2018 鈴鹿の源流にて ~烈風の段木から風花舞う赤坂谷源流へ~

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SHIGEKI
記事: 1028
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

2018 鈴鹿の源流にて ~烈風の段木から風花舞う赤坂谷源流へ~

投稿記事 by SHIGEKI »

2018 鈴鹿の源流にて
~ 烈風の段木から風花舞う赤坂谷源流へ ~

【日 時】2018年12月27日(木)
【山 域】鈴鹿 段木、赤坂谷源流、大平尾根
【天 候】雨、曇、時々晴れ、雪
【コース】P7:40-段木-赤坂谷源流-大平尾根分岐-P14:30
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 今年の〆は母なる源流で一夜を過ごそうと決めていた。
そうアラスカへ夢想旅するためだ。
と言うても誰もその意味は分かるまい。
静寂の母体の幕の中でウォッカを嘗めながら「風のような物語」を読めば心はアラスカ、
そのまま夢の世界になるだろう。

そのつもりで12/26未明には出かけた。が、無情にもフロントグラスを叩く雨粒に意気消沈、
「しっぽくるくる作戦」を実施せざるを得ず、ビショ濡れの子犬のように自宅へ戻った。
12/27も東近江に入ると雨、いや12/26より強い雨、しかし、そのまま相棒Hを駆る。
無理をしているのではない。ミッションを微調整したのだ。
  ミッション1  開通後 7年を経た石グレトンネルを初走行する。
ミッション2  母なる源流を徘徊しその情景を脳裏に焼き付ける。 
ミッション3  その情景を思い浮かべながら自宅で「風のような物語」を読む。
要はテン泊から日帰りバージョンへ縮小したのである。
なので雨でもミッション1達成ため走るのだ。
4km以上もある長いトンネルを抜けると空が明るく広がっていた。
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川沿いの林道から尾根への取り付きを見逃し、急斜面を登りながら浅い谷を3つもトラバースした。
一般登山道となった尾根の踏み跡は明瞭、時折強風に煽られながらも静かに歩を進める。
 段木では展望を楽しみ、五頭の雄鹿が訪れた昔に思いをはせるどころではない烈風が吹き荒れていた。
ヘタすると体ごと伊勢湾まで持って行かれそうだ。
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県境稜線に出る頃には強風に激しく雪を伴って下界は見えなくなってしまった。
稜線から右方へ適当に斜面を下ると北東へ向かう枝谷との二股に出た。
風は少しだけ優しくなった。その風に乗って雪が舞う。
谷は緩やか、冬枯れの雑木と河岸台地に点在する岩が絶妙 安らぎの風景だ。
右岸をたどり、石を飛ぶ、風よけを見つけてランチとした。
積もる風花、タープで凌ぐ。寒さ対策はホットワインドライフルーツ
寒波の前にゆったりとした時を過ごした。
ここではもっともっとゆったり過ごすべきだろう。
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 赤坂谷源流を訪ねたのは、前回は1年半前、その前は17年前、その前数年は頻繁に歩いていた。
鈴鹿回帰はまだ早いと思っていたが、遅くもないが早くもないだろう。

 急に話は変わるが、前回のrepに対するハリさんからのresで不肖Sは沢に入るとCatに変身することを暴露されてしまった。
viewtopic.php?f=4&t=3709

稜線では飛礫のような雪に容赦なく叩かれたが、大平尾根を下りきる頃には雪もやみ、晴れ間さえ見えてきた。
トンネルを抜け、帰宅してからミッション3を楽しもう。

   では また 2019 悠久の雪稜で

         SHIGEKI  
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わりばし
記事: 1753
登録日時: 2011年2月20日(日) 16:55
お住まい: 三重県津市

Re: 2018 鈴鹿の源流にて ~烈風の段木から風花舞う赤坂谷源流へ~

投稿記事 by わりばし »

こんにちは、SHIGEKIさん。

静寂の母体の幕の中でウォッカを嘗めながら「風のような物語」を読めば心はアラスカ、
そのまま夢の世界になるだろう。
そのつもりで12/26未明には出かけた。が、無情にもフロントグラスを叩く雨粒に意気消沈、
「しっぽくるくる作戦」を実施せざるを得ず、ビショ濡れの子犬のように自宅へ戻った。
12/27も東近江に入ると雨、いや12/26より強い雨、しかし、そのまま相棒Hを駆る。
無理をしているのではない。ミッションを微調整したのだ。

やっぱり男じゃミッションの貫徹は難しいでしょうね。
雨ちゃんを見習わなきゃ。 :mrgreen:

 4km以上もある長いトンネルを抜けると空が明るく広がっていた。

冬の天気は鈴鹿山脈で大きく違います。
アマテラスが住んでいると思う気持ちがわかります。


積もる風花、タープで凌ぐ。寒さ対策はホットワインドライフルーツ
寒波の前にゆったりとした時を過ごした。
ここではもっともっとゆったり過ごすべきだろう。


また~
ワンゲルの聖地ドイツの冬の風物を飲んじゃって。
まあ
SHIGEKIさんの写真の世界なら合うけど・・・ :cry:

 急に話は変わるが、前回のrepに対するハリさんからのresで不肖Sは沢に入るとCatに変身することを暴露されてしまった。

こうでなくっちゃ。

稜線では飛礫のような雪に容赦なく叩かれたが、大平尾根を下りきる頃には雪もやみ、晴れ間さえ見えてきた。
トンネルを抜け、帰宅してからミッション3を楽しもう。

アラスカかあ・・
昔、ラジオ小説で新田次郎の「アラスカ物語」をしていたなあ。

つボイノリオばりのギャップ納めありがとうございました。

                         わりばし

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山日和
記事: 3573
登録日時: 2011年2月20日(日) 10:12
お住まい: 大阪府箕面市

Re: 2018 鈴鹿の源流にて ~烈風の段木から風花舞う赤坂谷源流へ~

投稿記事 by 山日和 »

SHIGEKIさん、こんにちは。

今年の〆は母なる源流で一夜を過ごそうと決めていた。
そうアラスカへ夢想旅するためだ。
と言うても誰もその意味は分かるまい。
静寂の母体の幕の中でウォッカを嘗めながら「風のような物語」を読めば心はアラスカ、
そのまま夢の世界になるだろう。


なるほど、星野道夫の世界に浸る狙いでしたか。 :D

無理をしているのではない。ミッションを微調整したのだ。
  ミッション1  開通後 7年を経た石グレトンネルを初走行する。
ミッション2  母なる源流を徘徊しその情景を脳裏に焼き付ける。 
ミッション3  その情景を思い浮かべながら自宅で「風のような物語」を読む。
要はテン泊から日帰りバージョンへ縮小したのである。

なんでも臨機応変に対応するのが肝要です。
自分に言い聞かせることも大事ですね。 :mrgreen:

 段木では展望を楽しみ、五頭の雄鹿が訪れた昔に思いをはせるどころではない烈風が吹き荒れていた。
ヘタすると体ごと伊勢湾まで持って行かれそうだ。

おー、懐かしい。あれからもう17年。お互いまだ40代半ばの元気な頃でした。 :lol:
緑水さんもまだ50代のバリバリでしたよね。(たぶん)

 赤坂谷源流を訪ねたのは、前回は1年半前、その前は17年前、その前数年は頻繁に歩いていた。
鈴鹿回帰はまだ早いと思っていたが、遅くもないが早くもないだろう。

私も一時は足繁く通いました。その後耳川流域を見つけてしまったので足が遠のきましたが。
いいところには違いないですが、やっぱり林相の差が決定的なので見劣りしてしまいますねえ。
大きなブナやトチ、カツラがあればいいんだけど。

                 山日和
当時はスマートだった鹿が約1頭
当時はスマートだった鹿が約1頭
SHIGEKI
記事: 1028
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 2018 鈴鹿の源流にて ~烈風の段木から風花舞う赤坂谷源流へ~

投稿記事 by SHIGEKI »

わりばしさん こんばんは。

真昼のresありがとうございます。


静寂の母体の幕の中でウォッカを嘗めながら「風のような物語」を読めば心はアラスカ、
そのまま夢の世界になるだろう。
そのつもりで12/26未明には出かけた。が、無情にもフロントグラスを叩く雨粒に意気消沈、
「しっぽくるくる作戦」を実施せざるを得ず、ビショ濡れの子犬のように自宅へ戻った。
12/27も東近江に入ると雨、いや12/26より強い雨、しかし、そのまま相棒Hを駆る。
無理をしているのではない。ミッションを微調整したのだ。

やっぱり男じゃミッションの貫徹は難しいでしょうね。
雨ちゃんを見習わなきゃ。 :mrgreen:

御天道様に見放され、寒気が迫ってる予報では、老体で無理できませんでしたね~

 4km以上もある長いトンネルを抜けると空が明るく広がっていた。

冬の天気は鈴鹿山脈で大きく違います。
アマテラスが住んでいると思う気持ちがわかります。


鈴鹿でも東側は好天、しかも今更ですが、三重から見る鈴鹿は峻立してアルプスのようでした。 :mrgreen:



積もる風花、タープで凌ぐ。寒さ対策はホットワインドライフルーツ
寒波の前にゆったりとした時を過ごした。
ここではもっともっとゆったり過ごすべきだろう。


また~
ワンゲルの聖地ドイツの冬の風物を飲んじゃって。
まあ
SHIGEKIさんの写真の世界なら合うけど・・・ :cry:


それは知りませんでした。

寒さに耐えうる軽めのアルコールと好きな果物を混ぜただけでした。


 急に話は変わるが、前回のrepに対するハリさんからのresで不肖Sは沢に入るとCatに変身することを暴露されてしまった。

こうでなくっちゃ。

ここはちょっと滑ってみました。


稜線では飛礫のような雪に容赦なく叩かれたが、大平尾根を下りきる頃には雪もやみ、晴れ間さえ見えてきた。
トンネルを抜け、帰宅してからミッション3を楽しもう。

アラスカかあ・・
昔、ラジオ小説で新田次郎の「アラスカ物語」をしていたなあ。

写真も文章も好きです。

つボイノリオばりのギャップ納めありがとうございました。

中京限定 ラジオパーソナリティ ♪きんたまけるな~♪ ですな。

     では また 風花舞う鈴鹿の稜線で

             SHIGEKI

添付ファイル
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SHIGEKI
記事: 1028
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 2018 鈴鹿の源流にて ~烈風の段木から風花舞う赤坂谷源流へ~

投稿記事 by SHIGEKI »

山日和さん こんばんは。

resをありがとうございます。


今年の〆は母なる源流で一夜を過ごそうと決めていた。
そうアラスカへ夢想旅するためだ。
と言うても誰もその意味は分かるまい。
静寂の母体の幕の中でウォッカを嘗めながら「風のような物語」を読めば心はアラスカ、
そのまま夢の世界になるだろう。

なるほど、星野道夫の世界に浸る狙いでしたか。 :D

流石、ご明察 :D

先日、スキーキャンプでこの本のことを話したところ、78歳の大先生と山岳ガイドもやっているトッププロの二人が

よく知っていてくれました。

無理をしているのではない。ミッションを微調整したのだ。
  ミッション1  開通後 7年を経た石グレトンネルを初走行する。
ミッション2  母なる源流を徘徊しその情景を脳裏に焼き付ける。 
ミッション3  その情景を思い浮かべながら自宅で「風のような物語」を読む。
要はテン泊から日帰りバージョンへ縮小したのである。

なんでも臨機応変に対応するのが肝要です。
自分に言い聞かせることも大事ですね。 :mrgreen:

残り少ないかもしれませんが、将来に繋げることが肝要。

 段木では展望を楽しみ、五頭の雄鹿が訪れた昔に思いをはせるどころではない烈風が吹き荒れていた。
ヘタすると体ごと伊勢湾まで持って行かれそうだ。

おー、懐かしい。あれからもう17年。お互いまだ40代半ばの元気な頃でした。 :lol:
緑水さんもまだ50代のバリバリでしたよね。(たぶん)

みな 立派な 雄鹿 でしたね~  今や、彷徨う老鹿 ← 不肖Sのことです。


 赤坂谷源流を訪ねたのは、前回は1年半前、その前は17年前、その前数年は頻繁に歩いていた。
鈴鹿回帰はまだ早いと思っていたが、遅くもないが早くもないだろう。

私も一時は足繁く通いました。その後耳川流域を見つけてしまったので足が遠のきましたが。
いいところには違いないですが、やっぱり林相の差が決定的なので見劣りしてしまいますねえ。
大きなブナやトチ、カツラがあればいいんだけど。

まさしく!!鈴鹿は 身近な日常の安らぎ 耳川は 手の届く 少し遠くの安息の地 みたいな :D

  では また 2019 蒼穹の雪稜で

        SHIGEKI




 
添付ファイル
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柳川洞吹
記事: 681
登録日時: 2011年2月22日(火) 22:07
お住まい: クルマの中(簡易旅館仕様車)

Re: 2018 鈴鹿の源流にて ~烈風の段木から風花舞う赤坂谷源流へ~

投稿記事 by 柳川洞吹 »

SHIGEKIさん こんばんは

  ~ 烈風の段木から風花舞う赤坂谷源流へ ~

「 あ か さ か だ に げ ん りゅ う 」
ああー、なんともええ響きでんなあ。

しかし、今ごろ石榑トンネル初走行って、ほんまでっかいな。
仕事忙しくて、滋賀県を出られへんかったんですなあ。

静かな年の暮れ、今日は鈴鹿まで雪になっているのかしら。
昨日はミッション3をじっくりと遂行されたことでしょうね。

   では また 2019 悠久の雪稜で

よいコタツでぬくぬくと極楽の旅を! 
             
      すでにおせちの蒲鉾が美味い 洞吹(どうすい)
SHIGEKI
記事: 1028
登録日時: 2011年7月25日(月) 18:30

Re: 2018 鈴鹿の源流にて ~烈風の段木から風花舞う赤坂谷源流へ~

投稿記事 by SHIGEKI »

洞吹さん こんにちは。

resをありがとうございます。

「 あ か さ か だ に げ ん りゅ う 」
ああー、なんともええ響きでんなあ。

そうですよね。

言葉の響きから来る憧れ、癒やし、懐かしみ ・・・

ええもんです。



しかし、今ごろ石榑トンネル初走行って、ほんまでっかいな。
仕事忙しくて、滋賀県を出られへんかったんですなあ。

ホンマホンマ、立派なトンネルでびっくりしました。

鈴鹿に行くのに三重県側へはナカナカ足が向きません。



静かな年の暮れ、今日は鈴鹿まで雪になっているのかしら。
昨日はミッション3をじっくりと遂行されたことでしょうね。

それが・・・家で読むのはモッタイナイ感じ :mrgreen:

山の中、テントで読みたい感が勝ってます。



よいコタツでぬくぬくと極楽の旅を! 
             
 まぁ それもほどほどに

     では 2019 よいお年の よい山旅を

            SHIGEKI

添付ファイル
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