【台高】新緑眩い北股川から池木屋山
Posted: 2018年5月16日(水) 22:18
【日 付】2018年5月12日(土)
【山 域】台高山脈 池木屋山周辺
【天 候】晴れ
【コース】北股川林道駐車地8:08---8:46本流出合---9:29三俣9:48---11:35木屋池13:00---13:06池木屋山---
13:36ホウキガ峰---14:41尾根分岐14:56---15:42本流16:07--16:29-駐車地
どこまで続くのかと思うほど長い北股川林道を進んでいると、やけにゆっくり走っている先行車に追いついた。
どこかで抜かせてくれるだろうと思っていたがその素振りもない。突然先行車が止まって運転手が降りてきた。
因縁をつけられるのかと身構えたが、顔を見るとなんとピッコロさんだった。当然助手席にはケルトさんの姿も
ある。昨秋、川上の道の駅で出会ったのに続いてのバッタリだ。
北股川本谷を訪れるのは10年振りだ。尾根から赤倉山経由で周回するというPK(PC?)コンビと駐車地で分かれて
出発。林道から谷へ下りて本流を歩き始めたが、見覚えのない堰堤が現われた。10年経つと新しい堰堤もできる
のかと思いながら先へ進むと、またも堰堤にぶつかった。よく考えればさっきの堰堤の建造年は平成15年だった。
「やってまった~」である。林道からの下降点が早過ぎたのだった。
出発前にピッコロさんと、ドラムカンが目印だと話していたのを無視して下りてしまった。道理で踏み跡が薄か
ったはずだ。気を取り直して登ってきた谷を戻り、今度は本流に下り立った。何度も来ているのに情けない話だ。
今シーズンの初沢として選んだ北股川はやさしい流れが続く。いくつかの滝が現われものの巻きも簡単で、ゴ
ルジュ地形のない明るい谷だ。
水はまだ冷たいので、今日はひざから上は浸からないようにしよう。と思っていたら、何気なく石に置いた足が
ツルッと滑って前のめりに転倒。前半身がずぶ濡れになってしまった。本日2度目の「やってまった」である。
木漏れ日にきらめく流れは美しく、原生のままと思われる林相は豊かで、癒しの谷をのんびり歩くのは初沢に
ふさわしい。やや水量が多いので、いつもならシャワーで突破できる滝もおとなしく巻いた。
実に雰囲気のいい三俣を過ぎて、最後の二俣を右に取ると早くも水流が無くなった。あわてて炊事用の水を汲
んで、水の切れたガラ谷を進む。最後まで谷筋を詰めてもあまり意味がないので、左手の浅い谷地形を登る。
ここは傾斜もそこそこで歩きやすい。20年ほど前に初めて北股川を訪れた時に下った場所だと思い出した。
詰め上がったところがちょうど木屋池だ。池と言っても水はほとんど干上がっている。池木屋山頂はすぐそこ
だが、こちらの方が落ち着けるのでランチタイムとしよう。ブナの木の下に腰を降ろすと、そよそよと吹く風が
心地よい。
あまり冷たくないビールを飲んでいるとPKコンビがやってきた。彼らも隣でモスキートネットを張ってランチ
タイム。単独の時のランチでそばに人がいるというのは滅多にないことだ。
ここからのコースは彼らと同じである。池木屋山からホウキガ峰を経て、弥次平峰の手前で北の尾根を本流に
下るというものだ。一緒に歩くというわけでもなく、こちらが先行して彼らが追い付くというパターン。
尾根上はシャクナゲロードだった。咲き始めたシロヤシオも花を添えるが、満開にはまだまだ。ヤマツツジや咲
き残りのアケボノツツジもあり、豊かなブナ林やヤセ尾根と道具立ての揃った楽しい縦走路だ。
ただ池木屋山までと違って歩く人が少ないのか、踏み跡が怪しいところもある。
弥次平峰を往復する気もなくなり、尾根の分岐で休んでいるとPKコンビがやってきた。北へ向かう尾根は以前
登りで一度使っている。尾根の末端では右のクズレ谷と本流の出合へ下りるつもりだったが、ピッコロさんによ
ると左寄りに下るルートがあるらしい。それを使えば本流へ下りたところから右岸の山道に乗ることができて、
本流の渡渉を繰り返す必要がない。但し、あまり左に寄り過ぎると本流のゴルジュ帯にぶつかってしまう。
その情報を信じて尾根の途中から左へ。確かにテープが付けられている。さすがに最後は急だが問題なく本流
の河原に着地。これは正解だった。ただ、最後の着地点で右に振ってしまい、倒木のアスレチックを楽しむ羽目に。
ここでまたまた追い付いてきたPKコンビと駐車地に戻る。再来週のやぶオフでの再会を約して別れた。
山日和
【山 域】台高山脈 池木屋山周辺
【天 候】晴れ
【コース】北股川林道駐車地8:08---8:46本流出合---9:29三俣9:48---11:35木屋池13:00---13:06池木屋山---
13:36ホウキガ峰---14:41尾根分岐14:56---15:42本流16:07--16:29-駐車地
どこまで続くのかと思うほど長い北股川林道を進んでいると、やけにゆっくり走っている先行車に追いついた。
どこかで抜かせてくれるだろうと思っていたがその素振りもない。突然先行車が止まって運転手が降りてきた。
因縁をつけられるのかと身構えたが、顔を見るとなんとピッコロさんだった。当然助手席にはケルトさんの姿も
ある。昨秋、川上の道の駅で出会ったのに続いてのバッタリだ。
北股川本谷を訪れるのは10年振りだ。尾根から赤倉山経由で周回するというPK(PC?)コンビと駐車地で分かれて
出発。林道から谷へ下りて本流を歩き始めたが、見覚えのない堰堤が現われた。10年経つと新しい堰堤もできる
のかと思いながら先へ進むと、またも堰堤にぶつかった。よく考えればさっきの堰堤の建造年は平成15年だった。
「やってまった~」である。林道からの下降点が早過ぎたのだった。
出発前にピッコロさんと、ドラムカンが目印だと話していたのを無視して下りてしまった。道理で踏み跡が薄か
ったはずだ。気を取り直して登ってきた谷を戻り、今度は本流に下り立った。何度も来ているのに情けない話だ。
今シーズンの初沢として選んだ北股川はやさしい流れが続く。いくつかの滝が現われものの巻きも簡単で、ゴ
ルジュ地形のない明るい谷だ。
水はまだ冷たいので、今日はひざから上は浸からないようにしよう。と思っていたら、何気なく石に置いた足が
ツルッと滑って前のめりに転倒。前半身がずぶ濡れになってしまった。本日2度目の「やってまった」である。
木漏れ日にきらめく流れは美しく、原生のままと思われる林相は豊かで、癒しの谷をのんびり歩くのは初沢に
ふさわしい。やや水量が多いので、いつもならシャワーで突破できる滝もおとなしく巻いた。
実に雰囲気のいい三俣を過ぎて、最後の二俣を右に取ると早くも水流が無くなった。あわてて炊事用の水を汲
んで、水の切れたガラ谷を進む。最後まで谷筋を詰めてもあまり意味がないので、左手の浅い谷地形を登る。
ここは傾斜もそこそこで歩きやすい。20年ほど前に初めて北股川を訪れた時に下った場所だと思い出した。
詰め上がったところがちょうど木屋池だ。池と言っても水はほとんど干上がっている。池木屋山頂はすぐそこ
だが、こちらの方が落ち着けるのでランチタイムとしよう。ブナの木の下に腰を降ろすと、そよそよと吹く風が
心地よい。
あまり冷たくないビールを飲んでいるとPKコンビがやってきた。彼らも隣でモスキートネットを張ってランチ
タイム。単独の時のランチでそばに人がいるというのは滅多にないことだ。
ここからのコースは彼らと同じである。池木屋山からホウキガ峰を経て、弥次平峰の手前で北の尾根を本流に
下るというものだ。一緒に歩くというわけでもなく、こちらが先行して彼らが追い付くというパターン。
尾根上はシャクナゲロードだった。咲き始めたシロヤシオも花を添えるが、満開にはまだまだ。ヤマツツジや咲
き残りのアケボノツツジもあり、豊かなブナ林やヤセ尾根と道具立ての揃った楽しい縦走路だ。
ただ池木屋山までと違って歩く人が少ないのか、踏み跡が怪しいところもある。
弥次平峰を往復する気もなくなり、尾根の分岐で休んでいるとPKコンビがやってきた。北へ向かう尾根は以前
登りで一度使っている。尾根の末端では右のクズレ谷と本流の出合へ下りるつもりだったが、ピッコロさんによ
ると左寄りに下るルートがあるらしい。それを使えば本流へ下りたところから右岸の山道に乗ることができて、
本流の渡渉を繰り返す必要がない。但し、あまり左に寄り過ぎると本流のゴルジュ帯にぶつかってしまう。
その情報を信じて尾根の途中から左へ。確かにテープが付けられている。さすがに最後は急だが問題なく本流
の河原に着地。これは正解だった。ただ、最後の着地点で右に振ってしまい、倒木のアスレチックを楽しむ羽目に。
ここでまたまた追い付いてきたPKコンビと駐車地に戻る。再来週のやぶオフでの再会を約して別れた。
山日和