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【オフ会レポ】鈴鹿の5月26日
Posted: 2019年6月06日(木) 23:38
by oku
雑記コーナーに書き連ねし過日の拙文、そこへ山日和氏より山フォーラムに乗せては如何とのいざないを頂戴す。
有難きことと心得たり。戯れかと不審なりし箇所あれどもお許しあるべし。
日程:5月26日
天候:晴れ
場所:鈴鹿上高地
ここは鈴鹿、五月の二十六日。朝明の駐車場に来てみれば、件の五百円爺、此処へ此処へと手招きしよる。
さすがはヤブオフ当日の繁盛、かの上高地もさすがに狭からんと覚ゆれど、この人の波々、いずくにか離散す。
キャンプ場からは若い男女の声こだます。涼しげな朝明渓谷の流れに、一足早く夏来るらしと思える陽気。
昨日の疲れを足に残しつつも、ここは我慢のしどころ。
彼方に見えた峠もあといくばくかと思えるころ、前を行くは和尚、否、前にて休みたるは和尚。
さては明け暮れ閑を楽しむばかりの日々を過ごしおるか。
タケ谷へ足を踏み入れれば、山嶽の秀美とは一風異なる桃源の郷。
峠を過ぎれば足も自ずから軽くあがり、道中点在するツツジの花から歓迎を受ける。
さて、鈴鹿上高地でのヤブオフの集い。
唐国や南蛮より帰国せし人、イチゴタルトやマフィンはじめ各様たる心入れ。
歓声の間には法螺貝の音がこだます。
さてもこの個性あるれる面々が一場に集えるものか。
沈まぬ太陽はなく終わらぬ宴もなし。里遠からずといえどもここは山中。
銘銘、己が道より帰るべき場所へ向かう。
帰路、グー氏、山猫氏、家内氏、次男氏の面々、鈴鹿にこの地ありとのブナ清水に立ち寄るとのこと。
渡りに船と後を追う。峠を過ぎて進めども、左手より響く谷の音、静まらず。
谷を分け入り、イワカガミに迎えられ、さてその先には、大岩の台座の元より、滔滔たる流れ。
彼のブナ清水である。まさに天然の妙というべし。しばし清水の前で涼を楽しむ。
これほどの地、昼の賑わいはいかばかりか。
これよりの下りは山猫氏による北東尾根を下る算段。氏の後を遅れず進む。
家内氏、次男氏も足取り、危なげなところなし。濃密なる山行を続けし成果によるものか。
尾根に続く踏み跡を降りれば朝明遊歩道。
今日も無事に下山したことを感謝しつつ、今日は一日の山行が終わることを惜しむ。
oku
Re: 【オフ会レポ】鈴鹿の5月26日
Posted: 2019年6月07日(金) 20:36
by yamaneko0922
OKUさん こんばんは
>雑記コーナーに書き連ねし過日の拙文、そこへ山日和氏より山フォーラムに乗せては如何とのいざないを頂戴す。
雑記コーナーに書いておられたのですね。気が付きませんでした。でも折角の名文ですから、こちらの方が閲覧する人が多いのではないでしょうか。
私はOKUさんのような擬古文は書けないので、普通の文体で書かせて頂きます。
>道中点在するツツジの花から歓迎を受ける。
帰りもタケ谷では花盛りの山躑躅の朱色が鮮やかでしたね。
>歓声の間には法螺貝の音がこだます。
私達を見送って下さった法螺貝の音は未だに耳の奥に残響しているようです。
>彼のブナ清水である。まさに天然の妙というべし。しばし清水の前で涼を楽しむ。
急登の後の山のご褒美でしたね。
>これほどの地、昼の賑わいはいかばかりか。
予想できませんね
>家内氏、次男氏も足取り、危なげなところなし。濃密なる山行を続けし成果によるものか。
ひどい山行という話もあったような・・・
家内が足を引っ張るのではないかと思っておりましたが、往路とは別人のように歩いておりました。きっと、お二人がご一緒して下さったお陰です。
次男も下山後、「午前中はなんであんなに遅かったん?」と、家内の歩行速度の違いに驚いておりましたが、私も未だに理解できないことだらけです。
>今日も無事に下山したことを感謝しつつ、今日は一日の山行が終わることを惜しむ。
改めて、ご同行、感謝です。
Re: 【オフ会レポ】鈴鹿の5月26日
Posted: 2019年6月07日(金) 21:23
by Kasaya
okuさん こんばんは
こんな文章がヤブコギに載ってたんですね。
ちっとも知りませんでした。
それにしても山や谷の描写がいいですね。普段のレポとは全然違って味わいがあります。
何だがてくてく歩く昔の旅人になったみたいな気がしてきました。
同じ人が書いたとはとても思えません。
でもどちらもokuさんの文章なんですね。
最近は山日和文学にyamaneko文学、sato文学とヤブコギも賑わってますが
ここにoku古典文学も入ってきそうです。
楽しくなってきました。
kasaya
Re: 【オフ会レポ】鈴鹿の5月26日
Posted: 2019年6月08日(土) 10:48
by oku
山猫さん こんにちは
>雑記コーナーに書いておられたのですね。気が付きませんでした。でも折角の名文ですから、こちらの方が閲覧する人が多いのではないでしょうか。
>私はOKUさんのような擬古文は書けないので、普通の文体で書かせて頂きます。
普段の分かりづらいレポが、ただよくわからないレポになりました(^^;
>帰りもタケ谷では花盛りの山躑躅の朱色が鮮やかでしたね。
ほんとに。鈴鹿っていいところなんだなと今更ながら。
>私達を見送って下さった法螺貝の音は未だに耳の奥に残響しているようです。
かつてないイベントでした(^^;
>急登の後の山のご褒美でしたね。
結構距離ありましたよね。まだかな、まだかな、と思いつつ歩いていたのですが。
ですが思っていた以上にすばらしい場所でした。
整備された道やしっかりした情報もなく笹を掻き分けて到達したときに感慨はさらに一入だったんだろうなと思います。
>予想できませんね
ぜったい大繁盛でしょうね。
>ひどい山行という話もあったような・・・
口には出しませんが、心で同意します。
>家内が足を引っ張るのではないかと思っておりましたが、往路とは別人のように歩いておりました。きっと、お二人がご一緒して下さったお陰です。次男も下山後、「午前中はなんであんなに遅かったん?」と、家内の歩行速度の違いに驚いておりましたが、私も未だに理解できないことだらけです。
グーさん曰く、きっと食事の準備が(^^;
>改めて、ご同行、感謝です。
こちらこそありがとうございました。
ご一緒させていただいたおかげで下山がとても充実した時間になりました。
oku
Re: 【オフ会レポ】鈴鹿の5月26日
Posted: 2019年6月08日(土) 10:55
by oku
kasayaさん こんにちは
>こんな文章がヤブコギに載ってたんですね。
>ちっとも知りませんでした。
こそっと草葉の陰に。 (^^;
>それにしても山や谷の描写がいいですね。普段のレポとは全然違って味わいがあります。
>何だがてくてく歩く昔の旅人になったみたいな気がしてきました。
ありがとうございます (^^;
>同じ人が書いたとはとても思えません。
>でもどちらもokuさんの文章なんですね。
イガイな側面♪
>最近は山日和文学にyamaneko文学、sato文学とヤブコギも賑わってますが
>ここにoku古典文学も入ってきそうです。
山日和さんのしっかりしたレポ、山猫さんのしっかり読みたくなるレポ、satoさんのおっとりしたレポ
洞吹さん休刊中に別方向でネタだしを頑張ります(^^;
>楽しくなってきました。
あまり書くと語彙の少なさと背伸びが露呈してしまいます(><)
oku
Re: 【オフ会レポ】鈴鹿の5月26日
Posted: 2019年6月08日(土) 11:35
by oku
グーさん こんにちは
>へぇ~! okuちゃんにこんな素養があるとは知らなかった。
>山日和文学・yamaneko文学・sato文学に触発されてのoku文学ですか。
>ヤブを読む楽しみが増えました。
えらいぎょうさんインテリ増えたやんけ。じゃぁわしも、と思って背伸びするとただの迷文になったでござる。
>もともとokuレポは読み解くのが難解で地形図を眺めながら道迷い。
>疲れはててレスを書く前に時間切れ遭難だから、難解古文調もいいな。
>さて、ドコまで連載されるものやら?
時折、単発読みきりが出てくるかもです (^^;
連載できるようになったら、名前を世之介に変えてみようかな。何のレポになる?
>そう!和尚さんは「行く前に休む」が似合うお方です。
泰然自若ですね。
>「みんな違って、みんないい」
>自分流を貫きながら、統一を強要しないゆるい関係がいいですね。
いい集まりですね。
>okuちゃん、ブナ清水は初めてでしたか。
>軟弱グーに同行とは酔狂だなといぶかっていました。
行きに寄るか帰りに寄るかでもともと帰りに立ち寄る予定だったのですが、旅は道連れ。
>水量豊富でしたね。冷たかった。周りの林相もいいし。
あんなに雰囲気いいところだったのですね。
>同行ありがとうございました。
>近場で山日和ツアーがある時は都合をつけて参加してね。
こちらこそありがとうございました。
またよろしくお願いします。
oku