【日 付】2018年11月25日
【山 域】若丹国境
【天 候】晴れのち曇り
【コース】知見八原8:14---8:52巡視路取付き---9:57タケガダン---10:36オバタケダン---11:17鉄塔ピーク
---12:30 Ca730mランチ場13:45---14:44知井坂---15:02八ヶ峰15:30---16:25登山口---16:35駐車地
昨冬、初めてオバタケダンから少しだけ若丹国境稜線を縦走した。自分の先入観が間違っていたことを思い
知らされる、ブナ林の続く縦走路だった。稜線から坂本へ下山する分岐点で東の方を眺めた時、ブナの稜線が
まだまだ続いていることを知ってこの先を確かめたくなった。
南丹市の旧美山町の朝は低い雲に覆われ、強い冷え込みが体を包んでいた。今日の天気予報は晴れ。この雲
は放射冷却によるもので、ここが雲海の下だということは経験則でわかっている。
登山口の知見へ車を走らせる。美山の道は幾度となく走っているが、知見へ別れる道は初めてだ。
見たことのない風景は新鮮で、家から1時間半ほどの距離しかない場所なのにずいぶん遠くに来たように思える。
下山する知井坂の登山口を確かめて八原のバス停近くに車を止めた。こんなところまでちゃんとバスが来て
いるのに感心する。
車道を歩いて最奥の知見の集落へ向かう。東向きの谷間はいっぱいに朝陽を浴びて、さっきまでのうすら寒さ
がウソのようだ。500m以下の標高の場所は紅葉もまだ見頃で、山の斜面を彩る赤と黄のタペストリーが美しい。
集落を過ぎて林道に入る。目星を付けていた送電線の鉄塔巡視路の標識があった。谷あいの杉林の中にお馴染
みのプラ階段が続いている。隣の雑木林の尾根の方が魅力的に思えたが、グッと我慢してプラ階段を登って行っ
た。尾根に乗ると植林も終わり、隣と同じく自然林となる。
知見の集落手前から始まる尾根の末端から登ることも腹案としてあったのだが、現地を見てみると末端が墓地
になっていた。そこから登り始めるのはいくら何でもということでこっちへ回ってきたのである。
743m標高点のあるピークはタケガダンと呼ばれている。このピークの前後はブナ林が素晴らしく、葉の落ちた
この季節はそこそこの展望も楽しめる。これから歩く若丹国境稜線が目の前に横たわっており、その白っぽいラ
インが植林でないことを示している。
昨年登ったオバタケダンまで来た。前回はここでのんびりランチタイムとしたのだが、今日は時間が早い上に
先も長い。西から南の方向へ展望が開けているが、このあたりの山は特徴がなく、どれがどの山やらさっぱりわ
からない。この辺の山に詳しい人を奥美濃へ連れて行ったら同じことを言われるかもしれないが。
昨年は思いがけず雪の縦走路だったブナ林は落ち葉の絨毯を敷き詰めたプロムナードになっていた。
道はよく踏まれており、立派な道標もあって迷いようのない稜線歩きが続く。
前回稜線を離脱した鉄塔の立つピークまで来た。風が冷たい。冬型ゆえの風だと思っていたが、東の方から吹
いている。残りの行程を考えて、できるだけ前進してからランチとしよう。
国境稜線上は想像通りほぼ雑木混じりのブナ林が続いていた。細かいアップダウンが連続しているが、特に鞍
部状になった場所の丹波側斜面にいい森が見られた。若狭側は傾斜が急で、地形図の等高線の詰まり具合がその
まま目の前の風景として現れている。
稜線が北から東へ90度右折するCa730mピークの次のピークの北側に腰を降ろした。風も気になるほどではない。
場所としてはもっといいところがいくらでもあったのだが、気持ち良すぎるぐらい風が通り抜けるので初冬のラ
ンチ場としては不適当だ。
きっちり1時間半まったりとして靴を履こうとしたら体が固まってあちこちが痛い。これも年のせいだろうか。
ロボットのような歩き方でしばらく進むと体も温まってきたのか、スムーズに動くようになった。
天気予報通り、昼からは青空がほとんど消えて雲が空の大部分を占めるようになったが、今日は雨の心配はな
いだろう。オバタケダンから低いところで650m、高いところでも770m程度なので無いに等しいようなアップダ
ウンなのだが、それでもこれだけ連続するとジワジワと効いてくる。
稜線は特筆するような大木はないものの、相変わらずのブナ林で気持ちよく歩くことができる。
尾根の左側に突然広い道が現れた。知井坂は目の前だ。この国境稜線上では「坂」は峠あるいは峠に至る道を
表しているようで、昨年歩いた棚野坂や小黒坂(こちらは峠には峠の字が入っているが)など、「坂」のつく地名
が多い。「坂」という響きには昔の人が山なみを越えて山向こうの土地へ至る道程としての苦労のようなものが
偲ばれて、こころの中にすっと沁み込んでくるような気がする。その響きとは裏腹に、峠には林道が走り、風情
があふれているとは言えないのが少々残念ではあるが。
ここまで来れば八ヶ峰の山頂までは緩やかな登りを残すのみである。山頂に向かって一直線に切り開かれた登
山道を進めばわずかな時間で登りは終わった。
立派な標識と三角点がある小広い山頂は、盆栽のような松が数本立つ以外は潅木のみで、植生は魅力的とは言
えない。開けている分展望はそこそこだが、ここでも見える山の名前が特定できず、ただぼんやりと眺めている
のみである。
峠までそのまま引き返すのも面白くないので、北側に下りる道を辿ってみた。若狭側の知井坂を辿ってみよう
というわけだ。地形図にある林道の北側の破線を歩こうと思ったのだが、結局分岐を見つけられず林道を峠まで
戻ることになった。ただ林道の北側斜面はなかなかの樹林で、山頂まで尾根を辿った時には見られなかった風景
を見ることができたのはよかった。
知井坂の丹波側の道は素晴らしかった。勾配を最小限に抑えて斜面を巻き、尾根を折り返して付けられた道は
峠越えの古道特有の落ち着きがあり、そのラインの美しさは芸術的とすら言える。
その風景に残照を浴びて光る紅黄葉の森が散りばめられているのだから文句の付けようがない。
先月、大山の大休峠越の道を歩いた時のような心が温まるようなエピローグを迎えて若丹国境歩きの山旅を終えた。
山日和
【若丹国境】オバタケダンから八ヶ峰へ 静寂の縦走路
フォーラムルール
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
新規トピックは文頭に以下のテンプレートをなるべく使ってください。
【 日 付 】
【 山 域 】
【メンバー】
【 天 候 】
【 ルート 】
※ユーザーでなくても返信が可能です。ユーザー名に名前を入れて返信してください。
Re: 【若丹国境】オバタケダンから八ヶ峰へ 静寂の縦走路
山日和さん、今晩は。
そうなんですよね。
去年の山日和さんのレポからしばらく間が開いてしまって、先月やっと私もオバタケダン前後あたりからの若丹国境を再開出来ました。
山日和さんの下った同じ巡視路からの下山でしたが、少し時間が余ってたのでこの先もちょっと見ておこうと道草ピストンとしたトコロ、突然それまでのブナより立派な林となっててビックリでした。
なにより、山日和さんいうところの「宇宙人ブナ」にはホント笑っちゃいましたねー。 ああ~、これは山日和さん「損」しちゃったな~・・・って、思ってたんですよ。
良かった、良かったです。
で、いっそのことこれを機に若丹国境塗りつぶしとかに向かうのもいいかもですね。
そー言えば高島トレイル手前、P731あたりの地形は面白いです。
さほどの危険もなく「比較的?」手軽に向かえる場所ですので、大人数の集会なんかにも適しているかもですねー。
そうなんですよね。
去年の山日和さんのレポからしばらく間が開いてしまって、先月やっと私もオバタケダン前後あたりからの若丹国境を再開出来ました。
山日和さんの下った同じ巡視路からの下山でしたが、少し時間が余ってたのでこの先もちょっと見ておこうと道草ピストンとしたトコロ、突然それまでのブナより立派な林となっててビックリでした。
なにより、山日和さんいうところの「宇宙人ブナ」にはホント笑っちゃいましたねー。 ああ~、これは山日和さん「損」しちゃったな~・・・って、思ってたんですよ。
良かった、良かったです。
で、いっそのことこれを機に若丹国境塗りつぶしとかに向かうのもいいかもですね。
そー言えば高島トレイル手前、P731あたりの地形は面白いです。
さほどの危険もなく「比較的?」手軽に向かえる場所ですので、大人数の集会なんかにも適しているかもですねー。
越前
Re: 【若丹国境】オバタケダンから八ヶ峰へ 静寂の縦走路
越前さん、どうもです。
去年の山日和さんのレポからしばらく間が開いてしまって、先月やっと私もオバタケダン前後あたりからの若丹国境を再開出来ました。
山日和さんの下った同じ巡視路からの下山でしたが、少し時間が余ってたのでこの先もちょっと見ておこうと道草ピストンとしたトコロ、突然それまでのブナより立派な林となっててビックリでした。
そうそう。去年は後ろ髪引かれながら下山したんですが、予想通りのブナ林で満足しました。
なにより、山日和さんいうところの「宇宙人ブナ」にはホント笑っちゃいましたねー。
どこかへ連れて行かれるかと身構えました。
ああ~、これは山日和さん「損」しちゃったな~・・・って、思ってたんですよ。
良かった、良かったです。
で、いっそのことこれを機に若丹国境塗りつぶしとかに向かうのもいいかもですね。
転んでもタダでは起きませんよ。
若丹国境より越美国境が・・・
そー言えば高島トレイル手前、P731あたりの地形は面白いです。
さほどの危険もなく「比較的?」手軽に向かえる場所ですので、大人数の集会なんかにも適しているかもですねー。
野田畑谷ですね。私もお気に入りの場所でよく行きましたが、芦生の入山制限が厳しくなってからはご無沙汰です。最近はかなり荒れたという話を聞きました。
野田畑峠は谷との高低差がほとんどゼロみたいな珍しい峠です。高低差無し選手権があったら間違いなく優勝ですね。
山日和
去年の山日和さんのレポからしばらく間が開いてしまって、先月やっと私もオバタケダン前後あたりからの若丹国境を再開出来ました。
山日和さんの下った同じ巡視路からの下山でしたが、少し時間が余ってたのでこの先もちょっと見ておこうと道草ピストンとしたトコロ、突然それまでのブナより立派な林となっててビックリでした。
そうそう。去年は後ろ髪引かれながら下山したんですが、予想通りのブナ林で満足しました。
なにより、山日和さんいうところの「宇宙人ブナ」にはホント笑っちゃいましたねー。
どこかへ連れて行かれるかと身構えました。
ああ~、これは山日和さん「損」しちゃったな~・・・って、思ってたんですよ。
良かった、良かったです。
で、いっそのことこれを機に若丹国境塗りつぶしとかに向かうのもいいかもですね。
転んでもタダでは起きませんよ。
若丹国境より越美国境が・・・
そー言えば高島トレイル手前、P731あたりの地形は面白いです。
さほどの危険もなく「比較的?」手軽に向かえる場所ですので、大人数の集会なんかにも適しているかもですねー。
野田畑谷ですね。私もお気に入りの場所でよく行きましたが、芦生の入山制限が厳しくなってからはご無沙汰です。最近はかなり荒れたという話を聞きました。
野田畑峠は谷との高低差がほとんどゼロみたいな珍しい峠です。高低差無し選手権があったら間違いなく優勝ですね。
山日和
Re: 【若丹国境】オバタケダンから八ヶ峰へ 静寂の縦走路
山日和さん こんばんは
昨冬、初めてオバタケダンから少しだけ若丹国境稜線を縦走した。
自分の先入観が間違っていたことを思い知らされる、ブナ林の続く縦走路だった。
稜線から坂本へ下山する分岐点で東の方を眺めた時、ブナの稜線が
まだまだ続いていることを知ってこの先を確かめたくなった。
何度見ても、オバタキタンに見えてしまいます。
登山口の知見へ車を走らせる。美山の道は幾度となく走っているが、
知見へ別れる道は初めてだ。
見たことのない風景は新鮮で、
家から1時間半ほどの距離しかない場所なのにずいぶん遠くに来たように思える。
ワシもこっちの道は来たことないですね。
初めての道は新鮮でいい。
知見の集落手前から始まる尾根の末端から登ることも腹案としてあったのだが、
現地を見てみると末端が墓地になっていた。
そこから登り始めるのはいくら何でもということでこっちへ回ってきたのである。
ふーん。
墓地スタートというのも一興だと思いますがね。
何かが足を引っ張って登らせない……とかいうこともないと。
743m標高点のあるピークはタケガダンと呼ばれている。
このピークの前後はブナ林が素晴らしく、葉の落ちたこの季節はそこそこの展望も楽しめる。
このへんの山は、よく谷の名がついていますね。
昨年登ったオバタケダンまで来た。
西から南の方向へ展望が開けているが、このあたりの山は特徴がなく、
どれがどの山やらさっぱりわからない。
この辺の山に詳しい人を奥美濃へ連れて行ったら同じことを言われるかもしれないが。
まあ、そういうことなんでしょうね。
国境稜線上は想像通りほぼ雑木混じりのブナ林が続いていた。
細かいアップダウンが連続しているが、
特に鞍部状になった場所の丹波側斜面にいい森が見られた。
なるほど。
若狭側は傾斜が急で、
地形図の等高線の詰まり具合がそのまま目の前の風景として現れている。
標高を下げるに従い、斜面が急激に落ち込んで行きますね。
きっちり1時間半まったりとして靴を履こうとしたら体が固まってあちこちが痛い。
これも年のせいだろうか。
ワシは、昨日とおとといの朝、NHK放送に合わせて久し振りにラジオ体操をやったら、
身体が固くて前後屈ができませんでした。
稜線は特筆するような大木はないものの、
相変わらずのブナ林で気持ちよく歩くことができる。
なによりです。
それがあればOK。
ここまで来れば八ヶ峰の山頂までは緩やかな登りを残すのみである。
立派な標識と三角点がある小広い山頂は、盆栽のような松が数本立つ以外は潅木のみで、
植生は魅力的とは言えない。
開けている分展望はそこそこだが、ここでも見える山の名前が特定できず、
ただぼんやりと眺めているのみである。
八ヶ峰は、前から一度行ってみたいと思っていたんですが、
あんまり雰囲気がよくないのかな。
普段なじみのない山域だと、さすがに山日和さんでも山座同定できませんか。
峠までそのまま引き返すのも面白くないので、北側に下りる道を辿ってみた。
若狭側の知井坂を辿ってみようというわけだ。
地形図にある林道の北側の破線を歩こうと思ったのだが、
結局分岐を見つけられず林道を峠まで戻ることになった。
知井坂から八ヶ峰周辺、
地形図では道がいっぱいあって、どれが林道か小径が区別しにくいけど、
地理院地図では知見からの小径が峠まで県道指定の黄色になっているので、
これとこの延長線が林道なんでしょうね。
小径は使われなくなって消失してしまったのかも。
知井坂の丹波側の道は素晴らしかった。
勾配を最小限に抑えて斜面を巻き、尾根を折り返して付けられた道は
峠越えの古道特有の落ち着きがあり、そのラインの美しさは芸術的とすら言える。
その風景に残照を浴びて光る紅黄葉の森が散りばめられているのだから文句の付けようがない。
ええ感じですね。
行ってみたくなります。
たいてい風呂屋の釜で終わりますけど。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
昨冬、初めてオバタケダンから少しだけ若丹国境稜線を縦走した。
自分の先入観が間違っていたことを思い知らされる、ブナ林の続く縦走路だった。
稜線から坂本へ下山する分岐点で東の方を眺めた時、ブナの稜線が
まだまだ続いていることを知ってこの先を確かめたくなった。
何度見ても、オバタキタンに見えてしまいます。
登山口の知見へ車を走らせる。美山の道は幾度となく走っているが、
知見へ別れる道は初めてだ。
見たことのない風景は新鮮で、
家から1時間半ほどの距離しかない場所なのにずいぶん遠くに来たように思える。
ワシもこっちの道は来たことないですね。
初めての道は新鮮でいい。
知見の集落手前から始まる尾根の末端から登ることも腹案としてあったのだが、
現地を見てみると末端が墓地になっていた。
そこから登り始めるのはいくら何でもということでこっちへ回ってきたのである。
ふーん。
墓地スタートというのも一興だと思いますがね。
何かが足を引っ張って登らせない……とかいうこともないと。
743m標高点のあるピークはタケガダンと呼ばれている。
このピークの前後はブナ林が素晴らしく、葉の落ちたこの季節はそこそこの展望も楽しめる。
このへんの山は、よく谷の名がついていますね。
昨年登ったオバタケダンまで来た。
西から南の方向へ展望が開けているが、このあたりの山は特徴がなく、
どれがどの山やらさっぱりわからない。
この辺の山に詳しい人を奥美濃へ連れて行ったら同じことを言われるかもしれないが。
まあ、そういうことなんでしょうね。
国境稜線上は想像通りほぼ雑木混じりのブナ林が続いていた。
細かいアップダウンが連続しているが、
特に鞍部状になった場所の丹波側斜面にいい森が見られた。
なるほど。
若狭側は傾斜が急で、
地形図の等高線の詰まり具合がそのまま目の前の風景として現れている。
標高を下げるに従い、斜面が急激に落ち込んで行きますね。
きっちり1時間半まったりとして靴を履こうとしたら体が固まってあちこちが痛い。
これも年のせいだろうか。
ワシは、昨日とおとといの朝、NHK放送に合わせて久し振りにラジオ体操をやったら、
身体が固くて前後屈ができませんでした。
稜線は特筆するような大木はないものの、
相変わらずのブナ林で気持ちよく歩くことができる。
なによりです。
それがあればOK。
ここまで来れば八ヶ峰の山頂までは緩やかな登りを残すのみである。
立派な標識と三角点がある小広い山頂は、盆栽のような松が数本立つ以外は潅木のみで、
植生は魅力的とは言えない。
開けている分展望はそこそこだが、ここでも見える山の名前が特定できず、
ただぼんやりと眺めているのみである。
八ヶ峰は、前から一度行ってみたいと思っていたんですが、
あんまり雰囲気がよくないのかな。
普段なじみのない山域だと、さすがに山日和さんでも山座同定できませんか。
峠までそのまま引き返すのも面白くないので、北側に下りる道を辿ってみた。
若狭側の知井坂を辿ってみようというわけだ。
地形図にある林道の北側の破線を歩こうと思ったのだが、
結局分岐を見つけられず林道を峠まで戻ることになった。
知井坂から八ヶ峰周辺、
地形図では道がいっぱいあって、どれが林道か小径が区別しにくいけど、
地理院地図では知見からの小径が峠まで県道指定の黄色になっているので、
これとこの延長線が林道なんでしょうね。
小径は使われなくなって消失してしまったのかも。
知井坂の丹波側の道は素晴らしかった。
勾配を最小限に抑えて斜面を巻き、尾根を折り返して付けられた道は
峠越えの古道特有の落ち着きがあり、そのラインの美しさは芸術的とすら言える。
その風景に残照を浴びて光る紅黄葉の森が散りばめられているのだから文句の付けようがない。
ええ感じですね。
行ってみたくなります。
たいてい風呂屋の釜で終わりますけど。
よい山旅を!
洞吹(どうすい)
Re: 【若丹国境】オバタケダンから八ヶ峰へ 静寂の縦走路
山日和さん、こんばんは
てっきり宇宙人の木がオバタケダンと思いました。
グッと我慢なんですねぇ~。私なら普通に歩き易い方を選んでしまいます。
ダイラにもこんな紅葉がありました。
宮指路
オバタケダンとオバケ団と呼んでいました。ケッタイナ名やなぁ~と昨冬、初めてオバタケダンから少しだけ若丹国境稜線を縦走した。自分の先入観が間違っていたことを思い
知らされる、ブナ林の続く縦走路だった。稜線から坂本へ下山する分岐点で東の方を眺めた時、ブナの稜線が
まだまだ続いていることを知ってこの先を確かめたくなった。
てっきり宇宙人の木がオバタケダンと思いました。
集落を過ぎて林道に入る。目星を付けていた送電線の鉄塔巡視路の標識があった。谷あいの杉林の中にお馴染
みのプラ階段が続いている。隣の雑木林の尾根の方が魅力的に思えたが、グッと我慢してプラ階段を登って行っ
た。尾根に乗ると植林も終わり、隣と同じく自然林となる。
グッと我慢なんですねぇ~。私なら普通に歩き易い方を選んでしまいます。
それは頷けます。知見の集落手前から始まる尾根の末端から登ることも腹案としてあったのだが、現地を見てみると末端が墓地
になっていた。そこから登り始めるのはいくら何でもということでこっちへ回ってきたのである。
またまた変な名が出て来ました。武田ガンと読んでしまいました。743m標高点のあるピークはタケガダンと呼ばれている。このピークの前後はブナ林が素晴らしく、葉の落ちた
この季節はそこそこの展望も楽しめる。これから歩く若丹国境稜線が目の前に横たわっており、その白っぽいラ
インが植林でないことを示している。
良くある山頂のパターンですね。展望があるだけ救われます。ここまで来れば八ヶ峰の山頂までは緩やかな登りを残すのみである。山頂に向かって一直線に切り開かれた登
山道を進めばわずかな時間で登りは終わった。
立派な標識と三角点がある小広い山頂は、盆栽のような松が数本立つ以外は潅木のみで、植生は魅力的とは言
えない。開けている分展望はそこそこだが、ここでも見える山の名前が特定できず、ただぼんやりと眺めている
のみである。
最後に彩りのある紅葉に出合えて良かったですね。知井坂の丹波側の道は素晴らしかった。勾配を最小限に抑えて斜面を巻き、尾根を折り返して付けられた道は
峠越えの古道特有の落ち着きがあり、そのラインの美しさは芸術的とすら言える。
その風景に残照を浴びて光る紅黄葉の森が散りばめられているのだから文句の付けようがない。
先月、大山の大休峠越の道を歩いた時のような心が温まるようなエピローグを迎えて若丹国境歩きの山旅を終えた。
ダイラにもこんな紅葉がありました。
宮指路
Re: 【若丹国境】オバタケダンから八ヶ峰へ 静寂の縦走路
洞吹さん、どうもです。
何度見ても、オバタキタンに見えてしまいます。
白山方面になじみの深い人は「大畠谷」ですよね。
ワシもこっちの道は来たことないですね。
初めての道は新鮮でいい。
そうですよね。ちょっと入るだけなんですけどね。
ふーん。
墓地スタートというのも一興だと思いますがね。
何かが足を引っ張って登らせない……とかいうこともないと。
墓地の横を通ってというならまだいいんですが、真ん中を突っ切って行くのは・・・
このへんの山は、よく谷の名がついていますね。
これは谷の名前なんでしょうか?
>若狭側は傾斜が急で、
地形図の等高線の詰まり具合がそのまま目の前の風景として現れている。
標高を下げるに従い、斜面が急激に落ち込んで行きますね。
丹波側と対照的でした。
ワシは、昨日とおとといの朝、NHK放送に合わせて久し振りにラジオ体操をやったら、
身体が固くて前後屈ができませんでした。
ラジオ体操の時間に起きてるということですね。
>稜線は特筆するような大木はないものの、
相変わらずのブナ林で気持ちよく歩くことができる。
なによりです。
それがあればOK。
御意!!
八ヶ峰は、前から一度行ってみたいと思っていたんですが、
あんまり雰囲気がよくないのかな。
普段なじみのない山域だと、さすがに山日和さんでも山座同定できませんか。
それまでが良過ぎたからこういう書き方になりましたが、逆回りにすればそれほど悪くはないかもです。
普通の人なら満足できる山頂だと思いますが。
山座同定は基準になる山がまず特定できなかったので困難でした。
知井坂から八ヶ峰周辺、
地形図では道がいっぱいあって、どれが林道か小径が区別しにくいけど、
地理院地図では知見からの小径が峠まで県道指定の黄色になっているので、
これとこの延長線が林道なんでしょうね。
小径は使われなくなって消失してしまったのかも。
地形図に「知井坂」の文字がある一番北側の破線を歩きたかったんですが、見つからずでした。
時間が遅いせいもあって執着しなかったんですが。
しかしあの道が県道指定ですか?
ええ感じですね。
行ってみたくなります。
たいてい風呂屋の釜で終わりますけど。
まあ、そう言わずに行ってみて下さい。近いし高速代もかからんし。
山日和
何度見ても、オバタキタンに見えてしまいます。
白山方面になじみの深い人は「大畠谷」ですよね。
ワシもこっちの道は来たことないですね。
初めての道は新鮮でいい。
そうですよね。ちょっと入るだけなんですけどね。
ふーん。
墓地スタートというのも一興だと思いますがね。
何かが足を引っ張って登らせない……とかいうこともないと。
墓地の横を通ってというならまだいいんですが、真ん中を突っ切って行くのは・・・
このへんの山は、よく谷の名がついていますね。
これは谷の名前なんでしょうか?
>若狭側は傾斜が急で、
地形図の等高線の詰まり具合がそのまま目の前の風景として現れている。
標高を下げるに従い、斜面が急激に落ち込んで行きますね。
丹波側と対照的でした。
ワシは、昨日とおとといの朝、NHK放送に合わせて久し振りにラジオ体操をやったら、
身体が固くて前後屈ができませんでした。
ラジオ体操の時間に起きてるということですね。
>稜線は特筆するような大木はないものの、
相変わらずのブナ林で気持ちよく歩くことができる。
なによりです。
それがあればOK。
御意!!
八ヶ峰は、前から一度行ってみたいと思っていたんですが、
あんまり雰囲気がよくないのかな。
普段なじみのない山域だと、さすがに山日和さんでも山座同定できませんか。
それまでが良過ぎたからこういう書き方になりましたが、逆回りにすればそれほど悪くはないかもです。
普通の人なら満足できる山頂だと思いますが。
山座同定は基準になる山がまず特定できなかったので困難でした。
知井坂から八ヶ峰周辺、
地形図では道がいっぱいあって、どれが林道か小径が区別しにくいけど、
地理院地図では知見からの小径が峠まで県道指定の黄色になっているので、
これとこの延長線が林道なんでしょうね。
小径は使われなくなって消失してしまったのかも。
地形図に「知井坂」の文字がある一番北側の破線を歩きたかったんですが、見つからずでした。
時間が遅いせいもあって執着しなかったんですが。
しかしあの道が県道指定ですか?
ええ感じですね。
行ってみたくなります。
たいてい風呂屋の釜で終わりますけど。
まあ、そう言わずに行ってみて下さい。近いし高速代もかからんし。
山日和
Re: 【若丹国境】オバタケダンから八ヶ峰へ 静寂の縦走路
宮指路さん、どうもです。
オバタケダンとオバケ団と呼んでいました。ケッタイナ名やなぁ~と
てっきり宇宙人の木がオバタケダンと思いました。
山でオバケ団が現われたら怖いですね~
グッと我慢なんですねぇ~。私なら普通に歩き易い方を選んでしまいます。
あっちの尾根もかなり歩きやすそうだったもんで・・・
>知見の集落手前から始まる尾根の末端から登ることも腹案としてあったのだが、現地を見てみると末端が墓地
になっていた。そこから登り始めるのはいくら何でもということでこっちへ回ってきたのである。
それは頷けます。
でしょー。普通は遠慮しますよね。
またまた変な名が出て来ました。武田ガンと読んでしまいました。
武田ガンとは?
良くある山頂のパターンですね。展望があるだけ救われます。
そうですね。遠足とか普通に弁当食べるとかならいい山頂だと思いますが、私の要求が厳しいんでしょう。
最後に彩りのある紅葉に出合えて良かったですね。
ダイラにもこんな紅葉がありました。
もう少し光があればという感じでしたが、最後がいいと山行が締まりますね。
山日和
オバタケダンとオバケ団と呼んでいました。ケッタイナ名やなぁ~と
てっきり宇宙人の木がオバタケダンと思いました。
山でオバケ団が現われたら怖いですね~
グッと我慢なんですねぇ~。私なら普通に歩き易い方を選んでしまいます。
あっちの尾根もかなり歩きやすそうだったもんで・・・
>知見の集落手前から始まる尾根の末端から登ることも腹案としてあったのだが、現地を見てみると末端が墓地
になっていた。そこから登り始めるのはいくら何でもということでこっちへ回ってきたのである。
それは頷けます。
でしょー。普通は遠慮しますよね。
またまた変な名が出て来ました。武田ガンと読んでしまいました。
武田ガンとは?
良くある山頂のパターンですね。展望があるだけ救われます。
そうですね。遠足とか普通に弁当食べるとかならいい山頂だと思いますが、私の要求が厳しいんでしょう。
最後に彩りのある紅葉に出合えて良かったですね。
ダイラにもこんな紅葉がありました。
もう少し光があればという感じでしたが、最後がいいと山行が締まりますね。
山日和
Re: 【若丹国境】オバタケダンから八ヶ峰へ 静寂の縦走路
山日和さん、こんにちは(^^)/
僕が勝尾寺園地の整備活動をしていたときに、知見に行っていたのですね(^^)
猟師さんに打たれなかったですか(^^ゞ 知人の猟師さんのいる山域です(^^ゞ
スキー場の残骸もまだ残っていた2002年頃から雪の頃にスノーシューで
相棒とランチハイクに登っています。雪の頃の展望もなかなか良いですよ。
クマの足跡もよく見かけます~。過去に何度かここにもアップしましたね(^_-)
【若狭】若丹国境尾根:降雪直後の八ヶ峰でスノーシュー(2015/02/21)
http://www.komachans.com/2015rep/hachigamine.html
【若狭】若丹国境尾根:雪の八ヶ峰(2010/01/11)
http://www.komachans.com/hp1/yama4/hachigamine.html
【若狭】八ガ峰(2002/03/10)
http://www.komachans.com/hp2/yama/hachigamine.htm
先日も美山かやぶきの里まで相棒は新型スーパーカブ、僕は新型クロスカブで
ちんたらツーリングしてきました(^^)。山日和さんの鈴鹿通いのように
僕にとってはもう30年近くの芦生通いで、通い慣れた道です(^^)
28日も芦生の植生調査で知見の集落の前を通って芦生研究林へ。
あのあたりはうちからは便利な山域なので、またの機会にお誘い下さいませ~(^^)
僕が勝尾寺園地の整備活動をしていたときに、知見に行っていたのですね(^^)
猟師さんに打たれなかったですか(^^ゞ 知人の猟師さんのいる山域です(^^ゞ
スキー場の残骸もまだ残っていた2002年頃から雪の頃にスノーシューで
相棒とランチハイクに登っています。雪の頃の展望もなかなか良いですよ。
クマの足跡もよく見かけます~。過去に何度かここにもアップしましたね(^_-)
【若狭】若丹国境尾根:降雪直後の八ヶ峰でスノーシュー(2015/02/21)
http://www.komachans.com/2015rep/hachigamine.html
【若狭】若丹国境尾根:雪の八ヶ峰(2010/01/11)
http://www.komachans.com/hp1/yama4/hachigamine.html
【若狭】八ガ峰(2002/03/10)
http://www.komachans.com/hp2/yama/hachigamine.htm
先日も美山かやぶきの里まで相棒は新型スーパーカブ、僕は新型クロスカブで
ちんたらツーリングしてきました(^^)。山日和さんの鈴鹿通いのように
僕にとってはもう30年近くの芦生通いで、通い慣れた道です(^^)
28日も芦生の植生調査で知見の集落の前を通って芦生研究林へ。
あのあたりはうちからは便利な山域なので、またの機会にお誘い下さいませ~(^^)
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★ 矢問(やとう)
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Re: 【若丹国境】オバタケダンから八ヶ峰へ 静寂の縦走路
矢問さん、どうもです。
僕が勝尾寺園地の整備活動をしていたときに、知見に行っていたのですね(^^)
猟師さんに打たれなかったですか(^^ゞ 知人の猟師さんのいる山域です(^^ゞ
あらまあ、家の近所まで来られてたんですね。
もう猟期に入ってるのかな?
スキー場の残骸もまだ残っていた2002年頃から雪の頃にスノーシューで
相棒とランチハイクに登っています。雪の頃の展望もなかなか良いですよ。
あの崩壊した小屋はスキー場の跡だったんですか? どこを滑るんやろ?
と思ったら、昭和48年発行の「京都北部の山々」に載ってました。
クマの足跡もよく見かけます~。過去に何度かここにもアップしましたね(^_-)
あー、覚えてないのか読んでないのか
【若狭】若丹国境尾根:降雪直後の八ヶ峰でスノーシュー(2015/02/21)
http://www.komachans.com/2015rep/hachigamine.html
イマイチに感じた八ヶ峰山頂も雪の時期は良さそうですね。
こっちにも目を向けてみるか・・・・ちょっと難しいかも~
先日も美山かやぶきの里まで相棒は新型スーパーカブ、僕は新型クロスカブで
ちんたらツーリングしてきました(^^)。山日和さんの鈴鹿通いのように
僕にとってはもう30年近くの芦生通いで、通い慣れた道です(^^)
夫婦そろってバイクですか~
28日も芦生の植生調査で知見の集落の前を通って芦生研究林へ。
あのあたりはうちからは便利な山域なので、またの機会にお誘い下さいませ~(^^)
箕面トンネルができてからウチからも意外に便利な山域なんです。
高速代もトンネルの410円×2で済むので経済的です。
山日和
僕が勝尾寺園地の整備活動をしていたときに、知見に行っていたのですね(^^)
猟師さんに打たれなかったですか(^^ゞ 知人の猟師さんのいる山域です(^^ゞ
あらまあ、家の近所まで来られてたんですね。
もう猟期に入ってるのかな?
スキー場の残骸もまだ残っていた2002年頃から雪の頃にスノーシューで
相棒とランチハイクに登っています。雪の頃の展望もなかなか良いですよ。
あの崩壊した小屋はスキー場の跡だったんですか? どこを滑るんやろ?
と思ったら、昭和48年発行の「京都北部の山々」に載ってました。
クマの足跡もよく見かけます~。過去に何度かここにもアップしましたね(^_-)
あー、覚えてないのか読んでないのか
【若狭】若丹国境尾根:降雪直後の八ヶ峰でスノーシュー(2015/02/21)
http://www.komachans.com/2015rep/hachigamine.html
イマイチに感じた八ヶ峰山頂も雪の時期は良さそうですね。
こっちにも目を向けてみるか・・・・ちょっと難しいかも~
先日も美山かやぶきの里まで相棒は新型スーパーカブ、僕は新型クロスカブで
ちんたらツーリングしてきました(^^)。山日和さんの鈴鹿通いのように
僕にとってはもう30年近くの芦生通いで、通い慣れた道です(^^)
夫婦そろってバイクですか~
28日も芦生の植生調査で知見の集落の前を通って芦生研究林へ。
あのあたりはうちからは便利な山域なので、またの機会にお誘い下さいませ~(^^)
箕面トンネルができてからウチからも意外に便利な山域なんです。
高速代もトンネルの410円×2で済むので経済的です。
山日和