【湖北】八草トンネル東口から金糞岳北尾根
Posted: 2018年2月25日(日) 22:09
先週、土蔵岳への登りの途中に見た金糞岳北尾根は長大で、その存在感は登降意欲をかきたてるに十分だった。この時点で次の目標を北尾根に固定した。せっかく高い高速道路代とガソリン代を払って行くのだから、1日目金糞岳北尾根、2日目大ダワから土蔵岳を歩くことにして、車中泊の準備をする。
土曜日の天気予報は午前中晴れ、午後は曇りなので、少なくとも午前中はピーカンの快適な尾根歩きを楽しめるに違いない。
【 日 付 】2018年2月24日(土) 【 山 域 】伊吹山地 金糞岳
【メンバー】単独 【 天 候 】曇り時々雪 【 ルート 】八草トンネル東口 6:20 --- 7:16 橋 --- 8:24 北尾根 co875m --- 11:00 金糞岳 11:24 --- 12:12 昼食 13:05 --- 14:11 橋 --- 14:50八草トンネル東口
朝4時前に自宅を出発、2時間ほどで八草トンネル東口に着いた。空には星が綺麗に輝いている。いい天気になりそうだ。出発準備をしている間に明るくなって来たので、出発。
除雪でできた雪の山の上にはたくさんの足跡がついている。先週の足跡だろう。集団のトレースはすぐ横の斜面を登っている。一瞬このトレースを追おうかという誘惑に駆られるが、やっぱり当初の予定通りのコースを行くことにする。橋を渡った林道上にもスノーシューのトレースがあったが、雪崩跡の手前で消えていた。そのあとはトレースはない。林道上には雪崩による滑り台はあったが、危険なものはなく、容易に越えることができた。全体的には歩きやすい林道を言っていいだろう。
2キロほど歩くと地図には記載されていない橋があるはずなのだ。おっとっと、そんなことを書いているうちに橋を通り過ぎてしまったようだ。少し引き返して林道が右折するところのカーブミラーのところを入ると左のほうに橋が見えた。橋の上には欄干のかなり上まで雪が積もっているが、幅が十分にあるので危険なことはない。 橋を渡ってすぐの斜面に取り付く。しばらくは急登。まあ、これくらいはスノー衆で鍛えられているのでどうということはない。後ろには明日歩く予定の大ダワから土蔵岳の稜線が綺麗に見えている。 しばらく登ると痩せ尾根。雪庇が発達しているので、雪庇を踏み抜かないことだけを気をつけて突破する。 橋から1時間ほどで北尾根の875m標高点あたりに出た。駐車地からここまで約2時間。まあいいペースだろう。ここで栄養補給のため大休止。朝、晴れていた空は曇り空に変わっている。天気が予報より早く動いているのだろうか。 稜線上にはまったくトレースなし。先週の女性はここまで来たのだろうか。あるいは途中で引き返したのか。時刻はまだ8時半。3時間ほどで上に着くだろうか。稜線上はブナ林になっていて雰囲気がいい。長い稜線だが、ルンルン気分で歩いて行く。
1050m付近で、金糞岳ピークを見つける。あと1時間ほどで着くだろう。標高が高くなるにつれて大きな木がなくなり、白銀の稜線になる。ピーカンだったら綺麗だろうなと思いながら歩くが、それは贅沢というものだろう。 ピーク手前で白倉岳頂上に単独者の人影を発見。こっちに歩いてくるようだ。11時、頂上着。冷たい風が吹いている。風を避けるため南斜面を少し降りて休憩する。手袋を脱いだ指の感覚がなくなってくる。どうもここで昼食は無理なようだ。頂上に戻ると山スキーの単独者がいた。さっき白倉岳にいた人だろう。しょっちゅう山スキーをやっているらしく、顔が十分に雪焼けしている。下山後にわかったが、ヤマレコでよくこの辺りのレポを出しているsocksさんだった。実はこのコースはsocksさんの最近のレポを参考にして決めたのだ。そうと分かっていれば参考にさせてもらったお礼を言っとけばよかった。 まだ時間も早いので少し下ってから昼食にしよう。降り始めたら左足の太ももの筋肉が攣った。冷えたせいだろう。去年のスノー衆での山日和さんの足の痙攣事件を一瞬思い出したが、特効薬を飲んだらすぐに痙攣は収まった。よかった、まだ山日和さんのようなシャブ中にはなっていないようだ。 下りは早い。1025m付近まで下り、風を避けられる窪地に陣取って昼食にする。メニューは今日も餅入りおでん。昼食が終わったら雪が降っており、ガスが出ている。自分のトレースもだんだん消えつつあるようだ。トレースが完全に消えないうちに下山することにしよう。
トレースを忠実に辿って、1時間ほどで橋に下山。あとは林道を辿って駐車地に戻るだけだ。林道上には朝にはなかったワカンのトレースがついている。林道から右下眼下に見える沢床は鉄錆色で、金糞岳という名前の由来がすぐに分かった。土倉鉱山を始め、この辺りの地層には色々な鉱物資源が含まれているのだろう。
水をたっぶり含んだ林道の雪は重く、駐車地に戻る頃にはすっかり足が疲れてしまった。明日も曇りの予報で、この状況だとあまりいい天気は望めないだろう。明日の予定をキャンセルして帰宅することにする。姉川温泉で汗を流し、帰宅する。ピーカンではなかったが、以前から気になっていた金糞岳北尾根を歩くことができてよかった。
土曜日の天気予報は午前中晴れ、午後は曇りなので、少なくとも午前中はピーカンの快適な尾根歩きを楽しめるに違いない。
【 日 付 】2018年2月24日(土) 【 山 域 】伊吹山地 金糞岳
【メンバー】単独 【 天 候 】曇り時々雪 【 ルート 】八草トンネル東口 6:20 --- 7:16 橋 --- 8:24 北尾根 co875m --- 11:00 金糞岳 11:24 --- 12:12 昼食 13:05 --- 14:11 橋 --- 14:50八草トンネル東口
朝4時前に自宅を出発、2時間ほどで八草トンネル東口に着いた。空には星が綺麗に輝いている。いい天気になりそうだ。出発準備をしている間に明るくなって来たので、出発。
除雪でできた雪の山の上にはたくさんの足跡がついている。先週の足跡だろう。集団のトレースはすぐ横の斜面を登っている。一瞬このトレースを追おうかという誘惑に駆られるが、やっぱり当初の予定通りのコースを行くことにする。橋を渡った林道上にもスノーシューのトレースがあったが、雪崩跡の手前で消えていた。そのあとはトレースはない。林道上には雪崩による滑り台はあったが、危険なものはなく、容易に越えることができた。全体的には歩きやすい林道を言っていいだろう。
2キロほど歩くと地図には記載されていない橋があるはずなのだ。おっとっと、そんなことを書いているうちに橋を通り過ぎてしまったようだ。少し引き返して林道が右折するところのカーブミラーのところを入ると左のほうに橋が見えた。橋の上には欄干のかなり上まで雪が積もっているが、幅が十分にあるので危険なことはない。 橋を渡ってすぐの斜面に取り付く。しばらくは急登。まあ、これくらいはスノー衆で鍛えられているのでどうということはない。後ろには明日歩く予定の大ダワから土蔵岳の稜線が綺麗に見えている。 しばらく登ると痩せ尾根。雪庇が発達しているので、雪庇を踏み抜かないことだけを気をつけて突破する。 橋から1時間ほどで北尾根の875m標高点あたりに出た。駐車地からここまで約2時間。まあいいペースだろう。ここで栄養補給のため大休止。朝、晴れていた空は曇り空に変わっている。天気が予報より早く動いているのだろうか。 稜線上にはまったくトレースなし。先週の女性はここまで来たのだろうか。あるいは途中で引き返したのか。時刻はまだ8時半。3時間ほどで上に着くだろうか。稜線上はブナ林になっていて雰囲気がいい。長い稜線だが、ルンルン気分で歩いて行く。
1050m付近で、金糞岳ピークを見つける。あと1時間ほどで着くだろう。標高が高くなるにつれて大きな木がなくなり、白銀の稜線になる。ピーカンだったら綺麗だろうなと思いながら歩くが、それは贅沢というものだろう。 ピーク手前で白倉岳頂上に単独者の人影を発見。こっちに歩いてくるようだ。11時、頂上着。冷たい風が吹いている。風を避けるため南斜面を少し降りて休憩する。手袋を脱いだ指の感覚がなくなってくる。どうもここで昼食は無理なようだ。頂上に戻ると山スキーの単独者がいた。さっき白倉岳にいた人だろう。しょっちゅう山スキーをやっているらしく、顔が十分に雪焼けしている。下山後にわかったが、ヤマレコでよくこの辺りのレポを出しているsocksさんだった。実はこのコースはsocksさんの最近のレポを参考にして決めたのだ。そうと分かっていれば参考にさせてもらったお礼を言っとけばよかった。 まだ時間も早いので少し下ってから昼食にしよう。降り始めたら左足の太ももの筋肉が攣った。冷えたせいだろう。去年のスノー衆での山日和さんの足の痙攣事件を一瞬思い出したが、特効薬を飲んだらすぐに痙攣は収まった。よかった、まだ山日和さんのようなシャブ中にはなっていないようだ。 下りは早い。1025m付近まで下り、風を避けられる窪地に陣取って昼食にする。メニューは今日も餅入りおでん。昼食が終わったら雪が降っており、ガスが出ている。自分のトレースもだんだん消えつつあるようだ。トレースが完全に消えないうちに下山することにしよう。
トレースを忠実に辿って、1時間ほどで橋に下山。あとは林道を辿って駐車地に戻るだけだ。林道上には朝にはなかったワカンのトレースがついている。林道から右下眼下に見える沢床は鉄錆色で、金糞岳という名前の由来がすぐに分かった。土倉鉱山を始め、この辺りの地層には色々な鉱物資源が含まれているのだろう。
水をたっぶり含んだ林道の雪は重く、駐車地に戻る頃にはすっかり足が疲れてしまった。明日も曇りの予報で、この状況だとあまりいい天気は望めないだろう。明日の予定をキャンセルして帰宅することにする。姉川温泉で汗を流し、帰宅する。ピーカンではなかったが、以前から気になっていた金糞岳北尾根を歩くことができてよかった。