【飛騨】2019スノー衆パート3、有家ヶ原から北平山
Posted: 2019年2月26日(火) 21:21
今回は私がレポを書くことになりました。スノー衆に参加されず、パート2のシュークリームさんのレポへのコメントまた私の雑談コーナーのレポをを読んだ方は、なぜ私が書くのか興味あると思います。あの後、大逆転がありさらに大どんでん返しが起きてこういう結果になりましたが、山行レポとは無関係なので別の機会にしたいと思います。
今年は雪が少なく、鈴鹿、台高、比良などスノー衆に適当な場所が見つからず、ついに飛騨に飛び、聞いたこともない有家ヶ原にある北平山になりました。ここは山日和さんが15.5.2に、有家ヶ原から北平山、三ヶ辻山、芦倉山、芦倉と周回した時の一部です。さすがに山登り歴40数年といわれる人の引き出しは凄いです。詳細計画をいただいたとき、地図を見ながら一部といわず、その時の周回をしていただければいいのになあ、県境稜線まで往復でもいいのになあと思いましたが、全くの身の程知らずでした。今回の北平山往復でさえしんどいのに、そんな周回ができるのはほんの一部の大ベテランができることであることがはっきりと認識できる山行でした。
【 日 付 】2019.2.24
【 山 域 】 飛騨 有家ヶ原から北平山往復(下りの一部異なるルート)
【メンバー】山日和、SHIGEKI、グー、クロオ、biwaco、落第忍者、シュークリーム、おど、わりばし、しのやん、
kando1945、kitayamawalk。バーチャリ、ひいちゃん、宮指路、わしたか、飛び入り(兎夢) 計17名
【 天 候 】快晴
【 ルート 】有家ヶ原駐車地7:19-9:36P987ー10:57P1362(有家ヶ原)ー11:39P1362(昼食会場)13:42ー 14:35P1263-14:49P1096ー15:46尾根下降ー15:59林道着地ー16:51駐車地
集合場所は6:30に東海北陸自動車道の白川郷ICを下りてすぐの「道の駅白川郷」でした。家を土曜日午後4時に出て、途中で夕食を食べ、8時前にひるがの高原SAに着きすぐに就寝します。前回取立山の時、北鯖江PAで寝たのですが#2のシュラフが意外と寒く感じ、今回の天気予報では飛騨市で最低気温ー5度Cと予想されているので、夏用のシュラフを内側に入れ2重にして寝ました。寒くはありませんでしたが暖かいというほどでもなく、特に満足感はありませんでした。0時40分ごろ目が覚めると窓のガラスの内側の水滴が凍り付いていました。トイレに行くため外に出ると今までで一番の寒さを感じ、スタートからレインウエアを防寒のため履いたほうがいいかなと思ったくらいです。それからは熟睡できずうとうとし、結局4時前には起き、ゆっくり朝食を済ませトイレにもいきますが時間をつぶせず4:50頃に出発します。
時間をとるようゆっくり走りますが、幸いこの時間帯にはほとんど車が走っていないのでパッシングされることはありませんでした。松の木峠を越えるときは車外温度ー7度が表示されどこまで下がるか不安でした。時間つぶしのため、飛騨河合PAによって栗ヶ岳への出入り口が開いているか確認に行くと閉鎖されていませんでした。どんなにゆっくりしても道の駅には6時前には着いてしまったので、有家ヶ原の様子を見に行くと、国道の路肩に5~6台置けそうなスペース、橋への下りの途中にも同じくらいの広場、橋の手前に4~5台と結構多くの車が止まれそうでした。道の駅に戻ると6:15くらいで次々とメンバーが集まってきます。山日和さんに、車の集約をしなくてもいいのではといいましたが、こんな小さな集落の真ん前に多くの車が止まってると地元の人を驚かせる可能性があるので集約しますとのこと。リーダーはこういった細かい気配りもしなければなりませんから大変です。5台に集約して駐車地へ行きますが、私はしのやんとともに山日和さんにお世話になりありがとうございました。
各自準備を済ませ7:49出発します。橋を渡って集落の道に入ると、アスファルトの上を水が流れ、一部が凍結して滑りやすく誰かがこけたようでした。この水は融雪施設の水で、こんなところまで行政サービスが行き届いていることに感心します。200mくらいで雪の林道に変わりすぐにへアピンカーブとなり、そこにゲートがあります。雪はしっかり締まっていてときどき10cmほどズボリますがツボ足で行けます。スパッツを忘れてきたので心配していましたが助かりました。山日和さんもレインウエアのズボンでスパッツをされていませんでしたが、状況を予測してそうされたとのことでした。ベテランですね。最初に谷を横切るところに来るとさすがに雪が増えてきたのでスノーシューの着用が指示されます。全くズボらなくなりました。
だいぶ登ったところで左へカーブを曲がると前方、谷の反対側に登ぼる尾根がくっきり見えてきますが、地図で見るとおりかなり急です。林道の二つ目のヘアピンカーブを曲がってすぐに巡視路の入り口にきます。雪が積もっているので踏み跡は見えにくいですが、下の方はまだなんとなくわかります。しかし、やがて雪ですっかり分からなくなり、後は先頭の人が歩きやすそうなところを選びながら登って行きます。一人体調の悪い方がいて前と後ろの距離が空きすぎ、ときどき休憩をとりながら登りますので、ある方は今日はどちらかというと楽だったようだと言われましたが、私にはこの急登は結構疲れ山日和さんが北平山を目標にしたのは正しかったと納得できました。
P987の鉄塔に着くと大休止しますが、ここから鉄塔のたびに素晴らしい展望が見られるようになりました。出発時南の方に薄雲が出ていて、これが広がってくるのではないかと心配し、何方かに話すとそうですね、午前中が勝負ですかねと言われていましたが、この後最後まで快晴が続きまれに見るいい山行となりました。西の方には大笠山や三方崩山などが真っ白な頂を連ねています。P1184の鉄塔の近くには反射板があり、誰かがダムの情報を送るための電波反射板だと説明されていました。
ここからは広々としたのびやかな雪の斜面がずっと続き、ところどころには巨大な山毛欅が現れるようになり多くの人が感嘆の声を出していました。中でも絶えず聞こえてきたのは初めて桧塚奥峰でお会いした方の声でした。スタイルをピシッと決め、寡黙な穏やかな話しぶり、穏やかな風貌、これこそまさにダンディそのものという方です。ところが声が大きいのなんのしかもよくしゃべる、グーさんが一番と思っていましたが違います、双璧でした。なんじゃ~ここは、ええところやの~、素晴らしいところやの~、日帰りはもったいないわ~、テント持ってきて寝たいわ~、絶えず感嘆の声で叫び続けておられました。また、時々ダンディにしては少し品のないことも叫んでおられたような。お二人を比較するなら、野性的な硬派とダンディな軟派というところでしょうか、もちろんどちらがどちらとは私の口からは言えませんので、同行された方々の受け取りかたにお任せします。一本の巨大な山毛欅の前で皆さんが写真を撮っている時、人が傍に立つと大きさがよく分かるので誰かモデルで立ってくれという声が聞こえたので、私が傍に立つと、こっち向かんでいいから木に向かって立ってくれとえらい失礼な声が聞こえました。もちろん私はチキンハートなので聞こえないふりして後ろ向きに立ちました。
そのうちP1263(有家ヶ原)に着きました。標識がありませんが何方かが、この雪の下に石柱があるからスコップ持っている人掘ってみいといわれましたが、当然誰もそんな無駄なアルバイトはしません。相変わらず広々とし雪原が続き、皆さんそれぞれ好き勝手なところを歩いてスノーシューハイクを楽しみながらP1362に着きます。そこでは山日和さんがストックで大きな正方形を書き、午餐会の鬼奉行グーさんの指示でスコップを持っている人がその外側を幅30cm、深さ30cmの溝を掘り、雪のテーブルを作るのです。グーさんはテーブルをきれいに保つのが主義で、掘り上げた雪をテーブルにまき散らすと怒鳴られます。またテーブルの各辺に4つの棚、これが風を防ぐためのバーナーの置き場になりますが、これもいい加減に掘るとグーさんがもっときれいに作れと叫びます。私がしのやんのスコップを借りて棚を作り、グーさんどうですかと聞くと、合格と認証されました。各自持ってきた昼食をとります。見ているとSHIGEKIさんがバーナーを出さずソーセージを食べたり、周りを歩き回っています。昨年の私と全く同じです。昨夜どこかの山で宴会をしてきたとか言われていましたので簡便にすませたいということでしょう。
食事が終わるとリーダーから北平山まで行きたい人は空身で行っていいですよと許可が出て半数くらいの人が行かれました。私はしんどいので付近を歩き回りながら写真を撮り、この長い尾根の南東の端の鉄塔まで行き展望がえられましたが、行った人によると北アルプスが見えたということなので、行けばよかったと少し後悔しました。
13:40頃下山にかかります。biwacoさんが先頭に立って北東の尾根を降りて行きます。山日和さんも行かれますので私もついていきますが、すぐに間違いが分かりました。来た道をいったんP1263まで戻り、その北西の鉄塔が走る尾根を下りるはずだったのです。少しですが無駄な登り返しはこたえます。登ってきた広い緩やかな尾根を皆好きなように下って行きます。P1263からは明瞭な尾根を下り、鉄塔のある所では素晴らしい展望が得られました。飛び入りの兎夢さんはスキーであっという間に下って行かれました。下りはスキーはいいですね。
724の尾根上まで林道が来ているのでそこまで行くものと思っていましたが、途中で左の急斜面をショートカットし始めました。雪の斜面を降りて行くのは容易でしたが、問題は林道への着地でした。山側斜面は5mくらいの崖になっていていい着地点がないのです。私はbiwacoさんの後を追い、最後はスノーシューを外して木の枝を掴んで降りようとしましたが、枝が折れ2mほど滑り落ちました。幸いけがはなく下流へ降りて行くと多くの人が下りたところに来ました。ちょうどグーさんが下りるところで、危なっかしい様子に見ている人は何かを期待していましたが、何とか無事に着地すると「みんなが見ているんや、芸でもせんかい」と厳しいヤジが飛んでいました。というのはスノー衆の最後にはアスレチックなアトラクション場面が必ずあるとのうわさでしたから。わりばしさんに724まで行けばスムースに下りられたのですよねと聞くと、いや誰かの話では724のところも崖のようだと言われたとのこと。これを山日和さんにお聞きすると、ああ、あそこなら林道へスムースに下りられますよ、アトラクションもないとねとのこと。
後は林道をゆっくり歩いて駐車地へ戻るだけです。そして道の駅へ戻って着替えて解散式です。そしてレポ担の問題となります。 今回に参加していない方には分かりませんが 、私とグーさんの場外乱闘の後に大逆転があり、レポ担はもうほぼあの人に決まりという状況になっており、私もそう思っていました。(確率は低いですが別のシナリオも推測していましたが)山日和さんからあっさりと「今回はkandoさんに書いてもらいます」の一言。大どんでん返しです。へっと驚きつつも低い確率でありうるとみていましたので「分かりました」と素直に返事をし「山日和さんは天邪鬼だからなあ」というと、「お~ようわかっとるなあ」と傍でダンディな紳士が賛同してくれました。
寡雪のため今年のスノー衆は今回が最後とのことです。参加できなかった来年まで待ってください。
今年は雪が少なく、鈴鹿、台高、比良などスノー衆に適当な場所が見つからず、ついに飛騨に飛び、聞いたこともない有家ヶ原にある北平山になりました。ここは山日和さんが15.5.2に、有家ヶ原から北平山、三ヶ辻山、芦倉山、芦倉と周回した時の一部です。さすがに山登り歴40数年といわれる人の引き出しは凄いです。詳細計画をいただいたとき、地図を見ながら一部といわず、その時の周回をしていただければいいのになあ、県境稜線まで往復でもいいのになあと思いましたが、全くの身の程知らずでした。今回の北平山往復でさえしんどいのに、そんな周回ができるのはほんの一部の大ベテランができることであることがはっきりと認識できる山行でした。
【 日 付 】2019.2.24
【 山 域 】 飛騨 有家ヶ原から北平山往復(下りの一部異なるルート)
【メンバー】山日和、SHIGEKI、グー、クロオ、biwaco、落第忍者、シュークリーム、おど、わりばし、しのやん、
kando1945、kitayamawalk。バーチャリ、ひいちゃん、宮指路、わしたか、飛び入り(兎夢) 計17名
【 天 候 】快晴
【 ルート 】有家ヶ原駐車地7:19-9:36P987ー10:57P1362(有家ヶ原)ー11:39P1362(昼食会場)13:42ー 14:35P1263-14:49P1096ー15:46尾根下降ー15:59林道着地ー16:51駐車地
集合場所は6:30に東海北陸自動車道の白川郷ICを下りてすぐの「道の駅白川郷」でした。家を土曜日午後4時に出て、途中で夕食を食べ、8時前にひるがの高原SAに着きすぐに就寝します。前回取立山の時、北鯖江PAで寝たのですが#2のシュラフが意外と寒く感じ、今回の天気予報では飛騨市で最低気温ー5度Cと予想されているので、夏用のシュラフを内側に入れ2重にして寝ました。寒くはありませんでしたが暖かいというほどでもなく、特に満足感はありませんでした。0時40分ごろ目が覚めると窓のガラスの内側の水滴が凍り付いていました。トイレに行くため外に出ると今までで一番の寒さを感じ、スタートからレインウエアを防寒のため履いたほうがいいかなと思ったくらいです。それからは熟睡できずうとうとし、結局4時前には起き、ゆっくり朝食を済ませトイレにもいきますが時間をつぶせず4:50頃に出発します。
時間をとるようゆっくり走りますが、幸いこの時間帯にはほとんど車が走っていないのでパッシングされることはありませんでした。松の木峠を越えるときは車外温度ー7度が表示されどこまで下がるか不安でした。時間つぶしのため、飛騨河合PAによって栗ヶ岳への出入り口が開いているか確認に行くと閉鎖されていませんでした。どんなにゆっくりしても道の駅には6時前には着いてしまったので、有家ヶ原の様子を見に行くと、国道の路肩に5~6台置けそうなスペース、橋への下りの途中にも同じくらいの広場、橋の手前に4~5台と結構多くの車が止まれそうでした。道の駅に戻ると6:15くらいで次々とメンバーが集まってきます。山日和さんに、車の集約をしなくてもいいのではといいましたが、こんな小さな集落の真ん前に多くの車が止まってると地元の人を驚かせる可能性があるので集約しますとのこと。リーダーはこういった細かい気配りもしなければなりませんから大変です。5台に集約して駐車地へ行きますが、私はしのやんとともに山日和さんにお世話になりありがとうございました。
各自準備を済ませ7:49出発します。橋を渡って集落の道に入ると、アスファルトの上を水が流れ、一部が凍結して滑りやすく誰かがこけたようでした。この水は融雪施設の水で、こんなところまで行政サービスが行き届いていることに感心します。200mくらいで雪の林道に変わりすぐにへアピンカーブとなり、そこにゲートがあります。雪はしっかり締まっていてときどき10cmほどズボリますがツボ足で行けます。スパッツを忘れてきたので心配していましたが助かりました。山日和さんもレインウエアのズボンでスパッツをされていませんでしたが、状況を予測してそうされたとのことでした。ベテランですね。最初に谷を横切るところに来るとさすがに雪が増えてきたのでスノーシューの着用が指示されます。全くズボらなくなりました。
だいぶ登ったところで左へカーブを曲がると前方、谷の反対側に登ぼる尾根がくっきり見えてきますが、地図で見るとおりかなり急です。林道の二つ目のヘアピンカーブを曲がってすぐに巡視路の入り口にきます。雪が積もっているので踏み跡は見えにくいですが、下の方はまだなんとなくわかります。しかし、やがて雪ですっかり分からなくなり、後は先頭の人が歩きやすそうなところを選びながら登って行きます。一人体調の悪い方がいて前と後ろの距離が空きすぎ、ときどき休憩をとりながら登りますので、ある方は今日はどちらかというと楽だったようだと言われましたが、私にはこの急登は結構疲れ山日和さんが北平山を目標にしたのは正しかったと納得できました。
P987の鉄塔に着くと大休止しますが、ここから鉄塔のたびに素晴らしい展望が見られるようになりました。出発時南の方に薄雲が出ていて、これが広がってくるのではないかと心配し、何方かに話すとそうですね、午前中が勝負ですかねと言われていましたが、この後最後まで快晴が続きまれに見るいい山行となりました。西の方には大笠山や三方崩山などが真っ白な頂を連ねています。P1184の鉄塔の近くには反射板があり、誰かがダムの情報を送るための電波反射板だと説明されていました。
ここからは広々としたのびやかな雪の斜面がずっと続き、ところどころには巨大な山毛欅が現れるようになり多くの人が感嘆の声を出していました。中でも絶えず聞こえてきたのは初めて桧塚奥峰でお会いした方の声でした。スタイルをピシッと決め、寡黙な穏やかな話しぶり、穏やかな風貌、これこそまさにダンディそのものという方です。ところが声が大きいのなんのしかもよくしゃべる、グーさんが一番と思っていましたが違います、双璧でした。なんじゃ~ここは、ええところやの~、素晴らしいところやの~、日帰りはもったいないわ~、テント持ってきて寝たいわ~、絶えず感嘆の声で叫び続けておられました。また、時々ダンディにしては少し品のないことも叫んでおられたような。お二人を比較するなら、野性的な硬派とダンディな軟派というところでしょうか、もちろんどちらがどちらとは私の口からは言えませんので、同行された方々の受け取りかたにお任せします。一本の巨大な山毛欅の前で皆さんが写真を撮っている時、人が傍に立つと大きさがよく分かるので誰かモデルで立ってくれという声が聞こえたので、私が傍に立つと、こっち向かんでいいから木に向かって立ってくれとえらい失礼な声が聞こえました。もちろん私はチキンハートなので聞こえないふりして後ろ向きに立ちました。
そのうちP1263(有家ヶ原)に着きました。標識がありませんが何方かが、この雪の下に石柱があるからスコップ持っている人掘ってみいといわれましたが、当然誰もそんな無駄なアルバイトはしません。相変わらず広々とし雪原が続き、皆さんそれぞれ好き勝手なところを歩いてスノーシューハイクを楽しみながらP1362に着きます。そこでは山日和さんがストックで大きな正方形を書き、午餐会の鬼奉行グーさんの指示でスコップを持っている人がその外側を幅30cm、深さ30cmの溝を掘り、雪のテーブルを作るのです。グーさんはテーブルをきれいに保つのが主義で、掘り上げた雪をテーブルにまき散らすと怒鳴られます。またテーブルの各辺に4つの棚、これが風を防ぐためのバーナーの置き場になりますが、これもいい加減に掘るとグーさんがもっときれいに作れと叫びます。私がしのやんのスコップを借りて棚を作り、グーさんどうですかと聞くと、合格と認証されました。各自持ってきた昼食をとります。見ているとSHIGEKIさんがバーナーを出さずソーセージを食べたり、周りを歩き回っています。昨年の私と全く同じです。昨夜どこかの山で宴会をしてきたとか言われていましたので簡便にすませたいということでしょう。
食事が終わるとリーダーから北平山まで行きたい人は空身で行っていいですよと許可が出て半数くらいの人が行かれました。私はしんどいので付近を歩き回りながら写真を撮り、この長い尾根の南東の端の鉄塔まで行き展望がえられましたが、行った人によると北アルプスが見えたということなので、行けばよかったと少し後悔しました。
13:40頃下山にかかります。biwacoさんが先頭に立って北東の尾根を降りて行きます。山日和さんも行かれますので私もついていきますが、すぐに間違いが分かりました。来た道をいったんP1263まで戻り、その北西の鉄塔が走る尾根を下りるはずだったのです。少しですが無駄な登り返しはこたえます。登ってきた広い緩やかな尾根を皆好きなように下って行きます。P1263からは明瞭な尾根を下り、鉄塔のある所では素晴らしい展望が得られました。飛び入りの兎夢さんはスキーであっという間に下って行かれました。下りはスキーはいいですね。
724の尾根上まで林道が来ているのでそこまで行くものと思っていましたが、途中で左の急斜面をショートカットし始めました。雪の斜面を降りて行くのは容易でしたが、問題は林道への着地でした。山側斜面は5mくらいの崖になっていていい着地点がないのです。私はbiwacoさんの後を追い、最後はスノーシューを外して木の枝を掴んで降りようとしましたが、枝が折れ2mほど滑り落ちました。幸いけがはなく下流へ降りて行くと多くの人が下りたところに来ました。ちょうどグーさんが下りるところで、危なっかしい様子に見ている人は何かを期待していましたが、何とか無事に着地すると「みんなが見ているんや、芸でもせんかい」と厳しいヤジが飛んでいました。というのはスノー衆の最後にはアスレチックなアトラクション場面が必ずあるとのうわさでしたから。わりばしさんに724まで行けばスムースに下りられたのですよねと聞くと、いや誰かの話では724のところも崖のようだと言われたとのこと。これを山日和さんにお聞きすると、ああ、あそこなら林道へスムースに下りられますよ、アトラクションもないとねとのこと。
後は林道をゆっくり歩いて駐車地へ戻るだけです。そして道の駅へ戻って着替えて解散式です。そしてレポ担の問題となります。 今回に参加していない方には分かりませんが 、私とグーさんの場外乱闘の後に大逆転があり、レポ担はもうほぼあの人に決まりという状況になっており、私もそう思っていました。(確率は低いですが別のシナリオも推測していましたが)山日和さんからあっさりと「今回はkandoさんに書いてもらいます」の一言。大どんでん返しです。へっと驚きつつも低い確率でありうるとみていましたので「分かりました」と素直に返事をし「山日和さんは天邪鬼だからなあ」というと、「お~ようわかっとるなあ」と傍でダンディな紳士が賛同してくれました。
寡雪のため今年のスノー衆は今回が最後とのことです。参加できなかった来年まで待ってください。