【奥美濃】癒しの谷かそれとも…蕎麦粒山・銚子谷
Posted: 2018年6月19日(火) 23:03
2018年6月16日(土)晴れ
奥美濃 蕎麦粒山・銚子谷 単独 駐車地9:05ーホハレ峠9:20ー
銚子谷出合10:00~15ー銚子滝11:15ー
休憩11:30~12:20ー
稜線13:25~35ー駐車地14:40
同行予定だったそばつるがぎっくり腰らしい。
急に単独行になり、さみしさを感じる。
以前なら一人でも平気だったのに…。
歳を重ねたせいなのか、
それともパーティでの山行が多くなったからなのか。
心持ちとは裏腹に梅雨とは思われない能天気な青空が広がる。
ホハレ峠までの林道は上部が以前から荒れている。
昨年はそこを何とか車で登っていった。
しかし、今回は緊張する運転を嫌って
かなり手前の道路脇に駐車した。
峠まで歩く事15分。
峠からは木漏れ日の樹林に囲まれた踏み跡を下っていく。
もう見慣れた風景でいろんな思い出が刻まれている。
予定通り40分で銚子谷の出合に着く。
平凡な流れに昨年に続いて二度目の足を踏み入れた。
しばらくはこれといった特徴がない。
穏やかで美しい流れが続くというのが適当だろう。
川面に映る森の影が流れに揺らめいている。
幾つもの小さな滝が時折アクセントを付ける。
ひとつ目の二俣を越えると小さな滑滝、
その先には上に倒木が横たわる3m。
流芯を直登。
濡れるのが気持ちいい。 左岸にワサビの群生を見る。
下流部での群生としては大きい。
その先にゴルジュが現われた。
深い渕の左右は立っている。
巻けない事はないがここは渕に入ってみる事にした。
腰高の深さでなんとか渡りきる事ができた。
その先に斜めに流れるチョックストーン4m。
昨年は挟まった岩の下を潜り抜けて流芯をいったが
今回は右壁のバンドを伝って越えていく。
次に現われた二条3mは快適に直登。
すぐに二俣に出て不図右手を見れば…
この谷最大の滝、銚子滝・17m。
近づけば谷中をミストが覆う。
正面から見るとこの滝は確かに「銚子」の形をしている。 昨年は二俣を左へ進みP1075を目指した。
今回は銚子滝がかかる右俣を歩く予定。
二俣の間の小尾根を急登。
なるべく落口近くに出ようと登っていると
高みに出てしまった。
少し上流部に移動して低くなったところから河床に下りる。
落口の手前に3mの滝があった。
上流に向かうと谷がクランクしていた。
このあたり、樹林の雰囲気がいい。
日溜まりに荷物を広げて大休止をとった。 休憩地の先は小滝が幾つか現われる。
気持ちよく進むと急にぐっと沢が巾を狭め両岸が立った。
細くて黒いゴルジュだ。
すぐに右へ屈曲していて先がわからない。
越えられない大滝が現われたら嫌だなと思いながら
恐るおそる足を踏み入れた。
思いがけないものの登場に心中ワクワクしていた事も否めない。
屈曲した先には2mほどの滝がかかっていた。
後戻りできる事を確認して登っていく。
その先に現われる同規模の滝も同じように確認しながら越えていく。 最後に4mを際どいステミングで越えていくと
左へ屈曲して小滝が二つ。
結局、越えられない様な滝は現われなかった。
ゴルジュを抜けた先には緑が広がった。
沢グルミの森が疲れた心身を癒してくれる。 明るい沢筋が続き、三俣、そして二俣と過ぎて徐々に斜度を増す。
ガレてきたな、と思ったら林道跡に出た。
と言っても既に林道の体はなしていない。
この林道を歩いてホハレ峠に向かう事も考えていたが
かなりきつそうだ。
続く沢を辿って稜線にあがることにした。
途中から沢筋が怪しくなり小尾根の薮を漕いでいく。
登り着いたのはニシマタ谷へのジャンクションから西の鞍部。
笹薮がやや濃いところだった。
ホハレ峠までに至るこの尾根はもう何度目になるのか。
しばらくはやや薮が深い。
しかし、ピークを過ぎると意外と歩きやすい。
樹間からのぞくその名の通りの山容をした烏帽子岳が印象的だった。
この尾根の中盤はブナ林がなかなかいい。
獣道がプロムナードのようになったところもあって癒される空間だ。
ずっと続けばいいのだが
この先で林道跡に下りるとどっと疲れが押し寄せる。
奥美濃 蕎麦粒山・銚子谷 単独 駐車地9:05ーホハレ峠9:20ー
銚子谷出合10:00~15ー銚子滝11:15ー
休憩11:30~12:20ー
稜線13:25~35ー駐車地14:40
同行予定だったそばつるがぎっくり腰らしい。
急に単独行になり、さみしさを感じる。
以前なら一人でも平気だったのに…。
歳を重ねたせいなのか、
それともパーティでの山行が多くなったからなのか。
心持ちとは裏腹に梅雨とは思われない能天気な青空が広がる。
ホハレ峠までの林道は上部が以前から荒れている。
昨年はそこを何とか車で登っていった。
しかし、今回は緊張する運転を嫌って
かなり手前の道路脇に駐車した。
峠まで歩く事15分。
峠からは木漏れ日の樹林に囲まれた踏み跡を下っていく。
もう見慣れた風景でいろんな思い出が刻まれている。
予定通り40分で銚子谷の出合に着く。
平凡な流れに昨年に続いて二度目の足を踏み入れた。
しばらくはこれといった特徴がない。
穏やかで美しい流れが続くというのが適当だろう。
川面に映る森の影が流れに揺らめいている。
幾つもの小さな滝が時折アクセントを付ける。
ひとつ目の二俣を越えると小さな滑滝、
その先には上に倒木が横たわる3m。
流芯を直登。
濡れるのが気持ちいい。 左岸にワサビの群生を見る。
下流部での群生としては大きい。
その先にゴルジュが現われた。
深い渕の左右は立っている。
巻けない事はないがここは渕に入ってみる事にした。
腰高の深さでなんとか渡りきる事ができた。
その先に斜めに流れるチョックストーン4m。
昨年は挟まった岩の下を潜り抜けて流芯をいったが
今回は右壁のバンドを伝って越えていく。
次に現われた二条3mは快適に直登。
すぐに二俣に出て不図右手を見れば…
この谷最大の滝、銚子滝・17m。
近づけば谷中をミストが覆う。
正面から見るとこの滝は確かに「銚子」の形をしている。 昨年は二俣を左へ進みP1075を目指した。
今回は銚子滝がかかる右俣を歩く予定。
二俣の間の小尾根を急登。
なるべく落口近くに出ようと登っていると
高みに出てしまった。
少し上流部に移動して低くなったところから河床に下りる。
落口の手前に3mの滝があった。
上流に向かうと谷がクランクしていた。
このあたり、樹林の雰囲気がいい。
日溜まりに荷物を広げて大休止をとった。 休憩地の先は小滝が幾つか現われる。
気持ちよく進むと急にぐっと沢が巾を狭め両岸が立った。
細くて黒いゴルジュだ。
すぐに右へ屈曲していて先がわからない。
越えられない大滝が現われたら嫌だなと思いながら
恐るおそる足を踏み入れた。
思いがけないものの登場に心中ワクワクしていた事も否めない。
屈曲した先には2mほどの滝がかかっていた。
後戻りできる事を確認して登っていく。
その先に現われる同規模の滝も同じように確認しながら越えていく。 最後に4mを際どいステミングで越えていくと
左へ屈曲して小滝が二つ。
結局、越えられない様な滝は現われなかった。
ゴルジュを抜けた先には緑が広がった。
沢グルミの森が疲れた心身を癒してくれる。 明るい沢筋が続き、三俣、そして二俣と過ぎて徐々に斜度を増す。
ガレてきたな、と思ったら林道跡に出た。
と言っても既に林道の体はなしていない。
この林道を歩いてホハレ峠に向かう事も考えていたが
かなりきつそうだ。
続く沢を辿って稜線にあがることにした。
途中から沢筋が怪しくなり小尾根の薮を漕いでいく。
登り着いたのはニシマタ谷へのジャンクションから西の鞍部。
笹薮がやや濃いところだった。
ホハレ峠までに至るこの尾根はもう何度目になるのか。
しばらくはやや薮が深い。
しかし、ピークを過ぎると意外と歩きやすい。
樹間からのぞくその名の通りの山容をした烏帽子岳が印象的だった。
この尾根の中盤はブナ林がなかなかいい。
獣道がプロムナードのようになったところもあって癒される空間だ。
ずっと続けばいいのだが
この先で林道跡に下りるとどっと疲れが押し寄せる。