【鈴鹿】 車,電車,自転車を乗り継いで鈴鹿最南部縦走

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シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

【鈴鹿】 車,電車,自転車を乗り継いで鈴鹿最南部縦走

投稿記事 by シュークリーム »

今年元旦に積雪のために断念した鈴鹿最南部縦走に再チャレンジすることにした。

【 日 付 】2019年6月17日(火)
【 山 域 】鈴鹿最南部
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ時々薄曇り
【 ルート】 JR関駅 6:47 ---(電車)--- 7:05 JR柘植駅 7:15 --- 8:06 油日岳登山口 --- 8:36 ぞろぞろ峠 --- 9:16 三国岳 --- 10:40 那須が原山 11:10 --- 12:30 坂下峠 12:50 --- 13:37 高畑山 14:10 --- 14:59 鈴鹿峠 15:10 --- 旧東海道(自転車)--- 15:50 JR関駅

朝5時過ぎに自宅を出発。鈴鹿峠のトイレに自転車を置いて,JR関駅に隣接した関道の駅に着くと6時過ぎだった。準備をしていると6時9分発の始発が出て行く。走れば間に合ったのだが,もともと6時47分発の電車に乗る予定だったので,急ぐことはない。朝食代わりにコンビニで買ったパンを食べているとちょうどいい時間になる。

関から2両編成のワンマンディーゼルカーに乗ったのは数人の高校生と何処かへ勤めに行くわずかな人たちであった。関から柘植まではわずか二駅であるが,山間部を通るので駅間の距離は長い。この路線を利用することは滅多にないのだが,日本で最後に残されたような典型的なローカル列車は心を和ませてくれて好きである。

降車時に電車内で料金を払って降りるのも,いつもとは違った経験で旅情を感じる。セピア色の写真に出てくるような駅舎を出て,左へ歩いていく。ここから余野公園までは東海自然歩道になっている。踏切を越えると,里山の中に古びた家と工場などが点在する。ちょっと盛りを過ぎたホタルブクロが咲いている。

ここ8年ほど沢登りという形式の登山をしているが,年齢的にはもろそろそろ限界にきていると思う。70歳を沢登りの定年と考えるとあと3年半ほどである。そろそろ年齢にあった歩き方に切り替えていこうと思っているが,こういう地元の里山歩きも好きである。
油日岳登山口のかんばん
油日岳登山口のかんばん
1時間ほどで余野公園近くの油日岳登山口。油日岳の頂上を踏んでいくかどうか迷うが,なるべく楽なコースということでぞろぞろ峠から三国岳を経由するコースを選択する。昔,三馬谷を遡行して,このぞろぞろ峠道の横を流れる小谷を下降したことがある。なんの変哲もない谷であるが,水音が聞こえるだけで心が和む気がする。
ぞろぞろ峠
ぞろぞろ峠
歩きやすい道を30分ほどでぞろぞろ峠着。東海自然歩道はこの峠を越えて加太の椿谷にかかる不動滝に通じている。ここを左折して三国岳に向かう。三国岳までは時折伊勢方面の眺望が開ける以外にとりたてて足を止めるようなものはない。風がないので稜線に出ても寒いことはなく,長袖を脱いで半袖だけになる。

三国岳の頂上から左に曲がると油日岳なのだが,今日は右へおれて那須が原山方面に向かう。昭文社の地図では「鈴鹿峠まで険しいアップダウンが続く」を記されているが,「まあ,いつも沢を歩いているのでたいしたことはあるまい」と侮っていたら,なんのなんのデンジャラスなキレット歩きが続き,自分の甘さに気がついた。地図上ではそれほどたいした距離には見えないのだが,距離以上に消耗するコースである。

それでも最低鞍部まで下ると,那須が原山までは普通の山道になった。那須が原山は今回のコースの中で最高標高点である。標高800m。石室の上でちょっと早いが腹ごしらえと休憩。
那須が原山
那須が原山
那須が原山からも三頭山,唐木岳とアップダウンが続く。唐木岳を越えたところに唐木キレットというところがある。この入り口がロープでとうせんぼされており,巻道で「坂下峠まで巻道で30分」とある。巻道があるということは本道があるということなのだろうと解釈し,ロープを越えて本道を行くと岩嵓に出た。岩場には真新しいリングボルトと金属製チェーンがある。このチェーンを掴んで降りるのかなと思ったが,短くてとても降りられるものではない。要するにクライミングの終点を示すリングボルトなのだろうか。「こんなところまでクライミングに来る人がいるの?」と???。ロープを持っていれば懸垂下降で降りるのも一興だろうが,今日はロープを持ってきていない。巻道の始点に戻り,おとなしく巻道を行く。岩嵓の下まで降りてみると,とても降りられるような岩嵓ではなかった。
唐木キレット
唐木キレット
水を500mlペットボトルに2本持ってきたのだが,もうペットボトル半分くらいしか残っていない。これから高畑山経由で鈴鹿峠まで2時間はかかるが,大丈夫だろうかと心配になる。いつも沢登りばかりなので,水は基本的に現地調達になっていて通常はペットボトル1本程度しか水を持ってこないのだ。幸いなことに坂下峠まで下ると水が湧いていたので,ペットボトル2本に水を補給した。やっぱり夏場に山を歩こうと思うと2リットル程度の水が必要なようだ。
伊勢湾方面の眺望
伊勢湾方面の眺望
坂下峠から溝干山を経由して高畑山。坂下峠からは通る人が多いのか,道も道標もしっかりしており,快適である。1時間弱で高畑山着。あとは鈴鹿峠まで下るだけなので,30分ほど昼寝をする。眼下には新名神自動車道と土山宿の眺め。
高畑山
高畑山
高畑山からは1時間弱で旧東海道鈴鹿峠に着地。自転車はトイレの横でおとなしく待っていてくれた。国道1号線は大型トラックが疾走していて危険なので,ほとんど車が来ない旧東海道を下る。片山神社までは山道なので自転車を引いて降りるが,そのあとは関宿まで舗装路である。国道1号線とほぼ平行に通る旧東海道は時代に取り残されたように静かで,昔の坂下宿,沓掛宿を過ぎ,関宿まで緩やかな下り坂をほとんどペダルを漕ぐこともなく走り抜ける。
愛車
愛車
旧東海道鈴鹿峠
旧東海道鈴鹿峠
鈴鹿最南部を車と電車と自転車でつないだルート。たまにはこんな山旅もいいと思った1日だった。
                         @シュークリーム@
Kasaya
記事: 925
登録日時: 2011年2月20日(日) 14:34

Re: 【鈴鹿】 車,電車,自転車を乗り継いで鈴鹿最南部縦走

投稿記事 by Kasaya »

シュークリームさん こんばんは
【 ルート】 JR関駅 6:47 ---(電車)--- 7:05 JR柘植駅 7:15 --- 8:06 油日岳登山口 --- 8:36 ぞろぞろ峠 --- 9:16 三国岳 --- 10:40 那須が原山 11:10 --- 12:30 坂下峠 12:50 --- 13:37 高畑山 14:10 --- 14:59 鈴鹿峠 15:10 --- 旧東海道(自転車)--- 15:50 JR関駅

鈴鹿南部の縦走ですね。一人でやろうとすると自転車が貴重ですね。10年ぐらい前に関宿から歩きはじめ、鈴鹿峠経由で柘植まで歩いたことがありますが、今回は逆ルートですね。自転車を使うならそれが正解でしょう。私は無謀にも関宿から歩くという方法をとったのですが、鈴鹿峠に着く頃にはバテバテでした。後で知ったのですが、日曜以外は関宿から坂下までバスが出ていたので、これを使えば楽ができたのになあと思った次第。今でも出てるのかな。10年前は運賃も100円と魅力的でした。

関から2両編成のワンマンディーゼルカーに乗ったのは数人の高校生と何処かへ勤めに行くわずかな人たちであった。関から柘植まではわずか二駅であるが,山間部を通るので駅間の距離は長い。この路線を利用することは滅多にないのだが,日本で最後に残されたような典型的なローカル列車は心を和ませてくれて好きである。

関西線ですよね。これもその時に乗っただけ。本数が少ないので乗る機会がないですねえ。つい車に頼ってしまう。

ここ8年ほど沢登りという形式の登山をしているが,年齢的にはもろそろそろ限界にきていると思う。70歳を沢登りの定年と考えるとあと3年半ほどである。そろそろ年齢にあった歩き方に切り替えていこうと思っているが,こういう地元の里山歩きも好きである
分かる気もしますが、実際はそのころでもしっかり歩いているのではないでしょうか。先の予想は難しいですが、何歳まででも歩いていたいと思っています。

なるべく楽なコースということでぞろぞろ峠から三国岳を経由するコースを選択する。昔,三馬谷を遡行して,このぞろぞろ峠道の横を流れる小谷を下降したことがある。

ぞろぞろ峠というのはエアリアマップではゾロ峠と書かれているところでしょうか。
ぞろぞろとゾロではずいぶん語感が違います。ゾロ峠で「怪傑ゾロ」を思い浮かべてました。ちょっと古すぎ?

那須が原山からも三頭山,唐木岳とアップダウンが続く。唐木岳を越えたところに唐木キレットというところがある。この入り口がロープでとうせんぼされており,巻道で「坂下峠まで巻道で30分」とある。巻道があるということは本道があるということなのだろうと解釈し,ロープを越えて本道を行くと岩嵓に出た。岩場には真新しいリングボルトと金属製チェーンがある。このチェーンを掴んで降りるのかなと思ったが,短くてとても降りられるものではない。要するにクライミングの終点を示すリングボルトなのだろうか。「こんなところまでクライミングに来る人がいるの?」と???。ロープを持っていれば懸垂下降で降りるのも一興だろうが,今日はロープを持ってきていない。巻道の始点に戻り,おとなしく巻道を行く。岩嵓の下まで降りてみると,とても降りられるような岩嵓ではなかった。

歩いているから通ったのでしょうが全然覚えていないですねえ

鈴鹿最南部を車と電車と自転車でつないだルート。たまにはこんな山旅もいいと思った1日だった。
普段は車ばかりですが、こうして公共機関や自転車を使ったルートを計画しうまく実行できると、ちょっと楽しいなあと思います。
それにしてもお疲れ様でした。
kasaya
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】 車,電車,自転車を乗り継いで鈴鹿最南部縦走

投稿記事 by シュークリーム »

kasayaさん,レスありがとうございます。

鈴鹿南部の縦走ですね。一人でやろうとすると自転車が貴重ですね。10年ぐらい前に関宿から歩きはじめ、鈴鹿峠経由で柘植まで歩いたことがありますが、今回は逆ルートですね。自転車を使うならそれが正解でしょう。私は無謀にも関宿から歩くという方法をとったのですが、鈴鹿峠に着く頃にはバテバテでした。後で知ったのですが、日曜以外は関宿から坂下までバスが出ていたので、これを使えば楽ができたのになあと思った次第。今でも出てるのかな。10年前は運賃も100円と魅力的でした。

関宿から柘植までですか。さすがkasayaさん,健脚ですねえ。私の足だと1泊2日の行程ですね。

関西線ですよね。これもその時に乗っただけ。本数が少ないので乗る機会がないですねえ。つい車に頼ってしまう。

私も滅多に利用しないのですが,最近は伊賀の忍者ブームで伊賀に行くというスウエーデンからの外国人集団と一緒になりました。いかにもローカル列車という趣でいいですね。

ここ8年ほど沢登りという形式の登山をしているが,年齢的にはもろそろそろ限界にきていると思う。70歳を沢登りの定年と考えるとあと3年半ほどである。そろそろ年齢にあった歩き方に切り替えていこうと思っているが,こういう地元の里山歩きも好きである
分かる気もしますが、実際はそのころでもしっかり歩いているのではないでしょうか。先の予想は難しいですが、何歳まででも歩いていたいと思っています。


若い頃は難しことにチャレンジしたいという欲求がありましたが,最近ではのんびりと山を楽しみたいという気持ちが勝っています。沢ものんびりと歩ける沢がいいですね。

ぞろぞろ峠というのはエアリアマップではゾロ峠と書かれているところでしょうか。
ぞろぞろとゾロではずいぶん語感が違います。ゾロ峠で「怪傑ゾロ」を思い浮かべてました。ちょっと古すぎ?


面白い命名ですね。ぞろぞろ峠とゾロ峠とどっちが本当の名前か知りませんが,どういう由来の名前なんでしょうか。

歩いているから通ったのでしょうが全然覚えていないですねえ

私も全然覚えていなかったのですが,昔は歩けたのかもね。

普段は車ばかりですが、こうして公共機関や自転車を使ったルートを計画しうまく実行できると、ちょっと楽しいなあと思います。
それにしてもお疲れ様でした。


公共交通機関を利用したのんびり山旅もいいですよね。これからこういう山旅も増やしていきたいなと思ったりします。
                         @シュークリーム@
SHIGEKI
記事: 1028
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 【鈴鹿】 車,電車,自転車を乗り継いで鈴鹿最南部縦走

投稿記事 by SHIGEKI »

シュークリームさん こんばんは。

今年元旦に積雪のために断念した鈴鹿最南部縦走に再チャレンジすることにした。

この季節に貴重な晴れ間を有効に使ってますね~


【 日 付 】2019年6月17日(火)
【 山 域 】鈴鹿最南部
【メンバー】単独
【 天 候 】晴れ時々薄曇り
【 ルート】 JR関駅 6:47 ---(電車)--- 7:05 JR柘植駅 7:15 --- 8:06 油日岳登山口 --- 8:36 ぞろぞろ峠 --- 9:16 三国岳 --- 10:40 那須が原山 11:10 --- 12:30 坂下峠 12:50 --- 13:37 高畑山 14:10 --- 14:59 鈴鹿峠 15:10 --- 旧東海道(自転車)--- 15:50 JR関駅

朝5時過ぎに自宅を出発。鈴鹿峠のトイレに自転車を置いて,JR関駅に隣接した関道の駅に着くと6時過ぎだった。

気合いの入った再チャレンジですね~

「ぞろぞろ峠」って初めて聞きました。 :shock:



関から柘植まではわずか二駅であるが,山間部を通るので駅間の距離は長い。この路線を利用することは滅多にないのだが,日本で最後に残されたような典型的なローカル列車は心を和ませてくれて好きである。

昔、この列車から乗り継いで豊橋までガッタンゴットン向かったのを想い出しました。

ここ8年ほど沢登りという形式の登山をしているが,年齢的にはもろそろそろ限界にきていると思う。70歳を沢登りの定年と考えるとあと3年半ほどである。そろそろ年齢にあった歩き方に切り替えていこうと思っているが,こういう地元の里山歩きも好きである。

里山歩きも確かにいいもんですが、まだまだでっせ~

今度、79歳のスキークラブ、イグザミナーの先生をご要望により沢にご同行する予定です。

この方、やる気満々、元気バリバリです。


鈴鹿最南部を車と電車と自転車でつないだルート。たまにはこんな山旅もいいと思った1日だった。

長いルートですよね!?!?

不肖SもMBを使って、元越溯行、鎌、武平峠からMB滑走などやりましたが、そのマウンテンバイクもおシャカになりました。

  山日和風にDOCを買おうか迷ったまま、今に至ります。

   では また 鈴鹿の風に吹かれて

      SHIGEKI
シュークリーム
記事: 2060
登録日時: 2012年2月26日(日) 17:35
お住まい: 三重県津市

Re: 【鈴鹿】 車,電車,自転車を乗り継いで鈴鹿最南部縦走

投稿記事 by シュークリーム »

shigekiさん,こんにちは。昨日は沢ガール3人と一緒に癒し渓の沢登りを楽しんでいて,レスが遅れました。失礼。

この季節に貴重な晴れ間を有効に使ってますね~

人生の短い残り時間は有効に使わないとね。

「ぞろぞろ峠」って初めて聞きました。 :shock:

ここshigekiさんの里とそんなに遠くないと思うけど,わりと新しい命名なんだろうか。

昔、この列車から乗り継いで豊橋までガッタンゴットン向かったのを想い出しました。

豊橋までですか。えらい遠回りしたんですなあ。それとも子供の時?

里山歩きも確かにいいもんですが、まだまだでっせ~
今度、79歳のスキークラブ、イグザミナーの先生をご要望により沢にご同行する予定です。
この方、やる気満々、元気バリバリです。


元気な人は元気ですね。私のテニス仲間も84歳でテニスコートを走り回っています。信じられないくらい元気ですね。

長いルートですよね!?!?
不肖SもMBを使って、元越溯行、鎌、武平峠からMB滑走などやりましたが、そのマウンテンバイクもおシャカになりました。
山日和風にDOCを買おうか迷ったまま、今に至ります。


昔,同じコースを歩いたことがありますが,アップダウンをすっかり忘れてしまっていました。
距離はそんなにないけど,意外に厳しいコースですね。
shigekiさんも一度どうですか?
                         @シュークリーム@
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