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【鈴鹿】チョックストーンの詰まった流れ谷を水にぬれながら直登

Posted: 2018年6月25日(月) 06:49
by わりばし
【日 付】2018年6月24日(日)
【山 域】鈴鹿
【コース】流れ谷駐車場7:18---9:00 Co530二股---10:20 Co780二股---11:20釈迦ヶ岳---13:00流れ谷駐車地
【メンバー】単独

 日曜日が晴れ予報に変わり釈迦ヶ岳に突き上げる流れ谷を遡行することにした。朝起きると、雨が降っている。中勢地区に雨雲がかかっているだけなので、朝明に向かい、松尾尾根登山口手前のトイレ駐車場に停める。この時点で小雨が降っており、夜は雨だったようだ。

 流れ谷バス停手前の舗装道を右折する。舗装は民家までで、そこからは落葉の積もった荒れた道を取水用のゴムホースを追いながら進む。3つ目の堰堤で道は無くなるので、堰堤用の作業道だったようだ。その先にも石積みの古い堰堤がありこれを越えて入渓。

 初めは荒れていたものの最初の滝から連なる8m斜瀑が緑豊かな沢の顔を見せてくれる。CS(チョックストーン)滝が出てきた。右岸には巻き用のトラロープが二本下がっているが、ステミングで水流をまたぎ直登した。

 この谷のポイントのひとつの8m滝がすぐにあらわれる。どうにかなりそうな気もするが、左の岩の上部の状態と見えていないその先がどうなっているのかわからない。初めての滝で単独で突入する所ではない。とりあえず右岸を巻いて落ち口に行き、木にスリングを通しロープで懸垂下降して滝下へ。シャントをつけて登り返す。滝下まで落ちないという安心感は大きい。岩の上部はしっかりしており足場や持ち手もあり見た目より安定していた。

 正面に赤茶けた階段状の10m滝が見えてくるとCo530の二股で右股に入る。ゴルジュがはじまり最初の滝は正面突破しかなさそうでシャワークライミングで登り奥のCS滝も同じく直登した。

 もうひとつのポイントの10m滝が出た。下部がハングになっていて私が登れる滝ではないので素直に右岸を巻く。落ち口に向かって小さく巻けるが、朝までの雨のため巻の斜面がぐちゅぐちゅでどこまでも滑っていきそうで気をつかう。ぐちゅぐちゅの巻きほど嫌なものはない。

 CS滝が続き、直登したり横をすり抜けたりと飽きない。正面にCS滝が見えるCo600の二股で休憩。流れ谷の名の通り崩壊地の土砂を運んだ谷だけにゴーロやCS滝が多いのだろうなんてことを考えながら、井村屋の「ぷるるん水ようかん」を食べる。口で吸い取れる柔らかさで冷たいしるこを食べているようで、なかなかいける。沢登りにはぴったりだ。

 左股に進むと斜瀑が続く。ぬれながら直登する滝が多く息つく暇がない程楽しませてくれる。7m滝には枝の張った大木が倒れこみ、枝をかき分けて登ることになった。枝をくぐると水流の洗礼が待っていた。

 Co780の二股ではどっちに行こうか迷う。右股を取ればガレ場登りが待っているし、この先に大きな滝も無いようなので左股を選ぶ。水流は稜線付近まで続いており、最後は獣道を登っていくと中尾根に出た。ヤブ漕ぎをすることなく登山道に出られたのはラッキーだった。

 登山道を釈迦ヶ岳まで登り休憩。ここも30年ぶりだ。山登りを再開したきっかけがヤブコギネットだったので、まともに山頂を踏んでいない。風の又三郎が出てきそうな風が吹きカッパを着ながら松尾尾根を下る。登山者は朝明駐車場からのルートを登るようで、松尾尾根では一人も合わなかった。尾根の下部に入ると風が止み暑くなってきた。道路に出るとカンカン照りだった。

 真夏日にカッパを着込んで滝を登り、風に吹かれながら下山するなんてなんて贅沢な楽しみなんだろうと思った。

 流れ谷は思っていた以上に遊べる滝がつまっておりいい所だ。水浴びは必至なのでこれからの時期がいいだろう。


Re: 【鈴鹿】チョックストーンの詰まった流れ谷を水にぬれながら直登

Posted: 2018年6月25日(月) 12:59
by シュークリーム
わりばしさん,南半球から今日は.
日本は梅雨の真っ最中ですね.梅雨から梅雨明けの嫌な季節を避けてこの時期にオーストラリアに来たけど,やっぱ沢遊びが懐かしい.こっちはこの時期,ほとんど雨が降らない渇水期で,沢遊びなど望むべくもないですね.
冬だけど,毎日強い日差しが降り注いでいます.


【日 付】2018年6月24日(日)
【山 域】鈴鹿
【コース】流れ谷駐車場7:18---9:00 Co530二股---10:20 Co780二股---11:20釈迦ヶ岳---13:00流れ谷駐車地
【メンバー】単独


この谷,行ったことがないけど,結構面白そうですね.skywalkさんも最近行ってましたね.
帰国したら連れて行ってください.
8m滝,ロープ使って登ってみましょう.


 この谷のポイントのひとつの8m滝がすぐにあらわれる。どうにかなりそうな気もするが、左の岩の上部の状態と見えていないその先がどうなっているのかわからない。初めての滝で単独で突入する所ではない。とりあえず右岸を巻いて落ち口に行き、木にスリングを通しロープで懸垂下降して滝下へ。シャントをつけて登り返す。滝下まで落ちないという安心感は大きい。岩の上部はしっかりしており足場や持ち手もあり見た目より安定していた

トップロープで登ると安心ですよね.シャントだとプルージックよりも安心だし,ロックしたときも割と簡単に解除できます.
でも,宙づりになったときの脱出方法は考えといたほうがいいかもね.


 真夏日にカッパを着込んで滝を登り、風に吹かれながら下山するなんてなんて贅沢な楽しみなんだろうと思った。
流れ谷は思っていた以上に遊べる滝がつまっておりいい所だ。水浴びは必至なのでこれからの時期がいいだろう。


やっぱ暑いときは沢登りに限りますね.お疲れさんでした.
またどこかの沢で.

Re: 【鈴鹿】チョックストーンの詰まった流れ谷を水にぬれながら直登

Posted: 2018年6月26日(火) 07:06
by わりばし
おはようございます、シュークリームさん。


日本は梅雨の真っ最中ですね.梅雨から梅雨明けの嫌な季節を避けてこの時期にオーストラリアに来たけど,やっぱ沢遊びが懐かしい.こっちはこの時期,ほとんど雨が降らない渇水期で,沢遊びなど望むべくもないですね.
冬だけど,毎日強い日差しが降り注いでいます.


オーストラリアの人が北海道までスキーに来る気持ちがわかります。


【日 付】2018年6月24日(日)
【山 域】鈴鹿
【コース】流れ谷駐車場7:18---9:00 Co530二股---10:20 Co780二股---11:20釈迦ヶ岳---13:00流れ谷駐車地
【メンバー】単独


この谷,行ったことがないけど,結構面白そうですね.skywalkさんも最近行ってましたね.
帰国したら連れて行ってください.
8m滝,ロープ使って登ってみましょう.


帰ってからskywalkさんのレポを見ました。なんで、気づかなかったのだろう・・
いいですね。ここならロープを使って支点の学習ができそうです。

 この谷のポイントのひとつの8m滝がすぐにあらわれる。どうにかなりそうな気もするが、左の岩の上部の状態と見えていないその先がどうなっているのかわからない。初めての滝で単独で突入する所ではない。とりあえず右岸を巻いて落ち口に行き、木にスリングを通しロープで懸垂下降して滝下へ。シャントをつけて登り返す。滝下まで落ちないという安心感は大きい。岩の上部はしっかりしており足場や持ち手もあり見た目より安定していた

トップロープで登ると安心ですよね.シャントだとプルージックよりも安心だし,ロックしたときも割と簡単に解除できます.
でも,宙づりになったときの脱出方法は考えといたほうがいいかもね.


ごぼうで以前苦労したのでプルージック2つで脱出できるようにスリングも持っていきました。

 真夏日にカッパを着込んで滝を登り、風に吹かれながら下山するなんてなんて贅沢な楽しみなんだろうと思った。
流れ谷は思っていた以上に遊べる滝がつまっておりいい所だ。水浴びは必至なのでこれからの時期がいいだろう。


やっぱ暑いときは沢登りに限りますね.お疲れさんでした.
またどこかの沢で.


気持ちいい沢登でした。
雨の後ということもあって水温も低めで良かったです。


Re: 【鈴鹿】チョックストーンの詰まった流れ谷を水にぬれながら直登

Posted: 2018年6月28日(木) 22:39
by 兔夢
わりばしさん、こんばんは。
【日 付】2018年6月24日(日)
【山 域】鈴鹿
【コース】流れ谷駐車場7:18---9:00 Co530二股---10:20 Co780二股---11:20釈迦ヶ岳---13:00流れ谷駐車地
【メンバー】単独
昔、そばつると行った事があるはず、と自分のブログを探ると9年前の事でした。
https://blogs.yahoo.co.jp/two2106_hira/ ... C3%AB&sk=0
流レ谷を登って水無谷を下ったのでした。
初めは荒れていたものの最初の滝から連なる8m斜瀑が緑豊かな沢の顔を見せてくれる。CS(チョックストーン)滝が出てきた。右岸には巻き用のトラロープが二本下がっているが、ステミングで水流をまたぎ直登した。
…憶えがない。CSは多分巻いてるな…
この谷のポイントのひとつの8m滝がすぐにあらわれる。どうにかなりそうな気もするが、左の岩の上部の状態と見えていないその先がどうなっているのかわからない。初めての滝で単独で突入する所ではない。とりあえず右岸を巻いて落ち口に行き、木にスリングを通しロープで懸垂下降して滝下へ。シャントをつけて登り返す。滝下まで落ちないという安心感は大きい。岩の上部はしっかりしており足場や持ち手もあり見た目より安定していた。
憶えがない…巻いたのかな… :roll:
以下、ほぼ内容を覚えてない事が判明しました! :mrgreen:
写真の「登ってない10m」は登ろうかどうしようか迷って巻いた記憶あり!

読ませていただくとこんなに凄い谷だったっけ?って印象です。
また行ってみたくなりました。

             兔夢

Re: 【鈴鹿】チョックストーンの詰まった流れ谷を水にぬれながら直登

Posted: 2018年6月28日(木) 22:55
by skywalk
ワリバシさん、こんばんは。

私も10日早く登らせてもらいましたが、同じような感想で楽しめました。
わりばし さんが書きました: 2018年6月25日(月) 06:49 CS(チョックストーン)滝が出てきた。右岸には巻き用のトラロープが二本下がっているが、ステミングで水流をまたぎ直登した。
あら、すごい!さすがですね。
この谷のポイントのひとつの8m滝がすぐにあらわれる。どうにかなりそうな気もするが、左の岩の上部の状態と見えていないその先がどうなっているのかわからない
私は迷うことなく巻きです。上の方を確認したって登り返そうなんて気にはなりませんわ。
ゴルジュがはじまり最初の滝は正面突破しかなさそうでシャワークライミングで登り奥のCS滝も同じく直登した。
今年は、まだ二本目の沢だったしシャワークライミングなんて苦手だしあまり正面から突っ込みたくないのですが、覚悟を決めて正面から行きました。
最後は獣道を登っていくと中尾根に出た。ヤブ漕ぎをすることなく登山道に出られたのはラッキーだった。
私は右股で松尾尾根に出ましたが、尾根に出る手前でマムシがトグロを巻いていました。先に気が付いたので良かったですが、知らずにいっていたら・・左股も楽に行けそうですね。
流れ谷は蚤の市で掘り出し物を見つけた時のような期待以上のものがありました。

Re: 【鈴鹿】チョックストーンの詰まった流れ谷を水にぬれながら直登

Posted: 2018年6月29日(金) 06:23
by わりばし


おはようございます、兔夢さん。

【日 付】2018年6月24日(日)
【山 域】鈴鹿
【コース】流れ谷駐車場7:18---9:00 Co530二股---10:20 Co780二股---11:20釈迦ヶ岳---13:00流れ谷駐車地
【メンバー】単独
昔、そばつると行った事があるはず、と自分のブログを探ると9年前の事でした。
https://blogs.yahoo.co.jp/two2106_hira/ ... C3%AB&sk=0
流レ谷を登って水無谷を下ったのでした。

水無谷を下られましたか。
「鈴鹿の山と谷」の時代は良かったみたいですが今は荒れているようですね。

初めは荒れていたものの最初の滝から連なる8m斜瀑が緑豊かな沢の顔を見せてくれる。CS(チョックストーン)滝が出てきた。右岸には巻き用のトラロープが二本下がっているが、ステミングで水流をまたぎ直登した。
…憶えがない。CSは多分巻いてるな…

当時もトラロープはあったんですかね?
濡れる滝が多くておもしろかったです。

この谷のポイントのひとつの8m滝がすぐにあらわれる。どうにかなりそうな気もするが、左の岩の上部の状態と見えていないその先がどうなっているのかわからない。初めての滝で単独で突入する所ではない。とりあえず右岸を巻いて落ち口に行き、木にスリングを通しロープで懸垂下降して滝下へ。シャントをつけて登り返す。滝下まで落ちないという安心感は大きい。岩の上部はしっかりしており足場や持ち手もあり見た目より安定していた。
憶えがない…巻いたのかな… :roll:
以下、ほぼ内容を覚えてない事が判明しました! :mrgreen:
写真の「登ってない10m」は登ろうかどうしようか迷って巻いた記憶あり!

ここは私の力量では素直にパスしました。
この日は、雨の後で水量もあり冷たくて気持ち良かったです。


読ませていただくとこんなに凄い谷だったっけ?って印象です。
また行ってみたくなりました。

「鈴鹿の山と谷」に酷評されていますが、いい谷ですね。
skywalkさんやタローさんも同じように感じられたようです。

では、また奥美濃のどこかの沢で・・



Re: 【鈴鹿】チョックストーンの詰まった流れ谷を水にぬれながら直登

Posted: 2018年7月01日(日) 07:38
by わりばし
おはようございます、skywalkさん。

私も10日早く登らせてもらいましたが、同じような感想で楽しめました。

skywalkさんのレポ見てたら最後二股で右股に入ったのに。

わりばし さんが書きました: 2018年6月25日(月) 06:49 CS(チョックストーン)滝が出てきた。右岸には巻き用のトラロープが二本下がっているが、ステミングで水流をまたぎ直登した。
あら、すごい!さすがですね。

トラロープの巻きも微妙だなと思ったのもあります。
この谷のポイントのひとつの8m滝がすぐにあらわれる。どうにかなりそうな気もするが、左の岩の上部の状態と見えていないその先がどうなっているのかわからない
私は迷うことなく巻きです。上の方を確認したって登り返そうなんて気にはなりませんわ。

私の力量では単独でこれしかありません。
意外に楽しかったです。

ゴルジュがはじまり最初の滝は正面突破しかなさそうでシャワークライミングで登り奥のCS滝も同じく直登した。
今年は、まだ二本目の沢だったしシャワークライミングなんて苦手だしあまり正面から突っ込みたくないのですが、覚悟を決めて正面から行きました。

ここ行くしかないですよね。
ぬれるしかない滝が多いのも魅力です。
最後は獣道を登っていくと中尾根に出た。ヤブ漕ぎをすることなく登山道に出られたのはラッキーだった。
私は右股で松尾尾根に出ましたが、尾根に出る手前でマムシがトグロを巻いていました。先に気が付いたので良かったですが、知らずにいっていたら・・左股も楽に行けそうですね。
流れ谷は蚤の市で掘り出し物を見つけた時のような期待以上のものがありました。

左股は稜線直下まで水が流れ楽です。
確かにいい見つけ物で楽しかったです。
またどこかの沢で・・

Re: 【鈴鹿】チョックストーンの詰まった流れ谷を水にぬれながら直登

Posted: 2018年7月03日(火) 00:39
by 宮指路
わりばしさん、こんばんは

もしこんな深夜に起きているならベルギー戦の待機でしょうか?

さて、流れ谷は昨年の9月に初めて登りました。他の方のレポを読んで初級レべル上くらいだったので私一人でも何とかなると思いました。
最初のCS滝は直登を試みましたが行けそうで行けなくて大事を取って巻きました。
次の8m滝は諦めて巻いたと思います。一人の場合、ちょっと厳しいと思ったら引き返すことも考えて最初に巻くルートがあるかどうかも検討します。
その後の上部は難しい所はなく、結構楽しめたと思います。
木が倒れ込んでいた滝を越えてからはゴーロになって滝らしい滝はなかったと思います。

今週、土日はお天気もイマイチなのでどこかの沢に行きたいなと思っています。

                                                                      宮指路

Re: 【鈴鹿】チョックストーンの詰まった流れ谷を水にぬれながら直登

Posted: 2018年7月04日(水) 06:07
by わりばし
おはようございます、宮指路さん。

もしこんな深夜に起きているならベルギー戦の待機でしょうか?

ベルギー戦見ましたよ。いい試合でした。

さて、流れ谷は昨年の9月に初めて登りました。他の方のレポを読んで初級レべル上くらいだったので私一人でも何とかなると思いました。
最初のCS滝は直登を試みましたが行けそうで行けなくて大事を取って巻きました。
次の8m滝は諦めて巻いたと思います。一人の場合、ちょっと厳しいと思ったら引き返すことも考えて最初に巻くルートがあるかどうかも検討します。
その後の上部は難しい所はなく、結構楽しめたと思います。
木が倒れ込んでいた滝を越えてからはゴーロになって滝らしい滝はなかったと思います。

ぬれながら直登できる滝も多く、いい谷でした。
近くに手ごろな沢があるのはいいですね。


今週、土日はお天気もイマイチなのでどこかの沢に行きたいなと思っています。

今週末の天気はどうなるんでしょうね。

そういや、スノー衆の参加資格が変わったの知ってます?                                          宮指路さんもレポ上げないと参加できませんよ。
宮指路さんにとっては高いハードルではないでしょうが・・ :mrgreen: