【台高】早春の森散歩 木梶林道から地蔵谷、赤ゾレ池、国見山、盆栽平、木梶山
Posted: 2019年4月01日(月) 16:34
毎年、年度末はいろいろな行事が重なって気ぜわしい。退職後はそんなことはないかと思っていたが、やっぱりいろいろな用事が重なりなかなか山に行けない日が続いている。27日(水)は快晴の予報。こんな日に山に行かない手はない。ふと思い立ち、出かけることにした。
【 日 付 】2019年3月27日(水)
【 山 域 】台高北部
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】鳴滝展望駐車地 7:38 --- 7:57地蔵谷出会い --- 9:30 県境稜線 --- 9:39 赤ゾレ池 9:52 --- 10:26 国見山 --- 11:31 馬駆ヶ辻 --- 12:24 昼食 13:35 --- 13:39 木梶山 --- 14:06 林道 --- 14:28 駐車地
自宅の近所の公園の桜はまだ咲いていないが、国道166号線沿いの日当たりのいい場所ではすでに桜が咲き始めている。ミツバツツジ、コブシ、タムシバなどの花なども楽しみながら、ドライブしていく。天気予報通り、今日は気持ちのいい山日和になりそうだ。
蓮ダムへの分岐を過ぎてしばらく行ったあたりでめんつゆを忘れたことに気づいた。最も近いコンビニでも、戻るとかなりの時間ロスになる。今日の昼食はうどんと豚肉の予定だが、めんつゆなしのうどんになりそう。前回は焼肉の予定でフライパンを忘れるし。急に思い立って山の支度をするとこんなことになる。
グーさん情報の通り木梶林道は重機が入って整備されたようだ。落石は取り除かれ、走りやすくなっている。鳴滝展望の駐車地まで難なく入ることができた。ここに置いておけば、作業の人たちが入ったとしても邪魔にはならないだろう。
木梶川は沢登りの対象としてはマイナーだが、なかなかいいところだ。中流域は木梶三滝や木梶ゴルジュ、鳴滝などがあり、その上流はのんびりした沢歩きが楽しめる。こういう沢をのんびり散策しながら稜線まで上り詰めるのは気持ちがいい。
地蔵谷出合の関門の滝は右岸から巻く。7年前に来た時は左岸から大巻きしたのだが、最後は懸垂下降する羽目になり、大変だった。今回も小さく巻いたので、ちょっと大変。もう少し大巻きするとちゃんとルートがあるらしいことを帰宅してから知った。 地蔵谷に降りるとあとは自由自在。杣道なのか鹿道なのかよくわからないが、とにかくルートはある。冬枯れの森は明るい。最初の分岐を取り過ぎ、2番目の分岐を左俣に入る。たしか7年前も同じルートをとったはず。ほんとはもっと頻繁に訪れてもいい場所なのだが、沢登りの対象としてはイマイチなところがあるので、遠ざかっていた。 詰め上がると赤ゾレ山東の県境稜線に出る。遠くに見える大峰の山々は稜線近くがまだ白く見える。標高の違いかな。赤ゾレ山には寄らず、縦走路を赤ゾレ池に出る。2週間前と違い、暖かく気持ちがいい。池のほとりで一本立てる。縦走路をそのまま国見山へ。ウシロ嵓で単独の男性に合う。大又から上がってきたという。 私はウシロ嵓から盆栽平に向かう。下の方に盆栽平が見えている。水音が聞こえるのでふと見ると水が湧き出ている。これがグーさんの言う「国見若水」だろうか。稜線の近くなのにこんなに水が湧き出ているなんて。 今回の目的はこの「国見若水」と千秋社の「御神木」の探索にあるので、「御神木」を探してキョロキョロするが見当たらない。そんなことをしている間に盆栽平に降りてしまった。相変わらずブナの巨木が倒れ、痛々しい感じ。こんなに倒木が多くなければ雰囲気のいいところなんだけど。 まだ時間も早いので、「国見公園」経由で馬駆ヶ辻に戻ることにしよう。国見山の東側斜面をトラバースしていく。以前は逆コースで歩いたことがあるんだけど、その時は綺麗だともなんとも思わなかった。今回はまだ芽吹き前のせいか、森全体が明るく、とても雰囲気がいい。この東側斜面のどこを指して「国見公園」と言っているのかよくわからないが、いい場所だ。 適当なところで稜線に復帰する。馬駆ヶ辻を経て、P1316へのんびりお散歩。台高というのはどこを歩いてもいい。木屋谷川源流域も癒しの空間である。P1316付近でハカノ谷の大ブナに枝ぶりの似た大ブナを発見。名前がついているのかな? P1316から木梶山への吊尾根を歩く。右下のアンペラ谷を覗き込む。まあ、どこからでも降りられそうだ。「そろそろどこかでお昼に」と思うが、今日はそれなりに風が吹いていて適当な休憩場所が見つからない。このまま降りて下でお昼もいいかなと思っていたら、木梶山の手前で風を避けられそうな場所に出た。景色は良くないが、まあ贅沢は言っていられない。 今日はそばつゆを忘れたので、そばつゆなしのうどんに豚肉と茹であぶらげをトッピング。味気ないお昼になるかと思ったが、あぶらげに含まれるつゆと肉に含まれる自然の塩気で、そんなに不味くもなかった。まあ、こんな日もある。
ゆっくり1時間の昼食休憩を取ったのち、下山にかかる。と思ったら30分ほどで林道に降りてしまった。まあ、登り始めが標高900mほどなので、そんなもんか。皆さんが木梶林道を使うわけがわかった。というか、今までそんなことを考えもしなかった自分が迂闊すぎるのか。
帰りはまたサクラやミツバツツジ、コブシなどの花を楽しみながら166号線を戻った。快晴の空の元、雰囲気のいい早春の森歩きを楽しんだいい1日だった。
【 日 付 】2019年3月27日(水)
【 山 域 】台高北部
【メンバー】単独
【 天 候 】快晴
【 ルート 】鳴滝展望駐車地 7:38 --- 7:57地蔵谷出会い --- 9:30 県境稜線 --- 9:39 赤ゾレ池 9:52 --- 10:26 国見山 --- 11:31 馬駆ヶ辻 --- 12:24 昼食 13:35 --- 13:39 木梶山 --- 14:06 林道 --- 14:28 駐車地
自宅の近所の公園の桜はまだ咲いていないが、国道166号線沿いの日当たりのいい場所ではすでに桜が咲き始めている。ミツバツツジ、コブシ、タムシバなどの花なども楽しみながら、ドライブしていく。天気予報通り、今日は気持ちのいい山日和になりそうだ。
蓮ダムへの分岐を過ぎてしばらく行ったあたりでめんつゆを忘れたことに気づいた。最も近いコンビニでも、戻るとかなりの時間ロスになる。今日の昼食はうどんと豚肉の予定だが、めんつゆなしのうどんになりそう。前回は焼肉の予定でフライパンを忘れるし。急に思い立って山の支度をするとこんなことになる。
グーさん情報の通り木梶林道は重機が入って整備されたようだ。落石は取り除かれ、走りやすくなっている。鳴滝展望の駐車地まで難なく入ることができた。ここに置いておけば、作業の人たちが入ったとしても邪魔にはならないだろう。
木梶川は沢登りの対象としてはマイナーだが、なかなかいいところだ。中流域は木梶三滝や木梶ゴルジュ、鳴滝などがあり、その上流はのんびりした沢歩きが楽しめる。こういう沢をのんびり散策しながら稜線まで上り詰めるのは気持ちがいい。
地蔵谷出合の関門の滝は右岸から巻く。7年前に来た時は左岸から大巻きしたのだが、最後は懸垂下降する羽目になり、大変だった。今回も小さく巻いたので、ちょっと大変。もう少し大巻きするとちゃんとルートがあるらしいことを帰宅してから知った。 地蔵谷に降りるとあとは自由自在。杣道なのか鹿道なのかよくわからないが、とにかくルートはある。冬枯れの森は明るい。最初の分岐を取り過ぎ、2番目の分岐を左俣に入る。たしか7年前も同じルートをとったはず。ほんとはもっと頻繁に訪れてもいい場所なのだが、沢登りの対象としてはイマイチなところがあるので、遠ざかっていた。 詰め上がると赤ゾレ山東の県境稜線に出る。遠くに見える大峰の山々は稜線近くがまだ白く見える。標高の違いかな。赤ゾレ山には寄らず、縦走路を赤ゾレ池に出る。2週間前と違い、暖かく気持ちがいい。池のほとりで一本立てる。縦走路をそのまま国見山へ。ウシロ嵓で単独の男性に合う。大又から上がってきたという。 私はウシロ嵓から盆栽平に向かう。下の方に盆栽平が見えている。水音が聞こえるのでふと見ると水が湧き出ている。これがグーさんの言う「国見若水」だろうか。稜線の近くなのにこんなに水が湧き出ているなんて。 今回の目的はこの「国見若水」と千秋社の「御神木」の探索にあるので、「御神木」を探してキョロキョロするが見当たらない。そんなことをしている間に盆栽平に降りてしまった。相変わらずブナの巨木が倒れ、痛々しい感じ。こんなに倒木が多くなければ雰囲気のいいところなんだけど。 まだ時間も早いので、「国見公園」経由で馬駆ヶ辻に戻ることにしよう。国見山の東側斜面をトラバースしていく。以前は逆コースで歩いたことがあるんだけど、その時は綺麗だともなんとも思わなかった。今回はまだ芽吹き前のせいか、森全体が明るく、とても雰囲気がいい。この東側斜面のどこを指して「国見公園」と言っているのかよくわからないが、いい場所だ。 適当なところで稜線に復帰する。馬駆ヶ辻を経て、P1316へのんびりお散歩。台高というのはどこを歩いてもいい。木屋谷川源流域も癒しの空間である。P1316付近でハカノ谷の大ブナに枝ぶりの似た大ブナを発見。名前がついているのかな? P1316から木梶山への吊尾根を歩く。右下のアンペラ谷を覗き込む。まあ、どこからでも降りられそうだ。「そろそろどこかでお昼に」と思うが、今日はそれなりに風が吹いていて適当な休憩場所が見つからない。このまま降りて下でお昼もいいかなと思っていたら、木梶山の手前で風を避けられそうな場所に出た。景色は良くないが、まあ贅沢は言っていられない。 今日はそばつゆを忘れたので、そばつゆなしのうどんに豚肉と茹であぶらげをトッピング。味気ないお昼になるかと思ったが、あぶらげに含まれるつゆと肉に含まれる自然の塩気で、そんなに不味くもなかった。まあ、こんな日もある。
ゆっくり1時間の昼食休憩を取ったのち、下山にかかる。と思ったら30分ほどで林道に降りてしまった。まあ、登り始めが標高900mほどなので、そんなもんか。皆さんが木梶林道を使うわけがわかった。というか、今までそんなことを考えもしなかった自分が迂闊すぎるのか。
帰りはまたサクラやミツバツツジ、コブシなどの花を楽しみながら166号線を戻った。快晴の空の元、雰囲気のいい早春の森歩きを楽しんだいい1日だった。