :mrgreen:
P6220037_1.JPG
>緊張しましたが落ち着いて登れました。登り終えた時、また一歩進めたと感じました。

いつまでも少女の心のままで世俗に汚されずにいて欲しかった。

なんのこっちゃ?(;^ω^)
P6220107_1.JPG
>私はなんとなく疲れてしまいました。歳のせい? :oops:

次回からは気疲れしなくても済むような癒し・安らぎの谷や山へ誘ってあげてくださいな。
若狭の谷や山がいいですね。台高の谷や山もよろしくです。

疲れたのは気疲れではなく単に私の体力・気力の問題です。
気を遣わなくても安心して見ていられるので私としては楽ですね。 :D
台高は遠いので運転に自信がないようです。

                    山日和
返信する