【台高】飽きもせず・シャッポ尾根
Posted: 2019年5月09日(木) 22:21
この時期はシャッポ尾根のアケボノツツジを見に行きたい。
開花スイッチの入る条件を読み切れないが、標高差のある尾根の
どこかでは満開のアケボノツツジを見ることが出来るでしょう。
ナズナさんを誘ってシャッポ尾根を歩きに行ってきました。
【 日 付 】 令和元年5月5日(祝)
【 山 域 】 シャッポ尾根
【 天 候 】 曇り 一時 雨
【 ルート】 里川先8:10---12:00図根点---12:10定点撮影ポイント(昼食)13:50---
---15:15千石東峰手前---16:45喜平小屋谷出合---18:50駐車地
【メンバー】 ナズナさん グー
他にもアケボノツツジの名所はあちらこちらにあるのに。
10年に一度の大爆発に出合うことも出来て、あの時以上の豪華さは期待できないのに。
それでもシャッポ尾根を詣でるのはナゼなんだろう?
硬直・マンネリだと自分でも思う。が、なぜか魅了されている。
県道蓮峡線は宮の谷林道分岐手前の工事は終了して宮の谷駐車場へは車で入れる。
蓮への工事はまだ作業中。ただバリケードは簡易で、重機も横にどけてくれてある。
道にはたくさんの落石。いつもの場所には二人で押しても動かせられない大きな石。
蓮小学校跡分岐先の倒木は切ってくれてあったが、里川を越した先の倒木は手付かず。
倒木手前に車を停め、ヌタハラ谷手前の作業道跡を蓮川に下る。
色々な雑木が植えられているが「カリンも植えてある」とナズナさん。
蓮川は珍しく流れが繋がっている。飛び石が無く浅瀬をジャブっと渡渉する。
シャッポ東尾根に取りつく。この初っ端の100m20分の登りが一番エライ。
尾根芯に乗ったところで休憩。Tシャツの汗を手ぬぐいに移す。
シャクナゲの花は咲き始めたところだ。「上ではつぼみですね」
今年は裏年に当たるのだろう花芽の付いている木は少ない。
例年大きく枝を広げ真っ赤に迎えてくれるヤマツツジもまだ開花前だった。
狭い尾根上に4・5本立ち並ぶ巨木の1本が裂けて倒れていた。
いつもシャクナゲ・山桜・アケボノが咲き競う台地も今年は色気が少ない。
小ピークを越え、嵓下を左へ登る。楽しみにしていた白玉はまだつぼみだった。
「残念だなぁ」
シャッポ山図根点の周りの山名板は針金だけを残してすべて撤去されていた。
「山頂に移されたのかな?」と思ったが、山頂に山名板は見当たらなかった。
「お腹が空いた~」定点撮影ポイントでシートを広げてランチです。
今日もずっしり重たい食材をありがとう。美味しかったです。
「花数はまずまずこんなもんでしょう。あとはカメラに切り取る腕次第」
と言ってはみたものの・・・峰さんのような腕は無い。「難しい~」
ナズナさんお気に入りの小尾根のアケボノツツジの花付きは少なかった。
小雨が降ってきた。県境から西が雨との予報を信じて傘を持ってこなかった。
ヤッケを羽織るが、汗で蒸れる。「どのみち濡れるんだよな」
雨が止むと即ヤッケを脱ぐ。再び降り出したが濡れるほどでもない。
千石東峰手前の岩に咲くミツバツツジも咲き始めたところ。今年は遅い。
東峰北尾根を下る。前回初めて下ったがテープ道よりも歩きやすい。
ただ鹿除けネットを張った番線の残骸には気を付けながら歩く。
「植林じゃないのに鹿除けネットはナゼ?」
「植林したけど失敗したのじゃないの」
タムシバとアケボノツツジが一緒に咲いている。なんだかおかしい。
雨は気にならない程度だが立木をつかむと大粒のしずくが落ちてくる。
滑らないように足の置き場所に気を付けて極力立木につかまらずに下る。
・1096が見えてきたが、バイケイソウが見えないのでさらに下った。
「周りの様子に見覚えがない。下り過ぎています」
「下に花が見えます。あそこまで行ってみましょう」
尾根が急激に落ちる所にまとまってアケボノツツジが咲いていた。
「谷を渡るポイントを通り過ぎた怪我の功名ですね」
・1096の下にもアケボノツツジがきれいに咲いている。
「日没が遅くなったから7時まではヘッデンは要らないです」
と山の常識を無視して気の済むまでじっくりと停滞する。
喜平木屋谷出合で休憩。千石林道で対岸の新緑を愛でながらまた休憩。
駐車地に戻ったのはジャスト闇下直前でした。
グーナズナコンビのデート山行はどうしてもこうなってしまいます。
グー(伊勢山上住人)